JPH06328693A - 記録装置及びその方法 - Google Patents
記録装置及びその方法Info
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- JPH06328693A JPH06328693A JP11622593A JP11622593A JPH06328693A JP H06328693 A JPH06328693 A JP H06328693A JP 11622593 A JP11622593 A JP 11622593A JP 11622593 A JP11622593 A JP 11622593A JP H06328693 A JPH06328693 A JP H06328693A
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- recording
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- head
- recording head
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池の電力容量が所定値以下に低下したこと
をユーザに知らせるとともに、電力容量が低下した後で
も記録可能な枚数を最低限確保できるようにした記録装
置及びその方法を提供することを目的とする。 【構成】 記録データに従って被記録媒体に画像を記録
する記録装置であって、電源としての二次電池513の
残留電力容量を検知する電力容量検知回路501による
検知結果に応じて、メインコントローラ500はドライ
バコントローラ510、ヘッド駆動回路512により、
記録ヘッド5への印加エネルギーを変更する。
をユーザに知らせるとともに、電力容量が低下した後で
も記録可能な枚数を最低限確保できるようにした記録装
置及びその方法を提供することを目的とする。 【構成】 記録データに従って被記録媒体に画像を記録
する記録装置であって、電源としての二次電池513の
残留電力容量を検知する電力容量検知回路501による
検知結果に応じて、メインコントローラ500はドライ
バコントローラ510、ヘッド駆動回路512により、
記録ヘッド5への印加エネルギーを変更する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録データに従って被記
録媒体に画像を記録する記録装置及びその方法に関する
ものである。
録媒体に画像を記録する記録装置及びその方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッド等を使用したプリンタ装
置やインクジェットプリンタ等のように、比較的低消費
電力で動作するプリンタ装置が知られている。このよう
なプリンタ装置では、電源としてニッカド等の充電可能
な電池を使用し、どこでも自由に印刷できるように構成
されているものがある。このような携帯型のプリンタ装
置では、記録枚数が多くなると電池の電力容量が低下
し、それでもプリントを続けると、やがて電力が不足し
記録ができなくなる。そのため、電池の電力容量を随時
監視し、その電池の電力残量がある一定量以下になると
電池の電力容量が少ないことをユーザに伝えるべく、ラ
ンプを点灯したり、表示部にメッセージ等を表示して警
告を発生している。
置やインクジェットプリンタ等のように、比較的低消費
電力で動作するプリンタ装置が知られている。このよう
なプリンタ装置では、電源としてニッカド等の充電可能
な電池を使用し、どこでも自由に印刷できるように構成
されているものがある。このような携帯型のプリンタ装
置では、記録枚数が多くなると電池の電力容量が低下
し、それでもプリントを続けると、やがて電力が不足し
記録ができなくなる。そのため、電池の電力容量を随時
監視し、その電池の電力残量がある一定量以下になると
電池の電力容量が少ないことをユーザに伝えるべく、ラ
ンプを点灯したり、表示部にメッセージ等を表示して警
告を発生している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のインクジェットプリンタ装置では、電池の電
力容量を監視し、その電力容量が所定値以下になるとユ
ーザに電池の充電を促している。しかし、電池の容量が
記録可能な電力容量の閾値以下に低下してしまった後で
は記録不能となってしまい、記録途中のデータを損失し
てしまう虞がある。そこで予めユーザに電池残量に基づ
く警報を発生し、電池残量が所定値以下になった後で
も、ある程度の時間その電池を使用して駆動できるよう
にすることが望まれていた。
うな従来のインクジェットプリンタ装置では、電池の電
力容量を監視し、その電力容量が所定値以下になるとユ
ーザに電池の充電を促している。しかし、電池の容量が
記録可能な電力容量の閾値以下に低下してしまった後で
は記録不能となってしまい、記録途中のデータを損失し
てしまう虞がある。そこで予めユーザに電池残量に基づ
く警報を発生し、電池残量が所定値以下になった後で
も、ある程度の時間その電池を使用して駆動できるよう
にすることが望まれていた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、電池の電力容量が所定値以下に低下したことをユー
ザに知らせるとともに、電力容量が低下した後でも記録
可能な量を最低限確保できるようにした記録装置及びそ
の方法を提供することを目的とする。
で、電池の電力容量が所定値以下に低下したことをユー
ザに知らせるとともに、電力容量が低下した後でも記録
