JPH0633447A - 地盤改良工法 - Google Patents

地盤改良工法

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JPH0633447A
JPH0633447A JP21227492A JP21227492A JPH0633447A JP H0633447 A JPH0633447 A JP H0633447A JP 21227492 A JP21227492 A JP 21227492A JP 21227492 A JP21227492 A JP 21227492A JP H0633447 A JPH0633447 A JP H0633447A
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drilling
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昌平 千田
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正之 黒沢
Toshiyoshi Gotou
年芳 後藤
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DOBOKU KENKYU CENTER
KUROSAWA TEKKO KK
ZENITAKAGUMI KK
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Zenitaka Corp
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Nittoc Constructions Co Ltd
Okumura Corp
Konoike Construction Co Ltd
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Kato Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】地盤1中にソイルセメントコラムを形成するに
際し、削孔23を掘削するプロセスで排出される掘削土
壌の排出、及び、混合プラントに於ける改良土形成の圧
送プロセスでの輸送をし易くするようにする。 【構成】地盤1に対し削孔23をオーガー4により掘削
するに際し、注水を行いながら掘削土壌をスラリー化
し、掘削がし易く混合プラント7に対する圧送ポンプを
介しての輸送がスムーズに抵抗なく行われ、又、該混合
プラント7に於て改良材のセメントと掘削土壌スラリー
との混合攪拌がし易く、又、オーガー4のスイーベルジ
ョイント12へのパイプ、又は、ホース11' を介して
の輸送が抵抗が少く、低動力で行われるようにし、改良
土(混練土)14の密度比重が均質化され、設計通りの
信頼性の高いソイルセメントコラムが形成されるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、軟弱地盤の強度アッ
プや地盤中に基礎杭等を構築する地盤改良の技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、山間部が多く、入りくんだ
長い海岸線に迫って平野部が狭隘である我が国の地勢条
件にあっては、国土の有効利用は極めて重要であり、特
に、農耕地は勿論のこと、住宅地,各種産業施設の設置
に必要な平野部は限られていることから、遠浅海岸,河
川,湖沼の流域等の軟弱地盤の強度をアップする地盤改
良や地盤中にソイルセメントコラム等の基礎杭等の構築
物を形成させて充分な強度にするような地盤改良技術は
基礎産業として建設工事中でも重要であり、旧くから各
種の工事の研究開発がなされて実用化されており、現在
もその研究が猶続けられており、そして、常にさまざま
な改良すべき問題も発生している。
【0003】而して、地盤改良においてはケーシングパ
イプを用いる態様もあるが、シャンクにスパイラルフイ
ンを固設したオーガーを用いて削孔を掘削する態様が広
く用いられており、掘削して得られた削孔中にセメント
を混入した改良土(混練土)を充填して置換的にソイル
セメントコラム等の地中構造物を形成し、地盤強度をア
