JP2002524697A - パルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁 - Google Patents
パルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明はパルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁（１０）であって、該方向制御弁（１０）の弁装置が２つの３ポート２位置切換弁（１２，１３）から構成されている形式のものに関する。第１の切換弁（１２）は本発明では双安定性のスプール弁であり、他方、第２の切換弁（１３）は単安定性の平弁座型着座式弁として形成されている。第２の切換弁（１３）の小さい摩擦力に基づいて特に短い切換時間を得ることができる。両切換弁（１２，１３）は共有のケーシング（１１）内に相並べて配置されている。本発明による方向制御弁（１０）は著しくコンパクトに形成されかつブロック化されて弁ブロックにすることが可能である。
Description
【０００１】 背景技術 本発明は、請求項１の上位概念部に記載した、パルス制御された空圧式の４ポ
ート２位置方向制御弁に関するものである。このような形式の、特に複動式の消
費器を制御するために使用される方向制御弁は制御パルスによって一方の切換位
置から他方の切換位置に切り換えられる。２つの制御パルスの間は、つまり方向
制御弁への有効な制御信号が発せられてない間は、前の切換位置が持続される。
ート２位置方向制御弁に関するものである。このような形式の、特に複動式の消
費器を制御するために使用される方向制御弁は制御パルスによって一方の切換位
置から他方の切換位置に切り換えられる。２つの制御パルスの間は、つまり方向
制御弁への有効な制御信号が発せられてない間は、前の切換位置が持続される。
【０００２】 パルス制御された空圧式の方向制御弁は、例えば会社刊行物「ボッシュ・ニュ
ーマティック・インフォルマツィオン、グルンドラーゲン・ウント・ゲレーテ・
フンクツィオーンスベシュライブング（Bosch-Pneumatik-Information, Grundla
gen und Geraete-Funktionsbeschreibung)」Ｎｒ．１８２９９２９０７７、３３
ページ、第９／７７版によりすでに公知である。この方向制御弁では切換機能は
ケーシング孔内で可動にガイドされた個々の弁スライダを用いて実現されている
。この弁スライダは互いに隣接し合う圧力室の間の圧力媒体の接続を制御する。
この弁スライダは比較的長い。そのために方向制御弁は比較的大きな構造容積を
有している。さらにケーシング孔は弁スライダを圧密にかつ小さな摩擦でガイド
するためにコストをかけてわずかな誤差で製造されなければならない。それにも
かかわらず、方向制御弁に望まれる短い切換時間に対し、弁スライダ機構におい
て必然的に生じる摩擦が与える不都合な影響は避けることはできない。
ーマティック・インフォルマツィオン、グルンドラーゲン・ウント・ゲレーテ・
フンクツィオーンスベシュライブング（Bosch-Pneumatik-Information, Grundla
gen und Geraete-Funktionsbeschreibung)」Ｎｒ．１８２９９２９０７７、３３
ページ、第９／７７版によりすでに公知である。この方向制御弁では切換機能は
ケーシング孔内で可動にガイドされた個々の弁スライダを用いて実現されている
。この弁スライダは互いに隣接し合う圧力室の間の圧力媒体の接続を制御する。
この弁スライダは比較的長い。そのために方向制御弁は比較的大きな構造容積を
有している。さらにケーシング孔は弁スライダを圧密にかつ小さな摩擦でガイド
するためにコストをかけてわずかな誤差で製造されなければならない。それにも
かかわらず、方向制御弁に望まれる短い切換時間に対し、弁スライダ機構におい
て必然的に生じる摩擦が与える不都合な影響は避けることはできない。
【０００３】 さらにドイツ連邦共和国特許第３１０７０１２号明細書に基づき、２つの３ポ
ート２位置切換弁が互いに協働する液圧式の方向制御弁が公知である。この両切
換弁は単安定性の平弁座型着座式弁として形成されている。この方向制御弁は本
発明のものと異なり、３番目の中立位置が設けられた４ポート３位置方向制御弁
である。この中立位置では両消費器接続部が戻し通路に接続されて放圧されかつ
送り接続部が遮断される。双安定性の４ポート２位置切換機能はこの方向制御弁
の構造形式では実現され得ない。
ート２位置切換弁が互いに協働する液圧式の方向制御弁が公知である。この両切
換弁は単安定性の平弁座型着座式弁として形成されている。この方向制御弁は本
発明のものと異なり、３番目の中立位置が設けられた４ポート３位置方向制御弁
である。この中立位置では両消費器接続部が戻し通路に接続されて放圧されかつ