可能な量を最低限確保できるようにした記録装置及びそ
の方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下の様な構成を備える。即ち、
記録データに従って被記録媒体に画像を記録する記録装
置であって、電源としての電池と、前記電池の残留電力
容量を検知する検知手段と、前記記録データに応じて記
録ヘッドを駆動して記録する記録手段と、前記検知手段
の検知結果に応じて前記記録手段による前記記録ヘッド
への印加エネルギーを変更する制御手段とを有する。
に本発明の記録装置は以下の様な構成を備える。即ち、
記録データに従って被記録媒体に画像を記録する記録装
置であって、電源としての電池と、前記電池の残留電力
容量を検知する検知手段と、前記記録データに応じて記
録ヘッドを駆動して記録する記録手段と、前記検知手段
の検知結果に応じて前記記録手段による前記記録ヘッド
への印加エネルギーを変更する制御手段とを有する。
【0006】上記目的を達成するために本発明の記録方
法は以下の様な工程を備える。即ち、記録データに従っ
て被記録媒体に画像を記録する記録装置における記録方
法であって、電源としての電池の残留電力容量を検知す
る工程と、電池の残留電力容量に応じて記録ヘッドへの
印加エネルギーを変更する工程とを有する。
法は以下の様な工程を備える。即ち、記録データに従っ
て被記録媒体に画像を記録する記録装置における記録方
法であって、電源としての電池の残留電力容量を検知す
る工程と、電池の残留電力容量に応じて記録ヘッドへの
印加エネルギーを変更する工程とを有する。
【0007】
【作用】以上の構成において、電池の残留電力容量が低
下すると消費電力を低下させるととも、ユーザに電池残
量が低下したことを報知できる。
下すると消費電力を低下させるととも、ユーザに電池残
量が低下したことを報知できる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明の第1実施例のインクジェ
ットプリンタの概略構成を示すブロック図である。
施例を詳細に説明する。 [第1実施例]図1は本発明の第1実施例のインクジェ
ットプリンタの概略構成を示すブロック図である。
【0009】図1において、500はメインコントロー
ラで、プリンタ装置全体の動作を制御するとともに、ホ
ストコンピュータ520より送られてくる印刷データを
受信して印刷イメージに展開して、紙等の被記録媒体に
印刷する等の制御を行っている。このメインコントロー
ラ500は、マイクロプロセッサ等のCPU500a,
CPU500aの制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM500b,CPU500aのワークエリア
として使用され、各種データを一時的に保存するRAM
500c等を備えている。513は、例えばニッカド電
池等のバッテリを有する二次電池で、このプリンタ装置
に電力を供給している。501は電力容量検知回路で、
二次電池513の出力電圧が所定の電圧レベルにあるか
否かを検出し、その結果をメインコントローラ500に
出力している。
ラで、プリンタ装置全体の動作を制御するとともに、ホ
ストコンピュータ520より送られてくる印刷データを
受信して印刷イメージに展開して、紙等の被記録媒体に
印刷する等の制御を行っている。このメインコントロー
ラ500は、マイクロプロセッサ等のCPU500a,
CPU500aの制御プログラムや各種データを記憶し
ているROM500b,CPU500aのワークエリア
として使用され、各種データを一時的に保存するRAM
500c等を備えている。513は、例えばニッカド電
池等のバッテリを有する二次電池で、このプリンタ装置
に電力を供給している。501は電力容量検知回路で、
二次電池513の出力電圧が所定の電圧レベルにあるか
否かを検出し、その結果をメインコントローラ500に
出力している。
【0010】502は被記録媒体である記録用紙を搬送
するための紙送り用モータ、503は記録ヘッドを搭載
しているキャリッジを走査するためのキャリッジモータ
である。502D,503Dはモータドライバで、それ
ぞれメインコントローラ500よりの制御信号を入力
し、対応するモータを回転駆動している。510はドラ
イバコントローラで、駆動データメモリ510Mに記憶
されている印刷データに従ってヘッド駆動回路512を
駆動し、それぞれ対応する記録ヘッド5C〜5Kを駆動
して印刷を行っている。記録ヘッドはシアン用ヘッド5
C,マゼンタ用ヘッド5M,イエロー用ヘッド5Y及び
黒色用ヘッド5Kを有している。
するための紙送り用モータ、503は記録ヘッドを搭載
しているキャリッジを走査するためのキャリッジモータ
である。502D,503Dはモータドライバで、それ
ぞれメインコントローラ500よりの制御信号を入力
し、対応するモータを回転駆動している。510はドラ
イバコントローラで、駆動データメモリ510Mに記憶
されている印刷データに従ってヘッド駆動回路512を
駆動し、それぞれ対応する記録ヘッド5C〜5Kを駆動
して印刷を行っている。記録ヘッドはシアン用ヘッド5
C,マゼンタ用ヘッド5M,イエロー用ヘッド5Y及び
黒色用ヘッド5Kを有している。
【0011】図2は本実施例のインクジェットプリンタ
の記録部の斜視図である。
の記録部の斜視図である。
【0012】キャリッジ1はインクジェット記録ヘッド
5とカートリッジガイド3とを搭載し、ガイド軸2及び
ガイド軸4上を走行可能となっている。このカートリッ
ジガイド3には、黒インクを収容しているブラックカー
トリッジ11とイエロー、マゼンタ、シアンの3色のカ
