JPH06333361A - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JPH06333361A JPH06333361A JP5141434A JP14143493A JPH06333361A JP H06333361 A JPH06333361 A JP H06333361A JP 5141434 A JP5141434 A JP 5141434A JP 14143493 A JP14143493 A JP 14143493A JP H06333361 A JPH06333361 A JP H06333361A
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- JP
- Japan
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- tape
- lid
- magnetic tape
- cassette
- half member
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープカセットの前蓋に連結板を介して後蓋
を懸架した際、下ハーフ部材の前方に形成したテープガ
イド部に磁気テープの裏面を案内させた。 【構成】 上ハーフ部材2と下ハーフ部材3とから組合
わせたカセット筐体1A内に磁気テープTを収納し、こ
のカセット筐体1Aの前方に開閉自在に設けた前蓋7の
裏面に沿って磁気テープTが張架されている。また、前
蓋7の裏面側には磁気テープTを挟んで連結板9を介し
て後蓋8が懸架されている。また、下ハーフ部材の前方
左右には、磁気テープTの裏面を案内するためのテープ
ガイド部3i,3jが上方に突出形成されている。そし
て、前蓋7の閉蓋時には、磁気テープTの前面が前蓋7
に覆われて保護され、磁気テープTの裏面上部を連結板
9に覆われて保護され、且つ、磁気テープTの裏面上部
より下方のうちでテープガイド部3i,3j近傍を除い
て後蓋8に覆われて保護されている。
を懸架した際、下ハーフ部材の前方に形成したテープガ
イド部に磁気テープの裏面を案内させた。 【構成】 上ハーフ部材2と下ハーフ部材3とから組合
わせたカセット筐体1A内に磁気テープTを収納し、こ
のカセット筐体1Aの前方に開閉自在に設けた前蓋7の
裏面に沿って磁気テープTが張架されている。また、前
蓋7の裏面側には磁気テープTを挟んで連結板9を介し
て後蓋8が懸架されている。また、下ハーフ部材の前方
左右には、磁気テープTの裏面を案内するためのテープ
ガイド部3i,3jが上方に突出形成されている。そし
て、前蓋7の閉蓋時には、磁気テープTの前面が前蓋7
に覆われて保護され、磁気テープTの裏面上部を連結板
9に覆われて保護され、且つ、磁気テープTの裏面上部
より下方のうちでテープガイド部3i,3j近傍を除い
て後蓋8に覆われて保護されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープを上ハーフ
部材と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体内に
収納し、カセット筐体に開閉自在に設けた前蓋に連結板
を介して後蓋を懸架して、磁気テープの前面を前蓋によ
り保護し、且つ、磁気テープの裏面を連結板及び後蓋に
より保護する際、磁気テープの裏面を下ハーフ部材の前
方に形成したテープガイド部に案内させたテープカセッ
トに関するものである。
部材と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体内に
収納し、カセット筐体に開閉自在に設けた前蓋に連結板
を介して後蓋を懸架して、磁気テープの前面を前蓋によ
り保護し、且つ、磁気テープの裏面を連結板及び後蓋に
より保護する際、磁気テープの裏面を下ハーフ部材の前
方に形成したテープガイド部に案内させたテープカセッ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダなどの磁気記録及
び/又は再生装置に用いられるテープカセットは、例え
ばテープ巾が1/2インチのVHS型テープカセットと
か、テープ巾が8mmの8mm型テープカセットが用い
られていることは周知のことである。
び/又は再生装置に用いられるテープカセットは、例え
ばテープ巾が1/2インチのVHS型テープカセットと
か、テープ巾が8mmの8mm型テープカセットが用い
られていることは周知のことである。
【0003】図7(A),(B)に示したVHS型テー
プカセット100 は、上ハーフ部材101 と下ハーフ部材10
2 により直方体形状に組み立てられたカセット筐体100A
内に磁気テープTを巻回した一対のリール103 ,104 を
収納しており、このVHS型テープカセット100 を用い
て図示しない磁気記録及び/又は再生装置により記録及
び/又は再生を行うものであり、この際、装置との互換
性を維持するため、VHS型テープカセット100 の外形
寸法形状はほぼ規格化されている。また、カセット筐体
100A内に収納した供給リール103 と巻取リール104 との
間には磁気テープTが巻回されており、供給リール103
に巻回した磁気テープTが供給側のガイドポール105 を
経由し、下ハーフ部材102 のテープローディング用開口
部102a1〜102a3に沿って張架しながら、更に、巻取側
のガイドポール107 を経由して巻取リール104 に巻取ら
れている。また、下ハーフ部材102 のテープローディン
グ用開口部102a1〜102a3は裏面前方が3分割にわかれ
て肉抜き開口されており、装置のテープローディング部
材(図示せず)が入り込むことができるようになってい
る。更に、カセット筐体100Aの前方には、張架した磁気
テープTの前面(磁性面)を塵埃,手指などから保護す
るよう前蓋106 が設けられている。この前蓋106 は左右
側面の内側に一体形成した一対の軸106a,106a(片側の
み図示)を中心に開閉自在にカセット筐体の左右側面に
支持されているものの、左側面に設けた前蓋ロック部材
108 に係止され、閉蓋されている。
プカセット100 は、上ハーフ部材101 と下ハーフ部材10
2 により直方体形状に組み立てられたカセット筐体100A
内に磁気テープTを巻回した一対のリール103 ,104 を
収納しており、このVHS型テープカセット100 を用い
て図示しない磁気記録及び/又は再生装置により記録及
び/又は再生を行うものであり、この際、装置との互換
性を維持するため、VHS型テープカセット100 の外形
寸法形状はほぼ規格化されている。また、カセット筐体
100A内に収納した供給リール103 と巻取リール104 との
間には磁気テープTが巻回されており、供給リール103
に巻回した磁気テープTが供給側のガイドポール105 を
経由し、下ハーフ部材102 のテープローディング用開口
部102a1〜102a3に沿って張架しながら、更に、巻取側
のガイドポール107 を経由して巻取リール104 に巻取ら
れている。また、下ハーフ部材102 のテープローディン
グ用開口部102a1〜102a3は裏面前方が3分割にわかれ
て肉抜き開口されており、装置のテープローディング部
材(図示せず)が入り込むことができるようになってい
る。更に、カセット筐体100Aの前方には、張架した磁気
テープTの前面(磁性面)を塵埃,手指などから保護す
るよう前蓋106 が設けられている。この前蓋106 は左右
側面の内側に一体形成した一対の軸106a,106a(片側の
み図示)を中心に開閉自在にカセット筐体の左右側面に
支持されているものの、左側面に設けた前蓋ロック部材
108 に係止され、閉蓋されている。
【0004】そして、図7(B)に示したようにVHS
型テープカセット100 を磁気記録及び/又は再生装置
(図示せず)に挿入した時のみ、装置側の開蓋手段によ
り前蓋ロック部材108 が解除されて前蓋106 に形成した
軸106aを回動中心として二点鎖線に図示した位置(前蓋
106 の開蓋角度θ1)まで前蓋106 が開蓋されている。
その後、前蓋106 が開蓋されると、テープローディング
用開口部102a1〜102a3内に挿入されたテープローディ
ング部材(図示せず)により磁気テープTが装置内の所
定のテープパスに沿ってローディングされる。
型テープカセット100 を磁気記録及び/又は再生装置
(図示せず)に挿入した時のみ、装置側の開蓋手段によ
り前蓋ロック部材108 が解除されて前蓋106 に形成した
軸106aを回動中心として二点鎖線に図示した位置(前蓋
106 の開蓋角度θ1)まで前蓋106 が開蓋されている。
その後、前蓋106 が開蓋されると、テープローディング
用開口部102a1〜102a3内に挿入されたテープローディ
ング部材(図示せず)により磁気テープTが装置内の所
定のテープパスに沿ってローディングされる。
【0005】また、図8(A),(B)に示した8mm
型テープカセット200 は、上記VHS型テープカセット
100 とほぼ同等の構成を備え、上下のハーフ部材201 ,
202により直方体形状に組み立てられたカセット筐体内
に磁気テープTを巻回した供給リール203 及び巻取リー
ル204 が設けられているものの、更に、下ハーフ部材20
2 に開口したテープローディング用開口部202a内で、且
つ、前蓋205 の後方に磁気テープTの前面と反対側の裏
面を保護する後蓋206 が設けられている。この8mm型
テープカセット200 は特開昭59-168979 号公報に開示さ
れており、ここでは前蓋205 及び後蓋206 の近傍につい
てのみ簡略に説明すると、前蓋205と後蓋206 との間に
張架した磁気テープTは、両蓋205 ,206 によって磁気
テープTの前面及び裏面を包み込んだ状態で保護されて
いる。
型テープカセット200 は、上記VHS型テープカセット
100 とほぼ同等の構成を備え、上下のハーフ部材201 ,
202により直方体形状に組み立てられたカセット筐体内
に磁気テープTを巻回した供給リール203 及び巻取リー
ル204 が設けられているものの、更に、下ハーフ部材20
2 に開口したテープローディング用開口部202a内で、且
つ、前蓋205 の後方に磁気テープTの前面と反対側の裏
面を保護する後蓋206 が設けられている。この8mm型
テープカセット200 は特開昭59-168979 号公報に開示さ
れており、ここでは前蓋205 及び後蓋206 の近傍につい
てのみ簡略に説明すると、前蓋205と後蓋206 との間に
張架した磁気テープTは、両蓋205 ,206 によって磁気
テープTの前面及び裏面を包み込んだ状態で保護されて
いる。
【0006】即ち、前蓋205 は左右側面の内側に一体形
成した一対の軸205a,205aを中心に開閉自在に上下のハ
ーフ部材201 ,202 の左右側面に支持されている。ま
た、前蓋205 の中間部から一体的に一対の突片205b,20
5bが下方に垂下され、この一対の突片205b,205bに“ほ
ぼT字状”に形成された後蓋206 がこれと一体形成した
一対の軸206a,206aを介して回動自在に支持されてい
る。また、後蓋206 の左右側面の下端に一体的に突出形
成した一対のガイド用ボス部206b,206b は下ハーフ部材
202 のテープローディング用開口部202a近傍の左右に形
成した一対のガイド溝202b,202b に嵌合されている。
成した一対の軸205a,205aを中心に開閉自在に上下のハ
ーフ部材201 ,202 の左右側面に支持されている。ま
た、前蓋205 の中間部から一体的に一対の突片205b,20
5bが下方に垂下され、この一対の突片205b,205bに“ほ
