JPH02303884A - 転写シート、その製造方法及び該転写シートを使用した模様形成方法 - Google Patents

転写シート、その製造方法及び該転写シートを使用した模様形成方法

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JPH02303884A
JPH02303884A JP12467289A JP12467289A JPH02303884A JP H02303884 A JPH02303884 A JP H02303884A JP 12467289 A JP12467289 A JP 12467289A JP 12467289 A JP12467289 A JP 12467289A JP H02303884 A JPH02303884 A JP H02303884A
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JP
Japan
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electron beam
resin
transfer sheet
ultraviolet
coating layer
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Isao Yuya
油谷 勲
Kimio Fukatsu
深津 公男
Takashi Taruya
樽谷 隆至
Taiji Ishii
泰司 石井
Yasuhiro Eguchi
江口 保弘
Hiroo Hamada
浜田 弘夫
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Hitachi Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、転写シートその製造方法及び転写による模様
形成方法に関し、詳しくは、紫外線や電子線照射により
塗装鋼板、アルミニウム及びプラスチックス等の基材表
面に耐摩耗性の美麗な着色模様を設けることのできる転
写シートその製造方法及び該転写シートを使用した模様
形成方法に関する。
[従来の技術] 従来、通常の印刷方法によっては印刷が困難な金属製品
、プラスチック製品、ガラス製品等へ絵柄等の印刷模様
を付与する方法として転写シートを使用する方法が実施
されている。
例えば、プラスチックフィルムにアクリル、ポリオレフ
ィン系の樹脂を塗布した離型層を介して紫外線硬化樹脂
よりなる画像を印刷した転写フィルムを別途線画像層と
同質のアンカーコートを印刷した金属等に貼着し、熱プ
レスした後、フィルムを基材から剥離し、しかる後紫外
線を照射してキユアリングする転写印刷法が知られてい
る(特開昭53−119118号公報参照)。
そしてまた別の方法として、基体シートに、重合性二重
結合を有するプレポリマー或いはオリゴマー又はエポキ
シ基を有するプレポリマー或いはオリゴマーの組成物と
、反応性希釈剤と、必要により添加する光重合開始剤と
からなる組成物で剥離層を設け、更にその上に接着性を
有する図柄層を設けた転写材及び該転写材を用いた給付
方法が知られている(特開昭56−144994号公報
参照)。
[発明が解決しようとする課題] 即ち特開昭53−1−19118号公報で開示された転
写印刷法では、転写後の最上層部がアクリル樹脂又はポ
リオレフィン樹脂等で構成されているため表面硬度がな
く耐摩耗性、耐汚染性が十分でなく、更に紫外線硬化性
が満足されるものではなかつに。
まt;、特開昭56−144994号公報で開示された
転写材及び給付方法では、剥離層が常温では乾燥同化し
ない状態となっている!こめ、その上に絵柄印刷するこ
とが極めて困難であるばかりでなく、印刷物の指触乾燥
性がないため巻取りによって転写シートを保存すること
が極めて困難であった。
本発明者らは、前記した従来の転写シートの欠陥を解消
すべく種々研究を進めた結果、剥離性シート上に設ける
剥離性紫外線・電子線硬化型コーティング組成物として
特にセルロースアセテートブチレート樹脂と多官能アク
リレートの一つであるトリメチロールプロパンテトラア
クリレートの配合物を用いることによって、コーティン
グ層の指触乾燥性が極めて良好となり、この面に着色絵
柄層の形成が容易となることを知見して本発明に到達し
た。
〔課題を解決するだめの手段J すなわち、本発明は、熱可塑性合成樹脂、多官能アクリ
レートモノマー、有機溶媒及び必要に応じて配合する光
重合開始剤から成る紫外線・電子線硬化型コーティング
