JPH0632854U - 4ポート弁 - Google Patents

4ポート弁

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JPH0632854U
JPH0632854U JP7486492U JP7486492U JPH0632854U JP H0632854 U JPH0632854 U JP H0632854U JP 7486492 U JP7486492 U JP 7486492U JP 7486492 U JP7486492 U JP 7486492U JP H0632854 U JPH0632854 U JP H0632854U
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正 士 五十嵐
田 哲 朗 徳
木 康 仁 鈴
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形で、かつ各出力ポートが、他の出力ポー
トと関係なく、独立して圧力流体を出力できる4ポート
弁を提供する。 【構成】 弁本体15の弁孔16の軸方向中央部に、弁
孔16を区画する中央仕切板20を設けて、その両側に
共通の排出ポートRと、出力ポートA,Bと、供給ポー
トP,Pを順次開設して、供給ポートPとPを流路17
によって相互に連通させる。中央仕切板20の両側の弁
孔16に、ポートAまたはBをポートPとRとに切換え
て連通させるスプール23a,23bを設けて、このス
プールに、パイロット流体圧の作用力と復帰ばね32
a,32bの付勢力を対抗して作用させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、4ポート弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体圧アクチュエータ等の流体圧機器に圧力流体を給排する切換弁としては、 通常4ポート弁が使用されている。 従来周知の4ポート弁1は、図3に概略を示すように、圧力流体の供給ポート P、出力ポートA,B、及び排出ポートRを備え、弁体に作用する適宜の操作力 (図示の例においては、パイロット流体圧)によりポートPとA及びBとRを連 通させ、操作力の解除により復帰ばね2の付勢力で弁体を復帰させて、ポートP とB及びAとRを連通させるものである。したがって、周知の4ポート弁は、2 個の出力ポートAとBから交互に圧力流体を出力させることができる。 しかしながら、流体圧機器によっては、出力ポートAとBから同時に圧力流体 を出力させることが必要な場合があるが、上記周知の4ポート弁は、出力ポート AまたはBから、他の出力ポートBまたはAと無関係に圧力流体を出力させるこ とができない。
【0003】 この問題を解決するために、2個の3ポート弁を軸方向に設置して、これらの 3ポート弁から個別に圧力流体を出力させることが考えられるが、3ポート弁を 単に2個並設すると、軸方向の長さが長くなって弁が全体として大形になるとい う新たな問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、小形で、かつ各出力ポートから、他の出力 ポートと関係なく独立して圧力流体を出力することができる4ポート弁を提供す ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、圧力流体の供給ポート、排出ポート及び 2個の出力ポートを備え、適宜の操作力で弁体を駆動して、2個の出力ポートを 供給ポートと排出ポートとに切換えて連通させる4ポート弁において、上記弁体 が摺動する弁孔の軸方向の中央部に、該弁孔を区画する中央仕切板を設けるとと もに、該中央仕切板の両側に開口する共通の排出ポートと、その両側の出力ポー トと、さらにその両側の供給ポートを開設して、両供給ポートを流路によって相 互に連通させ、上記中央仕切板の両側の弁孔に、摺動により上記出力ポートを供 給ポートと排出ポートとに切換えて連通させる一対の弁体と、これらの弁体を個 別に摺動させる一対の操作力作用部と、弁体を上記操作力の作用方向と反対の方 向に付勢する一対の復帰ばねとを設けたことを特徴としている。 また、同様の課題を解決するため、上記4ポート弁における各弁体に、該弁体 によって区画された呼吸室を排出側に連通させる均圧孔を設けたことを特徴とし ている。 さらに、同様の課題を解決するため、上記4ポート弁において、弁孔に、中央 仕切板の両側に開口する共通の供給ポートと、その両側の出力ポートと、さらに その両側の排出ポートを開設して、両排出ポートを流路によって相互に連通させ たことを特徴としている。