送り接続部が遮断される。双安定性の４ポート２位置切換機能はこの方向制御弁
の構造形式では実現され得ない。
【０００４】 発明の利点 これに対して請求項１の特徴部に記載した特徴を有する、本発明によるパルス
制御された空圧式の４ポート２位置切換弁は、著しくコンパクトな構造形式でか
つ切換時間の短く、双安定性の２つの切換位置を有するので有利である。これは
互いに協働し合う２つの切換弁が３ポート２位置方向制御弁構造であることによ
って得られる。この場合、一方では第１の切換弁は双安定性のスプール弁として
形成されていて、他方では第２の切換弁は単安定性の着座式弁として形成されて
いる。この着座式弁は特にシール特性が良好な状態で摩擦の小さい運転を行うこ
とができる。なぜならば外周における、摩擦を生ぜしめるシール部材を用いずに
弁の運転を行うことができるからである。
制御された空圧式の４ポート２位置切換弁は、著しくコンパクトな構造形式でか
つ切換時間の短く、双安定性の２つの切換位置を有するので有利である。これは
互いに協働し合う２つの切換弁が３ポート２位置方向制御弁構造であることによ
って得られる。この場合、一方では第１の切換弁は双安定性のスプール弁として
形成されていて、他方では第２の切換弁は単安定性の着座式弁として形成されて
いる。この着座式弁は特にシール特性が良好な状態で摩擦の小さい運転を行うこ
とができる。なぜならば外周における、摩擦を生ぜしめるシール部材を用いずに
弁の運転を行うことができるからである。
【０００５】 このような方向制御弁は特に簡単に板状のケーシング内に収容することができ
、これにより特に他の方向制御弁と一緒にブロック化するのに適している。さら
に本発明による構造形態は経済的に実現することができる。
、これにより特に他の方向制御弁と一緒にブロック化するのに適している。さら
に本発明による構造形態は経済的に実現することができる。
【０００６】 本発明の別の利点または有利な改良形態は請求項２以下に記載の特徴部ならび
に実施例の説明から得られる。
に実施例の説明から得られる。
【０００７】 実施例の説明 次に本発明による実施の形態を図面に基づき詳説する。
【０００８】 図１では本発明による方向制御弁１０は、２つの切換弁１２，１３が相上下し
て配置された板状のケーシング１１を有している。これらの切換弁１２，１３に
は弁スライダ１４，１６が設けられている。弁スライダ１４，１６は切欠１８，
２０内で可動にガイドされている。第１の弁スライダ１４に対応配置された第１
の切欠１８は貫通孔として形成されている。この貫通孔の内径は複数回減径され
ており、貫通孔の、外側に位置する両端部領域１８ａがそれぞれ最大の内径を有
している。両端部領域１８ａの間に位置する、切欠１８の区分は比較的長いスラ
イダ領域１８ｂと、比較的短く、かつ内径の比較的小さいガイド領域１８ｃに分
割されている。スライダ領域１８ｂには多数の支持リング２２が軸線方向で互い
に間隔をおいてプレス嵌めされている。これらの支持リング２２を正しい位置に
組み付けるためにスライダ領域１８ｂの直径を減径して、支持リング２２のため
の接触縁部を形成することができる。
て配置された板状のケーシング１１を有している。これらの切換弁１２，１３に
は弁スライダ１４，１６が設けられている。弁スライダ１４，１６は切欠１８，
２０内で可動にガイドされている。第１の弁スライダ１４に対応配置された第１
の切欠１８は貫通孔として形成されている。この貫通孔の内径は複数回減径され
ており、貫通孔の、外側に位置する両端部領域１８ａがそれぞれ最大の内径を有
している。両端部領域１８ａの間に位置する、切欠１８の区分は比較的長いスラ
イダ領域１８ｂと、比較的短く、かつ内径の比較的小さいガイド領域１８ｃに分
割されている。スライダ領域１８ｂには多数の支持リング２２が軸線方向で互い
に間隔をおいてプレス嵌めされている。これらの支持リング２２を正しい位置に
組み付けるためにスライダ領域１８ｂの直径を減径して、支持リング２２のため
の接触縁部を形成することができる。
【０００９】 支持リング２２の内側面は第１の弁スライダ１４の外周面に配置されているシ
ールリング２４のためのシール面として働く。したがって弁スライダ１４は支持
リング２２と貫通孔１８の壁部と一緒に、相並んで位置する３つの圧力室２６ａ
，２６ｂ，２６ｃを制限している。それぞれ互いに隣接し合う２つの圧力室２６
の間の圧力媒体の接続は、弁スライダ１４によってその切換え位置に応じて開放
されるかまたは閉鎖される。
ールリング２４のためのシール面として働く。したがって弁スライダ１４は支持
リング２２と貫通孔１８の壁部と一緒に、相並んで位置する３つの圧力室２６ａ
，２６ｂ，２６ｃを制限している。それぞれ互いに隣接し合う２つの圧力室２６
の間の圧力媒体の接続は、弁スライダ１４によってその切換え位置に応じて開放
されるかまたは閉鎖される。
