JPH0633038B2 - 絵付け方法 - Google Patents

絵付け方法

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JPH0633038B2
JPH0633038B2 JP14038484A JP14038484A JPH0633038B2 JP H0633038 B2 JPH0633038 B2 JP H0633038B2 JP 14038484 A JP14038484 A JP 14038484A JP 14038484 A JP14038484 A JP 14038484A JP H0633038 B2 JPH0633038 B2 JP H0633038B2
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JP
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painting method
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pattern ink
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正樹 塚田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
発明の目的
【産業上の利用分野】 本発明は絵付け方法に関し、詳しくは、表面に電離放射
線硬化型塗料皮膜を有し、その下に絵柄インキ層がある
絵を与える方法に関する。
【従来の技術】
従来から、絵付け方法として、ホットスタンプ法、直刷
り法、ラミネート法などがある。ホットスタンプ法は表
面層が薄く物性が弱く、また塗装感が出ない。直刷り法
は一色ごとに乾燥が必要で、表面保護層に設ける場合に
は、さらに塗装および乾燥の工程が必要である。ラミネ
ート法は、化粧シートをラミネートした上に保護層を必
要とするときは、コーティングをしなければならない。
【発明が解決しようとする問題点】
本発明の目的、上記した従来法が一長一短であって、強
固な皮膜をもつ絵を簡単に与えることができないという
欠点を改善し、転写だけで丈夫な保護皮膜を有する絵を
与えることのできる絵付け方法を提供ることにある。 発明の構成
【問題点を解決するための手段】
本発明の絵付け方法は、無機質物の粉末を添加して乾燥
時の空隙率を高めた絵柄インキで離型フィルム上に絵柄
層2を印刷し、一方、絵をつけようとする基材3上に硬
化型の塗料4を塗布し、第1図に示すように、絵柄イン
キ層2が塗料4に接触するように離型フィルムと基材と
を重ね、未硬化の塗料4を絵柄インキ層2内に浸透させ
ることにより絵柄インキ層2を塗料4中に移行させて埋
設し、ついで塗料4を硬化させた後に、第2図に示すよ
うに離型フィルム1を剥離することからなる。
【作 用】
絵柄インキに添加する無機質物粉末は、シリカ、硫酸バ
リウム、クレー、タルク、シラスバルーン、バライト、
炭酸カルシウム、アルミナなどがその代表であって、こ
れらを添加してインキの乾燥時の空隙率を高める。 空隙率の高い絵柄インキ層と塗料とを重ねると、未硬化
で液状の塗料は絵柄インキ層の空隙中に浸透して行き、
離型フィルムの面にまで達する。離型フィルムと絵柄イ
ンキ層との間の密着は弱いから、未硬化の塗料の浸透に
つれて容易に剥離して、絵柄インキ層が塗料中に埋設さ
れた形になる。一般に無機質物の比重は塗料より大き
く、絵柄インキ層は重いから、第1図のように塗料上に
重ねれば、重力による沈み込みもこれを促進する。
【実施態様】
離型フィルムとしては、ポリエステル、ナイロン、ポリ
プロピレン、フッ素樹脂など、塗料としてコーティング
する樹脂に密着しないフィルムを使用する。ただし、照
射硬化型の塗料を用いる場合は、紫外線や電子線などを
透過するものであることが必要である。 絵柄を設けるインキは通常のインキ系でよいが、絵柄面
を通して照射するため、エネルギーの比較的低い紫外線
照射の場合には、着色顔料の選択に注意する必要があ
る。とくに紫外線長波長領域で透過率の低い、フタロシ
アニングリーン、カーボンブラック、ジアゾイエローな
どは使用を避けた方がよい。なお、シリカ、硫酸バリウ
ム、クレー、タルク、シラスバルーン、バライト、炭酸
カルシウム、アルミナなどを添加することにより顔料分
を増加させ、空隙率を高めて塗料の浸透を促進すること
ができる。 硬化型の塗料として電子線のような電離放射線で硬化す
るものを用いるならば、エポキシアクリレート、ウレタ
ンアクリレート、アクリル酸変性アルキッド、アクリル
