JPH06327833A

JPH06327833A - パチンコ球補給用の分流樋

Info

Publication number: JPH06327833A
Application number: JP14569193A
Authority: JP
Inventors: Shigenobu Muraki; 重信村木
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-05-24
Filing date: 1993-05-24
Publication date: 1994-11-29

Abstract

(57)【要約】【目的】分流樋内に流入するパチンコ球が球詰りを起
こさないようにして、各パチンコ機へパチンコ球を円滑
に補給する。【構成】分流樋６の球通路１０内にモータ１６により
常に回転する球くずし部材１４を軸装し、該回転する球
くずし部材１４が接触することにより球通路１０内にダ
ンゴ状に積み重なるパチンコ球をくずして正常に流下し
得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、多数のパチンコ機を列
設したパチンコ機設置島の上方に配置される補給樋から
各パチンコ機にパチンコ球を補給するパチンコ球補給用
の分流樋に関し、特に分流樋内を流れるパチンコ球が球
詰りを起こすことなく常にスムーズに流れるようにした
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコホールにおいては、多数
のパチンコ機を横に並設したパチンコ機設置島が複数設
置され、各パチンコ機から排出されるパチンコ球をその
下方に位置するアウト球集合樋に回収して研磨リフトで
上方の島タンクに揚送し、さらに島タンクから補給樋お
よび分流樋を介して各パチンコ機に循環補給するように
している。

【０００３】ところで、前記分流樋は、パチンコ機の上
方に配設される補給樋の側壁に装着する側板を有し、そ
の側板に補給樋のパチンコ球が流入する球入口を形成す
ると共に、該球入口から流入するパチンコ球を一列に整
列して流下させる球通路を設け、該球通路の流下端には
パチンコ機の景品球タンクへパチンコ球を補給するため
の球出口を設けている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記分流樋
は、球通路の横幅がパチンコ球１個通過できる程度に設
定してあり、多くのパチンコ球が流入口から一度に流入
すると、その球圧力によって球通路にダンゴ状に多段に
積み重なって、パチンコ球が流れないいわゆる球詰りが
起ることが有り、これによってパチンコ機にパチンコ球
が補給されなくなってしまうという課題が有った。そこ
で、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、球通路内
にダンゴ状に積み重なるパチンコ球をくずして球詰りを
起させないようにしたパチンコ球補給用の分流樋を提供
することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の分流樋は、パチンコ機の上方に配設される
補給樋と連通してパチンコ球が流入する球入口を形成す
ると共に、該球入口から流入するパチンコ球を整列して
流下させる球通路を設けたパチンコ球補給用の分流樋に
おいて、前記球通路内に、モータ、ロータリーソレノイ
ドなどの駆動手段により回転する球くずし部材を軸装
し、該回転する球くずし部材が接触することにより球通
路内にダンゴ状に積み重なるパチンコ球をくずすように
した構成からなる。

【０００６】

【作用】分流樋の球入口から一度に多くのパチンコ球が
流入し、球通路内にだんご状に積み重なつても、通路内
に軸装され回転する球くずし部材が接触することによ
り、これらパチンコ球はつぶさにくずされて、球詰りは
完全に解消される。

【０００７】

【実施例】以下に、本発明に係るパチンコ球補給用の分
流樋の一実施例を図面に基づき説明する。図１はパチン
コ機設置島の部分正面図、図２は分流樋を補給樋に装着
した状態の斜視図、図３は同平面図、図４は同正面断面
図である。図において、１はパチンコ機設置島、２は該
パチンコ機設置島１に列設されるパチンコ機、３はパ
チンコ機設置島１の上方に配設された補給樋である。こ
の補給樋３の側壁３ａには、各パチンコ機２の景品球タ
ンク４に対応させて流出開口５が形成され、その流出開
口５に分流樋６が装着される。

【０００８】この分流樋６は補給樋３の側壁３ａに当接
される側板７を有し、この側板７には補給樋３の流出開
口５と一致する球入口８が開設されている。そして、こ
の球入口８の両側端で側板７に嵌合溝９，９を設け、こ
の嵌合溝９，９を流出開口５の両端側に嵌合させること
により補給樋３に取り付けられる。そして、球入口８と
連通状にパチンコ球が一列に整列して流下する球通路１
０が設けられている。

【０００９】該球通路１０は、球入口８と接っする内側
球通路１０ａと側方球通路１０ｂと外側球通路１０ｃと
で平面コ字状に形成され、側方球通路１０ｂと外側球通
路１０ｃの各底面に、各通路１０ｂ，１０ｃに沿って縦
溝１１が設けられている。そして、外側球通路１０ｃの
終端に球出口１２が設けられている。該球出口１２の下
方にはパチンコ球を検出する検出器Ａが設けられ、球出
口１２はパチンコ機２の景品球タンク４に検出器Ａ及び
蛇腹パイプ１３を介して連結される。