組成物からなる乾燥した被覆層が、剥離性シート上に設
けられると共に、上記被覆層上に紫外線・電子線硬化型
着色樹脂組成物からなる絵柄層を設けたことを特徴とす
る転写シートである。
また他の発明は、剥離性シート上に熱可塑性合成樹脂、
多官能アクリレートモノマー、有機溶媒及び必要に応じ
て配合する光重合開始剤からなる紫外線・電子線硬化型
コーティング組成物をロールコート法又はグラビアコー
ト法により塗布して、指触乾燥し被覆層を設け、次いで
、上記の被覆層の上に、上記において使用したものと同
様のコーティング組成物に更に顔料等の着色剤を配合し
て製造した紫外線・電子線硬化型着色樹脂組成物を用い
てグラビア印刷又はスクリーン印刷等の方法で印刷して
着色絵柄層を設け指触乾燥することを特徴とする転写シ
ートの製造方法である。
更にまた他の発明は、熱可塑性合成樹脂、多官能アクリ
レートモノマー、有機溶媒及び必要に応じて配合する光
重合開始剤から成る紫外線、電子線硬化型コーティング
組成物によって、剥離性シート上に被覆層を設け、該被
覆層を乾燥後、その上に紫外線、電子線硬化型着色樹脂
組成物により絵柄層を形成した転写シートを用いて、該
清色絵柄層側を基材の模様付は面と対向せしめ両者を圧
着後剥離性シートの側から紫外線又は電子線を照射して
コーティング層及び着色絵柄層を硬化せしめ、しかる後
剥離性フィルムを剥離することを特徴とする模様形成方
法である。
本発明の転写シートは、紫外線照射を実施する場合、紫
外線透過性を有する剥離性フィルムを使用し、また電子
線照射を実施する場合には電子線透過性を有する剥離性
フィルムを使用しその上に紫外線、電子線硬化型コーテ
ィング層、更にその上に着色絵柄層が設けられ構成され
ている。
本発明で使用される剥離性フィルムとは例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリ塩化ビ
ニル及びポリアミド等のプラスチンクフイルムが挙げら
れる。
この剥離性フィルムの上に設ける紫外線・電子線硬化型
コーティング層は、本発明の特徴をなすものの一つであ
り、次の様な構成からなる。
即ち、これは熱可塑性合成樹脂、多官能アクリレートモ
ノマー及び必要に応じ添加する光重合開始剤等を有機溶
剤に溶解乃至分散して成るコーティング剤である。
本発明で使用される熱可塑性合成樹脂としては、例えば
、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、セルロース
アセテートブチレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂等が挙げら
れる。
本発明に用いる樹脂は、軟化温度50〜130001重
量平均分子量20,000〜300,000の熱可塑性
樹脂を使用するのが好ましく、特に分子量2.000未
満の低分子量の含量が8重量%以下、好ましくは5重量
%以下のものであって、分子量分布がM w / M 
n比3以下のせまい分布を示すものが望ましい。(以上
の記述の分子量及び分子量分布の開定はG、P、C,分
析によるものである。) 軟化温度及び分子量が低いと指触乾燥性が低下し、高い
と作業性が悪くなる。低分子量が多くなり、分子量分布
が広くなると、指触乾燥性が低下する。
そしてまた前記した多官能アクリレートモノマーとして
は、例えば、トリメチロールプロパンテトラアクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールペンタアクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、プロピオン酸・ジペンタエリスリトールトリア
クリレート、ネオペンチルグリコールのプロピレンオキ
シド付加物のジアクリレート、ジペンタエリスリトール
のC−カプロラクトン付加物のへキサアクリレート、ト
リメチロールプロパンのプロピレンオキシド付加物のト
リアクリレート等が挙げられる。
これらの多官能アクリレートモノマーの配合量は、印刷
適性、塗膜の物性を考慮して決められるか、熱可塑性合
成樹脂100重量部に対して多官能アクリレートモノマ
ー10〜200重量部の範囲で使用するのが°好ましい
ioo重量部以下では、塗膜の耐摩耗性が低下し、又2
00重量部以上では塗膜の耐摩耗性は向上するが、指触
乾燥性が劣り、印刷作業性が悪くなるため好ましくない
光重合開始剤は、紫外線照射を実施する場合は添加する
が、電子線照射を実施する場合は添加しない。
前記の光重合開始剤とは、紫外線照射によって容易にフ
リーラジカルを発生する化合物であって、例えば、ベン
