JPH06326783A - ピッキング支援システム - Google Patents

ピッキング支援システム

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JPH06326783A
JPH06326783A JP11506993A JP11506993A JPH06326783A JP H06326783 A JPH06326783 A JP H06326783A JP 11506993 A JP11506993 A JP 11506993A JP 11506993 A JP11506993 A JP 11506993A JP H06326783 A JPH06326783 A JP H06326783A
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Yoshio Tanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緊急の入出庫に対応し、欠品情報をリアルタ
イムで収集する。 【構成】 汎用コンピュータ本体9のRAMのピッキン
グデータファイル35には、内線番号毎にピッキングデ
ータが記憶されている。また、汎用コンピュータ本体9
には、ピッキングデータを音声信号に変換し、構内電話
回線18,20および構内電話交換機19を介してコー
ドレス電話機211〜214に送信する音声合成装置16
1〜164および電話機能部171〜174が接続されてい
る。コードレス電話機211〜214の子機231〜234
には、受信した音声信号を音声に変換して出力する受発
信部24および受話器27と、キーボード29とが設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入荷された物品を同一
種類毎に倉庫等の保管用の棚に収納したり、保管用の棚
から必要個数取り出して注文先毎に仕分けしたりするピ
ッキング作業が効率よく行えるように支援するピッキン
グ支援システムに関し、特に、ピッキング作業を指示す
るデータ(ピッキングデータ)を音声で作業者に報知す
るピッキング支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】倉庫等の物流管理においては、ピッキン
グ作業や、在庫数の確認等のために棚卸し作業を行う必
要があり、従来からこれらの作業をいかに効率よく行う
かが問題となっていた。従来の最も単純なピッキング作
業や棚卸し作業の方法は、作業者がピッキングデータや
棚卸しデータが印字された伝票やリスト等を持ち歩き、
これらを見ながらを行うものである。この方法は、作業
効率が悪いものの、どのような構成や規模の倉庫であっ
ても対応できること、および後述するような特別な設備
を必要としないこと等の利点があり、現在でも広く採用
されている。
【0003】これに対して、物品の仕分けやピッキング
等を自動的に行う自動倉庫システムや、所定の棚への物
品の収納や取り出しは作業者が手作業で行うものの、各
棚毎に表示部が設けられ、物品の取り出し個数や収納個
数をリアルタイムで各棚毎に表示するピッキングシステ
ムが開発され、実用化されている。これらのシステムに
おいては、作業効率は改善されるものの、自動倉庫や特
殊な棚装置が必要であり、システムが非常に高価である
とともに、上述した最も単純なピッキング作業や棚卸し
作業の方法を採用している倉庫等にこれらのシステムを
導入する場合には、非常に手間がかかってしまう。ま
た、取り扱う物品の種類によっては、このようなシステ
ムに向かないものもある。
【0004】このため、発注データからピッキングデー
タを作成し、これを音声合成データに変換してカセット
テープに録音し、作業者はこのカセットテープを再生し
ながらピッキング作業を行うシステムが開発されている
(特願平4−145498号公報参照)。さらに、この
システムの改良として、カセットテープではなく、IC
カードを用いたシステムも開発されている。このような
システムによれば、作業者は印字した伝票やリスト等を
持ち歩き、目視で、ピッキングや棚卸しをする物品の品
名や個数を確認する必要がないので、両手が自由に使用
でき、作業が効率化される。また、上述した自動倉庫シ
ステムやピッキングシステムのように特別な設備も必要
としない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の特願平4−145498号公報に記載されているシ
ステムやICカードを用いたシステムにおいては、あら
かじめカセットテープやICカードに記憶されているピ
ッキングデータを単に順番に再生するだけなので、緊急
の入出庫やピッキングデータの変更に対応することがで
きないという欠点があった。
【0006】また、上述した従来のICカードを用いた
システムにおいては、欠品が生じた場合、その旨をIC
カードに記憶しているだけであり、作業が終了してIC
カードを回収するまで欠品情報を収集することができな
いという問題があった。本発明は、このような背景の下
になされたもので、緊急の入出庫に対応できるととも
