JPH06328552A - 熱成型方法および成型容器 - Google Patents
熱成型方法および成型容器Info
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- JPH06328552A JPH06328552A JP11966093A JP11966093A JPH06328552A JP H06328552 A JPH06328552 A JP H06328552A JP 11966093 A JP11966093 A JP 11966093A JP 11966093 A JP11966093 A JP 11966093A JP H06328552 A JPH06328552 A JP H06328552A
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- Japan
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- film
- molding
- laminated
- heat
- biaxially stretched
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
容易に剥すことができる生産性の高い熱成型方法と、重
ね合わせた場合の取扱いが容易な成型容器とを提供す
る。 【構成】 両面がコロナ処理されたOPPフィルムが複
数枚積層されたものが、所定形状に打抜かれる。打抜か
れた積層状態のOPPフィルムは、一体として加熱条件
下で金型成型され、所望のフィルムケース3が複数枚同
時に形成される。
Description
に関し、特に二軸延伸ポリプロピレンフィルムの熱成型
方法および成型容器に関するものである。
アルミニウム箔を成型した容器が多く用いられていた。
しかし、近年電子レンジの使用が多くなるにつれその使
用を前提とする既調理食品や弁当のおかず入れ容器とし
て、金属材料たるアルミニウム箔を使用することはでき
ない。また、電子レンジを使用しない容器であっても弁
当の生産業者において食品に対する異物混入を防止する
ために、食品製造工程において金属探知機を用いて検査
する場合がある。このような場合にも、成型容器にアル
ミニウム箔を使用することはできない。
としてアルミニウム箔の代わりにプラスチックフィルム
を加熱成型したフィルムケースが主流となりつつある。
ィルムケースは、アルミニウム箔を使用した容器と同様
にプラスチックフィルムを積層してこれを各種の所望形
状に打ち抜き、この打ち抜かれて積層された状態のもの
を加熱して金型にて成型される。この場合の加熱(12
0〜180℃)によって積層状態で成型されたフィルム
が互いに密着した状態となり、フィルムケースとして容
易に剥れなくなってしまうと生産性を低下することにな
る。
めになされたもので、積層されて加熱成型されたフィル
ムケースを容易に剥すことができる生産性の高い熱成型
方法を提供することを目的とし、さらに重ね合わされた
場合の取扱いが容易な成型容器を提供することも目的と
する。
成型方法は、各々の両表面がコロナ処理された複数枚の
二軸延伸ポリプロピレンフィルムを積層する工程と、積
層された二軸延伸ポリプロピレンフィルムを一体として
加熱成型する工程とを備えたものである。
型することによって所定形状に形成された二軸延伸ポリ
プロピレンよりなる成型容器において、二軸延伸ポリプ
ロピレンの両表面のヌレ性が37ダイン/cm以上であ
ることを特徴とするものである。
ロナ処理されているため、加熱成型される二軸延伸ポリ
プロピレンフィルムの表面のヌレ性が向上する。
表面のヌレ性が高い。
リプロピレンフィルム(以下OPPフィルムと言う)を
複数枚積層した状態を示す図である。
略表示しているが通常25〜30枚程度)のOPPフィ
ルム1の各々の両面はコロナ処理されている。したがっ
て、各OPPフィルムは互いにコロナ処理された面が対
向することになる。
有機物に対しては活性であるため接着剤等の接着強度は
向上する。しかし、コロナ処理された面同士が接触する
際にはむしろ接着効果が低減し離型性が向上する。
示す図表である。図を参照してヒートシール条件を3条
件設定し、それぞれに対してOPPフィルムの処理面の
ヌレ性を変更した場合の離型性の特徴が示されている。
図で「処理面同士」としているのはコロナ処理が施され
た場合を示しており、そのヌレ性は46ダイン/cmで
ある。また、図で「未処理面同士」としているのはコロ
ナ処理が施されていない場合を示しており、そのヌレ性
は35ダイン/cmである。この実験結果からヌレ性が
高い表面同士のヒートシール性は、ヌレ性が低い表面に
比べてヒートシール性が悪い、すなわち離型性という観
点では好ましいことが判明する。
温度を上昇させると離型性が低下するが、その低下の度
合は処理面同士の方が緩やかである。加熱温度を上げる
と成型時間が短縮できるので、上記の結果は加熱成型の
処理の生産性を向上することを意味し、一方では加熱温
