JPH0633271Y2 - 塗料供給バルブ - Google Patents

塗料供給バルブ

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JPH0633271Y2
JPH0633271Y2 JP1988024975U JP2497588U JPH0633271Y2 JP H0633271 Y2 JPH0633271 Y2 JP H0633271Y2 JP 1988024975 U JP1988024975 U JP 1988024975U JP 2497588 U JP2497588 U JP 2497588U JP H0633271 Y2 JPH0633271 Y2 JP H0633271Y2
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paint
cylindrical magnet
valve shaft
ring
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • B05B1/30Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to control volume of flow, e.g. with adjustable passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/08Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet
    • F16K31/086Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet the magnet being movable and actuating a second magnet connected to the closing element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、塗装機に供給される塗料の流出入を調節する
塗料供給バルブに係り、特にその開閉操作が永久磁石の
磁力によって行われる塗料供給バルブに関する。
〔従来の技術〕
永久磁石の磁力によって開閉操作される従来のバルブ
は、第6図に示すように、先端に流体の流出入口1Aを
塞ぐ弁体2が形成され、後端に複数のリング状磁石3,
3…を積層して成る小径の多層形円筒磁石MSが取り付
けられた弁軸4が、弁室5内に摺動可能に収容されてい
る。
そして、当該弁室5外には、前記各リング状磁石3,3
…と極性を異にして同心状に配列された複数のリング状
磁石6,6…を積層して成る大径の多層形円筒磁石ML
が、弁軸4の軸方向に沿って摺動可能に配設されると共
に、当該円筒磁石MLから成るピストン7を圧縮気体の
圧力によってバルブの開放方向と閉鎖方向に摺動させる
シリンダ8が設けられている(実開昭60−8582号
公報参照)。
シリンダ8は、ピストン7を挟んで先後端両端側に夫々
圧縮気体の流出入口9A及び9Bが形成され、これら流
出入口9A,9Bから交互に供給される圧縮気体の圧力
によってピストン7を駆動するように成されている。
そして、このピストン7がバルブの開放方向又は閉鎖方
向に摺動すると、当該ピストン7を形成する多層形円筒
磁石MLの磁力により、多層形円筒磁石MSを取り付け
た弁軸4が弁室5内で前後に摺動して弁体2が操作さ
れ、流体の流出入口1Aが開閉される。
このように、弁軸4が弁室5の側壁を貫通して外部に突
出することなく、弁室5内に収容された状態で摺動して
その先端に取り付けられた弁体2が操作される構成とな
っていれば、二つの流出入口1A,1B間に介在して形
成された弁室5内のシール性が極めて良好となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この種のバルブを塗装機に供給される塗
料の流出入を調節する塗料供給バルブとして使用した場