ラーインクを収容しているカラーカートリッジ10が挿
入され、そのインク経路がインクジェット記録ヘッド5
と連通している。また、記録紙6は給紙ローラ7によっ
てプリンタ装置本体に送り込まれ、紙送りローラ8とピ
ンチローラ(不図示)、紙押え板9によって挾持され
て、インクジェットヘッド5の前面に搬送されて記録が
行なわれる。
5とカートリッジガイド3とを搭載し、ガイド軸2及び
ガイド軸4上を走行可能となっている。このカートリッ
ジガイド3には、黒インクを収容しているブラックカー
トリッジ11とイエロー、マゼンタ、シアンの3色のカ
ラーインクを収容しているカラーカートリッジ10が挿
入され、そのインク経路がインクジェット記録ヘッド5
と連通している。また、記録紙6は給紙ローラ7によっ
てプリンタ装置本体に送り込まれ、紙送りローラ8とピ
ンチローラ(不図示)、紙押え板9によって挾持され
て、インクジェットヘッド5の前面に搬送されて記録が
行なわれる。
【0013】図3は本実施例の記録ヘッド5の構造を説
明するための模式図である。
明するための模式図である。
【0014】106はインクジェットヘッドのノズルを
示し、各ノズル106には、それぞれに対応した発熱抵
抗体104(ヒータ)が設けられている。この発熱抵抗
体104は、ヘッド駆動回路512により所定の電流が
通電されることにより加熱し、その熱によりインクに膜
沸騰を生じさせることにより気泡を発生させ、この気泡
の成長により吐出口102からインク液滴を吐出する。
なお、これらヒータ104は、半導体製造プロセスと同
様の手法で、シリコン基板101上に形成される。10
3は各ノズル106を構成するノズル隔壁で、105は
各ノズル106にインクを供給するための共通液室であ
る。また107は天板である。
示し、各ノズル106には、それぞれに対応した発熱抵
抗体104(ヒータ)が設けられている。この発熱抵抗
体104は、ヘッド駆動回路512により所定の電流が
通電されることにより加熱し、その熱によりインクに膜
沸騰を生じさせることにより気泡を発生させ、この気泡
の成長により吐出口102からインク液滴を吐出する。
なお、これらヒータ104は、半導体製造プロセスと同
様の手法で、シリコン基板101上に形成される。10
3は各ノズル106を構成するノズル隔壁で、105は
各ノズル106にインクを供給するための共通液室であ
る。また107は天板である。
【0015】次に図4を参照して記録ヘッド5の駆動パ
ルスの詳細を説明する。
ルスの詳細を説明する。
【0016】ヘッド駆動回路512に記録タイミング信
号(a)と、記録濃度に対応した印刷データ(記録デー
タ)が入力される。まず記録タイミング信号(a)の立
ち上がりタイミングで、駆動パルス(b)に示す様に、
電圧V1で幅T1の矩形波の第1のパルス(プリパル
ス)がヒータ104に印加される。このときノズル10
6内のヒータ104の発熱量は低く抑えられるため、イ
ンク液滴の噴射に寄与する発泡は起こらない。即ち、イ
ンクの噴射は起こらない。この第1のパルスはノズル1
06内のインクを加熱し、特にインクの粘度を下げる役
割をする。続いて、電圧を0Vに低下した状態でT2時
間経過した後、電圧V2で幅T3の矩形状の第2のパル
スをヒータ104に印加する。ここで、第1のパルスと
第2のパルスの電圧は等しい(即ち、V1=V2)。ま
た第1のパルスの幅より第2のパルスの幅は長い(T1
<T3)ものとする。この第2のパルスによりヒータ1
04に印加されるエネルギーにより、ノズル106内で
インクに発泡を生じる。従って、この第2のパルスの電
圧値とそのパルス幅は、インク滴が吐出口102から噴
射するのに充分な電圧値とパルス幅となっている必要が
ある。
号(a)と、記録濃度に対応した印刷データ(記録デー
タ)が入力される。まず記録タイミング信号(a)の立
ち上がりタイミングで、駆動パルス(b)に示す様に、
電圧V1で幅T1の矩形波の第1のパルス(プリパル
ス)がヒータ104に印加される。このときノズル10
6内のヒータ104の発熱量は低く抑えられるため、イ
ンク液滴の噴射に寄与する発泡は起こらない。即ち、イ
ンクの噴射は起こらない。この第1のパルスはノズル1
06内のインクを加熱し、特にインクの粘度を下げる役
割をする。続いて、電圧を0Vに低下した状態でT2時
間経過した後、電圧V2で幅T3の矩形状の第2のパル
スをヒータ104に印加する。ここで、第1のパルスと
第2のパルスの電圧は等しい(即ち、V1=V2)。ま
た第1のパルスの幅より第2のパルスの幅は長い(T1
<T3)ものとする。この第2のパルスによりヒータ1
04に印加されるエネルギーにより、ノズル106内で
インクに発泡を生じる。従って、この第2のパルスの電
圧値とそのパルス幅は、インク滴が吐出口102から噴
射するのに充分な電圧値とパルス幅となっている必要が
ある。
【0017】図4(c)は二次電池513の電力容量が
通常の場合よりも低下した時の駆動パルスを示し、図4
(d)は更に二次電池513の電力容量が低下した時の
駆動パルスを示している。
通常の場合よりも低下した時の駆動パルスを示し、図4
(d)は更に二次電池513の電力容量が低下した時の
駆動パルスを示している。
【0018】図5は、図4に示す通常の駆動パルス
(b)と、二次電池513の電力容量が低下した時の駆
動パルス(c)による二次電池513の放電特性を比較
して示す図である。
(b)と、二次電池513の電力容量が低下した時の駆
動パルス(c)による二次電池513の放電特性を比較
して示す図である。
【0019】図5において、2つの駆動パルスの放電特
性の差は、プリパルスT1のパルス幅(エネルギー)に
