JPH06326254A - 抵抗素子の製造方法 - Google Patents

抵抗素子の製造方法

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JPH06326254A
JPH06326254A JP11256993A JP11256993A JPH06326254A JP H06326254 A JPH06326254 A JP H06326254A JP 11256993 A JP11256993 A JP 11256993A JP 11256993 A JP11256993 A JP 11256993A JP H06326254 A JPH06326254 A JP H06326254A
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JP
Japan
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film
etching
thin film
resistance element
resistor thin
Prior art date
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Pending
Application number
JP11256993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Ueda
陽介 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抵抗体薄膜に接続する電極の加工による抵抗値
の変動やばらつきを低減する。 【構成】抵抗体薄膜2を含む表面にチャネルストッパ用
のTi膜3を設け、その上に電極配線用のAu膜4を堆
積してイオンミリング法によりパターニングし、その後
Ti膜3をウェットエッチングする。電極配線をウェッ
トエッチングだけでパターニングする場合に比べてエッ
チング精度が向上でき抵抗値の変動が少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路等に用
いられる抵抗素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置はますます高集積化が
進んでおり、それにともない能動素子のみならず、配線
や抵抗素子についても微細化が必要となっている。この
ため抵抗素子の加工精度の向上が求められ、抵抗素子の
材料としてドライエッチングによる加工が容易なタング
ステン系材料が用いられている。
【0003】抵抗素子を構成する抵抗体薄膜から電極配
線を引出すためには、抵抗体薄膜上に設けた絶縁膜にス
ルーホールを設けて直接コンタクトを取るのが簡単であ
るが、スルーホールを設けるためのエッチングにより抵
抗体薄膜がオーバーエッチングされて抵抗値の変動やば
らつきを生ずるという問題があり、これを解決する方法
として、抵抗体薄膜を含む表面に設けた金属膜をパター
ニングして抵抗体薄膜の両端にコンタクトする電極配線
を形成することにより、抵抗素子の抵抗値の変動を防ぐ
方法がある(特開昭63−316467号公報参照)。
【0004】図2(a)〜(c)は従来の抵抗素子の製
造方法を説明するための工程順に示した平面図およびA
−A′線断面図である。
【0005】まず、図2(a),(b)に示すように、
半導体基板(図示せず)の上に設けた絶縁膜1の上に抵
抗体薄膜2を選択的に設け、抵抗体薄膜2を含む表面に
金属膜9を堆積してウェットエッチングにより金属膜9
をパターニングして抵抗体薄膜2の両端にコンタクトす
る電極部分のみを形成する。
【0006】次に、図2(c)に示すように、抵抗体薄
膜2およびその両端の電極部分をマスクして金属膜9を
ドライエッチングでパターニングし、電極部分に接続す
る配線10を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の抵抗素子の
製造方法は、抵抗体の薄膜と接続する電極配線をウェッ
トエッチングによって形成するので微細な配線および抵
抗体薄膜の電極の加工が困難であり、また抵抗値は抵抗
体薄膜の電極間の距離によって規定されているのでサイ
ドエッチングによって抵抗値が設定値からずれたり、ば
らついたりするという問題が発生する。
【0008】本発明の目的は、微細かつ高精度の抵抗値
が得られる抵抗素子の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の抵抗素子の製造
方法は、半導体基板上に設けた絶縁膜の上に選択的に抵
抗体薄膜を形成する工程と、前記抵抗体薄膜を含む表面
に導電性のエッチングストッパ膜および前記エッチング
ストッパ膜よりもエッチング速度の大きい金属膜を順次
堆積して形成する工程と、前記金属膜を選択的に異方性
ドライエッチングして電極配線を形成する工程と、前記
電極配線をマスクとして前記エッチングストッパ膜をウ
ェットエッチングして除去する工程とを含んで構成され
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1(a)〜(e)は本発明の一実施例を
説明するための工程順に示した半導体チップの断面図で
ある。
【0012】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板(図示せず)の上に設けた絶縁膜1の上に窒素を含む
タングステンシリサイド膜をスパッタ法により堆積した
後、SF6 ガスを用いた反応性イオンエッチング(RI
E)によりパターニングして抵抗体薄膜2を形成し、抵
抗体薄膜2を含む表面にエッチングストッパ膜となるT
i膜3を堆積する。
【0013】次に、図1(b)に示すように、Ti膜3
の上に配線材としてAu膜4を堆積し、Au膜4の上に
フォトレジスト膜5を塗布してパターニングする。次
に、フォトレジスト膜5をマスクとしてイオンミリング
法によりAu膜4をエッチングする。このとき、イオン
ミリングの条件を加速電圧750V,イオン電流0.4
Aとすると、Au膜4のエッチング速度はおよそ80n