ぼT字状”に形成された後蓋206 がこれと一体形成した
一対の軸206a,206aを介して回動自在に支持されてい
る。また、後蓋206 の左右側面の下端に一体的に突出形
成した一対のガイド用ボス部206b,206b は下ハーフ部材
202 のテープローディング用開口部202a近傍の左右に形
成した一対のガイド溝202b,202b に嵌合されている。
【0007】そして、図8(B)に示したように、8m
m型テープカセット200 を図示しない磁気記録及び/又
は再生装置に挿入した時のみ、装置側の開蓋手段により
前蓋205 に形成した軸205aを回動中心として二点鎖線に
図示した如く前蓋205 と後蓋206 とが協動して一体に開
蓋される。ここでは前蓋205 の開蓋動作と協動して一体
的に後蓋206 が上ハーフ部材201 の上面201aの上方に至
る位置(前蓋106 の開蓋角度θ2)まで開蓋されてい
る。即ち、後蓋206 に突出形成したガイド用ボス部206b
が下ハーフ部材202 に形成したガイド溝202bに沿いなが
ら、且つ後蓋206 の回動中心となる軸206aを中心に回動
しながら上方に開蓋される。この際、前蓋205 と協動す
る後蓋206 が、磁気テープTを装置内に引き出すテープ
ローディング部材に接触しない位置にまで開蓋しなけれ
ばならず、しかも後蓋206 の回動中心はそれぞれ片側で
一体形成した軸206aのみのため、後蓋206 の開蓋動作に
自由度がなく、どうしても前蓋205 を大きく開蓋するこ
とになる。
m型テープカセット200 を図示しない磁気記録及び/又
は再生装置に挿入した時のみ、装置側の開蓋手段により
前蓋205 に形成した軸205aを回動中心として二点鎖線に
図示した如く前蓋205 と後蓋206 とが協動して一体に開
蓋される。ここでは前蓋205 の開蓋動作と協動して一体
的に後蓋206 が上ハーフ部材201 の上面201aの上方に至
る位置(前蓋106 の開蓋角度θ2)まで開蓋されてい
る。即ち、後蓋206 に突出形成したガイド用ボス部206b
が下ハーフ部材202 に形成したガイド溝202bに沿いなが
ら、且つ後蓋206 の回動中心となる軸206aを中心に回動
しながら上方に開蓋される。この際、前蓋205 と協動す
る後蓋206 が、磁気テープTを装置内に引き出すテープ
ローディング部材に接触しない位置にまで開蓋しなけれ
ばならず、しかも後蓋206 の回動中心はそれぞれ片側で
一体形成した軸206aのみのため、後蓋206 の開蓋動作に
自由度がなく、どうしても前蓋205 を大きく開蓋するこ
とになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、磁気
テープTへの高密度,高画質な記録及び/又は再生が要
求され、更に例えばデジタル記録及び/又は再生が可能
となった現段階では、磁気テープTに塵埃などが付着し
たり、又は手の指紋などが着くと、記録及び/又は再生
の性能が著しく劣化すると考えられる。上記VHS型テ
ープカセット100 では、磁気テープTの前面と反対側の
裏面は保護されてなく、テープローディング用開口部10
2a1〜102a3から塵埃などが磁気テープTの裏面に付着
したり、又はテープローディング用開口部102a1〜102a
3から手の指紋などを付けられると、磁気テープTが供
給リール103 及び巻取リール104 に巻回した際、磁気テ
ープTの裏面が磁気テープTの前面(磁性面)と密着す
るため悪影響が生じてしまうおそれがある。勿論、テー
プローディング用開口部102a1〜102a3から異物を挿入
された時にも磁気テープを傷めてしまう。
テープTへの高密度,高画質な記録及び/又は再生が要
求され、更に例えばデジタル記録及び/又は再生が可能
となった現段階では、磁気テープTに塵埃などが付着し
たり、又は手の指紋などが着くと、記録及び/又は再生
の性能が著しく劣化すると考えられる。上記VHS型テ
ープカセット100 では、磁気テープTの前面と反対側の
裏面は保護されてなく、テープローディング用開口部10
2a1〜102a3から塵埃などが磁気テープTの裏面に付着
したり、又はテープローディング用開口部102a1〜102a
3から手の指紋などを付けられると、磁気テープTが供
給リール103 及び巻取リール104 に巻回した際、磁気テ
ープTの裏面が磁気テープTの前面(磁性面)と密着す
るため悪影響が生じてしまうおそれがある。勿論、テー
プローディング用開口部102a1〜102a3から異物を挿入
された時にも磁気テープを傷めてしまう。
【0009】そこで、VHS型テープカセット100 に
も、上記8mm型テープカセット200に開示された如く
の後蓋(206) 相当部材を同様な構成で設けることを考慮
した。しかし、VHS型テープカセット100 を採用した
図示しない磁気記録及び/又は再生装置は既に世の中に
広く普及されており、VHS型テープカセット100 及び
装置の互換性を考慮すると、8mm型テープカセット20
0 の構成をそのまま投入したのでは、以下のような問題
点が発生し、使用者に大変迷惑を掛けてしまうことにな
るので、後蓋(206) 相当部材をそのままの構成で採用す
ることは困難である。
も、上記8mm型テープカセット200に開示された如く
の後蓋(206) 相当部材を同様な構成で設けることを考慮
した。しかし、VHS型テープカセット100 を採用した
図示しない磁気記録及び/又は再生装置は既に世の中に
広く普及されており、VHS型テープカセット100 及び
装置の互換性を考慮すると、8mm型テープカセット20
0 の構成をそのまま投入したのでは、以下のような問題
点が発生し、使用者に大変迷惑を掛けてしまうことにな
るので、後蓋(206) 相当部材をそのままの構成で採用す
ることは困難である。
【0010】.VHS型テープカセット100 に上記8
mm型テープカセット200 の構成による後蓋(206) 相当
部材をそのままに適用した場合、前蓋106 と協働して開
閉動作する後蓋(206) 相当部材は前蓋106 に対して回動
軸が左右夫々1か所だけなどので自由度がなく、このた
め後蓋(206) 相当部材の開閉動作をスムーズに行うこと
ができにくい。これを改善するために、後蓋(206) 相当
部材を連結手段を介して前蓋106 に懸架し、後蓋(206)
相当部材の開閉動作に自由度を増す方法が考えられるも
のの、この時磁気テープTの裏面側を完全に覆い隠さね
ばならない。
mm型テープカセット200 の構成による後蓋(206) 相当
部材をそのままに適用した場合、前蓋106 と協働して開
閉動作する後蓋(206) 相当部材は前蓋106 に対して回動
軸が左右夫々1か所だけなどので自由度がなく、このた
め後蓋(206) 相当部材の開閉動作をスムーズに行うこと
ができにくい。これを改善するために、後蓋(206) 相当
部材を連結手段を介して前蓋106 に懸架し、後蓋(206)
相当部材の開閉動作に自由度を増す方法が考えられるも
のの、この時磁気テープTの裏面側を完全に覆い隠さね
ばならない。
【0011】.後蓋(206) 相当部材をそのままに適用
した場合、VHS型テープカセット100 を持ち歩いた時
に振動などにより磁気テープTがゆるむと、静電気など
の原因で磁気テープTが後蓋(206) 相当部材に密着して
しまうことがある。このような状態でVHS型テープカ
セット100 を磁気記録及び/又は再生装置に装着する
と、前蓋106 の開蓋時に磁気テープTが後蓋(206) 相当
部材側に引き込まれて、テープローディング用開口部10
2a1〜102a3の内側にたるんでしまうため、磁気テープ
Tがテープローディング部材に引っ掛かって曲がった
り、あるいは傷つくなどの問題が発生する。勿論、8m
m型テープカセット200 でも上記と同様な現象が生じ
る。
した場合、VHS型テープカセット100 を持ち歩いた時
に振動などにより磁気テープTがゆるむと、静電気など
の原因で磁気テープTが後蓋(206) 相当部材に密着して
しまうことがある。このような状態でVHS型テープカ
セット100 を磁気記録及び/又は再生装置に装着する
と、前蓋106 の開蓋時に磁気テープTが後蓋(206) 相当
部材側に引き込まれて、テープローディング用開口部10
2a1〜102a3の内側にたるんでしまうため、磁気テープ
Tがテープローディング部材に引っ掛かって曲がった
り、あるいは傷つくなどの問題が発生する。勿論、8m
m型テープカセット200 でも上記と同様な現象が生じ
る。
【0012】そこで、後蓋を連結板を介して前蓋に連結
し、後蓋と連結板により磁気テープTの裏面側を完全に
保護すると共に、磁気テープTの裏面が静電気などによ
り後蓋に密着しない構造形態のテープカセットが望まれ
ている。
し、後蓋と連結板により磁気テープTの裏面側を完全に
保護すると共に、磁気テープTの裏面が静電気などによ
り後蓋に密着しない構造形態のテープカセットが望まれ
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、磁気テープを巻
回した一対のリールを上ハーフ部材と下ハーフ部材とか
ら組合わせたカセット筐体内に収納し、且つ、前記カセ
ット筐体の前面側に形成したテープローディング用開口
部の前方に沿って前記磁気テープを張架しながら該カセ
ット筐体の前面側に開閉自在に設けた前蓋により該磁気
テープの前面を保護すると共に、前記前蓋の裏面側で前
記磁気テープを挟んで該前蓋に懸架した後蓋により該磁
気テープの裏面を保護するテープカセットにおいて、前
記カセット筐体のテープローディング用開口部内にあっ
て前記下ハーフ部材から左右2か所前方に突出し、且
つ、突出した先端から夫々上方に向かって垂設され、前
記テープローディング用開口部を3分割すると共に、張
架した前記磁気テープの裏面を案内するテープガイド部
を具備したことを特徴とするテープカセットである。
てなされたものであり、第1の発明は、磁気テープを巻
回した一対のリールを上ハーフ部材と下ハーフ部材とか
ら組合わせたカセット筐体内に収納し、且つ、前記カセ
ット筐体の前面側に形成したテープローディング用開口
部の前方に沿って前記磁気テープを張架しながら該カセ
ット筐体の前面側に開閉自在に設けた前蓋により該磁気
テープの前面を保護すると共に、前記前蓋の裏面側で前
記磁気テープを挟んで該前蓋に懸架した後蓋により該磁
気テープの裏面を保護するテープカセットにおいて、前
記カセット筐体のテープローディング用開口部内にあっ
て前記下ハーフ部材から左右2か所前方に突出し、且
つ、突出した先端から夫々上方に向かって垂設され、前
記テープローディング用開口部を3分割すると共に、張
架した前記磁気テープの裏面を案内するテープガイド部
を具備したことを特徴とするテープカセットである。
【0014】また、第2の発明は、磁気テープを巻回し
た一対のリールを上ハーフ部材と下ハーフ部材とから組
合わせたカセット筐体内に収納し、且つ、前記カセット
筐体の前面側に形成したテープローディング用開口部の
前方に沿って前記磁気テープを張架しながら該カセット
筐体の前面側に開閉自在に設けた前蓋により該磁気テー
プの前面を保護すると共に、前記前蓋の裏面側で前記磁
気テープを挟んで設けた連結板及び後蓋により該磁気テ
ープの裏面を保護するテープカセットであって、前記カ
セット筐体のテープローディング用開口部内にあって前
記下ハーフ部材から前方に突出し、且つ、突出した先端
から上方に向かって垂設され、張架した前記磁気テープ
の裏面を案内するテープガイド部と、前記前蓋の裏面上
方に設けられ、且つ、前記前蓋の天板裏面に形成した連
結板支持部に軸を介して回動自在に支持され、前記前蓋
の閉蓋時に前記磁気テープの裏面上部を保護する連結板
と、前記前蓋の裏面で前記連結板の下方に設けられ、且
