JPH0632736Y2 - ガス絶縁接地開閉器 - Google Patents

ガス絶縁接地開閉器

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JPH0632736Y2
JPH0632736Y2 JP9105286U JP9105286U JPH0632736Y2 JP H0632736 Y2 JPH0632736 Y2 JP H0632736Y2 JP 9105286 U JP9105286 U JP 9105286U JP 9105286 U JP9105286 U JP 9105286U JP H0632736 Y2 JPH0632736 Y2 JP H0632736Y2
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JP
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case
guide rod
phase
mounting holes
lid
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JP9105286U
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JPS62202008U (ja
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俊夫 嶋▲崎▼
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ガス絶縁開閉装置(以下GISという)の一
部を構成し,3相の電路を接地するガス絶縁接地開閉器に
関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種接地開閉器は、第8図ないし第10図に示す
ような構成になつている。
すなわち、GISの主管路(1)の周壁に連結された有蓋円筒
状のクランクケース(2)内に、軸方向のガイド棒(3)が設
けられ、これに摺動体(4)を介してガイド棒(3)に直交し
た駆動板(5)が支持されるとともに、該駆動板(5)にガイ
ド棒(3)に平行な3相の可動接触子(6)が支持されてい
る。
この各可動接触子(6)は、底辺がケース(2)の中心を通る
2等辺三角形の各頂点の位置に配置されるのが一般的で
あり、さらに、ガイド棒(3)は、この三角形の重心位置
付近に配置され、摺動体(4)に与えられた摺動力を各可
動接触子(6)に円滑に伝達できるようになつている。
また、ケース(2)の蓋壁部には、ケース(2)の内部構造上
都合の良い位置に3相の接地導体引出用ブッシング(7)
が貫設され、該各ブッシング(7)の導体が各可動接触子
(6)にそれぞれ可撓性接続導体(8)を介して接続されてい
る。
さらに、ケース(2)の周壁には、回転シール装置(9)を介
して開閉操作軸(10)が支持され、これが駆動レバー(11)
を介して摺動体(4)に連結されている。
したがつて、図示しない操作器より操作軸(10)に回転力
が与えられると、これが駆動レバー(11)を介して摺動体
(4)に伝達され、摺動体(4)とともに駆動板(5)がガイド
棒(6)に沿つて摺動し、各可動接触子(6)がケース(2)よ
り突出して主管路(1)内へ導入するとともに、主管路(1)
内に配設された3相の内部導体(12)のそれぞれの固定接
触子(13)に各可動接触子(6)が接続され、各導体(12)が
接地される。
なお、主管路(1)およびケース(2)の内部には、SF6ガス
等の絶縁性ガスが封入されている。
また、この種接地開閉器では、通常、ケース(2)におけ
るA相,B相,C相の各相の配置を、中央のB相の方向(ケ
ース(2)の中心とB相の可動接触子(6)とを結ぶ直線の方
向)と主管路(1)の延長方向とが一致するような構成と
している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の前記ガス絶縁接地開閉器の場合、開閉操作軸(1
0)の引出方向を横方向から上,下に変更しようとして
クランクケース(2)を±90°回転すると、各相の可動
接触子(6)の中心位置,すなわちガイド棒(3)の位
置がケース(2)の中心よりずれているため、ケース
(2)の上側に位置した各相の可動接触子(6)が、主
管路(1)の3相の内部導体(12)のそれぞれの固定接
触子(13)に適合しなく、ケース(2),部品を変更し
ない限り、開閉操作軸(10)の引出方向を変更すること
ができないという問題点がある。
この考案は、前記の点に留意し、部品を変更することな
く、ケースに支持された開閉操作軸の引出方向を、上,
下,左,右の任意の向きに変更し得るガス絶縁接地開閉
器を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するために、この考案のガス絶縁接地
開閉器は、主管路の周壁に連結された有蓋円筒状のケー
スと、前記ケースの軸心部に配設されたガイド棒と、前
記ガイド棒に摺動自在に嵌装された摺動体と、前記摺動
体に前記ガイド棒に平行に支持され前記主管路内に配設