合には、当該塗料供給バルブが介装された塗料配管系を
溶剤で洗浄する際に、弁室5内に残存する塗料をきれい
に除去することができないという問題があった。
つまり、洗浄用の溶剤を一方の流出入口1Bから弁室5
内に流入させて他方の流出入口1Aから流出させるよう
に供給する場合には、弁軸4と一体的に摺動する円筒磁
石MSの周面と弁室5の内壁との間に生ずる僅かな間隙
に浸透した塗料や、当該間隙を通って弁軸4の後端側に
入り込んだ塗料を完全に除去することができず、円筒磁
石MSの周面が摺接する弁室5内に塗料の色残りを生ず
るおそれがあった。
また、互いに摺接する円筒磁石MSの周面と弁室5の内
壁との間に浸透して残存した塗料が固化すると、円筒磁
石MSを円筒磁石MLの磁力で摺動させることができな
くなり、バルブの開閉が不能になるおそれもあった。
そこで本考案は、弁室5内を洗浄した時に塗料の色残り
を生じたり、洗浄後も残存する塗料が固化して円筒磁石
MSが摺動不能になるなどの弊害を確実に防止できる塗
料供給バルブを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案は、先端に塗料流出
入口を塞ぐ弁体が形成され、後端に複数のリング状磁石
を積層して成る小径の多層形円筒磁石が取り付けられた
弁軸が、弁室内に摺動可能に収容され、当該弁室外に
は、前記各リング状磁石と極性を異にして同心状に配列
された複数のリング状磁石を積層して成る大径の多層形
円筒磁石が、前記弁軸の軸方向に沿って摺動可能に配設
されると共に、当該円筒磁石から成るピストンを圧縮気
体の圧力によってバルブの開放方向に摺動させるシリン
ダが設けられた塗料供給バルブであって、前記弁軸が、
前記弁室の内径に合わせて角部を面取りした角棒で成
り、当該弁軸の後端に取り付けられた多層形円筒磁石の
外径が前記弁室の内径よりも小さく選定されて、当該円
筒磁石及び前記弁軸の外周面と前記弁室の内壁との間に
塗料通路が形成されると共に、当該塗料通路の両端側に
前記弁軸の先後両端と対峙する塗料流出入口が形成され
ていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、大径の多層形円筒磁石から成るピスト
ンがバルブの開放方向に摺動せられて、先端に弁体を形
成し後端に小径の多層形円筒磁石を取り付けた弁軸がバ
ルブの開放方向に従動すると、例えば当該弁軸の後端と
対峙する塗料流出入口から流入した塗料が、小径の多層
形円筒磁石及び弁軸の外周面と弁室の内壁との間に形成
された塗料通路を通って、弁軸の先端と対峙する塗料流
出入口から流出する。
そして、弁室内を洗浄する場合には、塗料に代わって供
給されるシンナー等の溶剤が、弁軸の後端と対峙する塗
料流出入口から弁室内に流入し、これが前記塗料通路を
通って弁軸の先端と対峙する塗料流出入口から流出し、
弁軸及びその後端に取り付けられた多層形円筒磁石の表
面や弁室の内壁が溶剤により隈無く洗浄されて、弁室内
の残存塗料が完全に除去される。
したがって、弁室内に塗料の色残りを生じたり、弁軸の
後端に取り付けられた多層形円筒磁石の外周面と弁室の
内壁との間に残存する塗料が固化して当該円筒磁石が摺
動不能になるなどの弊害を生ずることがない。
また、弁軸は、角棒の角を弁室の内径に合わせて面取り
するだけの簡単な加工で弁室内に塗料通路を形成するこ
とができるので、その加工コストが非常に安くて済む。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本考案による塗料供給バルブの一例を示す全体
の断面図、第2図は大径と小径の多層形円筒磁石を形成
する各リング状磁石の配列状態を示す拡大断面図、第3
図は弁軸の断面図である。
なお、第6図との対応部分については同一符号を付して
詳細説明は省略する。
本実施例では、小径の多層形円筒磁石MSを形成してい
る各リング状磁石3,3…と、大径の多層形円筒磁石M
Lを形成している各リング状磁石6,6…とが、第2図