応じて発生しており(第2のパルスのパルス幅はいずれ
の場合も同じである)、このプリパルスの幅T1を変え
ることにより、電池513の放電特性が変化することが
わかる。
性の差は、プリパルスT1のパルス幅(エネルギー)に
応じて発生しており(第2のパルスのパルス幅はいずれ
の場合も同じである)、このプリパルスの幅T1を変え
ることにより、電池513の放電特性が変化することが
わかる。
【0020】図6は本実施例のプリンタ装置のメインコ
ントローラ500における制御処理を示すフローチャー
トで、この処理を実行する制御プログラムはROM50
0bに記憶されている。
ントローラ500における制御処理を示すフローチャー
トで、この処理を実行する制御プログラムはROM50
0bに記憶されている。
【0021】まずステップS1で、電力検知回路501
よりの検知信号を入力し、その検知信号に基づいて二次
電池513の残量電池容量(電力容量)を検出する。そ
の残量が通常値であればステップS2からステップS4
に進み、図4(b)に示すようにプリパルスのパルス幅
をT1に設定する情報をRAM500cのプリパルス幅
領域に記憶する。一方、電池513の残留電力が通常よ
りもやや低下している時はステップS3よりステップS
6に進み、プリパルスの幅をT10(T10<T1)に
設定する情報をRAM500cに記憶する。またステッ
プS3で二次電池513の残留電力量がかなり低下して
いる時はステップS3よりステップS5に進み、プリパ
ルスの幅をT11(T11<T10)に設定するための
情報をRAM500cに記憶する。
よりの検知信号を入力し、その検知信号に基づいて二次
電池513の残量電池容量(電力容量)を検出する。そ
の残量が通常値であればステップS2からステップS4
に進み、図4(b)に示すようにプリパルスのパルス幅
をT1に設定する情報をRAM500cのプリパルス幅
領域に記憶する。一方、電池513の残留電力が通常よ
りもやや低下している時はステップS3よりステップS
6に進み、プリパルスの幅をT10(T10<T1)に
設定する情報をRAM500cに記憶する。またステッ
プS3で二次電池513の残留電力量がかなり低下して
いる時はステップS3よりステップS5に進み、プリパ
ルスの幅をT11(T11<T10)に設定するための
情報をRAM500cに記憶する。
【0022】尚、これら二次電池513の残留電力量の
検出は、検知回路501の出力信号レベルと所定値とを
比較することにより求めることができる。
検出は、検知回路501の出力信号レベルと所定値とを
比較することにより求めることができる。
【0023】こうしてプリパルスの幅が設定されるとス
テップS7に進み、プリントの開始が指示されたかどう
かを判断し、プリントが開始されるとステップS8に進
み、キャリッジモータ503を回転駆動させてキャリッ
ジ1の走査を開始する。こうしてステップS9で記録ヘ
ッド5を駆動するタイミングになるとステップS10に
進み、ステップS4〜ステップS6のいずれかの処理で
RAM500cに記憶されているプリパルス幅情報を読
出し、その情報に対応するパルス幅のプリパルスを出力
する。次に所定の時間パルスをオフし、その後実際にプ
リントを行うために第2のパルスをパルス幅T3で出力
する。尚、これらの制御はドライバコントローラ510
を介して行われる。
テップS7に進み、プリントの開始が指示されたかどう
かを判断し、プリントが開始されるとステップS8に進
み、キャリッジモータ503を回転駆動させてキャリッ
ジ1の走査を開始する。こうしてステップS9で記録ヘ
ッド5を駆動するタイミングになるとステップS10に
進み、ステップS4〜ステップS6のいずれかの処理で
RAM500cに記憶されているプリパルス幅情報を読
出し、その情報に対応するパルス幅のプリパルスを出力
する。次に所定の時間パルスをオフし、その後実際にプ
リントを行うために第2のパルスをパルス幅T3で出力
する。尚、これらの制御はドライバコントローラ510
を介して行われる。
【0024】こうして1回のインク吐出によるプリント
動作が終了するとステップS11に進み、1ラインのデ
ータを全てプリントしたかどうかを判断する。1ライン
のプリント動作が終了していない時はステップS9に戻
り、次のプリントタイミングを待って、前述と同様に記
録ヘッド5を駆動してプリントを行う。こうして1ライ
ン分のプリント処理が終了するとステップS12に進
み、キャリッジ1をホーム位置に戻す。次にステップS
13に進み、1ページ或いは全印刷データのプリントが
終了したかどうかを判断し、まだ印刷すべきデータがあ
る時はステップS1に戻り、前述の処理を実行する。
動作が終了するとステップS11に進み、1ラインのデ
ータを全てプリントしたかどうかを判断する。1ライン
のプリント動作が終了していない時はステップS9に戻
り、次のプリントタイミングを待って、前述と同様に記
録ヘッド5を駆動してプリントを行う。こうして1ライ
ン分のプリント処理が終了するとステップS12に進
み、キャリッジ1をホーム位置に戻す。次にステップS
13に進み、1ページ或いは全印刷データのプリントが
終了したかどうかを判断し、まだ印刷すべきデータがあ
る時はステップS1に戻り、前述の処理を実行する。
【0025】以上説明したように第1実施例によれば、
ヒータ104に印加する駆動パルスのパルス幅を制御す
ることによって電池513の消費電力を低減し記録可能
な量を増やすことができる。 [第2の実施例]図7は本発明の第2実施例のインクジ
ェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述の