された3相の固定接触子にそれぞれ接離する3相の可動
接触子と、前記ケースの周壁に支持され駆動レバーを介
して前記摺動体に連結された開閉操作軸と、前記ケース
の蓋部壁の外周部に等間隔に透設された4個のブッシン
グ取付孔と、3個の前記取付孔にそれぞれ貫通して設け
られ前記可動接触子にそれぞれ接続された接地導体引出
用ブッシングと、残りの前記取付孔を閉塞した蓋板とを
備えたものである。
〔作用〕
したがつて、この考案では、開閉操作軸に回転力を与え
ることにより、駆動レバーを介して摺動体がガイド棒に
沿つて主管路側に摺動し、摺動体に支持された3相の可
動接触子が直線移動するとともに、主管路内の3相の固
定接触子に接触し、主管路の内部導体が固定接触子,可
動接触子および引出用ブッシングを介して接地される。
ここで、3相の可動接触子を支持した摺動体は、ケース
の軸心部のガイド棒に嵌装されているため、ケースを主
管路に対していかなる角度に回転しても、ケースの周壁
に支持された開閉操作軸と摺動体との距離は常に一定と
なり、開閉操作軸の引出方向を変更する場合に同一の駆
動レバーが使用できる。
また、3相の引出用ブッシングは、ケースの蓋壁部に4
等配位置にそれぞれ透設された4個の取付孔のうちの3
個に設けられるため、各引出用ブッシングの配置を変え
ることなく,すなわち主管路側に対する配置関係を変化
させることなく,ケースを90°毎に回転することが可能
となる。
この結果、各部品を全く変更することなく,ケースに支
持された開閉操作軸の引出方向を90°毎の任意の方向に
選択できることになる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した第1図ない
し第7図とともに詳細に説明する。
まず、主管路(1)の延長方向が上下方向で、かつ、内
部導体(12)にそれぞれ接続された各固定接触子(13)
のうち、中央のB相が上方に位置する場合の組立状態を
示した第1図ないし第4図および第5図(a)について
説明する。
これらの図面において、(14)は主管路(1)の周壁に内部
を主管路(1)内に連通させて連結された有蓋円筒状のク
ランクケース、(15)はケース(14)の蓋壁部に支持されて
ケース(14)の軸心部に設けられたガイド棒、(16)はガイ
ド棒(15)に摺動自在に嵌装された摺動体、(17)は摺動体
(16)に一体に設けられガイド棒(15)に直交した駆動板で
あり、ほぼ三角形状に形成されている。
(18)は駆動板(17)に支持されガイド棒(15)に平行な3相
の可動接触子であり、各可動接触子(18)は駆動板(17)に
おける三角形の各頂点の位置で,かつガイド棒(15)から
それぞれ等距離の位置に設けられている。この各可動接
触子(18)は、主管路(1)の内部導体(12)にそれぞれ接続
された3相の固定接触子(13)に対向して配置され、中央
のB相の方向が主管路(1)の延長方向に一致している。
(19)はケース(14)の周壁に回転シール装置(20)を介して
回転自在に支持された開閉操作軸、(21)は操作軸(19)の
軸端に支持され先端部が前記摺動体(16)に連結された駆
動レバーであり、可動部との干渉を避けるためにクラン
ク形に形成されている。
したがつて、操作軸(19)に回転力が与えられると、駆動
レバー(21)の回転によつて摺動体(16)がガイド棒(15)に
沿つて摺動するとともに、これに一体の各可動接触子(1
8)が軸方向に移動し、各固定接触子(13)に対して接離す
る。
(22)はケース(14)の蓋壁部の外周部に等間隔に透設され
た4個のブッシング取付孔であり、蓋壁部の中心を通り
操作軸(19)に平行な直線上に2個の取付孔(22)が,前記
中心を通り前記直線に直交する直線上に他の2個の取付
孔(22)がそれぞれ位置している。
(23)は3個の取付孔(22)にそれぞれ貫通して設けられた
3相の接地導体引出用ブッシングであり、可動接触子(1
8)の場合と同様、中央のB相の方向が主管路(1)の延長
方向と一致している。(24)は残りの取付孔(22)を閉塞し
た蓋板である。
(25)は各ブッシング(23)の貫通導体(23′)の内方端部
にそれぞれ固定され接続された接地用導板、(26)は絶縁
性支持板、(27)は各導板(25)にそれぞれ取り付けられ共
通の支持板(26)により相間支持された3相の摺動接触子
であり、それぞれの接触子台(27a)が導板(25)に接続さ
れるとともに、接触子台(27a)上の接触部(27b)に前記可
動接触子(18)が挿通されて摺接している。
(28)は各ブッシング(23)の貫通導体(23′)の外方端部
に接続され該各端部間を短絡し接地する短絡導板であ
り、操作軸(19)によつて各可動接触子(18)をそれぞれ固
定接触子(13)に接続すると、主管路(1)の各内部導体(1
2)が、固定接触子(13),可動接触子(18),摺動接触子(2
7),導板(25)およびブッシング(23)の貫通導体(23′)
を介して短絡導板(28)に接続され、接地される。
(29)は操作軸(19)に連結され該操作軸(19)に開閉操作の
ための回転力を与える操作器である。
この組立状態は、開閉操作軸(19)の引出方向が下向き