に示すように夫々隣接するリング状磁石と同極同士を対
向させて積層されると共に、バルブの閉鎖時には、第1
図に示す如く大径の多層形円筒磁石MLを形成する各リ
ング状磁石6,6…が、小径の多層形円筒磁石MLを形
成する異極性の各リング状磁石3,3…に対してバルブ
の閉鎖方向に偏移した状態に位置するように成されてい
る。
リング状磁石3,3…は、各々がこれと同径のリング状
ヨーク11,11間に挟まれて弁軸4の後端に植設した
ボルト12に外嵌され、当該ボルト12と螺合するナッ
ト13により隣接する磁石3,3間に作用するN極同士
又はS極同士の斥力に抗して一体的に積層された状態に
締着されている。
また、リング状磁石6,6…は、各々がこれと同径のリ
ング状ヨーク14,14間に挟まれて円筒形のピストン
7内に嵌装され、当該ピストン7の内壁に嵌着されたC
形止め輪15により隣接する磁石6,6間に作用する同
極同士の斥力に抗して一体的に積層された状態に締着さ
れている。
弁軸4の後端に取り付けられる円筒磁石MSの外径は、
塗料流出入口1Aを形成した弁座10が一端側に取り付
けられた中空ボディ16と、その他端側に取り付けられ
るアルミニウム製の円筒チューブ18とから成る弁室5
の内径よりも小さく選定されて、当該円筒磁石MS及び
弁軸4の外周面と弁室5の内壁との間に塗料を流通させ
る塗料通路19が形成されている。
また、弁軸4は、第3図に示す如く、その本体を成す金
属製角棒の角を旋盤加工により面取りするだけで、広い
塗料通路19を確保できる形状となっている。
つまり、弁室5内に塗料通路19を確保しながら弁軸4
の後端に取り付けられた多層形円筒磁石MSを弁室5の
中心に位置させるには、弁軸4の外周面が弁室5の内壁
に沿って摺接すると共に、当該外周面の一部が弁室5の
内壁から離間していなければならない。そのためには、
弁軸4として例えば金属製丸棒を使用し、その長手方向
に沿って周面に複数条の凹溝を削成することも考えられ
るが、この場合には凹溝を切削する溝加工のコストが嵩
むという問題がある。これに対して、第3図のように角
棒の角を弁室5の内径に合わせて面取りするだけの簡単
な旋盤加工で広い塗料通路19を形成するようにすれ
ば、加工コストが非常に安くて済む。
なお、図中、20は中空ボディ16に弁座10を固定す
る皿ネジ、21は中空ボディ16に円筒チューブ18を
固定する皿ネジである。
また、弁軸4の先端面には、板状パッキン22を埋設し
て成る弁体2が形成され、当該弁体2が弁座10に当接
された閉鎖状態において板状パッキン22の表面が塗料
流出入口1Aの周囲に沿って弁座10に形成された突条
10aに圧し当てられるようになっている。このよう
に、弁座10に当接される弁体2の板状パッキン22
が、弁軸4の先端面に埋設されていれば、当該板状パッ
キン22に過大な圧力が掛かることがないから、柔軟性
のあるゴムパッキンを使用してシール性を高めることが
できると共に、その摩耗や傷みが緩和されて耐久性も向
上する。
次に、中空ボディ16に皿ネジ21で固定された円筒チ
ューブ18には、大径の多層形円筒磁石MLを嵌装した
ピストン7が摺動可能に外嵌されている。このピストン
7内には、円筒磁石MLを挟んで先後両側に円筒チュー
ブ18の外周面と摺接する一対のウェアリング23,2
3が嵌装されて、ピストン7の摺動による円筒磁石ML
の摩耗が防止されている。
ピストン7には、当該ピストン7をバルブの閉鎖方向に
付勢するスプリング24が外装され、更にその外側から
シリンダ8のバレルとなる円筒カバー25が被せられて
いる。この円筒カバー25は、その後端に円筒チューブ
18の端末を嵌入する鍔状部25aが形成され、当該鍔
状部25aが円筒チューブ18に螺合されるコネクショ
ン26で係止されて、中空ボディ16に外嵌せられた状
態に締着されている。これにより、塗料供給バルブの保
守点検や部品交換作業を行う際には、まず、円筒チュー
ブ18に螺合されたコネクション26を取り外し、次い
で、中空ボディ16に外嵌された円筒カバー25を取り