第1実施例のプリンタの構成(図1)と共通する部分は
同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
ヒータ104に印加する駆動パルスのパルス幅を制御す
ることによって電池513の消費電力を低減し記録可能
な量を増やすことができる。 [第2の実施例]図7は本発明の第2実施例のインクジ
ェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述の
第1実施例のプリンタの構成(図1)と共通する部分は
同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0026】この第2実施例では、メインコントローラ
500はROM500bに記憶されている制御プログラ
ムに従って、前記第1の実施例と同様に二次電池513
の残留電力量を検出し、その残量が所定値以下になると
ヘッド駆動電源701を制御して、記録ヘッド5に印加
する第1及び第2パルスの電圧値を低く抑える。これに
より、二次電池513の消費電力を抑えると共に、記録
濃度を薄くしてユーザに電池513の残量電力が少なく
なったことを知らせる。
500はROM500bに記憶されている制御プログラ
ムに従って、前記第1の実施例と同様に二次電池513
の残留電力量を検出し、その残量が所定値以下になると
ヘッド駆動電源701を制御して、記録ヘッド5に印加
する第1及び第2パルスの電圧値を低く抑える。これに
より、二次電池513の消費電力を抑えると共に、記録
濃度を薄くしてユーザに電池513の残量電力が少なく
なったことを知らせる。
【0027】図8は、図4に示す第1及び第2パルスの
電圧値(Vh)と記録ヘッドのノズル102より吐出さ
れるインク体積Vdとの関係をプロットしたグラフ図で
ある。
電圧値(Vh)と記録ヘッドのノズル102より吐出さ
れるインク体積Vdとの関係をプロットしたグラフ図で
ある。
【0028】図10において、ヒータ駆動電圧値Vh
(21.0〜24.5V)に応じてノズル102より吐
出されるインクの体積が変化することがわかる。この第
2実施例では、この特性を利用して、二次電池513の
電力容量がある一定量以下になった時点から、記録ヘッ
ド5の駆動電圧を通常のヘッド駆動電圧Vhより小さく
してインク噴射体積を少なくする。これにより、図9と
の関係で記録濃度が低下し、ユーザが電池513の残留
電力が所定値以下に低下したことを知ることができる。
(21.0〜24.5V)に応じてノズル102より吐
出されるインクの体積が変化することがわかる。この第
2実施例では、この特性を利用して、二次電池513の
電力容量がある一定量以下になった時点から、記録ヘッ
ド5の駆動電圧を通常のヘッド駆動電圧Vhより小さく
してインク噴射体積を少なくする。これにより、図9と
の関係で記録濃度が低下し、ユーザが電池513の残留
電力が所定値以下に低下したことを知ることができる。
【0029】以上の説明したように第2実施例によれ
ば、電池513の電力容量が所定値以下に低下した時、
ヒータ104に印加するヘッド駆動電圧Vhを制御する
ことによって記録画像の濃度を低下させ、ユーザに二次
電池の電池容量が少なくなったことを知らせることが出
来る。 [第3の実施例]図10は本発明の第3実施例のインク
ジェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述
の実施例と共通する部分は同じ番号で示している。
ば、電池513の電力容量が所定値以下に低下した時、
ヒータ104に印加するヘッド駆動電圧Vhを制御する
ことによって記録画像の濃度を低下させ、ユーザに二次
電池の電池容量が少なくなったことを知らせることが出
来る。 [第3の実施例]図10は本発明の第3実施例のインク
ジェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述
の実施例と共通する部分は同じ番号で示している。
【0030】この第3実施例では、安定したプリント画
像が得られるように、記録ヘッド5に記録ヘッド5の温
度を検知するための温度センサ111、及びヘッド5の
温度が所定温度以下の時に記録ヘッド5をある一定温度
に保つためのヒータ112を備えたヘッド温度制御回路
110を有している。
像が得られるように、記録ヘッド5に記録ヘッド5の温
度を検知するための温度センサ111、及びヘッド5の
温度が所定温度以下の時に記録ヘッド5をある一定温度
に保つためのヒータ112を備えたヘッド温度制御回路
110を有している。
【0031】この第3実施例では、メインコントローラ
500は電池容量検知回路501よりの検知信号を入力
し、その検知結果に基づいて電池513の残留電力を検
出している。ここで電池513の電力容量が所定値以下
になるとヘッド温度制御回路110に制御信号を出力す
る。これにより記録ヘッド5の温度を所定の温度にし
て、記録ヘッド5より吐出されるインク量を制御する。
500は電池容量検知回路501よりの検知信号を入力
し、その検知結果に基づいて電池513の残留電力を検
出している。ここで電池513の電力容量が所定値以下
になるとヘッド温度制御回路110に制御信号を出力す
る。これにより記録ヘッド5の温度を所定の温度にし
て、記録ヘッド5より吐出されるインク量を制御する。
【0032】図11は、インクジェット記録ヘッド5の
温度(T)と、その噴射インク体積(Vd)との関係を
プロットしたグラフ図である。
温度(T)と、その噴射インク体積(Vd)との関係を
プロットしたグラフ図である。
