JPH0632630Y2 - 時計の防水構造 - Google Patents

時計の防水構造

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JPH0632630Y2
JPH0632630Y2 JP1988068395U JP6839588U JPH0632630Y2 JP H0632630 Y2 JPH0632630 Y2 JP H0632630Y2 JP 1988068395 U JP1988068395 U JP 1988068395U JP 6839588 U JP6839588 U JP 6839588U JP H0632630 Y2 JPH0632630 Y2 JP H0632630Y2
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JP
Japan
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case
packing
back cover
waterproof structure
flat
Prior art date
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Application number
JP1988068395U
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JPH01171395U (ja
Inventor
幸男 田島
Original Assignee
株式会社精工舎
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、時計の防水構造に関する。
[従来の技術] 従来よりケースと裏蓋との防水構造としては、ケースと
裏蓋との間に弾性ゴムにて形成したパッキンを介在させ
る構造が採用される(例えば実開昭63−58781号
公報等)。
この公知構造のように、一般的には、円形断面のパッキ
ンを断面コ字形のパッキン溝に嵌め込んで、このパッキ
ンをケースと裏蓋との間で圧縮する構造となっている。
しかし、この公知構造によると、パッキンは、平面と平
面との間で圧縮されることになるために、防水性能の確
保には圧縮代が高い寸法精度で要求される。
[解決しようとする課題] この点を解決するために、パッキンが当接する部分を傾
斜面にしてパッキンがいびつに圧縮されるようにしたも
のが、例えば実開昭55−16448号または実公昭6
1−46470号等によって提案されている。
しかし、この構造によっても、多少の寸法誤差は許容さ
れるものの許容度が低く、依然として防水性能の確保の
ためには高い寸法精度が必要であり、製造上の問題とな
っていた。
本考案の目的は、寸法誤差の許容範囲の広い時計の防水
構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ケースと、ケースの開口部を覆う裏蓋と、ケ
ースと裏蓋との間に介在する円形断面のパッキンとから
なる時計の防水構造において、ケースと裏蓋との一方
に、実質的に直角をなす縦面と横面とからなるL形コー
ナーを形成し、ケースと裏蓋との他方に、横面に対し所
定の間隙をもって対向する平坦面と、縦面に対し傾斜し
て対向する傾斜面とを形成し、平坦面と傾斜面との間の
境がr<<2rの関係で位置しているところに特徴を
有する。ただし、は上記縦面から上記境までの距離、
rは上記パッキンの圧縮前の断面半径である。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の詳細を好適な実施例にそ
って説明する。
第1図示のように、ケース1の前方部1aの中央部には
透明カバー2が一体成形してあり、下方の開口部1bは
裏蓋3により覆われている。ケース1の内周面には係止
凹部1cが設けてあり、その下方には第2図に拡大して
示すように、傾斜面1dと平坦面1eとがコーナー部1
fを境として設けられている。なお1gはバンド(図示
せず。)の取付部である。
裏蓋3の外周部上方には、係止凹部1cと係合し裏蓋3
をケース1に係止させる係止突部3aが設けられてお
り、その下方には実質的に垂直をなす縦面3bと横面3
cとからなるL形コーナー3dが設けられている。傾斜
面1dは縦面3bと傾斜して対向しており、平坦面1e
は横面3cと所定の間隔をもって対向している。
第3図示のように、L形コーナー3dには、圧縮前の断
面形状が円形であるO形パッキン4が介在している。圧
縮される前のパッキン5の断面半径をrとすると、コー
ナー部1fと縦面3bとの距離は、r<<2rとな
っている。なお5は時計機械体である。
裏蓋3をケース1に取付ける前に、パッキン4を裏蓋3
のL形コーナー3dに装着し、裏蓋3をケース1に圧入
するが、L形コーナーであるためにパッキン4の装着は
簡単に行なえる。パッキン4を装着した後、裏蓋3をケ
ース1に圧入する。このとき、パッキン4のコーナー部
1fより外周に位置する部分は、平坦面1eおよびコー
ナー部1fと横面3cとにより挟まれていびつに弾性変
形し両者と密着する。パッキン4のコーナー部1fより
内方に位置する部分は、傾斜面1dに導かれるように弾
性変形し、傾斜面1dと縦面3bに密着するとともに、
コーナー部1fと平坦部1eに対応する部分で強く圧縮
される。このために防水または機密性能が高くなる。
第4図は他の実施例を示すものである。この実施例にお
いては、実質的に直角をなす縦面11と横面12を有す
るL形コーナー13がケース1に設けてあり、傾斜面3
1、平坦面32、コーナー部33が裏蓋3に設けられて
いる。他の構成については前述の実施例と同一であり、
同一符号を付し説明を省略する。
[効果] 以上詳述した本考案の防水構造によれば、パッキンが装
着される側に、縦面と横面とからなるL形コーナーを配
し、パッキンを押し潰す側に、上記横面に対し所定の間
隙をもって対向する平坦面および上記縦面に対し傾斜し
て対向する傾斜面を形成し、上記平坦面と上記傾斜面と
の間の境がr<<2rの関係で位置するようにしてあ
るから(ただし、は上記縦面から上記境までの距離、
rは上記パッキンの圧縮前の断面半径である。)、パッ
キンが横面と平坦面の間および縦面と傾斜面の間の両方
で圧縮される状態において、コーナー部と平坦部に対応
する部分でパッキンは強く圧縮されることになり、この
ために防水または機密性能が高くなり、そのため部品の
寸法精度に多少の誤差があっても防水不良を減少させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図,第2図はその要部
の拡大断面図,第3図は組立前の状態を示す拡大断面
図、第4図は他の実施例の断面図である。 1……ケース、1b……開口部、1d,31……傾斜
面、1e,32……平坦面、1f,33……コーナー
部、3……裏蓋、3b,11……縦面、3c,12……
横面、3d,13……L形コーナー、4……パッキン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースと、上記ケースの開口部を覆う裏蓋
    と、上記ケースと上記裏蓋との間に介在する円形断面の
    パッキンとからなり、 上記ケースと上記裏蓋との一方には、実質的に直角をな
    す縦面と横面とからなるL形コーナーが形成してあり、 上記ケースと上記裏蓋との他方には、上記横面に対し所
    定の間隙をもって対向する平坦面と、上記縦面に対し傾
    斜して対向する傾斜面とが形成してあり、 上記平坦面と上記傾斜面との間の境がr<<2rの関
    係で位置している(ただし、は上記縦面から上記境ま
    での距離、rは上記パッキンの圧縮前の断面半径であ
    る。) ことを特徴とする時計の防水構造。
JP1988068395U 1988-05-24 1988-05-24 時計の防水構造 Expired - Lifetime JPH0632630Y2 (ja)

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