JPH06329235A - 容器整列装置 - Google Patents

容器整列装置

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JPH06329235A
JPH06329235A JP14306693A JP14306693A JPH06329235A JP H06329235 A JPH06329235 A JP H06329235A JP 14306693 A JP14306693 A JP 14306693A JP 14306693 A JP14306693 A JP 14306693A JP H06329235 A JPH06329235 A JP H06329235A
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Mitsuru Maehashi
充 前橋
Masataka Murahama
政貴 村浜
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 容器整列装置1は、両搬送コンベヤ2,5
と、第1搬送コンベヤ2上の容器3の載置状況を撮影す
るCCDカメラ10と、このCCDカメラ10で撮影し
た容器3を所定方向に向きを揃えて第1搬送コンベヤ2
から第2搬送コンベヤ5に受け渡すロボット4とを備え
ている。また、第1搬送コンベヤ2は傾斜位置と水平位
置とに移動可能となっており、水平位置において断面非
円形の容器3を搬送し、傾斜位置において断面円形の円
筒状の容器3を搬送するようになっている。 【効果】 処理すべき容器3の大きさを変更しても、上
記各構成部材の型替を行う必要がなく、断面非円形の容
器3だけでなく、断面円形の容器3をも処理することが
できる。したがって、従来に比較して汎用性の高い容器
整列装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は容器整列装置に関し、よ
り詳しくはロボットを利用した容器整列装置に関する。
【従来の技術】従来、ランダムに供給される容器を順次
所定方向に向きを揃える容器整列装置は知られている
(例えば、特公平1−57004号公報)。上記公報の
整列装置は、排出コンベヤと該排出コンベヤ上に設けた
筒状のシュートとを備えており、該シュートの上端供給
口から順次ランダムに容器を供給するようにしている。
そして、容器はシュート内に設けた係合ピンに係合した
まま落下するようになっており、シュートの途中に設け
たセンサによって係合ピンに係合した容器が正立してい
るか倒立しているかを検出する。このセンサによって容
器が正立していることが検出されると、容器はそのまま
の状態で通過を許容されて、下方の排出コンベヤ上に落
下する。これに対して、上記センサによって容器が倒立
状態であることが検出されると、該センサを設けた位置
の下方側に設けた膨出部において上記ピンを中心に容器
が反転されてから、排出コンベヤ上に落下するようにな
っている。このように構成することによって、ランダム
に供給される容器は、シュートを通過して排出コンベヤ
上に載置されると、上端を上に向けた起立状態に整列さ
れるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の整列装置では、処理すべき容器の大きさを変更した
際には、変更した容器の大きさに合わせて上記各構成部
材を変更する必要があり、したがって、その型替作業が
煩雑になっていた。
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、転倒状態の容器を搬送する第1搬送コンベヤ
と、上記第1搬送コンベヤの隣接位置に配設されて転倒
状態の容器を搬送する第2搬送コンベヤと、上記第1搬
送コンベヤが容器を搬送する搬送経路に設けられて容器
の載置状況を撮影するカメラと、上記カメラで撮影した
第1搬送コンベヤ上の容器を、該第1搬送コンベヤ上か
ら第2搬送コンベヤ上に所定方向に向きを揃えて受け渡
すロボットとを備え、上記第1搬送コンベヤを、その一
側を回転中心として水平位置と傾斜位置とに移動可能と