【0033】図11より、記録ヘッド5の温度に応じて
噴射されるインク量Vdが変化することがわかる。本実
施例においては、この特性を利用し、二次電池513の
電力消費量をセーブするために、電力容量がある一定量
以下になり、残量が少なくなった時点から、記録ヘッド
5の制御温度を通常の記録ヘッドの制御温度より低くし
てインク噴射体積を少なくする。これによりユーザは記
録濃度の低下により電池残量の低下を検知でき、しかも
電池513の寿命を延ばすことができる。 [第4の実施例]図12は本発明の第4実施例のインク
ジェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述
の実施例と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説
明を省略する。
噴射されるインク量Vdが変化することがわかる。本実
施例においては、この特性を利用し、二次電池513の
電力消費量をセーブするために、電力容量がある一定量
以下になり、残量が少なくなった時点から、記録ヘッド
5の制御温度を通常の記録ヘッドの制御温度より低くし
てインク噴射体積を少なくする。これによりユーザは記
録濃度の低下により電池残量の低下を検知でき、しかも
電池513の寿命を延ばすことができる。 [第4の実施例]図12は本発明の第4実施例のインク
ジェットプリンタの概略構成を示すブロック図で、前述
の実施例と共通する部分は同じ番号で示し、それらの説
明を省略する。
【0034】113はデータ変換回路で、通常のプリン
トモードでのプリント時に加えて、図13に示すような
ドラフト記録を行うプリントモードを有している。
トモードでのプリント時に加えて、図13に示すような
ドラフト記録を行うプリントモードを有している。
【0035】図13はドラフト記録モードの一例を示す
図で、(a)は通常のプリントモード時における文字
「A」の記録例を示し、(b)は記録すべき画素を1画
素おきに間引いて記録することにより、記録される画素
数を元の画素数の約半分にした記録例を示している。こ
のようにドラフト記録を行うことにより、記録スピード
を約2倍にすることが出来る。この時、記録画素の数が
約半分になるため、記録に要する消費電力も約半分にな
る。
図で、(a)は通常のプリントモード時における文字
「A」の記録例を示し、(b)は記録すべき画素を1画
素おきに間引いて記録することにより、記録される画素
数を元の画素数の約半分にした記録例を示している。こ
のようにドラフト記録を行うことにより、記録スピード
を約2倍にすることが出来る。この時、記録画素の数が
約半分になるため、記録に要する消費電力も約半分にな
る。
【0036】このようにして、電池513の電力容量が
所定値以下に低下したことを検知すると、データ変換回
路113に制御信号を出力して、記録ヘッド5に出力す
るプリントデータを図13の(b)に示すように約半分
に間引いたドラフト画像を印刷する。これによりプリン
タ全体の消費電力を低く抑えることができると共に、プ
リントされた画像が通常とは異なった画像になるため、
ユーザが電池513の残量が少なくなったことを認識で
きる。
所定値以下に低下したことを検知すると、データ変換回
路113に制御信号を出力して、記録ヘッド5に出力す
るプリントデータを図13の(b)に示すように約半分
に間引いたドラフト画像を印刷する。これによりプリン
タ全体の消費電力を低く抑えることができると共に、プ
リントされた画像が通常とは異なった画像になるため、
ユーザが電池513の残量が少なくなったことを認識で
きる。
【0037】尚、この様な間引きプリントを行うと、明
らかに異なる画像となるため、ユーザが必要に応じて、
スイッチなどを操作することにより、このドラフト記録
モードを使用するかしないかを選択できるようにしても
良い。。
らかに異なる画像となるため、ユーザが必要に応じて、
スイッチなどを操作することにより、このドラフト記録
モードを使用するかしないかを選択できるようにしても
良い。。
【0038】このように第4実施例では、ドラフト記録
モードを利用することにより、二次電池の電力容量があ
る一定値以下になると自動的にドラフト記録モード、ま
たは記録画素数を自動的に少なくするモードに移行す
る。これにより、電池の容量が所定値以下に低下した
時、記録データの記録画素数を低下することによって記
録画像の濃度を低下させ、ユーザに二次電池の電力容量
が少なくなったことを知らせることが出来る。
モードを利用することにより、二次電池の電力容量があ
る一定値以下になると自動的にドラフト記録モード、ま
たは記録画素数を自動的に少なくするモードに移行す
る。これにより、電池の容量が所定値以下に低下した
時、記録データの記録画素数を低下することによって記
録画像の濃度を低下させ、ユーザに二次電池の電力容量
が少なくなったことを知らせることが出来る。
【0039】尚、前述の各実施例で説明した構成は、そ
れぞれ排他的に実施されるだけでなく、例えば二次電池
513の残量電力容量によっては、第1の実施例を実施
した後、更に電池513の電力容量が低下すると第4の
実施例を実施するといったように、複数の実施例の構成
を組み合わせて実施することも可能である。
れぞれ排他的に実施されるだけでなく、例えば二次電池
513の残量電力容量によっては、第1の実施例を実施
した後、更に電池513の電力容量が低下すると第4の
実施例を実施するといったように、複数の実施例の構成
を組み合わせて実施することも可能である。
【0040】また、前記実施例においては、発熱体を利
用したインクジェット記録技術を例にして説明したが、