【0006】
【作用】
一対の弁体の操作力作用部にそれぞれ操作力を作用させると、各弁体が独立し て摺動するので、各出力ポートから、他の出力ポートと関係なく圧力流体を出力 させることができる。 また、弁孔の軸方向中央部を中央仕切板によって区画して、該中央仕切板の両 側に共通の排出ポートまたは供給ポートを開口させたので、2個の3ポート弁を 単に並設したものに比べて弁体の構成が簡単で、かつ全体の軸方向長さを短くす ることができる。 さらに、各弁体に設けた均圧孔によって、弁体で区画された呼吸室の流体を排 出することができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の第1実施例を示し、この4ポート弁10は、ベース13上に設 置された主弁11と、該主弁11にパイロット流体を個別に出力するパイロット 電磁弁12a,12bとを備えている。 上記主弁11の弁本体15は、軸方向の弁孔16を有し、該弁孔16の軸方向 中央部に共通の排出ポートRが、その両側に出力ポートA,Bが、さらにその両 側に供給ポートP,Pがそれぞれ開設されており、供給ポートPとPは、弁本体 15に開設した軸方向の流路17によって相互に連通している。また、上記弁孔 16及び流路17の両端はカバー18a,18bによって閉鎖され、出力ポート AとBは、図示を省略している通路によってベース13の出力口13A,13B に個別に連通している。
【0008】 上記弁孔16の軸方向中央部には、周縁の両側に切欠溝20a,・・、20b ,・・を有する中央仕切板20が、弁孔16両側の拡径部には、側方仕切板21 a,21bがそれぞれ取付けられており、これらの仕切板20と21a,21b と間の弁孔に挿入されたスリーブ22a,22bは、各ポートに個別に連通する 開口を備えている。 スリーブ22a,22bに摺動可能に挿入されたスプール23a,23bは、 両端のランド及びその間の流路と、中央仕切板20側が開口する凹部24a,2 4bとを有し、摺動により出力ポートA,Bを供給ポートPと排出ポートRに切 換えて連通させるものとして構成されている。 側方仕切板21a,21bを気密に貫通するスプールのシャフトには、弁孔1 6の拡径部を気密に摺動するピストン25a,25bが取付けられ、カバー18 a,18bとピストン25a,25b間に、操作力作用部を構成するパイロット 室27a,27bが、ピストン25a,25bと側方仕切板21a,21b間に フィードバック室28a,28bが、側方仕切板21a,21bとスプール23 a,23b間に呼吸室29a,29bがそれぞれ形成され、フィードバック室2 8a,28bはフィードバック通路30a,30bによって出力ポートA,Bに 、呼吸室29a,29bは、均圧孔31a,31bと凹部24a,24bによっ て上記排出ポートRに、それぞれ連通している。 また、凹部24a,24bには、スプール23a,23bを側方仕切板21a ,21bに向けて付勢する復帰ばね32a,32bが縮設されている。
【0009】 上記パイロット電磁弁12a,12bは、ソレノイドの励磁及びその解除によ り、パイロット出力ポートをパイロット供給ポートとパイロット排出ポート(い ずれも図示省略)に切換えて連通させる周知の3ポート電磁弁として構成されて おり、パイロット電磁弁12a,12bのパイロット出力ポートは,上記パイロ ット室27a,27bに連通している。 なお、これらのパイロット電磁弁12a,12bは、比例ソレノイドを有し、 該比例ソレノイドへの通電量に比例した出力圧が得られる電磁比例制御弁とする ことができる。
【0010】 図1において、スプール23a,23bの下半分は、パイロット電磁弁12a ,12bのソレノイドの励磁が解除されて、パイロット室27a,27bのパイ ロット流体が排出された状態を示し、スプール23a,23bは、復帰ばね32 a,32bの付勢力により側方仕切板21a,21bに当接して、ポートAとR 及びBとRがそれぞれ連通しいる。 ソレノイドの励磁により、パイロット電磁弁12a,12bからパイロット流 体をパイロット室27a,27bに出力すると、スプール23a,23bが中央 仕切板20側に摺動して、ポートPとA及びPとBが連通し、スプール23a, 23bの内側端面が切欠溝20a,・・と20b,・・を覆うことによってポー トRが閉鎖される(図1のスプールの上半分参照)。出力ポートA,Bの流体圧 の上昇によってフィードバック室28a,28bの流体圧が高くなり、フィード バック流体圧の作用力がパイロット流体圧の作用力より大きくなると、スプール 23a,23bが図1の上半分の状態に復帰し、出力ポートA,Bが排出ポート Rに連通して出力圧とフィードバック流体圧が低下する。
