JPH06327810A - スロットマシンのハンドル装置 - Google Patents

スロットマシンのハンドル装置

Info

Publication number
JPH06327810A
JPH06327810A JP5124481A JP12448193A JPH06327810A JP H06327810 A JPH06327810 A JP H06327810A JP 5124481 A JP5124481 A JP 5124481A JP 12448193 A JP12448193 A JP 12448193A JP H06327810 A JPH06327810 A JP H06327810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
start lever
shaft
ratchet
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5124481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3197113B2 (ja
Inventor
Toshio Yamamoto
俊夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Sales Co Ltd
Original Assignee
Universal Sales Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universal Sales Co Ltd filed Critical Universal Sales Co Ltd
Priority to JP12448193A priority Critical patent/JP3197113B2/ja
Publication of JPH06327810A publication Critical patent/JPH06327810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197113B2 publication Critical patent/JP3197113B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スタートレバー8の操作に連動して軸11が
時計方向に回動する。この軸11は、基板12とカバー
板13とで回動自在に支持される。軸には、スタートレ
バー8と一体に回転する回転板14が固定されている。
回転板14には、外周に複数のラチェット歯からなるギ
ヤ部47が形成されている。このギヤ部47には、各ラ
チェット歯に方向性をもって係脱し、スタートレバーの
操作を制限するラチェット爪52aを有するラチェット
ユニット48が配置されている。このラチェットユニッ
ト48は、カバー板13の外部から着脱自在に取り付け
られている。 【効果】 長期間の使用のうちに摩耗し、ガタつきがで
やすいラチェット爪をユニット化したから取扱いが容易
となり、さらにカバー板の外部から着脱自在に取り付け
たから、交換作業が簡便となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットマシンの起動用
のハンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にスロットマシンには起動用のハン
ドル装置が設けられている。このハンドル装置は、実公
平3−6371号、同3−23073号、同2−387
86号公報等で知られるように、遊技者によって操作さ
れるスタートレバーに連結されるスタートレバーの操作
制限機構、復帰速度調節機構及び衝撃音発生装置等が併
設されている。スタートレバーの操作制限機構は、スタ
ートレバーの操作方向を適宜規制するためのものであ
り、コインを投入した後、スタートレバーが一定量操作
されるまでの間は復帰方向への移動を阻止し、あるいは
復帰時においてはスタートレバーを一旦初期位置まで復
帰させない限り再操作できないようにしている。このよ
うなスタートレバーの操作制限機構としては、例えば実
公平3−6371号や同2−38786号公報では、ス
タートレバーと一体的に、あるいはこれに連動して変位
する部材に形成されたラチェット歯と、このラチェット
歯に方向性をもって係脱するラチェット爪とを利用した
操作制限機構が用いられている。
【0003】スタートレバー復帰速度調節機構は、スタ
ートレバーが復帰方向に移動するときの速度を緩速化す
るためのものである。特公平3−23073号公報では
スタートレバーの復帰速度調節機構として、エアーシリ
ンダ装置を用い、スタートレバーの復帰時にエアーの流
入を制限して速度調節している。
【0004】衝撃音発生装置は、スタートレバーが一定
量操作された際に衝撃音を発生させ、スロットマシン等
のゲームの興趣を高める効果がある。特公平3−230