m/minでエッチング速度が約20nm/minであ
るTi膜3との選択比は4となり、配線に用いるAu膜
4の厚さを500nmとすると、エッチング時間は約6
分となる。半導体ウェハの面内におけるエッチング速度
のばらつきを見込んで1分間程度のマージンを含んでエ
ッチングをTi膜3で停止させるためのTi膜3の厚さ
は50nm程度で十分である。
【0014】次に、図1(c)に示すように、フォトレ
ジスト膜5を除去した後、バッファードフッ酸(BH
F)を用いAu膜4をマスクとしてエッチングストッパ
膜としてのTi膜3をエッチングして除去し、Ti膜3
およびAu膜4を積層した電極配線を形成する。ここ
で、Ti膜3の厚さが50nmであるのでウェットエッ
チングによるサイドエッチ量は高々50nm程度に抑え
ることができる。
【0015】次に、図1(d)に示すように、抵抗体薄
膜2および電極配線を含む表面に熱CVD法によりSi
2 膜を堆積して層間絶縁膜6を形成する。次に、層間
絶縁膜6の上にフォトレジスト膜7を塗布してパターニ
ングする。
【0016】次に、図1(e)に示すように、フォトレ
ジスト膜7をマスクとしてCF4 ガスを用いる反応性イ
オンエッチングにより層間絶縁膜6を異方性エッチング
してコンタクト用のスルーホール8を形成する。
【0017】このように本実施例では、エッチングスト
ッパ膜としてTi膜3を設けることによりAu膜4を異
方性エッチングで高精度にパターニングでき、Ti膜3
のサイドエッチも50nm程度に抑えることができるの
で、抵抗体薄膜2に接続する電極配線の加工精度を向上
させて抵抗値の加工による変動を低く抑えることができ
る。
【0018】これに対して従来例では、電極配線のサイ
ドエッチ量が電極配線の厚さ500nmと同程度となる
ので、例えば抵抗体薄膜2のシート抵抗を1500Ω/
□として250Ωの抵抗体(幅24μm,長さ4μm)
を形成する場合には、従来例で500nmのサイドエッ
チングが発生すると抵抗値は312Ωとなり、設計値に
くらべほぼ25%も抵抗値が変動してしまう。これに対
し、本実施例によるとサイドエッチング量を50nmと
しても抵抗値は256Ωであり、抵抗値の設計値からの
変動は約2.5%と従来の約10分の1に低減される。
【0019】なお、エッチングストッパ膜としては、T
i膜,Ta膜,Cr膜のいずれか又はこれらを組合わせ
て形成した積層構造でも良く、配線材としてはAu膜,
Pt膜,Mo膜のいずれか又はこれらを組合わせて形成
した積層膜を用いても良い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、抵抗体薄
膜と電極配線用の金属膜との間にエッチングストッパ膜
を設けることにより金属膜を加工精度の良いイオンミリ
ングや反応性イオンエッチングでパターニングすること
が可能になり、ウェットエッチングによるサイドエッチ
を低く抑えて抵抗素子の加工時における抵抗値の変動や
ばらつきを防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明するための工程順に示
した半導体チップの断面図。
【図2】従来の抵抗素子の製造方法を説明するための工
程順に示した半導体チップの平面図およびA−A′線断
面図。
【符号の説明】
1 絶縁膜 2 抵抗体薄膜 3 Ti膜 4 Au膜 5,7 フォトレジスト膜 6 層間絶縁膜 8 スルーホール 9 金属膜 10 配線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に設けた絶縁膜の上に選択
    的に抵抗体薄膜を形成する工程と、前記抵抗体薄膜を含
    む表面に導電性のエッチングストッパ膜および前記エッ
    チングストッパ膜よりもエッチング速度の大きい金属膜
    を順次堆積して形成する工程と、前記金属膜を選択的に
    異方性ドライエッチングして電極配線を形成する工程
    と、前記電極配線をマスクとして前記エッチングストッ
    パ膜をウェットエッチングして除去する工程とを含むこ
    とを特徴とする抵抗素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 抵抗体薄膜が窒素を含むタングステンシ
    リサイド膜からなる請求項1記載の抵抗素子の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 エッチングストッパ膜がTi膜,Ta
    膜,Cr膜のうちのいずれか又はこれらを組合わせて形
    成した積層構造からなる請求項1又は請求項2記載の抵
    抗素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属膜がAu膜,Pt膜,Mo膜のうち
    のいずれか又はこれらを組合わせて形成した積層構造か
    らなる請求項1又は請求項2記載の抵抗素子の製造方
    法。
JP11256993A 1993-05-14 1993-05-14 抵抗素子の製造方法 Pending JPH06326254A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181603A (ja) * 2000-12-13 2002-06-26 Denso Corp 薄膜部を有するセンサの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63316467A (ja) * 1987-06-18 1988-12-23 Seiko Instr & Electronics Ltd 薄膜抵抗体を有する半導体装置及びその製造方法
JPH01143236A (ja) * 1987-11-27 1989-06-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置の製造方法
JPH0357263A (ja) * 1989-07-25 1991-03-12 Seiko Instr Inc 半導体装置の製造方法

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970617