ップするような施工が広く用いられている。
【0004】例えば、図10に示す様な施工態様におい
て、地盤1の所定部位にクローラタイプの台車2を搬入
セットし、そのリーダー3に沿ってオーガー4を吊設
し、駆動装置5により回転作用と押圧力を与えて掘削
し、掘削土壌をベルトコンベヤ6を介し搬送し、混合プ
ラント7の土砂ホッパによりサイロ8からの固化材とし
てのセメント、及び、水タンク9からの水を加えて混合
攪拌させ圧送ポンプ10によりパイプ、又は、ホース1
1を介しオーガー4の上部のスイーベルジョイント12
を介しシャンク13内を圧送させてオーガー4の上昇す
る過程で該オーガー4の先端から圧出し、掘削土壌と置
換的に充填して改良土14として経時的に固化させてソ
イルセメントコラムを形成するようにしている態様があ
る。
【0005】当該プロセスにおいて、掘削する掘削土壌
の排土15はオーガー4の回転により、上昇して排出す
るプロセスで塊状で排土される場合があり、したがっ
て、ベルトコンベヤ6により混合プラント7に供給され
た状態でも壊砕され難く、セメント等と混合されるプロ
セスでも均一分散混合状態になり難く、圧送ポンプ10
によるパイプ、又は、ホース11を介してのスイーベル
ジョイント12によりシャンク13内へ圧送されるプロ
セスでも流動性が悪く、したがって、圧送抵抗が高く、
圧送ポンプ10やオーガー4の駆動装置5に負荷がかか
り、装置プラントにオーバーロードがかかり易く、それ
だけ、保守点検整備にも煩瑣な作業を要し、コスト高に
なるばかりでなく、工期が長びき、施工能率も悪く、形
成されたソイルセメントコラム等の品質や精度にも悪影
響が出かねないという不具合があった。
【0006】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくさまざまな地盤改良工事におけるオーガーによる
掘削排土と改良剤との混合攪拌の問題点を解決すべき技
術的課題とし、オーガーによる削孔掘削のプロセスにて
掘削土壌のスラリー化を図り、該掘削土壌を壊砕すると
共に、流動性を良くし、改良材との混合攪拌プロセスに
対し供給し、又、該改良材との混合攪拌を容易にし、更
に、装置プラントの動力を低減させ、スムーズな掘削輸
送が行われ設計通りの高精度の地中構造物や地盤改良が
行われるようにして建設産業における土木技術利用分野
に益する優れた地盤改良工法を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、軟弱地盤の改良や当該
地盤中に基礎杭等の地中構造物を形成して当該地盤強度
をアップし軟弱地盤改良を行うに際し当該地盤の所定部
位に搬入した台車のリーダーに沿ってオーガーを吊設
し、所定に駆動して削孔を掘削し、掘削土壌を混合プラ
ントに輸送してセメント等の改良材と混合攪拌して改良
土(混練土)とし、スラリー状にしてオーガーのスイー
ベルジョイントに逆送してシャンク内を通し、削孔中の
掘削土と置換的に充填させて経時的に固化させるに際
し、オーガーにより削孔掘削を行うに際し、オーガーの
シャンク下端部から水を送給して削孔を助勢すると共に
削孔中の掘削土壌とオーガーにより混合攪拌してスラリ
ー化させ、流動性をもたせて排土し易くし、該排土はス
ラリー化による流動性を介し輸送ポンプによりパイプ、
又は、ホース等を介し混合プラントに輸送され、セメン
ト等の改良材等と水との最適混合比で混合攪拌され、そ
の際、排土がスラリー化されていることにより、改良材
との混合攪拌がより均一分散状態で行われて改良土(混
練土)とされ、圧送ポンプにより、パイプ、又は、ホー
スを介しオーガーのスイーベルジョイントを介しそのシ
ャンク内に圧送されるプロセスにおいても、適度な流動
性の故にスムーズに輸送され、又は、ホースや圧送ポン
プ、及び、スイーベルジョイントの損耗を少くし、オー
ガーのシャンクから掘削土壌内へ噴出され削孔の崩壊を
防ぎ、良好な置換を介し充填されるプロセスでも均一分
散状態にされ、経時的に確実な高精度のソイルセメント
コラム基礎杭等が形成されるようにした技術的手段を講
じたものである。
【0008】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図1、乃