73号公報では、衝撃音発生装置として、スタートレバ
ーを回動自在に支持する基板に移動子を激突させて音を
発生させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述したよう
な従来の操作制限機構では、基本的にラチェット歯とラ
チェット爪とを用いているため、部品点数が多く構造も
複雑になっている。また、スタートレバーの操作の度に
ラチェット歯とラチェット爪との係脱,摺接が繰り返さ
れることから、長期間の使用のうちにはこれらが摩耗
し、ガタつきがでやすいという欠点もあった。この対策
として、ラチェット歯とラチェット爪とを所定期間経過
後に交換していたが、これらがユニット化されていない
ため、取り外す部品点数が多く作業が面倒であった。
【0006】また、前述したような従来の復帰速度調節
機構では、エアーシリンダ装置を用いているため高価で
ある。さらに、エアーシリンダ装置が大型であるため、
ハンドル装置自体が大型化していた。
【0007】さらに、前述したような従来の衝撃音発生
装置では、基板に移動子を激突させているので、これら
が長期間の使用のうちに摩耗するため、移動子と基板と
を所定期間経過後に交換する必要がある。この交換は、
スタートレバーを支持した基板を交換するため、大がか
りとなり作業が面倒であった。
【0008】本発明はこのような従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、消耗部品の取付けや取外し
を簡単に行うことができるとともに、機構を簡略化及び
コンパクト化を図り、耐久性に優れたスロットマシンの
ハンドル装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、請求項1記載の発明では、スタートレバ
ーの操作に連動して回動する軸と、この軸の一端を回動
自在に支持する基板と、前記軸の他端を回動自在に支持
するカバー板と、前記基板とカバー板との間で前記軸と
一体に回転する回転板と、この回転板の外周に形成され
たラチェット歯と、このラチェット歯に方向性をもって
係脱し、前記スタートレバーの操作を制限するラチェッ
ト爪とを備え、前記ラチェット爪を、前記カバー板又は
基板の外部から着脱自在に取り付けたものである。
【0010】また、請求項2記載の発明では、 スター
トレバーの操作に連動して回動する軸と、この軸の一端
を回動自在に支持する基板と、前記軸の他端を回動自在
に支持するカバー板と、前記基板とカバー板との間で前
記軸と一体に回転する回転板と、回転板の前後で前記軸
に回動自在に設けられたハンマー板と、スタートレバー
の操作に連動して前記ハンマー板を回転板に係合させ、
また、スタートレバーが一定量操作された際には前記ハ
ンマー板と回転板との係合を解除するハンマー板ロック
手段と、スタートレバーの操作によって回転板が回転す
る方向とは逆の方向に向けて前記ハンマー板を付勢する
付勢手段と、この付勢手段によって回転するハンマー板
と衝突することによって衝撃音を発生させる弾性部材と
を備え、前記弾性部材を、前記カバー板と基板との間で
着脱自在に支持したものである。
【0011】さらに、請求項3記載の発明では、スター
トレバーの操作に連動して回動する回転板と、この回転
板の回転方向とは逆の方向に向けて回転板を付勢する付
勢手段と、前記回転板の外周に形成された山部と、この
山部の変位に連動する連動レバーと、この連動レバーに
常に付勢力を与え、スタートレバーが復帰方向に回転す
る際に前記回転板の回転速度を緩速化させる弾性体とを
備えたものである。
【0012】
【実施例】スロットマシンの外観を示す図2において、
本体1に内蔵された3連のリール2,3,4は、リール
表示窓5を通して観察できるようになっている。コイン
投入口6から1〜数枚のコインを投入することによっ
て、スタートレバー8を図示した初期位置にロックして
いるロック機構が解除され、これを手前側に引くことが
できる。
【0013】スタートレバー8を手前側に一定量引く
と、各リールごとに設けられたモータが駆動され、リー
ル2〜4が一斉に回転してゲームが開始される。そし
て、本体1に内蔵されたランダムタイマーからの停止信
号によってリール2〜4の全てが停止したときに、リー
ル表示窓に現れているシンボルの組合せで入賞の有無が
決められ、入賞が得られたときにはその入賞の種類に対
応した枚数の配当コインがコイン払出し口9から払出さ
れるようになる。
【0014】図1及び図3に示すように、スタートレバ
ー8は軸11に固定されている。軸11は、基板12
と、この基板12に固定されるカバー板13とで回動自
在に支持されている。基板12とカバー板13との間の
軸11には、一部に外周形状がD型したD型部11aが
形成されており、このD部11aに回転板14が嵌め込
まれる。
【0015】回転板14は、バネ15により反時計方向
に付勢されており、スタートレバー8が矢線X方向に引
かれたときにバネ15の付勢に抗して軸11と一体とな