に、欠品情報をリアルタイムで収集することができるピ
ッキング支援システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ピッキング作業を指示するピッキングデータが記憶され
た記憶手段と、前記ピッキングデータを音声信号に変換
する変換手段とを有する管理装置と、前記音声信号を音
声に変換して出力する音声出力手段と、キー入力手段と
を有する端末装置とを具備し、前記管理装置と前記端末
装置とを無線によって接続したことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記無線による接続には、コードレス電話
機を利用し、前記コードレス電話機の親機(受発信装
置)を前記管理装置に接続し、前記コードレス電話機の
子機を前記端末装置として用いることを特徴としてい
る。請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明におい
て、前記コードレス電話機の前記子機は、人体の耳部に
装着可能な受話器と、前記人体の腕部に装着可能な装着
バンドを備えたキーボードとから構成されていることを
特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2または3
記載の発明において、前記管理装置は、その出力端に電
話機能部を備え、前記コードレス電話機の前記親機(受
発信装置)とは通常電話回線を介して接続されているこ
とを特徴としている。請求項5記載の発明は、請求項4
記載の発明において、前記通常電話回線は、構内電話回
線であり、構内電話交換機を介して接続されていること
を特徴としている。請求項6記載の発明は、請求項5記
載の発明において、前記管理装置は、電話番号がそれぞ
れ異なる複数の回線に接続されていることを特徴として
いる。
【0010】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記ピッキングデータは、前記回線毎に前
記記憶手段に記憶されていることを特徴としている。請
求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記
載の発明において、前記端末装置は、前記キー入力手段
を用いて入力された、欠品データ等の現場において発生
した情報を、前記管理装置にリアルタイムで転送可能に
構成されていることを特徴としている。請求項9記載の
発明は、請求項8記載の発明において、前記端末装置
は、前記キー入力手段に代えて、作業者が発した音声を
音声信号に変換する音声入力装置を備えたことを特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、端末装置を携帯
した作業者は、無線によってリアルタイムで送信される
ピッキングデータに関する音声を聴取しつつ、ピッキン
グ作業を行うことができる。請求項2ないし5記載の発
明によれば、請求項1記載の発明において、ピッキング
支援システムを簡単かつ安価に構成することができる。
請求項6および7記載の発明によれば、請求項5記載の
発明において、各回線毎にそれぞれ独立してピッキング
作業を行うことができる。請求項8および9記載の発明
によれば、請求項1ないし7のいずれかに記載の発明に
おいて、欠品等に対して迅速かつ確実に対応することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。図2は本発明の一実施例によるピッキン
グ支援システムを適用した物流管理ネットワークシステ
ムの構成を表すブロック図であり、この物流管理ネット
ワークシステムは、ローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)によって構成されている。この図において、
ホスト1は、コンピュータおよび大型外部記憶装置等か
ら構成され、この物流管理ネットワークシステムの利用
者に対して主に演算処理サービスを提供する。
【0013】サーバ2は、汎用コンピュータ等から構成
され、この物流管理ネットワークシステムの利用者に対
して、ファイル・システムの共用アクセス、プリンタの
制御、あるいはメール・システム内でのメッセージ・ス
トアなどの各種サービスを提供する。インターフェイス
装置3は、サーバ2と後述する各システム5〜7やプリ
ンタ8とを同軸ケーブルや光ファイバケーブル等からな
るケーブル4によって接続する。
【0014】受注・発注システム5は、汎用コンピュー
タ等から構成され、物品の受注および発注に関するデー
タを管理する。ピッキング支援システム6は、汎用コン
ピュータ等から構成され、受注・発注システム5から転
送された物品の受注および発注に関するデータに基づい
てピッキングデータを作成し、作業者に報知する。値付
検品システム7は、汎用コンピュータ等から構成され、
ピッキングデータに基づいて入出庫された物品の検品お
よび値付等を行う。プリンタ8は、物品の受注・発注、
ピッキング、欠品、検品等に関するデータを印字する。
【0015】以上説明した物流管理ネットワークシステ