つ、前記前蓋の開閉動作と協働する一対のガイド用ボス
部を有して前記連結板に形成した腕部に軸を介して回動
自在に懸架され、前記前蓋の閉蓋時に前記磁気テープの
裏面上部より下方のうちで前テープガイド部近傍を除い
て保護する後蓋と、前記テープガイド部の後方で前記下
ハーフ部材から上方に突出した一対の突出部に形成さ
れ、前記一対のガイド用ボス部と嵌合して前記後蓋を開
閉方向に案内する一対のガイド溝と、前記前蓋を閉蓋方
向に付勢する第1付勢手段と、前記連結板を前記前蓋の
天板裏面方向に付勢することにより該連結板に懸架した
前記後蓋を開蓋方向に移動させる第2付勢手段と、前記
前蓋の閉蓋時、前記第2付勢手段によって開蓋方向に付
勢された前記後蓋の開蓋を規制する後蓋規制手段とを具
備したことを特徴とするテープカセットである。
た一対のリールを上ハーフ部材と下ハーフ部材とから組
合わせたカセット筐体内に収納し、且つ、前記カセット
筐体の前面側に形成したテープローディング用開口部の
前方に沿って前記磁気テープを張架しながら該カセット
筐体の前面側に開閉自在に設けた前蓋により該磁気テー
プの前面を保護すると共に、前記前蓋の裏面側で前記磁
気テープを挟んで設けた連結板及び後蓋により該磁気テ
ープの裏面を保護するテープカセットであって、前記カ
セット筐体のテープローディング用開口部内にあって前
記下ハーフ部材から前方に突出し、且つ、突出した先端
から上方に向かって垂設され、張架した前記磁気テープ
の裏面を案内するテープガイド部と、前記前蓋の裏面上
方に設けられ、且つ、前記前蓋の天板裏面に形成した連
結板支持部に軸を介して回動自在に支持され、前記前蓋
の閉蓋時に前記磁気テープの裏面上部を保護する連結板
と、前記前蓋の裏面で前記連結板の下方に設けられ、且
つ、前記前蓋の開閉動作と協働する一対のガイド用ボス
部を有して前記連結板に形成した腕部に軸を介して回動
自在に懸架され、前記前蓋の閉蓋時に前記磁気テープの
裏面上部より下方のうちで前テープガイド部近傍を除い
て保護する後蓋と、前記テープガイド部の後方で前記下
ハーフ部材から上方に突出した一対の突出部に形成さ
れ、前記一対のガイド用ボス部と嵌合して前記後蓋を開
閉方向に案内する一対のガイド溝と、前記前蓋を閉蓋方
向に付勢する第1付勢手段と、前記連結板を前記前蓋の
天板裏面方向に付勢することにより該連結板に懸架した
前記後蓋を開蓋方向に移動させる第2付勢手段と、前記
前蓋の閉蓋時、前記第2付勢手段によって開蓋方向に付
勢された前記後蓋の開蓋を規制する後蓋規制手段とを具
備したことを特徴とするテープカセットである。
【0015】また、第3の発明は、第2の発明のテープ
カセットにおいて、前記下ハーフ部材に形成した前記テ
ープガイド部を前記テープローディング用開口部内の左
右に配設して該テープローディング用開口部を3分割す
ると共に、夫々の前記テープガイド部よりリール方向に
前記後蓋の進退を許容する凹部を形成し、且つ、前記凹
部よりリール方向に前記一対の突出部を形成したことを
特徴とするテープカセットである。
カセットにおいて、前記下ハーフ部材に形成した前記テ
ープガイド部を前記テープローディング用開口部内の左
右に配設して該テープローディング用開口部を3分割す
ると共に、夫々の前記テープガイド部よりリール方向に
前記後蓋の進退を許容する凹部を形成し、且つ、前記凹
部よりリール方向に前記一対の突出部を形成したことを
特徴とするテープカセットである。
【0016】更に、第4の発明は、第1乃至第3の発明
のテープカセットにおいて、前記テープガイド部の下端
に前記磁気テープの下端を案内して該磁気テープが下方
に下らないよう規制するためのテープ下端規制部を設け
たことを特徴とするテープカセットである。
のテープカセットにおいて、前記テープガイド部の下端
に前記磁気テープの下端を案内して該磁気テープが下方
に下らないよう規制するためのテープ下端規制部を設け
たことを特徴とするテープカセットである。
【0017】
【実施例】以下に本発明に係わるテープカセットの一実
施例を図1乃至図6を参照して、<テープカセットの構
成>,<テープカセットの開蓋動作>について項目順に
詳細に説明する。
施例を図1乃至図6を参照して、<テープカセットの構
成>,<テープカセットの開蓋動作>について項目順に
詳細に説明する。
【0018】<テープカセットの構成>図1は本発明に
係わるテープカセットの全体構成を示した斜視図、図2
は同テープカセットの要部となる前蓋及び後蓋並びに連
結板近傍を示した一部破断分解斜視図、図3は同テープ
カセットの前蓋に後蓋及び連結板を取り付けた状態を示
した一部破断分解斜視図、図4は同テープカセットの組
み立て順を説明するための断面図であり、(A)は前蓋
に後蓋及び連結板を取り付けた状態を示し,(B)は前
蓋を上ハーフ部材に取り付けた状態を示し,(C)は前
蓋を取り付けた上ハーフ部材を下ハーフ部材に組み立て
た状態を示している図、図5はテープカセットの後蓋及
び連結板を取り付けた前蓋をカセット筐体に組み立てた
状態を示した一部破断斜視図である。
係わるテープカセットの全体構成を示した斜視図、図2
は同テープカセットの要部となる前蓋及び後蓋並びに連
結板近傍を示した一部破断分解斜視図、図3は同テープ
カセットの前蓋に後蓋及び連結板を取り付けた状態を示
した一部破断分解斜視図、図4は同テープカセットの組
み立て順を説明するための断面図であり、(A)は前蓋
に後蓋及び連結板を取り付けた状態を示し,(B)は前
蓋を上ハーフ部材に取り付けた状態を示し,(C)は前
蓋を取り付けた上ハーフ部材を下ハーフ部材に組み立て
た状態を示している図、図5はテープカセットの後蓋及
び連結板を取り付けた前蓋をカセット筐体に組み立てた
状態を示した一部破断斜視図である。
【0019】図1に示した本発明に係わるテープカセッ
ト1の外装は、樹脂材などを用いて上ハーフ部材2と下
ハーフ部材3とに2分割形成され、且つ、上ハーフ部材
2の外周部と下ハーフ部材3の外周部とを突き合わせ
て、直方形状のカセット筐体1Aが組み立てられてい
る。このカセット筐体1Aの内部に収納した一対のリー
ルを構成する供給リール4と巻取リール5との間には磁
気テープTが巻回されており、供給リール4に巻回した
磁気テープTは供給側のガイドポール6aを経由した
後、下ハーフ部材3の裏面前方を肉抜き開口したテープ
ローディング用開口部3a1〜3a3の前方で張架され
ながら巻取側のガイドポール6bを経由して巻取リール
5に巻取られている。上記テープローディング用開口部
3a1〜3a3は、肉抜きした下ハーフ部材3から上方
の上ハーフ部材2の空間内までを含んでおり、後述する
ように下ハーフ部材3の前方左右に形成したテープガイ
ド部3i,3jによって3分割にわけられている。
ト1の外装は、樹脂材などを用いて上ハーフ部材2と下
ハーフ部材3とに2分割形成され、且つ、上ハーフ部材
2の外周部と下ハーフ部材3の外周部とを突き合わせ
て、直方形状のカセット筐体1Aが組み立てられてい
る。このカセット筐体1Aの内部に収納した一対のリー
ルを構成する供給リール4と巻取リール5との間には磁
気テープTが巻回されており、供給リール4に巻回した
磁気テープTは供給側のガイドポール6aを経由した
後、下ハーフ部材3の裏面前方を肉抜き開口したテープ
ローディング用開口部3a1〜3a3の前方で張架され
ながら巻取側のガイドポール6bを経由して巻取リール
5に巻取られている。上記テープローディング用開口部
3a1〜3a3は、肉抜きした下ハーフ部材3から上方
の上ハーフ部材2の空間内までを含んでおり、後述する
ように下ハーフ部材3の前方左右に形成したテープガイ
ド部3i,3jによって3分割にわけられている。
【0020】また、下ハーフ部材3の裏面側には、前記
テープローディング用開口部3a1〜3a3の他に、供
給リール4及び巻取リール5を臨む孔3b,3cが穿設
され、更に、テープカセット1を磁気記録及び/又は再
生装置(図示せず)に位置決めするための位置決め孔3
d,3e及び磁気テープTのテープ端を検出する発光素
子(図示せず)が入り込むための孔3fなどが穿設され
ている。
テープローディング用開口部3a1〜3a3の他に、供
給リール4及び巻取リール5を臨む孔3b,3cが穿設
され、更に、テープカセット1を磁気記録及び/又は再
生装置(図示せず)に位置決めするための位置決め孔3
d,3e及び磁気テープTのテープ端を検出する発光素
子(図示せず)が入り込むための孔3fなどが穿設され
ている。
【0021】また、カセット筐体1Aの前方に開閉自在
に設けた前蓋7は、前蓋7の左右側面7a,7bの内側
に一体形成した一対の軸7a1,7b1がカセット筐体
1Aの左右側面に開閉自在に支持されており、装置に挿
入する以前は前蓋7が下ハーフ部材3の左側面3gに設
けた前蓋ロック部材12により係止されて閉蓋状態とな
っている。尚、前蓋7の開蓋動作は、テープカセット1
を装置に挿入した時のみ、装置側の前蓋開蓋手段により
前蓋ロック部材12が解除されて前蓋7が開蓋できるも
のであるが詳述は省略する。
に設けた前蓋7は、前蓋7の左右側面7a,7bの内側
に一体形成した一対の軸7a1,7b1がカセット筐体
1Aの左右側面に開閉自在に支持されており、装置に挿
入する以前は前蓋7が下ハーフ部材3の左側面3gに設
けた前蓋ロック部材12により係止されて閉蓋状態とな
っている。尚、前蓋7の開蓋動作は、テープカセット1
を装置に挿入した時のみ、装置側の前蓋開蓋手段により
前蓋ロック部材12が解除されて前蓋7が開蓋できるも
のであるが詳述は省略する。
【0022】上記前蓋7の裏面側には、前蓋7の裏面に
沿って張架した磁気テープTを挟んで連結板9を介して
後蓋8が懸架され、これらの後蓋8及び連結板9は前蓋
7と協働して一体に開閉自在となっている。そして、前
蓋7の閉蓋時、磁気テープTの前面(磁性面)は前蓋7
に覆われて保護されている。また、同時に磁気テープT
の裏面上部は連結板9に覆われて保護され、且つ、磁気
テープTの裏面上部より下方のうちテープガイド部3
i,3j近傍を除いて後蓋8に覆われて保護されてい
る。従って、後蓋8及び連結板9は、下ハーフ部材3に
肉抜き開口したテープローディング用開口部3a1〜3
a3から入り込む塵埃などが磁気テープTの裏面に付着
しないよう保護すると共に、誤って又は故意にテープロ
ーディング用開口部3a1〜3a3から手指,異物など
を挿入されても磁気テープTに傷がつかないよう保護し
ている。
沿って張架した磁気テープTを挟んで連結板9を介して
後蓋8が懸架され、これらの後蓋8及び連結板9は前蓋
7と協働して一体に開閉自在となっている。そして、前
蓋7の閉蓋時、磁気テープTの前面(磁性面)は前蓋7
に覆われて保護されている。また、同時に磁気テープT
の裏面上部は連結板9に覆われて保護され、且つ、磁気
テープTの裏面上部より下方のうちテープガイド部3
i,3j近傍を除いて後蓋8に覆われて保護されてい
る。従って、後蓋8及び連結板9は、下ハーフ部材3に
肉抜き開口したテープローディング用開口部3a1〜3
a3から入り込む塵埃などが磁気テープTの裏面に付着
しないよう保護すると共に、誤って又は故意にテープロ
ーディング用開口部3a1〜3a3から手指,異物など
を挿入されても磁気テープTに傷がつかないよう保護し
ている。
【0023】上記概略説明した本発明に係わるテープカ
セット1は、実施例では周知のVHS型テープカセット
と互換性を維持して構成されているが、とくにVHS型
テープカセットに限定されるものでもなく、適宜な形状
のテープカセットにも適用できるものである。
セット1は、実施例では周知のVHS型テープカセット
と互換性を維持して構成されているが、とくにVHS型
テープカセットに限定されるものでもなく、適宜な形状