って時計方向に回動される。このバネ15は、2つのピ
ン16,17に掛けられている。一方のピン16は回転
板14に回動中心から離れた位置に植設されており、ま
た他方のピン17は、両端が小径となっており、一端側
が基板12の穴に位置決めされた後にカシメられる。ピ
ン17の他端側はカバー板13の穴に取外し可能な状態
で支えられる。
【0016】回転板14の外周には、板厚を厚くした受
部14aが設けられている。この受部14aは、スター
トレバー8が初期位置の際に弾性体18に当接し、回転
板14の反時計方向の回転を阻止している。この弾性体
18はコロ形状となっており、ピン18aに着脱自在に
取付けられる。このピン18aは、両端が小径となって
おり、一端側が基板12の穴に位置決めされた後にカシ
メられる。ピン17の他端側はカバー板13の穴に取外
し可能な状態で支えられる。
【0017】ロック機構は、回転板14の外周に形成さ
れた段差部19、ロック爪20、ロックレバー21、保
持レバー22、及びプランジャー23とから構成されて
いる。ロック爪20には、一端に段差部19と係脱する
爪20aが設けられており、また、他端側に軸用穴20
bが形成されている。ロックレバー21は、コ字状に折
り曲げて形成されており、先端側に軸用穴21aが貫通
して形成されている。
【0018】軸用穴21aが形成された部分は一部に切
り欠き部21bが形成されており、ここにロック爪20
をこれの軸用穴20bと軸用穴21aとが合うように挿
入した状態でピン24が挿通される。ロックレバー21
とロック爪20とはピン24に回動自在に支持される。
また、ロック爪20はロックレバー21の切り欠き部2
1bに当接して時計方向の回転が阻止されており、さら
にバネ25により時計方向に付勢されている。このピン
24は、一端側が基板12の穴に位置決めされた後カシ
メられ、また他端側はカバー板13の穴に取外し可能な
状態で支えられる。
【0019】プランジャー23のアーム23aには、リ
ンク26を介してロックレバー21に植設された軸21
cが連結されている。プランジャー23は、これの駆動
がON−OFFすることによりアーム23aの出入り動
作が行われ、この出入り動作によりロックレバー21を
回動させる。ロックレバー21は、プランジャー23の
駆動がOFFした際にロック爪20を段差部19に係合
させるロック位置と、プランジャー23の駆動がONし
た際にロック爪20を段差部19から退避させた解除位
置との間で回動する。そして、ロックレバー21はバネ
27により常にロック位置に向けて付勢されている。
【0020】保持レバー22は、基板12に植設された
ピン28に対して回動自在となっており、ピン28を挟
んだ一方側に保持爪22aが形成されている。この保持
爪22aは、ロックレバー21が解除位置となった際に
ロックレバー21の係合部21dに係合し、この状態で
保持するようにバネ29で付勢されている。また、保持
レバー22には、ピン22bが植設されている。このピ
ン22bには、スタートレバー8が一定量引かれた際
に、詳しくは後述するハンマロックレバー34が当接す
る。当接した際には、保持レバー22が時計方向へ回転
し、ロックレバー21の保持が解除される。
【0021】プランジャー23の駆動は、コイン投入口
6にメダルが投入されるとONする。プランジャー23
の駆動がONした後には、ロックレバー21が解除位置
に回動し、ピン21cの先端がフォトセンサ30の光路
から退避する。このフォトセンサ30は、発光部とこれ
に対向する受光部とから構成されており、プランジャー
23の駆動を検出している。このフォトセンサ30から
ピン21cの先端が退避した信号が得られたときには、
プランジャー23の駆動をOFFする。
【0022】ところで、スタートレバー8を引きながら
コインを投入すると、プランジャー23の駆動がONさ
れ、ロックレバー21が解除位置に回動されるが、ロッ
ク爪20だけが段差部19に引っ掛かった状態となる場
合がある。この場合には、ピン21cの先端がフォトセ
ンサ30の光路から退避するから、プランジャー23の
駆動が再びOFFしてしまい、コインを投入したにも係
わらずスタートレバー8を引くことができないようにな
る。このような不都合を解決するために、回転板14に
設けた凸片14bをフォトセンサ31で検出し、スター
トレバー8が初期位置の状態でいる限りは、プランジャ
ー23の駆動をOFFしないようにしている。これらの
フォトセンサ30,31は、交換がし易いようにカバー
板13の外側からビス等で固定されている。
【0023】衝撃音発生装置は、ハンマー板33、ハン
マーロックレバー34、及びスペーサ35等から構成さ
れている。ハンマー板33は、軸11に回動自在に設け
られており、バネ36により反時計方向に付勢されてい
る。このバネ36の一端は、ピン36aに掛けられてい
る。このピン36aは、両端が小径となっており、一端
側が基板12の穴に位置決めされた後にカシメられ、ま
た他端側はカバー板13の穴に取外し可能な状態で支え
