JPS6345037A - 高アクリロニトリル樹脂フイルムでラミネ−トされたｐｓｐトレイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、高アクリロニトリル樹脂フィルムでラミネー
トされ、ガスバリアー性に優れたＰＳＰトレイに関する
ものである。尚、以下ラミネートをラミと略称する。

［従来の技術］ ＰＳＰ　）−レイは、軽量で安価で安全性に優れている
ため、肉、魚、野菜等の食品の包装に広く用いられてい
るが、ガスバリアー性が無いため、内容物の日持ちが悪
いという問題があった。

ガスバリアー性を高める為、ガスバリアー性フィルムと
の積層も検討されているが、通常の方法では、接着強度
が無いか、あっても弱く熱成形時に剥がれてしまうとい
う問題があった。

［発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、特定の方法によりつくられたガスバリ
アー性の優れたＰＳＰ　）レイを提供することにある。

［課題を解決するための手段〕 木発明者は、上記目的を達成すべく鋭意検シ１した結果
、予め高アクリロニトリル樹脂フィルムとポリスチレン
フィルムを積層させた積層フィルムを使用することによ
り、高７クリロニトリル樹脂フイルムと　ＰＳＰシート
との積層が可１乏になり、この積層シートを熱成形する
ことにより、ガスバリアー性に優れたＰＳＰ　）レイが
出来ることを見出し、本発明を兄成するに至ったもので
ある。

すなわち１本発明は高アクリロニトリル樹脂フィルムと
ポリスチレンフィルムを予め粒層させる工程、この粒層
フィルムのポリスチレン側とＰＳＰシートとを積層させ
る工程、及びこのａ居シートを高アクリロニトリル樹脂
フィルム側が内側になるように熱成形する工程を経てつ
くられることを特徴とする、高アクリロニトリル樹脂フ
ィルムでラミされたＰＳＰトレイである。

以下、本発明について詳説する。

本発明でいう高アクリロニトリル樹脂フィルムとは、ア
クリロニトリルを主成分としてアクリル酸メチル及び／
又はブタジェン着しくはスチレンを共重合させたアクリ
ロニトリル成分が５０重量％以上含まれたアクリロニト
リル共重合体をフィルムにしだものてあり、その厚みが
、通常１０ＪＬ■以上２００　ＰＬｍ以下、好ましくは
１５ＪＬ震以上５０終鳳以下のものである。

本発明でいう　ＰＳＰシートとは、ポリスチレンなブタ
ン、ヘプタン、フロン１１４、フロン１１．フロン１２
等の発泡剤て押出機内で発泡させ、発泡シートとしたも
のであり、その厚みが、通常３００鉢鳳以ヒ４０００延
膳以下、好ましくは１０００ルｍ以上３０００４　ｍ以
下のものである。

本発明でいうポリスチレンフィルムとは、ポリスチレン
をフィルムにしたものであり、その厚みがｌＯルｍ以上
２００鉢鳳以下、好ましくは１５絡鳳以上５ｏＩＬ１１
以下のものである。

本発明における高アクリロニトリル樹脂フィルムとポリ
スチレンフィルムな積層させる工程とは、高アクリロニ
トリル樹脂フィルムとポリスチレンフィルムとを、ドラ
イラミネーション等の方法により積層さセる工程であり
、ドライラミネーションに使用する接着剤としては、ウ
レタン系、シリコンゴム系のものが好ましい。

上記積層フィルムと　ＰＳＰシートとをｖｉ層させる工
程とは、上記積層フィルムと　ＰＳＰシートとをラミネ
ーターを使用し熱で接着する熱ラミ法、上記積層フィル
ムと　ＰＳＰシートとの間にポリスチレン系樹脂を押出
機で押出し接着させる押出ラミ法等の方法により上記ｍ
ｆｌフィルムとＰＳＰシートとをｖＸ層させる工程であ
る。熱ラミ法で積層する場合、そのロール温度は、　１
３０℃以上２５０℃以下が好ましく、　１６０℃以上２
２０℃以下がより好ましい、１３０℃以下では接着強度
が不充分で、次の工程の熱成形でラミ剥がれを生じ易い
、２５０℃以上では、積層シートに変形を生じる。この
際、積層面は、上記ｖ１層フィルムのポリスチレン側と
ＰＳＰシートとする必要がある。積層面が、高アクリロ
ニトリル樹脂側とＰＳＰシートでは接着強度が得られな
い。

