JPH0675690B2 - 自動脱鉄装置 - Google Patents

自動脱鉄装置

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JPH0675690B2
JPH0675690B2 JP2274447A JP27444790A JPH0675690B2 JP H0675690 B2 JPH0675690 B2 JP H0675690B2 JP 2274447 A JP2274447 A JP 2274447A JP 27444790 A JP27444790 A JP 27444790A JP H0675690 B2 JPH0675690 B2 JP H0675690B2
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忠彦 横江
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忠彦 横江
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化学工業、食品工業、薬品工業、窯業、鉱工
業、ハイテク産業等において使用される原材料に含有も
しくは混在される微細鉄粉、鉄片等を自動的にかつ連続
的に除去する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
微鉄粉が混入された原材料を除鉄する装置として所謂バ
ーセパレータがある。これは角形をした筒状の本体ケー
ス内に複数本の棒状をしたマグネットを千鳥状、格子状
その他の形態にして貫通配設し、この本体ケース内を上
記原材料を通過させるとき、原材料中に混入した微鉄粉
はこのマグネットバーに吸着され、原材料のみ本体ケー
ス外へ排出して除鉄作用を行うものである。
〔発明が解決しようとする課題〕 格子状、千鳥状に配列配置されたマグネットバー間を原
材料が通過する際、原材料中に混入している微鉄粉は磁
気作用にてマグネットバーに吸着される。しかしマグネ
ットバーの表面に微鉄粉が許容以上に吸着されると吸着
除鉄能力が低下する。これを防ぎ、常に所定の除鉄能力
を発揮させるためには定期的にもしくは許容以上の微鉄
粉が付着した時点で、このマグネットバーを清掃する必
要がある。
従来このマグネットバーに吸着された微鉄粉の除去清掃
作業は本体ケースよりマグネットバーを取り外し、一本
づつウエスで拭き取るか、エヤーを吹きつけたり、ガム
テープにて接着して剥取る等している。しかしこのマグ
ネットバーに吸着された鉄粉等を取り除く清掃作業に手
数を要し、この清掃作業中は除鉄処理が行えず、処理能
力が低下し、したがって繰り返し使用する頻度の多い業
種では敬遠されることがある。
さらに近年、稀度類磁石の開発によりマグネットバーの
磁力がより強力となり、マグネットバーを清掃するた
め、本体ケースより取り外す際、この磁力による吸着、
あるいは反発力により指を挟まれたり、強く打たれたり
して危険が伴うものとなり、かつ手作業による清掃が困
難となってきている。
本発明ではマグネットエレメントを隣接される脱鉄室内
を交互に移動させることにより吸着除去した微鉄分の清
掃を自動的に行うとともにマグネットエレメントを嵌挿
した非磁性管を回転させて該管上に原材料の堆積するの
を未然に防止することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するためになしたもので、原材
料を移送する脱鉄室内を隣接する2つの脱鉄室に隔壁に
て分離し、かつ両脱鉄室間を貫通して複数本の非磁性管
を所要間隔をおいて配置し、かつ回動自在に支持し、こ
の非磁性管内に脱鉄室の横幅長に等しいか、もしくはそ
れより小なる磁気エレメントを両脱鉄室のいずれか片方
に位置するように選択的に摺動可能に嵌通させるととも
に前記非磁性管の端部に互いに回動可能に連結し、かつ
間歇駆動装置を備えて、非磁性管を回動させるようにし
たことを要旨とする。
〔作用〕
隔壁にて2つに分離した脱鉄室のいずれか一方に選択的
に原材料を単位時間当たり予め定めた量を流下させると
き、この脱鉄室内の非磁性管内のマグネットエレメント
にて該管該周面に微鉄粉等は磁力にて吸着して除去さ
れ、原料のみ下方へ流下する。そしてマグネットエレメ
ントを嵌挿した非磁性管は駆動装置にて間歇的に回動駆
動されるので、この管上に安息角以上に原材料が堆積せ
んとしても、この管の回動にて強制的に原料を下方に落
下せしめられる。これにより微細粉状のあるいは少し粘
着性のある原材料でも非磁性管上に堆積することなく連
続的に除鉄処理が行えるものである。
〔実施例〕
以下本発明を図示の実施例にもとづいて説明する。
図において1、2は同じ大きさ、少くとも隣接される横
方向の長さ(幅)を等しくした脱鉄室で、この2つの脱
鉄室1、2は非磁性体にて製作され、これにより両脱鉄
室1、2は非磁性体の隔壁にて分離されるものとなる。
そしてこの両脱鉄室1、2の横方向には非磁性管3、3
…を複数本それぞれ所要間隔をおいて配設する。この非
磁性管3は脱鉄室1、2内を落下通過する粒状もしくは
粉体状の原材料が均一に該管に衝突するように横方向に
は所要間隔をあけて多数並列し、かつ上下方向には上段
側管間に配列されるように千鳥状もしくは格子状等に配
列配置される。図示の実施例では上下5段に千鳥状に配
置したがこれを複数段配置されるものである。そしてこ
の各非磁性管3内にはネオジウム、サマリウムコバルト
