JPH06286124A - 記録装置及び該装置における電力制御方法 - Google Patents

記録装置及び該装置における電力制御方法

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JPH06286124A
JPH06286124A JP7174993A JP7174993A JPH06286124A JP H06286124 A JPH06286124 A JP H06286124A JP 7174993 A JP7174993 A JP 7174993A JP 7174993 A JP7174993 A JP 7174993A JP H06286124 A JPH06286124 A JP H06286124A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速プリント機能を維持しながら電源部の小
型化を実現した記録装置及び該装置における電力制御方
法を提供することをと目的とする。 【構成】 記録用紙の所定領域に記録する記録ヘッド2
の駆動回数をカウンタ118及び加算器119で計数
し、少なくとも、その計数された駆動回数に基づいて温
度予測部120によりACアダプタの温度上昇を予測す
る。この予測された予測値Tn が所定値を越えると記録
ヘッド2の駆動回数を低下させて記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録装置及び該装置にお
ける電力制御方法に関し、例えば電池やACアダプタ等
より供給される電力により駆動される記録装置とその電
力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ノートタイプのパ−ソナルコンピ
ュ−タやワードプロセッサ等で、プリンタと一体化され
た機器が普及している。このような機器は、AC電源に
加え、内蔵されている電池或いはACアダプタよりの電
力により駆動される。従って、このような機器のプリン
タは低消費電力であることが望ましく、また、コンピュ
ータの性能の向上に伴い、プリンタのプリント速度の高
速化も製品の価値を決定する大きな要素となっている。
【0003】こうようなポータブル・タイプのプリンタ
では、外付けされたACアダプタや電池等から直流電圧
を供給され、この電圧をDC−DC変換器あるいはレギ
ュレータICなどにより昇圧あるいは降圧して、装置内
部で必要な直流電圧を生成していた。このプリンタにお
いて、印字(或いは印画)スピードを高速にするために
は、インクジェット・プリンタの場合ではインクの吐出
周波数を上げ泣ければならず、またシリアルプリンタの
場合には、ヘッド・キャリッジの走査スピードを高速に
する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにしてプリンタの印字速度を上げようとすると、イ
ンクジェットヘッドの駆動或いはキャリッジ・モータの
駆動に要する電力が、そのスピードにほぼ比例して増加
してしまい、結果的に電池或いはACアダプタ等の大型
化、あるいはDC−DC変換器の大型化を招くことにな
る。その結果、そのような機器全体のコストが大幅に上
昇するという不具合があった。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、高速プリント機能を維持しながら電源部の小型化を
実現した記録装置及び該装置における電力制御方法を提
供することをと目的とする。
【0006】また本発明は、装置の発熱を抑えることが
できる記録装置及び該装置における電力制御方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は以下のような構成を備える。即
ち、記録ヘッドを駆動して記録媒体に画像を記録する記
録装置であって、前記記録媒体の所定領域に記録する前
記記録ヘッドの駆動回数を計数する計数手段と、少なく
とも前記計数手段により計数された駆動回数に基づいて
電源部の温度上昇を予測する予測手段と、前記予測手段
による予測値が所定値を越えると前記記録ヘッドの単位
時間当りの駆動回数、例えば駆動周波数を低下させる制
御手段とを有する。
【0008】上記目的を達成するために本発明の記録装
置における電力制御方法は以下のような工程を備える。
即ち、記録ヘッドを駆動して記録媒体に画像を記録する
記録装置における電力制御方法であって、前記記録媒体
の所定領域に記録する前記記録ヘッドの駆動回数を計数