し、容器の断面形状に応じて上記水平位置と傾斜位置と
に選択的に位置させるように構成し、また、上記回転中
心となる第1搬送コンベヤの一側に沿って循環走行可能
に配設されて、上記傾斜位置に位置した第1搬送コンベ
ヤ上の容器と係合して該容器を第1搬送コンベヤの搬送
方向と同一方向に向きを揃える係合ベルトを設けた容器
整列装置を提供するものである。
【作用】このような構成によれば、処理すべき容器の大
きさを変更しても、上記各構成部材の型替を行う必要が
なく、したがって、上述した従来と比較して容器整列装
置の汎用性を向上させることができる。しかも、第1搬
送コンベヤを傾斜位置に位置させて、例えば円筒状容器
を搬送すれば、各円筒状容器は第1搬送コンベヤにおけ
る一側に移動して係合ベルトに係合し、それによって第
1搬送コンベヤ上での向きを揃えられる様になる。その
ため、第1搬送コンベヤ上の円筒状容器は、カメラによ
って撮影された後、ロボットによって第2搬送コンベヤ
に受け渡されるまでの間に位置ずれすることがなく、し
たがって、ロボットによって確実に保持されて第2搬送
コンベヤに受け渡される。また、例えば断面が方形や楕
円形等の変形容器の場合には、カメラによって撮影され
た後に第1搬送コンベヤ上で位置ずれしないので、その
ような変形容器を処理する場合には、第1搬送コンベヤ
を水平位置に位置させて搬送すればよい。このように、
容器の大きさを変更しても型替作業が必要なく、しかも
断面形状が異なる容器をも確実に処理できるので、従来
に比較して容器整列装置の汎用性を向上させることがで
きる。
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、1は容器整列装置であり、第1搬送コンベヤ2上に
転倒状態でランダムに供給された断面楕円形の容器3
を、ロボット4によって順次保持して一定方向に向きを
揃えてから第2搬送コンベヤ5上に受け渡すようになっ
ている。後述するが、本実施例の容器整列装置1は、図
1に示した断面楕円形の扁平な容器3だけでなく、図3
に示した断面円形となる円筒状の容器3をも処理できる
ようになっており、各容器3は、その上端に充填液を充
填するための口部3aを備えている。第1搬送コンベヤ
2は制御装置6によって作動を制御されて、矢印方向に
走行速度V1で循環走行されるようになっており、その
上流側端部2aの隣接位置には、上述した断面楕円形の
容器3が多数収納されるホッパ7を設けている。ホッパ
7と第1搬送コンベヤ2の上流側端部2aとにわたって
は傾斜フィーダ8を設けてあり、この傾斜フィーダ8に
よってホッパ7内から容器3を取り出して第1搬送コン
ベヤ2の上流側端部2aに供給するようにしている。こ
の傾斜フィーダ8によってホッパ7内から第1搬送コン
ベヤ2の上流側端部2a上に供給された各容器3は、横
倒しで不特定な方向を向いており、その状態で第1搬送
コンベヤ2によって下流側に搬送されるようになってい
る。容器3が供給される上流側端部2aよりも少し下流
の位置には、第1搬送コンベヤ2に直交させて係合ブラ
シ9を下方にむけて配置している。この係合ブラシ9
は、第1搬送コンベヤ2の載置面よりも所定寸法だけ上
方に位置させてあり、例えば、2段重ねとなった状態の
上方側の容器3や、隣接する容器3に上方部が重合して
傾斜した容器3と当接して、容器3の重合状態を阻止す
るようになっている。したがって、係合ブラシ9の位置
を通過した第1搬送コンベヤ2上の容器3は、重合する
ことなく1層で横倒しになっている。なお、本実施例で
は、仮に上記係合ブラシ9の位置を通過しても容器3が
重合状態となっている場合には、それらの容器に対して
ロボット4による受け渡しを行なわないようにしてあ
り、重合した容器3は第1搬送コンベヤ2の下流側端部
2bから落下させて回収するようにしている。第1搬送
コンベヤ2の下流側端部2bに近い上方位置には、容器
3の載置状態を撮影するCCDカメラ10を配置してあ
り、このCCDカメラ10で撮影した映像は上記制御装
置6に入力されるようになっている。また、上記CCD
カメラ10に隣接する下流側端部2bには、左右一対の
部材からなるセンサ11を配設してあり、このセンサ1
