JPH06331631A - 生化学自動分析装置の洗浄装置 - Google Patents

生化学自動分析装置の洗浄装置

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JPH06331631A
JPH06331631A JP14282593A JP14282593A JPH06331631A JP H06331631 A JPH06331631 A JP H06331631A JP 14282593 A JP14282593 A JP 14282593A JP 14282593 A JP14282593 A JP 14282593A JP H06331631 A JPH06331631 A JP H06331631A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗剤供給手段の構造を簡単にする。 【構成】 反応セルへ洗浄水を供給する洗浄水供給流路
42−1の配管途中にT字管を用いて洗剤流路用の配管
44が接続され、その配管44は洗剤50の入った洗剤
タンク52へ導かれている。配管44には洗剤54をタ
ンク52側から流路42−1方向にのみ液を流し、その
逆方向には液を流さない2つのチェック弁46,50が
直列に設けられており、2つのチェック弁46,50の
間には2方向電磁バルブ48が設けられている。2方向
電磁バルブ48を開閉動作させることにより、流路42
−1を洗剤を吐出させることができ、流路42−1でプ
ローブに至る間に洗剤が希釈される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は血清や尿などの多成分を
含む試料の目的成分濃度や活性値を測定する生化学自動
分析装置において、測定後の反応セルを洗浄するための
洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生化学自動分析装置の形式として、シン
グルマルチ方式があり、シングルマルチ方式ではその分
析部は反応セルが一列に配列されて搬送される環状の反
応ラインに沿って、反応セルに試料をサンプリングする
試料サンプリング機構、試料が注入された反応セルに試
薬を分注する試薬注入機構、反応セル内の反応液の吸光
度を測定する吸光光度計、測定を終了した反応セルを洗
浄する洗浄機構を少なくとも備えている。シングルマル
チ方式の自動分析装置では反応セルは洗浄して繰返し使
用される。
【0003】このような生化学自動分析装置の洗浄装置
としては、測定を終了した反応セルの反応液を排水した
後、洗浄水だけを反応セルに供給し、その後その洗浄水
を排水することによる洗浄水だけの洗浄方式と、試薬注
入機構の試薬プローブを用いて反応セルに洗剤を分注す
るとともに、洗浄プローブからの洗浄水の供給と排水を
行なう洗剤洗浄方式がある。
【0004】洗浄を洗浄水だけにより行なう場合には、
項目によってはTBAなど反応セルに吸着しやすい試薬
がある。そのような試薬に対しては水だけによる洗浄で
は不十分となり、反応セル汚染が生じることがある。水
だけの洗浄を行なっている自動分析装置では、反応セル
を一定期間使用したところで反応部のセルユニットを外
し、漬け置き洗いや綿棒などを用いた手洗いなどを行な
っている。しかし、反応セル汚染を防ぐためには通常の
洗浄時に洗剤を用いる必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】洗剤を用いる洗浄装置
でも、試薬注入機構の試薬プローブから洗剤を分注する
装置では、洗剤を予め適当な濃度に希釈しておかなけれ
ばならないとともに、洗剤が分注された反応セルを1周
分搬送することになり、分析装置の処理能率が低下する
問題もある。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は洗剤を希釈
する必要をなくし、簡単な構造の洗剤供給手段を備えた
洗浄装置を提供することである。洗剤供給手段を備えた
場合、全ての反応セルを洗剤洗浄することにすれば、項
目によっては洗剤自体により悪影響を受けるものが存在
する。そこで、本発明の第2の目的は、洗剤供給手段の
形式は限定しないが、洗剤による洗浄の必要な反応セル
