JPH06326736A - モデム装置 - Google Patents

モデム装置

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Publication number
JPH06326736A
JPH06326736A JP11447993A JP11447993A JPH06326736A JP H06326736 A JPH06326736 A JP H06326736A JP 11447993 A JP11447993 A JP 11447993A JP 11447993 A JP11447993 A JP 11447993A JP H06326736 A JPH06326736 A JP H06326736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rofs
processing
coefficient
demodulation
frequency characteristic
Prior art date
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Pending
Application number
JP11447993A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Sakai
司 坂井
Keiichi Tomita
桂一 冨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP11447993A priority Critical patent/JPH06326736A/ja
Publication of JPH06326736A publication Critical patent/JPH06326736A/ja
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル処理方式のモデム装置の構成要素お
よび信号の処理工程をそれぞれ少なくして、装置コスト
を低減させ、かつ処理速度を高速化させる。 【構成】 ROFに所定の周波数特性を持たせるための
係数と直交変復調を行なうための搬送波との積関係にあ
る複合係数をROMテーブルあらかじめ書き込み、この
ROMテーブルから与えられる複合係数を上記ROFに
係数として与える。 【効果】 同一の乗算器およびROMテーブルを用いて
ROFと直交変調器の両機能を実現させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリなどのデ
ータ通信に使用される直交位相変調方式のモデム装置に
関し、とくにデジタル処理方式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置は、図7または図8
に示すように、ROF(ロールオフ・フィルタ)21,
22と、直交変調器3と、上記ROF21,22にそれ
ぞれ所定の周波数特性(ローパス・フィルタ特性)を持
たせるための係数k0〜knを発生するROMテーブル
51,52と、上記直交変調器3に直交位相変調または
直交位相復調を行なわせるための搬送波cos(w
t),sin(wt)を発生するROMテーブル61,
62と、ROF21,22と直交変調器3との間でデー
タの受渡しを行なわせるためのRAMによるバッファメ
モリー63,64とを有し、送信に際しては、図7に示
すように、X−Yマッピング部1の出力から所定周波数
領域内の複素成分別信号R(real),I(imag
e)を抽出し、これを直交変調器3にて直交位相変調す
ることが行なわれ、受信に際しては、図8に示すよう
に、受信信号を直交変調器3にて位相別に復調し、この
位相別の復調出力から所定周波数領域内の複素成分別信
号R,Iを抽出してデータ判定部7に入力させることが
行なわれていた。
【0003】ROF21,22は、入力信号を段階的に
遅延させるとともに、各遅延段階での信号にそれぞれ所
定の係数k0〜knを乗算し、各乗算結果の総和をとる
ことにより、上記係数k0〜knによって設定される周
波数伝達特性を実現する。
【0004】直交変調器3は乗算器31,32を用いて
構成され、位相が互いに直交する2つの搬送波cos
(wt)とsin(wt)を用いて直交位相変調または
直交位相復調を行なう。なお、変調の際には、各乗算器
31,32の乗算出力を合成するために加算器33が使
用される。
【0005】上述した処理はマイクロ回路化された汎用
データ処理装置いわゆるCPU(中央処理装置)を用い
たデジタル処理によって行なわれ、回線とのインターフ
ェイスはDA変換器41またはAD変換器42を介して
行なわれるようになっている。
【0006】Dinは入力データ、Aoutはアナログ
送信信号、Ainはアナログ受信信号、Doutは復調
データである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる構成に
よれば、装置の構成要素および信号の処理工程が多く、
これによって装置コストが高く、かつ処理速度が遅くな
る、という問題があった。
【0008】上述の問題は以下の理由で生じる。すなわ
ち、上述した装置では、ROF21,22および直交変
調器3にてそれぞれに乗算器が必要であるとともに、R
OF21,22で使用する係数k0〜k2が書込まれた
ROMテーブル51,52と、直交変調器3で使用する
搬送波cos(wt),sin(wt)の関数データが
書込まれたROMテーブル61,62が必要であった。
【0009】また、ROF21,22と直交変調器3と
の間にデータ受渡しのためのバッファメモリー63,6
4が必要であるとともに、このバッファメモリー63,
64を使ってデータの受渡しを行なわせるための書込/
読出処理も必要であった。
【0010】このように、乗算器、ROMテーブル、お
よびバッファメモリー等を多用する結果、装置の構成要