られる。ハンマーロックレバー34は、回転板14に植
設したピン37に回動自在に設けられている。このハン
マーロックレバー34は、これの一端34aがバネ38
により時計方向に付勢され、ハンマー板33に形成され
た凹部33aに係合している。この状態でスタートレバ
ー8が一定量引かれると、ハンマー板33が回転板14
と一体に回転する。
【0024】スタートレバー8が一定量引かれた後に
は、ハンマーロックレバー34の他端34bが当接する
ピン39が位置している。このピン39は、両端が小径
となっており、一端側が基板12の穴に位置決めされた
後にカシメられ、また他端側はカバー板13の穴に取外
し可能な状態で支えられる。他端34bがピン39に当
接した際にはハンマーロックレバー34が反時計方向に
回転し、これの一端34aと凹部33aとの係合が解除
される。係合解除が行われた際には、ハンマー板33が
バネ36の付勢方向に向けて勢い良く回転する。この回
転方向には、コロ形状となった弾性体40が位置してお
り、これらの激突により衝撃音が発生する。
【0025】弾性体40は、回転板14のスリット14
cを挿通するピン40aに着脱自在に取り付けられてい
る。このピン40aも、両端が小径となっており、一端
側が基板12の穴に位置決めされた後にカシメられ、ま
た他端側はカバー板13の穴に取外し可能な状態で支え
られる。スリット14cは、スタートレバー8の操作ス
トロークと同じ長さで形成されている。また、この弾性
体40には、スタートレバー8が一定量操作された時に
回転板14に設けた受部14dが当接し、それ以上の操
作の阻止を行う。
【0026】スペーサ35は、基板12とカバー板13
との間で、回転板14とハンマー板33とが軸方向に移
動するのを防止しており、これに前記バネ38の一端が
掛けられ、軸11に対して回動自在となっている。
【0027】ハンマー板33には、フォトセンサ42の
光路を遮断してスタートレバー8が一定量引かれたこと
を検知させるピン33bが植設されている。このフォト
センサ42から得られる信号によってリール2〜4がハ
ンマー板33による衝撃音の発生後、一斉に始動する。
なお、フォトセンサ42も交換し易いようにフォトセン
サ30と同じ様にカバー板13に取り付けられている。
【0028】スタートレバー復帰速度調節機構は、スタ
ートレバー8が復帰方向に移動するときの速度を緩速化
するためのものであり、回転板14の外周を波状にして
形成した山部43と、この山部43の変位に連動する連
動レバー44と、この連動レバー44の変位速度を緩速
化するアコーディオン型の弾性体45とから構成されて
いる。連動レバー44は、一端が基板12に植設された
ピン48に回動自在に設けられている。このピン48
は、基板12にカシメられている。連動レバー44の他
端側の回転板14に対峙する部分には、山部43と常に
摺接する回動自在な転動体44aが設けられている。ま
た、この転動体44aとは逆側には、前記弾性体45と
常に当接している当板44bが設けられている。
【0029】前述したように、コイン投入口6から1〜
数枚のコインが投入されたときには、ロック機構が解除
されてスタートレバー8を引くことができるようになる
が、スタートレバー8を一定量引く前、すなわちリール
2〜4が始動する前にスタートレバー8が初期位置に戻
されてしまうと、前記ロック機構が再作動されてしま
い、すでにコインを投入しているにもかかわらずスター
トレバー8の操作がロックされてしまうことになる。ま
た、スタートレバー8が一定量引かれてリール2〜4が
始動した後、スタートレバー8が初期位置に復帰される
手前でこれを保持しておくと、スタートレバー8を初期
位置にロックするためのロック機構が作動されないこと
から、次回のゲームはコインの投入なしに行うことがで
きるようになってしまう。こうした不都合を解消するた
めに、本発明のハンドル装置には、操作制限機構が設け
られている。
【0030】操作制限機構は、回転板14の外周のう
ち、山部43と受部14aとの間に設けられたギヤ部4
7と、ラチェットユニット48とから構成されている。
ギヤ部47は、複数のラチェット歯からなり、詳しくは
後述するラチェット爪52aが係合する。ラチェットユ
ニット48は、支持板49、台座ピン50、バネ51、
及びラチェット爪52aを設けたラチェット部52とか
らなるユニット部品で構成されている。支持板49は、
対角線上に2つのピン49a,49bが植設されてお
り、カバー板13に設けた開口13aを塞ぐようにビス
等で固定される。この固定は、カバー板13に設けた位
置決め用の穴13bと支持板49に設けた位置決め突起
49cとによって高精度で取り付けられる。
【0031】台座ピン50は、前記開口13aから内部
に突出した状態でビス等で支持板49に固定されてお
り、先端に向けて突出したピン50aがラチェット部5
2を回動自在に保持している。バネ51は台座ピン50
とラチェット部52との間に挿入され、両端が前記ピン