する工程と、少なくとも、その計数された駆動回数に基
づいて電源部の温度上昇を予測する工程と、その予測値
が所定値を越えると前記記録ヘッドの単位時間当りの駆
動回数、例えば駆動周波数を低下させる低下工程とを有
する。
【0009】
【作用】以上の構成において、記録媒体の所定領域に記
録する記録ヘッドの駆動回数を計数し、少なくとも、そ
の計数された駆動回数に基づいて電源部の温度上昇を予
測する。この予測された予測値が所定値を越えると記録
ヘッドの単位時間当りの駆動回数を低下させて、規定温
度を越えることを防止する。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0011】図1は本実施例のプリンタ装置の要部外観
を示す図で、本実施例ではカラーインクジェット・プリ
ンタの場合で説明する。なお、このプリンタ装置はAC
アダプタ12を電源とし、そのアダプタ12より供給さ
れる直流電圧を端子13を介して入力することにより駆
動されるものとする。
【0012】このプリンタ装置は、カラーインク・カ−
トリッジ10及びブラック・インク・カ−トリッジ11
を有し、これらカ−トリッジ10,11はキャリッジ1
に搭載されてガイド軸4及び5に沿って移動走査され
る。キャリッジ1はキャリッジ・モータ(以降CRモー
タと称す)の回転により矢示F方向に搬送され、このキ
ャリッジには前述のカートリッジに加え、インクジェッ
ト・ヘッド(以降ヘッドと称す)2が搭載されている。
記録用紙6は給紙ローラ7により給紙され、紙送りロー
ラ8により、キャリッジ1の動作に連続して矢示A方向
に給紙され、本体内で旋回されて矢示B方向に排紙され
る。なお、この記録用紙6は一定距離ずつ断続的に搬送
され、この搬送動作はライン・フィード・モータ(以降
LFモータと称す)により達成される。
【0013】ヘッド2は、図2に示すようにインクジェ
ット・ノズルが配列され、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のノズルがそれぞれ24本、ブラ
ック(K)用のノズルが64本で構成される。本実施例
のノズル・ピッチは4色共に360DIP(ドット/イ
ンチ)であり、従って、前述の記録用紙6の搬送は、カ
ラー画像をプリントする場合には24ノズル相当、即
ち、0.067インチ(1,69mm)ずつ、またモノ
クロ画像のプリントの場合には、64ノズル相当、即
ち、0.178インチ(4.52mm)ずつ行われる。
【0014】図3は本実施例のヘッド2によるカラー画
像のプリント方法を説明するための模式図である。
【0015】図中、1パス、2パス、…6パスは、図1
において、記録用紙6に対するヘッド2の主走査方向の
走査(矢示F方向で示す)を番号付けして示している。
この例では、記録用紙6は各パスごとに24ノズル分、
即ち、本実施例では0.067インチずつ搬送される。
なお、図2で示されるようなプリンタを行う場合には、
BKヘッド(64ノズル)は最初の24ノズルだけを使
用し、後半の40ノズルは未使用となる。
【0016】一方、図4はテキスト文書などのように、
BKインクのみを使用する場合のプリント方法を説明す
るための模式図である。
【0017】この場合はY、M、Cのインクヘッドは使
用されず、BKヘッドのみを使用してプリントが行われ
る。このため、Bkヘッドにより1パス当たり64ノズ
ル幅分ずつプリントする。従って、記録用紙6の搬送も
64ノズル分、即ち、0.178インチずつ行われる。
このように、本実施例のプリンタでは、モノクロ画像を
記録する場合には、カラー画像のプリントに比べてプリ
ント速度は約2.67倍(64/24)となる。
【0018】更に、本実施例のプリンタでは、モノクロ
画像、或いはテキストとカラー画像が混在するような場
合に図5に示すような制御を行っている。即ち、次にヘ
ッド2を走査してプリントする64ラスタ分のデータに
対応して、Y、M、C色に対応するデータがいずれも存
在しない場合(即ち、カラーデータが全て“0”の場
合)には、Bkヘッドの64ノズル全てを使用して1主
走査分をプリントし、その後、そのプリント幅に対応し
て64ノズル分、記録用紙を搬送する。これにより、モ
ノクロプリント時の場合と同じプリント速度となり、カ
ラー及びモノクロ画像が混在している画像に対する記録
スピードを高速にできる。
【0019】図6は本実施例のプリンタの概略構成を示
すブロック図である。
【0020】図6において、101は制御部で、、プリ
ンタ全体の制御を行っている。102は、例えばマイク
