JP3061400B2 - 食品用容器およびその製造方法と製造装置 - Google Patents

食品用容器およびその製造方法と製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトレイ形状などの容器本体に蓋材がヒートシ
ールされる食品用容器に係り、特にガスバリヤー性の容
器本体を使用した食品用容器ならびに熱ラミネーション
法を使用して食品用容器を製造する方法さらには熱ラミ
ネーション工程に連続した容器本体の成形などを行なう
製造装置に関する。
〔従来の技術〕
種々の食品や生鮮物を包装する手段として、発泡ポリ
スチレンシートなどの発泡樹脂シートをトレイ形状など
に成形した容器が用いられている。この種の発泡樹脂シ
ートは軽量で且つ安価であり、断熱性が良好であるなど
の利点を有しているが、ガスバリヤー性ならびに防湿
性、容器内面の耐熱性などに欠ける欠点がある。
そこで、上記発泡樹脂シートに各種フィルムを貼り合
わせることにより前記欠点を解消することが行なわれて
いる。
実公昭63−25156号公報では、発泡ポリスチレンシー
トにポリ塩化ビニリデンフィルムと無延伸ポリプロピレ
ンフィルムがそれぞれバインダーを介して接着された積
層シートならびにこれにより成形された容器が示されて
いる。発泡ポリスチレンシートに前記ポリ塩化ビニリデ
ンフィルムを接着することによりガスバリヤー性を備
え、また無延伸ポリプロピレンフィルムを接着している
ことにより耐熱性と耐油性をもたせている。
実開昭62−179911号公報では、ポリスチレン系樹脂な
どの発泡プラスチック容器の内面または外面にガスバリ
ヤー性樹脂がコーティングされたものが示されている。
特開平1−213116号公報では、発泡体シートの表面に
ガスバリヤー層と接着層が順に積層された容器の製造方
法が示されている。ガスバリヤー層を設けることにより
内部をガス置換し、内容物の腐敗を抑え、また接着層に
より蓋体用シートを溶着できるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のいずれの手段においても、
食品用容器を製作するために、予め発泡樹脂シートに前
記各層を積層しておき、この積層されたシートを容器製
造工場へ搬入してから容器の製造を行なわなければなら
ず、シートの製造と容器の製造ならびに食品の充填を一
連の工程として行なうことができない。実開昭62−1799
11号公報では、発泡プラスチック容器を成形した後にそ
の内面または外面にガスバリヤー性樹脂をコーティング
する手段も示されているが、これでは容器の製造工程と
ガスバリヤー性樹脂のコーティングを別工程で行ない、
さらに食品の充填も別工程で行なうことになり、非効率
的である。
さらに実公昭63−25156号公報に記載されている手段
では、発泡ポリスチレンシートに積層されるものが、ポ
リ塩化ビニリデンフィルムと無延伸ポリプロピレンフィ
ルムで、共にフィルムであるため、各フィルムの間をバ
インダーを介して接着することが必要になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、発泡
樹脂シートにガスバリヤー層とヒートシール層とを設
け、しかもガスバリヤー層をラテックスコーティングを
用いて形成できるようにし、構成を簡略化できるように
した食品用容器を提供することを目的としている。
また本発明は、積層フィルムと発泡樹脂シートとを熱
ラミネーション法により貼り合わせることにより積層作
業を容易にした食品包装体の製造方法を提供することを
目的としている。
さらに本発明は、前記積層フィルムと発泡樹脂シート
とを自動成形充填装置の前段にて熱ラミネーション法に
より貼り合わせ、これに連続して容器本体の成形工程、
内容物の充填工程、蓋材のシール工程を行なえるように
して、製造工程を効率化した食品用容器の製造装置を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明による食品用容器は、発泡樹脂シートと積層フ
ィルムとからなる容器本体ならびに前記容器本体の積層
フィルムにヒートシールされた蓋材とを備えた食品用容
器であって、前記積層フィルムは、前記発泡樹脂シート