ゾイルアルキルエーテル類、α−アジロキシムエステル
類、アセトフェノン類、ヘンシフエノン類、ベンジルケ
タール類、ケトン−アミン類などの化合物が好ましく用
いられる。
また有機溶媒としては、例えば、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサン、酢酸エチル
、酢酸ブチル、酢酸アミド、ジメチルホルムアミド、1
.4−ジオキサン、n−ヘキサン、ベンゼン、トルエン
、キシレン、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブなど
が挙げられる。
これらの有機溶媒は、1種もしくは2種以上混合して使
用される。
またこれらの有機溶媒は、熱可塑性合成樹脂1001を
1部に対し30〜900重量部で使用するのが好ましい
。有機溶媒の割合が30重量部より少なくなると、塗工
性が低下するので好ましくない。一方900重量部以上
になると、指触乾燥性が低下して生産性が悪くなるばか
りでなく、耐光性、耐摩耗性などの塗膜性能が低下する
ので好ましくない。
次に、着色絵柄層を形成するために用いる紫外線、電子
線硬化型着色樹脂組成物とは前記した剥離性シート上に
被覆層を設けるために用いた紫外線、電子線硬化型コー
ティング組成物に顔料を配合してインキ化乃至塗料化し
たものであって、該紫外線・電子線硬化型着色樹脂組成
物中の顔料は、不透明な顔料であるが、紫外線・電子線
が透過して、その下部の接着層と同時に硬化させるもの
である。
顔料としては、例えば、アゾ系顔料、アンスラキノン系
顔料、インダンスレン系顔料、キナクリドン系顔料、綱
7タロシアニン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔
料、インジゴ系顔料、二酸化チタン顔料、黄鉛、コバル
トブルー、群青、紺青、酸化鉄、亜鉛華、タルク、クレ
ー、マイカ、カーボンブラック、鉄黒、バール顔料など
が挙げられる。
次に本発明の転写シートを得る場合には、第1図に示す
ように、まず、剥離性シートl上に熱可塑性樹脂、多官
能アクリレートモノマー、有機溶媒及び必要に応じて配
合する光重合開始剤から成る紫外線・電子線硬化型コー
ティング組成物をロールコート法又はグラビアコート法
により塗布して、指触乾燥し被覆層2を設ける。
次いで、前記の被覆層2の上に、上記において使用した
ものと同様のコーティング組成物に更に顔料等の着色剤
を配合して製造した紫外線電子線硬化型着色樹脂組成物
を用いグラビア印刷、スクリーン印刷等の方法で印刷し
て着色絵柄層3を形成し指触乾燥せしめ転写シートAと
する。
また本発明の転写シートAを用いて着色模様を形成する
方法は、第2図に示すようにして行う。
まず、上記の転写シートAの着色絵柄層3の面を被転写
体4表面に向かい合せ、両者を圧着させるか或は第3図
に示すように両者の間に流動性を有する紫外線・電子線
硬化性樹脂組成物5を介在させて両者を圧着する。
転写シートAと被転写体4との間に介在させる流動性を
有する紫外線・電子線硬化性樹脂組成物5とは、前記し
た剥離性シートlの上に被覆層2を形成するl;めに使
用した紫外線・電子線硬化型コーティング組成物と同様
のものである。このものは、紫外線の照射により数秒乃
至数分で容易に硬化して強靭な樹脂層を形成し得るもの
で、常温において塗工し易いように液状を呈し、これを
被転写体4の側にのみ塗布し、または転写シートAの側
にのみ塗布し、あるいは被転写体4と転写シートAとの
双方に塗布して転写シートAを被転写体4に圧着させる
。両者の圧着は、ロール、フラットベルト、プレスなど
の手段で行い、圧着した状態で、剥離性シート側から、
紫外線又は電子線を照射する。
被覆層に重合開始剤が添加されている場合は紫外線照射
を施し、重合開始剤を添加しない場合は電子線照射を施
す。
本発明で使用される被転写体4とは、各種金属材料、粉
体塗装鋼板、セラミックス、プラスチックス等である。
本発明においては、更にコーティング組成物及び着色樹
脂組成物の印刷適性及び耐摩耗性、擦傷性を向上させる
ために光透過性を阻害しないクレー、アルミナ、マイカ
、タルク、シリカ、炭酸カルシウム、VLraLr中ム
及びワックス類等を配合することができる。
(作用) 本発明の転写シートは、前記した如く、転写シートとし
て用いる剥離性フィルム上に設ける剥離性紫外線・電子
線硬化型コーティング層及びその上に形成する紫外線・
電子線硬化型着色樹脂組成物の主要材料として特に非反
応性熱可塑性合成樹脂と多官能アクリレートモノマーを
用いているため、剥離性フィルム上のコーティング層は