のテープカセットにも適用できるものである。
【0024】ここで、テープカセット1の主要構成部材
について図2を用いて更に詳細に説明する。図2におい
て、上ハーフ部材2と下ハーフ部材3とは、テープカセ
ット1と略同一高さで形成された前蓋7の高さH1に対
して、一部を除いて外周部を略半分のハーフ高さH2で
それぞれ別体に分割形成されている。
について図2を用いて更に詳細に説明する。図2におい
て、上ハーフ部材2と下ハーフ部材3とは、テープカセ
ット1と略同一高さで形成された前蓋7の高さH1に対
して、一部を除いて外周部を略半分のハーフ高さH2で
それぞれ別体に分割形成されている。
【0025】また、上ハーフ部材2の中間部前方には、
前縁部2a1,2a2が間隔を離して薄い板厚で前方に
向かって突出形成されている。これらの前縁部2a1,
2a2の裏面には係止用凹部2a11,2a21{図4
(B)に拡大図示}が凹状に形成されており、且つ、係
止用凹部2a11,2a21は後述の下ハーフ部材3の
突出部3p,3qに上端部を開放して形成したガイド溝
3p1,3q1と合致させている。これにより、後述す
るテープカセット1を組み立てる際,とくに、後蓋8を
連結した前蓋7を上ハーフ部材2に仮組み立てした後、
仮組み立てした上ハーフ部材2を下ハーフ部材3に組み
立てる際、上ハーフ部材2の係止用凹部2a11,2a
21に後述の後蓋8の下端近傍に形成したガイド用ボス
部8d1,8d2を一時的に係止させ、且つ、上ハーフ
部材2の前縁部2a1,2a2を下ハーフ部材3に形成
した突出部3p,3qの上端部に当接して、上端部を開
放したガイド溝3p1,3q1を係止用凹部2a11,
2a21により塞ぎながら一時的に係止されたガイド用
ボス部8d1,8d2をガイド溝3p1,3q1に案内
している。
前縁部2a1,2a2が間隔を離して薄い板厚で前方に
向かって突出形成されている。これらの前縁部2a1,
2a2の裏面には係止用凹部2a11,2a21{図4
(B)に拡大図示}が凹状に形成されており、且つ、係
止用凹部2a11,2a21は後述の下ハーフ部材3の
突出部3p,3qに上端部を開放して形成したガイド溝
3p1,3q1と合致させている。これにより、後述す
るテープカセット1を組み立てる際,とくに、後蓋8を
連結した前蓋7を上ハーフ部材2に仮組み立てした後、
仮組み立てした上ハーフ部材2を下ハーフ部材3に組み
立てる際、上ハーフ部材2の係止用凹部2a11,2a
21に後述の後蓋8の下端近傍に形成したガイド用ボス
部8d1,8d2を一時的に係止させ、且つ、上ハーフ
部材2の前縁部2a1,2a2を下ハーフ部材3に形成
した突出部3p,3qの上端部に当接して、上端部を開
放したガイド溝3p1,3q1を係止用凹部2a11,
2a21により塞ぎながら一時的に係止されたガイド用
ボス部8d1,8d2をガイド溝3p1,3q1に案内
している。
【0026】更に、上ハーフ部材2の左側の前縁部2a
1と右側の前縁部2a2との間には、連結板ガイド部2
a3が前方に向かってテーパ状に突出形成されている。
この連結板ガイド部2a3は、前蓋7に支持された後述
の連結板9の裏面に設けたカム部9aが接離自在となっ
ている。そして、軸7a1に嵌入して前蓋7を閉蓋方向
に付勢する第1付勢手段10(以下、ネジリバネ10と
記す)によって前蓋7を閉蓋した時、連結板9を前蓋7
の天板7dの裏面方向に付勢する第2付勢手段11(以
下、ネジリバネ11と記す)によって連結板9が開蓋方
向に付勢されているももの、上ハーフ部材2の連結板ガ
イド部2a3に連結板9のカム部9aが当接して連結板
9の回動を規制しているので、連結板9は開蓋を規制さ
れてネジリバネ11の付勢力に抗しながら閉蓋方向に回
動している。また、同時に連結板9に懸架された後蓋8
もネジリバネ11の付勢力によって開蓋方向に付勢され
ているももの、連結板9の閉蓋状態に追従してネジリバ
ネ11の付勢力に抗しながら閉蓋されている。従って、
上ハーフ部材2に形成した連結板ガイド部2a3と、後
蓋8に設けたカム部9aとが、前蓋7の閉蓋時に連結板
9を介して後蓋8の開蓋を規制する後蓋規制手段を構成
している。
1と右側の前縁部2a2との間には、連結板ガイド部2
a3が前方に向かってテーパ状に突出形成されている。
この連結板ガイド部2a3は、前蓋7に支持された後述
の連結板9の裏面に設けたカム部9aが接離自在となっ
ている。そして、軸7a1に嵌入して前蓋7を閉蓋方向
に付勢する第1付勢手段10(以下、ネジリバネ10と
記す)によって前蓋7を閉蓋した時、連結板9を前蓋7
の天板7dの裏面方向に付勢する第2付勢手段11(以
下、ネジリバネ11と記す)によって連結板9が開蓋方
向に付勢されているももの、上ハーフ部材2の連結板ガ
イド部2a3に連結板9のカム部9aが当接して連結板
9の回動を規制しているので、連結板9は開蓋を規制さ
れてネジリバネ11の付勢力に抗しながら閉蓋方向に回
動している。また、同時に連結板9に懸架された後蓋8
もネジリバネ11の付勢力によって開蓋方向に付勢され
ているももの、連結板9の閉蓋状態に追従してネジリバ
ネ11の付勢力に抗しながら閉蓋されている。従って、
上ハーフ部材2に形成した連結板ガイド部2a3と、後
蓋8に設けたカム部9aとが、前蓋7の閉蓋時に連結板
9を介して後蓋8の開蓋を規制する後蓋規制手段を構成
している。
【0027】次に、下ハーフ部材3の左右側面3g,3
hの前方は前蓋7の高さH1より少し低い高さH3に形
成され、これらの左右側面3g,3hの後方はハーフ高
さH2に形成されている。そして、上ハーフ部材2と下
ハーフ部材3とを組み合わせて前蓋7を支持する際、前
蓋7の軸7a1にネジリバネ10を嵌入した後、前蓋7
の軸7a1,7b1を上ハーフ部材2の側面2g,2h
に形成した挿入孔(2g1),2h1に前方より嵌合さ
せて前蓋7を上ハーフ部材2に仮支持する一方、その後
上ハーフ部材2の外周部と下ハーフ部材3の外周部とを
突き合わせることにより、前蓋7がカセット筐体1Aの
前方で開閉自在となっている。
hの前方は前蓋7の高さH1より少し低い高さH3に形
成され、これらの左右側面3g,3hの後方はハーフ高
さH2に形成されている。そして、上ハーフ部材2と下
ハーフ部材3とを組み合わせて前蓋7を支持する際、前
蓋7の軸7a1にネジリバネ10を嵌入した後、前蓋7
の軸7a1,7b1を上ハーフ部材2の側面2g,2h
に形成した挿入孔(2g1),2h1に前方より嵌合さ
せて前蓋7を上ハーフ部材2に仮支持する一方、その後
上ハーフ部材2の外周部と下ハーフ部材3の外周部とを
突き合わせることにより、前蓋7がカセット筐体1Aの
前方で開閉自在となっている。
【0028】更に、下ハーフ部材3の前方左右には、本
発明の要部の一部を構成するテープガイド部3i,3j
が設けられている。これらのテープガイド部3i,3j
は、カセット筐体1Aの肉抜き形成したテープローディ
ング用開口部3a1〜3a3内にあって下ハーフ部材3
から左右2か所前方に突出し、且つ、突出した先端から
上方に向かって夫々垂設されている。そして、テープガ
イド部3i,3jによってテープローディング用開口部
3a1〜3a3の前方に張架した磁気テープTの裏面を
案内している。また、テープガイド部3i,3jの高さ
は、ハーフ高さH2より少し高く平板状に垂設され、且
つ、磁気テープTの裏面より約1mm程度奥方に垂設さ
れている。これらにより、テープローディング用開口部
3a1〜3a3はテープガイド部3i,3jによって3
分割されており、即ち、略中央のテープローディング用
開口部3a2の両側前方にテープガイド部3i,3jが
形成されたことになる。更に、テープガイド部3i,3
jの下端には、磁気テープTの下端を案内して磁気テー
プTが下方に下らないよう規制するためのテープ下端規
制部3i1,3j1が極僅か前方に向かって突出形成さ
れている。
発明の要部の一部を構成するテープガイド部3i,3j
が設けられている。これらのテープガイド部3i,3j
は、カセット筐体1Aの肉抜き形成したテープローディ
ング用開口部3a1〜3a3内にあって下ハーフ部材3
から左右2か所前方に突出し、且つ、突出した先端から
上方に向かって夫々垂設されている。そして、テープガ
イド部3i,3jによってテープローディング用開口部
3a1〜3a3の前方に張架した磁気テープTの裏面を
案内している。また、テープガイド部3i,3jの高さ
は、ハーフ高さH2より少し高く平板状に垂設され、且
つ、磁気テープTの裏面より約1mm程度奥方に垂設さ
れている。これらにより、テープローディング用開口部
3a1〜3a3はテープガイド部3i,3jによって3
分割されており、即ち、略中央のテープローディング用
開口部3a2の両側前方にテープガイド部3i,3jが
形成されたことになる。更に、テープガイド部3i,3
jの下端には、磁気テープTの下端を案内して磁気テー
プTが下方に下らないよう規制するためのテープ下端規
制部3i1,3j1が極僅か前方に向かって突出形成さ
れている。
【0029】従って、磁気テープTの裏面を案内するた
めのテープガイド部3i,3jをテープローディング用
開口部3a1〜3a3内にあって下ハーフ部材3から前
方に突出して2か所垂設したので、磁気テープTがカセ
ット筐体1A内でたるむことなく、テープローディング
用開口部3a1〜3a3の前方に張架した磁気テープT
を所定のテープパスに沿って良好に維持できると共に、
所定のテープパスを長く形成した場合のテープカセット
1にも十分に対応できる。また、例えばテープカセット
1を持ち歩いた時の振動などで磁気テープTがカセット
筐体1A内でたるんでも、2か所のテープガイド部3
i,3jを介して磁気テープTの裏面が静電気などによ
り後蓋8及び連結板9に密着することを防止しているた
め、テープカセット1の装置への装着時に磁気テープT
を良好に装置内にテープローディングすることができ
る。更に、磁気テープTがカセット筐体1A内でたるん
でも、テープガイド部3i,3jに形成したテープ下端
規制部3i1,3j1によって磁気テープTがカセット
筐体1A外に脱落することを防止できる。
めのテープガイド部3i,3jをテープローディング用
開口部3a1〜3a3内にあって下ハーフ部材3から前
方に突出して2か所垂設したので、磁気テープTがカセ
ット筐体1A内でたるむことなく、テープローディング
用開口部3a1〜3a3の前方に張架した磁気テープT
を所定のテープパスに沿って良好に維持できると共に、
所定のテープパスを長く形成した場合のテープカセット
1にも十分に対応できる。また、例えばテープカセット
1を持ち歩いた時の振動などで磁気テープTがカセット
筐体1A内でたるんでも、2か所のテープガイド部3
i,3jを介して磁気テープTの裏面が静電気などによ
り後蓋8及び連結板9に密着することを防止しているた
め、テープカセット1の装置への装着時に磁気テープT
を良好に装置内にテープローディングすることができ
る。更に、磁気テープTがカセット筐体1A内でたるん
でも、テープガイド部3i,3jに形成したテープ下端
規制部3i1,3j1によって磁気テープTがカセット
筐体1A外に脱落することを防止できる。
【0030】また、テープガイド部3i,3jよりリー
ル方向(奥方)に後述の後蓋8の進退を許容する凹部3
m,3nがテープガイド部3i,3jと連接して形成さ
れている。
ル方向(奥方)に後述の後蓋8の進退を許容する凹部3
m,3nがテープガイド部3i,3jと連接して形成さ
れている。
【0031】更に、下ハーフ部材3の凹部3m,3nよ
りリール方向(奥方)に一対の突出部3p,3qが凹部
3m,3nと連接して上方に突出形成されている。ま
た、一対の突出部3p,3qの高さは前蓋7の高さH1