に対し熱ラミネート可能な表面層と樹脂ラテックスによ
るガスバリヤー層とヒートシール層とが順に重ねられた
ものであり、この積層フィルムの表面層が発泡樹脂シー
トに熱ラミネートされ且つ積層フィルムのヒートシール
層に前記蓋材がヒートシールされていることを特徴とす
るものである。
また上記手段において、発泡樹脂シートは発泡ポリス
チレンシートであり、積層フィルムの表面層をポリスチ
レン系樹脂フィルムとし、樹脂ラテックスをポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂ラテックスとしたものである。
また本発明による食品用容器の製造方法は、発泡樹脂
シートに対し熱ラミネート可能な表面層と樹脂ラテック
スによるガスバリヤー層とヒートシール層とが順に重ね
られた積層フィルムを用い、前記表面層を発泡樹脂シー
トに重ね熱ラミネーション法により前記積層フィルムと
発泡樹脂シートとを貼り合わせ、この貼り合わされたシ
ートにより容器本体を成形することを特徴とするもので
ある。
さらに本発明による食品用容器の製造装置は、発泡樹
脂シートに対し熱ラミネート可能な表面層と樹脂ラテッ
クスによるガスバリヤー層とヒートシール層とが順に重
ねられた積層フィルムを供給する積層フィルム供給部
と、発泡樹脂シートを供給するシート供給部と、積層フ
ィルムと発泡樹脂シートとを貼り合わせる熱ラミネート
機構とが配置され、この熱ラミネート機構に連続して容
器本体成形機構と内容物充填機構と蓋材と積層フィルム
とのヒートシール機構とが配設されているものである。
本発明では、発泡樹脂シートに対し熱ラミネート可能
な表面層と樹脂ラテックスによるガスバリヤー層とヒー
トシール層とが順に重ねられた積層フィルム、さらに具
体的には、表面層がポリスチレン系樹脂フィルムで、樹
脂ラテックスがポリ塩化ビニリデン系樹脂ラテックスの
積層フィルムが使用されている。ガスバリヤー性樹脂と
してラテックスを使用しているため、表面層にラテック
スをコーティングしこれにヒートシール層をラミネート
することにより積層フィルムを製作できる。特に、ラテ
ックスとして接着性のものを使用することにより、バイ
ンダーを使用することなく積層フィルムを製作できる。
そしてこの積層フィルムの表面層を発泡樹脂シートに合
せ、熱ラミネーション法により貼り合わせることが可能
になる。
したがって前記積層フィルムと発泡樹脂シートとを別
々の原反から供給しこれを熱ラミネートし、ラミネート
されたシートをそのまま容器形状に成形することがで
き、容器製造工程を一連のものとすることができる。
さらに、積層フィルムと発泡樹脂シートの供給、熱ラ
ミネート工程、容器本体の成形工程、内容物の充填工
程、蓋材のシール工程を連続させることにより、従来別
々の工程であったものを同じ製造ライン上にて行なうこ
とが可能になる。
以下図面を用いて本発明の具体的な構成を説明する。
第2図において符号Aは発泡樹脂シートであり、Bは
積層フィルムである。
発泡樹脂シートAは、発泡ポリスチレン(PSP)シー
トであり、その厚さは0.5〜3.0mmで、通常は0.75〜2.0m
m、坪量50〜300g/m2のものが使用される。
積層フィルムBは、表面層1、ガスバリヤー層2、ヒ
ートシール層3が順に積層されたものである。
表面層1は発泡樹脂シートAと熱ラミネート可能な樹
脂シートであり、具体的にはポリスチレン系の樹脂フィ
ルムで、好ましくはハイインパクトポリスチレン(HIP
S)フィルムである。
ガスバリヤー層2は、ポリ塩化ビニリデン樹脂(PVD
C)のラテックス(エマルジョン)をコートした塗膜で
ある。このラテックスを前記表面層1にコーティング
(塗布)することによりガスバリヤー層2が得られる。
ヒートシール層3は、第1図に示す蓋材4のシール層
とシールできるものであればよい。一般的には、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、アイオノマー樹脂、
その他のポリオレフィン類のフィルムが使用される。好
ましくは直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密
度直鎖状ポリエチレン(VLDPE)が用いられる。また公
知のイージピル機能(簡易剥離機能)をもったシーラン