本発明はこれに限定されるものでなく、例えばピエゾ方
式などの各種インクジェット記録法にも適用できる。
用したインクジェット記録技術を例にして説明したが、
本発明はこれに限定されるものでなく、例えばピエゾ方
式などの各種インクジェット記録法にも適用できる。
【0041】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0043】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0044】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0045】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0046】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0047】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0048】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0049】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0050】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0051】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0052】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0053】以上説明したように本実施例によれば、二
次電池中の電力容量を監視し、ある一定量以下になる
と、記録ヘッドに印加するエネルギーを制御する、記録
ヘッドの制御温度を制御する、あるいは記録データの記
録画素数を減じることによって記録画像の濃度を低下さ
せ、使用者に電力容量が少ないことを確実に知らせるこ
とが出来る。
次電池中の電力容量を監視し、ある一定量以下になる
と、記録ヘッドに印加するエネルギーを制御する、記録
ヘッドの制御温度を制御する、あるいは記録データの記
録画素数を減じることによって記録画像の濃度を低下さ
せ、使用者に電力容量が少ないことを確実に知らせるこ
とが出来る。
【0054】また、二次電池中の消費電力を低下させる
ため、電力容量が低下した後の記録量を増やすことが出
来る。
ため、電力容量が低下した後の記録量を増やすことが出
来る。
【0055】また本実施例によれば、従来の二次電池駆
動のインクジェット記録装置に必要であった二次電池の
電力容量の低下を使用者に知らせるためのランプやメッ
セージを表示するための表示器を設けることなく、使用
者に確実に電力容量の低下を知らせることが出来る。ま
たこれにより、プリンタ装置を安価にすることが出来
る。
動のインクジェット記録装置に必要であった二次電池の
電力容量の低下を使用者に知らせるためのランプやメッ
セージを表示するための表示器を設けることなく、使用
者に確実に電力容量の低下を知らせることが出来る。ま
たこれにより、プリンタ装置を安価にすることが出来
る。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
池の電力容量が所定値以下に低下したことをユーザに知
らせるとともに、電力容量が低下した後は消費電力を少
なくすることにより、例えば記録可能な量を最低限確保
できる効果がある。
池の電力容量が所定値以下に低下したことをユーザに知
らせるとともに、電力容量が低下した後は消費電力を少
なくすることにより、例えば記録可能な量を最低限確保
できる効果がある。
【図1】本発明の第1実施例のインクジェットプリンタ
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例にインクジェットプリンタの記録部の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図3】本実施例のインクジェット記録ヘッドの構造を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図4】本実施例のインクジェットプリンタにおける記
録ヘッドの駆動タイミングを示す図である。
録ヘッドの駆動タイミングを示す図である。
【図5】記録ヘッドの駆動パルス電圧と二次電池の放電
特性を説明する図である。
特性を説明する図である。
【図6】本発明の第1実施例のメインコントローラによ
る制御処理を示すフローチャートである。
る制御処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例のインクジェットプリンタ
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2実施例におけるヘッド駆動電圧値
Vhとインク吐出量Vdとの関係を示す図である。
Vhとインク吐出量Vdとの関係を示す図である。
【図9】インクの噴射量Vdと記録媒体に形成される記
録画像の濃度の特性(OD)を示すグラフ図である。
録画像の濃度の特性(OD)を示すグラフ図である。
【図10】本発明の第3実施例のインクジェットプリン
タの概略構成を示すブロック図である。
タの概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第3実施例における記録ヘッドの温
度(T)とインク吐出量Vdとの関係を示す図である。
