JP2590655Y2 - 3相一括形開閉器 - Google Patents

3相一括形開閉器

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JP2590655Y2
JP2590655Y2 JP1993025997U JP2599793U JP2590655Y2 JP 2590655 Y2 JP2590655 Y2 JP 2590655Y2 JP 1993025997 U JP1993025997 U JP 1993025997U JP 2599793 U JP2599793 U JP 2599793U JP 2590655 Y2 JP2590655 Y2 JP 2590655Y2
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冨士男 寺田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス絶縁開閉装置に用
いる断路器や接地開閉器等の開閉器を3相分一括して共
通の容器内に収納した構造を有する3相一括形開閉器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置においては、断路器及
び接地開閉器をそれぞれ単独で、または両者を一緒にし
て管状の金属容器内に3相分一括して収納し、該金属容
器を絶縁スペーサを介して他の機器を収納した容器に接
続する構成をとることが多い。この場合、断路器及び接
地用開閉器は、それぞれの可動コンタクトが母線導体の
方向に対して直角な方向に直線変位するように設けられ
ることが多い。
【0003】図6ないし図8は従来の3相一括形の開閉
器を示したもので、この例の開閉器は断路器として用い
られるものである。図6ないし図8において1´は管状
の金属製容器で、この容器1´は、両端にフランジ1a1
´及び1a2´を有する管状の容器主部1a´と、容器主
部1a´の側面から互いに反対方向に(容器主部の軸線
方向と直角な方向に)突出した分岐管部1b´及び1c
´とを有し、分岐管部1b´及び1c´の先端にはフラ
ンジ1b1´及び1c1´がそれぞれ設けられている。
【0004】本明細書においては、容器主部1a´の中
心軸線を容器1´の中心軸線とし、該容器主部の中心軸
線と直交する面を容器1´の横断面とする。
【0005】2u´〜2w´は容器1´内に収納された
3相の開閉器エレメントである。各開閉器エレメント
は、中心軸線を共有するように配置された固定コンタク
ト201´及び摺動コンタクト202´と、摺動コンタ
クト202´を摺動自在に貫通した状態で支持された棒
状の可動コンタクト203´と、可動コンタクト203
´の摺動コンタクト202´側の端部に一端が接続され
た絶縁操作棒204´とを有している。
【0006】固定コンタクト201´及び摺動コンタク
ト202´はチューリップ形のコンタクトをシールド内
に配置した周知の構造を有するもので、固定コンタクト
201´は分岐管部1c´のフランジ1c1´に接続され
る図示しない絶縁スペーサの貫通導体に所定の形状の接
続導体を介して接続されて支持されている。また摺動コ
ンタクト202´は分岐管部1b´のフランジに接続さ
れる図示しない絶縁スペーサの貫通導体に接続導体を介
して接続されて支持されている。
【0007】可動コンタクト203´は、摺動コンタク
ト202´との接触を保ったままで固定コンタクト20
1´に接触する閉路位置と該固定コンタクトから所定の
絶縁距離を隔てた状態になる開路位置との間を直線変位
し得るように設けられている。
【0008】3相の開閉器エレメント2u´〜2w´は
それぞれの中心軸線が容器1´の中心軸線と平行に伸
び、かつそれぞれの中心軸線と容器1´の横断面との交
点を結ぶ三角形が2等辺三角形となるように配置されて
いる。
【0009】容器1´の一端のフランジ1a1´には該容
器1´の一端を閉じる蓋板3´が取り付けられ、該蓋板
3´にガイド棒4の一端が固定されている。ガイド棒4
´は3相の開閉器エレメント2u´〜2w´に対して共
通に設けられた支持板5´の中央ブロック5a´を貫通
させて設けた孔に嵌合され、ガイド棒4´により支持板
5´がスライド自在に支持されている。
【0010】支持板5´には3相の開閉器エレメント2
u´〜2w´の絶縁操作棒204´の他端が接続され、
支持板5の変位により3相の開閉器エレメントの可動コ
ンタクト203´が一括して変位させられるようになっ
ている。
【0011】容器1´の側壁に取付けられた気密保持構
造の軸受6´を通して回転操作軸7´が容器内に導入さ
れ、操作軸7´の容器1´内の端部にレバー8´の一端
が固定されている。レバー8´の他端は支持板5´の中