変性ポリエステルなどをオリゴマーとし、これに架橋構
造、粘度などの調整を目的として、ネオペンチルグリコ
ールジアクリレート、ペンタエリスリトールアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレートなどのモ
ノマーを配合する。紫外線硬化型の塗料の場合は、光開
始剤としてベンゾイン系、アセトフエノン系、ベンジル
タール系、ケトン/アミン系開始剤を配合する。いずれ
の場合も、必要ならば艶調整剤して、シリカ、炭酸カル
シウム、沈降炭酸バリウムなどの無機質、PE粒子など
の有機物を用い、また耐スクラッチ性を高めるには、P
Eワックス、脂肪酸石ケンなどを添加する。 塗料の塗装は、グラビアコート、ロールコート、リバー
スロールコート、フローコート、スプレーコートなどに
よることができる。膜厚は3μ〜1mmの範囲、好ましく
は5μ〜100μ程度とする。 必要に応じ、基材と塗料の密着性を向上させるために、
基材にプライマー処理(第1図および第2図符号5で示
した層)をしてもよい。この目的には、2液硬化型エポ
キシ系、アクリル系などの焼き付けプライマーまたはウ
レタン系プライマーなどを用いることができる。
【実施例】
離型フィルムに「ミラーT−60」(東レ、25μ厚)
を用い、下記のインキを用いて抽象柄を印刷した。 アクリル樹脂 40部 マイクロシリカ 20部 ポリアゾ系イエロー 10部 MIBk/酢ブチ/トロール 28部 シリコン 2部 基材としてステンレス板を用い、これを脱脂処理し、2
液硬化型焼き付けエポキシ塗料を5μの厚さにコーティ
ングし、170℃1分間の硬化処理を施した。この基材
上に、ウレタンアクリレートタイプのUV塗料「コービ
コート」(日本ペイント)をロールコーターを用いて2
0μの厚さにコーティングし、上記の印刷を施した離型
フイルムと、脱気ロールを通して積層した。 80W/cmのオゾンレス型UVランプを5灯設置したU
V照射ラインを、20m/分の速度で通して塗料を硬化
させた。離型フイルムを除去することにより、硬化樹脂
塗膜中に絵柄が埋設され意匠性、物性にすぐれたステン
レス化粧板を得ることができた。 発明の効果 本発明の方法によれば、簡易な工程で、低いコストをも
って、丈夫な保護皮膜をもった絵付けを行なうことがで
きる。 適用例としては、エレベーター内装、エスカレーター、
ビルのホール、キッチン、浴槽、弱電シヤーシなどがあ
げられる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の絵付け方法を説明するための、膜式的な
断面図であって、 第1図は、絵柄インキ層を硬化型塗料中に埋設させると
ともに照射により塗料の硬化を行なうところを示し、 第2図は、離型フイルムを剥離しているところを示す。 1……離型フイルム、2……絵柄インキ 3……基材、4……硬化型塗料 5……プライマー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質物の粉末を添加して乾燥時の空隙率
    を高めた絵柄インキで離型フィルム上に絵柄層を印刷
    し、一方、絵をつけようとする基材上に硬化型の塗料を
    塗布し、絵柄インキ層が塗料に接触するように離型フィ
    ルムと基材とを重ね、未硬化の塗料を絵柄インキ層内に
    浸透させることにより絵柄インキ層を塗料中に移行させ
    て埋設し、ついで塗料を硬化させた後に離型フィルムを
    剥離することからなる絵付け方法。
  2. 【請求項2】硬化型の塗料として、紫外線または電子線
    などの電離放射線で硬化するものを用いる特許請求の範
    囲第1項の絵付け方法。
  3. 【請求項3】絵柄インキ層のインキのベヒクルとして塗
    料との親和性が高いものを使用し、インキの塗料内への
    移行を助ける特許請求の範囲第1項の絵付け方法。
  4. 【請求項4】基材として下記のいずれかの材料を使用す
    る特許請求の範囲第1項の絵付け方法。 イ)ステンレス、鋼、アルミニウム、銅などの金属の
    板、シート、箔または成形品 ロ)ガラス、大理石、陶磁器などの無機質の板または成
    形品 ハ)ポリエステル、メラミン、PVC、ジアリルフタレ
    ートなどの有機ポリマーの板、シート、フィルムまたは
    成形品
  5. 【請求項5】基材上にプライマー処理を施して塗料との
    接着性を向上させた特許請求の範囲第1項の絵付け方
    法。
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