等の所謂稀土類磁石あるいは他の磁石より製したる棒状
の磁気エレメント4、4を摺動可能にして嵌挿する。こ
の磁気エレメント4の長さは一つの脱鉄室1又は2に位
置するとき、他方の脱鉄室内には侵入しないようにして
脱鉄室の横幅長もしくはそれより若干短いものとし、い
ずれか一方の脱鉄室に位置するとき、他方側の脱鉄室内
には磁気が作用しないようにして適当に定めるものとす
る。この磁気エレメント4の脱鉄室間の移動はすべて同
時に行うもので、これはシリンダーを用いたもの、索条
方式その他の駆動機構(図示せず)を脱鉄室外に設ける
ものとする。
また各脱鉄室1、2内を横方向に貫通する非磁性体製の
管3は回動自在にして、例えばこの管3が貫通する脱鉄
室の側壁1a、2a及び隔壁5にベアリング、メタル等の軸
受6を設け、この軸受6にて支持せしめるとともに軸受
6より突出する各管3の一端部外周には歯車7、7…を
固定し、各段の非磁性体管3、3…の歯車7は互いに横
方向にて噛合するようにする。また他端側には少なくと
も各段に一本の非磁性体管3に駆動歯車8、8…を固定
し、上下方向の駆動歯車8、8間を互いに噛合させ、こ
のうち一本の管3には駆動歯車8と同軸上にしてラチェ
ット歯車9を固定し、このラチェット歯車9にラチェッ
ト爪10を噛み合わせ、このラチェット爪10をシリンダ12
にて揺動するアーム11に係止させ、これによりシリンダ
12にてアーム11が揺動するとき、ラチェット爪10も揺動
し、ラチェット歯車9と噛合、離間を繰り返し、間歇的
に回動せしめる。このラチェット歯車9の間歇回転はこ
れと同軸上に固定された駆動歯車8を回動させるので、
全駆動歯車は互いに相反方向に回動する。さらに全段の
非磁性体管は歯車7にて横方向に互いに噛合されている
ので、全管は互いに相反方向に回動するものとなる。な
お歯車7に代えてスプロケットホイールとし、この全ホ
イール間にチェンを張架しても、あるいはプーリとして
これにベルトを張架しても同じ動作をする。さらに駆動
歯車8もスプロケットホイールとチェンに代えることも
可能である。
またラチェット歯を、ラチェット爪のシリンダによる駆
動にて間歇回転運動を行う機構をモータと特殊変速機に
ても間歇運動を行うことができる。隣接される2つの脱
鉄室1、2を仕切る隔壁5は第5図に示すように両側に
非励磁性の板材51,51を配し、この板材51,51間に励磁性
の板52をサンドイッチ状に三重にすることにより一方の
脱鉄室1で脱鉄処理を行った後、吸着された鉄粉等を除
去清掃するために、他方の脱鉄室2側へ移動させ、この
脱鉄室2にて連続して原材料の脱鉄処理を行う際、マグ
ネットエレメント4の脱鉄室1から2への移動にて脱鉄
室1側、非磁性体管3の外周面に磁石にて吸着除去され
た鉄粉片は管の確実なる消磁により上下へ落下し、管表
面の除鉄清掃が極めて簡易に行えるものとなる。
〔発明の効果〕
本発明自動脱鉄装置は隔壁にて2つに分けた脱鉄室内を
貫通して複数本の非磁性管を所要間隔をおいて配置し、
かつ回動自在に支持し、この非磁性管内に脱鉄室の横幅
長に等しいか、もしくはそれより小なる磁気エレメント
を両脱鉄室のいずれか片方に位置するように選択的に摺
動可能に嵌通させるとともに前記非磁性管の端部に互い
に回動可能に連結し、かつ間歇駆動装置を備えて、非磁
性管を回動させるようにしたため、マグネットエレメン
トを挿通した管上に原材料が堆積するのを防止できるの
で、連続脱鉄処理が可能となり、処理能力が向上する。
また隣接する脱鉄室間の隔壁を中央に励磁性板、その両
側に非励磁性板にて挟み、サンドイッチ状としているの
で、管内のマグネットエレメントを他方側脱鉄室へ移動
させたとき、前脱鉄室側管の消磁が確実に行えるので、
該管外周面に吸着除去されていた鉄粉等の自然落下が促
進され、管の除鉄清掃が極めて簡易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明自動脱鉄装置の正面図、第2図は同駆動
側の側面図、第3図は同反駆動側の側面図、第4図は脱
鉄室内の一部破断拡大説明図、第5図は隔壁の拡大断面
図である。 1、2は脱鉄室、1a,2aは側壁、3は非磁性管、4はマ
グネットエレメント、5は隔壁、51は非励磁板材、52は
励磁板、6は軸受、7は歯車、8は駆動歯車、9はラチ
ェット歯車、10はラチェット爪、11はアーム、12はシリ
ンダ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原材料を移送する脱鉄室内を隣接する2つ
    の脱鉄室に隔壁にて分離し、かつ両脱鉄室間を貫通して
    複数本の非磁性管を所要間隔をおいて配置し、かつ回動
    自在に支持し、この非磁性管内に脱鉄室の横幅長に等し
    いか、もしくはそれより小なる磁気エレメントを両脱鉄
    室のいずれか片方に位置するように選択的に摺動可能に
    嵌通させるとともに前記非磁性管の端部に互いに回動可
    能に連結し、かつ間歇駆動装置を備えて、非磁性管を回
    動させるようにした自動脱鉄装置。
  2. 【請求項2】隣接する2つの脱鉄室を仕切る隔壁をマグ
    ネットエレメントを移動可能にして嵌挿した非磁性体管
    を貫通するとともにこの隔壁を中央に励磁板を、その両
    側に非励磁性板を配してサンドイッチ状にしたことを特
    徴とする請求項1記載の自動脱鉄装置。
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