JPH06325767A - 非水電池 - Google Patents

非水電池

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JPH06325767A
JPH06325767A JP5114931A JP11493193A JPH06325767A JP H06325767 A JPH06325767 A JP H06325767A JP 5114931 A JP5114931 A JP 5114931A JP 11493193 A JP11493193 A JP 11493193A JP H06325767 A JPH06325767 A JP H06325767A
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JP
Japan
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battery
electrode
negative electrode
separator
positive electrode
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Application number
JP5114931A
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English (en)
Inventor
Mitsutoshi Tanaka
光利 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06325767A publication Critical patent/JPH06325767A/ja
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負極として遷移金属酸化物を用いる非水電池
において、負極活物質の焼成ロットによる電池の放電容
量の著しいばらつきを軽減させる。 【構成】 正極、遷移金属酸化物の負極、及び非水電解
質からなり、該正極および該負極がセパレーターを挟ん
で渦巻型に構成されている電池において、該電池の負極
の幅が0.5ミリメートル以上5ミリメートル以下の範
囲で正極の幅より広いもの、または該セパレーターが空
孔率35パーセントから40パーセント最大孔径0.0
5ミクロンから0.15ミクロンのポリオレフィンベー
スの多孔質膜であるもの、または該セパレーターの2枚
貼り合せたも、または電極の切断面のバリの電極厚方向
の長さが電極厚の0パーセントから50パーセントであ
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遷移金属酸化物を負極
とする非水電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウム金属やリチウム合金を負極の活
物質に用いる非水電池はアルカリ蓄電池(ニッケル−カ
ドミウム電池やニッケル−水素電池)に比べ容量が高い
電池であるが、充放電中にリチウム金属が樹枝状に成長
し内部短絡して発熱したり、この樹枝状金属自体の活性
のため発火したりする危険をはらんでいる。この問題を
解決するため、近年リチウムを吸蔵・放出することがで
きる焼成炭素質材料が実用されるようになってきた。し
かし、この炭素質材料はそれ自体が導電性という欠点を
もち、過充電や急速充電の際に炭素質材料の上にリチウ
ム金属が析出することがある。また、この炭素質材料は
密度が比較的小さいという欠点をもち、体積当たりの放
電容量があまり高くできない。そこで、負極として遷移
金属酸化物を用いるとこれらの欠点を解決できた(特願
平4−106642)。即ち、負極として遷移金属酸化
物を用いる該非水電池は、体積当たり放電容量が比較的
高くしかも、負極上にリチウム金属の析出が起こらず、
高容量、高安全性電池である。ところが、該非水電池に
は以下のような思わぬ問題点があることがわかった。該
非水電池では、負極活物質を焼成により作成するが、そ
の焼成を同じ温度で同じように実施しているにも拘わら
ず、ある焼成ロットでは電池の放電容量が比較的そろっ
ていたり、ある焼成ロットでは著しくばらついたりし
た。このばらつきの原因を調査したところ、活物質平均
粒径、X線強度など、物性値との明確な対応は見られ
ず、強いて言えば、焼成スケールを変更したときに、発
生しやすいように思われた。このことは、生産のスケー
ルアップ、コストダウンにとって大きな障害となること
を意味し、早期解決が求められた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題
点、すなわち、負極として遷移金属酸化物を用いる非水
電池において負極活物質の焼成ロットによる電池の放電
容量の著しいばらつきを軽減させようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1) 正極、遷移金属酸化物の負極、及び非水電解質
からなり、該正極および該負極がセパレーターを挟んで
渦巻型に構成されている電池において、該電池の負極の
幅が0.2ミリメートル以上5ミリメートル以下の範囲
で正極の幅より広いことを特徴とする非水電池。 (2) 正極、遷移金属酸化物の負極、及び非水電解質
からなり、該正極および該負極がセパレーターを挟んで
渦巻型に構成されている電池において、該セパレーター
が空孔率35パーセントから40パーセント、最大孔径
0.05ミクロンから0.15ミクロンのポリオレフィ
ンベースの多孔質膜であることを特徴とする非水電池。 (3) セパレーターが空孔率35パーセントから40
パーセント、最大孔径0.05ミクロンから0.15ミ
クロンのポリオレフィンベースの多孔質膜を2枚貼り合
せたものであることを特徴とする請求項2記載の非水電
池、及び (4) 正極、遷移金属酸化物の負極、及び非水電解質
からなり、該正極および該負極がセパレーターを挟んで
渦巻型に構成されている電池において、該正極および又
は該負極の切断面のバリの電極厚方向の長さが電極厚の
0パーセントから50パーセントであることを特徴とす
る非水電池によって達成された。
【0005】本発明で使用できる正極活物質は、非水電
池用電極材料であれば良いが、特に無機化合物正極活物
質のうち、Co酸化物(特開昭52−12,424、D
E−2,606,915など)、Li−Co酸化物(U
S−3,945,848、US−4,340,652な
ど)、Li−Ni−Co酸化物(EP−243,926
A、特開昭63−114,063、特開昭63−21
1,565、特開昭63−299,056、特開平1−
120,765など)、V酸化物(FR 21,61
1,796、特開昭55−53,077、特開昭62−
140,362、特開昭62−227,358など)、
Li−V酸化物(電気化学48巻432(1980)、
ジャーナル オブ エレクトロケミカル ソサエティー
130巻1225(1983)、特開平2−12,7
69など)、Mn酸化物(EP 269,855、特開
昭63−58,761、など)、Li−Mn酸化物(特
開昭56−136,464、特開昭56−114,06
4、特開昭56−114,065、特開昭56−14
8,550、特開昭56−221,559、特開平1−
5,459、特開平1−109,662、特開平1−1
28,371、特開平1−209,663、特開平2−
27,660)、Li−Ni−Mn酸化物(特開昭63
−210,028など)などがあげられる。
【0006】また、有機高分子正極活物質のうち、ポリ
アニリン誘導体(モレキュラー クリスタル アンド
リキッド クリスタル121巻 173(1985)、
特開昭60−197,728、特開昭63−46,22
3、特開昭63−243,131、特開平2−219,
823など)、ピロール誘導体(ジャーナル オブケミ
カル ソサエティー ケミカル コミュニケーション
854 (1979)、DE 3,223,544A3
A、DE 307,954A、特開昭62−225,5
17、特開昭63−69,824、特開平1−170,
615など)、ポリチオフェン誘導体(特開昭58−1
87,432、特開平1−12,775など)、ポリア
セン誘導体(特開昭58−209,864など)、ポリ
パラフェニレン誘導体などがあげられる。各誘導体は共
重合体も含まれる。この有機高分子化合物については、
「導電性高分子」緒方直哉編 講談社サイエンティフィ
ック刊(1990) に詳細に記載されている。
【0007】本発明で言う遷移金属酸化物の負極とは、 Li(p) M1(q)M2(1-q)O(r) の式で示される物質の負極を言う。ここで、M1 はC
o、Ni、Znから選ばれる少なくとも一種、M2 は
V、Nbから選ばれる少なくとも一種、(p) 、(q) 、(1
-q) 、(r) は化合物の元素組成を示す下付き数字を表
し、(p) =0〜3、(q)=0〜1、(r) =1.2〜5.