【００１０】 このためには弁スライダ１４は２つのスライダ区分１４ａ，１４ｂと、この両
スライダ区分１４ａ，１４ｂを互いに結合させた狭窄部１４ｃとに分けられてい
る。
スライダ区分１４ａ，１４ｂを互いに結合させた狭窄部１４ｃとに分けられてい
る。
【００１１】 外側の両圧力室２６ａ，２６ｃには方向制御弁１０の戻し管路２８もしくは送
り管路３０が開口している。中間の圧力室２６ｂは外側に向かって導出された圧
力媒体通路３２を介して方向制御弁１０の第１の作業接続部３４に接続されてい
る。前記圧力媒体通路３２は図１では開口横断面だけしか見ることができない。
り管路３０が開口している。中間の圧力室２６ｂは外側に向かって導出された圧
力媒体通路３２を介して方向制御弁１０の第１の作業接続部３４に接続されてい
る。前記圧力媒体通路３２は図１では開口横断面だけしか見ることができない。
【００１２】 戻し管路２８と送り管路３０とは切欠１８に対して垂直に延在しており、板状
のケーシング１１の両側面で終わっている。これにより前記ケーシング１１を、
これに対応して形成された隣接するケーシング（図示せず）と結合させ、弁ブロ
ックを成すことができる。これらの弁ブロックでは共通の戻し管路２８および送
り管路３０を用いて圧力媒体が排出もしくは供給される。
のケーシング１１の両側面で終わっている。これにより前記ケーシング１１を、
これに対応して形成された隣接するケーシング（図示せず）と結合させ、弁ブロ
ックを成すことができる。これらの弁ブロックでは共通の戻し管路２８および送
り管路３０を用いて圧力媒体が排出もしくは供給される。
【００１３】 これとは逆に方向制御弁１０の両作業接続部３４，３５はケーシング１１の共
通の端面側に設けられている。これらの作業接続部３４，３５は例えばプラスチ
ック管のための差込み接続部として形成されていて、第２の切換弁１３に面した
ケーシング１１の端面側に配置されている。
通の端面側に設けられている。これらの作業接続部３４，３５は例えばプラスチ
ック管のための差込み接続部として形成されていて、第２の切換弁１３に面した
ケーシング１１の端面側に配置されている。
【００１４】 弁スライダ１４は２つの切換え位置に切換可能である。これらの切換え位置で
は第１の作業接続部３４が送り管路３０または戻し管路２８に連結される。切換
操作はこの実施形態では一例としてピストン３６，３７によって生ぜしめられる
。ピストン３６，３７は切欠１８の端部領域１８ａでガイドされ、弁スライダ１
４の両端面に対して作用する。前記端部領域１８ａはピストン３６，３７と一緒
に、対向する方向に作用する２つのシリンダユニットを形成する。これらのシリ
ンダユニットは外部から圧力媒体によって負荷することができる。これに対して
選択的に弁スライダ１４の負荷を機械的にまたは電子機械的な手段でも行うこと
ができる。弁スライダ１４の戻し装置は設けられていないので、切換弁１２の各
切換え位置は、ピストン３６，３７の一方にかけられていた圧力負荷が取り除か
れた後でも持続したままである。したがって上述した切換弁１２は従来の公知で
ある双安定性の３ポート２位置方向制御弁である。
は第１の作業接続部３４が送り管路３０または戻し管路２８に連結される。切換
操作はこの実施形態では一例としてピストン３６，３７によって生ぜしめられる
。ピストン３６，３７は切欠１８の端部領域１８ａでガイドされ、弁スライダ１
４の両端面に対して作用する。前記端部領域１８ａはピストン３６，３７と一緒
に、対向する方向に作用する２つのシリンダユニットを形成する。これらのシリ
ンダユニットは外部から圧力媒体によって負荷することができる。これに対して
選択的に弁スライダ１４の負荷を機械的にまたは電子機械的な手段でも行うこと
ができる。弁スライダ１４の戻し装置は設けられていないので、切換弁１２の各
切換え位置は、ピストン３６，３７の一方にかけられていた圧力負荷が取り除か
れた後でも持続したままである。したがって上述した切換弁１２は従来の公知で
ある双安定性の３ポート２位置方向制御弁である。
【００１５】 上述した切換弁１２は空圧的に第２の切換弁１３に連結されている。この第２
の切換弁１３は単安定性の３ポート２位置方向制御弁構造の平弁座型着座式弁と
して形成されている。第２の切換弁１３は切欠１８に対して平行に延在する、盲
孔として構成された切欠２０内に収容されている。周囲に対してこの盲孔はプレ
ス嵌めされた閉塞栓３８を用いて圧密に閉鎖されている。切欠２０内には軸線方
向で間隔を置いて配置された２つのリング体４０がプレス嵌めされている。これ
らのリング体４０によって切欠２０の内室は、前記切換弁１２の場合の様に相並
んで位置する３つの圧力室４２ａ，４２ｂ，４２ｃに分けられている。これらの
圧力室４２ａ，４２ｂ，４２ｃの間の相互作用は弁スライダ１６によって制御さ
れている。弁スライダ１６の、閉塞栓３８に面した第１の端部は、外周側でリッ
