JPH0439384B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0439384B2
JPH0439384B2 JP59196816A JP19681684A JPH0439384B2 JP H0439384 B2 JPH0439384 B2 JP H0439384B2 JP 59196816 A JP59196816 A JP 59196816A JP 19681684 A JP19681684 A JP 19681684A JP H0439384 B2 JPH0439384 B2 JP H0439384B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
matrix
ferromagnetic
ferromagnetic matrix
drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59196816A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6174657A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP59196816A priority Critical patent/JPS6174657A/ja
Publication of JPS6174657A publication Critical patent/JPS6174657A/ja
Publication of JPH0439384B2 publication Critical patent/JPH0439384B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、乾燥状態の粉粒体の中に混入する磁
性粒子を、連続的に分離するための乾式磁選機に
関するものである。
従来の技術 現在までに、乾式磁選機の中で粉粒体を対象に
したものとして、種々の形式のものや、構造のも
のが実用化されている。例えば、本出願人によつ
て特許出願されている特願昭57−212679号(特開
昭59−102457号公報)及び特願昭57−212680号
(特開昭59−102458号公報)の発明に見られるよ
うに、回転移動又は直線移動している強磁性マト
リツクスの一部が、常に磁界中に入るようにし、
その部分に粉粒体を供給し、このマトリツクスに
磁性物だけを磁着させた後、マトリツクスが磁界
の外に出たところで磁性物をマトリツクスから落
下させ、分離する方法が提案されている。この方
法は、マトリツクスに印加する磁界を大きくする
ことができるので、非常に微弱な磁性物を分離す
る場合に有効であるが、構造が複雑となるので、
高磁界を必要としない場合には、相対的に製作価
格が高くなるという欠点がある。また、粉粒体中
に比較的に大きな粒子が混入する場合は、目詰ま
りを起こしやすいという欠点のあることが発見さ
れた。
また、マトリツクスを用いる他の方法として、
次のような方法も行なわれている。すなわち、非
磁性容器の中にマトリツクスを積層埋設し、外部
からこのマトリツクスに磁界を印加し、この容器
の上方の供給口から粉粒体を供給し、容器とマト
リツクスとを振動させることにより、粉粒体の通
過を促進させ、非磁性物は下方の排出口へ落下さ
せ、磁性物だけをマトリツクスに磁着させ、磁性
物の取り出しは、いつたん、粉粒体の供給を止
め、排出口の切り替えを行つてから、印加磁界を
切り、振動を加え、落下させる方法である。この
方法は、粉粒体の供給が、断続的となるので、連
続的な処理を行う場合には、2系列の交互切り換
えを行うことが、必要となる。しかし、そのため
に、制御が複雑となり、製作価格も高くなる。更
に、前の例の場合と同様に、目詰まりの可能性も
ある。
これに対し、粉粒体の磁選において、マトリツ
クスを使用しない他の方法として、格子型磁選機
も知られている。この方法においては、非磁性管
の中に永久磁石を埋設することによつて磁石棒を
作り、この磁石棒を平行に一定の間隔に複数本並
べてわくり取り付け、これを1段又は多段にし、
上方から並列磁石棒に衝突するように粉粒体を供
給するようになつている。このようにして、強磁
性物は磁石棒の表面に磁着し、他の物質は落下す
る。しかしながら、この方法には、人手によつて
強磁性物を磁石棒から除去しなければならないと
いう欠点がある他、強磁性物の混入量が多い場合
には、掃除がひんぱんとなり、従つて、余り実用
的ではないという問題がある。また、連続処理を
行う場合には、2系列を必要とし、磁着力も弱い
という欠点もある。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来公知の乾式磁選機における上記
のような種々の欠点を有することの無い改良され
た乾式磁選機を得ることを、その目的とするもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明は、この目的を達成するために、扇状に
磁界を生成する磁石ユニツトを非磁性カバードラ
ムの内部に静止状態に配置し、このカバードラム
の外周に、それとの間に一定のすきまを設けて円
筒状で且つ網状の強磁性マトリツクスを同心に取
り付け、これを非磁性ドラムと共に回転させ、強
磁性マトリツクスが扇状磁界中にある位置ににお
いて上方から粉粒体を供給し、これに混入する磁
性物質を強磁性マトリツクスに磁着させた後、回
転によつて強磁性マトリツクスが磁界外に出た位
置において、振い落とすることにより分離するよ
うにした乾式磁選機を特徴とするものである。
実施例 以下、本発明をその実施例を示す添付図面の第
1及び2図に基づいて説明する。
まず、本発明による乾式磁選機の基本的な構造
を、その第一実施例を示す第1図について説明す
る。
図に示すように、垂直な架台1の上に、防振ば
ね2を介して水平な加振台3が取り付けられてお
り、その上には、間隔を置かれた1対のクランプ
ブロツク4が対向して固定してあり、これらのク
ランプブロツク4によつて磁気ドラム5の磁石軸
6が、その各端部において支持されている。この
磁気ドラム5は、中心部を磁石軸6に固定支持さ
れた、ほぼ扇形の磁気ユニツト7と、その扇形の