1によって第1搬送コンベヤ2の下流側端部2b上に容
器3が存在するか否かを検出できるようにしている。こ
のセンサ11によって容器3の存在が検出されると、そ
のことは制御装置6に入力されるようになっている。第
1搬送コンベヤ2の下流側端部2bには、該第1搬送コ
ンベヤ2と直交させて上記第2搬送コンベヤ5を配設す
るとともに、それら両コンベヤ2,5に近接させて上記
ロボット4を配置している。第2搬送コンベヤ5は、制
御装置6によって作動を制御されて矢印方向に搬送速度
V2で循環走行されるようになっており、その載置面に
は等ピッチで板状部材を立設し、それら隣り合う板状部
材によって容器3を収納するバケット5aを形成してい
る。そして、各容器3はロボット4によって、上記第1
搬送コンベヤ2上から第2搬送コンベヤ5のバケット5
aに順次収納されるようになっている。なお、上記各バ
ケット5aの大きさは、処理すべき最大寸法の容器3を
収納しても十分に余裕がある大きさに設定している。次
に、ロボット4は、図2にも示すように、鉛直方向に向
けた大径の第1駆動軸14を備えるとともに、この第1
駆動軸14の上端に水平方向を向けた第1アーム15の
基部を連結している。第1アーム15の先端部には、鉛
直方向を向けた小径の第2駆動軸16を回転自在に設け
てあり、この第2駆動軸16に水平方向に向けた第2ア
ーム17の基部を連結している。そして、この第2アー
ム17の先端部には、第3駆動軸18を回転可能に、か
つ昇降自在に設けてあり、この第3駆動軸18の下端部
に鉛直下方を向けてバキュームパッド19を取り付けて
いる。上記各駆動軸14,16,18の回転と第3駆動
軸18の昇降作動およびバキュームパッド19への負圧
の供給/停止作動は上記制御装置6によって制御される
ようになっている。そして、制御装置6によって作動を
制御されたロボット4は、図1に実線で示す容器の把持
位置Aと想像線で示す容器の解放位置Bとに往復移動さ
れるとともに、ロボット4は上記各位置A,Bにおいて
所要の範囲にわたって各搬送コンベヤ2,5に追従して
移動するようになっている。すなわち、ロボット4のバ
キュームパッド19が把持位置Aに位置すると、制御装
置6は第3駆動軸18を所要量だけ下降させると同時
に、バキュームパッド19に負圧を供給するので、第1
搬送コンベヤ2の下流側端部に載置されている1つの容
器3が上記バキュームパッド19によって吸着把持され
る。バキュームパッド19が容器3を把持するまでの
間、該バキュームパッド19は第1搬送コンベヤ2が搬
送する容器3に追従して移動するように制御されてい
る。そして、上記把持位置Aにおいてバキュームパッド
19によって容器3を把持する際には、制御装置6は上
述したCCDカメラ10およびセンサ11からの入力を
もとにして、ロボット4の作動を制御する。つまり、制
御装置6は、先ずCCDカメラ10から容器3の画像が
入力されると、入力された容器3を一定方向(図面上、
口部が左方に位置して第2搬送コンベヤ5と直交する方
向)に揃えるために、該CCDカメラ10が撮影した容
器3をどの程度回転させる必要があるかを演算する。上
記回転角度の演算を行った後、センサ11によって上記
容器3が実際にセンサ11の位置まで搬送されたことが
制御装置6に入力されると、予め把持位置Aに位置させ
ていたバキュームパッド19を下降させると同時にバキ
ュームパッド19に負圧を導入する。これによって、上
記把持位置Aにおいて、容器3はバキュームパッド19
によって吸着把持され、次に、容器3を把持したバキュ
ームパッド19が所要量だけ上昇されて、第2搬送コン
ベヤ5側の解放位置Bまで移動される。そして、このバ
キュームパッド19が把持位置Aから解放位置Bまで移
動する間に、上記制御装置6によって演算した回転角度
だけ、バキュームパッド19(第3駆動軸18)が回転
される。したがって、容器3を把持したバキュームパッ
ド19が解放位置Bに位置すると、バキュームパッド1
9に把持された容器3は、その口部を左方側に向けて第
2搬送コンベヤ5に対して直交する方向に向きを揃えら
れる。このように、第2搬送コンベヤ5の解放位置Bに
容器3が位置すると制御装置6はバキュームパッド19