のみに洗剤を供給できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】洗浄装置の構造を簡単に
するために、本発明は、反応セルが列状に配列されて搬
送される環状の反応ラインで、測定を終了した反応セル
の反応液を排水した後、その反応セルに洗浄水を供給し
排水して反応セルを自動洗浄する複数個の洗浄プローブ
を少なくとも備えた洗浄装置において、その洗浄プロー
ブの1つにつながる洗浄水供給流路に、洗剤容器につな
がる洗剤流路を接続し、その洗剤流路には洗剤容器から
洗浄水供給流路方向にのみ液を流す2つのチェック弁を
直列に設け、その2つのチェック弁の間に2方向電磁バ
ルブを設け、この電磁バルブの開閉動作の繰返しにより
反応セルへ洗剤を供給するように構成されている。
【0008】洗剤による洗浄の必要な反応セルのみに洗
剤を供給できるようにするために、本発明は、セル汚染
を生じる項目間の関係、及びその項目に適した洗剤とを
予め記憶している洗剤記憶装置と、反応セル洗浄の際、
その反応セルで測定された項目とその反応セルで次に測
定される項目とから洗剤記憶装置に従って洗剤供給手段
による洗剤の供給を制御する洗剤供給制御部と、を備え
ている。
【0009】
【作用】洗剤を供給するために、洗浄水供給流路に洗剤
流路を接続した本発明においては、その洗剤流路の2方
向電磁バルブの1回の開閉動作で微量の一定量の洗剤が
洗浄水供給流路に吐出される。洗剤が洗浄水供給流路に
吐出されて合流した時点から洗浄プローブに到達するま
での流路で洗剤が希釈される。そのため洗剤流路から供
給する洗剤は予め希釈しておく必要がない。洗剤の希釈
率は洗浄水供給流路を流れる洗浄水の流量を調節するこ
とによっても、又は2方向電磁バルブの開閉の回数によ
っても調節することができる。この洗剤供給手段は構造
が簡単になる上、洗剤を原液のままで設置することがで
き、長期間使用することができるので、従来のように使
用の都度洗剤を薄めて充填する手間を省くことができ
る。
【0010】必要な項目のみに洗剤を供給するようにし
た本発明では、洗剤記憶装置にはセル汚染を生じる項目
間の関係、洗剤が必要な場合の適当な洗剤の種類や、洗
剤の組み合わせ、汚れの落ちにくさに基づく洗剤濃度な
どが予め記憶されている。洗剤供給制御部は、洗浄され
る反応セルについてその反応セルに洗剤が必要であるか
否か、必要であるとした場合に洗剤の種類や濃度を洗剤
記憶装置から読み出して洗剤供給手段を制御する。洗剤
の供給を洗剤による洗浄が必要な項目のみに限定するこ
とによって洗剤自体による項目の測定結果への悪影響を
防ぐことができ、しかも洗剤洗浄の必要な反応セルにつ
いては適切な洗浄を行なうことができる。また、洗剤の
無駄使いも防ぐことができる。
【0011】
【実施例】図1に本発明が適用される生化学自動分析装
置の分析部の一例を表わす。2は反応ディスクであり、
回転駆動機構によって矢印15の方向に間欠的に回転す
る。反応ディスク2のキュベットローラ3の円周に沿っ
てキュベットを兼ねる反応セル4が1列に配列されて環
状の反応ライン5が形成されている。反応セル4は恒温
水槽に浸されて一定温度に保温されている。反応セル4
に試料の検体を注入するために、試料分注部6が反応ラ
イン5に沿って配置されている。試料分注部6ではター
ンテーブル8の円周に沿って試料容器7が配列されてお
り、試料採取位置13の試料容器から検体を分注するた
めに検体分注器9が配置されている。検体分注器9の先
端にはサンプリングノズル10が設けられており、サン
プリングノズル10は移動軌跡11に沿って試料分注位
置14の反応セルと試料採取位置13の試料容器の間を
移動する。サンプリングノズル10には試料容器中の試
料の有無を検出する試料センサ(図示略)として既知の
液面センサが取りつけられている。移動軌跡11上には
洗浄つぼ12が設けられており、サンプリングノズル1
0を洗浄できるようになっている。
【0012】反応セルに試薬を注入するために、反応ラ
イン5に沿って試薬注入機構16が配置されている。試
薬注入機構16では試薬トレイ18の円周に沿って試薬
容器17が配置されており、試薬採取位置23の試薬容
器から試薬を分注するために試薬分注器19が配置され
ている。試薬分注器19の先端には試薬ノズル20が設
けられており、試薬ノズル20は試薬分注位置24の反
応セルと試薬採取位置23の試薬容器の間を移動軌跡2
1に沿って移動する。移動軌跡21上には洗浄つぼ22
が配置され、試薬ノズル20が洗浄できるようになって
いる。
【0013】反応ライン5に沿って更に洗浄装置26が
配置され、また、反応セル4内の反応液を撹拌する撹拌
機構(図示略)も配置されている。更に、反応ライン5
に沿って吸光光度計27も配置されている。吸光光度計
27は固定されており、反応ライン5が回転することに
よって反応セル4内の反応液の吸光度が測定される。一
連の分析は最後に使用された反応セルが洗浄装置26で
の洗浄過程を最後まで経ることで終了する。反応セル直
接測光方式による全反応セルの吸光度を測定するには、
実施例のように反応セルを回転させ、固定された光学系
27の前を通過させる方式と、測光時には反応セルを固
定し、光学系を動かす方式とがあり、本発明はいずれの
方式にも適用することができる。
【0014】図2に洗浄水供給流路に洗剤流路を接続し
た発明の一実施例を示す。生化学自動分析装置の分析部
には検体の目的成分を測定するために、検体と反応試薬
を入れる反応セル32が反応部の恒温槽34の恒温水3
6に浸されている。33は検体と反応試薬を含む反応液
である。図では反応セル32の配列を時系列的に模式的
に表現してある。測定を終了した反応セルから反応液を
吸引し、反応セルに洗浄水を供給して洗浄するために、
洗浄プローブ38が設けられている。洗浄プローブ38
では洗浄水が供給されている間は、洗浄プローブの先端
は反応セル32の上部開口より少し下がった反応セル内
の位置にある。そのため反応セルからオーバーフローし
ようとする洗浄水は吸引用プローブにより吸引されて排
水される。
【0015】洗浄水を供給しながら反応液や洗浄水など
の廃液を吸引する洗浄プローブ38は、電磁弁SV5を
経て第1段目の真空容器60の上端の吸引口に接続さ
れ、洗浄後の反応セルから洗浄水を吸引するノズル40
は真空容器60の上端の吸引口に接続されている。
【0016】真空容器60は下端に電磁弁SV3をもつ
排出口を有し、上端には真空容器62の上端につながる
真空配管Aが接続されている。真空容器60の下端の排
出口は電磁弁SV3から配管Bを介して第2段目の真空
容器64の上端の吸引口に接続されている。真空容器6
4の下端には排出口が設けられ、その排出口は電磁弁S
V4を介して排水ポートにつながっている。真空容器6
4の上端には配管Eが接続され、配管Eは電磁弁SV2
を介して真空タンク及びポンプに接続されている。電磁
弁SV2は真空容器64側がコモンであり、真空タンク
及びポンプ側と大気側とに切り換えるようになってい
る。
【0017】真空容器62の上端には配管Dが接続さ
れ、配管Dは電磁弁SV1を介して真空タンク及びポン
プに接続されている。真空容器62の下端と真空容器6
4の上端の間には配管Cが設けられ、その配管Cには真
空容器62側から真空容器64側へのみ液や気体を通す
ことのできるチェック弁66とその下流の抵抗管68と
が設けられている。
【0018】真空容器60は洗浄プローブ38,40か
ら反応液や洗浄水を吸引し、一時溜めるための真空容器
であり、真空容器64は通常洗浄時は真空容器60から
配管Bを介して反応液や洗浄水を受けて一時溜め、電磁
弁SV4を介して排水ポートへ排出するためのものであ
る。一方、真空容器62は、試薬に多量の界面活性剤な
どが含まれている場合に、廃液が吸引時に泡立って真空
タンクの方へ流れ込むのを防止するために、一時的に泡
をトラップするためのものである。
【0019】の位置の反応セルへ洗浄水を供給する洗
浄水供給流路42−1の配管途中にT字管を用いて洗剤
流路用の配管44が接続され、その配管44は洗剤50
の入った洗剤タンク52へ導かれている。配管44には
洗剤54をタンク52側から流路42−1方向にのみ液
を流し、その逆方向には液を流さない2つのチェック弁
46,50が直列に設けられており、2つのチェック弁
46,50の間には2方向電磁バルブ48が設けられて
いる。56は2方向電磁バルブ48を開閉動作させ、流
路42−1から試料セルへの洗剤の供給を制御する洗剤
供給制御部である。2つのチェック弁46,50と2方
向電磁バルブ48により洗剤供給手段を実現している。