上記積層シートを熱成形する工程とは、トップシールを
遠赤外線ヒーター等で加熱後真空、圧空、あるいは真空
／圧空の併用により、トレイ金型に密着させることによ
り賦型し、冷却後取り出し、トムソン歯等で打ち抜き、
）・レイを作る工程である。この際、高アクリロニトリ
ル樹脂フィルム側がトレイの内側になるように熱成形す
る必要がある。高アクリロニトリル樹脂フィルム側がト
レイの外側になるように熱成形した場合、内容物を詰め
、ガスバリアー性のフィルムでトップシールした時、シ
ール部の２５２部からの通気により、ガスバリアー性の
ある包装体をえることが出来ない。

［実施例］ 以下に本発明の具体的実施例奢示す。

実施例１ 厚さ２０ル１の高アクリロニトリル樹脂フィルム［ゼク
ロン］　（商標）と厚さ２５ル鶴のポリスチレンフィル
ムを、大日本インキ化学工業社製のウレタン系の接着剤
ＥＰＳ７５Ａ　（商標）を使用しドライラミネーション
法でｖ１層した。

Ｕｍ層フィルムのポリスチレン側とノゾさ２２００ル口
、坪Ｑ１８０ｇｒ／ｒｒｆのＰＳＰシートを、ラミネー
ターを使用し、ロール温度１７（１℃で熱ラミした。

該積層シートのラミ強度を測定したところ３６０ｇｒ／
１５＋ｓｍ＄ｉｉ　テあった。

該積層シートを遠赤外線ヒーターで加熱し、真空に引い
て金型にＨＥＲさせ、冷却後取り出し、打ち抜き、内面
に高アクリロニトリル樹脂フィルムがラミされた％ｉ　
１１０＋ａｍ、長さ　１９５ｍｍ、深さ１７ｍｍのＰＳ
Ｐ　）レイを得た。

上記ｐｓｐ　トレイに鰺のひらき詰め、脱酸素剤を入れ
、１２ＡＬ１１のポリエステルフィルムと２０ＪＬＩｌ
の高アクリロニトリル樹脂フィルムを積層させた積層フ
ィルムの高アクリロニトリル樹脂側で上記ＰＳＰ　）レ
イのフランジ部で上記積層フィルムをシールし、鰺のひ
らき包装体を得た。

上記包装体を冷蔵庫で保存したところ１０口間日持ちし
たが、通常のトレイにラップフィルム包装したものでは
、　５日間しか日持ちがしなかった。

比較例１ 実施例１において、高アクリロニトリル樹脂フィルムを
直接ＰＳＰシートに熱ラミした他は同様に行ったが、高
アクリロニトリル樹脂フィルムとＰＳＰシートとの接着
は出来なかった。

［発明の効果］ 本発明により、高アクリロニトリル樹脂フィルムを積層
させたＰＳＰ　）レイが安価に生産出来、肉、魚、野菜
等の食品をこのトレイに包装することにより日持ちを良
くすることが出来る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高アクリロニトリル樹脂フィルムをポリスチレンフィル
   ムを予め積層させる工程、この積層フィルムのポリスチ
   レン側とＰＳＰシートとを積層させる工程、及びこの積
   層シートを高アクリロニトリル樹脂フィルム側が内側に
   なるように熱成形する工程を経てつくられることを特徴
   とする、高アクリロニトリル樹脂フィルムでラミネート
   されたＰＳＰトレイ。