プシール部材４４によって制限された作動ピストン４３を形成している。
の切換弁１３は単安定性の３ポート２位置方向制御弁構造の平弁座型着座式弁と
して形成されている。第２の切換弁１３は切欠１８に対して平行に延在する、盲
孔として構成された切欠２０内に収容されている。周囲に対してこの盲孔はプレ
ス嵌めされた閉塞栓３８を用いて圧密に閉鎖されている。切欠２０内には軸線方
向で間隔を置いて配置された２つのリング体４０がプレス嵌めされている。これ
らのリング体４０によって切欠２０の内室は、前記切換弁１２の場合の様に相並
んで位置する３つの圧力室４２ａ，４２ｂ，４２ｃに分けられている。これらの
圧力室４２ａ，４２ｂ，４２ｃの間の相互作用は弁スライダ１６によって制御さ
れている。弁スライダ１６の、閉塞栓３８に面した第１の端部は、外周側でリッ
プシール部材４４によって制限された作動ピストン４３を形成している。
【００１６】 弁スライダ１６の、作動ピストン４３とは反対側の第２の端部は支持鍔４６を
有しており、この支持鍔４６には戻しばね４８が接触している。戻しばね４８は
切欠２０の底部に支持されており、第２の切換弁１３を、除圧された状態で基本
位置に戻すようになっている。
有しており、この支持鍔４６には戻しばね４８が接触している。戻しばね４８は
切欠２０の底部に支持されており、第２の切換弁１３を、除圧された状態で基本
位置に戻すようになっている。
【００１７】 第２の切換弁１３の弁部材として、弁スライダ１６に固定された弁体５０が作
用している。弁体５０は両リング体４０の各一方の側面と一緒に、互いに向かい
合って位置する２つの平弁座型着座式弁５１ａ，５１ｂを形成する。このような
平弁座型着座式弁５１ａ，５１ｂは摩擦の小さい運転および良好なシール性を特
徴としている。
用している。弁体５０は両リング体４０の各一方の側面と一緒に、互いに向かい
合って位置する２つの平弁座型着座式弁５１ａ，５１ｂを形成する。このような
平弁座型着座式弁５１ａ，５１ｂは摩擦の小さい運転および良好なシール性を特
徴としている。
【００１８】 第２の切換弁１３はケーシング側の圧力媒体通路５２，５４，５６を介して第
１の切換弁１２に空圧的に接続されている。第１の圧力媒体通路５２は一方では
、第１の切換弁１２の戻し通路側の圧力室２６ａを、第２の切換弁１３の、作動
ピストン４３によって側方で制限された圧力室４２ａに接続し、他方では、第２
の圧力媒体通路５４は第１の切換弁１２の送り通路側の圧力室２６ｃを、第２の
切換弁１３の、作動ピストン４３とは反対側に位置する圧力室４２ｃに接続して
いる。この圧力室４２ｃには戻しばね４８も存在する。中間の圧力室４２ｂは方
向制御弁１０の第２の作業接続部３５と接続されている。作動ピストン４３のシ
リンダ室は第３の圧力媒体通路５６を介して第１の切換弁１２の、第１の作業接
続部３４に圧力媒体を供給する中間の圧力室２６ｂに並列的に接続されている。
１の切換弁１２に空圧的に接続されている。第１の圧力媒体通路５２は一方では
、第１の切換弁１２の戻し通路側の圧力室２６ａを、第２の切換弁１３の、作動
ピストン４３によって側方で制限された圧力室４２ａに接続し、他方では、第２
の圧力媒体通路５４は第１の切換弁１２の送り通路側の圧力室２６ｃを、第２の
切換弁１３の、作動ピストン４３とは反対側に位置する圧力室４２ｃに接続して
いる。この圧力室４２ｃには戻しばね４８も存在する。中間の圧力室４２ｂは方
向制御弁１０の第２の作業接続部３５と接続されている。作動ピストン４３のシ
リンダ室は第３の圧力媒体通路５６を介して第１の切換弁１２の、第１の作業接
続部３４に圧力媒体を供給する中間の圧力室２６ｂに並列的に接続されている。
【００１９】 両切換弁１２，１３の液圧的な連結に基づき図２に概略的に示した接続状態が
得られる。
得られる。
【００２０】 図２の左側に示した回路記号は第１の作業接続部３４に接続された、スプール
弁として構成された第１の切換弁１２であり、図２の右側に示した回路記号は第
２の作業接続部３５を制御する、ばね負荷された平弁座型着座式弁構造の第２の
切換弁１３である。両切換弁１２，１３は２つの切換え位置をとり、それぞれ３
つの接続部、つまり送り通路３０と戻し通路２８と作業接続部３４または３５を
有する。第１の切換弁１２は作動させるために外部から、特にピストン３６，３
７によって制御可能になっているのに対し、第２の切換弁１３は作動ピストン４
３によって第１の作業接続部３４における圧力レベルに基づき制御され、戻しば
ね４８によって基本位置へ戻される。
弁として構成された第１の切換弁１２であり、図２の右側に示した回路記号は第
２の作業接続部３５を制御する、ばね負荷された平弁座型着座式弁構造の第２の
切換弁１３である。両切換弁１２，１３は２つの切換え位置をとり、それぞれ３
つの接続部、つまり送り通路３０と戻し通路２８と作業接続部３４または３５を
有する。第１の切換弁１２は作動させるために外部から、特にピストン３６，３