央ブロック5a´にピン9´を介して結合されている。
【0012】上記の開閉器は、容器1´の分岐管部1b
´及び1c´をそれぞれ図示しない絶縁スペーサを介し
て他の容器に接続した状態でガス絶縁開閉装置に組み込
まれる。容器1´はそのフランジ1a2´に図示しない蓋
が取付けられて密閉され、該容器内にSF6 ガス等の絶
縁ガスが封入される。
【0013】上記の開閉器を操作する際には、操作軸7
の外端部に操作ハンドルまたは操作器を取り付けて該操
作軸7´を回転させることによりレバー8´を介して支
持板5´を変位させる。これにより3相の開閉器エレメ
ントの可動コンタクト203´を開路位置または閉路位
置に直線変位させる。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】従来の3相一括形の開
閉器においては、3相の開閉器エレメント2u´〜2w
´の中心を結ぶ2等辺三角形の底辺に相対する頂点から
底辺に下した垂線を2等分する位置(図8においてL1
=L2 となる位置)に支持板5´の駆動中心を位置さ
せ、この駆動中心を容器1´の中心軸線上に配置してい
た。
【0015】このように3相の開閉器エレメントを配置
すると、支持板5´への駆動力伝達点(駆動中心)に対
して3相の機械的負荷がアンバランスになり、3相の開
閉器エレメントの可動コンタクトから支持板5´に作用
する反力が不均一になるため、ガイド棒4´に相当に大
きな曲げモーメントが働く。そのためガイド棒4´とし
て強度が高いものを必要とし、部品重量が重くなる上に
コストが高くなるという問題があった。
【0016】またガイド棒4´に曲げモーメントが働く
ため、支持板5´とガイド棒4´との間の摩擦抵抗が大
きくなり、操作機構の負荷が大きくなって大きな駆動力
を必要とするという問題があった。
【0017】更に3相の開閉器エレメントを上記のよう
に配置すると、2等辺三角形の底辺の両端側に配置され
る2相の開閉器エレメント2u´及び2w´が容器1´
の内周に近付くため、容器1´の内径を大きくすること
が必要になり、開閉器が大形化するという問題があっ
た。
【0018】本考案の目的は、3相の開閉器エレメント
の駆動中心に対して3相の機械的負荷をバランスさせ
て、駆動力の軽減を図るとともに、容器が大形になるの
を防止した3相一括形開閉器を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本考案が対象とする3相
一括形開閉器は、ガス絶縁開閉装置に用いる断路器や接
地用開閉器等の開閉器で、管状の容器と、該容器内に一
括して収納された3相分の開閉器エレメントとを備えて
いる。各相の開閉器エレメントは固定コンタクトと直線
変位形の可動コンタクトとからなっていて、3相の開閉
器エレメントはそれぞれの中心軸線が容器の中心軸線に
伸び、かつそれぞれの中心軸線と容器の横断面との交点
を結ぶ三角形が2等辺三角形となるように配置されてい
る。また容器の軸線方向に延びるガイド棒によりスライ
ド自在に支持された支持板が設けられていて、該支持板
に3相の開閉器エレメントの可動コンタクトが絶縁操作
棒を介して接続されている。更に容器内に導入された回
転操作軸にレバーが取り付けられて該レバーが支持板の
駆動中心に設けられた連結部に連結され、該操作軸によ
りレバーを介して支持板が容器の軸線方向に直線変位さ
せられて3相の可動コンタクトが操作される。
【0020】本考案においては、上記2等辺三角形の重
心を支持板の駆動中心に一致させ、かつ該重心を容器の
中心軸線上に位置させた状態で、3相の開閉器エレメン
トを容器内に配置した。
【0021】
【作用】上記のように、3相の開閉器エレメントのそれ
ぞれの中心軸線と容器の横断面との交点を結ぶ2等辺三
角形の重心を容器の中心軸線上に位置させるとともに、
該重心を支持板の駆動中心に一致させると、3相の開閉
器エレメントの可動コンタクトの反力(3相の機械的負
荷)が支持板にほぼ均等に加わるため、ガイド棒に加わ
る曲げモーメントを小さくすることができる。従って、
ガイド棒として従来より機械的強度が低い細径のものを
用いることができ、部品重量の軽減とコストの低減とを
図ることができる。
【0022】また上記のように構成すると、ガイド棒に
作用する曲げモーメントを小さくできるため、ガイド棒
と支持板との間の摺動抵抗を小さくすることができ、駆
動力を軽減して動作を円滑にすることができる。
【0023】更に上記のように構成すると、2等辺三角
形の底辺の両端側に配置される2つの相の開閉器エレメ
ントが容器の内周に近付くのを防ぐことができるため、
容器の内径を従来よりも小さくすることができ、開閉器
の縮小化と軽量化とを図ることができる。
【0024】