素および信号の処理工程がそれぞれ多くなって、装置コ
ストが高くなり、また処理速度が遅くなる、という問題
が生じていた。
【0011】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
もので、装置の構成要素および信号の処理工程をそれぞ
れ少なくして、装置コストを低減させ、かつ処理速度を
高速化させることができるモデム装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、ROFに所定の周波数特性を持たせるため
の係数と直交変復調を行なうための搬送波との積関係に
ある複合係数をROMテーブルあらかじめ書き込み、こ
のROMテーブルから与えられる複合係数を上記ROF
に係数として与えることにより、所定の周波数特性を実
現させるための乗算処理と直交変復調を行なわせるため
の乗算処理とを同時に行なわせる、という構成を備えた
ものである。
【0013】
【作用】本発明は、上述の構成によって、同一の乗算器
およびROMテーブルを用いてROFと直交変調器の両
機能を実現させるとともに、乗算およびデータ受渡し等
の処理を軽減させることができるため、装置の構成要素
および信号の処理工程をそれぞれ少なくして、装置コス
トを低減させ、かつ処理速度を高速化させることが可能
となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら説
明する。
【0015】なお、図において、同一符号は同一または
相当部分を示すものとする。図1および図2はそれぞれ
本発明の一実施例によるモデム装置の概略構成を示した
ものであって、図1は本発明のモデム装置が送信側に使
用された場合を示し、図2は受信側に使用された場合を
示す。
【0016】図1および図2において、1は入力データ
Dinを複素成分別信号R,Iに変換するX−Yマッピ
ング部、21,22は所定周波数領域内の信号だけ抽出
するROF(ロールオフ・フィルタ)、33は加算器、
41はDA変換器、42はAD変換器、7は複素成分別
信号R,Iから元のデータを再生するデータ判定部、5
10,520はROMテーブルである。また、Dinは
入力データ、Aoutはアナログ化された送信信号、A
inはアナログ受信信号、Doutは復調データであ
る。
【0017】ここで、ROMテーブル510,520に
は、上記ROF21,22に所定の周波数特性を持たせ
るための係数k0〜knと直交変復調を行なうための搬
送波cos(w0)〜cos(wn),sin(w0)
〜sin(wn)との積関係k0×sin(w0)〜k
n×sin(wn),k0×cos(w0)〜kn×c
os(wn)にある複合係数が書き込まれていて、この
ROMテーブル510,520から与えられる複合係数
が上記ROF21,22に係数として与えられるように
なっている。
【0018】図3は上記ROF21およびROMテーブ
ル510の部分を取り出して示したものであって、RO
F21は、入力データinを段階的に遅延させる(n+
1)段のシフトレジスタ211と、このシフトレジスタ
211の各シフト段からそれぞれに取り出されるタップ
データ(R0〜Rn)にROMテーブル510からの複
合係数(z0〜zn)を乗算する乗算器212と、各タ
ップデータ(R0〜Rn)ごとの乗算結果の総和を取る
加算器213とによって構成され、一種のローパス・フ
ィルタとして動作するようになっている。inは入力、
outは出力である。
【0019】この場合、各タップデータ(R0〜Rn)
にはそれぞれ、そのタップデータの遅延量(シフト回
数)ごとに設定された係数と、そのタップデータの遅延
量に相当する位相角度での搬送波値との積が乗算される
ようになっている。たとえば、シフトレジスタ211の
(n−x)段目からのタップデータR(n−x)には、
その(n−x)段目に定められた係数kxと、その(n
−x)段目での遅延量に相当する位相角度での搬送波の
関数データ値cos(wx)との積zxが、乗算される
ようになっている。
【0020】このとき、シフトレジスタ211はDA変
換器41またはAD変換器42のサンプリング周期に合
わせてシフト動作を行なうようになっている。また、上
記係数k0〜knにあらかじめ乗算される搬送波の関数
データ値は、上記シフトレジスタ211のシフト段数n
の整数分の1ごとに1周期を繰り返すようになってい
る。
【0021】今一つのROF22およびROMテーブル
520ついても、上記と同様に構成されている。
【0022】なお、上述した構成の主要部はマイクロ回
路化された汎用データ処理装置いわゆるCPU(中央処
理装置)を用いてソフトウェア的に構成されている。
【0023】以上のように構成されたモデム装置につい
て、以下その動作を説明する。上述した装置では、RO
F21,22にて乗算に使用される複合係数z0〜zn
が、そのROF21,22に所定の周波数特性を持たせ
るための係数k0〜knと、直交変調を行なうための搬
送波cos(w0)〜cos(wn),cos(w0)
〜cos(wn)とを、あらかじめ乗算したものになっ
ている。
【0024】この結果、ROF21,22に入力された
データに対しては、そのROF21,22に所定の周波
数特性を与えるための係数k0〜knを乗算する処理に
加えて、搬送波cos(w0)〜cos(wn),si
n(w0)〜sin(wn)を乗算する処理も等化的に
行なわれるようになる。つまり、所定の周波数特性を実
現させるための乗算処理に際し、直交変復調を行なわせ
るための乗算処理も同時に行なわれることになる。
【0025】これにより、直交変復調を行なうための乗
算処理の回数を減らすことができるとともに、同一の乗
算器およびROMテーブルを用いてROFと直交変調器
の両機能を同時に実現させることができる。さらに、R
OFと直交変調器間でのデータ受渡しのためのバッファ
メモリーおよび処理も不要にすることができる。
【0026】したがって、装置の構成要素および信号の
