JP2645797B2 - 微細鉄粉除去装置 - Google Patents

微細鉄粉除去装置

Info

Publication number
JP2645797B2
JP2645797B2 JP5194126A JP19412693A JP2645797B2 JP 2645797 B2 JP2645797 B2 JP 2645797B2 JP 5194126 A JP5194126 A JP 5194126A JP 19412693 A JP19412693 A JP 19412693A JP 2645797 B2 JP2645797 B2 JP 2645797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron powder
fine iron
main body
raw material
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5194126A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0724355A (ja
Inventor
和己 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5194126A priority Critical patent/JP2645797B2/ja
Publication of JPH0724355A publication Critical patent/JPH0724355A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2645797B2 publication Critical patent/JP2645797B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品工業、化学工業、
窯業等の原材料、特に高粘度の原材料に混入している微
細鉄粉を原材料から除去するため、原材料供給路の途中
に配設して使用される微細鉄粉除去装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、食品工業、化学工業、窯業等の原
材料、特に高粘度の原材料に混入している微細鉄粉を原
材料から除去するため、原材料供給路の途中に配設して
使用される微細鉄粉除去装置として、図4に示すよう
に、原材料供給路に配設される本体11に複数個の磁気
エレメント12を配設した蓋体13を装着するようにし
た微細鉄粉除去装置が提案されている。この微細鉄粉除
去装置は、原材料に混入している微細鉄粉を蓋体13に
配設した磁気エレメント12に吸着させることによっ
て、微細鉄粉を原材料から除去するものである。ところ
で、この微細鉄粉除去装置は、磁気エレメント12の表
面に吸着された微細鉄粉の量が増大してくると微細鉄粉
の吸着能力が低下するため、定期的に磁気エレメント1
2の表面に吸着された微細鉄粉を除去する必要がある。
しかしながら、この磁気エレメント12の表面に吸着し
た微細鉄粉の除去作業は、一般的に磁気エレメント12
相互の間隔が小さいこと等から、手間がかかり、さらに
近年、磁気エレメント12に使用する磁石の磁力が強力
なものとなってきていることから、微細鉄粉を完全に除
去することが困難となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の微
細鉄粉除去装置の問題点に鑑み、食品工業、化学工業、
窯業等の原材料、特に高粘度の原材料に混入している微
細鉄粉を原材料から容易に除去することができるととも
に、メンテナンスが容易で、ランニングコストの低廉な
微細鉄粉除去装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、微細鉄粉が混入した原材料を導入する流
入口及び該原材料を排出する流出口を有し、原材料供給
路に配設される本体と、該本体に装着されるマグネット
体からなる微細鉄粉除去装置において、前記マグネット
体を本体に着脱可能に装着するとともに、マグネット体
は、マグネット体を本体に装着したとき本体内に位置す
る非磁性体材料で構成した複数本の管体と、各管体に連
通するとともに、各管体を隔壁を介して保持する、管体
と略同長の筒体と、前記管体内と筒体内の間を摺動する
磁気エレメントと、各磁気エレメントの端部を固定した
連結板と、磁気エレメントを管体内と筒体内のいずれか
に選択的に位置させるために連結板に固定したロッドの
先端に形成した把持部とからなることを特徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成された微細鉄粉除去装置によ
れば、微細鉄粉が混入した食品工業、化学工業、窯業等
の原材料、特に高粘度の原材料が本体内を通過するとき
原材料に混入している微細鉄粉を内部に磁気エレメント
を配設した非磁性体材料で構成した複数本の管体の外表
面に吸着させることによって、原材料から微細鉄粉を除
去する。そして、メンテナンスの際には、必要に応じ
て、マグネット体を本体から離脱し、磁気エレメントを
管体を保持する筒体内に摺動させて管体の外表面に磁力
が作用しないようにした後、管体を洗浄液で洗い流すこ
と等により管体の外表面に吸着された微細鉄粉を容易か
つ完全に除去する。
【0006】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。微細鉄粉除去装置の略円筒状をした本体1には、本
体1を食品工業、化学工業、窯業等の原材料供給路の途
中に配設して使用するため、フランジ状の原材料を導入
する流入口1a及び原材料を排出する流出口1bを形成
するとともに、本体1の上部にはマグネット体2を装着
するため、フランジ状の開口部1cを形成する。
【0007】本体1に装着されるマグネット体2は、マ
グネット体2を本体1に装着したとき本体1内に位置す
る非磁性体材料、例えば、ステンレススチール、合成樹
脂等で構成した複数本の管体3、管体3を保持する管体
3と略同長の筒体4、管体3内と筒体4内の間を摺動
し、かつ管体3内と筒体4内のいずれかに選択的に位置
するようにした磁気エレメント5、蓋体6、磁気エレメ
ント5を摺動するための把持部7等から構成される。
【0008】管体3の筒体4への保持は、管体3を筒体
4の底部隔壁4aに穿設した透孔に焼きばめ、溶接、接
着すること等により行い、本体1と筒体3とが連通しな
いように、すなわち、原材料が筒体3内に流入しないよ
うにすることが望ましい。管体3は、8本の有底の管状
体を千鳥状に配設して構成しているが、管体3の形状、
本数及び配列は適宜選択でき、これに限定されるもので
はない。磁気エレメント5は、複数のマグネット5a
と、このマグネット5aを固定するロッド5bから構成
し、管体3の全長と略同じ長さに形成する。複数本の磁
気エレメント5は、その端部を略円形状の連結板8に固
定し、ロッド9を介して把持部7を操作することによ
り、すべての磁気エレメント5を管体3内と筒体4内の
いずれかに一括して選択的に位置させることができるよ
うにする。この場合において、磁気エレメント5を管体
3内と筒体4内のいずれかに選択的に位置させ、その状
態を保持する固定具を適宜箇所に配設することが望まし
い。固定具としては、例えば、図3に示すようなスナッ
プ式の固定具10を用い、この固定具10を蓋体6と連