ロプロセッサ等のCPU、103はROMで、CPU1
02によって実行される制御プログラム(図7のフロー
チャートで示す)や各種データを記憶している。104
はRAMで、CPU102の各種処理の実行時にワーク
エリアとして使用され、各種データを一時的に保存して
いる。105は分周器で、16MHzのクロック源を有
し、周期が125nsより4μsまでの各種クロック信
号1T〜32Tを各部に供給している。CPU102は
プリント区間信号S1 を出力すると、この信号S1 がハ
イレベルの期間にインクの吐出周期となるタイミング信
号が発振器106より出力される。この実施例では、ヘ
ッド2の吐出周期が185μs(5.405KHz)で
あるため、この発振器106は分周器105よりのクロ
ック8T(1μs周期)を入力し、信号S1 がハイレベ
ルの期間に5.405KHzのクロック信号を出力して
いる。
【0021】107はDMAC(DMAコントローラ)
で、CPU102よりDMA転送の起動が指示される
と、185usごとにメモリ(DRAM)108からデ
ータを読出し、シリアル−パラレル変換器109に出力
している。このシリアル−パラレル変換器109は、メ
モリ108よりDAM転送されたパラレルデータをシリ
アルデータに変換して、ヘッド2のシフトレジスタに転
送している。110はデータ転送制御部で、ヘッド2の
ラッチ回路へのラッチ信号(LATCH)を出力してい
る。また、タイミング制御部111は、ヘッド2に対す
る駆動パルス及び駆動すべきブロック信号(3ビット)
を提供する。
【0022】また、112は温度検出回路で、ヘッド2
に設けられた温度検出のためのアルミセンサ200の抵
抗値の変化を検出し、その抵抗値の変化に伴う電圧値を
CPU102に出力している。これによりCPU102
は、内蔵しているA/Dコンバータ(図示せず)によ
り、その電圧値をデジタル値に変換して現在のヘッド2
の温度を計算により求め、ヘッド2の駆動パルスをパル
ス幅変調し、インクの吐出量が温度変化に対して一定に
なるように制御を行う。113は入出力ポート(I/
O)で、このポート113を介してドライバ114,1
15により各対応するモータ(CRモータ116,LF
モータ117)を回転駆動している。更に、118はヘ
ッド2に出力したデータ数(吐出数)を計数するカウン
タ、119はそのカウンタ118により計数された値の
累計を求める加算器、119はその計数値より、ACア
ダプタ12及びCRモータ116の温度上昇を予測する
温度予測部である。なお、図6では示されていないが、
ヘッド2に保温ヒータ等を設け、これに電力を供給する
ことによりヘッド2の温度が均一になるようにしても良
い。
【0023】図7は、ヘッド2の構成を示すブロック図
である。
【0024】700は72ビットのシフトレジスタで、
シリアルクロック(CLK)に同期して転送されるシリ
アルデータ(SD)を入力して記憶する。701はラッ
チ回路で、ラッチ信号(LATCH)によりシフトレジ
スタ700より出力される72ビットデータをラッチし
ている。703は72ビット分のノズルを駆動するドラ
イバである。710はデコーダで、タイミング制御部1
11より3ビット信号S11を入力し、その3ビットデー
タに応じて通電駆動するブロックを決定している。
【0025】ここで、ヘッド2はカラー3色のノズル、
即ち、72ノズル(24×3)分は8ブロックで構成さ
れ、それぞれのブロックには9ノズルが対応している。
いま信号S11がデコーダ710に入力されると、その値
に従って通電されるブロックが選択される。一方、それ
ぞれの色に対応する駆動パルスが信号S12として入力さ
れ、この信号S12のパルス幅に応じてそれぞれの色のイ
ンクの吐出量が調整される。なお、Bkインクについて
も、ヘッドの回路構成は、シフトレジスタが72ビット
から64ビットに変更となる以外は、この図7に示すヘ
ッドの場合と同様である。
【0026】図8はタイミング制御部111の詳細な回
路構成を示すブロック図で、図9は図8における各部の
タイミング関係を示す図である。
【0027】周期が約16μsのTC信号250が分周
器102より入力端子250に入力されると、このTC
信号250に同期してPWM制御されたパルス信号が端
子264〜266に出力される。これらのPWMパルス
は、カウンタ255を共用することにより生成される。
即ち、それぞれのパルス信号は、図9に示すように、T
C信号250の立下がりでオンし(ハイレベルにな
り)、レジスタ(251〜254)に記憶されている各