の場合であるが、開閉操作軸(19)の引出方向を左向
き,右向きおよび上向きに変更する場合、操作軸(1
9),ガイド棒(15)を備えたクランクケース(14)を
まず、第1図ないし第4図の状態から±90°および180
°回転し、その回転した状態のケース(14)の各取付孔
(22)のうち、第1図ないし第4図に示す上側の3個の
取付孔(22),すなわち上,左,右の取付孔(22)にそ
れぞれブッシング(23)を装着するとともに、ケース
(14)のガイド棒(15)に、摺動体(16),駆動板(1
7),各可動接触子(18)等を順次組立て、各相の可動
接触子(18)を各相の固定接触子(13)に対応させる。
第5図(b),(c)は、開閉操作軸(19)の引出方向
を右向き,上向きにした場合を示す。
さらに、第6図および第7図は開閉操作軸(19)が下向
きで、それぞれ、主管路(1)の延長方向が左右方向の場
合および主管路(1)の延長方向が上下方向で,かつ中央
のB相が下方に位置した場合の組立状態の一例を示して
おり、前述と全く同一の部品を用いている。
すなわち、組立に際し、まず、開閉操作軸(19)の引出
方向に適合した状態にクランクケース(14)を配設し、
つぎに、主管路(1)の延長方向,B相の位置にもとず
き、ケース(14)の4個の取付孔(22)のうち、適した
3個の取付孔(22)にブッシング(23)を装着して行
く。
なお、前記実施例では、各可動接触子(18)と各ブッシン
グ(23)とのそれぞれの間の接続を、導板(25)および摺動
接触子(27)を用いて行なつたが、従来例のように可撓性
接続導体を用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のガス絶縁接地開閉器による
と、部品を全く変更することなく、ケースに支持された
開閉操作軸の引出方向を、90°毎の任意の1方向に変更
することができ、最適な引出方向の選択が実現できると
ともに、部品の種類を必要最小限に押えてその製作,管
理におけるコストダウンを図ることができ、部品の在庫
生産が容易になり、部分組立の標準化が図れる等の効果
が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの考案のガス絶縁接地開閉器の
1実施例を示し、第1図,第2図および第3図はそれぞ
れ要部の切断正面図,一部切断右側面図および左側面
図、第4図は全体の切断正面図、第5図(a),(b),(c)は
それぞれ開閉操作軸の引出方向を変更した場合の右側面
図、第6図および第7図はそれぞれ他の組立状態の要部
を示し、それぞれの(a)は左側面図、それぞれの(b)は正
面図、それぞれの(c)は右側面図、第8図以下は従来例
を示し、第8図は切断正面図、第9図および第10図はそ
れぞれ左側面図および右側面図である。 (1)……主管路、(13)……固定接触子、(14)……クラン
クケース、(15)……ガイド棒、(16)……摺動体、(18)…
…可動接触子、(19)……開閉操作軸、(21)……駆動レバ
ー、(22)……ブッシング取付孔、(23)……引出用ブッシ
ング、(24)……蓋板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主管路の周壁に連結された有蓋円筒状のケ
    ースと、前記ケースの軸心部に配設されたガイド棒と、
    前記ガイド棒に摺動自在に嵌装された摺動体と、前記摺
    動体に前記ガイド棒に平行に支持され前記主管路内に配
    設された3相の固定接触子にそれぞれ接離する3相の可
    動接触子と、前記ケースの周壁に支持され駆動レバーを
    介して前記摺動体に連結された開閉操作軸と、前記ケー
    スの蓋部壁の外周部に等間隔に透設された4個のブッシ
    ング取付孔と、3個の前記取付孔にそれぞれ貫通して設
    けられ前記可動接触子にそれぞれ接続された接地導体引
    出用ブッシングと、残りの前記取付孔を閉塞した蓋板と
    を備えたガス絶縁接地開閉器。
JP9105286U 1986-06-13 1986-06-13 ガス絶縁接地開閉器 Expired - Lifetime JPH0632736Y2 (ja)

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JP9105286U JPH0632736Y2 (ja) 1986-06-13 1986-06-13 ガス絶縁接地開閉器

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JPS62202008U JPS62202008U (ja) 1987-12-23
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JP4660397B2 (ja) * 2006-02-28 2011-03-30 株式会社東芝 断路器接地開閉器
JP6388737B1 (ja) 2017-06-23 2018-09-12 三菱電機株式会社 開閉装置

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