結板8の対向する位置に設けることにより行うことが考
えられるが、これに限定されるものではない。また、蓋
体6とロッド9の摺動部には、Oリング等のシール部材
を配設することが望ましい。
【0009】本体1の流入口1a及び流出口1bと原材
料供給路管(図示せず。)の接続、本体1の開口部1c
と筒体4の接続、筒体4と蓋体6の接続は、それぞれの
部材の端面に形成したフランジをシール部材を介して突
き合わせるとともに、両フランジを帯状のクランプで締
め付ける、いわゆるフェルール継手を用いているが、継
手の種類は適宜選択でき、接続を簡便に行うことができ
るものであればこれに限定されるものではない。
【0010】上記のように構成された微細鉄粉除去装置
は、通常、食品工業、化学工業、窯業等の原材料、特に
高粘度の原材料に混入している微細鉄粉を原材料から除
去するため、原材料供給路の途中に配設して使用する
が、原材料が本体1内を通過するとき原材料に混入して
いる微細鉄粉を内部に磁気エレメント5を配設した非磁
性体材料で構成した複数本の管体3の外表面に吸着させ
ることによって、原材料から微細鉄粉を除去する。そし
て、管体3の表面に吸着された微細鉄粉の量が増大して
くると微細鉄粉の吸着能力が低下するため、定期的に管
体3の表面に吸着された微細鉄粉を除去する必要がある
が、このメンテナンスの際には、原材料の供給を停止し
た後、本体1からマグネット体2を分離する。そして、
把持部7を引き上げることによりロッド9及び連結板8
を介して磁気エレメント5を管体3内から筒体4内に摺
動させて管体3の外表面に磁力が作用しないようにした
後、管体3を洗浄液で洗い流すこと等により管体3の外
表面に吸着された微細鉄粉を除去する。その後、把持部
7を押し下げることによりロッド9及び連結板8を介し
て磁気エレメント5を筒体4内から管体3内に摺動させ
て管体3外表面に磁力が作用するようにした後、マグネ
ット体2を本体1に装着して、メンテナンスは完了す
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡易な構造の微
細鉄粉除去装置を用いて、微細鉄粉が混入した食品工
業、化学工業、窯業等の原材料、特に高粘度の原材料が
本体内を通過するとき原材料に混入している微細鉄粉を
内部に磁気エレメントを配設した非磁性体材料で構成し
た複数本の管体の外表面に吸着させることによって、原
材料から微細鉄粉を容易に除去することができるととも
に、メンテナンスの際には、必要に応じて、マグネット
体を本体から離脱し、磁気エレメントを管体を保持する
筒体内に摺動させて管体の外表面に磁力が作用しないよ
うにした後、管体を洗浄液で洗い流すこと等により、マ
グネット体を本体に装着した状態でも、また、本体から
離脱した状態でも、管体の外表面に吸着された微細鉄粉
を容易かつ完全に除去することができる。このため、装
置の製造及びメンテナンスが容易で、イニシャルコスト
及びランニングコストを低廉にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微細鉄粉除去装置を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の微細鉄粉除去装置を示す平面図であ
る。
【図3】磁気エレメントの固定具を示す図である。
【図4】従来の微細鉄粉除去装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 流入口 1b 流出口 1c 開口部 2 マグネット体 3 管体 4 筒体 5 磁気エレメント 6 蓋体 7 把持部 8 連結板 9 ロッド 10 固定具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細鉄粉が混入した原材料を導入する流
    入口(1a)及び該原材料を排出する流出口(1b)を
    有し、原材料供給路に配設される本体(1)と、該本体
    (1)に装着されるマグネット体(2)からなる微細鉄
    粉除去装置において、前記マグネット体(2)を本体
    (1)に着脱可能に装着するとともに、マグネット体
    (2)は、マグネット体(2)を本体(1)に装着した
    とき本体(1)内に位置する非磁性体材料で構成した複
    数本の管体(3)と、各管体(3)に連通するととも
    に、各管体(3)を隔壁(4a)を介して保持する、管
    体(3)と略同長の筒体(4)と、前記管体(3)内と
    筒体(4)内の間を摺動する磁気エレメント(5)と、
    各磁気エレメント(5)の端部を固定した連結板(8)
    と、磁気エレメント(5)を管体(3)内と筒体(4)
    内のいずれかに選択的に位置させるために連結板(8)
    に固定したロッド(9)の先端に形成した把持部(7)
    とからなることを特徴とする微細鉄粉除去装置。
JP5194126A 1993-07-09 1993-07-09 微細鉄粉除去装置 Expired - Lifetime JP2645797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5194126A JP2645797B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 微細鉄粉除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5194126A JP2645797B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 微細鉄粉除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0724355A JPH0724355A (ja) 1995-01-27
JP2645797B2 true JP2645797B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=16319346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5194126A Expired - Lifetime JP2645797B2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 微細鉄粉除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2645797B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172824A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Osaka Magnet Roll Seisakusho:Kk 微細鉄粉除去装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3181247B1 (de) * 2015-12-15 2020-03-25 Coperion GmbH Zuführvorrichtung und verfahren zum zuführen von schüttgut in eine schneckenmaschine, wobei metallteile aus dem schüttgut entfernt werden