(第3駆動軸18)を所要量だけ下降させると同時に、
バキュームパッド19への負圧の導入を停止させる。そ
のため、バキュームパッド19による容器3の把持状態
が解放されるので、解放された容器3は上述した所定方
向を向けた状態で第2搬送コンベヤ5のバケット5a内
に収納される。なお、上述したように、把持位置Aおよ
び解放位置Bにおけるバキュームパッド19は、各搬送
コンベヤ2,5の移動に追従して移動しながら上述した
昇降作動と容器3の把持、解放作動を行う。このよう
に、ロボット4は制御装置6によって作動を制御されて
把持位置Aと解放位置Bとを往復移動し、それに伴って
第1搬送コンベヤ2上の容器3を第2搬送コンベヤ5の
各バケット5aに所定方向に向きを揃えて順次受け渡す
ようになっている。さらに、本実施例では、第1搬送コ
ンベヤ2に第1エンコーダ20を連動させるとととも
に、第2搬送コンベヤ5に第2エンコーダ21を連動さ
せている。そして、これら両エンコーダ20,21によ
って検出したパルス数は制御装置6に入力される。制御
装置6は、これら両エンコーダ20,21から入力され
るパルスをもとにして、上述した両位置A,Bにおいて
両搬送コンベヤ2,5の作動に、ロボット4のバキュー
ムカップ19を追従作動させるようにしている。また、
両エンコーダ20,21を設けたことによって、上記制
御装置6が両搬送コンベヤ2,5の搬送速度V1,V2
を制御して、一方の搬送コンベヤの搬送速度を変更した
際に、該搬送速度に対応するように他方の搬送コンベヤ
の搬送速度を容易に調整することができる。また本実施
例では、上記第2搬送コンベヤ5の搬送経路の下流側
に、該第2搬送コンベヤ5に対して斜めに交差させて、
棒状のガイド部材24を配置している。第2搬送コンベ
ヤ5によって順次下流側に搬送されてくる各容器3は、
図面上左方側に位置する口部3aをガイド部材24に当
接するようになり、やがて各バケット5aの境界となる
板状部材に沿って右方側に押し出される。上記ガイド部
材24を設けた第2搬送コンベヤ5の一側には、第2搬
送コンベヤ5よりも載置面を低くした排出コンベヤ25
を並設してあり、さらにこの排出コンベヤ25の上流側
端部の両側部に、左右一対の板状部材からなるシュート
26を配設している。このシュート26は排出コンベヤ
25の上方に支持されるとともに、外方側の部分は水平
に支持され、かつ上記第2搬送コンベヤ5の載置面と同
一高さに支持されている。これに対して、シュート26
における内方側の対向部分は、谷状に傾斜させるととも
に、排出コンベヤ25の中央部分上方において所定の寸
法だけ離隔させている。シュート26は上述のように構
成しているので、上記ガイド部材24によって第2搬送
コンベヤ5から右方側にむけて押し出される各容器3
は、シュート26の水平部分上に載置されてから傾斜部
分を滑った後、中央の間隙を通過して排出コンベヤ25
上に落下する。このように、本実施例では、上記ガイド
部材24とシュート26とによって、容器3を起立させ
る実質的な矯正手段を構成している。上述したように、
上記ガイド部材24による横方向の移動と、シュート2
6による容器3の排出コンベヤ25への落下とによっ
て、横倒しとなっていた断面楕円形のへん平な容器3
は、口部3aを上方側に向けた正立状態に起立され、か
つ搬送方向に一列に整列されて排出コンベヤ25上に受
け渡され、その状態において排出コンベヤ25によって
図示しない次の処理装置に向けて排出される。しかし
て、本実施例は、上記第1搬送コンベヤ2等を改良する
ことで、上述した断面楕円形等の非円形の容器3だけで
なく、図3に示すような断面円形の円筒状の容器3をも
処理できるように構成したものである。すなわち、図2
に示すように、上記第1搬送コンベヤ2は、その一側を
回転中心として、想像線で示す水平位置と実線で示す傾
斜位置とに移動可能となっている。第1搬送コンベヤ2
は、通常は想像線で示した水平位置に位置し、その状態
において上述したような断面非円形の容器3を搬送する
ようになっている。これに対して、断面円形の円筒状容
器を搬送する際には、上記回転中心側とは反対側となる
第1搬送コンベヤ2のフレームの一側に連動させた油圧