基準値(DATA1〜3のそれぞれ)と、カウンタ25
5の計数値とが比較器256〜259の内の対応する比
較器で比較され、一致するとオフされる(ロウレベルに
なる)。これら4つのPWMパルス信号の内の3つの信
号は信号S12として各カラー用のヘッドに入力され、残
りの1つは黒用のヘッドに供給され、それぞれ各ノズル
群に対応する発熱素子の通電時間を規定している。な
お、TC信号250の周期は、本実施例ではヘッド2の
駆動周期が185us(5.405KHz)であり、こ
の時間内に前述したように8個のノズルブロックを駆動
しなければならないため約20μsとしている。
【0028】本実施例によるヘッド2は図2で示したよ
うに、4色に対応するノズル列が1直線上に配列されて
いるために、図10で示される様に、従来一般に採用さ
れたノズル配列の場合に必要であった、主走査方向のレ
ジストレーション調整が不要となり、それに伴う工場調
整工程を省けると同時に、ヘッド2の駆動パルスを生成
するためのカウンタ255が共用できるため回路を簡素
化できる。
【0029】図11は本実施例のプリンタのCPU10
2により実行される処理タスクを説明するための図であ
る。
【0030】ホストコンピュータ301からセントロ・
インタフェースなどを介して送られてくるデータを受信
し、このデータをRAM104に設けられた受信バッフ
ァに一時記憶する。この処理は、受信処理タスク302
により実行される。この受信バッファに記憶されたデー
タの内、イメージ・データは直接、描画処理タスク30
6に転送される。一方、受信バッファに記憶されたデー
タの内、テキスト情報はエミュレーション処理タスク3
03により、そのコマンドが解析され、描画処理タスク
306に渡される。また、フォント管理タスク305
は、漢字フォントあるいはダウンロード・フォントなど
を描画処理タスク306に渡す。
【0031】こうして描画処理タスク306はイメー
ジ、テキスト、及びフォント・データを受取り、バッフ
ァ管理タスク307の下で描画バッファ309にデータ
を展開する。描画バッファ309はポインタ・テーブル
308により管理される。プリントタスク310は、キ
ャリッジ1の動きに同期して、描画バッファ309から
描画すべきデータを受け取り、DMA転送によりヘッド
2に印刷イメージデータを転送する。CPU102はま
た、CRモータ116及びLFモータ117を制御して
いる。なお、前述したテキストバッファ304、ポイン
タテーブル308、描画バッファ309、更にはダウン
ロード・フォントはRAM104のメモリエリアに設け
られて記憶されている。また、フォントROMはROM
103に記憶されている。
【0032】次に本実施例のプリンタにおけるシーケン
ス制御について説明する。
【0033】本実施例ではCRモータ116としてステ
ッピング・モータを使用し、この1ステップ角当たりに
相当するキャリッジ1の移動距離は6画素、即ち1/6
0インチである。上述したように本実施例のプリンタに
おけるプリント周波数は、通常時は5.405KHzで
ある。従って、この時のCRモータ116の駆動周波数
は901pps(パルス/秒)である。
【0034】図6において、カウンタ118は各主走査
ごとの各色におけるインクの吐出数を計数してモニタし
ている。この計数情報は温度予測部120に渡され、こ
こでACアダプタ及びCRモータ116の温度上昇が予
測される。また、この計数情報は累積加算器119にも
入力されており、ここで図1のインクタンク10及び1
1の総インク吐出量が求められ、その結果が不揮発メモ
リ121に記憶される。このメモリ121に記憶される
値は、プリントの度に更新される。
【0035】本実施例の図1におけるインクタンク1
0,11の容量は、ブラックインクが12ccで、各カ
ラーインクがそれぞれ5ccである。これは通常のテキ
スト文書などのモノクロプリントの法が、カラー・グラ
フィックあるいはカラー・イメージの場合よりも使用頻
度が高いことを想定しているためである。この様にして
プリントを行う毎にカートリッジにおけるインクの残量
を計算し、そのインクの予測残量が予め定められた所定
値を下回った時点で、ユーザにそれを表示或いは警報等
により通知する。
【0036】次に、本実施例の特徴部分である、電源と
して使用されているACアダプタの温度上昇の予測方法
について説明する。
【0037】一般的にACアダプタに限らず、機器の電
源を構成するトランスをはじめとする回路部品では、各
国の安全規格あるいはメーカ仕様により温度上昇に関す