49a,49bに引っ掛けられる。ラチェット部52
は、バネ51の両端に当接する段差部52bが形成され
ている。バネ51は、ラチェット爪52aがギヤ部47
のラチェット歯に係合する中立位置となるように付勢す
る。
【0032】前記ギヤ部47の両端には、切り欠き部4
7a,47bが設けられている。切り欠き部47aに
は、スタートレバー8の初期位置の状態の際にラチェッ
ト爪52aが位置する。そして、スタートレバー8が僅
かに操作された際にラチェット爪52aがラチェット歯
に係脱する。この係脱は、回転板14の回動のうち反時
計方向の回転を阻止し、また時計方向の回転を許容する
ように、ラチェット爪52aがラチェット歯に方向性を
もって行われる。また、スタートレバー8が一定量操作
された際には、ラチェット爪52aが切り欠き部47b
に位置する。そして、スタートレバー8の復帰動作が僅
かに行われたときに、ラチェット爪52aがラチェット
歯に係脱する。このときの係脱は回動板14の回動のう
ち反時計方向の回転を許容し、また時計方向の回転を阻
止するように、ラチェット爪52aがラチェット歯に方
向性をもって係脱が行われる。
【0033】次に、上記説明したハンドル装置の作用を
説明する。まず、図4に示した初期状態において、コイ
ン投入口6に適当枚数のコインが投入されたことが検出
されると、プランジャー23の駆動がONし、アーム2
3aが引かれる。このアーム23aの変位により、リン
ク26を介してロックレバー21を解除位置(同図に示
す時計方向)に回転させ、ロック爪20の爪20aと段
差部19との係合が解除される。そして、ロックレバー
21は、これの係合部21dが保持レバー22の保持爪
22aで保持された状態となる。これにより、図5に示
すように、回転板14が回転できるようになるから、ス
タートレバー8を矢線X方向に引くことができるように
なる。なお、コイン投入前にスタートレバー8が矢線X
方向に引かれ、爪20aと段差部19とが係合していた
場合、プランジャー23が駆動してもロックレバー21
のみが時計方向に回転するだけで、爪20aと段差部1
9との係合が解除されないが、スタートレバー8を矢線
X方向とは逆の方向に向けて僅かに戻すことにより、ロ
ック爪20が時計方向に回転するので、爪20aと段差
部19との係合が解除される。
【0034】スタートレバー8が矢線X方向に回動され
ることによって、回転板14は時計方向に回動する。こ
のとき、ハンマー板33は、ハンマーロックレバー34
によって連結されているから、回転板14と一体的に回
転されてゆく。スタートレバー8を矢線X方向に引いて
ゆく過程では、ギヤ部47のラチェット歯とラチェット
爪52aとの係脱によって回転板14の反時計方向への
回動は阻止されるため、スタートレバー8を矢線Xと逆
方向に操作することはできないことになる。なお、この
操作によって凸片14aがフォトセンサ31の光路から
外れるため、プランジャー23の駆動がOFFされる。
【0035】こうしてスタートレバー8が引かれ、受部
14dが弾性体40に当接するまで操作されるとハンマ
ーロックレバー34は、図6に示したように、他端34
bにピン39が当接して反時計方向に回転する。この回
転により保持レバー22は、ピン22bにハンマーロッ
クレバー34の一端34aが当接するため、時計方向に
回転する。これにより、ロックレバー21は、保持レバ
ー22との保持が解除され、ロック位置(反時計方向)
に回転する。
【0036】また、受部14dが弾性体40に当接する
まで操作された時点で、ハンマー板の板のピン33bが
フォトセンサ42によって検出され、スタートレバー8
が矢線X方向に一定量操作されたことが検出される。そ
して、この信号によってリール2〜4が一斉に始動す
る。さらに、ハンマーロックレバー34が反時計方向に
回転したときには、図7に示すように、一端34aとハ
ンマー板33の凹部33aとの係合が解除され、ハンマ
ー板33がバネ36の付勢により反時計方向に勢いよく
回転されるから、弾性体40に衝突して衝撃音を発生す
る。
【0037】前記回転板14は受板14dと弾性体40
とが当接しているから、反時計方向にのみ回動され、逆
方向への回動は阻止されている。したがって、スタート
レバー8は矢線Xとは逆方向、すなわち初期位置に向か
う復帰方向にしか回動できなくなる。また、例えスター
トレバー8が復帰する途中でこれを停止させてたとして
も、ギヤ部47のラチェット歯とラチェット爪52aと
の係脱により、これを再び矢線X方向に操作することは
禁止されるようになる。
【0038】連動レバー44の転動体44aは、弾性体
45により回転板14の外周に付勢力を与えている。し
たがって、スタートレバー8を前述のように一定量操作
した後に手を離すと、スタートレバー8は自動的に初期
位置に戻されることになる。このとき、回転体14は、
複数の山部43と転動体44aとの作用により回転速度
が制限され、スタートレバー8の復帰速度は緩速化され
る。そして、受部14aが弾性体18に当接し、スター