シリンダ27が作動されて、第1搬送コンベヤ2の一側
を所定量だけ上昇させるので、第1搬送コンベヤ2は実
線で示す傾斜位置に位置する。このように傾斜位置に位
置した第1搬送コンベヤ2上の容器3は、自重によって
回転中心となった一側に寄せられた状態で搬送されるよ
うになる。また、本実施例では、図1ないし図3に示す
ように、上記回転中心となる第1搬送コンベヤ2の一側
に沿って上下一対の係合ベルト28,29を配設してあ
り、これら係合ベルト28,29を、傾斜位置に位置す
る第1搬送コンベヤ2上の容器3に係合させ、円筒状を
した各容器3が第1搬送コンベヤ2上から落下しないよ
うにしている。上記係合ベルト28,29は、第1搬送
コンベヤ2の搬送方向と同一方向に搬送速度V3で循環
走行されるようになっており、その搬送速度V3は、第
1搬送コンベヤ2の搬送速度V1よりも若干速くなるよ
うにしている。さらに、本実施例では、上記係合ブラシ
9のすぐ下流側の位置で、かつ係合ベルト28,29と
反対側となる第1搬送コンベヤ2の一側上方に時計方向
に回転する回転ブラシ30を設けている。第1搬送コン
ベヤ2が傾斜位置に位置された際には回転ブラシ30が
回転されるようになっており、その際には、回転ブラシ
30の先端が第1搬送コンベヤ2上の円筒状の容器3に
当接し、当接した各容器3を係合ベルト28,29に向
けて迅速に移動させる。このように、本実施例では、円
筒状の容器3を処理する際には、先ず、第1搬送コンベ
ヤ2を傾斜位置に位置させ、その状態で第1搬送コンベ
ヤ2上に円筒状の容器3を供給する。第1搬送コンベヤ
2によって搬送される円筒状の容器3は、係合ブラシ9
によって一層にされるた後、上記回転ブラシ30に係合
することで迅速に係合ベルト28,29側に移動され
て、該係合ベルト28,29に係合する。そして、その
状態において第1搬送コンベヤ2によって搬送されるよ
うになる。このように、第1搬送コンベヤ2上の容器3
が係合ベルト28,29と係合し、かつ、係合ベルト2
8,29の走行速度V3は第1搬送コンベヤ2の搬送速
度V1よりも若干速く設定してあるので、係合ベルト2
8,29に係合した円筒状の容器3は、その口部3aを
図面上左右いずれかの側に位置させて第1搬送コンベヤ
2の搬送方向と同一方向に向きを揃えられる。そして、
各容器3は、そのように向きを揃えられた状態におい
て、上記CCDカメラ10によって撮影される。その
後、各容器3はセンサ11によって検出されてから上記
把持位置Aにおいてロボット4によって把持され、口部
3aを左方側に位置するように向きを揃えられて第2搬
送コンベヤ5に受け渡される。第2搬送コンベヤ5上に
受け渡された円筒状の容器3は、その後、上述した変形
容器3の場合と同様にガイド部材4、シュート26によ
って横倒しの状態から起立状態に矯正されて、排出コン
ベヤ25によって排出される。上述した本実施例によれ
ば、第1搬送コンベヤ2にランダムに供給した容器3を
口部3aを左方に向けた状態に向きを揃えた後、正立状
態に起立させることができる。そして、本実施例では、
処理すべき容器3の大きさを変更したとしても、容器整
列装置1の各構成部材を型替する必要がない。したがっ
て、容器3の大きさを変更した際の型替作業の手間を省
略することができると共に、従来に比較して、容器3の
兼用性の幅を拡大することができる。また、上述のよう
に、本実施例では、第1搬送コンベヤ2を水平位置に位
置させておけば、断面非円形の容器3の処理を行うこと
ができる。このような断面非円形の容器3の場合には、
CCDカメラ10で容器3を撮影してから把持位置Aに
おいてロボット4が容器3を把持するまでの間、該容器
3が第1搬送コンベヤ2上で位置ずれすることがないの
で、ロボット4は把持位置Aにおいて容器3を確実に把
持することができる。これに対して、第1搬送コンベヤ
2を水平位置に位置させた状態で断面円形の円筒状の容
器3を搬送すると、CCDカメラ10で円筒状の容器3
を撮影してから把持位置Aにおいてロボット4が容器3
を把持するまでの間、該円筒状の容器3が転がって位置
ずれすることがあり、したがって、ロボット4が容器3