【実施例】図1ないし図3は本考案の実施例を示したも
ので、これらの図において1は管状の金属製容器、2u
〜2wは3相の断路器用開閉器エレメントである。容器
1は、両端にフランジ1a1及び1a2を有する管状の容器
主部1aと、容器主部1aの側面から互いに反対方向に
(容器主部の軸線方向と直角な方向に)突出した分岐管
部1b及び1cとを有し、分岐管部1b及び1cの先端
にはフランジ1b1及び1c1がそれぞれ設けられている。
分岐管部1b及び1cのフランジ1b1及び1c1にはそれ
ぞれ絶縁スペーサ11及び12が接続されている。本実
施例では、分岐管部1cが分岐管部1bよりも長く形成
されている。
【0025】開閉器エレメント2u〜2wのそれぞれ
は、中心軸線を共有するように配置された固定コンタク
ト201u〜201w及び摺動コンタクト202u〜2
02wと、摺動コンタクト202u〜202wを摺動自
在に貫通した状態で支持された棒状の可動コンタクト2
03u〜203wと、可動コンタクト203u〜203
wの摺動コンタクト202u〜202w側の端部に一端
が接続された絶縁操作棒204u〜204wとを有して
おり、可動コンタクト203u〜203wは、摺動コン
タクト202u〜202wとの接触を保ったままで固定
コンタクト201u〜201wに接触する閉路位置と該
固定コンタクトから所定の絶縁距離を隔てた状態になる
開路位置との間を直線変位し得るようになっている。
【0026】固定コンタクト201u〜201w及び摺
動コンタクト202u〜202wはチューリップ形のコ
ンタクトをシールド内に配置したもので、固定コンタク
ト201u〜201wは分岐管部1cのフランジ1c1に
接続された絶縁スペーサ12の貫通導体12aに接続導
体13を介して接続されている。また摺動コンタクト2
02u〜202wは分岐管部1bのフランジに接続され
た絶縁スペーサ11の貫通導体11aに接続導体14を
介して接続されている。
【0027】3相の開閉器エレメント2u〜2wはそれ
ぞれの中心軸線が容器1の中心軸線と平行に伸び、かつ
それぞれの中心軸線と容器1の横断面との交点を結ぶ三
角形が2等辺三角形となるように配置されている。
【0028】容器1の一端の蓋板3が取付けられたフラ
ンジ1a1に近接した位置にフレーム10が固定され、該
フレーム10に2本のガイド棒4,4の一端が固定され
ている。ガイド棒4,4は3相の開閉器エレメント2u
〜2wに対して共通に設けられた支持板5に形成された
孔に嵌合され、ガイド棒4,4により支持板5が容器の
軸線方向にスライド自在に支持されている。
【0029】支持板5には3相の開閉器エレメント2u
〜2wの絶縁操作棒204u〜204wの他端が接続さ
れ、支持板5の変位により3相の開閉器エレメントの可
動コンタクト203u〜203wが一括して変位させら
れるようになっている。
【0030】容器1の側壁に取付けられた気密保持構造
の軸受6を通して回転操作軸7が容器内に導入され、操
作軸7の容器1内の端部にレバー8の一端が固定されて
いる。レバー8の他端にはピン9が取付けられ、該ピン
9は支持板5の中央部に設けられた連結突起5aに形成
された長孔に遊嵌されている。この例では操作軸7が容
器1の外側に取付けられた操作器15の出力軸に接続さ
れていて、該操作器15により操作軸7が回転駆動さ
れ、操作軸7の回転によりレバー8が回動させられる。
そしてレバー8の回動により支持板5が容器の軸線方向
に変位させられ、この支持板5の変位により、3相の開
閉器エレメント2u〜2wが開閉操作される。開閉器エ
レメント2u〜2wにより断路器が構成されている。
【0031】また本実施例では、容器主部1aのフラン
ジ1a2に、有底円筒状の機構容器16が接続され、該機
構容器16のフランジ16aに固定されたフレーム17
に、3相の開閉器エレメント2u〜2wの固定コンタク
ト201u〜201wとそれぞれ軸線を共有する3相の
接地装置用摺動コンタクト210u〜210wがフレー
ム17に対して絶縁された状態で取付けられている。3
相の摺動コンタクト210u〜210wはシールド内に
チューリップコンタクトを配置したもので、これら3相
の摺動コンタクト210u〜210wにそれぞれ3相の
接地装置用可動コンタクト211u〜211wが摺動自
在に接触させられている。機構容器16の底部には2本
のガイド棒18,18の一端が支持され、これらのガイ
ド棒により、支持板19が容器の軸線方向にスライド自
在に支持されている。3相の可動コンタクト211u〜
211wの一端が絶縁部材212u〜212wを介して
支持板19に接続され、3相の可動コンタクト211u
〜211wは、支持板19の変位により、固定コンタク
ト201u〜201wに接触する接地位置(閉位置)