トレバー8が初期位置に戻る。
【0039】スタートレバー8が初期位置に戻ったとき
には、ロック爪20が段差部19に係合し、スタートレ
バー8の操作は禁止される。そして、凸片14bがフォ
トセンサ31によって検出されることによりスタートレ
バー8が初期位置に復帰したこと、またピン21cがフ
ォトセンサ30によって検出されることによりロックレ
バー21が初期位置に戻ったことが電気的に確認され、
リールの停止制御,入賞判定などの以後のゲームシーケ
ンスプログラムが実行されるようになる。
【0040】このようなハンドル装置は、使用頻度が高
いため長期間使用すると、メンテナスを行う必要があ
る。この作業は、カバー板13を基板12から取り外す
ことにより、容易に行える。すなわち、基板12にカシ
メられたピン17,18a,24,28,36a,3
9,40a,46及び回転板14に設けられたピン1
6,37には、バネ15,36,ロックレバー21,保
持レバー22,弾性体18,40、連動レバー44、ハ
ンマーロックレバー34等が前記ピン16,17,18
a,24,28,36a,37,39,40a,46の
軸方向に沿って取付けられているため、カバー板13の
取り外し方向に沿って簡単に取り外すことができる。し
かも、生産する上でも組み立てが容易となる。さらに、
一方向からの取付けであるため、構造を複雑にすること
なくローコストで自動化できる利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の発明によれば、ラチェット爪がカバー板又は基板の外
部から着脱自在に取り付けられているため、交換作業が
簡便となる。また、実施例においてはラチェット爪を有
する交換部品がユニット化されているから、取扱いが容
易となり、部品管理も簡便となる。
【0042】また、請求項2記載の発明では、ハンマー
板とによって衝撃音を発生させる弾性部材が、カバー板
と基板との間で着脱自在に支持されているから、消耗し
た際の交換が、カバー板又は基板の何れか一方を取り外
せば簡単に行えるようになる。
【0043】さらに、請求項3記載の発明では、スター
トレバーの操作に連動して回動する回転板の外周に付勢
力を与えてスタートレバーの復帰速度を調節するように
したから、エアーシリンダー装置を利用した従来のハン
ドル装置と比較して、安価で、しかも機構自体の簡素化
を図ることができるとともにコンパクト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハンドル装置を示す分解斜視図であ
る。
【図2】スロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図3】ハンドル装置の断面図である。
【図4】スタートレバーが初期位置の状態を示す説明図
である。
【図5】プランジャーの駆動がONした状態を示す説明
図である。
【図6】スタートレバーが所定量操作された状態を示す
説明図である。
【図7】ハンマー板と弾性部材との衝突によって衝撃音
が発生した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
8 スタートレバー 11 軸 12 基板 13 カバー板 14 回転板 18,40,45 弾性体 23 プランジャー 43 山部 47 ギヤ部 48 ラチェットユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタートレバーの操作に連動して回動す
    る軸と、この軸の一端を回動自在に支持する基板と、前
    記軸の他端を回動自在に支持するカバー板と、前記基板
    とカバー板との間で前記軸と一体に回転する回転板と、
    この回転板の外周に形成されたラチェット歯と、このラ
    チェット歯に方向性をもって係脱し、前記スタートレバ
    ーの操作を制限するラチェット爪とを備え、前記ラチェ
    ット爪は、前記カバー板又は基板の外部から着脱自在に
    取り付けられていることを特徴とするスロットマシンの
    ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 スタートレバーが一定量操作された際に
    衝撃音を発生させる衝撃音発生機構を備えたスロットマ
    シンのハンドル装置において、スタートレバーの操作に
    連動して回動する軸と、この軸の一端を回動自在に支持
    する基板と、前記軸の他端を回動自在に支持するカバー
    板と、前記基板とカバー板との間で前記軸と一体に回転
    する回転板と、回転板の前後で前記軸に回動自在に設け
    られたハンマー板と、スタートレバーの操作に連動して
    前記ハンマー板を回転板に係合させ、また、スタートレ
    バーが一定量操作された際には前記ハンマー板と回転板
    との係合を解除するハンマー板ロック手段と、スタート
    レバーの操作によって回転板が回転する方向とは逆の方