至、図9に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0009】尚、図10と同一態様部分は同一符号を用
いて説明するものとする。
【0010】図示実施例は軟弱地盤の改良において、先
行掘削による削孔土壌を削孔部位とは別の部位に設置さ
れたバッチャープラントに於て改良材としてのセメント
と混合攪拌して改良土(混練土)とし、再び、当該削孔
内に圧送充填して削孔土壌と置換的に充填させて経時的
に固化させ、ソイルセメントコラムを形成させる態様で
あり、当該改良対象地盤1の所定部位に図3に示す様
に、図10の在来態様同様に、所定の台車2を搬入セッ
トし、併せて、該台車2にその所定範囲内に近接して混
合プラント7を設置し、図1,図2,図3,図4に示す
オーガー4を台車2のリーダー3に沿って吊設し、上部
の所定の静圧付与、及び、回転駆動付与装置5により供
されて所定に削孔を掘削し、掘削土壌を排土プラント6
' を介し固った土壌を壊砕、又は、分離除去した後、パ
イプ、又は、ホース輸送により流量計16を介し混合プ
ラント7の所定の混合攪拌槽17にてサイロ8からの改
良材としてのセメントを供給装置18を介しミキサーに
より均一に混合攪拌して圧送ポンプ10' を介し、パイ
プ、又は、ホース11' によりオーガー4の上部に設け
られたスイーベルジョイント12を介し、該オーガー4
のシャンク13' に圧送し、その先端のノズル45より
改良土14のジェットを削孔土壌内に置換的に充填して
改良土14の基礎杭を形成するようにした施工を行うも
のであり、オーガー4は図1,図2の上部オーガー4'
と図3,図4に示す下部オーガー4''から成り、該上部
オーガー4' は上端部のスイーベルジョイント12と接
合する連結穴48を有するジョイント41に接続する内
部に輸送通路を有する中空タイプのシャンク13' はそ
の下端に連結穴48を有する下部ジョイント42を増径
状にして一体的に有し上端から下端にかけ1条スクリュ
ウのスパイラルフイン43が螺設されてあり、更に、該
スパイラルフイン43には所定間隔で薄板状のパドル4
4,44…が一体的に溶接固定されて外延されている。
【0011】この場合、スパイラルフイン43とパドル
44とはノズル45から供給される水と掘削土壌とを特
にパドル44によって土壌を壊砕し、攪拌してスラリー
化すると共に、壊砕出来ない土塊をスパイラルフイン4
3の外側に押しやり、スラリー化した掘削土壌を該スパ
イラルフイン43により上昇させる。
【0012】又、下部オーガー4''' にあってはその上
端を上部オーガー4' のジョイント42にシャンク13
' の上半分側にパドル44を設けると共に下半分側にパ
ドル44と同径のスパイラルフイン43' を設け、該ス
パイラルフイン43' の下端には掘削ビット47が取り
付けてある。
【0013】更に、スパイラルフイン43' から下方に
シャンク13' が突出してあり、その下端にはミキサー
フイン46を設けると共に該シャンク13' の中空内に
連通するノズル45を開口している。
【0014】尚、スパイラルフイン43' がパドル44
と同径であるのは、改良材を混合した改良土14をノズ
ル45から充填した時にスパイラルフイン43' の上部
のスラリー状掘削土と混ざらないようにするためであ
る。
【0015】そして、これらのスパイラルフイン43、
及び、パドル44,44' …は削孔掘削に与かると共
に、削孔土壌の混合攪拌に与かり、又、スパイラルフイ
ン43は該掘削土壌の上昇にかかわり、そして、パドル
44は掘削土壌の壊砕、並びに、均一混合攪拌に与かる
ように機能する。
【0016】そして、排土プラント6' にあっては図8
に示す様に、台車2の前部に削孔23と段差部23' を
介しピット61を地盤表層に直接的に形成し、該ピット
61に土塊の壊砕装置、又は、分離装置62、サンドポ
ンプ、或いは、スラリーポンプ25を掘削土壌スラリー
24に浸漬状態で設置し、圧送パイプ、又は、ホース2
6に流量計16を介設して混合プラント7の混合攪拌装
置17へと接続するようにしたり、或いは、図9に示す
様に、削孔23の基部に排土シュート27を有するガイ
ドケーシングパイプ28を臨ませたスラリータンク61
' を設置し、シュート27からの掘削土壌のスラリー2