5である。これらの化合物のうち、焼成により得られた
リチウム含有遷移金属酸化物がより好ましく、化学的に
リチウムイオンを挿入して結晶の基本構造を変化させた
焼成により得られたリチウム含有遷移金属酸化物が最も
好ましい。
【0008】導電剤として電極合剤には、通常、天然黒
鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛、土状黒鉛など)、人工黒
鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェ
ンブラック、炭素繊維や金属(銅、ニッケル、アルミニ
ウム、銀(特開昭63−148,554)など)粉、金
属繊維あるい、ポリフェニレン誘導体(特開昭59−2
0,971)などの導電性材料を1種以上含ませること
ができる。添加量は1から50重量パーセントが好まし
く、とくに2から30重量パーセントが好ましい。
【0009】正極容量と負極容量の比率(以下、C/A
比と略す。次の式により求める:C/A比=(正極容量
mAH)/(負極容量mAH))は0.5から5の範
囲、より好ましくは1から4、最も好ましくは1.5か
ら3.5である。
【0010】結着剤としては、でんぶん、ポリビニルア
ルコール、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、再生セルロース、ジアセチルセルロ
ース、ポリビニルクロリド、ポリビニルピロリドン、テ
トラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチ
レン、ポレプロピレン、EPDM、スルホン化EPD
M、SBR、ポリブタジエン、フッ素ゴム、ボリエチレ
ンオキシドなどの多糖類、熱可塑性樹脂、ゴムなどが1
種以上用いられる。添加量は0.5から50重量パーセ
ントが好ましく、とくに1から15重量パーセントが好
ましい。また、繊維状材料のポリプロピレン、ポリエチ
レンなどのポリオレフィン、ガラス、炭素などをフィラ
ーとして加えてもよい。電極合剤はホモジナイザー、サ
ンドミル、ディゾルバー、ペイントシェイカー、ニーダ
ーなどで調製される。電極合剤の支持体として、正極は
アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケル、チタンまたは
それら合金、負極には銅、ステンレス鋼、ニッケル、チ
タンまたはそれらの合金が用いられる。支持体の形状
は、箔、エキスパンドメタル、パンチングメタル、金網
などである。
【0011】電極合剤の塗布は一般的な方式が用いられ
る。例えば、リバースロール方式、ダイレクトロール方
式、ブレード方式、ナイフ方式、エクストルージョン方
式、スライドホッパー方式、カーテン方式、グラビア方
式、バー方式、ディップ方式、スクイーズ方式が用いら
れる。そのなかでは、好ましくは、ブレード方式、ナイ
フ方式、エクストルージョン方式が用いられる。塗布は
支持体の搬送速度毎分0.1メートルから毎分100メ
ートルの範囲で実施され、電極合剤の物性、乾燥能力に
応じて適宜方式を選定することにより、良好な塗布面の
状態を得ることができる。塗布は平方ミリメートル当た
りの張力0.1キログラム重から100キログラム重の
範囲で実施され、支持体の耐力、ばたつき、カールなど
で適宜選択される。支持体がアルミニウムの場合、平方
ミリメートル当たりの張力1キログラム重から20キロ
グラム重の範囲が好ましく、中でも平方ミリメートル当
たりの張力2.5キログラム重から10キログラム重の
範囲が特に好ましい。支持体が銅またはニッケルまたは
ステンレス鋼の場合、平方ミリメートル当たりの張力2
キログラム重から50キログラム重の範囲が好ましく、
中でも平方ミリメートル当たりの張力2.5キログラム
重から25キログラム重の範囲が特に好ましい。塗布層
の厚み、長さや幅は電池の大きさにより決められるが、
塗布層の厚みは乾燥後圧縮された状態で1ミクロンから
2000ミクロンが特に好ましい。
【0012】塗布されたシート状の電極は、電極合剤中
に溶媒が残存する場合、必要に応じて乾燥工程を設けそ
の溶媒を取り除くことが行われる。乾燥の方法としては
一般の方法が用いられるが、特に、熱風、真空、赤外
線、遠赤外線、マイクロ波、低湿度風、誘電過熱などを
単独であるいは組み合わせて実施することができる。乾
燥温度は摂氏20度から摂氏350度が好ましい。中で
も摂氏40度から摂氏200度がより好ましい。風を用
いる場合、風速毎秒0.1メートルから100メートル
の範囲が好ましく、なかでも風速毎秒1メートルから3
0メートルの範囲がより好ましい。乾燥は平方ミリメー
トル当たりの張力0.1キログラム重から100キログ
ラム重の範囲で実施され、支持体の耐力、ばたつき、カ
ールなどで適宜選択される。支持体がアルミニウムの場
合、平方ミリメートル当たりの張力1キログラム重から
20キログラム重の範囲が好ましく、中でも平方ミリメ
ートル当たりの張力2.5キログラム重から10キログ
ラム重の範囲が特に好ましい。支持体が銅またはニッケ
ルまたはステンレス鋼の場合、平方ミリメートル当たり
の張力2キログラム重から50キログラム重の範囲が好
ましく、中でも平方ミリメートル当たりの張力2.5キ
ログラム重から25キログラム重の範囲が特に好まし
い。
【0013】電極シートは必要な形状に裁断して用いら
れる。裁断される正極と負極の幅の関係は、好ましくは
0.2ミリメートル以上5ミリメートル以下の範囲で正
極の幅より負極が広いこと、より好ましくは0.5ミリ
メートル以上4ミリメートル以下の範囲で正極の幅より
負極が広いことである。裁断の方法として、慣用剪断
法、精密打抜法、バリなし剪断法、平押し法、上下抜き
法、バリ片寄せ打抜法などが用いられる。電極シート
(正極および又は負極)切断面は最も好ましくはバリ
(切断時に生じる被切断材突起の総称)が全く出ないよ
う切断されることであるが、多少のバリ発生は許容され
る。この場合、バリの電極厚方向の長さは好ましくは電
極厚の0パーセントから50パーセント、より好ましく
は電極厚の5パーセントから25パーセントである。裁
断は平方ミリメートル当たりの張力0.1キログラム重
から100キログラム重の範囲で実施され、支持体の耐
力、ばたつき、カールなどで適宜選択される。支持体が
アルミニウムの場合、平方ミリメートル当たりの張力1
キログラム重から20キログラム重の範囲が好ましく、