    向に向けて前記ハンマー板を付勢する付勢手段と、この
    付勢手段によって回転するハンマー板と衝突することに
    よって衝撃音を発生させる弾性部材とを備え、前記弾性
    部材は、前記カバー板と基板との間で着脱自在に支持さ
    れていることを特徴とするスロットマシンのハンドル装
    置。
  3. 【請求項3】 スタートレバーが復帰方向に移動すると
    きの速度を緩速化するためのスタートレバー復帰速度調
    節機構を備えたスロットマシンのハンドル装置におい
    て、スタートレバーの操作に連動して回動する回転板
    と、この回転板の回転方向とは逆の方向に向けて回転板
    を付勢する付勢手段と、前記回転板の外周に形成された
    山部と、この山部の変位に連動する連動レバーと、この
    連動レバーに常に付勢力を与え、スタートレバーが復帰
    方向に回転する際に前記回転板の回転速度を緩速化させ
    る弾性体とを備えたことを特徴とするスロットマシンの
    ハンドル装置。
JP12448193A 1993-05-26 1993-05-26 スロットマシンのハンドル装置 Expired - Lifetime JP3197113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12448193A JP3197113B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 スロットマシンのハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12448193A JP3197113B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 スロットマシンのハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06327810A true JPH06327810A (ja) 1994-11-29
JP3197113B2 JP3197113B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=14886593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12448193A Expired - Lifetime JP3197113B2 (ja) 1993-05-26 1993-05-26 スロットマシンのハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3197113B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101283504B1 (ko) * 2009-11-25 2013-07-12 최인상 핸들 플레이트 조립체
JP2014212814A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 遊技機
JP2014212813A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 レバーユニット
US9268125B2 (en) 2008-11-07 2016-02-23 Alcon Research, Ltd. Retractable beam splitter for microscope
JP2019181013A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019217254A (ja) * 2019-02-14 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019216915A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019217319A (ja) * 2019-08-26 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020157126A (ja) * 2020-06-30 2020-10-01 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171378A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171377A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171731A (ja) * 2020-06-30 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171379A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6499032B2 (ja) 2015-06-30 2019-04-10 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てマスク