外周面71からわずかのすきまを置いて、それを
同心に包囲している非磁性体から成る円筒状のカ
バードラム8と、その外周面81から間隔を置か
れて配置された同心の円筒状で且つ網状の強磁性
マトリツクス9とから構成されている。なお、こ
の場合、磁気ユニツト7の発生する有効磁界は、
ほぼ180゜の円周角を有するものとし、例えば、第
1図に示すように、同図で見て、カバードラム8
のほぼ左半分を覆うような形状及び寸法のものと
し、更に、磁石軸6に対して相対回転自在に、こ
の状態に加振台3に適宜に固定支持しておくもの
とする。また、加振台3には、加振モータ10が
一体に取り付けられており、これによつて、クラ
ンプブロツク4並びにこれによつて支持されてい
る磁気ドラム5が、加振台3と一緒に加振される
ようになつている。このように、磁気ドラム5は
加振台3に、クランプブロツク4及び磁石軸6を
介して加振されるように取り付けられているが、
強磁性マトリツクス9と、カバードラム8とは、
それらの間に一定の間隔が保たれると共に相互に
固定されており、これらは、加振台3に取り付け
られた減速モータ11によつて、適宜に鎖車及び
無端鎖などから成る伝動装置12を介して磁気ユ
ニツト7の周囲を一緒に緩やかに矢印Aの方向に
回転するようにしてある。なお、これらの強磁性
マトリツクス9を含む磁気ドラム5などの全体
は、ハウジング13の中に収納されており、強磁
性マトリツクス9の下方には、山形の横断面形状
を有している分離シユート14が設けられてい
る。また、ハウジング13と、分離シユート14
とは、架台1に固定されているものとし、更に、
ハウジング13の上方には、振動フイーダ15が
配置されており、被処理物30を適宜にハウジン
グ13内の強磁性マトリツクス9のほぼ頂部に落
下させ、磁気ユニツト7の磁界の中にある強磁性
マトリツクス9の領域内を落下するようにしてあ
る。
本発明の1実施例は、上記のような構成を有し
ているが、次に、その作用を説明する。
まず、被処理物である粉粒体30は、振動フイ
ーダ15によりハウジング13の内部にその上方
の供給口から送り込まれ、強磁性マトリツクス9
のほぼ頂部付近に落下する。この粉粒体30の落
下する位置の強磁性マトリツクス9は、磁気ユニ
ツト7から発生する扇形の磁界によつて強く励磁
されているので、粉粒体30の中に混入している
強磁性物301は、その大部分が強磁性マトリツ
クス9の網目を通過する際に、これに磁着される
こととなる。しかし、この場合、何らかの事情に
よつて強磁性マトリツクス9に磁着されなかつた
粉粒体30の中の磁性体301は、いつたん強磁
性マトリツクス9の網目を通過した後、カバード
ラム8の表面に当たり、下方において、再び強磁
性マトリツクス9の網目を通過することとなるの
で、ここで残つた磁性体301も強磁性マトリツ
クス9に磁着され、非磁性物302だけが下方に
落下することとなる。このようにして、強磁性マ
トリツクス9に磁着された強磁性物301は、カ
バードラム8と、強磁性マトリツクス9との回転
に伴い、磁気ユニツト7の発生する磁界領域の外
まで運ばれる。これにより、強磁性マトリツクス
9は、磁気ユニツト7の磁界領域外において磁気
を失うので、ここで強磁性マトリツクス9に磁着
されていた強磁性物301は落下するが、その下
方には、分離シユート14が設置されているの
で、非磁性物302と、強磁性物301とは、別々
に装置外に取り出すことができる。なお、加振モ
ータ10は、加振台3を介して最終的には、強磁
性マトリツクス9に振動を与える作用をするため
のものである。このように、強磁性マトリツクス
9を加振することにより、粉粒体30の強磁性マ
トリツクス9内での通過効率が良くなり、処理流
量を増加させることができる上、分離した強磁性
物301への非磁性物302の巻き込みを減少させ
ることができる。
なお、磁気ユニツト7の発生する磁界は、処理
物質30の落下経路及び磁着物質の搬送経路に沿
つて強磁性マトリツクス9に印加されていれば良
く、しかも、磁着物を振り落とす位置において
は、磁界はゼロであることが望ましい。また、磁
気ユニツト7の磁気源としては、永久磁石であつ
ても、電磁石であつても良い。
なお、強磁性マトリツクス9は、対象とする粉
粒体30により通過効率が良く、しかも、高い磁
気こうばいを得ることができる断面形状のものを
選択するものとする。
更に、粉粒体30の中に粒度の比較的に大きな
粒子が混入していて、これを除去する必要がある
場合には、強磁性マトリツクス9の外周にやや大
きな網目を有すふるい分け円筒を取り付け、強磁
性マトリツクス9と共に回転させることにより、
磁選と同時にふるい分けの機能を付加することも
できる。
第2図は、本発明の他の実施例としての、この
ようなふるい分けの機能を付加した乾式磁選機を
示すものである(ただし、図には、第1図におけ
る、主として、ハウジング13の部分だけを示し
てある)。すなわち、この実施例においては、強
磁性マトリツクス9の外周に、これから間隔を置
いて同心に、やや大きな網目を有しているふるい
分け用の円筒20を強磁性マトリツクス9と一緒
に回転するように付け加えてある点において、第
1図に示した実施例と相違している他、強磁性マ
トリツクス9の下方には、第1図に示す分離シユ
ート14に相当する分離シユート141に追加し
て、ふるい分け分離シユート142が設けられて
おり、ふるい分け円筒20から落下する比較的に
大きな粒子40が分離されるようにした点におい
ても相違している。
発明の効果 本発明は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、次のような効果を発揮することのでき
ることは、明らかなところである。すなわち 1 構造が簡単であり、製作価格が低廉であるこ
と 2 被処理物の連続的処理が可能であること 3 印加磁界が比較的低くても、大きな磁気こう
ばいが得られ、磁選効率が良いこと 4 強磁性マトリツクスの目詰まりが起こり難い
こと 5 小形でも、処理能力が大きいこと などである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例を示す縦断面図、
第2図は、同じく他の実施例を示す同様の図であ