中でも平方ミリメートル当たりの張力2.5キログラム
重から10キログラム重の範囲が特に好ましい。支持体
が銅またはニッケルまたはステンレス鋼の場合、平方ミ
リメートル当たりの張力2キログラム重から50キログ
ラム重の範囲が好ましく、中でも平方ミリメートル当た
りの張力2.5キログラム重から25キログラム重の範
囲が特に好ましい。
【0014】シート状の電極は、電極合剤中に水が残存
する場合、必要に応じて脱水工程を設けその水を取り除
くことが行われる。脱水の方法としては一般の方法が用
いられるが、特に、熱風、真空、赤外線、遠赤外線、マ
イクロ波、低湿度風、誘電過熱などを単独であるいは組
み合わせて実施することができる。乾燥温度は摂氏20
度から摂氏350度が好ましい。中でも摂氏100度か
ら摂氏250度がより好ましい。脱水は平方ミリメート
ル当たりの張力0.1キログラム重から100キログラ
ム重の範囲で実施され、支持体の耐力、ばたつき、カー
ルなどで適宜選択される。支持体がアルミニウムの場
合、平方ミリメートル当たりの張力1キログラム重から
20キログラム重の範囲が好ましく、中でも平方ミリメ
ートル当たりの張力2.5キログラム重から10キログ
ラム重の範囲が特に好ましい。支持体が銅またはニッケ
ルまたはステンレス鋼の場合、平方ミリメートル当たり
の張力2キログラム重から50キログラム重の範囲が好
ましく、中でも平方ミリメートル当たりの張力2.5キ
ログラム重から25キログラム重の範囲が特に好まし
い。電極合剤中に残存する水の量を含水量と呼ぶことに
すると、含水量は電池全体で2000ppm以下が好ま
しい。電極合剤中では500ppm以下が好ましく、2
00ppm以下がより好ましい。
【0015】負極の電極シートには必要に応じてシート
状態での充電が行われる。これは電解液中に負極の電極
シートとリチウムまたはリチウムを放出できる物質を浸
漬し、該負極の電極シートの電位を該リチウムまたはリ
チウムを放出できる物質に対し卑に保つことで実施され
る。電極シートには必要に応じてリードタブが設けられ
る。リードタブの材質として、正極の電極シート用には
アルミニウム、ニッケル、チタン、ステンレス鋼または
これらの合金、負極の電極シート用には銅、ニッケル、
チタン、ステンレス鋼またはこれらの合金が用いられ
る。これらの中で、正極の電極シート用にはアルミニウ
ム、負極の電極シート用にはニッケル、銅が好ましい。
リードタブの形状はリボン状が一般的だが、タブの一方
に電極体(後述)直径程度の円形部分(さらに必要なら
大小穴、切れ込み等をあけ、電極体と接する部分を切り
立たせる)を設け、該円形部を電極体の上面または下面
に溶接等で取り付けそれぞれ複数箇所から電気を導き出
すことも可能である。この場合、一方の電極支持体の耳
部が上面に、他方の電極支持体の耳部が下面にくること
が必要である。また、すくなくとも一方の電極支持体の
耳部が上面または下面にある場合、これに少なくとも一
カ所、場合によっては複数箇所集電部材を接触させて電
気を導き出すことも可能である。
【0016】リードタブの取り付け位置は、正極の電極
シートの場合、巻回時最も内側になる部分、負極の電極
シートの場合、巻回時最も外側になる部分が好ましい。
また、必要なら適当な間隔を空けて2本またはそれ以上
取り付けても良い。取り付け方法としては、直流抵抗溶
接、交流抵抗溶接、圧接、レーザー溶接、超音波溶接な
どがある。上記リードタブには必要に応じて絶縁テープ
が貼付される。絶縁テープの材質としては、基材はアラ
ミド繊維、ポリイミド、平面紙、カプトン、超高分子量
ポリエチレン、テフロン、ポリエステル、硬質塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ビニール、不織布、薄葉紙、紙、ア
クリルフォーム、ウレタンフォーム、エラストマフォー
ム、クレープ紙、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ガラスクロス、アルミナクロス等のうちか
ら1種以上、粘着剤としては、シリコーン系、アクリル
系、エポキシ系、ゴム系から1種以上が用いられる。こ
れらの中で、基材がカプトン、粘着剤がシリコン系のテ
ープ、基材がアラミド繊維、粘着剤がシリコン系のテー
プ、基材がポリイミド、粘着剤がアクリル系のテープが
好ましい。テープの形状は適宜選択される。リードタブ
がリボン状の場合、該リボンの幅より少し広いテープを
片面または両面に貼り付けても良いし、該リボン幅と等
しい幅のテープを片面または両面に貼り付けても良い
し、該リボンをテープで包んでも良い。該包みかたは、
該リボンの幅の2倍以上の幅のテープで包んでも良い
し、細長いテープで該リボンを螺旋状に包んでも良い。
【0017】セパレーターは、イオン透過度が大きく、
所定の機械的強度を持つ、絶縁性の薄膜である。セパレ
ーターの材質はポリプロピレン、ポリエチレンなどのオ
レフィン系ポリマー、ガラス繊維、ポリエチレン、アル
ミナ繊維、フッ素系ポリマー、セルロース系ポリマー、
ポリイミド、ナイロン等である。これらのなかで耐有機
溶剤性と疎水性からかポリプロピレン、ポリエチレンが
好ましく、中でもポリプロピレンが最も好ましい。セパ
レーターの形状は、微孔性シート状、不織布状、織布状
等が用いられる。これらのなかで微孔性シート状が好ま
しい。微孔性セパレーターの空孔率(ASTM D28
73による値)は好ましくは空孔率35パーセントから
40パーセント、より好ましくは空孔率37パーセント
から39パーセントである。該微孔性セパレーターの孔
径(SEMにより観察)は、好ましくは、長径で最大孔
径0.05ミクロンから0.15ミクロン、短径で最大
0.01ミクロンから0.07ミクロンである。より好
ましくは、長径で最大孔径0.1ミクロンから0.14
ミクロン、短径で最大0.03ミクロンから0.06ミ
クロンである。また該セパレーターの厚みは25ミクロ
ン前後、20ミクロンから30ミクロンが好ましい。ま
た該セパレーターの他の物性値は、空気透過抵抗(AS
TM D−726による値)は25から60sec/1
0ml、収縮率(ASTM D−1204、摂氏90度
60分の値)5パーセント未満、引っ張り強さ(AST
M D−882)MD値が1055キログラム/平方セ
ンチメートル程度、TD値が84キログラム/平方セン
チメートル程度が好ましい。また、該セパレーターは複