熱風乾燥することによって指触乾燥性が極めて良好とな
り、この上に着色樹脂組成物によって絵柄層を形成する
のが容易となる。また絵柄層を形成するための着色樹脂
組成物としてもコーティング層形成用の成分と同様の主
成分を用いているため絵柄層そのものも指触乾燥性が良
好で転写シートの巻取性に極めて優れている。
本発明の転写シートを用いて、これを例えば塗装鋼板、
アルミニウム板、ガラス、セラミックス等の成形品と圧
着し、剥離性フィルム側から紫外線又は電子線を照射す
ることによって、コーティング層と着色絵柄層が同時に
硬化し被転写体に強固に密着し、剥離性フィルムは容易
に剥離し、絵柄層の表面に鏡面光沢を有する耐摩耗性、
耐汚染性のある保護層が形成された模様形成ができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 セルローズアセテートブチレート樹脂 50重量部 ジペンタエリスリトールペンタアクリレート30重量部 ソリ力微粉末         5重量部ポリエチレン
ワックス     1重量部ベンジルジメチルケタール
   2重量部メチルエチルケトン    150重量
部トルエン         100重量部上記の組成
の配合物を混合機で混合分散し、紫外線硬化性コーティ
ング組成物を得た。
コノコーティング組成物をポリエステルフィルムlの上
に通常の方法によりグラビアコーティングし、120℃
で5秒間熱風乾燥を行って被覆層2を形成した。
次いでその上に下記の組成の紫外線硬化性1色組成物を
用いて通常のグラビア印刷法により着色絵柄層を形成し
本発明の転写シートAを得た。
セルローズアセテートブチレート樹脂 5011量部 ジペンタエリスリトールペンタアクリレート30重量部 アルミナ粉末         5重量部ポリエチレン
ワックス     1重量部ベンジルジメチルケタール
   2重量部ジスアゾイエロー顔料     6重量
部メチルエチルケトン    150重量部トルエン 
        100重量部、一方別に準備したアル
ミニウム板4に通常の紫外線硬化性クリヤー塗料5を予
めロールコータ−により塗布し、この表面に前記の転写
シートAの絵柄面3を圧潰し、ポリエステルフィルム面
lに80W/cmの高圧水銀ランプにより紫外線照射を
3秒間施し、次いでポリエステルフィルムlを剥離する
ことにより、耐摩耗性、耐汚染性及び表面平滑性に優れ
た着色絵柄を有するアルミニウム化粧板が得られた。
実施例2 ポリメチルメタクリレート樹脂 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30重量部 アルミナ粉末         5重量部ポリエチレン
ワックス     1重量部ベンジルジメチルケタール
   2重量部メチルエチルケトン    150重量
部トルエン         ioo重量部上記の組成
の配合物を混合機で混合分散し、紫外線硬化性コーティ
ング組成物を得た。
このコーティング組成物を第1図に示すように厚さ15
0pで長尺の剥離性ポリエステルフィルムlの上に通常
の方法によりグラビアコーティングし、120℃で5秒
間熱風乾燥を行って被覆層2を形成した。
次いでその上に下記の組成の紫外線硬化性清色組成物を
用いて通常のグラビア印刷法により着色絵柄層3を形成
し本発明の転写シートAを得た。
ポリメチルメタクリレート樹脂 50重量部 ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート30重量部 アルミナ粉末         5重量部ポリエチレン
ワックス     1重量部ベンジルジメチルケタール
−2重量部 銅フタロシアニンブルー顔料  5重量部メチルエチル
ケトン    150重量部トルエン        
 100重量部一方別に準備したポリエステル粉体塗装
鋼板4に通常の紫外線硬化性クリヤー塗料5を予めロー
ルコータ−により塗布し、この表面に前記の転写シート
Aの絵柄面3を圧着し、剥離性ポリエステルフィルム1
面に80W/c+wの高圧水銀ランプにより紫外線照射
を3秒間施し、次いで剥離性ポリエステルフィルムlを
剥離することにより、耐摩耗性、耐汚染性及び表面平滑
性に優れた着色絵柄を有するポリエステル塗装鋼板が得
られた。
実施例3 ポリメチルメタクリレート樹脂 13.0重量部 ジペンタエリスリトールペンタアクリレート/ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート(i : iの混合
物)     10.0重量部シリカ微粉末     
   5.0重量部ポリエチレンワックス    2.