る上限値が定められており、機器の最大電力消費時にお
いて、この上限温度値を越えないように設計されてい
る。プリンタ装置の場合には、その電力消費はプリント
率(所定面積内にプリントされるドット量)に依存し、
テキスト文書などのように低いプリント率のデータをプ
リントする場合には電力消費は低く、グラフィックスあ
るいはイメージなどのような画像データをプリントする
場合には、かなり高いプリント率となる場合がある。こ
うした高プリント率の画像を多数連続してプリントする
と、当然、電源部、例えば本実施例の場合ではACアダ
プタの温度上昇は大きくなる。しかしながら、このよう
な高いプリント率の画像データをプリントする場合を対
象として電源を設計すると、電源そのものが大型にな
り、それに伴って機器全体のコスト・アップを招くこと
になる。最近では、従来のドロッパ形のACアダプタか
らスイッチ方式のACアダプタに移行することにより、
小型計量化への要求に対応する傾向があるが、後者のA
Cアダプタのコストは同じ電力容量の前者のアダプタに
比べ約2倍以上となっている。
【0038】そこで本実施例では、ACアダプタの温度
をリアルタイムに予測し、その予測値が規定値を越えな
いようにプリント速度を制御するようにしている。本発
明の第1実施例のプリンタ装置における制御処理を示す
フローチャートを図13に示す。
【0039】前述したインクの吐出数を計数しているカ
ウンタ118及び加算器119の計数値に基づいて、プ
リント中におけるヘッド2への供給電力をリアルタイム
に、かつ正確に主走査方向の記録単位にモニタしてい
る。このカウンタ118の計数値の時間変化により、記
録用紙6の1枚当たり、或いは単位時間当たりの平均消
費電力を求め、そこからACアダプタの温度上昇を予測
している。この予測値が第1の所定値に達した時点、或
いは現在プリントしている記録用紙6の次の記録用紙6
へのプリント動作から、記録速度、即ち、キャリッジ1
の走行速度を低下させる。即ち、CRモータ116の回
転速度を低下し、それに適合するようにヘッド2の駆動
周波数(プリント周波数)を低下させる。
【0040】その際、本実施例では図12に示すような
ステッピングモータ(CRモータ)のトルク特性に基づ
いて、CRモータ116への通電電流を低下させてい
る。その結果、CRモータ116及びヘッド2の両者へ
の供給電力が低下されることによる消費電力の低下によ
りACアダプタの負荷を軽減し、その温度上昇を抑制す
る。また、この予測値が第1の所定値以下の場合には、
さらにヘッド2の温度をヘッド2に設けられたセンサ2
00により測定し、その測定値が上限値TH を越えてい
る場合は、前述と同様にしてCRモータ116の回転速
度を低下させ、それに適合するようにプリント周波数を
低下させる。
【0041】次に図13のフローチャートに従って説明
する。まずステップS1でプリント中かどうかを判断
し、プリント中であればステップS2に進み、主走査方
向にプリントを終了したかどうかを判断する。この実施
例では主走査方向へのプリントが終了する毎に、ACア
ダプタ12の温度を予測しているので、主走査方向への
プリントが終了するとステップS3に進み、加算器11
9で加算された累計プリントドット数に基づいてヘッド
2への供給電力を算出する。そして、この算出された値
をメモリ121に記憶する。
【0042】ステップS5では1ページのプリントが終
了したかを判断し、1ページのプリントが終了するとス
テップS6に進み、その1ページをプリントするのに要
したヘッド2への平均供給電力を算出する。次にステッ
プS7に進み、この平均供給電力に基づいてACアダプ
タ12の予測温度上昇値△Tを求める。これは図6の温
度予測部120で求めても良く、或いはソフトウェアに
より求めても良い。そしてステップS8において、現在
のACアダプタ12の予測温度Tn を、Tn =Tn-1
△Tより求める。尚、ここでTn-1 は、1つ前の予測温
度値である。次にステップS9に進み、この予測した温
度値Tn が所定の温度値Tthよりも高いかどうかを判定
する。この所定の温度値Tthよりも高い時はステップS
11に進み、次の記録用紙6をプリントするプリント周
波数を低下させ、これに合わせてCRモータ116の通
電電流を低下させる。
【0043】また、ステップS9で予測した温度値Tn
が所定の温度値Tthよりも低い時はステップS10に進
み、センサ200よりの温度信号に基づいて、ヘッド2
の温度が所定の温度値TH よりも高いかどうかを調べ、