度の許容範囲が拡大することを意味する。
所定形状に打ち抜いたものを加熱成型して形成されたフ
ィルムケースの斜視図であり、図3は図2のIII−I
IIラインの断面図である。
された状態で複数枚一度に成型される。そのため、各フ
ィルムケース3を構成するOPPフィルム5は密着した
状態となる。しかし、OPPフィルム5はその両面がコ
ロナ処理されているため、図4の結果から明らかなよう
に各フィルムケース3を1枚ずつ剥して使用することが
容易である。
ィルムとしては下記のものが考えられる。
ムの両面にコロナ処理を施したもの 40μm厚さの透明のOPPフィルムの両面にコロ
ナ処理を施したもの 15〜20μm厚さのOPPフィルムの両面がコロ
ナ処理が施されたもの同士を、その中間に印刷処理とド
ライラミネートとを施して接着させたもの なお、上記実施例によれば成型されたフィルムケースの
両表面のヌレ性が高いため、製品として積み重ねた場合
でも相互の密着性が過度に高くならずその取付扱いが容
易となる。
対象としているが、他のプラスチックフィルムでも同様
の表面特性を有するものに対しては本願発明を同様に適
用できる。
せるのにコロナ処理を施しているが、ヌレ性を向上させ
るのであれば他の処理を施しても良い。
加熱成型されるOPPフィルムの表面のヌレ性が高いた
め加熱成型処理の生産性を向上し、かつ成型条件の許容
範囲を拡大することができる。
器の両表面のヌレ性が高いので、積み重ねた場合等の取
付扱いが容易となる。
数枚積層した状態を示す図である。
して得られたフィルムケースの斜視図である。
型性の特徴を示すための実験結果を示す図表である。
Claims (3)
- 【請求項1】 各々の両表面がコロナ処理された複数枚
の二軸延伸ポリプロピレンフィルムを積層する工程と、 前記積層された二軸延伸ポリプロピレンフィルムを一体
として加熱成型する工程とを備えた、熱成型方法。 - 【請求項2】 前記コロナ処理による前記二軸延伸ポリ
プロピレンフィルムの両表面のヌレ性は37ダイン/c
m以上である、請求項1記載の熱成型方法。 - 【請求項3】 加熱成型することによって所定形状に形
成された二軸延伸ポリプロピレンよりなる成型容器にお
いて、 前記二軸延伸ポリプロピレンの両表面のヌレ性が37ダ
イン/cm以上であることを特徴とする、成型容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11966093A JPH08420B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 熱成型方法および成型容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11966093A JPH08420B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 熱成型方法および成型容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06328552A true JPH06328552A (ja) | 1994-11-29 |
JPH08420B2 JPH08420B2 (ja) | 1996-01-10 |
Family
ID=14766923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11966093A Expired - Lifetime JPH08420B2 (ja) | 1993-05-21 | 1993-05-21 | 熱成型方法および成型容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08420B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006152A (ja) * | 2010-08-04 | 2011-01-13 | Shinmei:Kk | 食品用フィルムケース |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4519341B2 (ja) * | 2001-03-15 | 2010-08-04 | 株式会社トクヤマ | ポリプロピレン系樹脂積層フィルム |
-
1993
- 1993-05-21 JP JP11966093A patent/JPH08420B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011006152A (ja) * | 2010-08-04 | 2011-01-13 | Shinmei:Kk | 食品用フィルムケース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08420B2 (ja) | 1996-01-10 |
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