７によって制御可能になっているのに対し、第２の切換弁１３は作動ピストン４
３によって第１の作業接続部３４における圧力レベルに基づき制御され、戻しば
ね４８によって基本位置へ戻される。
【００２１】 方向制御弁１０の、図１同様図２に示した基本位置では、第１の作業接続部３
４が戻し通路２８に接続して放圧されかつ送り通路３０が遮断された状態に第１
の切換弁１２はある。同時に第２の切換弁１３は送り通路３０と第２の作業接続
部３５との間の圧力媒体の接続を開放しかつ第２の作業接続部３５を戻し通路２
８から分離する。
４が戻し通路２８に接続して放圧されかつ送り通路３０が遮断された状態に第１
の切換弁１２はある。同時に第２の切換弁１３は送り通路３０と第２の作業接続
部３５との間の圧力媒体の接続を開放しかつ第２の作業接続部３５を戻し通路２
８から分離する。
【００２２】 方向制御弁１０の切換えは、切換えられた位置で示された第１の切換弁１２の
、第１のピストン３６における圧力パルスによって行われる。ピストン３６によ
って生ぜしめられる押圧力は図１で見て右に向かって弁スライダ１４を摺動させ
る。これにより第１の作業接続部３４は送り圧で負荷されかつ戻し通路２８から
分離させられる。圧力媒体通路５６を介して送り圧が、第２の切換弁１３の作動
ピストン４３のシリンダ室に到達し、弁スライダ１６を戻しばね４８の力に対し
て変位させる。これまで閉じられていた第１の平弁座型着座式弁５１ａは開放さ
れ、反対側に位置する第２の平弁座型着座式弁５１ｂが閉鎖される。これにより
第２の作業接続部３５は戻し通路２８に接続させられて放圧されかつ送り通路３
０から遮断させられる。第１の切換弁１２の第１のピストン３６に対してもはや
制御信号が作用しない場合にも、第１の切換弁１２の中央の圧力室２６ｂ内で高
めれられた圧力レベルに基づき、第２の切換弁１３の作動ピストン４３には圧力
媒体通路５６を介して高い圧力が供給される。第１の作業接続部３４を再び戻し
通路２８に接続しかつ第２の作業接続部３５を再び送り通路３０に接続するため
に方向制御弁１０を切換えることは、第１の切換弁１２の第２のピストン３７へ
の圧力パルスによって可能である。したがって方向制御弁１０は２つの双安定性
の切換え位置を有しているといえる。
、第１のピストン３６における圧力パルスによって行われる。ピストン３６によ
って生ぜしめられる押圧力は図１で見て右に向かって弁スライダ１４を摺動させ
る。これにより第１の作業接続部３４は送り圧で負荷されかつ戻し通路２８から
分離させられる。圧力媒体通路５６を介して送り圧が、第２の切換弁１３の作動
ピストン４３のシリンダ室に到達し、弁スライダ１６を戻しばね４８の力に対し
て変位させる。これまで閉じられていた第１の平弁座型着座式弁５１ａは開放さ
れ、反対側に位置する第２の平弁座型着座式弁５１ｂが閉鎖される。これにより
第２の作業接続部３５は戻し通路２８に接続させられて放圧されかつ送り通路３
０から遮断させられる。第１の切換弁１２の第１のピストン３６に対してもはや
制御信号が作用しない場合にも、第１の切換弁１２の中央の圧力室２６ｂ内で高
めれられた圧力レベルに基づき、第２の切換弁１３の作動ピストン４３には圧力
媒体通路５６を介して高い圧力が供給される。第１の作業接続部３４を再び戻し
通路２８に接続しかつ第２の作業接続部３５を再び送り通路３０に接続するため
に方向制御弁１０を切換えることは、第１の切換弁１２の第２のピストン３７へ
の圧力パルスによって可能である。したがって方向制御弁１０は２つの双安定性
の切換え位置を有しているといえる。
【００２３】 図３では上述した方向制御弁１０が構成ユニットとして回路記号で示されてい
る。これによればこの方向制御弁１０は、４つの接続部、すなわち２つの作業接
続部３４，３５と１つの送り通路３０と１つの戻し通路２８とを有する弁を成し
ている。この弁は外部から制御可能なピストン３６，３７によって２つの切換位
置に切換可能である。両切換位置では作業接続部３４，３５は交互に送り通路３
０または戻し通路２８に連結されている。方向制御弁１０の切換は外部から、例
えば両作動ピストン３６，３７への圧力パルスによって行われる。戻し装置は設
けられていないので、制御パルスが中断した後も持続される２つの双安定性の切
換位置が存在することになる。
る。これによればこの方向制御弁１０は、４つの接続部、すなわち２つの作業接
続部３４，３５と１つの送り通路３０と１つの戻し通路２８とを有する弁を成し
ている。この弁は外部から制御可能なピストン３６，３７によって２つの切換位
置に切換可能である。両切換位置では作業接続部３４，３５は交互に送り通路３
０または戻し通路２８に連結されている。方向制御弁１０の切換は外部から、例
えば両作動ピストン３６，３７への圧力パルスによって行われる。戻し装置は設
けられていないので、制御パルスが中断した後も持続される２つの双安定性の切