より少し低い高さH3に形成されている。これら一対の
突出部3p,3qには、後蓋8の下端近傍に形成した一
対のガイド用ボス部8d1,8d2の開閉を案内するた
めの一対のガイド溝3p1,3q1が左右間隔を離して
互いに対向して“略長靴状”に形成されている。この
際、ガイド溝3p1,3q1は、後蓋8の閉蓋方向に対
して下端部が閉じられており、一方、後蓋8の開蓋方向
に対して上端部が開放されている。
りリール方向(奥方)に一対の突出部3p,3qが凹部
3m,3nと連接して上方に突出形成されている。ま
た、一対の突出部3p,3qの高さは前蓋7の高さH1
より少し低い高さH3に形成されている。これら一対の
突出部3p,3qには、後蓋8の下端近傍に形成した一
対のガイド用ボス部8d1,8d2の開閉を案内するた
めの一対のガイド溝3p1,3q1が左右間隔を離して
互いに対向して“略長靴状”に形成されている。この
際、ガイド溝3p1,3q1は、後蓋8の閉蓋方向に対
して下端部が閉じられており、一方、後蓋8の開蓋方向
に対して上端部が開放されている。
【0032】このように、後蓋8の組み立て時、ガイド
溝3p1,3q1の上端部が開放されているため、後蓋
8のガイド用ボス部8d1,8d2をガイド溝3p1,
3q1に挿入し易くなり、且つ、挿入後はガイド溝3p
1,3q1の上端部が上ハーフ部材2の前縁部2a1,
2a2により塞がれるので後蓋8を安心して十分開蓋す
ることができるようになっている。更に、後蓋8に形成
したガイド用ボス部8d1,8d2を案内するガイド溝
3p1,3q1を下ハーフ部材3の略中央のテープロー
ディング用開口部3a2の両側奥方に形成したため、装
置側のテープローディング部材に何らの影響なく、後蓋
及び連結板が前蓋と略平行に維持されながら開閉動作で
きる。
溝3p1,3q1の上端部が開放されているため、後蓋
8のガイド用ボス部8d1,8d2をガイド溝3p1,
3q1に挿入し易くなり、且つ、挿入後はガイド溝3p
1,3q1の上端部が上ハーフ部材2の前縁部2a1,
2a2により塞がれるので後蓋8を安心して十分開蓋す
ることができるようになっている。更に、後蓋8に形成
したガイド用ボス部8d1,8d2を案内するガイド溝
3p1,3q1を下ハーフ部材3の略中央のテープロー
ディング用開口部3a2の両側奥方に形成したため、装
置側のテープローディング部材に何らの影響なく、後蓋
及び連結板が前蓋と略平行に維持されながら開閉動作で
きる。
【0033】また、下ハーフ部材3の前面側底面には、
ガイドポール6a,6b(図1)を取り付けるための孔
3r,3sが穿設され、これらの孔3r,3sにガイド
ポール6a,6b(図1)を取り付けると、磁気テープ
Tがガイドポール6a,6b間に二点鎖線に図示したテ
ープパスで張架されている。
ガイドポール6a,6b(図1)を取り付けるための孔
3r,3sが穿設され、これらの孔3r,3sにガイド
ポール6a,6b(図1)を取り付けると、磁気テープ
Tがガイドポール6a,6b間に二点鎖線に図示したテ
ープパスで張架されている。
【0034】次に、前蓋7の左右側面7a,7b間は、
前板7cと天板7dとがほぼ直角に連接されて“逆L字
状”に形成されており、更に、前板7cの下端で裏面側
には三角部7c1が極く僅か奥方に向かって突出形成さ
れている。この三角部7c1は前蓋7の裏面に沿って張
架した磁気テープTの下端を閉蓋時に後述する後蓋8の
前面下端部8b1とで密閉状態に包み込む機能を備え、
磁気テープTをテープローディング用開口部3a1〜3
a3から隔離した状態で保護している。
前板7cと天板7dとがほぼ直角に連接されて“逆L字
状”に形成されており、更に、前板7cの下端で裏面側
には三角部7c1が極く僅か奥方に向かって突出形成さ
れている。この三角部7c1は前蓋7の裏面に沿って張
架した磁気テープTの下端を閉蓋時に後述する後蓋8の
前面下端部8b1とで密閉状態に包み込む機能を備え、
磁気テープTをテープローディング用開口部3a1〜3
a3から隔離した状態で保護している。
【0035】また、前蓋7の裏面側で、且つ、前蓋7の
天板7dの裏面には、連結板支持部7d1,7d2が左
右間隔を離して2か所垂下されている。これら2か所の
連結板支持部支持部7d1,7d2には、後蓋8を前蓋
7に連結するための連結板9を回動自在に支持する孔7
d11,7d21が水平に穿設されている。
天板7dの裏面には、連結板支持部7d1,7d2が左
右間隔を離して2か所垂下されている。これら2か所の
連結板支持部支持部7d1,7d2には、後蓋8を前蓋
7に連結するための連結板9を回動自在に支持する孔7
d11,7d21が水平に穿設されている。
【0036】次に、本発明の要部となる上記連結板9は
前蓋7の裏面上方に設けられ、前蓋7の裏面に沿って張
架した磁気テープTを挟んで磁気テープTの裏面上部を
覆いながら保護する機能を備えている。上記連結板9
は、樹脂材を用いて巾方向が後述する後蓋8と略同等に
長尺に形成され、高さ方向は前蓋7の裏面と対向する前
面9b側が“略逆く字状”に形成されている。
前蓋7の裏面上方に設けられ、前蓋7の裏面に沿って張
架した磁気テープTを挟んで磁気テープTの裏面上部を
覆いながら保護する機能を備えている。上記連結板9
は、樹脂材を用いて巾方向が後述する後蓋8と略同等に
長尺に形成され、高さ方向は前蓋7の裏面と対向する前
面9b側が“略逆く字状”に形成されている。
【0037】また、連結板9の裏面上部には、先に説明
したカム部9aが突出形成されており、且つ、連結板9
の中央部近傍の肉抜き部,及びこの肉抜き部と間隔を離
した右側端には、軸9c1,9c2が右方に向かって水
平に一体的に突出形成されている。そして、左側の軸9
c1にはネジリバネ11が嵌められて前蓋7の連結板支
持部7d1の孔7d11に嵌合支持され、且つ、右側の
軸9c2は前蓋7の連結板支持部7d2の孔7d21に
嵌合支持されるので、連結板9は前蓋7の裏面に沿って
略平行に回動自在に支持できる。この際、ネジリバネ1
1の一端は前蓋7の連結板支持部7d1に掛止され、他
端は連結板9の裏面に掛止されており、このネジリバネ
11の付勢力は前述したように連結板9を前蓋7の天板
7dの裏面方向に回動するよう付勢し、且つ、連結板9
に懸架した後蓋8を開蓋方向に付勢している。尚、連結
板9の中央部近傍の肉抜き部は、上部後方に向かって
“コ字線状”の補強枠が形成されている。
したカム部9aが突出形成されており、且つ、連結板9
の中央部近傍の肉抜き部,及びこの肉抜き部と間隔を離
した右側端には、軸9c1,9c2が右方に向かって水
平に一体的に突出形成されている。そして、左側の軸9
c1にはネジリバネ11が嵌められて前蓋7の連結板支
持部7d1の孔7d11に嵌合支持され、且つ、右側の
軸9c2は前蓋7の連結板支持部7d2の孔7d21に
嵌合支持されるので、連結板9は前蓋7の裏面に沿って
略平行に回動自在に支持できる。この際、ネジリバネ1
1の一端は前蓋7の連結板支持部7d1に掛止され、他
端は連結板9の裏面に掛止されており、このネジリバネ
11の付勢力は前述したように連結板9を前蓋7の天板
7dの裏面方向に回動するよう付勢し、且つ、連結板9
に懸架した後蓋8を開蓋方向に付勢している。尚、連結
板9の中央部近傍の肉抜き部は、上部後方に向かって
“コ字線状”の補強枠が形成されている。
【0038】また、連結板9の下部側で左側の切り欠き
部,及びこの切り欠き部と間隔を離した下部右側端に
は、腕部9d1,9d2が斜め下方でしかも前蓋7の裏
面側に向かって2か所左右に突出している。これら2か
所の腕部9d1,9d2には、後述の後蓋8の上部から
“逆L字状”に水平に突出形成した軸8a1,8a2を
回動自在に支持する孔9d11,9d21が水平に穿設
されている。
部,及びこの切り欠き部と間隔を離した下部右側端に
は、腕部9d1,9d2が斜め下方でしかも前蓋7の裏
面側に向かって2か所左右に突出している。これら2か
所の腕部9d1,9d2には、後述の後蓋8の上部から
“逆L字状”に水平に突出形成した軸8a1,8a2を
回動自在に支持する孔9d11,9d21が水平に穿設
されている。
【0039】次に、本発明の要部となる後蓋8は前蓋7
の裏面で連結板9の下方に設けられ、前蓋7の裏面に沿
って張架した磁気テープTの裏面上部より下方を覆いな
がら保護する機能を備えている。この際、磁気テープT
の裏面上部より下方でテープガイド部3i,3j近傍は
テープガイド部3i,3jで覆われている。上記後蓋8
は、樹脂材を用いて巾方向が下ハーフ部材3のテープロ
ーディング用開口部3a1〜3a3間内に入り込んでテ
ープローディング用開口部3a1〜3a3を覆う長さに
形成されており、高さ方向は前蓋7の裏面と対向する前
面8b側が“略逆く字状”に形成されている。
の裏面で連結板9の下方に設けられ、前蓋7の裏面に沿
って張架した磁気テープTの裏面上部より下方を覆いな
がら保護する機能を備えている。この際、磁気テープT
の裏面上部より下方でテープガイド部3i,3j近傍は
テープガイド部3i,3jで覆われている。上記後蓋8
は、樹脂材を用いて巾方向が下ハーフ部材3のテープロ
ーディング用開口部3a1〜3a3間内に入り込んでテ
ープローディング用開口部3a1〜3a3を覆う長さに
形成されており、高さ方向は前蓋7の裏面と対向する前
面8b側が“略逆く字状”に形成されている。
【0040】また、後蓋8の上部両側近傍には、軸8a
1,8a2が“逆L字状”に水平に突出形成されてお
り、これらの軸8a1,8a2を連結板9の腕部9
d1,9d2に形成した孔9d11,9d21に嵌合さ
せると、後蓋8は前蓋7の裏面に沿って平行で、且つ、
連結板9に懸架されながら回動自在に支持される。
1,8a2が“逆L字状”に水平に突出形成されてお
り、これらの軸8a1,8a2を連結板9の腕部9
d1,9d2に形成した孔9d11,9d21に嵌合さ
せると、後蓋8は前蓋7の裏面に沿って平行で、且つ、
連結板9に懸架されながら回動自在に支持される。
【0041】また、後蓋8の下部左右の中間部には切り
欠き部8c1,8c2が間隔を離して形成されており、
これらの切り欠き部8c1,8c2内にガイド用ボス部
8d1,8d2が水平に、且つ、夫々左右に向かって対
称に一体的に突出形成されている。これらのガイド用ボ
ス部8d1,8d2は、先に説明した下ハーフ部材3の
突出部3p,3qに形成したガイド溝3p1,3q1に
嵌合される。この際、後蓋8の切り欠き部8c1,8c
2の一部分は、先に説明した下ハーフ部材3の凹部3
m,3n内に進退自在になっていると共に、前蓋7の閉
蓋時には切り欠き部8c1,8c2を除いた前面下端部
8b1が下ハーフ部材3のテープローディング用開口部
3a1〜3a3内の前方に入り込んで、前蓋7の下端に
形成した三角部7c1に当接して、磁気テープTの下端
を包み込んだ状態で保護するようになっている。
欠き部8c1,8c2が間隔を離して形成されており、
これらの切り欠き部8c1,8c2内にガイド用ボス部
8d1,8d2が水平に、且つ、夫々左右に向かって対
称に一体的に突出形成されている。これらのガイド用ボ
ス部8d1,8d2は、先に説明した下ハーフ部材3の
突出部3p,3qに形成したガイド溝3p1,3q1に
嵌合される。この際、後蓋8の切り欠き部8c1,8c
2の一部分は、先に説明した下ハーフ部材3の凹部3
m,3n内に進退自在になっていると共に、前蓋7の閉
蓋時には切り欠き部8c1,8c2を除いた前面下端部
8b1が下ハーフ部材3のテープローディング用開口部
3a1〜3a3内の前方に入り込んで、前蓋7の下端に
形成した三角部7c1に当接して、磁気テープTの下端
を包み込んだ状態で保護するようになっている。
【0042】そして、後蓋8を連結板9を介して前蓋7
に連結した際、前蓋7と連結板9と間の回動軸(9