外せば、バルブ全体が簡単に解体されて円筒チューブ1
8内に収容された弁軸4や円筒チューブ18に外嵌され
たピストン7などの各部品を容易に取り出すことができ
る。
また、鍔状部25aには、中空ボディ16に穿設された
流出入口9からピストン7を駆動させる圧縮気体が供給
された時にシリンダ8内の気体を排出させる排気孔27
が穿設されている。
この排気孔27は、第1図に断面図が示され、第4図に
平面図が示されているように、円筒チューブ18の外周
面に密着する鍔状部25aの内周面に沿って環状に削成
された凹溝から成る迂回通路27aと、当該迂回通路2
7aの凹溝内から円筒カバー25の外周面に向かってシ
リンダ8外に貫通した穿孔から成る排気通路27bと、
迂回通路27aの凹溝内から円筒チューブ18を挟んで
排気通路27bと反対方向に向かってシリンダ8内に貫
通する穿孔から成る排気通路27cとから形成されてい
る。そして、ピストン7が流出入口9から供給される圧
縮気体でスプリング24の弾性に抗してバルブの開放方
向に摺動せられる際に、当該ピストン7で加圧されるシ
リンダ8内の気体が当該シリンダ8内に開口する排気通
路27cから環状に屈曲した迂回通路27aと排気通路
27bを通ってシリンダ8外に放出されるようになって
いる。
このように、排気孔27が、シリンダ8内に開口する排
気通路27cとシリンダ8外に開口する排気通路27b
とを環状に屈曲した迂回通路27aを介して連通させる
形状となっていれば、塗料供給バルブに洗浄用の溶剤を
吹き付けてその表面に付着した塗料等の汚れを洗い落と
す際に、吹き付けた溶剤がシリンダ8内に侵入してゴム
製のパッキン等を傷めるという弊害が確実に防止され
る。
つまり、シリンダ8外から排気通路27bを通って侵入
せんとする溶剤は、環状の迂回通路27aに邪魔され、
当該通路27aを迂回して排気通路27cにまで到達す
ることはできないから、シリンダ8内に設けられたOリ
ング等のパッキンが溶剤によって破損されるおそれがな
い。
また、排気孔27は、まず、鍔状部25aの内周面に凹
溝を削成して迂回通路27aを形成し、次いで、鍔状部
25aの外周面から迂回通路27aに向かって貫通する
排気通路27bを穿設し、更に、当該排気通路27bと
反対方向に向かって迂回通路27a内から一定長さの孔
を開けると共に、シリンダ8内からこの孔に連通する孔
を開けて排気通路27cを穿設することにより、極めて
簡単に加工できる。
また、コネクション26は、塗料供給源に接続された塗
料配管(図示せず)が連結されると共に、当該塗料配管
を通じて供給される塗料を弁室5内に流入させる塗料流
出入口1Bが形成されている。
これにより、塗料通路19の両端側には、弁軸4の先後
両端と対峙する塗料流出入口1A及び1Bが形成されて
いる。
以上が、本考案による塗料供給バルブの一例構成であ
り、次にその作用効果について説明する。
まず、実施例においては、多層形円筒磁石MSを形成す
る各リング状磁石3,3…と、多層形円筒磁石MLを形
成する各リング状磁石6,6…とが、第2図に示すよう
に夫々隣接するリング状磁石とN極同士又はS極同士を
対向させて積層されているから、例えば互いに対向する
リング状磁石3,3の二つのN極から発生した多数の磁
力線が、当該各リング状磁石3,3のN極と円筒チュー
ブ18を介して対向するリング状磁石6,6のS極に向
かって集中し、多層形円筒磁石MS及びML間に強い磁
気吸引力が作用することとなる。
つまり、磁石の異極同士を互いに接触させるとその接触
面の磁極が消失することは周知のとおりであるが、接触
するに至らずとも異極同士を著しく接近させた状態で積
層すると、一方の磁石のN極から出る磁力線が専ら他方
の磁石のS極に向かって集中するため、前記N極に対し
て例えば円筒チューブ18を介して対向する第三の磁石
のS極との間に作用する磁気吸引力は非常に弱くなる。
これに対し、円筒磁石MS及びMLのように、夫々が複
数のリング状磁石を同極同士で対向させて積層した構成
になっていると、円筒磁石ML(又はMS)を形成する