トも使用可能である。
上記積層フィルムBはラミネート積層法によって製作
される。このラミネート積層法において、ガスバリヤー
層2を構成するポリ塩化ビニリデンのラテックスとして
バリヤー接着剤(例えば商品名「クレハロンラテックス
AC−750」;呉羽化学工業株式会社製)を使用すれ
ば、これを表面層1に塗布しバインダーを用いることな
くヒートシール層3をラミネート接着することが可能に
なる。なお接着性のないまたは接着性の弱いラテックス
を使用する場合には表面層1とヒートシール層3との間
にバインダーを介在させる。
第2図に示す発泡樹脂シートAと積層フィルムBとを
熱ラミネート工程5において熱ラミネートすることによ
り、ガスバリヤー性の発泡シートCを得ることができ
る。すなわち積層フィルムBの表面層1を発泡樹脂シー
トA側とし、発泡樹脂シートAと積層フィルムBを加熱
ローラ間に通すことにより、表面層1のポリスチレン系
の樹脂フィルムと発泡ポリスチレンシートとをバインダ
ーを介することなく熱貼りすることができる。
このようにして得られたガスバリヤー性の発泡シート
Cは例えば第1図に示すようなトレイ形状の容器本体に
成形される。そして内容物を入れるとともに内部に脱酸
素剤を入れまたは内部をガス置換する。そして蓋材4に
てシールする。この蓋材4は積層フィルムBのヒートシ
ール層3にヒートシールにより融着される。
蓋材4としては、ヒートシール性とガスバリヤー性の
あるフィルムが用いられ、例えば、軟質塩化ビニル(PV
C)/ポリ塩化ビニリデン(PVDC)/シーラントからな
る積層フィルム、あるいはナイロン/エチレン・ビニル
アルコール共重合体(EVOH)/シーラントからなる積層
フィルム、または、KPET(PVDCをコートしたポリエチレ
ンテレフタレート)/シーラントの積層フィルムなどで
ある。
また本発明では、第2図に示す発泡樹脂シートAと積
層フィルムBを、別々に供給して、連続して熱ラミネー
ト、容器本体の製造、内容物の充填などを行なうことが
可能である。
第3図(正面図)と第4図(斜視図)は、このような
連続工程を実施する際の製造装置の一例を示している。
図において符号20は自動成形充填装置(Form/fill/Se
al機)である。その前段に前記発泡樹脂シートAの原反
を設置したシート供給部10と積層フィルムBの原反を設
置した積層フィルム供給部11ならびに、加熱ローラ12a
を備えた熱ラミネート機構12が設置される。シート供給
部10から引き出された発泡樹脂シートAと積層フィルム
供給部11から引き出された積層フィルムBは、熱ラミネ
ート機構12の加熱ローラ12aで加熱され且つ対向ローラ1
2bとの間で加圧されて熱ラミネートされ、ガスバリヤー
性の発泡シートCが形成される。そしてこの発泡シート
Cはそのまま自動成形充填装置20内に供給される。
なお、図の実施例では、積層フィルムBの外側から加
熱ローラ12aで加熱し、且つ加圧しているが、積層フィ
ルムBの合せ面内側を加熱ローラにより加熱し、その後
加圧ローラで発泡樹脂シートAと積層フィルムBを加圧
して熱ラミネートとしてもよい。
符号21で示す成形部では、前記ガスバリヤー性の発泡
シートCが加熱され、真空および/または圧空、または
プラグアシストなどにより成形されて、第1図に示すよ
うなトレイ形状などのくぼみ部が成形される。この成形
部21において発泡樹脂シートAと積層フィルムBとのヒ
ートシール強度が増強され、両者が強固に接着される。
また加熱により発泡樹脂シートAが二次発泡する。
符号22で示す部分では、成形された容器本体内に内容
物(食品、生鮮物など)が充電(挿入)される。脱酸素
剤を使用する場合には、ここで脱酸素剤が容器本体内に
入れられる。
符号23で示す部分では、蓋材供給部13の原反から蓋材
4が供給され、この蓋材4が仮り止めローラ23aによ
り、容器本体Dの縁のヒートシール層3に仮り止めシー
ルされる。
符号24で示す真空チャンバでは、容器本体D内を真空
にして脱気し、さらにここで蓋材4が完全にシールされ
る。なおガス置換包装を行なう場合には、ここでの真
空、脱気後に置換ガスが充填されてからシールされる。
蓋材4にてシールされた後、冷却部25にて冷却され、
トリミング部26により各食品用容器ごとに分離され、取