4を該スラリー24内の土塊を壊砕、もしくは、分離除
去した後スラリータンク61' に貯留し、サンドポン
プ、或いは、スラリーポンプ25を接続して圧送パイ
プ、又は、ホース26に流量計16を介設して混合プラ
ント7の混合攪拌装置17に接続するようにしても良
く、いづれにしても削孔23からの上述する掘削土壌ス
ラリー24を一旦貯留し、サンドポンプ、或いは、スラ
リーポンプ25により該混合プラント7に流動的に輸送
するようにする。
【0017】尚、図3に示す様に、該混合プラント7に
於ては輸送用のパイプ、又は、ホース11' の基部に圧
送ポンプ10' と水タンク19との間に両者に選択的に
接続する切換バルブ20が介設され、圧送ポンプ10'
側には流量計21が介設されており、オーガー4のスイ
ーベルジョイント12に対し削孔23の掘削時の助勢
水、及び、掘削土壌のスラリー化のための水を供給する
と、スラリー化された掘削土壌と改良材としてのセメン
トをスラリー状に混合した改良土をオーガー4のシャン
ク23に選択的に圧送することが出来るようにされてい
る。
【0018】上述プラントにおいて、当該改良対象地盤
1の所定部位にクローラタイプの台車2を搬入セット
し、そのリーダー3に沿ってオーガー4を吊設し、混合
プラント7の切換バルブ20を介し水タンク19から水
を輸送用のパイプ、又は、ホース11' を介し、スイー
ベルジョイント12を介しオーガー4のシャンク13'
内に圧送し、静圧付与装置、及び、駆動装置5を介し該
オーガー4を正転させて地盤1に圧入し、削孔23を掘
削する。
【0019】その間、オーガー4のシャンク13' 内に
送給された水は削孔を助勢すると共に掘削土壌に混入さ
れて該掘削土壌をスラリー化し、削孔23の崩壊を防止
する。
【0020】この間、オーガー4の下部のスクリュウフ
イン43' の掘削ビット47で掘削し、フイン43とパ
ドル44,44…とは削孔23の掘削土壌の壊砕,混合
攪拌、及び、上昇に与かり、ジェットノズル45をから
噴出する水と混合攪拌して掘削土壌のスラリー化を図
る。
【0021】当該プロセスにおいて、回転するオーガー
4により掘削土壌の粒径の大きいもの、或いは、塊状の
大サイズのものは遠心力を受けてシャンク13より外側
に偏寄されようとするが、各パドル44により確実に均
一に壊砕され、水との緊密スラリーとなる。
【0022】当該プロセスにおいて、水の流量を当該塊
状の性質に応じて調整することにより掘削土壌スラリー
24は設計通りの流動性を付与することが出来る。
【0023】そして、後述する如く改良土をノズル45
から削孔23に充填しながら所定深度でオーガー4を逆
回転、或いは、引き上げを行うことによりスパイラルフ
イン43に挾持されたスラリー化した掘削土壌は上昇
し、排土プラント6' のピット61、又は、スラリータ
ンク61' に排出されて貯留される。
【0024】そして、ピット61、或いは、スラリータ
ンク61' に貯留された排土スラリー24は壊砕装置、
又は、分離装置62で土塊を壊砕、又は、分離除去した
後サンドポンプ、或いは、スラリーポンプ25によりパ
イプ、又は、ホース26を介し混合プラント7の混合攪
拌装置17に送給され、その流量は設計的に流量計16
により適宜に調整される。
【0025】而して、オーガー4が当該深度から、引き
上げるタイミングで該混合プラント7に於てはサイロ8
からの改良材としてのセメントがセメントタンク8より
混合攪拌装置17に送給されて排土スラリー24と更に
混合攪拌されて改良土(混練土)とされ、パイプ、又
は、ホース11' を介しスイーベルジョイント12によ
りオーガー4のシャンク1 '3内の通路に圧送されてそ
の下端のジェットノズル45から掘削土壌中に噴出さ
れ、スパイラルフイン43、及び、パドル44,44…
を介し置換的に充填され、オーガー4の引き上げた後、
経時的に固化してソイルセメントコラムとして形成され
てゆく。
【0026】この間、この出願の発明においては、削孔
23から排出される排土の掘削土壌は排土スラリー24
とされていることにより、混合プラント7へのサンドポ
ンプ、或いは、スラリーポンプ25、及び、パイプ、又
は、ホース26を介しての送給はその流動性の故に流過
抵抗を少くされて、スムーズに供給され、又、スイーベ