数枚貼り合わせて使用すると本発明の効果が際立って得
られる。その場合の貼り合わせ枚数は2枚が最も好まし
い。また、セパレーターは必要に応じてグロー放電処
理、コロナ放電処理、プラズマ放電処理などを実施され
る。またセパレーターには必要に応じてPEO系イオン
伝導性膜を設けても良い。またセパレーターには必要に
応じて界面活性剤を含ませても良い。
【0018】必要に応じて巻芯を用いることができる。
巻芯の材質は、ステンレス鋼(SUS304、SUS3
01、SUS316、SUS430等)、アルミニウ
ム、チタン、ニッケル、銅、ニッケルメッキ鉄、または
それらの合金、ガラス、アルミナ、セラミック、粘土、
プラスチック、アラミド繊維、ポリイミド、紙、カプト
ン、超高分子量ポリエチレン、テフロン、ポリエステ
ル、硬質塩化ビニル、ポリウレタン、ビニール、アクリ
ルフォーム、ウレタンフォーム、エラストマフォーム、
クレープ紙、ポリオレフィン、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等が用いられる。巻芯の形状は、中空筒状で断面
O文字状のもの、中空筒状でかつ一部が切れた断面C文
字状のもの、棒状のもの、多孔質のものなどが使用でき
る。また、該巻芯形状は、両端に角がなく丸みを帯びた
もの、両端近傍から端部にかけて外径が小さくなってい
るもの等が好まれる。また、該巻芯は、電極巻回の始め
から使用されても良いし、電極巻回後に挿入されても良
いし、電極体を電池缶に挿入した後に挿入されても良
い。
【0019】電極の巻回は公知の電解コンデンサー電極
の巻回に準じて実施することができる。巻回は巻回体外
側に位置するシートから順に書くと、外側セパレータ
ー、外側電極、内側セパレーター、内側電極の順に重ね
られて実施される。外側電極が負極、内側電極が正極で
も良いし、その逆でも良い。電池缶が負極端子を兼ねる
場合外側電極を負極、内側電極を正極とするのが好まし
い。外側セパレーターと内側セパレーターは巻始部付近
で連続していても良いし、独立していても良い。また外
側セパレーターと内側セパレーターは封筒状に周辺で連
続していても良い。巻回の巻き始めは、セパレーターを
巻芯に固定して巻芯を回転する方法、セパレーターを巻
芯に挟んで(巻芯はセパレーターを挟めるよう割形とな
っている)巻芯を回転する方法、正極、あるいは負極の
支持体を巻芯に固定して巻芯を回転する方法などがあ
る。セパレーターは適当な力で引っ張られると良い。セ
パレーターの引っ張りテンションは好ましくは100グ
ラム重から10キログラム重、より好ましく200グラ
ム重から2キログラム重である。該テンションは巻回中
一定に制御しても良いし、巻始めから巻終わりにかけて
連続的に大きくしても良いし、巻始めから巻終わりにか
けて連続的に小さくしても良い。巻回の回転速度は毎分
20回転から毎分3000回転の範囲が好ましい。中で
も毎分30回転から毎分300回転の範囲がより好まし
い。巻回の回転速度は巻回中一定に制御しても良いし、
巻始めから巻終わりにかけて連続的に大きくしても良い
し、巻始めから巻終わりにかけて連続的に小さくしても
良い。
【0020】巻回された電極体は必要に応じて巻止テー
プを貼付される。巻止めテープの材質としては、基材は
アラミド繊維、ポリイミド、平面紙、カプトン、超高分
子量ポリエチレン、テフロン、ポリエステル、硬質塩化
ビニル、ポリウレタン、ビニール、不織布、薄葉紙、
紙、アクリルフォーム、ウレタンフォーム、エラストマ
フォーム、クレープ紙、ポリオレフィン、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ガラスクロス、アルミナクロス等、
粘着剤としては、シリコーン系、アクリル系、エポキシ
系、ゴム系が用いられる。これらの中で、基材がカプト
ン、粘着剤がシリコン系のテープ、基材がアラミド繊
維、粘着剤がシリコン系のテープ、基材がポリイミド、
粘着剤がアクリル系のテープが好ましい。また巻止テー
プは、電極体の外周の一部に貼付されても良いし、電極
体外周の全周にわたって貼付されてもよいし、場合によ
っては、前記負極リードタブ部分を残してほぼ全周に貼
付されてもよい。また巻止テープは、電極体の長さの一
部の幅でも良いし、電極体の長さの全長の同幅でもよ
い。前記電極体は電池缶に収納される。電池缶の材質
は、ニッケルメッキ鉄板、ステンレス鋼(SUS30
4、SUS304L、SUS304N、SUS316、
SUS316L、SUS430、SUS444等)、ニ
ッケルメッキステンレス鋼(同)、アルミニウムまたは
アルミニウム合金、ニッケル、銅、チタン等である。
【0021】電極体と電池缶底の間、かつ又は、電極体
と電池蓋の間には必要に応じて絶縁板が設けられる。絶
縁板の材質としては、アラミド繊維、ポリイミド、平面
紙、カプトン、超高分子量ポリエチレン、テフロン、ポ
リエステル、硬質塩化ビニル、ポリウレタン、ビニー
ル、不織布、薄葉紙、紙、アクリルフォーム、ウレタン
フォーム、エラストマフォーム、クレープ紙、ポリオレ
フィン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ガ
ラスクロス、アルミナクロス等が用いられる。絶縁板は
必要なら多孔質でも良い。
【0022】電池缶に電極体を挿入するには巻止テープ
を電極体に付けたまま挿入する方法、巻止テープを剥ぎ
取って挿入する方法、電池缶を規定の太さより50から
500ミクロン太めに作っておき電極体挿入後の適当な
段階で電池缶を絞って規定の太さにする方法等がある。
巻止テープを電極体に付けたまま挿入するには電極体の
挿入先端形状が乱れないよう巻止テープが少なくとも該
先端付近を十分覆っていることが好ましい。またリード
タブが外周付近にある場合、リードタブ部分を避けて巻
止テープが巻かれていると、電極体断面が新円に近づ
き、挿入がたやすい。電極体の挿入後、リードタブのう
ち一方の電極の支持体と接続されているものを電池缶の
底部内側に溶接すると良い。取り付け方法としては、直
流抵抗溶接、交流抵抗溶接、圧接、レーザー溶接、超音
波溶接などがある。電極体等を挿入した電池缶は、その
開口部付近の直径を少し細くして蓋やガスケットを支え
やすくすることができる(この細い部分をビード、この
操作をビーディングと言う)。ビードは電池缶を回転さ
せながら側面から円盤状ローラーで押して設けられる。