【0011】 上記第1実施例は、パイロット流体の給排によって、出力ポートAまたはBか ら、他の出力ポートBまたはAと関係なく、独立して圧力流体を給排することが できる。 また、弁孔16の中央部に排出ポートRを設けるとともに、この部分に弁孔1 6を区画する中央仕切板20を設けたことによって、3ポート弁に比べてスプー ル23a,23bの軸方向長さを短くできるので、3ポート弁を軸方向に2個設 置した場合に比べて、コンパクトにすることができる。
【0012】 図2は本考案の第2実施例を示し、この4ポート弁40における主弁41の弁 本体42は、弁孔43の軸方向中央部に中央仕切板20を備え、その両側に開口 する共通の供給ポートP、出力ポートAとB、及び排出ポートRとRが順次開設 されており、排出ポートRとRは弁本体42の軸方向に開設した流路17によっ て連通している。 第2実施例の他の構成及び作用は、スプール23a,23bが均圧孔を有しな い以外は第1実施例と同じであるから、図の主要な箇所に同一の符号を付して、 詳細な説明は省略する。
【0013】 なお、これらの実施例は、いずれも弁体の操作力をパイロット流体としている が、本考案における弁体の操作力はパイロット流体に限定されるものではなく、 機械的操作力等の他の適宜の操作力とすることができる。 また、出力流体圧を制御する必要がない場合には、フィードバック室を省略す ることができる。
【0014】
【考案の効果】
本考案の4ポート弁は、各出力ポートから、他の出力ポートに関係なく独立し て圧力流体を出力させることができる。 また、弁孔の中央部に該弁孔を区画する中央仕切板を設けるとともに、該中央 仕切板の両側に開口する共通の排出ポートまたは供給ポートを設けたことによっ て、2個の3ポート弁を軸方向に連設したものに比べてスプールの軸方向長さを 短くできるので、弁全体の軸方向長さが短くなって、コンパクトなものにするこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部断面図である。
【図2】第2実施例の要部断面図である。
【図3】周知の4ポート弁の構成図である。
【符号の説明】
10,40 4ポート弁 16,43 弁孔 20 中央仕切板 23a,23b スプール 27a,27b パイロット室 29a,29b 呼吸室 31a,31b 均圧孔 32a,32b 復帰ばね P 供給ポート A,B 出力ポート R 排出ポート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力流体の供給ポート、排出ポート及び
    2個の出力ポートを備え、適宜の操作力で弁体を駆動し
    て、2個の出力ポートを供給ポートと排出ポートとに切
    換えて連通させる4ポート弁において、 上記弁体が摺動する弁孔の軸方向の中央部に、該弁孔を
    区画する中央仕切板を設けるとともに、該中央仕切板の
    両側に開口する共通の排出ポートと、その両側の出力ポ
    ートと、さらにその両側の供給ポートを開設して、両供
    給ポートを流路によって相互に連通させ、 上記中央仕切板の両側の弁孔に、摺動により上記出力ポ
    ートを供給ポートと排出ポートとに切換えて連通させる
    一対の弁体と、これらの弁体を個別に摺動させる一対の
    操作力作用部と、弁体を上記操作力の作用方向と反対の
    方向に付勢する一対の復帰ばねとを設けた、 ことを特徴とする4ポート弁。
  2. 【請求項2】 各弁体に、該弁体によって区画された呼
    吸室を排出側に連通させる均圧孔を設けた、 ことを特徴とする請求項1に記載した4ポート弁。
  3. 【請求項3】 弁孔に、中央仕切板の両側に開口する共
    通の供給ポートと、その両側の出力ポートと、さらにそ
    の両側の排出ポートを開設して、両排出ポートを流路に
    よって相互に連通させた、 ことを特徴とする請求項1に記載した4ポート弁。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092336A (ja) * 1983-10-26 1985-05-23 Showa Denko Kk 発泡状重合体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092336A (ja) * 1983-10-26 1985-05-23 Showa Denko Kk 発泡状重合体

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