を把持できないことがあった。このような欠点を考慮し
た上で、本実施例では、円筒状の容器3を処理する時に
は、第1搬送コンベヤ2を傾斜位置に位置させる様にし
たものである。傾斜位置に位置した第1搬送コンベヤ2
上の容器3は、係合ベルト28,29に係合して支持さ
れるので、搬送中に転がって位置ずれすることを防止す
ることができる。そのため、容器3はCCDカメラ10
によって撮影されてからロボット4によって把持される
までの間に位置ずれすることがなく、したがって、把持
位置Aにおいてロボット4は円筒状の容器3を確実に把
持することができる。これにより、従来に比較して容器
整列装置1の汎用性を一層向上させることができる。な
お、上記実施例では、第1搬送コンベヤ2を傾斜位置に
位置させた状態で円筒状の容器3の処理を行っている
が、図4ないし図5に示すように、第1搬送コンベヤ2
を傾斜位置に位置させた状態において、断面が三角形あ
るいは台形状の変形容器3を処理することも出来る。こ
の場合には、バキュームパッド19によって把持される
容器3の一側面が水平となるように、第1搬送コンベヤ
2の傾斜角度および係合ベルト28,29の配置状態を
調整すればよい。このように調整することで、バキュー
ムパッド19によって容器を確実に把持することができ
るので、図4ないし図5に示したような変形容器であっ
ても、上記円筒状の容器3の場合と同様に処理すること
ができる。また、上記実施例ではバキュームパッド19
によって容器3を吸着把持するようにしているが、開閉
可能なグリッパを用いて容器3を把持するようにしても
良い。さらに、本実施例では、ガイド部材24とシュー
ト26とによって容器3を正立状態に起立させる矯正手
段を構成しているが、横倒しになった容器3を正立状態
に起立させることができれば、どのような構成であって
も良い。また、上記係合ベルト28,29の代わりに帯
状の平ベルトを用いても良い。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来に比
較して容器整列装置の汎用性を向上させることができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、断面楕円形の容器を
処理する際の平面図
【図2】図1のII−II線に沿う正面図
【図3】図1に示す実施例において断面円形の容器を処
理する際の平面図
【図4】断面三角形の容器を処理する際の状態を示す要
部の断面図
【図5】断面台形状の容器を処理する際の状態を示す要
部の断面図
【符号の説明】
1…容器整列装置 2…第1搬送コンベヤ 3
…容器 4…ロボット 5…第2搬送コンベヤ 1
0…CCDカメラ 28…係合ベルト 29…係合ベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転倒状態の容器を搬送する第1搬送コン
    ベヤと、上記第1搬送コンベヤの隣接位置に配設されて
    転倒状態の容器を搬送する第2搬送コンベヤと、上記第
    1搬送コンベヤが容器を搬送する搬送経路に設けられて
    容器の載置状況を撮影するカメラと、上記カメラで撮影
    した第1搬送コンベヤ上の容器を、該第1搬送コンベヤ
    上から第2搬送コンベヤ上に所定方向に向きを揃えて受
    け渡すロボットとを備え、 上記第1搬送コンベヤを、その一側を回転中心として水
    平位置と傾斜位置とに移動可能とし、容器の断面形状に
    応じて上記水平位置と傾斜位置とに選択的に位置させる
    ように構成し、 また、上記回転中心となる第1搬送コンベヤの一側に沿
    って循環走行可能に配設されて、上記傾斜位置に位置し
    た第1搬送コンベヤ上の容器と係合して該容器を第1搬
    送コンベヤの搬送方向と同一方向に向きを揃える係合ベ
    ルトを設けたこと特徴とする容器整列装置。
JP14306693A 1993-05-21 1993-05-21 容器整列装置 Expired - Fee Related JP3112130B2 (ja)

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