高い時はステップS11に進んでプリント速度を低下さ
せる。またそうでない時はそのまま処理を終了する。ま
たステップS1において、プリント中でない時はステッ
プS12に進み、ACアダプタ12の現在温度Tを予測
する。
【0044】尚、このフローチャートでは、1頁のプリ
ントが終了した時点でACアダプタ12の温度上昇を予
測して、次の記録用紙6のプリントに備えているが、例
えば各主走査方向へのプリント毎に温度予測を行って、
次の主走査方向へのプリント処理に対応できるようにし
ても良い。その場合は、ステップS5の1ページプリン
ト終了の判定処理を省略し、ステップS11で次の走査
のためのCRモータ116の速度を決定すれば良い。ま
た、前述のように、ACアダプタ12の予測温度が所定
値を越えた時点でプリント速度を切り替えるには、ステ
ップS2の主走査終了の判定とステップS5の1ページ
プリント終了の判定を除去し、ステップS11でプリン
ト速度を低下させる処理を行うようにすれば良い。
【0045】また、この実施例では、ACアダプタ12
の温度及びヘッド2の温度のそれぞれの比較値をそれぞ
れ1つ(Tth,TH )としたが、これら比較値をそれぞ
れ複数個用意し、複数段階のプリント速度を変更するよ
うにしても良い。こうすることにより、図13に示す場
合よりも、更にあらゆるプリント状態に対応して、全体
的なプリント・スピードの高速化が図れる。こうしてプ
リント速度を減速した後も、常時ヘッド2への供給電力
をモニタして平均電力の時間変化を求める。そして、A
Cアダプタ12の温度が前記第1の所定値よりも低い第
2の所定値に達したと予測した時点で、或いはその次の
記録用紙に対するプリント処理から、再度、プリント速
度を当初の値に復帰させることもできる。
【0046】尚、前述の実施例では、プリンタのスタン
バイ時、即ちプリント中以外においても、ステップS1
2に示すように、最も最近のプリントの終了からの経過
時間を測定することにより、現在のACアダプタ12の
温度を予測している。
【0047】尚、この図13に示す処理の変形例とし
て、ACアダプタ12に電力供給を開始する時点におけ
るACアダプタ12の温度T0 を予測する。これには、
機器の電源オフ時にも、機器に設けられたバッテリ等に
より駆動されるタイマによる計時を行い、前回のプリン
ト終了からの経過時間をモニタする。その経過時間に基
づいて、機器の電源がオンされる時のACアダプタ12
の温度を予測する。その後の記録に関しては、前述の図
13のステップS7と同様な方法により、ACアダプタ
12の予測温度上昇ΔTを算出し、リアル・タイムにT
n =Tn-1 +ΔTを求めることにより、現在のACアダ
プタ12の温度を予測する。
【0048】図14は本発明の他の実施例のプリンタに
おける制御処理を示すフローチャートである。ここでは
複数の記録用紙に連続してプリントする場合に、複数枚
分、例えば記録用紙5枚ごとの平均消費電力を求め、そ
の値に応じて次の5枚の記録用紙にプリントするプリン
ト速度を決定するものである。従って、この場合にはプ
リント速度が複数段階用意され、その選択・決定された
プリント速度に応じてCRモータ116の定電流制御値
を段階的に可変制御し、またプリント周波数(ヘッド2
の駆動周波数)を適合する値に制御する。これによりそ
う消費電力が適合に制御され、ACアダプタ12の温度
上昇が抑制される。
【0049】図14のフローチャートを説明すると、ま
ずステップS20で主走査方向へのプリント処理が終了
したかを調べ、終了するとステップS21に進み、それ
までプリントされたドット数に基づいてヘッド2への供
給伝量を算出する。そして、その算出された値をメモリ
121に記憶する(ステップS22)。次にステップS
23に進み、1ページのプリント処理を終了したかどう
かを調べ、終了するとステップS24に進み、その1ペ
ージを記録するのに要したヘッド2への平均供給電力を
求める。そして、その求めた値をメモリ121に記憶す
る(ステップS25)。
【0050】次にステップS26に進み、5枚の記録用
紙6にプリントしたかを調べ、そうであればステップS
27で5枚分の記録用紙6をプリントした場合の総供給
電力を求める。この値に基づいてステップS28でAC
アダプタ12の温度上昇△Tを予測し、ステップS29
で、Tn =Tn-1 +△Tより、Aアダプタ12の現在の
予測温度値Tn を求める。この予測温度値Tn に基づい
て、次にプリントする5枚分の記録用紙6のプリント速
度、プリント周波数、及びそれに基づくCRモータ11