ムにおいては、各システム5〜7で共通のデータを用い
ることができ、これにより、受注・発注システム5にお
いて入力されたデータに基づいて物品のピッキング作
業、さらには検品作業が行われ、物品の受注・発注から
ピッキングおよび検品までをこの物流管理ネットワーク
システムで一括して管理することができる。
【0016】次に、図1に本発明の一実施例によるピッ
キング支援システムの構成を表すブロック図を示す。こ
の図において、汎用コンピュータ本体9は、同軸ケーブ
ルや光ファイバケーブル等からなるケーブル10および
コネクタ11を介してケーブル4に接続されている。汎
用コンピュータ本体9は、パーソナルコンピュータ等か
らなり、装置各部を制御するCPU(中央処理装置)
と、CPUにおいて用いられる制御プログラムが格納さ
れているROMと、各制御プログラムをロードしたり、
制御プログラムが実行中にデータをストアするRAM
と、アプリケーションプログラムが格納されていたり、
各種データが格納されるフロッピーディスクを駆動する
フロッピーディスク装置とから構成されている。
【0017】ハードディスク装置12は、外部記憶装置
として、アプリケーションプログラムが格納されていた
り、各種データが格納されるハードディスクを駆動す
る。CRTディスプレイ13には、ピッキングデータ等
が表示され、プリンタ14はピッキングデータ等を用紙
に印字する。キーボード15は、テンキーおよびファン
クションキー等から構成されている。
【0018】また、汎用コンピュータ本体9には、4つ
の音声合成装置161〜164が接続されている。音声合
成装置161〜164は、それぞれ汎用コンピュータ本体
9から転送されたディジタルのピッキングデータを音声
信号に変換した後、その音声信号をそれぞれに接続され
た電話機能部171〜174、構内電話回線18、構内電
話交換機19および構内電話回線20を介してコードレ
ス電話機211〜214に送信するとともに、コードレス
電話機211〜214から構内電話回線20、構内電話交
換機19、構内電話回線18および電話機能部171
174を介して送信された音声信号によるキーデータま
たはコマンドをディジタルデータまたはコマンドに変換
した後、そのディジタルデータまたはコマンドを汎用コ
ンピュータ本体9に転送する。なお、電話機能部171
〜174およびコードレス電話機211〜214は、内線
番号があらかじめ設定されるように構成されている。こ
の実施例では、電話機能部171〜174の内線番号がそ
れぞれ#01〜#04に設定されており、コードレス電
話機211〜214の内線番号がそれぞれ#11〜#14
に設定されているものとする。
【0019】コードレス電話機211〜214は、それぞ
れ構内電話回線20に接続された親機(受発信装置)2
1〜224と、作業者がそれぞれ携帯する子機231
234とから構成されている。ここで、図3に子機23
の外観構成の一例を示す。この図において、受発信部2
4は、作業者の胸ポケットに収納したり、あるいは作業
者の腰部に装着する。受発信部24には、親機22から
の電波を受信したり、親機22へ電波を送信するための
アンテナ25が設けられているとともに、ケーブル26
を介して、作業者が頭部に装着する受話器27と、ケー
ブル28を介してキーボード29とが接続されている。
キーボード29には、バンド29aが設けられており、
作業者は、バンド29aによりキーボード29を腕部に
装着することで両手を自由な状態とする。
【0020】図4はキーボード29の外観構成の一例を
表す図である。キーボード29には、通常の電話機に設
けられている
〔0〕〜
〔9〕キー、〔*〕キーおよび
〔#〕キーの他に、各種ファンクションキーが設けられ
ている。これらのファンクションキーの機能については
後述するが、各ファンクションキーは、上記
〔0〕〜
〔9〕キー、〔*〕キーおよび〔#〕キーを組み合わせ
たものに対応している。たとえば、〔要求〕キーは、
〔*〕キー、
〔0〕キー、〔1〕キーおよび〔*〕キー
を連続して押した場合に対応している。
【0021】次に、図5に図1に示すピッキング支援シ
ステムの使用の一態様を示す。この図において、図1の
各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を
省略する。事務所30には、図1に示す汎用コンピュー
タ本体9から電話機能部17までが設けられており、い
っぽう、倉庫31内部の所定位置には、コードレス電話
機211〜214のそれぞれの親機221〜224が設けら
れている。また、倉庫31には、所定間隔で複数の棚3
2が設けられており、それぞれの棚32は、複数の段に
仕切られ、それぞれの段には物品がそれぞれ載置されて
いる。
【0022】さらに、符号231〜234は、4人の作業
者がそれぞれ子機231〜234を装着して各棚32にお
いてピッキング作業を行っていることを示している。ま
た、倉庫31の長手方向の一方には、コンベア33が設
けられており、作業者がピッキングした物品をこのコン
ベア33に載置すると、それらの物品がコンベア33に
よって検品ステーション34まで搬送される。検品ステ