と、固定コンタクト201u〜201wとの間に所定の
絶縁距離を隔てた状態になる開位置との間を直線変位さ
せられるようになっている。この例では、開閉器エレメ
ント2u〜2wの固定コンタクト201u〜201w
と、これらの固定コンタクトにそれぞれ対応させて設け
られた摺動コンタクト210u〜210wと、該摺動コ
ンタクト210u〜210wに支持された可動コンタク
ト211u〜211wと、絶縁部材212u〜212w
と、支持板19とにより、接地装置用開閉器エレメント
20u〜20wが構成されている。
【0032】機構容器16の側壁に取付けられた気密保
持構造の軸受21を貫通した状態で回転操作軸22が支
持され、該操作軸22の容器16内の端部にレバー23
の一端が固定されている。レバー23の他端にはピン2
4が取付けられ、該ピン24が支持板19の中央部に設
けられた突起19aに形成された長孔に遊嵌されてい
る。
【0033】操作軸22は、容器16の外側に取付けら
れた操作器25の出力軸に連結され、該操作器25によ
り操作軸22が回転駆動されるようになっている。操作
軸22が回転駆動されると、レバー23が回動し、該レ
バー23の回動により支持板19が変位させられて、3
相の接地装置用開閉器エレメント20u〜20wが開閉
操作される。
【0034】本実施例では、機構容器16の底部を貫通
させて設けられた孔に3相の絶縁ブッシング26u〜2
6wが取付けられ、これらのブッシングを貫通した端子
導体27u〜27wがそれぞれ接地装置用開閉器エレメ
ント20u〜20wの摺動コンタクト210u〜210
wに接続されている。接地装置用開閉器エレメント20
u〜20wの可動コンタクト211はそれぞれ摺動コン
タクト210u〜210wと端子導体27u〜27wと
を通して接地される。
【0035】本考案においては、図3に示したように、
断路器用開閉器エレメント2u〜2wのそれぞれの中心
軸線と容器1の横断面(容器主部1aの横断面)との交
点を結ぶ2等辺三角形の重心(図3においてL2 =2×
L1 となる位置)Sを容器1の中心軸線上に位置させ、
かつ該重心Sを支持板5の駆動中心(支持板とレバー8
との連結部の中心)に一致させる。また本実施例のよう
に2本のガイド棒4,4を設ける場合には、該2本のガ
イド棒を上記2等辺三角形の重心Sを通り、該三角形の
底辺と平行な直線上に配置するものとし、重心Sからガ
イド棒4,4までの距離を等しく設定する。
【0036】上記のように、3相の断路器を構成する開
閉器エレメント2u〜2wのそれぞれの中心軸線と容器
1の横断面との交点を結ぶ2等辺三角形の重心Sを容器
の中心軸線上に位置させるとともに、該重心Sを支持板
の駆動中心に一致させると、開閉器エレメント2u〜2
wの可動コンタクト203u〜203wの反力(3相の
機械的負荷)が支持板5にほぼ均等に加わることにな
る。そのため、ガイド棒4に加わる曲げモーメントを小
さくすることができ、ガイド棒4として従来より機械的
強度が低い細径のものを用いることができる。
【0037】また上記のように構成すると、ガイド棒
4,4に作用する曲げモーメントを小さくできるため、
ガイド棒4と支持板5との間の摺動抵抗を小さくするこ
とができ、駆動力を軽減して動作を円滑にすることがで
きる。
【0038】更に上記のように構成すると、2等辺三角
形の底辺の両端側に配置される2つの相の開閉器エレメ
ント2u及び2wが容器1の内周に近付くのを防ぐこと
ができるため、容器1の内径を従来よりも小さくして、
開閉器の縮小化と軽量化とを図ることができる。
【0039】上記の実施例では、3相の接地装置用開閉
器エレメント20u〜20wを断路器用開閉器エレメン
ト2u〜2wと同様に配置しているため、接地装置用開
閉器エレメントについても同様のことが言える。
【0040】上記の実施例では、3相の開閉器エレメン
トの中心軸線と容器の横断面との交点を結ぶ2等辺三角
形の底辺側に操作軸7を設けているが、図4に示したよ
うに、該2等辺三角形の頂点側に操作軸7を設けること
もできる。このことは、操作器を同じ側に配置して、図
5(A),(B)に示したように、断路器の可動側と固
定側の位置を容易に入れ替え得ることを意味している。
即ち、断路器の可動コンタクトにつながる導体を分岐管
1b側に配置する場合と、分岐管部1c側に配置する場
合とで共通の部品を用いることができるため、部品の種
類を少なくしてコストの低減を図ることができる。
【0041】上記実施例では、容器1が非対称に構成さ
れているので、断路器の可動側と固定側の位置を入れ替
える場合には、容器1を取り替える必要があるが、容器
1の分岐管部1b及び1cの長さを等しくして容器1を
対称に構成しておけば、断路器の可動側と固定側の位置