り出し部27から取り出される。
〔実施例〕
発泡樹脂シートAとして発泡ポリスチレンシートを使
用した。この発泡ポリスチレンシートは、厚さ0.7mm、
坪量110g/m2、幅寸法430mmである。
積層フィルムBは厚さ寸法が64μmで幅寸法が430mm
のものを使用した。積層フィルムBの構成は以下の通り
である。
表面層1:ハイインパクトポリスチレンフィルム、厚さ
30μm。
ガスバリヤー層2:接着性ポリ塩化ビニリデン樹脂のラ
テックス、具体的には「クレハロンラテックス AC−75
0」、厚さ4μm。
ヒートシール層3:直鎖状低密度ポリエチレンフィル
ム、厚さ30μm。
積層フィルムBの製造方法は、クレハロンラテックス
をハイインパクトポリスチレンフィルムの面に塗布し、
直鎖状低密度ポリエチレンフィルムをラミネート接着し
たものである。この積層フィルムBの物性は以下の表−
1の通りである。
上記表−1において「モコン」とは、モダンコントロ
ール社製の酸素透過度測定器により測定した値であるこ
とを示している。
蓋材4は、呉羽化学工業株式会社製の「GP−8」で、
以下の構成のものである。
外層:軟質ポリ塩化ビニールフィルム(ポリエステル
可塑剤入り)、厚さ15μm。
芯層:ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルム、厚さ15μ
m。
シーラント:エチレン・酢酸ビニル共重合体、厚さ30
μm。
上記各層間には接着材(タイレイヤー)が介在してい
る。この蓋材4の酸素透過度は、20cc/m2・day・atm・2
0℃である。
上記発泡樹脂シートA、積層フィルムBならびに蓋材
4を第3図と第4図に示した、シート供給部10、積層フ
ィルム供給部11、蓋材供給部13から供給し、自動成形充
填装置20により成形・充填作業を行なった。成形・充填
条件は以下のとおりである。
(1)加熱ローラ12a表面温度; 170±5℃ (2)ラインスピード(シート供給スピード); 約2m/min (3)容器本体の外形寸法; 125×195×25(mm) (4)充填食品(内容物); ロースハムのスライス品(75g) (5)ガス置換使用ガス; 窒素/炭酸ガス=80/20vol% (6)ガス置換率; 99.5%以上(容器空間部分の残存酸素の%より算
出) (7)蓋材と容器本体とのヒートシール温度; 125℃ 〔比較例〕 比較例としては、前記積層フィルムBにおいて、ポリ
塩化ビニリデン樹脂のラテックスを無くしたもの、すな
わちハイインパクトポリスチレンフィルムと直鎖状低密
度ポリエチレンフィルムとを接着剤を挟んでラミネート
したフィルムB′を製作し、このフィルムB′と発泡ポ
リスチレンシートとを、第3図と第4図に示す装置に供
給し、実施例と同じ条件で成形・充填作業を行なった。
〔結果〕
結果は以下の表−2の通りである。
〔効果〕 以上のように、本発明による食品用容器によれば、ガ
スバリヤー性とヒートシール性の積層フィルムを発泡樹
脂シートの表面に貼り合わせているため、ガスバリヤー
性により食品の長期保存に適するのみならず、この積層
フィルムにより蓋材をヒートシールさせることができる
ようになる。特に本発明の積層フィルムでは、ガスバリ
ヤー層が樹脂のラテックスにて構成されているため、表
面層とヒートシール層の2枚のフィルムをラミネートす
ることにより、薄く構成することができる。しかもバリ
ヤー接着剤(接着性のラテックス)を使用すれば、バイ
ンダーを使用することなく表面層とヒートシール層の各
フィルムをラミネートでき、積層フィルムを簡単に構成
できるようになる。また積層フィルムはヒートシール層
を介して発泡樹脂シートに熱ラミネートできるため、発
泡樹脂シートと積層フィルムとの張り合せが容易であ
る。
本発明による食品用容器の製造方法では、発泡樹脂シ
ートと積層フィルムとを別々に用意し、これを熱ラミネ
ートしてさらに容器本体の成形を行なうことができるた
め、ラミネートと容器本体の成形とを一連の工程ででき
るようになる。
さらに本発明による食品用容器の製造装置では、発泡
樹脂シートと積層フィルムの熱ラミネート、容器本体の
成形、内容物の充填(挿入)、蓋体のシールなどが一連