このとき、電池缶開口部端を内側から適当に押して支え
ると良い。また、電池缶を上下から押す場合もある。こ
のほか、電池缶開口部付近の直径を予め太く作成してお
いても良い。
【0023】電池缶開口部付近の内側、および又は、ガ
スケットには必要に応じてシール剤を塗布することがで
きる。シール剤の材質としてはアスファルト、コールタ
ール等のピッチ(瀝青物)、またはその混合物が好まし
い。該混合物としては鉱物油、シリコンゴム、熱可塑性
または熱硬化性樹脂(酢酸ビニル、あるいは、アタクチ
ックポリプロピレン)、ゴムラテックス(スチレンブタ
ジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、エチ
レンプロピレンゴムのいずれかあるいはこれらの混合物
をカチオン界面活性剤とともに水に分散懸濁)、非シリ
コン系ゴム(天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(I
R)、ブタジエンゴム(BR)、1,2−ポリブタジエ
ン(1,2−BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NB
R)、ブチルゴム(IIR)、エチレン−プロピレンゴ
ム(EPM、EPDM)、クロロスルホン化ポリエチレ
ン(CSM)、アクリルゴム(ACM、ANM))等か
あげられる。これらのなかで該混合物としては非シリコ
ン系ゴムが好ましい。さらにモンモリロン石群鉱物など
の粘土鉱物を添加したものがより好ましい。シール剤は
非極性有機溶媒に溶解し混合し、もし必要ならば不純物
をろ過・沈降等で除去し、適切な粘度に調製した後塗布
し、該有機溶媒を蒸発させてシール剤塗布膜を形成され
る。該有機溶媒としては具体的にはトルエン、キシレ
ン、シクロヘキサン、ヘキサン、クロロホルム、ジクロ
ロエタン、ジクロロメタン、等、又は、これらの混合物
である。また、加熱により溶解・塗布しても良い。シー
ル剤の塗布の方法は、缶、またはガスケットまたは封口
板を回転させながら塗布する方法と、シール剤が吐出す
るノズル先端を円形に回転させて塗布する方法がある。
回転数は毎分1から6000回転が好ましく、なかでも
毎分60から600回転がより好ましい。また回転軸は
垂直の場合、45度から30度傾斜させる場合がある。
シール剤を吐出させるノズルは、バルブ付きノズル、断
面長方形のノズル、断面円形のノズル、先端扇形ノズ
ル、先端曲面ノズルなどで、先端付近を撥液処理したも
の、45度から30度傾斜させて取り付けたもの等が用
いられる。ノズルにシール剤を送るには、シール剤の液
面を加圧気体で押す方法、重力による自然落下、しごき
ポンプ、フランジポンプ、注射器型ポンプ、ギアポン
プ、ロータリーポンプ、モーノポンプ、毛管浸透等が用
いられる。
【0024】本発明で言う非水電解質とは、プロピオン
カーボネート、エチレンカーボネート、ガンマ−ブチル
ラクトン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフ
ラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジメチルスルフ
ォキシド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、ジメ
チルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、ニ
トロメタン、リン酸トリエステル(特開昭60−23,
973)、トリメトキシメタン(特開昭61−4,17
0)、ジオキソラン誘導体(特開昭62−15,77
1、特開昭62−22,372、特開昭62−108,
474)、スルホラン(特開昭62−31,959)、
3−メチル−2−オキサゾリジノン(特開昭62−4
4,961)、プロピオンカーボネート誘導体(特開昭
62−290,069、特開昭62−290,07
1)、テトラヒドロフラン誘導体(特開昭63−32,
872)、エチルエーテル(特開昭63−62,16
6)、1,3−プロパンスルトン(特開昭63−10
2,173)などの非プロトン性有機溶媒の少なくとも
1種以上を混合した溶媒とその溶媒に溶けるリチウム
塩、例えば、ClO4-、BF4-、PF6-、CF3 SO
3-、CF3 CO2- AsF6-、SbF 6-、B10Cl
10(特開昭57−74,974)、(1,2−ジメトキ
シエタン)2 ClO4-(特開昭57−74,977)、
低級脂肪族カルボン酸塩(特開昭60−41,77
3)、AlCl4-、Cl- 、Br- 、I- (特開昭60
−247,265)、クロロボラン化合物(特開昭61
−165,957)、四フェニルホウ酸(特開昭61−
214,376)などの一種以上から構成されたものを
言う。なかでも、プロピオンカーボネートと1,2−ジ
メトキシエタンの混合液にLiBF4 を含む電解液、エ
チレンカーボネートとジエチレンカーボネートの混合液
にLiPF6 を含む電解液が好的である。電解液の水分
含量は好ましくは2000ppm以下、より好ましくは
500ppm以下、最も好ましくは100ppm以下で
ある。
【0025】本発明で言う非水電解質には、次のような
固体電解質を用いることができる。固体電解質は、無機
固体電解質と有機固体電解質に分けられる。無機固体電
解質には、Liの窒化物、ハロゲン化物、酸素酸塩など
が良く知られている。中でも、Li3 N、LiI、Li
5 NI2 、Li3 N−LiI−LiOH、LiSi
4 、LiSiO4 −LiI−LiOH(特開昭49−
81,899)、xLi3PO4 −(1−x)Li4
iO4 (特開昭59−60,866)、Li2 SiS3
(特開昭60−501,731)、硫化リン化合物(特
開昭62−82,665)などが有効である。有機固体
電解質では、ポリエチレンオキサイド誘導体か該誘導体
を含むポリマー(特開昭63−135,447)、ポリ
プロピレンオキサイド誘導体か該誘導体を含むポリマ
ー、イオン解離基を含むポリマー(特開昭62−25
4,302、特開昭62−254,303、特開昭63
−193,954)、イオン解離基を含むポリマーと上
記非プロトン性電解液の混合物(US 4,792,5
04、US 4,830,939、特開昭62−22,
375、特開昭62−22,376、特開昭63−2
2,375、特開昭63−22,776、特開平1−9