c1,9c2),連結板9と後蓋8と間の回動軸(8a
1,8a2)とからなる2つの回動軸を左右に夫々備え
るため、後蓋8はリンク機構における2自由度を得るこ
とになり、前蓋7と協働する後蓋8及び連結板9の開閉
動作が前蓋7と略平行に無理なくスムーズにできるよう
になっている。
に連結した際、前蓋7と連結板9と間の回動軸(9
c1,9c2),連結板9と後蓋8と間の回動軸(8a
1,8a2)とからなる2つの回動軸を左右に夫々備え
るため、後蓋8はリンク機構における2自由度を得るこ
とになり、前蓋7と協働する後蓋8及び連結板9の開閉
動作が前蓋7と略平行に無理なくスムーズにできるよう
になっている。
【0043】次に、上記主要構成部材によりテープカセ
ット1を組み立てる順について図3〜図5を用いて説明
する。尚、図4(A)〜(C)に示したテープカセット
1の各構成部材の符号は、カセット筐体1Aの中央より
左側部所の符号を示し、左側部所と略対称の右側部所の
説明を省略する。
ット1を組み立てる順について図3〜図5を用いて説明
する。尚、図4(A)〜(C)に示したテープカセット
1の各構成部材の符号は、カセット筐体1Aの中央より
左側部所の符号を示し、左側部所と略対称の右側部所の
説明を省略する。
【0044】先ず、図3及び図4(A)に示したよう
に、前蓋7の軸7a1にネジリバネ10を嵌めた後、連
結板9の軸9c1にネジリバネ11を嵌めて、軸9c1
を前蓋7の連結板支持部7d1に回動自在に支持し、更
に連結板9の腕部9d1に後蓋8の軸8a1を軸着し、
連結板9に後蓋8を懸架することにより後蓋8を前蓋7
に連結する。
に、前蓋7の軸7a1にネジリバネ10を嵌めた後、連
結板9の軸9c1にネジリバネ11を嵌めて、軸9c1
を前蓋7の連結板支持部7d1に回動自在に支持し、更
に連結板9の腕部9d1に後蓋8の軸8a1を軸着し、
連結板9に後蓋8を懸架することにより後蓋8を前蓋7
に連結する。
【0045】次に、図4(B)に示したように後蓋8を
連結した前蓋7を上ハーフ部材2に仮組み立てする。こ
こでは、上ハーフ部材2の挿入孔2g1に前蓋7の軸7
a1を前方より挿入して、前蓋7を軸7a1を中心とし
てネジリバネ10に抗しながら上方まで開蓋して手など
により保持する。この動作に伴って、後蓋8も上方に移
動するので、後蓋8のガイド用ボス部8d1を上ハーフ
部材2の前縁部2a1の裏面に形成した係止用凹部2a
11に入り込ませて、手などによりガイド用ボス部8d
1を係止用凹部2a11に一時的に係止させて前蓋7を
上ハーフ部材2に仮組み立てする。
連結した前蓋7を上ハーフ部材2に仮組み立てする。こ
こでは、上ハーフ部材2の挿入孔2g1に前蓋7の軸7
a1を前方より挿入して、前蓋7を軸7a1を中心とし
てネジリバネ10に抗しながら上方まで開蓋して手など
により保持する。この動作に伴って、後蓋8も上方に移
動するので、後蓋8のガイド用ボス部8d1を上ハーフ
部材2の前縁部2a1の裏面に形成した係止用凹部2a
11に入り込ませて、手などによりガイド用ボス部8d
1を係止用凹部2a11に一時的に係止させて前蓋7を
上ハーフ部材2に仮組み立てする。
【0046】次に、図4(C)に示したように、後蓋8
のガイド用ボス部8d1を上ハーフ部材2の係止用凹部
2a11に係止させたまま、上ハーフ部材2を上方から
下ハーフ部材3に組み立てる。この際、下ハーフ部材3
には予め磁気テープTが収納されているものの、開蓋し
た状態で上方に位置した前蓋7及び後蓋8に磁気テープ
Tが接することがないので、テープカセット1を安心し
て確実に組み立てることができる。
のガイド用ボス部8d1を上ハーフ部材2の係止用凹部
2a11に係止させたまま、上ハーフ部材2を上方から
下ハーフ部材3に組み立てる。この際、下ハーフ部材3
には予め磁気テープTが収納されているものの、開蓋し
た状態で上方に位置した前蓋7及び後蓋8に磁気テープ
Tが接することがないので、テープカセット1を安心し
て確実に組み立てることができる。
【0047】ここで、ハーフ部材2の前縁部2a1は下
ハーフ部材3に形成した突出部3pの上端部に当接し、
且つ、前縁部2a1の係止用凹部2a11が突出部3p
に形成したガイド溝3p1の上端部に合致している。従
って、上ハーフ部材2の前縁部2a1に形成した係止用
凹部2a11により上端部を開放した下ハーフ部材3の
ガイド溝3p1を塞ぎながら一時的に係止されたガイド
用ボス部8d1をガイド溝3p1に案内しているので、
テープカセット1の組み立て作業を確実且つ迅速に行う
ことができると共に、前蓋7の開蓋時に後蓋8のガイド
用ボス部8d1がガイド溝3p1から上方に抜け出るこ
となく、前蓋7及び後蓋8を安心して十分開蓋すること
ができ、テープカセット1の信頼性及び品質の向上に寄
与できる。
ハーフ部材3に形成した突出部3pの上端部に当接し、
且つ、前縁部2a1の係止用凹部2a11が突出部3p
に形成したガイド溝3p1の上端部に合致している。従
って、上ハーフ部材2の前縁部2a1に形成した係止用
凹部2a11により上端部を開放した下ハーフ部材3の
ガイド溝3p1を塞ぎながら一時的に係止されたガイド
用ボス部8d1をガイド溝3p1に案内しているので、
テープカセット1の組み立て作業を確実且つ迅速に行う
ことができると共に、前蓋7の開蓋時に後蓋8のガイド
用ボス部8d1がガイド溝3p1から上方に抜け出るこ
となく、前蓋7及び後蓋8を安心して十分開蓋すること
ができ、テープカセット1の信頼性及び品質の向上に寄
与できる。
【0048】その後、図5に示したように、図4(C)
の状態から手を放してガイド用ボス部8d1の係止用凹
部2a11への係止を解除すると、ネジリバネ10の付
勢力により前蓋7が降下して閉蓋されると共に、前蓋7
と協働して後蓋8のガイド用ボス部8d1,8d2がガ
イド溝3p1,3q1に沿って下降するので、テープカ
セット1が組み立て完了状態に至る。この組み立て完了
状態では、閉蓋した前蓋7の裏面側で磁気テープTは供
給側のガイドポール6aを経由して、下ハーフ部材3に
形成したテープガイド部3i,3jの前方に沿いながら
巻取側のガイドポール6bに張架されている。そして、
前蓋7の閉蓋時には磁気テープTの前面が前蓋7に覆わ
れて保護され、磁気テープTの裏面上部は連結板9に覆
われて保護され、且つ、磁気テープTの裏面上部より下
方を後蓋8に覆われて保護されている。この際、磁気テ
ープTの裏面上部より下方でテープガイド部3i,3j
近傍はテープガイド部3i,3jで覆われている。
の状態から手を放してガイド用ボス部8d1の係止用凹
部2a11への係止を解除すると、ネジリバネ10の付
勢力により前蓋7が降下して閉蓋されると共に、前蓋7
と協働して後蓋8のガイド用ボス部8d1,8d2がガ
イド溝3p1,3q1に沿って下降するので、テープカ
セット1が組み立て完了状態に至る。この組み立て完了
状態では、閉蓋した前蓋7の裏面側で磁気テープTは供
給側のガイドポール6aを経由して、下ハーフ部材3に
形成したテープガイド部3i,3jの前方に沿いながら
巻取側のガイドポール6bに張架されている。そして、
前蓋7の閉蓋時には磁気テープTの前面が前蓋7に覆わ
れて保護され、磁気テープTの裏面上部は連結板9に覆
われて保護され、且つ、磁気テープTの裏面上部より下
方を後蓋8に覆われて保護されている。この際、磁気テ
ープTの裏面上部より下方でテープガイド部3i,3j
近傍はテープガイド部3i,3jで覆われている。
【0049】また、前蓋7に支持された連結板9の裏面
に設けたカム部9aは、上ハーフ部材2の前方にテーパ
状に突出形成した連結板ガイド部2a3に当接している
ので連結板9の回動を規制されているため、連結板9は
ネジリバネ11の付勢力に抗しながら閉蓋状態に保持さ
れている。更に、連結板9に懸架された後蓋8のガイド
用ボス部8d1,8d2は、下ハーフ部材3の突出部3
p,3qに形成したガイド溝3p1,3q1の下端部に
至っており、且つ、後蓋8は連結板9の閉蓋状態に追従
することにより閉蓋状態を保っている。そして、後蓋8
及び連結板9は夫々の連結状態により前蓋7に対して巾
方向左右の移動を規制されている。
に設けたカム部9aは、上ハーフ部材2の前方にテーパ
状に突出形成した連結板ガイド部2a3に当接している
ので連結板9の回動を規制されているため、連結板9は
ネジリバネ11の付勢力に抗しながら閉蓋状態に保持さ
れている。更に、連結板9に懸架された後蓋8のガイド
用ボス部8d1,8d2は、下ハーフ部材3の突出部3
p,3qに形成したガイド溝3p1,3q1の下端部に
至っており、且つ、後蓋8は連結板9の閉蓋状態に追従
することにより閉蓋状態を保っている。そして、後蓋8
及び連結板9は夫々の連結状態により前蓋7に対して巾
方向左右の移動を規制されている。
【0050】<テープカセットの開蓋動作>ここで、上
記構成による本発明に係わるテープカセットの開蓋動作
について図5及び図6(A)〜(C)を用いて説明す
る。
記構成による本発明に係わるテープカセットの開蓋動作
について図5及び図6(A)〜(C)を用いて説明す
る。
【0051】図6は本発明に係わるテープカセットの開
蓋動作を説明するための縦断面図であり、(A)は前蓋
及び後蓋並びに連結板の閉蓋状態を示し、(B)は前蓋
及び後蓋並びに連結板の開蓋途中状態を示し、(C)は
前蓋が開蓋して後蓋のガイド用ボス部がガイド溝の上端
部近傍に至った開蓋状態を示している。尚、図6(A)
〜(C)に示したテープカセット1の各構成部材の符号
は、カセット筐体1Aの中央より左側部所の符号を示
し、左側部所と略対称の右側部所の説明を省略する。
蓋動作を説明するための縦断面図であり、(A)は前蓋
及び後蓋並びに連結板の閉蓋状態を示し、(B)は前蓋
及び後蓋並びに連結板の開蓋途中状態を示し、(C)は
前蓋が開蓋して後蓋のガイド用ボス部がガイド溝の上端
部近傍に至った開蓋状態を示している。尚、図6(A)
〜(C)に示したテープカセット1の各構成部材の符号
は、カセット筐体1Aの中央より左側部所の符号を示
し、左側部所と略対称の右側部所の説明を省略する。
【0052】図6(A)に示した状態では、図5を用い
て先に説明したテープカセット1の前蓋7が閉蓋した状
態と同一状態であり、前蓋7の裏面に沿って磁気テープ
Tが張架している。また、前蓋7の裏面側で連結板9が
連結板支持部7d1に軸9c 1を介して回動支持され、
この連結板9の下方の腕部9d1に後蓋8が軸8a1を
介して懸架され、前蓋7がネジリバネ10によって閉蓋
方向に付勢されている。更に、後蓋8の下端近傍に形成
したガイド用ボス部8d1が下ハーフ部材3の突出部3
pに形成したガイド溝3p1に嵌合しながら閉鎖された
下端部に達している。また、前蓋7の下端に形成した三
角部7c1に後蓋8の前面下端部8b1が当接して、磁
気テープTの下端を密閉状態に包み込み、テープローデ
ィング用開口部3a1〜3a3(図5)から塵埃,手の
指紋などが磁気テープTに付着されないようになってい
る。そして、磁気テープTの前面が前蓋7に覆われて保
護され、磁気テープTの裏面上部を連結板9に覆われて
保護され、且つ、裏面上部より下方を後蓋8に覆われて
保護されている。従って、前蓋7の閉蓋時、即ち、磁気
記録及び/又は再生装置(図示せず)に挿入される以前
では、前蓋7,後蓋8,連結板9により磁気テープTが
完全に保護されている。また、前蓋7に支持された連結
板9の裏面に設けたカム部9aは、上ハーフ部材2の前
方にテーパ状に突出形成した連結板ガイド部2a3に当
接しているので連結板9の回動を規制されており、ネジ
リバネ11の付勢力に抗しながら後蓋8及び連結板9が
閉蓋状態を保っている。
て先に説明したテープカセット1の前蓋7が閉蓋した状