度(T)とインク吐出量Vdとの関係を示す図である。
【図12】本発明の第4実施例のインクジェットプリン
タの概略構成を示すブロック図である。
タの概略構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4実施例のドラフト記録モードを
説明する図である。
説明する図である。
1 キャリッジ 5 記録ヘッド 6 記録用紙 102 ノズル 104 ヒータ(発熱抵抗体) 110 ヘッド温度制御回路 111 温度センサ 112 ヒータ 113 データ変換回路 500 メインコントローラ 500a CPU 500b,500d ROM 500c RAM 501 電力容量検知回路 502 紙送り用モータ 503 キャリッジモータ 510 ドライバコントローラ 513 二次電池 520 ホストコンピュータ 701 ヘッド駆動電源
Claims (7)
- 【請求項1】 記録データに従って被記録媒体に画像を
記録する記録装置であって、 電源としての電池と、 前記電池の残留電力容量を検知する検知手段と、 前記記録データ応じて記録ヘッドを駆動して記録する記
録手段と、 前記検知手段の検知結果に応じて前記記録手段による前
記記録ヘッドへの印加エネルギーを変更する制御手段
と、 を有することを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は前記記録ヘッドに印加す
るパルス幅を制御することを特徴とする請求項1に記載
の記録装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は前記記録ヘッドに印加す
る電圧値を制御することを特徴とする請求項1に記載の
記録装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は前記記録ヘッドの温度を
制御することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
する請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装
置。 - 【請求項7】 記録データに従って被記録媒体に画像を
記録する記録装置における記録方法であって、 電源としての電池の残留電力容量を検知する工程と、 電池の残留電力容量に応じて記録ヘッドへの印加エネル
ギーを変更する工程と、 を有することを特徴とする記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11622593A JPH06328693A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 記録装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11622593A JPH06328693A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 記録装置及びその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328693A true JPH06328693A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=14681934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11622593A Withdrawn JPH06328693A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 記録装置及びその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06328693A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10240481A (ja) * | 1997-02-27 | 1998-09-11 | Riso Kagaku Corp | 画像形成装置 |
JP2003072057A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Canon Inc | 電源制御をおこなうインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法 |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11622593A patent/JPH06328693A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10240481A (ja) * | 1997-02-27 | 1998-09-11 | Riso Kagaku Corp | 画像形成装置 |
JP2003072057A (ja) * | 2001-09-07 | 2003-03-12 | Canon Inc | 電源制御をおこなうインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法 |
JP4724331B2 (ja) * | 2001-09-07 | 2011-07-13 | キヤノン株式会社 | 電源制御をおこなうインクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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