各リング状磁石6,6…(又は3,3…)の互いに対向
する二つのN極から多数の磁力線が発生し、その磁力線
がこれら各N極と円筒チューブ18を介して対向せられ
た円筒磁石MS(又はML)の各リング状磁石3,3…
(又は6,6…)のS極に向かって集中するから、これ
ら円筒磁石ML及びMS間に作用する磁気吸引力が極め
て強大になる。
したがって、本考案のように円筒磁石MSの外周面と弁
室5の内壁との間に塗料通路19を形成する間隙が生じ
て円筒磁石MS及びML間の距離が多少開いていても、
これら円筒磁石MS及びMLは非常に強い磁力で互いに
引き合っているので、円筒磁石MSが取り付けられた弁
軸4をスプリング24の弾性に抗してバルブの開放方向
に確実に摺動させることができる。
また、第1図に示すように、弁軸4の先端に形成された
弁体2が弁座10に当接したバルブの閉鎖状態におい
て、スプリング24の弾性によりピストン7と一体的に
バルブの閉鎖方向に付勢されている多層形円筒磁石ML
の各リング状磁石6,6…が、弁軸4の後端に取り付け
た多層形円筒磁石MSを形成する異極性の各リング状磁
石3,3…に対してバルブの閉鎖方向に偏移した状態に
位置しているから、これら各リング状磁石6,6…及び
3,3…間に作用する磁気吸引力によって、円筒磁石M
Sを取り付けた弁軸4がバルブの閉鎖方向に強く付勢さ
れることとなる。
これにより、弁軸4の先端に形成された弁体2は、塗料
流出入口1A側から作用する流体の逆圧に抗して完全な
閉鎖状態に維持される。
したがって、本考案による塗料供給バルブを多色塗装装
置の色替バルブとして用いた場合に、弁体2が塗料流出
入口1A側から作用する異色塗料の圧力を受けて弁座1
0から離れて浮き上がり、弁室5内に異色塗料が侵入し
て塗料の色混じりを生ずるという弊害が確実に防止され
る。
次に、この塗料供給バルブを開ける場合には、中空ボデ
ィ16に穿設された流出入口9から圧縮気体を供給し、
その圧力により円筒磁石MLが嵌装されたピストン7を
スプリング24の弾性に抗してバルブの開放方向に摺動
させる。
これにより、ピストン7に嵌装された円筒磁石MLと磁
気吸引力で引き合っている円筒磁石MSが、ピストン7
に従動してバルブの開放方向に摺動せられ、弁軸4の先
端に形成された弁体2が弁座10から離反して塗料流出
入口1Aが開放される。
そして、塗料流出入口1Bから流入する塗料が弁室5内
に形成された塗料通路19を通って塗料流出入口1Aか
ら流出される。
なお、ピストン7がバルブの開放方向に摺動せられた際
には、シリンダ8内の気体がピストン7に圧されて排気
孔27から外部に放出される。
また、塗料供給バルブを閉鎖する場合には、流出入口9
からの圧縮気体の供給を停止するだけで、ピストン7が
スプリング24の弾性によりバルブの閉鎖方向に自動的
に摺動して第1図の状態に復帰する。
また、塗料供給バルブの弁室5内を洗浄する場合には、
当該バルブを開放してその塗料流出入口1Bから流入す
る洗浄用の溶剤を弁室5内の塗料通路19を通じて塗料
流出入口1Aから流出させる。これにより、弁室5の内
壁や弁軸4及び円筒磁石MSの表面に付着残存している
塗料が色残りを生ずることなく完全に洗浄除去され、従
来のように円筒磁石MSの外周面と弁室5の内壁との間
に残存した塗料が固化して円筒磁石MSが摺動不能にな
るという弊害も生じない。
なお、第1図においては、塗料供給バルブが二方弁であ
る場合について説明したが、これに限らず第5図に示す
ような三方弁であってもよい。
すなわち、第5図は本考案による塗料供給バルブの他の
実施例を示す断面図であって、塗料通路19の両端側に
形成された塗料流出入口1A及び1Bに加えて更にもう
一つの塗料流出入口1Cを有している。
この塗料流出入口1Cは、中空ボディ16に穿設されて
例えば塗料供給源に接続され、第5図に示すようにバル
ブが閉鎖状態にある時には、塗料供給源から供給されて
塗料流出入口1Cから流入する塗料が、弁室5内の塗料
通路19を塗料流出入口1Aと反対側に形成された塗料