5,117)、リン酸エステルポリマー(特開昭61−
256,573)が有効である。さらに、ポリアクリロ
ニトリルを電解液に添加する方法もある(特開昭62−
278,774)。また、無機と有機固体電解質を併用
する方法(特開昭60−1,768)も知られている。
電解液と活物質の比率((電解液の重量)/((正極活
物質重量)+(負極活物質重量)))は0.05から1
0が好ましく、中でも0.1から0.6がより好まし
い。
【0026】サイクル性、過放電適性、過充電適性な
ど、電池の諸特性を改善するため、電池内部には以下の
成分を必要に応じて1種以上電解液または電極中に添加
してもよい。リン酸まはたその塩、ポリリン酸またはそ
の塩、メタリン酸またはその塩、ポリ珪酸またはその
塩、カルシウム塩、亜鉛塩、アルミニウム塩、クロム酸
またはその塩、硝酸またはその塩、モリブデン酸または
その塩、ヴァナジウム酸またはその塩、フェロシアン
塩、過テクネチウム酸またはその塩、シアン塩、アセチ
レン、プロパルギルアルコール、ヒドロキシヘキシン、
メチルヒドロキシペンチン、アルキルアミン、アルケニ
ルアミン、アルキルアンモニウム塩、シクロヘキシルア
ミン、アニリン、アニリン誘導体、ベンゾニトリル、ホ
モピペラジン、2−ヒドロキシ3−(2−アルキルアミ
ドエチルアミノ)プロパン−1−トリエチルアンモニウ
ムヒドロキシド、アルキルメルカプタン、ジアルキルス
ルフィド、チオグリコール酸、L−システイン、L−メ
チオニン、チオ尿素、チオ尿素誘導体、シアノグアニジ
ン−ホルムアルデヒド縮重合体、ジベンジルスルホキシ
ド、アルキルキサンテート、アクリルアミド、芳香族ア
ルデヒド、ジアミノ安息香酸、フラン、フラン誘導体、
ピロール誘導体、チオフェン誘導体、ピリジン誘導体、
キノリン誘導体、アクリジン、メトキシフェニルスルホ
ピリジニウムクロリド、インドール、チミン、メルカプ
トベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、メルカプト
ベンゾオキサゾール、ベンゾトリアゾールまたはその誘
導体、プリン、トリフェニルテトラゾリウムクロリド、
ウロトロピン、ジフェニルフェナントロリン、テトラブ
チルホスホニウム、アルキルアミン、エナミン、ヒドラ
ジン誘導体、ハロ酢酸、単糖類、クペロン、キノリン誘
導体、ピリジン誘導体、ニトロソナフトール、テトラフ
ェニルホスホニウムブロマイド、ベンゼンアルソン酸、
ドデシルメルカプタン、ピペラジン、トリアゾール、エ
チレンジアミン、ポリアミン類、アミノエタノール、ト
リエタノールアミン誘導体、システィン、グルコナー
ト、ビグアニド、ホスホン酸類、モルホリン類、アミノ
ベンズアルデヒド、クペロン、ピリジン、イミダゾリン
類、ベンズイミダゾール類、ベンジルアンモニウムN−
ベンジルカーバメイト、サリチルアルドキシム、フェノ
ール誘導体、ゼラチンなど。
【0027】電池内部に残す気相(空気、アルゴン、電
解液蒸気などで満たされ、液体、固体を含まない部分)
の体積は電池内部の容積の0.1から30%が好まし
く、中でも0.2%から5%がより好ましい。ガスケッ
トの材質は、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、
ナイロン樹脂が一般的である。樹脂水分透過係数(単
位:立方センチメートル・センチメートル/平方センチ
メートル・秒・パスカル)は好ましくは200以下、よ
り好ましくは100以下、最も好ましくは80以下であ
る。ポリプロピレンとしてはホモポリマー、ブロック共
重合体、ランダム共重合体等が用いられ、フィラーを添
加するなどして強度を高める場合がある。共重合体では
エチレン等が用いられる。また、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレンプロピレンゴムの混合体を用いる場
合、結晶核剤を加えて結晶化度50から70%にする場
合がある。また、メルトフローレート0.5から50
(グラム/10分)、引っ張り強度150から800
(キログラム重/平方センチメートル)、伸び率10か
ら1000(%)、曲げ弾性率5000から30000
(キログラム重/平方センチメートル)、ロックウエル
強度50から200(Rスケール)、ビカット軟化点8
0から200(摂氏温度)、熱変形温度50から150
(摂氏温度)、アイゾット衝撃強度1から50(キログ
ラム重・センチメートル/平方センチメートル)、圧縮
弾性率2000から18000(キログラム重/平方セ
ンチメートル)、圧縮強度150から1200(キログ
ラム重/平方センチメートル)が好ましい。ガスケット
表面はグロー処理、プラズマ処理、コロナ処理などを施
してもよい。またガスケットは使用前に摂氏50度から
200度の範囲で10分から100時間、熱処理しても
よい。
【0028】封口板及びまたはキャップの材質はステン
レス鋼(SUS201、(以下SUSを略す)202、
301、301J1、302、302B、404、30
4L、304N1、304N、2304LN、305、
309S、310S、316、316L、316N、3
16LN、316J1、316J1L、317、317
L、317J1、321、347、XM15J1、32
9J1、329J2L、405、410L、429、4
30、430LX、434、436L、444、447
J1、XM27、403、410、410S、420J
1、420J2、429J1、440A、631)、ア
ルミニウムまたはその合金(JIS呼称:1N99、1
N90、1085、1080、1070、1060、1
050、1230、1N30、1100、1200、1
N00、2011、2014、2017、2117、2
018、2218、2618、2219、2024、2
025、2N01、3003、3203、3004、3
104、3005、3105、4032、5005、5
052、5652、5154、5254、5056、5
082、5182、5083、5086、5N01、5
N02、6101、6003、6151、6061、6
N01、6063、7003、7N01、7050、7
072、7075)、チタンまたはその合金(JIS
1種、同2種、同3種、Ti−0.15Pd、Ti−
0.3Mo−0.8Ni、Ti−5Ta等 )、ニッケ
ルまたはその合金、銅またはその合金、モネル、インコ