【００１０】しかして、前記球通路１０、すなわち外側
球通路１０ｃ内には、図４に示すように球出口１２のや
や上流側でその上方適宜位置に円板状の球くずし部材１
４が設けられている。該球くずし部材１４は、分流樋６
の前面板１５に固着されるモータ１６の駆動軸１７に軸
支され、球通路と平行な鉛直面内で常にパチンコ球を球
出口１２側へ送る方向に回転するようになっている。し
かも、球くずし部材１４は、通常外側球通路１０ｃにパ
チンコ球が一列に並んで流下する場合には、これらパチ
ンコ球に触れることはなく、２段以上にダンゴ状に積み
重なった場合に接触するように設置されている。

【００１１】１８，１９は、それぞれ前記外側球通路１
０ｃ内に底面に対応させて配置した第１，第２球ならし
片であり、第１球ならし片１８は、前記球出口１２の上
方に配置され、基端部が分流樋６の一側に軸支２０され
常に下方へ回動するように付勢されると共に、他側は分
流樋６の同側から突出する受止片２１により支承され、
略水平に支持される。また、第２球ならし片１９は、球
通路１０ｃの上流側に配置され、上端を横軸２２により
支持されて吊下し、しかも横軸２２を支点として揺動自
在に設けられている。これら第１・第２球ならし片１
８，１９はパチンコ球が一列で流下する時は、接触する
ことはないが、２段、３段に積み重なると、上段のパチ
ンコ球に接っして球ならしをするようになっている。

【００１２】尚、２３は球通路１０内を流下するパチン
コ球の流れを一担停止させるストッパー部材であり、そ
の支持杆２４の基端部は分流樋６の前面板１５に固着さ
れる取付板２５に回動自在に支持され、他端は球通路１
０の底面に設けられた前記縦溝１１内に下面から挿入し
てパチンコ球を停止させる球止杆２６が取着されてい
る。

【００１３】本発明の分流樋６は上記構成よりなり、常
態では、球入口８より球通路１０内に流入したパチンコ
球は連なって順次流下し、その流下端に設けられた球出
口１２へ流入し、更に蛇腹パイプ１３を介してパチンコ
機２の景品球タンク４へ補給される。そこで、図４の鎖
線で示すように球通路１０、特に外側球通路１０ｃ内に
多くのパチンコ球が流入して二段，三段とダンゴ状に積
み重なっても、これらパチンコ球は回転する球くずし部
材１４に接触してくずされ、しかもこれらパチンコ球は
強制的に球出口１２側へ送り出されるので、球詰りを生
じることはなく、常に円滑な流下状態を維持することが
できる。

【００１４】図５，図６に示した分流樋６’は他の実施
例に係るもので、前記モータ１６の駆動軸１７に前記球
くずし部材１４より小形の小型円板２７を固着すると共
に該小型円板２７に該円板２７の外周縁より外方へ突出
する一本のかき出し杆２８を放射状に設けて球くずし部
材１４’を構成してなる。

【００１５】また、２９は、球ならし部材であって、外
側球通路１０ｃより若干短く、底面と略平行に配置され
ている。そして、基端部が分流樋６の一側に軸支３０さ
れ、常に下方へ回転するよう付勢され、下面を前記受止
片２１により支承されている。更に、上面には球くずし
部材１４′に対応させて凹部３１が形成され、支障なく
揺動されるようになっている。

【００１６】よって、球ならし部材２９との関係上、前
記かき出し杆２８は球通路１０の中心より外側へずれる
こととなる。これにより、パチンコ球の側端面に接触す
ることとも相俟ち、かき出し杆２８を設けたことによっ
てパチンコ球への交絡が良くなり、球くずし作用が一層
確実になし得る。尚、球くずし部材１４，１４′はこれ
らの形状に限られるものではなく、多角形状でも良く、
またかき出し杆２８を複数本突設するようにしても良
い。また、球くずし部材１４を回転する駆動手段として
は前記モータ１６他に、ロータリーソレノイドなどを用
いても良い。

【００１７】

【発明の効果】以上述べたように、本発明の分流樋は、
球通路内にモータにより常に回転する球くずし部材を軸
装しので、球通路内にダンゴ状にパチンコ球が積み重な
っても、これらパチンコ球に回転する球くずし部材が接
触することにより容易にくずすことができ、これにより
球詰り現像を確実に防止して、常に各パチンコ機へパチ
ンコ球を円滑に補給することができるという効果を奏す
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】パチンコ機設置島の部分正面図。

【図２】分流樋の取付部分の斜視図。

【図３】同平面図。

【図４】同正面断面図。

【図５】他の実施例を示す分流樋の正面断面図。

【図６】図５におけるＸ−Ｘ線断面図。

【符号の説明】

２パチンコ機３補給樋３ａ側壁６分流樋７側板８球入口１０球通路１４球くずし部材１６モータ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】パチンコ機の上方に配設される補給樋と
連通してパチンコ球が流入する球入口を形成すると共
に、該球入口から流入するパチンコ球を整列して流下さ
せる球通路を設けたパチンコ球補給用の分流樋におい
て、前記球通路内に、モータ、ロータリーソレノイドなどの
駆動手段により回転する球くずし部材を軸装し、該回転
する球くずし部材が接触することにより球通路内にダン
ゴ状に積み重なるパチンコ球をくずすようにしたことを
特徴とするパチンコ球補給用の分流樋。