0重量部メチルエチルケトン    34.5重量部ト
ルエン         35.0重量部上記の組成の
配合物を混合機で混合分散し、電子線硬化性コーティン
グ組成物を得た。このコーティング組成物をポリエステ
ルフィルム1の上に通常の方法によりグラビアコーティ
ングし、120°Cで5秒間熱風乾燥を行って被覆層2
を形成した。
次いでその上に下記の組成の電子線硬化性着色m酸物を
用いて通常のグラビア印刷法により着色絵柄層3を形成
し、本発明の転写シートAを得た。
ポリメチルメタクリレート樹脂 13.0重量部 ジペンタエリスリトールベンダアクリレート/ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート(1:lの混合物)
      10.0重量部。
シリカ微粉末        3.0重量部キナクリド
ンレッド顔料   3.5重量部ポリエチレンワックス
    1.0重量部メチルエチルケトン    35
,5重量部トルエン         34.0重量部
一方別に準備したセラミックス成形品に通常の電子線硬
化性クリヤー塗料を予めスプレーコーティングし、この
コーテイング面に前記の転写シートAの絵柄面3を圧着
し、ポリエステル面に加速電圧175KV電子線電vt
45mA、処理量5 M r a dの条件で電子線照
射を施し、次いでポリエステルフィルムを剥離すること
により、耐摩耗性、耐汚染性及び表面平滑性に優れた渚
色絵柄を有するセラミックス成形品が得られた。
[発明の効果] 本発明の転写シートは、剥離性シート上に設けj;剥離
性被覆層及びその上に設けた着色絵柄層の指触乾燥性が
良好で転写シートの巻取り性に極めて優れている。
また、本発明の転写シートを被転写体と圧着し、転写シ
ート側から、紫外線若しくは電子線を照射して転写シー
トの剥離性シートを剥離することによって、耐摩耗性、
耐汚染性及び表面平滑性に優れた着色絵柄を短時間に能
率よく形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の転写シートの一実施例の積層構造を示
す断面図であり、82図は同実施例の転写シートを被転
写体に適用する場合を説明する断面図であり、第3図は
同実施例の転写シートと被転写体との間に流動性を有す
る紫外線・電子線硬化性樹脂組成物を介在した場合の断
面図である。 図中の符号はl;剥離性シート、2;被覆層、3;絵柄
層、4;被転写体、5;紫外線硬化性クリヤ塗料である
。 特許出願人 株式会社日立製作所 特許出願人 大日本印刷株式会社 特許出願人 大日精化工業株式会社 代 理  人    内  山    充/A 第1図 第2図 第3図 株i

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性合成樹脂、多官能アクリレートモノマー、
    有機溶媒及び必要に応じて配合する光重合開始剤から成
    る紫外線・電子線硬化型コーティング組成物からなる乾
    燥した被覆層が剥離性シート上に設けられると共に、上
    記被覆層上に紫外線・電子線硬化型着色樹脂組成物から
    なる絵柄層を設けたことを特徴とする転写シート。 2 剥離性シート上に熱可塑性合成樹脂、多官能アクリ
    レートモノマー、有機溶媒及び必要に応じて配合する光
    重合開始剤からなる紫外線・電子線硬化型コーティング
    組成物をロールコート法又はグラビアコート法により塗
    布して、指触乾燥し被覆層を設け、次いで、上記の被覆
    層の上に、上記において使用したものと同様のコーティ
    ング組成物に更に顔料等の着色剤を配合して製造した紫
    外線・電子線硬化型着色樹脂組成物を用いてグラビア印
    刷又はスクリーン印刷等の方法で印刷して着色絵柄層を
    設け指触乾燥することを特徴とする転写シートの製造方
    法。 3 熱可塑性合成樹脂、多官能アクリレートモノマー、
    有機溶媒及び必要に応じて配合する光重合開始剤から成
    る紫外線、電子線硬化型コーティング組成物によつて、
    剥離性シート上に被覆層を設け、該被覆層を乾燥後、そ
    の上に紫外線、電子線硬化型着色樹脂組成物により絵柄
    層を形成した転写シートを用いて、該着色絵柄層側を基
    材の模様付け面と対向せしめ両者を圧着後剥離性シート
    の側から紫外線又は電子線を照射してコーティング層及
    び着色絵柄層を硬化せしめ、しかる後剥離性フィルムを
    剥離することを特徴とする模様形成方法。 4 多官能アクリレートモノマーがトリメチロールプロ
    パンテトラアクリレート、テトラメチロールメタンテト
    ラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
    レート、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びジ
    ペンタエリスリトールヘキサアクリレート等から採択さ
    れる1種または2種以上の多官能アクリレートモノマー
    である請求項1記載の転写シート。 5 紫外線・電子線硬化型着色樹脂組成物が、紫外線・
    電子線硬化型コーティング組成物に紫外線・電子線を透
    過する不透明な顔料を配合してインキ化乃至塗料化した
    ものである請求項1記載の転写シート。 6 熱可塑性合成樹脂が、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化
    ビニル樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、ポ
    リウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等か
    ら採択される1種または2種以上の熱可塑性合成樹脂で
    ある請求項1記載の転写シート。
JP12467289A 1989-05-18 1989-05-18 転写シート、その製造方法及び該転写シートを使用した模様形成方法 Pending JPH02303884A (ja)

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Cited By (5)

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