ネル、ハステロイ、ニッケルメッキ鉄などである。
【0029】封口板とキャップの間、及びまたは、電池
缶の一部、及びまたは、ガスケットに安全弁機構を設け
ることが好ましい。安全弁の例としては、可撓性薄膜型
安全弁(実公昭59−15398)、圧力調節弁型安全
弁(特開昭51−75930の従来技術に記載の弁、特
開平4−328241の弁)、防爆型ガスケット(特開
平2−117063)、薄膜貼付型安全弁(特開平1−
151152)、缶底薄肉型安全弁(特開昭63−28
5858)、ボール閉塞型安全弁(特開昭63−328
52)、封口板可撓型安全弁(特開平2−28806
3)、隙間型安全弁(特開昭60−230353)、平
板状安全弁(特開昭63−81761)、カップ状安全
弁(特開昭61−188853)、渦巻型安全弁(特開
昭49−50434)、袋型安全弁(特開平2−139
850)などである。これらの中で、圧力調節弁型安全
弁、可撓性薄膜型安全弁、封口板可撓型安全弁が好まし
い。
【0030】本発明の電池の内部、及びまたは、キャッ
プ部分、及びまたは、缶底部分、及びまたは、外部の導
電接続部分には、PTC素子、及びまたは、温度ヒュー
ズ、及びまたは、ヒューズ、及びまたは、電流遮断素子
などの安全素子をそなえることができる。本発明の電池
の封口の方法には幾つか種類がある。その一つは、一方
の端子を兼ねる金属缶と他方の端子を兼ねる金属フタま
たは金属ピンとの間に絶縁性封口体を配置するもので、
この方法では、通常、金属缶、絶縁性封口体、フタまた
はピンを重ねたのち、金属缶開口部(あるいはピンの一
方)に力を加えて絶縁性封口体を押圧する側への塑性変
形を施す事(クリンプ封口、カシメ封口と呼ばれる)で
封口される。封口方法の別の一つは、絶縁を取るために
ハーメチックシールを用いる方法である。この方法で
は、通常フタにハーメチックシールが組み込まれるた
め、フタの中心と外側で絶縁が取られており、フタの周
辺と金属缶との接合には必ずしも絶縁性封口体を必要と
しない。またこの場合、フタの周辺の接合には、抵抗溶
接、レーザー溶接などを用いてもよい。
【0031】本発明の電池は必要ならば封口後、または
封口前、または封口中に電池缶を絞って直径を小さくし
ても良い。さらに具体的には、電池缶の直径を出来上が
りの寸法より50ミクロンから300ミクロン大きく設
定しておき、封口後、絞って規定の直径にしても良い。
本発明の電池は必要ならば封口後、キャップの周辺に絶
縁板または絶縁塗料層を設けると良い。構成する部材
(正極集電体、負極集電体、正極リードタブ、負極リー
ドタブ、セパレーター、巻芯、絶縁板、ガスケット、電
池缶、封口板、キャップ、安全弁、安全素子など)は、
必要ならば洗浄及びまたは乾燥して使用される。洗浄は
水、フロン、アセトン、アルコールなどを用いるとよ
い。また洗浄には超音波を用いるとよい。乾燥は摂氏3
0度から摂氏100度の温風を吹き付ける、または、減
圧にするなどして実施される。場合によっては、遠赤外
線、マイクロ波などの輻射線を照射しても良い。
【0032】構成する部材(巻芯、絶縁板、ガスケッ
ト、電池缶、封口板、キャップ、安全弁など)は、必要
ならばサイズの公差、円筒度、真円度、真直度、平行度
などを検査・選別し、また必要に応じてサイズの公差、
円筒度、真円度、真直度、平行度などが一定の範囲とな
るよう製作したものを用いるとよい。サイズの公差は好
ましくは0.1ミリメートル以内、より好ましくは0.
03ミリメートル以内、円筒度は好ましくは0.1ミリ
メートル以内、より好ましくは0.03ミリメートル以
内、真円度は好ましくは0.1ミリメートル以内、より
好ましくは0.03ミリメートル以内、真直度は好まし
くは0.1ミリメートル以内、より好ましくは0.03
ミリメートル以内、平行度は好ましくは0.1ミリメー
トル以内、より好ましくは0.03ミリメートル以内で
ある。封口した本発明の電池は必要に応じて洗浄及びま
たは乾燥される。洗浄は水、フロン、アセトン、アルコ
ールなどを用いるとよい。また洗浄には超音波を用いる
とよい。乾燥は摂氏30度から摂氏100度の温風を吹
き付ける、または、減圧にするなどして実施される。場
合によっては、遠赤外線、マイクロ波などの輻射線を照
射しても良い。また洗浄後に遠心力や強風を及ぼし洗浄
溶媒滴を飛ばしてもよい。
【0033】本発明の電池は必要に応じて後処理され
る。回路電圧測定、内部抵抗測定、充電、放電、摂氏2
0度から90度で1時間から30日の間熱処理、容量選
別、回路電圧選別、内部抵抗選別などを、単独でまたは
組み合わせて実施することができる。本発明の電池は必
要に応じて外装材で被覆される。外装材としては、熱収
縮チューブ、粘着テープ、紙、布、塗料、プラスチック
ケースなどがある。また、外装または、電池パックの少
なくとも一部に、熱で変色する部分を設け、使用中の熱
履歴がわかるようにしてもよい。
【0034】本発明の電池は必要に応じて1本または複
数本を直列または並列に組み電池パックに収納される。
複数本としては3本直列、2本直列、4本直列、5本直
列、6本直列、3本並列、2本並列、4本並列、5本並
列、6本並列など。またこの電池パックにはPTC素
子、及びまたは、温度ヒューズ、及びまたは、ヒュー
ズ、及びまたは、電流遮断素子などの安全素子の他、安
全回路(各単電池及びまたは組電池全体の電圧、温度、
電流などをモニターし、必要なら電流を遮断する機能を
有す回路)を設けても良い。また電池パックには組電池
全体の正極端子、組電池全体の負極端子以外に、各単電
池の正極端子、各単電池の負極端子、各単電池の温度検
出端子、組電池全体の温度検出端子、組電池全体の電流
検出端子、各単電池の圧力検出端子などの、少なくとも
1種以上を外部端子として設けることができる。またこ
の外部端子の代わりに、該外部端子によって伝えようと
する情報を含んだ信号を内部で発生させ、該信号を外部
で受信しても良い。該信号には電磁波を用いるのが好ま
しく、該信号の伝達路は組電池全体の正極端子または組
電池全体の負極端子を用いることが好ましい。また電池
パックには、電圧変換回路(DC−DCコンバータ等)
を内蔵してもよい。また各単電池の接続はリード板を溶
接などで強固に固定して行っても良いし、ソケットなど
で容易に着脱できるように固定しても良い。また、接続
の順番は一定でもよいし、必要ならば、充電時と放電時
とで並列にしたり直列にしたりできるようにスイッチ素