ルジョイント12へのフイードバック的な輸送において
も、パイプ、又は、ホース11' 内、及び、圧送ポンプ
10' 内での流過は同じくその流動性のためにスムーズ
に行われ、圧送動力が少くて済み、又、パイプ、又は、
ホース11' や機構部の損耗も少く、したがって、プラ
ントの稼動は保守点検整備等を必要とすることなく行わ
れる。
【0027】又、掘削土壌は水と共にスラリー化される
ために、より均一な分散状態となり、混合プラント7に
於ける改良材のセメントとの混合攪拌においても、均一
分散状態で混合攪拌されるために形成されるソイルセメ
ントコラムの品質は設計通り信頼性の高いものとされ得
る。
【0028】そして、混合プラント7での混合攪拌槽1
7に於ては第二次的に掘削土壌中の礫や土砂の微粉細を
も行えて均一比重に分散混合攪拌される。
【0029】そして、該混合プラント7に於ては掘削土
壌のスラリー化、及び、改良土のスラリー化のために、
輸送がし易く、オーバーロードがかからないことにより
装置プラントのコンパクト化,各機構部の小サイズ化が
図られ、保守点検整備等の作業員の配置が省略され得
る。
【0030】そして、スラリー化されることにより土壌
との置換がし易くなり、又、セメント等の固化材との混
合比が適宜に調整される。
【0031】而して、図8,図9に示す実施例において
は上部オーガー4' の変形例であってオーガー4''が上
部、或いは、下部にスパイラルフイン43を、又、逆に
下部、或いは、上部にパドル44,44…を一体的に分
離して設けた態様であり、該スパイラルフイン43、及
び、パドル44,44…が共に掘削土壌の水との混合攪
拌,土砂の壊砕、及び、掘削土壌スラリーの上昇、並び
に、沈下防止を図る機能は上述実施例同様であり、又、
設計変更的にはパドル44に部分的ながらスパイラル状
のひねりを付与し、スパイラルフイン43と協働する機
能を有するようにしても良い。
【0032】尚、適用対象は軟弱地盤改良や基礎杭等の
地下構築物の形成以外の工事にも適用出来ることは勿論
のことである。
【0033】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
に軟弱地盤の改良や地盤中の基礎杭の構築物の構築によ
り、当該地盤の強度アップするような地盤改良工法にお
いて、オーガーを用いて削孔を形成するに際し、削孔に
伴い該オーガーのシャンクから水を圧送噴出させて掘削
土壌と混合攪拌してスラリー化することにより、オーガ
ーの掘削抵抗が少くなり、動力が低減され、又、オーバ
ーロードがかからないことにより、摩耗や損耗等が避け
られるという効果があり、又、排土に際しスラリー化さ
れていることによる排出が流動的になり、スムーズに排
出され、掘削土壌の混合攪拌に際しての壊砕作用も付加
されて比重分布が一定となり、次段の輸送に際してのパ
イプ、又は、ホース等の流過抵抗を低減し、サンドポン
プやスラリーポンプの負荷を少くし、動力費を削減する
と共に故障等の発生を防止することが出来、途上との置
換もし易くなるという優れた効果が奏される。
【0034】そして、ソイルセメントコラム等の形成に
際しての掘削土壌とセメント等の改良材との攪拌混合に
よる改良土のフイードバック的な削孔への再送給に際し
ても掘削土壌がスラリー化されていることにより、当該
セメント等の改良材の混合攪拌もスムーズに行われ、混
合比も最適に調整され、改めてスラリー化せずとも、ス
ラリー状態を保持し、スイーベルジョイントを介しての
オーガーのシャンク内への送給プロセスでも流過抵抗が
少く、スムーズに流動的に送給され、当然のことなが
ら、送給ポンプ圧力も高めずに済み、オーバーロードが
かからず、したがって、混合プラント等の故障等も生ぜ
ず、装置プラントの小型化,コンパクト化が図れ、イニ
シャルコストの低減が促進されるという効果がある。
【0035】そして、形成されるソイルセメントコラム
等の基礎杭等も掘削土壌、及び、改良土がスラリー化さ
れていることによる緊密比重分布,密度分布が保持され
て設計通りの信頼性の高い基礎杭が形成され、ひいて
は、当該改良地盤の強度アップが全領域的に緊密に図ら
れるという優れた効果が奏される。
【0036】そして、設計通りの期間で施工が行われ、