流出入口1Bに向かって流通し、当該塗料流出入口1B
から流出して再び塗料供給源に戻る径路で循環される。
また、弁軸4は、その先後両端に塗料流出入口1A及び
1Bそ交互に塞ぐ弁体2及び2′が形成されている。弁
体2′は、弁軸4の後端に突設されたボルト12と螺合
するナット13の端面に弁体2と同じく板状パッキン2
2′を埋設した構造となっている。
これにより、塗料供給バルブが開放された時には、塗料
流出入口1Cから弁室5に流入する塗料を塗料供給源に
還流させていた塗料流出入口1Bが弁体2′で塞がれる
と同時に、弁体2で塞がれていた塗料流出入口1Aが開
けられ、塗料流出入口1Cから弁室5内に流入する塗料
が塗料流出入口1Aから流出して塗装機に供給されるこ
ととなる。
なお、その他の部分は第1図と共通するので同一符号を
付して詳細説明を省略する。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、弁室内をシンナー
等の溶剤で洗浄する場合に、例えば弁軸の後端と対峙す
る塗料流出入口から流入した溶剤が、弁軸及びその後端
に取り付けられた多層形円筒磁石の外周面と弁室の内壁
との間に形成された塗料通路を通って弁軸の先端と対峙
する塗料流出入口から流出するから、弁軸及び多層形円
筒磁石の表面や、弁室の内壁に付着する塗料が色残りな
く完全に除去され、洗浄後において弁軸の後端に取り付
けられた多層形円筒磁石の外周面と弁室の内壁との間に
残存する塗料が固化して当該円筒磁石が摺動不能になる
などの弊害を生ずることがないという大変優れた効果が
ある。
また、弁室の内壁との間に塗料通路を形成するための弁
軸の加工も簡単であり、その加工コストが非常に安くて
済むという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗料供給バルブの一例を示す全体
の断面図、第2図は大径の多層形円筒磁石と小径の多層
形円筒磁石を形成するリング状磁石の配列状態を示す拡
大断面図、第3図は弁軸の断面図、第4図はシリンダを
形成する円筒カバーに設けられた排気孔の形状を示す平
面図、第5図は本考案による塗料供給バルブの他の実施
例を示す全体の断面図、第6図は従来のバルブを示す断
面図である。 符号の説明 1A,1B…塗料流出入口、2…弁体、3…リング状磁
石、4…弁軸、5…弁室、6…リング状磁石、19…塗
料通路、MS…小径の多層形円筒磁石、ML…大径の多
層形円筒磁石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に塗料流出入口を塞ぐ弁体(2)が形
    成され、後端に複数のリング状磁石(3)を積層して成
    る小径の多層形円筒磁石(MS)が取り付けられた弁軸
    (4)が、弁室(5)内に摺動可能に収容され、当該弁
    室(5)外には、前記各リング状磁石(3)と極性を異
    にして同心状に配列された複数のリング状磁石(6)を
    積層して成る大径の多層形円筒磁石(ML)が、前記弁軸
    (4)の軸方向に沿って摺動可能に配設されると共に、
    当該円筒磁石(ML)から成るピストン(7)を圧縮気体の
    圧力によってバルブの開放方向に摺動させるシリンダ
    (8)が設けられた塗料供給バルブであって、前記弁軸
    (4)が、前記弁室(5)の内径に合わせて角部を面取
    りした角棒で成り、当該弁軸(4)の後端に取り付けら
    れた多層形円筒磁石(MS)の外径が前記弁室(5)の内径
    よりも小さく選定されて、当該円筒磁石(MS)及び前記弁
    軸(4)の外周面と前記弁室(5)の内壁との間に塗料
    通路(19)が形成されると共に、当該塗料通路(19)の両端
    側に前記弁軸(4)の先後両端と対峙する塗料流出入口
    (1A,1B)が形成されていることを特徴とする塗料供給バ
    ルブ。
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