ーション34に待機している作業者は、ピッキングさ
れ、コンベア33によって搬送された各物品の検品を行
う。
【0023】次に、図6に汎用コンピュータ本体9を構
成するRAMに設けられているピッキングデータファイ
ル35の構成の一例を示す。ピッキングデータファイル
35には、電話機能部171〜174の各内線番号#01
〜#04毎にピッキングデータが記憶されるように構成
されており、ピッキングデータは、汎用コンピュータ本
体9に接続されているキーボード15を用いて入力した
り、ケーブル4、コネクタ11およびケーブル10を介
して他のシステムから転送される。また、1つの内線番
号用のピッキングデータは、図7に示すように階層構造
をしており、各便番号(X1,X2,・・・)につい
て、物品を発送すべき店舗のコード(店舗コード)(Y
1,Y2,・・・)毎に、物品番号(Z1,Z2,・・
・)と指示個数(P1,P2,・・・)とからなる物品
データによって構成されている。そして、汎用コンピュ
ータ本体9は、作業者による子機23の操作によってピ
ッキングデータの要求があった場合には、特に指定のあ
る場合を除き、ピッキング作業が未だなされていないピ
ッキングデータを順番に子機23に送信する。
【0024】このような構成において、まず、作業者の
ピッキング作業について図8に示す作業図を参照して説
明する。作業者は、子機231〜234のいずれかを装着
してピッキング場所(通常は図5に示す倉庫31内)に
出向く。次に、作業者は、キーボード29を操作して所
定の内線番号(#01〜#04のいずれか)をダイヤル
し、汎用コンピュータ本体9との回線を接続する(ステ
ップSA1)。なお、電話機能部171〜174の内線番
号#01〜#04は、たとえば、作業区分毎に割り当て
ておく。すなわち、倉庫31のエリアAは内線番号#0
1、エリアBは内線番号#02などである。
【0025】次に、作業者は、キーボード29の〔要
求〕キーを操作して、汎用コンピュータ本体9に対して
ピッキングデータを要求する(ステップSA2)。これ
により、子機23は、汎用コンピュータ本体9に要求コ
マンドを送信する。これにより、後述する汎用コンピュ
ータ本体9のピッキングデータ送信処理により店名、物
品名および指示個数等のデータが音声信号として送信さ
れて来るので、子機23が音声信号を受信して受話器2
7によって音声に変換する。したがって、作業者は、こ
のデータを聴取する(ステップSA3)。
【0026】次に、作業者は、聴取したデータに基づい
てピッキング作業を行う(ステップSA4)。具体的に
は、その物品の指示個数分を該当する棚32から取り出
し、図示せぬ台車上の収納箱に収納する。なお、この
際、キーボード29の〔リピート〕キー(図4に示す
〔R〕キー)を操作することにより、確認等のために同
じ物品データを再び要求することができる。
【0027】また、ピッキングを指示された物品が棚に
指示個数分ない場合には、不足数(欠品数)をキーボー
ド29を操作して入力する。これにより、入力された欠
品数は、汎用コンピュータ本体9に送信され、RAM等
に記憶される。作業者は、聴取したデータのピッキング
作業が終了した場合には、キーボード29の〔完了〕キ
ーを操作する。これにより、子機23は、ピッキング作
業を完了する旨の完了コマンドを汎用コンピュータ本体
9に送信する。なお、完了コマンドを受信した際の汎用
コンピュータ本体9の処理については後述する。
【0028】次に、作業者は、ピッキング作業を中断す
るか否かを判断する(ステップSA5)。そして、たと
えば、休憩等のためにピッキング作業を中断したい場合
には、作業者は、キーボード29の中断を表すキー(た
とえば、図4に示す〔シフト〕キーおよび
〔0〕キー)
を操作する。これにより、子機23は、ピッキング作業
を中断する旨の中断コマンドを汎用コンピュータ本体9
に送信する(ステップSA6)。
【0029】これにより、汎用コンピュータ本体9から
は、ピッキング作業を中断してもよいかどうかの確認の
メッセージ(音声信号)が送信されて来るので、子機2
3が音声信号を受信して受話器27によって音声に変換
する。したがって、作業者は、ピッキング作業を中断す
る場合には、キーボード29のYESを表すキー(図4
の〔YES/△〕キー)を押す。これにより、子機23
と汎用コンピュータ本体9との交信が切断される(ステ
ップSA6)。その後、作業者は、回線を切断する(ス
テップSA7)。いっぽう、ステップSA5の判断時
に、ピッキング作業を続行する場合には、作業者は、上
述したステップSA2〜ステップSA4の作業を繰り返
す。
【0030】次に、汎用コンピュータ本体9のCPUの
ピッキングデータ送信処理について図9に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、子機23から要求コ
マンドを受信した場合には、図9に示すステップSB1
の処理へ進み、図6に示すピッキングデータファイル3
5から、要求コマンドを受信した内線番号用のピッキン
グデータを読み出した後、ステップSB2へ進む。
【0031】ステップSB2では、読み出したピッキン