態と同一状態であり、前蓋7の裏面に沿って磁気テープ
Tが張架している。また、前蓋7の裏面側で連結板9が
連結板支持部7d1に軸9c 1を介して回動支持され、
この連結板9の下方の腕部9d1に後蓋8が軸8a1を
介して懸架され、前蓋7がネジリバネ10によって閉蓋
方向に付勢されている。更に、後蓋8の下端近傍に形成
したガイド用ボス部8d1が下ハーフ部材3の突出部3
pに形成したガイド溝3p1に嵌合しながら閉鎖された
下端部に達している。また、前蓋7の下端に形成した三
角部7c1に後蓋8の前面下端部8b1が当接して、磁
気テープTの下端を密閉状態に包み込み、テープローデ
ィング用開口部3a1〜3a3(図5)から塵埃,手の
指紋などが磁気テープTに付着されないようになってい
る。そして、磁気テープTの前面が前蓋7に覆われて保
護され、磁気テープTの裏面上部を連結板9に覆われて
保護され、且つ、裏面上部より下方を後蓋8に覆われて
保護されている。従って、前蓋7の閉蓋時、即ち、磁気
記録及び/又は再生装置(図示せず)に挿入される以前
では、前蓋7,後蓋8,連結板9により磁気テープTが
完全に保護されている。また、前蓋7に支持された連結
板9の裏面に設けたカム部9aは、上ハーフ部材2の前
方にテーパ状に突出形成した連結板ガイド部2a3に当
接しているので連結板9の回動を規制されており、ネジ
リバネ11の付勢力に抗しながら後蓋8及び連結板9が
閉蓋状態を保っている。
【0053】次に、図6(B)に示した如く、テープカ
セット1が磁気記録及び/又は再生装置(図示せず)に
挿入されると、前蓋7が軸7a1を中心として図示時計
方向(矢印方向)に開蓋される。ここで、前蓋7がネジ
リバネ10の付勢力に抗しながら開蓋されていくに伴
い、前蓋7の裏面側に回動支持した連結板9のカム部9
aはネジリバネ11の付勢力により上ハーフ部材2の連
結板ガイド部2a3に当接しながら連結板9が上動し、
且つ、これにより連結板9に懸架された後蓋8が軸8a
1を中心に回動しながら上方に持ち上げられるので、後
蓋8に形成したガイド用ボス部8d1がガイド溝3p1
に沿って上方に移動する。従って、前蓋7の開蓋動作と
協働して、前蓋7に連結板9を介して懸架された後蓋8
も開蓋されるが、後蓋8の開蓋動作時には2つの回動軸
(8a1,9c1)よって後蓋8及び連結板9が前蓋7
に平行に無理なくスムーズに開蓋でき、後蓋8はリンク
機構における2自由度を得ることになる。また、前蓋7
及び後蓋8が開蓋する時には、前蓋7の下端の三角部7
c1は磁気テープTの前面から遠ざかるよう開蓋され、
一方、後蓋8の前面下端部8b1はガイド用ボス部8d
1がガイド溝3p1に案内されているため、磁気テープ
Tの裏面に接することなく開蓋される。
セット1が磁気記録及び/又は再生装置(図示せず)に
挿入されると、前蓋7が軸7a1を中心として図示時計
方向(矢印方向)に開蓋される。ここで、前蓋7がネジ
リバネ10の付勢力に抗しながら開蓋されていくに伴
い、前蓋7の裏面側に回動支持した連結板9のカム部9
aはネジリバネ11の付勢力により上ハーフ部材2の連
結板ガイド部2a3に当接しながら連結板9が上動し、
且つ、これにより連結板9に懸架された後蓋8が軸8a
1を中心に回動しながら上方に持ち上げられるので、後
蓋8に形成したガイド用ボス部8d1がガイド溝3p1
に沿って上方に移動する。従って、前蓋7の開蓋動作と
協働して、前蓋7に連結板9を介して懸架された後蓋8
も開蓋されるが、後蓋8の開蓋動作時には2つの回動軸
(8a1,9c1)よって後蓋8及び連結板9が前蓋7
に平行に無理なくスムーズに開蓋でき、後蓋8はリンク
機構における2自由度を得ることになる。また、前蓋7
及び後蓋8が開蓋する時には、前蓋7の下端の三角部7
c1は磁気テープTの前面から遠ざかるよう開蓋され、
一方、後蓋8の前面下端部8b1はガイド用ボス部8d
1がガイド溝3p1に案内されているため、磁気テープ
Tの裏面に接することなく開蓋される。
【0054】次に、図6(C)に示した如く、前蓋7が
軸7a1を中心として図6(B)より更に時計方向(矢
印方向)に開蓋されると、前蓋7と協働する後蓋8のガ
イド用ボス部8d1がガイド溝3p1の上端部に達し、
且つ、ガイド溝3p1の上端部を塞いでいる上ハーフ部
材2の前縁部2a1の裏面に形成した係止用凹部2a
11に後蓋8のガイド用ボス部8d1が当接するので、
前蓋7と協働してきた後蓋8はこれ以上開蓋できない位
置に保たれる。この際、後蓋8に形成したガイド用ボス
部8d1が上ハーフ部材2の前縁部2a1によってガイ
ド溝3p1から上方に抜け出ることがないので、前蓋7
及び後蓋8を安心して十分開蓋することができ、テープ
カセット1の信頼性及び品質の向上に寄与できる。
軸7a1を中心として図6(B)より更に時計方向(矢
印方向)に開蓋されると、前蓋7と協働する後蓋8のガ
イド用ボス部8d1がガイド溝3p1の上端部に達し、
且つ、ガイド溝3p1の上端部を塞いでいる上ハーフ部
材2の前縁部2a1の裏面に形成した係止用凹部2a
11に後蓋8のガイド用ボス部8d1が当接するので、
前蓋7と協働してきた後蓋8はこれ以上開蓋できない位
置に保たれる。この際、後蓋8に形成したガイド用ボス
部8d1が上ハーフ部材2の前縁部2a1によってガイ
ド溝3p1から上方に抜け出ることがないので、前蓋7
及び後蓋8を安心して十分開蓋することができ、テープ
カセット1の信頼性及び品質の向上に寄与できる。
【0055】尚、前蓋7及び後蓋8並びに連結板9の閉
蓋動作は上記と逆の動作により成されるものであり、図
6(C),(B),の順をへて図6(A)に戻る。
蓋動作は上記と逆の動作により成されるものであり、図
6(C),(B),の順をへて図6(A)に戻る。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるテープカセ
ットによると、請求項1記載においては、上ハーフ部材
と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体の前方に
張架し磁気テープの前面を前蓋により保護し、磁気テー
プの裏面を後蓋により保護する際、磁気テープの裏面を
案内するためのテープガイド部をテープローディング用
開口部内にあって下ハーフ部材から前方に突出して左右
2か所垂設したので、磁気テープがカセット筐体内でた
るむことなく、テープローディング用開口部の前方に張
架した磁気テープを所定のテープパスに沿って良好に維
持できると共に、所定のテープパスを長く形成した場合
のテープカセットにも十分に対応できる。また、例えば
テープカセットを持ち歩いた時の振動などで磁気テープ
がカセット筐体内でたるんでも、2か所のテープガイド
部を介して磁気テープの裏面が静電気などにより後蓋に
密着することを防止しているため、テープカセットの装
置への装着時に磁気テープを良好に装置内にテープロー
ディングすることができる。
ットによると、請求項1記載においては、上ハーフ部材
と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体の前方に
張架し磁気テープの前面を前蓋により保護し、磁気テー
プの裏面を後蓋により保護する際、磁気テープの裏面を
案内するためのテープガイド部をテープローディング用
開口部内にあって下ハーフ部材から前方に突出して左右
2か所垂設したので、磁気テープがカセット筐体内でた
るむことなく、テープローディング用開口部の前方に張
架した磁気テープを所定のテープパスに沿って良好に維
持できると共に、所定のテープパスを長く形成した場合
のテープカセットにも十分に対応できる。また、例えば
テープカセットを持ち歩いた時の振動などで磁気テープ
がカセット筐体内でたるんでも、2か所のテープガイド
部を介して磁気テープの裏面が静電気などにより後蓋に
密着することを防止しているため、テープカセットの装
置への装着時に磁気テープを良好に装置内にテープロー
ディングすることができる。
【0057】また、請求項2記載においては、テープカ
セットを磁気記録及び/又は再生装置に挿入する以前で
は、カセット筐体の前方に開閉自在に設けた前蓋の裏面
に沿って磁気テープを張架しながら磁気テープの前面を
前蓋により保護できると共に、磁気テープの裏面上部を
連結板により保護でき、且つ、磁気テープの裏面上部よ
り下方のうちでテープガイド部近傍を除いて後蓋により
保護できるので、磁気テープTを塵埃,手の指紋などの
付着から完全保護でき、更にテープローディング用開口
部から異物などを挿入されても磁気テープを完全に保護
できる。また、磁気テープの裏面を案内するためのテー
プガイド部をテープローディング用開口部内にあって下
ハーフ部材から前方に突出して垂設したので、上記請求
項1記載と略同様に、例えばテープカセットを持ち歩い
た時の振動などで磁気テープがカセット筐体内でたるん
でも、テープガイド部を介して磁気テープの裏面が静電
気などにより後蓋及び連結板に密着することを防止して
いるため、テープカセットの装置への装着時に磁気テー
プを良好に装置内にテープローディングすることができ
る。更に、テープカセットを磁気記録及び/又は再生装
置に挿入した際には、後蓋を連結板を介して前蓋に懸架
したため、従来の8mm型テープカセットのように前蓋に
後蓋を直接懸架した場合より、前蓋と協働する後蓋及び
連結板の開閉動作に自由度が生じ、即ち、前蓋と連結板
と間の回動軸,連結板と後蓋と間の回動軸とからなる2
つの回動軸を備えるため、後蓋はリンク機構における2
自由度を得ることになり、前蓋と協働する後蓋及び連結
板の開閉動作が前蓋と略平行に無理なくスムーズにでき
る。
セットを磁気記録及び/又は再生装置に挿入する以前で
は、カセット筐体の前方に開閉自在に設けた前蓋の裏面
に沿って磁気テープを張架しながら磁気テープの前面を
前蓋により保護できると共に、磁気テープの裏面上部を
連結板により保護でき、且つ、磁気テープの裏面上部よ
り下方のうちでテープガイド部近傍を除いて後蓋により
保護できるので、磁気テープTを塵埃,手の指紋などの
付着から完全保護でき、更にテープローディング用開口
部から異物などを挿入されても磁気テープを完全に保護
できる。また、磁気テープの裏面を案内するためのテー
プガイド部をテープローディング用開口部内にあって下
ハーフ部材から前方に突出して垂設したので、上記請求
項1記載と略同様に、例えばテープカセットを持ち歩い
た時の振動などで磁気テープがカセット筐体内でたるん
でも、テープガイド部を介して磁気テープの裏面が静電
気などにより後蓋及び連結板に密着することを防止して
いるため、テープカセットの装置への装着時に磁気テー
プを良好に装置内にテープローディングすることができ
る。更に、テープカセットを磁気記録及び/又は再生装
置に挿入した際には、後蓋を連結板を介して前蓋に懸架
したため、従来の8mm型テープカセットのように前蓋に
後蓋を直接懸架した場合より、前蓋と協働する後蓋及び
連結板の開閉動作に自由度が生じ、即ち、前蓋と連結板
と間の回動軸,連結板と後蓋と間の回動軸とからなる2
つの回動軸を備えるため、後蓋はリンク機構における2
自由度を得ることになり、前蓋と協働する後蓋及び連結
板の開閉動作が前蓋と略平行に無理なくスムーズにでき
る。
【0058】また、請求項3記載においては、請求項2
記載の効果を備えると共に、とくに、テープガイド部を
テープローディング用開口部内の左右に配設してテープ
ローディング用開口部を3分割すると共に、夫々のテー
プガイド部よりリール方向に凹部を介して一対の突出部
を形成し、この一対の突出部に後蓋を案内する一対のガ
イド溝を形成したため、装置側のテープローディング部
材に何らの影響なく、後蓋及び連結板がら前蓋と略平行
に維持されなが開閉動作できる。