換位置が存在することになる。
【００２４】 当然、本発明による基本思想を変えることなく、上述した実施形態の変化例ま
たは改良形態も可能である。本発明の課題は、できるだけコンパクトな外部寸法
で、簡単に組み立てられ経済的に製造できかつブロック結合できる、短い切換時
間を有する方向制御弁１０を提供することである。
たは改良形態も可能である。本発明の課題は、できるだけコンパクトな外部寸法
で、簡単に組み立てられ経済的に製造できかつブロック結合できる、短い切換時
間を有する方向制御弁１０を提供することである。
【図１】 本発明による方向制御弁の長手方向断面図である。
【図２】 方向制御弁の機能を説明するために個々の構成部材を示した回路記号である。
【図３】 構成ユニットとしての本発明による方向制御弁の機能形式を明確にした回路記
号である。
号である。
１０ 方向制御弁、 １１ ケーシング、 １２，１３ 切換弁、 １４ 弁
スライダ、 １４ａ，１４ｂ スライダ区分、 １４ｃ 狭窄部、 １６ 弁ス
ライダ、 １８，２０ 切欠、 １８ａ 端部領域、 １８ｂ スライダ領域、
１８ｃ ガイド領域、 ２２ 支持リング、 ２４ シールリング、 ２６、
２６ａ，２６ｂ，２６ｃ 圧力室、 ２８ 戻り通路、 ３０ 送り通路、 ３
２ 圧力媒体通路、 ３４，３５ 作業接続部、 ３６，３７ ピストン、 ３
８ 閉塞栓、 ４０ リング体、 ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ 圧力室、 ４３
作動ピストン、 ４４ リップシール部材、 ４６ 支持鍔、 ４８ 戻しばね
、 ５０ 弁体、 ５１ａ，５１ｂ 平弁座型着座式弁、 ５２，５４，５６
圧力媒体通路
スライダ、 １４ａ，１４ｂ スライダ区分、 １４ｃ 狭窄部、 １６ 弁ス
ライダ、 １８，２０ 切欠、 １８ａ 端部領域、 １８ｂ スライダ領域、
１８ｃ ガイド領域、 ２２ 支持リング、 ２４ シールリング、 ２６、
２６ａ，２６ｂ，２６ｃ 圧力室、 ２８ 戻り通路、 ３０ 送り通路、 ３
２ 圧力媒体通路、 ３４，３５ 作業接続部、 ３６，３７ ピストン、 ３
８ 閉塞栓、 ４０ リング体、 ４２ａ，４２ｂ，４２ｃ 圧力室、 ４３
作動ピストン、 ４４ リップシール部材、 ４６ 支持鍔、 ４８ 戻しばね
、 ５０ 弁体、 ５１ａ，５１ｂ 平弁座型着座式弁、 ５２，５４，５６
圧力媒体通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3H067 AA02 AA14 AA33 AA38 BB08 CC39 CC45 DD02 DD12 DD33 FF11 GG03
Claims (9)
- 【請求項１】 特に複動式の消費器を制御するための、パルス制御された空
圧式の４ポート２位置方向制御弁であって、制御接続部の他に少なくとも１つの
戻し通路（２８）と２つの作業接続部（３４，３５）と１つの送り通路（３０）
とを有するケーシング（１１）と、弁装置（１２，１３）とが設けられており、
該弁装置（１２，１３）が制御パルスによって２つの双安定性の切換位置に切換
可能になっており、該２つの切換位置において前記作業接続部（３４，３５）が
交互に前記戻し通路（２８）または前記送り通路（３０）に接続可能になってい
る形式のものにおいて、 前記弁装置が空圧的に互いに接続された２つの３ポート２位置方向制御弁（１
２，１３）を有しており、第１の３ポート２位置切換弁（１２）が双安定性のス
プール弁として形成されかつ第２の３ポート２位置切換弁（１３）が単安定性の
着座式弁として形成されていることを特徴とする、パルス制御された空圧式の４
ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項２】 前記両３ポート２位置切換弁（１２，１３）が当該方向制御
弁（１０）の前記作業接続部（３４，３５）の一方にそれぞれ対応配置されてお
り、前記第１の切換弁（１２）に対応配置された作業接続部（３４）が、前記第
２の切換弁（１３）の制御接続部に並列的に接続されている、請求項１記載のパ
ルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項３】 前記第２の切換弁（１３）が圧縮ばね（４８）を有しており
、該圧縮ばね（４８）によって前記第２の切換弁（１３）が、制御実施後に基本
位置に戻されるようになっている、請求項１または２記載のパルス制御された空
圧式の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項４】 前記第１の切換弁（１２）が外部から制御可能である、請求
項１から３までのいずれか１項記載のパルス制御された空圧式の４ポート２位置
方向制御弁。 - 【請求項５】 前記両切換弁（１２，１３）が前記ケーシング（１１）の各