る。 3…加振台、5…磁気ドラム、7…磁気ユニツ
ト、8…非7磁性カバードラム、9…強磁性マト
リツクス、10,11…モータ、13…ハウジン
グ、14,141,142…分離シユート、15…
振動フイーダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉粒体用乾式磁選機において、非磁性体から
    成る円筒状のカバードラムの内部に扇形状に磁界
    を発生する磁気ユニツトを静止状態に水平状態に
    配置し、このカバードラムの外周に、これから間
    隔を置いて同心状に円筒状の網状の強磁性マトリ
    ツクスをカバードラムと一緒に回転するように配
    置し、被処理物を、磁気ユニツトによる扇状の磁
    界中にある強磁性マトリツクスにそのほぼ頂部か
    ら供給するようにしたことを特徴とする乾式磁選
    機。 2 磁気ユニツトが、永久磁石であり又は電磁石
    によつて励磁されるようにした特許請求の範囲第
    1項記載の乾式磁選機。 3 カバードラム、強磁性マトリツクスなどが、
    加振台の上に取り付けられた特許請求の範囲第1
    又は2項記載の乾式磁選機。 4 強磁性マトリツクスの外周に、これから間隔
    をおいて、円筒状のふるい分け用の網を設けた特
    許請求の範囲第1,2又は3項記載の乾式磁選
    機。
JP59196816A 1984-09-21 1984-09-21 乾式磁選機 Granted JPS6174657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59196816A JPS6174657A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 乾式磁選機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59196816A JPS6174657A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 乾式磁選機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6174657A JPS6174657A (ja) 1986-04-16
JPH0439384B2 true JPH0439384B2 (ja) 1992-06-29

Family

ID=16364135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59196816A Granted JPS6174657A (ja) 1984-09-21 1984-09-21 乾式磁選機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6174657A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0474545A (ja) * 1990-07-17 1992-03-09 Kenzo Takahashi 乾式高勾配誘導磁気ドラム式磁選機
CN1819873B (zh) * 2003-06-09 2010-04-28 陶氏康宁公司 磁力分离器装置
CN102319625B (zh) * 2011-08-30 2015-01-21 北京矿冶研究总院 顺流型槽体磁选机
CN104941796A (zh) * 2015-07-17 2015-09-30 陆凯工业技术有限公司 一种料层反复翻转式干选机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6174657A (ja) 1986-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4046679A (en) Magnetic drum materials separator
US3947349A (en) Permanent magnet high intensity separator
US3327852A (en) Drum type magnetic separator
JPS587344B2 (ja) キヨウジカイシキジセンキ
JPH0439384B2 (ja)
JP4097068B2 (ja) 磁力選別装置および選別システム
US3948766A (en) Magnetic separator
US765013A (en) Magnetic ore-separator.
ES443286A1 (es) Un metodo para separar particulas mas magneticas de una mez-cla de particulas mas magneticas y menos magneticas.
JPH07155639A (ja) 磁力選鉱方法および装置
JPS59203654A (ja) 弱磁性粉粒体の乾式磁気分離装置
US3291305A (en) Magnetic separator for mixtures of magnetic and non-magnetic material
JPS59109257A (ja) 選別装置
JPH08131965A (ja) 金属分離装置
JP2003103195A (ja) 移動磁界式ドラム磁選機
JPH081041A (ja) 破砕物からの鉄片分離装置
JP2996198B2 (ja) 乾電池の分離装置
JP2020069465A (ja) 土壌浄化システム
JP2020069463A (ja) 土壌浄化システム
US3489281A (en) Magnetic separator
US4345995A (en) Magnetic separator
JP2002192013A (ja) ワイヤーの磁気選別装置
JPH09253524A (ja) 磁気分離装置
RU2197529C1 (ru) Устройство для определения содержания металломагнитных примесей в пищевых или кормовых сыпучих продуктах
WO1998029190A1 (en) Powder separation