記載の効果を備えると共に、とくに、テープガイド部を
テープローディング用開口部内の左右に配設してテープ
ローディング用開口部を3分割すると共に、夫々のテー
プガイド部よりリール方向に凹部を介して一対の突出部
を形成し、この一対の突出部に後蓋を案内する一対のガ
イド溝を形成したため、装置側のテープローディング部
材に何らの影響なく、後蓋及び連結板がら前蓋と略平行
に維持されなが開閉動作できる。
【0059】更に、請求項4記載においては、請求項1
乃至3記載の効果を備えると共に、とくに、磁気テープ
がカセット筐体内でたるんでも、テープガイド部の下端
に形成したテープ下端規制部によって磁気テープがカセ
ット筐体外に脱落することを防止できる。
乃至3記載の効果を備えると共に、とくに、磁気テープ
がカセット筐体内でたるんでも、テープガイド部の下端
に形成したテープ下端規制部によって磁気テープがカセ
ット筐体外に脱落することを防止できる。
【図1】本発明に係わるテープカセットの全体構成を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図2】本発明に係わるテープカセットの要部となる前
蓋及び後蓋並びに連結板近傍を示した一部破断分解斜視
図である。
蓋及び後蓋並びに連結板近傍を示した一部破断分解斜視
図である。
【図3】本発明に係わるテープカセットの前蓋に後蓋及
び連結板を取り付けた状態を示した一部破断分解斜視図
である。
び連結板を取り付けた状態を示した一部破断分解斜視図
である。
【図4】本発明に係わるテープカセットの組み立て順を
説明するための断面図であり、(A)は前蓋に後蓋及び
連結板を取り付けた状態を示し,(B)は前蓋を上ハー
フ部材に取り付けた状態を示し,(C)は前蓋を取り付
けた上ハーフ部材を下ハーフ部材に組み立てた状態を示
している図である。
説明するための断面図であり、(A)は前蓋に後蓋及び
連結板を取り付けた状態を示し,(B)は前蓋を上ハー
フ部材に取り付けた状態を示し,(C)は前蓋を取り付
けた上ハーフ部材を下ハーフ部材に組み立てた状態を示
している図である。
【図5】本発明に係わるテープカセットの後蓋及び連結
板を取り付けた前蓋をカセット筐体に組み立てた状態を
示した一部破断斜視図である。
板を取り付けた前蓋をカセット筐体に組み立てた状態を
示した一部破断斜視図である。
【図6】本発明に係わるテープカセットの開蓋動作を説
明するための縦断面図である。
明するための縦断面図である。
【図7】(A),(B)は従来のVHS型テープカセッ
トの構成及び開蓋動作を説明するための図である。
トの構成及び開蓋動作を説明するための図である。
【図8】(A),(B)は従来の8mm型テープカセッ
トの構成及び開蓋動作を説明するための図である。
トの構成及び開蓋動作を説明するための図である。
1…テープカセット、1A…カセット筐体、2…上ハー
フ部材、2a3…連結板ガイド部、3…下ハーフ部材、
3a1〜3a3…テープローディング用開口部、3i,
3j…テープガイド部、3i1,3j1…テープ下端規
制部、3m,3n…凹部、3p,3q…突出部,3
p1,3q1…ガイド溝、4…供給リール、5…巻取リ
ール、7…前蓋、7d…天板、7d1,7d2…連結板
支持部、8…後蓋、8a1,8a2…軸、8d1,8d
2…ガイド用ボス部、9…連結板、9a…カム部、9c
1,9c2…軸、9d1,9d2…腕部、10…第1付
勢手段(ネジリバネ)、11…第2付勢手段(ネジリバ
ネ)、2a3,9a…後蓋規制手段、T…磁気テープ。
フ部材、2a3…連結板ガイド部、3…下ハーフ部材、
3a1〜3a3…テープローディング用開口部、3i,
3j…テープガイド部、3i1,3j1…テープ下端規
制部、3m,3n…凹部、3p,3q…突出部,3
p1,3q1…ガイド溝、4…供給リール、5…巻取リ
ール、7…前蓋、7d…天板、7d1,7d2…連結板
支持部、8…後蓋、8a1,8a2…軸、8d1,8d
2…ガイド用ボス部、9…連結板、9a…カム部、9c
1,9c2…軸、9d1,9d2…腕部、10…第1付
勢手段(ネジリバネ)、11…第2付勢手段(ネジリバ
ネ)、2a3,9a…後蓋規制手段、T…磁気テープ。
Claims (4)
- 【請求項1】磁気テープを巻回した一対のリールを上ハ
ーフ部材と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体
内に収納し、且つ、前記カセット筐体の前面側に形成し
たテープローディング用開口部の前方に沿って前記磁気
テープを張架しながら該カセット筐体の前面側に開閉自
在に設けた前蓋により該磁気テープの前面を保護すると
共に、前記前蓋の裏面側で前記磁気テープを挟んで該前
蓋に懸架した後蓋により該磁気テープの裏面を保護する
テープカセットにおいて、 前記カセット筐体のテープローディング用開口部内にあ
って前記下ハーフ部材から左右2か所前方に突出し、且
つ、突出した先端から夫々上方に向かって垂設され、前
記テープローディング用開口部を3分割すると共に、張
架した前記磁気テープの裏面を案内するテープガイド部
を具備したことを特徴とするテープカセット。 - 【請求項2】磁気テープを巻回した一対のリールを上ハ
ーフ部材と下ハーフ部材とから組合わせたカセット筐体
内に収納し、且つ、前記カセット筐体の前面側に形成し
たテープローディング用開口部の前方に沿って前記磁気
テープを張架しながら該カセット筐体の前面側に開閉自
在に設けた前蓋により該磁気テープの前面を保護すると
共に、前記前蓋の裏面側で前記磁気テープを挟んで設け
た連結板及び後蓋により該磁気テープの裏面を保護する
テープカセットであって、 前記カセット筐体のテープローディング用開口部内にあ
って前記下ハーフ部材から前方に突出し、且つ、突出し
た先端から上方に向かって垂設され、張架した前記磁気
テープの裏面を案内するテープガイド部と、 前記前蓋の裏面上方に設けられ、且つ、前記前蓋の天板
裏面に形成した連結板支持部に軸を介して回動自在に支
持され、前記前蓋の閉蓋時に前記磁気テープの裏面上部
を保護する連結板と、 前記前蓋の裏面で前記連結板の下方に設けられ、且つ、
前記前蓋の開閉動作と協働する一対のガイド用ボス部を
有して前記連結板に形成した腕部に軸を介して回動自在
に懸架され、前記前蓋の閉蓋時に前記磁気テープの裏面
上部より下方のうちで前テープガイド部近傍を除いて保
護する後蓋と、 前記テープガイド部の後方で前記下ハーフ部材から上方
に突出した一対の突出部に形成され、前記一対のガイド
用ボス部と嵌合して前記後蓋を開閉方向に案内する一対
のガイド溝と、 前記前蓋を閉蓋方向に付勢する第1付勢手段と、 前記連結板を前記前蓋の天板裏面方向に付勢することに
より該連結板に懸架した前記後蓋を開蓋方向に移動させ
る第2付勢手段と、 前記前蓋の閉蓋時、前記第2付勢手段によって開蓋方向
に付勢された前記後蓋の開蓋を規制する後蓋規制手段と
を具備したことを特徴とするテープカセット。 - 【請求項3】請求項2記載のテープカセットにおいて、 前記下ハーフ部材に形成した前記テープガイド部を前記
テープローディング用開口部内の左右に配設して該テー
プローディング用開口部を3分割すると共に、夫々の前
記テープガイド部よりリール方向に前記後蓋の進退を許
容する凹部を形成し、且つ、前記凹部よりリール方向に
前記一対の突出部を形成したことを特徴とするテープカ
セット。 - 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載のテープカセッ
トにおいて、 前記テープガイド部の下端に前記磁気テープの下端を案
内して該磁気テープが下方に下らないよう規制するため
のテープ下端規制部を設けたことを特徴とするテープカ
セット。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141434A JP2778413B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | テープカセット |
DE69415856T DE69415856T2 (de) | 1993-05-11 | 1994-05-10 | Bandkassette |
US08/241,132 US5543991A (en) | 1992-11-24 | 1994-05-10 | Tape cassette having a rear cover composed of two pieces of plates rotatably connected to each other |
EP94303353A EP0624874B1 (en) | 1993-05-11 | 1994-05-10 | Tape cassette |
EP98106252A EP0859363A1 (en) | 1993-05-11 | 1994-05-10 | Tape cassette |
KR1019940010388A KR0136707B1 (ko) | 1993-05-11 | 1994-05-10 | 테이프 카세트(Tape cassette) |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141434A JP2778413B2 (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | テープカセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333361A true JPH06333361A (ja) | 1994-12-02 |
JP2778413B2 JP2778413B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15291878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5141434A Expired - Fee Related JP2778413B2 (ja) | 1992-11-24 | 1993-05-20 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778413B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830982U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-28 | 松下電器産業株式会社 | テ−プカセツト |
JPH04271078A (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-28 | Sony Corp | テープカセット |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP5141434A patent/JP2778413B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830982U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-28 | 松下電器産業株式会社 | テ−プカセツト |
JPH04271078A (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-28 | Sony Corp | テープカセット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2778413B2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |