JPH06331192A - 換気機能を持つ開口部枠構造 - Google Patents

換気機能を持つ開口部枠構造

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Publication number
JPH06331192A
JPH06331192A JP12242293A JP12242293A JPH06331192A JP H06331192 A JPH06331192 A JP H06331192A JP 12242293 A JP12242293 A JP 12242293A JP 12242293 A JP12242293 A JP 12242293A JP H06331192 A JPH06331192 A JP H06331192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
door
ventilating
frame structure
interior
Prior art date
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Pending
Application number
JP12242293A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Motohashi
政俊 本橋
Kazuhiko Shiratori
和彦 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JPH06331192A publication Critical patent/JPH06331192A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インテリアデザイン上の制約を及ぼすことな
く、また内装部材点数や施工法を大きく変えることなし
に、高気密出入口戸等の採用と、遮音性にすぐれた居室
間の換気機能とを両立実現し得る換気機能を持つ戸枠構
造を提供する。 【構成】 このため、高気密性戸4の戸枠5の上方水平
部材5aに戸4の直上部と、居室側とにそれぞれ換気孔
6a,6bを穿設し、部材5a上の室壁1間に換気扇7
aを有する換気装置7を室壁外装材8間に内蔵させるよ
う構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、換気機能を有する一
般住宅の内装用開口部枠構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅の居室等の換気は給/排
気孔を室壁または窓,出入口ドア等の開口部に設けて行
うのが一般的であった。
【0003】これら居室の換気に関しては、金属サッシ
が開口部に用いられる場合は、サッシ枠上部水平部に換
気扇や換気構造を組入れたものが知られているが、一般
の内装開口部枠には木質が多く例えば欄間やドア等に設
けられたガラリ等が用いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年は一般的に
インテリアデザインの多様化と生活の質の向上が強く求
められており、これらに伴って各種機能部品の高機能化
と、それらがインテリアデザイン上、存在感や違和感が
目立たないことが高気密化,高遮音性と共に要求され、
これにより質の高い居室空間を得ようとしている。
【0005】しかしながら、前記のこの種の金属サッシ
構造においては換気構造部に存在感や違和感があり、こ
れらの外観上の問題点を解決するため、例えば出窓下枠
により隠された部分を利用して室内に外気導入を行う提
案が例えば特公平3−61097号公報等に開示されて
いるが、この提案は出窓部分に限定され、一般的な内装
用建具に対して普遍性がない。
【0006】また、現在極めて一般的である木質の内装
開口部の前記ガラリ等の換気構造は、外観が目立ち易い
ために、新しいインテリアにマッチするデザインが得難
いため、通常デザインのドア等の開口部での通気には、
ドアの上下すきまを大きくしてこれに対応しているが、
この方法では光や音を遮断することができないという問
題点があった。
【0007】また、施工が比較的容易なため、開口部上
のたれ壁に換気ガラリや換気扇を配設する事例もある
が、その形態とマッチしないインテリアデザインには用
いることができない。また、開口部以外の室壁への換気
装置の設置は実生活上のじゃまとなりその外観上の見苦
しさのほかに壁面の利用範囲を著しく狭めてしまう難点
があった。
【0008】この発明は、以上のような従来例の問題点
にかんがみてなされたもので、その換気機能の存在感が
目立ち難く、既存の内装部材点数を増加することなく、
施工方法の方法の変更も少ない遮音性にも優れた換気機
能を備えた内装用開口部枠構造の提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、この種の換気機能を持つ開口部枠構造を、住宅
の内装高気密建具用の開口部枠の上方水平部材に、この
建具直上部と居室側とにそれぞれ換気孔を穿設し、前記
部材上に換気装置を配設すると共に、その装置部を室壁
外装部材間に内蔵するよう構成することにより、前記目
的を達成しようとするものである。
【0010】
【作用】以上のような本発明構成により、高気密性建具
の採用と、居室間換気とを両立させることができ、また
インテリアデザイン上の存在感がなく、またこの部分の
内装部材点数や工法を既存手段で実行し得る。さらに、
換気通路が迂回しているため防音/遮音効果が高い。
【0011】
【実施例】以下にこの発明を実施例に基づいて説明す
る。図2に高気密建具開口部の一例としての出入口戸
(ドア)部に応用したこの発明に係る換気装置部の配設
位置関係図、図1にその構成を示すA−A断面矢視図、
図3にその戸枠部単独の斜視図を示す。
【0012】(構成)図1〜3において、1は室壁、2
は床、3は天井を示す。4は高気密性の出入口戸(ド
ア)、5は、室壁1の開口部の戸枠、5aはその上部水
平部材、5bはこの水平部材5aの下面に突設された戸
当り部材である。
【0013】この水平部材5aには、それぞれ戸4の直
上部と居室側とに給/排気用の2個の換気孔6a,6b
が穿設され、水平部材5aの上面の壁1内には換気装置
7がビルトンイン式に配設されている。7aはその換気
扇本体、7bは装置本体側面で、壁1の両側面の石膏ボ
ード8等の室壁外装部材の各内面に接着固定されてい
る。8は壁の間仕切9用の芯材を示す。
【0014】(動作/作用)換気扇7aが運転される
と、換気空気は、戸1の頂部と戸枠水平部材5a間の高
気密性の小すきまを通って換気孔(給気孔)6a,換気
扇7a及び換気孔(排気孔)6bへと迂回した流路を通
って居室側へ排出(給気)され、高気密化ドアと換気機
能とを両立させている。
【0015】また、これらの換気手段はすべて壁1内に
内蔵されてインテリアデザイン上の制約を受けることが
なく、また、戸枠5と一体的に構成されるために特別の
追加部材を必要とせず、施工/物流上にも有利である。
さらに換気流路は、前記のように迂回しているため、防
音/遮音性が良好である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、住宅の内装用の高気密性建具の採用と遮音性の高い
居室間換気機能とを両立させてこの種の建具を高機能化
することができ、インテリアデザイン上の制約をなくす
ると共に、その施工も従来工法の延長上で行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図2のA−A断面矢視図
【図2】 一実施例の配置関係図
【図3】 戸枠部斜視図
【符号の説明】 1 室壁 4 戸(高気密性建具) 5 戸枠(開口部枠) 5a 水平部材 6a,6b 換気孔 7 換気装置 7a 換気扇 8 石膏ボード(室壁外装部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の内装高気密性建具用の開口部枠の
    上方水平部材に、この建具直上部と居室側とにそれぞれ
    換気孔を穿設し、前記部材上に換気装置を配設すると共
    に、この装置部を室壁外装部材間に内蔵させたことを特
    徴とする換気機能を持つ開口部枠構造。
JP12242293A 1993-05-25 1993-05-25 換気機能を持つ開口部枠構造 Pending JPH06331192A (ja)

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JP12242293A JPH06331192A (ja) 1993-05-25 1993-05-25 換気機能を持つ開口部枠構造

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JP (1) JPH06331192A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006002964A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Sekisui Chem Co Ltd 住宅換気構造
JP7158612B1 (ja) * 2022-02-15 2022-10-21 株式会社長谷工コーポレーション 消音換気構造及び消音換気構造の施工方法

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