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0199444U (ja) * 1987-12-22 1989-07-04
JPH0675690B2 (ja) * 1990-10-12 1994-09-28 忠彦 横江 自動脱鉄装置
JPH0525551A (ja) * 1991-07-18 1993-02-02 Saamaru:Kk 金属体の連続熱処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010172824A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Osaka Magnet Roll Seisakusho:Kk 微細鉄粉除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0724355A (ja) 1995-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3951807A (en) Water conditioning apparatus
US7604748B2 (en) Magnetic filter
EP1245288A3 (en) Magnetic filter
JP2645797B2 (ja) 微細鉄粉除去装置
US20040035760A1 (en) Magnetic separators
JP3120813U (ja) マグネットフィルター
JPS63310608A (ja) 濾過装置
KR20150059233A (ko) 역세척유체 배수장치 및 필터장치
JPH0529115Y2 (ja)
WO1981002685A1 (en) Removable coil electromagnetic filter
JP3505028B2 (ja) 色替バルブ装置
JP4438166B2 (ja) ろ過装置
JP2564968Y2 (ja) 洗浄用治具
KR20200049048A (ko) 유체 내 비자성-자성 물질의 여과를 위한 유체 필터링용 복합 여과 장치
JP2879195B2 (ja) 粉粒体中に含まれる磁性体片の除去装置
JP3027372B1 (ja) 流体処理具
US20170072346A1 (en) Back-flushable filtered valve
JPH031118Y2 (ja)
KR950002860A (ko) 미세철분 제거장치
CN112676031A (zh) 一种浆料除铁装置
CN210357543U (zh) 一种永磁除铁净化装置
JPH0642786Y2 (ja) 浄水器
SU1088798A1 (ru) Магнитный сепаратор
SU1645830A1 (ru) Первичный преобразователь расхода
CA1062196A (en) Water conditioning apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080509

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term