を入れ替える場合に容器1を共用することができる。上
記の実施例において、断路器用開閉器エレメントと接地
装置用開閉器エレメントのストロークを等しくしておく
と、操作軸、レバー及び3相の可動コンタクトを支持す
る支持板を断路器と接地用開閉器とに共用することがで
きるため、部品の種類を少なくしてコストの低減を図る
ことができる。
【0042】上記の実施例では、3相の開閉器エレメン
トの可動コンタクトを支持する支持板を2本のガイド棒
によりガイドするようにしているが、従来のものと同様
に、支持板をその駆動中心に設けた1本のガイド棒によ
り支持する構造としてもよい。
【0043】上記の実施例では、断路器と接地装置(接
地用開閉器)とを共通の容器内に収納しているが、いず
れか一方の開閉器のみを設ける場合にも本考案を適用で
きるのはもちろんである。
【0044】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、3相の
開閉器エレメントのそれぞれの中心軸線と容器の横断面
との交点を結ぶ2等辺三角形の重心位置を容器の中心軸
線上に位置させるとともに、該重心位置を支持板の駆動
中心に一致させたので、3相の開閉器エレメントの可動
コンタクトの反力(3相の機械的負荷)が支持板にほぼ
均等に加わるようにすることができ、ガイド棒に加わる
曲げモーメントを小さくすることができる。従って、ガ
イド棒として従来より機械的強度が低い細径のものを用
いることができ、部品重量の軽減とコストの低減とを図
ることができる。また本考案によれば、ガイド棒に作用
する曲げモーメントを小さくできるため、ガイド棒と支
持板との間の摺動抵抗を小さくすることができ、駆動力
を軽減して動作を円滑にすることができる。
【0045】更に上記のように構成すると、2等辺三角
形の底辺の両端側に配置される2つの相の開閉器エレメ
ントが容器の内周に近付くのを防ぐことができるため、
容器の内径を従来よりも小さくすることができ、開閉器
の縮小化と軽量化とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す正面断面図である。
【図2】図1を左側から見て容器を断面し、その内部構
造を示した断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例の要部を示した断面図であ
る。
【図5】(A)及び(B)は本考案の実施例における開
閉器エレメントの配置の変形例を示した説明図である。
【図6】従来の3相一括形断路器の構造を示す正面断面
図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】図6のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2u〜2w 開閉器エレメント 201u〜201w 固定コンタクト 202u〜202w 摺動コンタクト 203u〜203w 可動コンタクト 204u〜204w 絶縁操作棒 4 ガイド棒 5 支持板 7 操作軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状の容器と、前記容器内に一括して収
    納された3相分の開閉器エレメントとを備え、各相の開
    閉器エレメントは固定コンタクトと直線変位形の可動コ
    ンタクトとからなっていて、3相の開閉器エレメントは
    それぞれの中心軸線が前記容器の中心軸線と平行に伸
    び、かつそれぞれの中心軸線と前記容器の横断面との交
    点を結ぶ三角形が2等辺三角形となるように配置され、
    前記容器の軸線方向に延びるガイド棒によりスライド自
    在に支持された支持板が設けられて該支持板に前記3相
    の開閉器エレメントの可動コンタクトが絶縁操作棒を介
    して接続され、前記容器内に導入された回転操作軸にレ
    バーが取り付けられて該レバーが前記支持板の駆動中心
    に設けられた連結部に連結され、前記操作軸によりレバ
    ーを介して支持板が容器の軸線方向に直線変位させられ
    て3相の可動コンタクトが操作される3相一括形開閉器
    であって、 前記3相の開閉器エレメントは、前記2等辺三角形の重
    心を前記支持板の駆動中心に一致させ、かつ該重心を前
    記容器の中心軸線上に位置させた状態で前記容器内に配
    置されていることを特徴とする3相一括形開閉器。
JP1993025997U 1993-05-19 1993-05-19 3相一括形開閉器 Expired - Lifetime JP2590655Y2 (ja)

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