6の回転速度を決定する。
【0051】尚、本実施例はACアダプタ12だけでは
なく、CRモータ116及びLFモータ117について
も、多数枚連続プリント中の温度上昇を予測し、これら
の予測温度値が所定温度以上になったと判断した時点で
プリント速度を低下することにより、これらモータの温
度上昇を所定の温度以下に維持することができる。即
ち、これらのモータを定電流駆動している場合は、その
回転速度を低下することにより、図12に示すその回転
数−トルク特性から、その定電流値をI0 からI 1 に低
下させることができる。このようにしてモータへの供給
電力を低減でき、結果的にモータの温度上昇を抑制でき
る。
【0052】尚、上述の実施例では、携帯型の電子機器
のプリンタについて説明したが、当業者には電源の温度
上昇を制御するための本実施例の他の変形についても理
解されることであろう。従って、本発明はこうした全て
の変形を含むものであり、上述の実施例に限るものでは
ない。
【0053】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0054】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0055】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0056】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0057】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0058】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0059】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0060】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0061】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0062】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0063】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなワードプロセッサやコンピュ
ータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または
別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複
写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を取るものであっても良い。
【0064】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0065】以上説明したように本実施例によれば、小
型軽量でかつ低コストを維持し、高速プリント可能なプ
リンタが提供できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
速プリント機能を維持しながら電源部の小型化を実現で
きる効果がある。
【0067】また本発明によれば、装置の発熱を抑える
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のインクジェット・プリンタの要部構
成を示す外観斜視図である。
【図2】本実施例のプリンタのヘッドにおけるノズルの
配列を表わす図である。
【図3】カラー画像をプリントする場合のヘッドの動作
を表わす図である。
【図4】モノクロ画像をプリントする場合のヘッドの動
作を表わす図である。
【図5】カラープリント時においてモノクロ画像部分を
認識してプリントする動作を説明する図である。
【図6】本実施例のプリンタの概略構成を示すブロック
図である。
【図7】本実施例のプリンタのヘッドの内部構成を表わ
す図である。
【図8】本実施例のプリンタのタイミング制御部の詳細
な回路構成を示すブロック図である。
【図9】図8における各部のタイミング関係を示す図で
ある。
【図10】従来のインクジェットヘッドにおけるレジス
トレーション調整を示す図である。
【図11】本実施例のプリンタのCPUによる処理タス
クの流れを説明するための図である。
【図12】ステッピングモータの回転数と励磁電流及び
