JPH06328594A - 防振ブッシュの組立て方法 - Google Patents

防振ブッシュの組立て方法

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JPH06328594A
JPH06328594A JP11741793A JP11741793A JPH06328594A JP H06328594 A JPH06328594 A JP H06328594A JP 11741793 A JP11741793 A JP 11741793A JP 11741793 A JP11741793 A JP 11741793A JP H06328594 A JPH06328594 A JP H06328594A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防振ブッシュを支持部材に嵌合する際に該防
振ブッシュが傾いて圧入されるのを防止する。 【構成】 内周側に弾性体を介して取付部材を支承する
筒体をその径方向に絞る絞り工程と、前記絞られた筒体
を支持部材の嵌合孔に圧入する圧入工程とを有する防振
ブッシュの組立て方法において、前記絞り工程における
基準面となる防振ブッシュの面と、前記圧入工程におけ
る押圧面となる防振ブッシュの面を一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振ブッシュの組立て
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン等の振動体を支持するものとし
て従来より防振ブッシュが知られており、このような防
振ブッシュは、例えば図16に示すように筒体100の
内周側に弾性体101を介して取付部材102を支承
し、前記筒体100をエンジン側に取付けた支持部材1
03の嵌合孔104に嵌合するとともに前記取付部材1
02を車体側に取付けて構成している。このような防振
ブッシュ105は、その製造時に筒体100を径方向に
絞る工程を行った後、該筒体100を支持部材103の
嵌合孔104に圧入するようにしている。ところで、前
記筒体100の絞り加工を行う際には図17に示すよう
に平面にて形成された支持面106に防振ブッシュ10
5を載置し、支持面106に接する防振ブッシュ105
の一方の面105aを基準面として絞り加工を行ってい
る。そしてこの絞り加工が終了した後、図18に示すよ
うに防振ブッシュ105の他方の面105bを押圧面と
して圧入部材107を介して防振ブッシュ105を支持
部材103に圧入するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな防振ブッシュの組立て方法では、前記筒体100の
絞り加工を行う際には図17の108に示すように筒体
100の他方の面105bが傾いたり、凹凸状になった
りすることがあり、このような状態で図18で示した圧
入作業を行うと、この傾いた面108が圧入時の押圧面
となってしまい、防振ブッシュ105は嵌合孔104に
対して傾いて圧入されることになる。このような場合、
防振ブッシュ105、支持部材103間に圧力方向で不
均一な応力が働いてしまい、従って支持部材103の肉
厚を大きくする等の対策を取らなければならないという
不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は、内周側に弾性体を介して取付部材を支承する
筒体をその径方向に絞る絞り工程と、前記絞られた筒体
を支持部材の嵌合孔に圧入する圧入工程を有する防振ブ
ッシュの組立て方法において、前記絞り工程における基
準面となる防振ブッシュの面と、前記圧入工程における
押圧面となる防振ブッシュの面を一致させることを特徴
とする。
【0005】
【作用】絞り工程における基準面となる防振ブッシュの
面と、圧入工程における押圧面となる防振ブッシュの面
を一致させるので、絞り工程時に筒体の基準面でない方
の面が傾いたり、凹凸状になったりしても、この基準面
でない方の面は圧入工程時の押圧に影響しなくなり、防
振ブッシュの圧入方向で不均一な応力を生じさせること
がない。
【0006】
【実施例】以下に本発明の好適1実施例を添付図面に基
づいて説明する。図1は防振ブッシュの縦断面図、図2
は図1の2−2線断面図を示し、図中、1は筒体で、こ
の筒体1は外筒2と、内筒3にて構成され、この筒体1
の内周側には弾性体4を介して取付部材5を支承する。
前記弾性体4内には、図2に示すように流体室S1、S
2を形成し、これら流体室S1、S2は前記外筒2と内
筒3の間に形成される流路を介して連通する。又、前記
取付部材5には支柱6を設け、この支柱6にストッパー
部材7を取付ける。前記内筒3は、図3に示すように中
央部分3aに対して縁部3bが径が大きく形成されてお
り、前記中央部分3aには対向する位置に開口3c、3
cを形成する。一方、前記外筒2は図6に示すように径
が一定の通常の円筒体で構成されている。
【0007】次に上述した防振ブッシュの組立てについ
て述べる。先ず、図5に示すように前記内筒3に弾性体
4、取付部材5等を予め組み付けた状態で前記外筒2を
内筒3の外周に嵌合する。この際、図4に示すように内
筒3外周と外筒2内周に間にはシール材9を配して前記
嵌合を行う。この状態では外筒2と内筒3は遊嵌の状態
であり、両者の間には隙間がある。
【0008】次にこのようにして得られた防振ブッシュ
8を流体を満たした水槽中に沈め、外筒2と内筒3の隙
間から前記流体室S1、S2に流体を満たすとともに図
8に示すように該防振ブッシュ8を水槽中の支持面11
に載置する。この支持面11は平面にて形成されてお
り、防振ブッシュ8はこの支持面11に当接する方の面
8aを基準面として支持面11上に載置される。そして
この状態で、図7に示すように筒体1の外周を複数の押
圧体12…で押圧し、筒体1を径方向に絞り、外筒2と
内筒3を嵌着する。これにより外筒2と内筒3は密着
し、前記流体室S1、S2内の流体は密封される。
【0009】次に防振ブッシュ8を水槽から取り出すと
ともにこの防振ブッシュ8の上下方向を逆転させ、即