処理工程をそれぞれ少なくして、装置コストを低減さ
せ、かつ処理速度を高速化させることが可能となる。
【0027】図4は本発明のモデム装置を送信専用に使
用する場合に可能な実施例を示す。受信の場合、ROF
21の入力データはAD変換器のサンプリング回ごとに
変化することが予想されるため、各サンプリング回ごと
にシフトレジスタ211をシフト動作させることが必要
であった。しかし、送信の場合の入力データは、DA変
換器のサンプリング周期よりも十分に長い1ボーレート
周期ごとにしか変化しない。
【0028】したがって、本発明のモデム装置を送信専
用に使用する場合、ROF21内のシフトレジスタ21
1のシフト動作は、DA変換器のサンプリング周期では
なく、そのサンプリング周期の整数倍(たとえば16
倍)の長さの1ボーレート周期で行なわせることができ
る。
【0029】図4は、その1ボーレートの周期でシフト
動作を行なうシフトレジスタ211を用いたROF21
の構成例を示したものであって、シフトレジスタ211
のシフト段は2つしかなく、そのシフト動作は、図5に
示すように、サンプリング周期(Φ1)の16倍のボー
レート周期(Φ2)で行なわれるようになっている。
【0030】その代わり、図6に示すように、各シフト
段からのタップデータR0,R1に対しては、1サンプ
リングレート(φ1=φ2/16)ごとにそれぞれ16
回ずつの乗算および加算を繰り返えすことにより、各タ
ップデータR0,R1と複合係数z31〜z16,z1
5〜z0との積和値Sをとることが行なわれる。
【0031】これによっても、所定の周波数特性を実現
させるための乗算処理と直交変復調を行なわせるための
乗算処理とを同時に行なわせて、上述した効果を得るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、ROFに所定の周波数特性を持たせるための係数と
直交変復調を行なうための搬送波との積関係にある複合
係数をROMテーブルあらかじめ書き込み、このROM
テーブルから与えられる複合係数を上記ROFに係数と
して与え、所定の周波数特性を実現させるための乗算処
理と直交変復調を行なわせるための乗算処理とを同時に
行なわせることによって、同一の乗算器およびROMテ
ーブルを用いてROFと直交変調器の両機能を実現させ
るとともに、乗算およびデータ受渡し等の処理も軽減さ
せることができるため、装置の構成要素および信号の処
理工程をそれぞれ少なくして、装置コストを低減させ、
かつ処理速度を高速化させることが可能となる、という
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるモデム装置を送信側に
使用した状態を示す概略構成図
【図2】本発明の一実施例によるモデム装置を受信側に
使用した状態を示す概略構成図
【図3】図1または図2に示すモデム装置のROF付近
の詳細な構成を示すブロック図
【図4】本発明のモデム装置を送信専用に構成する場合
の実施例を示す図
【図5】サンプリング周期とボーレートとの関係を示す
タイミングチャート
【図6】図4に示したモデム装置の要部における動作を
示すフローチャート
【図7】従来のモデム装置を送信側に使用した状態を示
す概略構成図
【図8】従来のモデム装置を受信側に使用した状態を示
す概略構成図
【符号の説明】
1 X−Yマッピング部 21,22 ROF(ロールオフ・フィルタ) 211 シフトレジスタ 212 乗算器 213 加算器 41 DA変換器 42 AD変換器 7 データ判定部 510,520 ROMテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ROF(ロールオフ・フィルタ)に所定
    の周波数特性を持たせるための係数と直交変復調を行な
    うための搬送波との積関係にある複合係数が書き込まれ
    たROMテーブルと、このROMテーブルから与えられ
    る複合係数を用いて所定の周波数特性を実現させるため
    の乗算処理と直交変復調を行なわせるための乗算処理と
    を同時に行なうROFと備えたモデム装置。
JP11447993A 1993-05-17 1993-05-17 モデム装置 Pending JPH06326736A (ja)

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JP11447993A JPH06326736A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 モデム装置

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JP11447993A JPH06326736A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 モデム装置

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JP11447993A Pending JPH06326736A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 モデム装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6449225A (en) * 1987-08-20 1989-02-23 Nec Corp Manufacture of semiconductor device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6449225A (en) * 1987-08-20 1989-02-23 Nec Corp Manufacture of semiconductor device

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