グデータを、その内線番号に接続されている音声合成装
置16へ転送する。これにより、音声合成装置16は、
店舗コードを店名の音声信号に、物品番号を物品名の音
声信号に、指示個数を音声信号に変換した後、要求コマ
ンドを送信して来た子機23に送信した後、ステップS
B3へ進む。ステップSB3では、ピッキングデータ読
み出し位置ポインタを更新する、すなわち、最新に読み
出したピッキングデータの読み出し位置を更新した後、
一連の作業を終了する。
【0032】次に、汎用コンピュータ本体9のCPUの
ピッキング作業完了処理について図10に示すフローチ
ャートを参照して説明する。まず、子機23から完了コ
マンドを受信した場合には、図10に示すステップSC
1の処理へ進み、直前に送信したピッキングデータ(ピ
ッキングデータ読み出し位置ポインタを示している)の
処理終了フラグをセットした後、ステップSC2へ進
む。ステップSC2では、RAM内の作業実績ファイル
(図示略)を更新するとともに、RAM内の在庫ファイ
ル(図示略)の在庫数も更新した後、一連の作業を終了
する。
【0033】以上説明したように、上述した一実施例に
よれば、子機23が無線で汎用コンピュータ本体9と接
続されており、リアルタイムで汎用コンピュータ本体9
からピッキングデータを受信することができるので、緊
急の入出庫や緊急なピッキングデータの変更にも何等支
障なく対応できる。たとえば、緊急にピッキングデータ
を変更する必要が生じた場合には、汎用コンピュータ本
体9に接続されているキーボード15を操作して、汎用
コンピュータ本体9を構成するRAMに記憶されている
ピッキングデータファイル35(図6参照)の内容を書
き換える(追加、変更を含む)ことで対応できる。ま
た、上述した一実施例によれば、汎用コンピュータ本体
9は、欠品データ等の作業現場において発生した情報を
リアルタイムで収集できるので、欠品等に迅速かつ確実
に対応できる。
【0034】さらに、上述した一実施例によれば、市販
されているコードレス電話機のキートップ表記等を若干
変更するだけで利用して無線交信を行っているので、ピ
ッキング支援システムを簡単かつ安価に構成できる。小
電力のコードレス電話機の場合、100m(見通し30
0m)まで交信が可能であり、通常の倉庫では充分な距
離である。
【0035】加えて、上述した一実施例によれば、コー
ドレス電話機を用いて音声信号による無線交信を行って
いるので、通常の電波を利用した無線通信(たとえば、
トランシーバ)のように電波法の規定による制限を受け
ない。また、送信(送話)と受信(受話)とが同時に行
える(全2重通信)。さらに、同一エリア内において複
数の子機23を同時に用いてもコードレス電話機自体が
有している機能により混信することがない。
【0036】ところで、通常、ある程度の工場や倉庫等
においては、構内電話交換機を備え、内線電話設備を有
している。したがって、上述した一実施例によれば、既
存の構内電話回線および構内電話交換機を利用してこの
ピッキング支援システムが構成できる。また、上述した
一実施例によれば、交信ラインの変更は、ダイヤルする
電話番号を変更するだけで構内電話交換機の機能により
行われるので、簡単である。さらに、子機23も内線電
話の一種であるので、子機23間の通話や他の内線電話
との通話も可能である。
【0037】以上、本発明の実施例を図面を参照して詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があっても本発明に含まれる。たとえば、上述した
一実施例においては、コードレス電話機21を用いて親
機22と子機23とを無線で交信する例を示したが、こ
れに限定されず、通常の無線交信でもよい。また、上述
した一実施例においては、コードレス電話機21の親機
22と、出力端に電話機能部17を備えた汎用コンピュ
ータ本体9とを、構内電話回線18および20並びに構
内電話交換機19を介して接続した例を示したが、これ
に限定されず、外線、すなわち、通常の電話網を介して
接続してもよい。
【0038】さらに、上述した一実施例においては、汎
用コンピュータ本体9から送信されるデータは、子機2
3において音声のみで出力される例を示したが、これに
限定されず、ポケット電話機の電話番号表示機能を利用
して子機23に表示部を設け、ピッキングデータを音声
とともに表示部に表示するようにしてもよい。加えて、
上述した一実施例においては、汎用コンピュータ本体9
に接続されている複数の回線毎に電話番号を設定した例
を示したが、これに限定されず、共通の代表番号を設定
し、空いている回線を自動的に選択して交信するように
してもよい。また、上述した一実施例においては、欠品
数の入力を子機23のキーボード29を操作して行って
いるが、作業者が音声によって入力することも考えられ
る。ただし、この場合には、音声認識装置により音声信
号をディジタルデータに変更する必要がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、端末装置が無線で管理装置と接続されてお