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9268125B2 (en) 2008-11-07 2016-02-23 Alcon Research, Ltd. Retractable beam splitter for microscope
KR101283504B1 (ko) * 2009-11-25 2013-07-12 최인상 핸들 플레이트 조립체
JP2014212814A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 遊技機
JP2014212813A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 オムロン株式会社 レバーユニット
JP2019181013A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019216915A (ja) * 2018-06-19 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019217254A (ja) * 2019-02-14 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171378A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171377A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171379A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機
JP2019217319A (ja) * 2019-08-26 2019-12-26 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020157126A (ja) * 2020-06-30 2020-10-01 株式会社オリンピア 遊技機
JP2020171731A (ja) * 2020-06-30 2020-10-22 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3197113B2 (ja) 2001-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06327810A (ja) スロットマシンのハンドル装置
JP2880510B2 (ja) 自動安全ベルトウエブ巻取機構
US3968667A (en) Combination lock construction
JP3787001B2 (ja) シートベルト用リトラクター
JP2563100Y2 (ja) シートベルト用リトラクター
EP0507240B1 (en) Speed control apparatus for a bicycle having sound producing device
JP2004084460A (ja) ボタン錠
US5632170A (en) Combination lock preventing manipulation for unauthorized access
JPH07271465A (ja) レバー装置におけるロック機構
JP2006296571A (ja) 遊技機における打球力調整用操作装置
JP4828213B2 (ja) 遊技機における押しボタン取付構造
GB2080924A (en) Gaming apparatus having manually controllable operating speed
JPS5910916B2 (ja) 印字装置
EP0029068A1 (en) Improvements in an amusement device
JP4005869B2 (ja) 遊技機
EP0259125B1 (en) Handle control for a slot machine
JPH07228219A (ja) 乗物のシートベルトリトラクター
US4498643A (en) Automatic locking retractor
JPH0524389Y2 (ja)
JPH0530467Y2 (ja)
JPH0647486Y2 (ja) スロットマシン等における操作ハンドル制御機構
JP3066183B2 (ja) パチンコ機の引ばね調節装置
JP2632911B2 (ja) 払い出し装置
JP3093556B2 (ja) 遊技機の賞球払出装置
JPS5840886Y2 (ja) 可動体付き貯金箱

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term