安全性を保ちながらコストダウンを図れるという効果も
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明に用いる上部オーガーの1実施
例の正面図である。
【図2】同、底面図である。
【図3】同、下部オーガーの正面図である。
【図4】オーガーの底面図である。
【図5】ソイルセメントコラム形成プラントの概略部分
断面図である。
【図6】図5に於ける掘削土壌スラリー処理プラントの
1実施例の部分断面図である。
【図7】同、別の態様の断面図である。
【図8】上部オーガーの別の実施例の正面図である。
【図9】同、底面図である。
【図10】在来態様のソイルセメントコラム形成プラン
トの概略模式図である。
【符号の説明】
4 オーガー 1 地盤 23 削孔 14 改良土 24 掘削土壌スラリー 61 ピット 61' スラリータンク 26,11' パイプ、又は、ホース
フロントページの続き (71)出願人 000149206 株式会社大阪防水建設社 大阪府大阪市天王寺区餌差町7番6号 (71)出願人 000140292 株式会社奥村組 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 (71)出願人 000205328 大阪セメント株式会社 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目4番4号 (71)出願人 000146928 株式会社森本組 大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町4番11号 (71)出願人 000140694 株式会社加藤建設 愛知県海部郡蟹江町大字蟹江新田字下市場 19番地の1 (71)出願人 000148346 株式会社銭高組 大阪府大阪市西区西本町2丁目2番11号 (71)出願人 390036515 株式会社鴻池組 大阪府大阪市此花区伝法4丁目3番55号 (71)出願人 390036504 日特建設株式会社 東京都中央区銀座8丁目14番14号 (71)出願人 000004123 日本鋼管株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 (72)発明者 千田 昌平 茨城県竜ケ崎市松葉3丁目5−11 (72)発明者 黒沢 正之 東京都江戸川区平井4丁目10−10−903 (72)発明者 後藤 年芳 大阪府泉大津市北豊中町2丁目15番8号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オーガーにより地盤を削孔し削孔土壌を排
    土し排土土壌と固化材とを攪拌混合して改良土として削
    孔内に圧送充填するようにした地盤改良工法において、
    上記オーガーによる削孔プロセスにて地盤中に注水を行
    いながら削孔し、削孔土壌を上記削孔土壌を排土すると
    共に上記固化材をスラリー状に攪拌混合し改良土として
    削孔内に圧送充填して削孔土壌と置換するようにするこ
    とを特徴とする地盤改良工法。
  2. 【請求項2】上記オーガーによる削孔内にて掘削土壌を
    壊砕するようにすることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の地盤改良工法。
  3. 【請求項3】上記削孔土壌の排土を地盤上部のピットに
    対して行うようにすることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の地盤改良工法。
  4. 【請求項4】上記削孔土壌の排土を削孔基部にセットし
    たスラリータンクに対して行うようにすることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の地盤改良工法。
  5. 【請求項5】上記スラリー化した排土に固化材を混入し
    た改良土をパイプ又は、ホースを介して削孔中に供給す
    るようにすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の地盤改良工法。
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