ち、前記絞り工程で基準面とした方の面8aを上にし、
図11に示すようにこの面8aを押圧部材13で下方に
押しながらダイス14内を通過させ、筒体1の円筒度を
向上させる。
【0010】次に上述のようにして組立てた防振ブッシ
ュ8を支持部材15に圧入する。前記支持部材15は、
図9、図10に示すように嵌合孔15aを有する支持部
15bと、エンジン側に取付ける取付部15cとから成
り、取付部15cには複数のボルト孔15d…が形成さ
れ、このボルト孔15dを挿通するボルトでこの取付部
15cはエンジン側に固定される。この支持部材15に
防振ブッシュ8を嵌合するには、先ず、図12に示すよ
うに支持部材15を圧入治具16上に載置し、前記防振
ブッシュ8を基準面となる面8aを上にして圧入部材1
8で下方に押圧することで行う。
【0011】図13、図14、図15は上述のようにし
て組立てた完成後の防振ブッシュを示すものであり、弾
性体4の両側には弾性部材から成る円板19、19が取
付けられている。このようにして組立てられた防振ブッ
シュ8は、支持部材15が前述のようにエンジン側に取
付けられるとともに取付部材5が車体側に取付けられ、
エンジンの振動を防振しながらこれを支持する。
【0012】以上に於いて、上述のような防振ブッシュ
8の組立て時においては、図7、図8で示した筒体1外
周の絞り工程の際に、基準面となる面8aの反対側の面
8bが傾いたり凹凸状になったりすることがある(これ
を図8の想像線80で示す)。そして従来のようにこの
まま面8bを後の工程である圧入工程の押圧面とする
と、即ち、この面8bを図12に示す圧入部材18に当
接する面とすると、面8b側には傾きや、凹凸があるこ
とから防振ブッシュ8が傾いて支持部材15に圧入さ
れ、防振ブッシュ8、支持部材15に不均一な応力が働
いてしまうことになる。しかしながら本実施例では、筒
体1の絞り工程で基準面とした防振ブッシュ8の一方の
面8aを、防振ブッシュ8を支持部材15に圧入する圧
入工程でも押圧面としている。従って、本実施例では絞
り工程で面8bが傾いたり、凹凸状になっても、後の圧
入工程では面8aを押圧面とするので、この圧入工程で
は、防振ブッシュ8が傾くことがなく、スムースに支持
部材15に嵌合でき、従来のように防振ブッシュ8、支
持部材15間に不均一な応力が働くことがない。更に本
実施例では、前述の基準面とした面8aを図11に示す
ダイス通し工程でも基準面とし、即ち押圧部材13に当
接する面としている。従ってこのダイス工程に於いても
防振ブッシュが傾くことを防止でき、不要な応力が働く
ことを防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、絞り
工程における基準面となる防振ブッシュの面と、圧入工
程における押圧面となる防振ブッシュの面を一致させる
ので、絞り工程時に筒体の基準面でない方の面が傾いた
り、凹凸状になったりしても、この基準面でない方の面
は圧入工程時の押圧に影響しなくなり、防振ブッシュの
圧入方向で不均一な応力を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】防振ブッシュの縦断面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】内筒の斜視図。
【図4】内筒と外筒の嵌合を示す図。
【図5】外筒を除く防振ブッシュの縦断面図。
【図6】外筒の縦断面図。
【図7】筒体の絞り工程を示す平面図。
【図8】筒体の絞り工程を示す側面図。
【図9】支持部材の平面図。
【図10】図9の10矢視図。
【図11】ダイス通し工程を示す側面図。
【図12】圧入工程を示す側面図。
【図13】組付け後の防振ブッシュの平面図。
【図14】組付け後の防振ブッシュの側面図。
【図15】図14の15−15断面図。
【図16】従来の防振ブッシュの組付けを示す図。
【図17】従来の防振ブッシュの絞り作業を示す図。
【図18】従来の防振ブッシュの圧入作業を示す図。
【符号の説明】
1…筒体 2…外筒 3…内筒 4…弾性体 8…防振ブッシュ 8a…基準面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側に弾性体を介して取付部材を支承
    する筒体をその径方向に絞る絞り工程と、前記絞られた
    筒体を支持部材の嵌合孔に圧入する圧入工程とを有する
    防振ブッシュの組立て方法において、前記絞り工程にお
    ける基準面となる防振ブッシュの面と、前記圧入工程に
    おける押圧面となる防振ブッシュの面を一致させたこと
    を特徴とする防振ブッシュの組立て方法。
  2. 【請求項2】 内周側に弾性体を介して取付部材を支承
    する筒体を支持平面上に載置するとともにこの筒体を径
    方向に絞る絞り工程と、前記絞られた筒体を圧入治具上
    に載置した支持部材の嵌合孔に上方から圧入する圧入工
    程を有する防振ブッシュの組立て方法において、前記絞
    り工程と前記圧入工程との間に前記ブッシュの両端面の
    上下を逆転させる反転工程を設け、前記絞り工程におけ
    る基準面となる防振ブッシュの面と、前記圧入工程にお
    ける押圧面となる防振ブッシュの面を一致させたことを
    特徴とする防振ブッシュの組立て方法。
  3. 【請求項3】 前記絞り工程と、前記圧入工程との間に
    前記防振ブッシュの筒体の円筒度を上げるダイス通し工
    程を設け、このダイス通し工程での押圧面となる防振ブ
    ッシュの面を前記絞り工程で基準面となる防振ブッシュ
    の面と一致させたことを特徴とする前記請求項1もしく
    は前記請求項2に記載の防振ブッシュの組立て方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008111537A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振ブッシュの製造方法

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