洗剤供給制御部56は例えば生化学自動分析装置全体を
制御する制御装置の一部として実現することができる。
【0020】2つのチェック弁46,50と2方向電磁
バルブ48による洗剤流路のポンプ手段を図3に示す。
2つのチェック弁46,50の間の流路を開閉するため
の2方向電磁バルブ48では、ソレノイド(図示略)に
より図で上下方向に移動する鉄芯65の先端に耐薬品性
材質の弁66が取りつけられ、弁66が弁座67に押し
つけられることにより流路が閉じられ、弁66が弁座6
7から離れることにより流路が開けられる。68は流路
からの液漏れを防ぎながら弁66を指示するベローズで
ある。
【0021】図3(A)はソレノイドに電流がながれて
いないときの状態を表したものであり、鉄芯65はバネ
により弁座67の方向に付勢され、弁66が弁座67に
押しつけられて流路が閉じている。したがって、この電
磁バルブ48はノーマルクローズタイプである。流路が
開いた状態から(A)の閉じた状態になるときに、流路
の容量は弁66とベローズ68を合わせた段面積と移動
量(ストローク)の積にほぼ等しい容量だけ減少する。
そのとき、チェック弁50が閉じチェック弁46が開く
ことによってその容量減少分の洗剤が流路44−1へ吐
出される。一方、ソレノイドに電流が長されて鉄芯65
が引き上げられて(B)の流量が開いた状態になると
き、流路の容量は弁66とベローズ68を合わせた段面
積と移動量の積にほぼ等しい容量だけ増加する。そのと
き、チェック弁46が閉じチェック弁50が開くことに
よってチェック弁50を経てその容量増加分の洗剤が2
つのチェック弁46,50の間の流路に流れ込む。この
ように、電磁バルブ48の開閉により、微量の洗剤が流
路44−1へ向かう一方向に吐出される。
【0022】図2に戻ってこの実施例の動作を説明す
る。測定を終了した反応セル32は、位置で反応液が
吸引され、洗浄水が供給される。引き続き位置〜で
洗浄水の置換による洗浄が行なわれる。位置で供給さ
れた水は位置,で水ブランク測定に使用され、以後
の分析の基準値としてその測定値が保持される。さらに
位置,でブランク用の水が吸引されて反応セルが乾
燥され、以後の分析に使用される。
【0023】洗浄動作を説明すると、電磁弁SV3が閉
じられ、SV1が開けられて真空容器62及び60を介
して洗浄プローブ38,40から液が吸引される状態
で、洗浄プローブが反応セル32内に降ろされることに
よって、反応液及び洗浄液が洗浄プローブ38,40に
より吸引されて真空容器60へ溜められていく。洗浄プ
ローブが反応セル32から引き上げられる動作に入る
と、電磁弁SV4が閉じられ、SV2が大気側から真空
側に切り換えられ、SV1が閉じられることによって、
今度は真空容器64を介して吸引が行なわれるようにな
り、電磁弁SV3が開けられることによって真空容器6
0に溜った廃液が電磁弁SV3を経て真空容器64へ移
動し、真空容器62にトラップされた泡も液となって真
空容器64へ吸引される。電磁弁SV2が大気側に切り
換えられて吸引しなくなった後に電磁弁SV4が開かれ
ることによって、真空容器64に溜められた廃液が自然
落下して最終的に排水ポートへ送られる。
【0024】流路42−1から洗浄水が反応セルへ供給
される際に、電磁バルブ48を開閉することにより微量
(数10μl)の洗剤が流路42−1へ吐出され、プロ
ーブに送られるまでに希釈されて反応セルへ吐出され
る。流路42−1からの洗浄水供給1回当りの電磁バル
ブ48の開閉の回数を可変にすることによって洗剤濃度
を可変にすることができる。また、洗浄水の供給量を調
節することによっても洗剤濃度を可変にすることができ
る。
【0025】図4は洗剤の供給を必要な反応セルのみに
限定する実施例を表わしたものである。洗浄水を吸引し
て排出する機構は図2に示されたものと同じであるので
図示を省略してある。図4では洗剤供給手段として洗浄
水供給流路42−1と42−3の2つの流路にそれぞれ
洗剤流路が接続されている。流路42−1に接続されて
いるのは図2に示されたのと同じ構造の洗剤供給手段で
ある。流路42−3にも同様の構造で、洗剤タンク78
から流路42−3方向にのみ液を流す2つのチェック弁
72,76と、それらの間に設けられた2方向電磁バル
ブ74とを備えている。図4では洗剤54を例えばアル