り、リアルタイムで管理装置からピッキングデータを受
信することができるので、緊急の入出庫や緊急なピッキ
ングデータの変更にも何等支障なく対応できる。また、
請求項2ないし5記載の発明によれば、ピッキング支援
システムを簡単かつ安価に構成することができる。請求
項6および7記載の発明によれば、請求項5記載の発明
において、各回線毎にそれぞれ独立してピッキング作業
を行うことができる。請求項8および9記載の発明によ
れば、欠品データ等の作業現場において発生した情報を
リアルタイムで収集できるので、欠品等に対して迅速か
つ確実に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるピッキング支援システ
ムの構成を表すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例によるピッキング支援システ
ムを適用した物流管理ネットワークシステムの構成を表
すブロック図である。
【図3】子機23の外観構成の一例を表す図である。
【図4】キーボード29の外観構成の一例を表す図であ
る。
【図5】図1に示すピッキング支援システムの使用の一
態様を表す図である。
【図6】ピッキングデータファイル35の構成の一例を
表す図である。
【図7】ピッキングデータの階層構造の一例を表す図で
ある。
【図8】作業者のピッキング作業を表す作業図である。
【図9】汎用コンピュータ本体9のCPUのピッキング
データ送信処理を表すフローチャートである。
【図10】汎用コンピュータ本体9のCPUのピッキン
グ作業完了処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
9 汎用コンピュータ本体 161〜164 音声合成装置 171〜174 電話機能部 18,20 構内電話回線 19 構内電話交換機 211〜214 コードレス電話機 221〜224 親機 231〜234 子機 24 受発信部 27 受話器 29 キーボード 35 ピッキングデータファイル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピッキング作業を指示するピッキングデ
    ータが記憶された記憶手段と、前記ピッキングデータを
    音声信号に変換する変換手段とを有する管理装置と、 前記音声信号を音声に変換して出力する音声出力手段
    と、キー入力手段とを有する端末装置とを具備し、前記
    管理装置と前記端末装置とを無線によって接続したこと
    を特徴とするピッキング支援システム。
  2. 【請求項2】 前記無線による接続には、コードレス電
    話機を利用し、前記コードレス電話機の親機(受発信装
    置)を前記管理装置に接続し、前記コードレス電話機の
    子機を前記端末装置として用いることを特徴とする請求
    項1記載のピッキング支援システム。
  3. 【請求項3】 前記コードレス電話機の前記子機は、人
    体の耳部に装着可能な受話器と、前記人体の腕部に装着
    可能な装着バンドを備えたキーボードとから構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のピッキング支援シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、その出力端に電話機能
    部を備え、前記コードレス電話機の前記親機(受発信装
    置)とは通常電話回線を介して接続されていることを特
    徴とする請求項2または3記載のピッキング支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記通常電話回線は、構内電話回線であ
    り、構内電話交換機を介して接続されていることを特徴
    とする請求項4記載のピッキング支援システム。
  6. 【請求項6】 前記管理装置は、電話番号がそれぞれ異
    なる複数の回線に接続されていることを特徴とする請求
    項5記載のピッキング支援システム。
  7. 【請求項7】 前記ピッキングデータは、前記回線毎に
    前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする請求項
    6記載のピッキング支援システム。
  8. 【請求項8】 前記端末装置は、前記キー入力手段を用
    いて入力された、欠品データ等の現場において発生した
    情報を、前記管理装置にリアルタイムで転送可能に構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれ
    かに記載のピッキング支援システム。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、前記キー入力手段に代
    えて、作業者が発した音声を音声信号に変換する音声入
    力装置を備えたことを特徴とする請求項8記載のピッキ
    ング支援システム。
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