切欠（１８，２０）内に相並べて配置されており、該両切欠（１８，２０）が互
いにほぼ平行に延在している、請求項１から４までのいずれか１項記載のパルス
制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項６】 前記第２の切換弁（１３）が、平弁座型着座式弁として形成
されている、請求項１から５までのいずれか１項記載のパルス制御された空圧式
の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項７】 前記方向制御弁（１０）に圧力媒体を供給するためにもしく
は前記方向制御弁（１０）から圧力媒体を排出するために、少なくとも１つの戻
し通路（２８）と送り通路（３０）とが貫通切欠として形成されており、該貫通
切欠が前記ケーシング（１１）の、向かい合って位置する側面から発しているか
もしくは該側面で終わっていて、かつ前記貫通切欠が前記第１の切換弁（１２）
の圧力室（４６ａ，４６ｂ）に開口しており、前記作業接続部（３４，３５）が
前記戻し通路（２８）もしくは前記送り通路（３０）に対してほぼ直角に、前記
ケーシング（１１）の共通の端面に位置している、請求項１から６までのいずれ
か１項記載のパルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項８】 前記ケーシング（１１）が板状に形成されており、該ケーシ
ング（１１）が、隣接し合う弁ケーシングと結合されて、圧力媒体を一緒に供給
もしくは排出する弁ブロックを成すことができる、請求項７記載のパルス制御さ
れた空圧式の４ポート２位置方向制御弁。 - 【請求項９】 前記方向制御弁（１０）の基本位置で前記両切換弁（１２，
１３）が、一方では前記第１の切換弁（１２）が第１の作業接続部（３４）を戻
し通路（２８）に接続して放圧しかつ送り通路（３０）を遮断し、他方では第２
の切換弁（１３）が第２の作業接続部（３５）を送り通路（３０）に接続しかつ
戻し通路（２８）を遮断するように連結されており、前記方向制御弁（１０）の
前記切換えが制御パルスによって可逆可能になっている、請求項１から８までの
いずれか１項記載のパルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19841056A DE19841056A1 (de) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | Impulsgesteuertes pneumatisches 4/2-Wegeventil |
| DE19841056.5 | 1998-09-09 | ||
| PCT/DE1999/002580 WO2000014414A1 (de) | 1998-09-09 | 1999-08-17 | Impulsgesteuertes pneumatisches 4/2-wegeventil |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002524697A true JP2002524697A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=7880268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000569131A Withdrawn JP2002524697A (ja) | 1998-09-09 | 1999-08-17 | パルス制御された空圧式の４ポート２位置方向制御弁 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP1042616B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002524697A (ja) |
| DE (2) | DE19841056A1 (ja) |
| HU (1) | HU224252B1 (ja) |
| WO (1) | WO2000014414A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108488125A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-09-04 | 洛阳世英机械制造有限公司 | 一种多功能手电一体旋转式控制阀 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10301119C5 (de) | 2003-01-14 | 2018-04-05 | Wabco Gmbh | Luftfederungssystem |
| CN101915183A (zh) * | 2010-07-01 | 2010-12-15 | 北京航空航天大学 | 双工况阶跃式流量控制阀及控制结构设计方法 |