カリ洗剤とし、洗剤タンク78の洗剤80を酸性洗剤と
する。
【0026】洗剤の必要な反応セルのみに洗剤を供給す
るようにするために、洗剤記憶部82と洗剤供給制御部
84が設けられており、洗剤記憶部82にはどの項目と
どの項目の間でセル汚染が生じるのか、またセル洗浄時
に洗剤が必要か否か、洗剤は酸性洗剤かアルカリ洗剤
か、又はその組み合わせか、さらに必要な洗剤の濃度な
どが予め設定されている。洗剤記憶部82と洗剤供給制
御部84は例えば生化学自動分析装置全体を制御する制
御装置の一部として実現することができる。
【0027】洗剤記憶部82の内容をCRTに表示した
セル洗浄条件メニューの例は、図5に示されるようなも
のである。図4の実施例では洗剤供給手段として図2の
実施例と同じ2つのチェック弁とその間に設けられた2
方向電磁バルブからなるものを示しているが、洗剤の供
給を必要な反応セルのみに限定する本発明は、そのよう
な洗剤供給手段に限らず、試薬注入機構の試薬プローブ
を用いて、予め希釈された洗剤を反応セルに供給するよ
うな洗剤供給手段を用いることもできる。
【0028】
【発明の効果】洗剤を供給するために、洗浄水供給流路
に洗剤流路を接続しその洗剤流路の2方向電磁バルブの
開閉動作により微量の洗剤を洗浄水供給流路から反応セ
ルに供給する本発明では、洗剤供給機構の構造が簡単に
なる。また、洗剤を原液のままで設置することができ、
長期間使用することができるので、従来のように使用の
都度洗剤を薄めて充填する手間を省くことができる。洗
剤の供給を洗剤による洗浄が必要な項目のみに限定する
本発明では、洗剤自体による項目の測定結果への悪影響
を防ぐことができ、しかも洗剤洗浄の必要な反応セルに
ついては適切な洗浄を行なうことができる。また、洗剤
の無駄使いも防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される生化学自動分析装置の分析
部の一例を示す概略平面図である。
【図2】第1の実施例を示す流路図である。
【図3】同実施例における洗剤供給手段を示す概略断面
図である。
【図4】第2の実施例を示す流路図である。
【図5】第2の実施例におけるセル洗浄条件メニューの
一例を示すディスプレイ画面の図である。
【符号の説明】
44,70 洗剤流路用配管 46,50,72,76 チェック弁 48,74 2方向電磁バルブ 52,78 洗剤タンク 54,80 洗剤 56,84 洗剤供給制御部 82 洗剤記憶部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応セルが列状に配列されて搬送される
    環状の反応ラインで、測定を終了した反応セルの反応液
    を排水した後、その反応セルに洗浄水を供給し排水して
    反応セルを自動洗浄する複数個の洗浄プローブを少なく
    とも備えた洗浄装置において、 前記洗浄プローブの1つにつながる洗浄水供給流路に、
    洗剤容器につながる洗剤流路を接続し、その洗剤流路に
    は洗剤容器から洗浄水供給流路方向にのみ液を流す2つ
    のチェック弁を直列に設け、その2つのチェック弁の間
    に2方向電磁バルブを設け、この電磁バルブの開閉動作
    の繰返しにより反応セルへ洗剤を供給することを特徴と
    する洗浄装置。
  2. 【請求項2】 反応セルが列状に配列されて搬送される
    環状の反応ラインで、測定を終了した反応セルの反応液
    を排水した後、その反応セルに洗浄水を供給し排水して
    反応セルを自動洗浄する複数個の洗浄プローブと、前記
    洗浄プローブからの洗浄水供給に対応して洗浄されるべ
    き反応セルに洗剤を供給する洗剤供給手段とを少なくと
    も備えた洗浄装置において、 セル汚染を生じる項目間の関係と、その項目に適した洗
    剤とを予め記憶している洗剤記憶装置と、反応セル洗浄
    の際、その反応セルで測定された項目とその反応セルで
    次に測定される項目とから前記洗剤記憶装置に従って前
    記洗剤供給手段による洗剤の供給を制御する洗剤供給制
    御部と、を備えたことを特徴とする洗浄装置。
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