の工程ででき、製造作業工程を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による食品用容器を示す断面図、第2図
は発泡樹脂シートと積層フィルムの構成ならびにその熱
ラミネート状態を示す断面説明図、第3図は本発明によ
る食品用容器の製造装置を示す正面図、第4図はその斜
視図である。 A……発泡樹脂シート、B……積層フィルム、C……バ
リヤー性の発泡シート、1……表面層、2……ガスバリ
ヤー層、3……ヒートシール層、4……蓋材、10……シ
ート供給部、11……積層フィルム供給部、20……成形・
充填装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−213116(JP,A) 特開 昭64−23937(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 1/28 B32B 5/18 B32B 27/30 B65B 9/04 B65D 65/40

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡樹脂シートとフィルムからなる容器で
    あって、前記フィルムはラミネート可能な表面層を有
    し、この表面層を介して前記発泡樹脂シートおよび前記
    フィルムがラミネート接合されていることを特徴とする
    容器。
  2. 【請求項2】前記フィルムは、前記表面層、ガスバリヤ
    ー層、ヒートシール層が順に重ねられた積層フィルムで
    ある請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】ガスバリヤー層は、樹脂ラテックスである
    請求項2記載の容器。
  4. 【請求項4】発泡樹脂シートが発泡ポリスチレンシート
    であり、積層フィルムの表面層がポリスチレン系樹脂で
    あり、樹脂ラテックスがポリ塩化ビニリデン系樹脂ラテ
    ックスである請求項3記載の容器。
  5. 【請求項5】前記ラミネートが熱ラミネートである請求
    項1ないし4のいずれかに記載の容器。
  6. 【請求項6】樹脂ラテックスのガスバリヤー層を有する
    容器本体の開口部の周囲に、ガスバリヤー層を有する蓋
    材が接合されている包装体であって、前記容器本体内が
    脱気され且つ前記容器本体内に置換ガスが充填された状
    態で、前記蓋材が容器本体に接合されていることを特徴
    とする包装体。
  7. 【請求項7】容器本体は、シートと、このシートにラミ
    ネート可能な表面層、ガスバリヤー層、シール層が順に
    積層された積層フィルムとから成り、この積層フィルム
    が容器本体の内面にて前記シートにラミネート接合さ
    れ、前記容器本体の開口部の周囲部分で、蓋材が前記ヒ
    ートシール層に接合されている請求項6記載の包装体。
  8. 【請求項8】ラミネート可能な表面層、ガスバリヤー
    層、ヒートシール層が順に積層された積層フィルムを、
    発泡樹脂シートに対し、前記表面層を介してラミネート
    接合し、その後に、容器本体を成形することを特徴とす
    る容器の製造方法。
  9. 【請求項9】前記ラミネートが熱ラミネートである請求
    項8記載の容器の製造方法。
  10. 【請求項10】ラミネート可能な表面層、ガスバリヤー
    層、ヒートシール層が順に積層された積層フィルムを供
    給する手段と、発泡樹脂シートを供給する手段と、前記
    積層フィルムと発泡樹脂シートを前記表面層を介して熱
    ラミネートするラミネート手段と、熱ラミネートされた
    接合体から容器を成形する手段と、容器の開口部の周囲
    部分にて前記ヒートシール層に蓋材をシールするシール
    手段と、が設けられていることを特徴とする包装体の製
    造装置。
  11. 【請求項11】容器本体の開口部の周囲に蓋材を仮止め
    シールする手段と、仮止めした容器本体内を脱気する手
    段と、脱気の後に前記蓋材を容器本体に完全にシールす
    る手段と、を有することを特徴とする包装体の製造装
    置。
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