| CN110522982B (zh) * | 2019-09-26 | 2024-02-20 | 泰州市久信医疗科技有限公司 | 一种单输入双输出气体流量调节装置 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1012961A (en) * | 1963-10-28 | 1965-12-15 | Hamilton Controllers Ltd | Improvements in pneumatic control valves |
| DE2510151A1 (de) * | 1975-03-08 | 1976-09-09 | Knorr Bremse Gmbh | 4/2-wege-steuerventil |
| FR2328147A1 (fr) * | 1975-10-17 | 1977-05-13 | Reolon Noe | Distributeur a trois voies pour fluide de commande |
| DE3107012A1 (de) * | 1981-02-25 | 1982-11-04 | Bochumer Eisenhütte Heintzmann GmbH & Co, 4630 Bochum | Schieberventil fuer oel-in-wasser-emulsionen |
| DE3216809A1 (de) * | 1982-05-05 | 1983-11-10 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Wegeventil, das fuer unterschiedliche betriebsarten vorgesehen ist |
| DE4400760C2 (de) * | 1994-01-13 | 1997-03-27 | Festo Kg | Mehrwegeventil |
| DE19649833A1 (de) * | 1996-12-02 | 1998-06-04 | Bosch Gmbh Robert | Elektrohydraulische Steuervorrichtung |
-
1998
- 1998-09-09 DE DE19841056A patent/DE19841056A1/de not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-08-17 EP EP99952432A patent/EP1042616B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-08-17 DE DE59903313T patent/DE59903313D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-08-17 HU HU0100339A patent/HU224252B1/hu not_active IP Right Cessation
- 1999-08-17 WO PCT/DE1999/002580 patent/WO2000014414A1/de active IP Right Grant
- 1999-08-17 JP JP2000569131A patent/JP2002524697A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108488125A (zh) * | 2018-03-21 | 2018-09-04 | 洛阳世英机械制造有限公司 | 一种多功能手电一体旋转式控制阀 |
| CN108488125B (zh) * | 2018-03-21 | 2019-12-17 | 洛阳世英机械制造有限公司 | 一种多功能手电一体旋转式控制阀 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE59903313D1 (de) | 2002-12-12 |
| EP1042616B1 (de) | 2002-11-06 |
| DE19841056A1 (de) | 2000-03-23 |
| HUP0100339A2 (hu) | 2001-06-28 |
| HUP0100339A3 (en) | 2001-11-28 |
| EP1042616A1 (de) | 2000-10-11 |
| HU224252B1 (hu) | 2005-07-28 |
| WO2000014414A1 (de) | 2000-03-16 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060224 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20080924 |