トルクとの関連特性を示す図である。
【図13】本実施例のプリンタにおけるACアダプタの
温度を予測してプリント速度を変化させる処理を示すフ
ローチャートである。
【図14】本発明の他の実施例のACアダプタの温度予
測に基づくプリント速度の変更処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ヘッド 6 記録用紙 10 カラーインク用カートリッジ 11 黒インク用カートリッジ 12 ACアダプタ 102 CPU 110 データ転送制御部 111 タイミング制御部 116 CR(キャリッジ)モータ 117 LF(紙送り)モータ 118 ドット数カウンタ 119 加算器 120 温度予測部 121 メモリ
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/12 29/20 9113−2C 9012−2C B41J 3/04 104 K 9012−2C 104 F

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを駆動して記録媒体に画像を
    記録する記録装置であって、 前記記録媒体の所定領域に記録する前記記録ヘッドの駆
    動回数を計数する計数手段と、 少なくとも前記計数手段により計数された駆動回数に基
    づいて電源部の温度上昇を予測する予測手段と、 前記予測手段による予測値が所定値を越えると前記記録
    ヘッドの単位時間当りの駆動回数を低下させる制御手段
    と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドの温度を計測する温度計
    測手段を更に有し、前記制御手段は前記温度計測手段に
    より計測された前記記録ヘッドの温度に基づいて前記記
    録ヘッドの単位時間当りの駆動回数を変更することを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドを走査させる駆動手段を
    更に有し、前記予測手段は前記駆動手段による駆動速度
    をも参照して前記電源部の温度上昇を予測することを特
    徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は前記記録ヘッドの駆動周
    波数を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドはインクを吐出して記録
    を行うインクジェットヘッドであり、前記計数手段はイ
    ンクカートリッジのインク残量を判定するのにも使用さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は前記記録ヘッドの単位時
    間当りの駆動回数を複数段階に制御することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項5に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 記録ヘッドを駆動して記録媒体に画像を
    記録する記録装置における電力制御方法であって、 前記記録媒体の所定領域に記録する前記記録ヘッドの駆
    動回数を計数する工程と、 少なくとも、その計数された駆動回数に基づいて電源部
    の温度上昇を予測する工程と、 その予測値が所定値を越えると前記記録ヘッドの単位時
    間当りの駆動回数を低下させる低下工程と、 を有することを特徴とする電力制御方法。
  9. 【請求項9】 前記低下工程は、周波数を低下させるこ
    とを特徴とする請求項8に記載の電力制御方法。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換
    体を備えていることを特徴とする請求項8に記載の電力
    制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007062240A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2019025675A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 ブラザー工業株式会社 印刷装置、印刷プログラム、及び印刷方法

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