子で切り替えられ可能に作ってもよい。さらには、電池
パックに電池残存容量、充電の有り無し、使用回数など
の表示機能を設けても良い。
【0035】本発明の電池は単電池または組電池で充電
される。単電池の充電は、一定の電流、たとえば500
ミリアンペアで充電し一定の電圧、例えば4.3ボルト
で停止しても良いし、該一定の電圧までは該一定の電流
で充電し、該一定の電圧に到達したのちは該一定の電圧
を保ちながら充電電流を徐々に小さくし、特定の電流値
または特定の時間経過後に停止しても良い。組電池での
充電は、一定の電流、たとえば500ミリアンペアで充
電し一定の電圧、例えば4.3ボルトで停止しても良い
し、該一定の電圧までは該一定の電流で充電し、該一定
の電圧に到達したのちは該一定の電圧を保ちながら充電
電流を徐々に小さくし、特定の電流値または特定の時間
経過後に停止しても良い。この場合、端子や信号によっ
て得られる電池パック内部の状況に応じて充電を制御し
ても良い。本発明の電池は様々な機器に使用される。ビ
デオムービー、モニター内蔵携帯型ビデオデッキ、モニ
ター内蔵ムービーカメラ、コンパクトカメラ、一眼レフ
カメラ、使い捨てカメラ、レンズ付きフイルム、ノート
型パソコン、ノート型ワープロ、電子手帳、携帯電話、
コードレス電話、ヒゲソリ、電動工具、電動ミキサー、
自動車など。このばあい、必要な電流値で使用される
が、過剰な電流(例えば4アンペア)が流れたら停止す
る、特定の電圧値で停止する、その他、端子や信号によ
って得られる電池パック内部の状況に応じて放電を制御
しても良い。
【0036】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0037】実施例1.正極活物質としてLiCo
2 、導電剤としてアセチレンブラックをそれぞれ87
重量部、10重量部の割合で混合し、さらに結着剤とし
て固形分で3重量部のポリフッ化ビニリデン溶液を加え
混練した後、厚さ20ミクロンのアルミニウム箔集電体
の両面に塗布した。該ポリフッ化ビニリデン溶液の溶媒
としてはN−メチルピロリドンを使用した。上記塗布物
を乾燥後、ローラープレス機により圧縮成型し、さらに
これを切断して帯状の正極シートを作成した。該正極シ
ートの切断後の幅は40ミリメートルであった。負極活
物質としてLiVCoO4(該活物質は焼成スケールを
変えて摂氏800度6時間空気中で焼成したa、b、
c、dの四ロット)、導電剤としてアセチレンブラック
をそれぞれ87重量部、9重量部の割合で混合し、さら
に結着剤として固形分で4重量部のポリフッ化ビニリデ
ン溶液を加え混練した後、厚さ20ミクロンの銅箔集電
体の両面に塗布した。該ポリフッ化ビニリデン溶液の溶
媒としてはN−メチルピロリドンを使用した。上記塗布
物を乾燥後、ローラープレス機により圧縮成型し、さら
にこれを切断して帯状の負極シートを作成した。該負極
シートの切断後の幅は44ミリメートルであった。微孔
性ポリプロピレン製セパレーター、上記負極シート、微
孔性ポリプロピレン製セパレーターおよび上記正極シー
トの順で積層し、これを渦巻き状に巻回し、この巻回体
を負極端子を兼ねる、ニッケルめっきを施した鉄製の有
底円筒型電池缶に収納した。さらに電解質として1mo
l/リットルの六弗化りん酸リチウム(エチレンカーボ
ネートとジエチレンカーボネートの等容量混合液)を電
池缶内に注入した。正極端子を有する電池蓋をガスケッ
トを介してかしめて円筒型電池を作成した。なお正極端
子は正極シートと、負極缶は負極シートと予め電池内部
でリードタブにより接続した。また、それぞれの電池は
5個作成した。
【0038】
【0039】
【0040】比較例1 負極シートの切断後の幅を40ミリメートルとした他は
実施例1と同様に電池を作成した。
【0041】
【0042】円筒型電池1から8の放電容量測定 各電池5個について100mAで3.9Vまで充電後、
1.8Vまで100mAで放電し、放電容量(mAH)
およびそのばらつき(標準偏差で表現)を求めた。
【0043】 実施例2.セパレーターとしてポリプロピレン製微孔性
シート(空孔率38パーセント、最大孔径0.125ミ
クロン(長径)−0.05ミクロン(短径)、厚み25
ミクロンのもの。ダイセル化学工業社製、商品名:セル
ガード2400)を用い、負極シートの切断後の幅を4
2ミリメートルにしたほかは、実施例1と同様にして電
池を作成した。また、それぞれの電池は5個作成した。
【0044】
【0045】比較例2 セパレーターとしてポリプロピレン製微孔性シート(空
孔率45パーセント、最大孔径0.25ミクロン(長
径)−0.075ミクロン(短径)、厚み25ミクロン
のもの。商品名:セルガード2500)を用いた他は実
施例2と同様に電池を作成した。
【0046】
【0047】円筒型電池21から28の放電容量測定 各電池5個について100mAで3.9Vまで充電後、
1.8Vまで100mAで放電し、放電容量(mAH)
およびそのばらつき(標準偏差で表現)を求めた。
【0048】
【0049】実施例3 セパレーターとしてポリプロピレン製微孔性シート(空
孔率38パーセント、最大孔径0.125ミクロン(長
径)−0.05ミクロン(短径)、厚み25ミクロンの
ものの2枚重ね品。ダイセル化学工業社製、商品名:セ
ルガード2402)を用いたほかは、実施例2と同様に
して電池を作成した。また、それぞれの電池は5個作成
した。
【0050】
【0051】比較例3 セパレーターとしてポリプロピレン製微孔性シート(空
孔率38パーセント、最大孔径0.125ミクロン(長
径)−0.05ミクロン(短径)、厚み25ミクロンの
もの。ダイセル化学工業社製、商品名:セルガード24
00)を用いた他は実施例3と同様に電池を作成した。
【0052】
【0053】円筒型電池31から38の放電容量測定 各電池5個について100mAで3.9Vまで充電後、
1.8Vまで100mAで放電し、放電容量(mAH)
およびそのばらつき(標準偏差で表現)を求めた。
【0054】
【0055】実施例4 正極の切断端部を丹念に調べ、存在するバリをガラスナ
イフで切り取り、バリの電極厚み方向の長さが概ね電極
厚みの10から20パーセントにしたほかは、実施例1
と同様にして電池を作成した。また、それぞれの電池は
5個作成した。
【0056】
【0057】比較例4 実施例1の電池は正極の切断端部を観察すると、バリの
電極厚み方向の長さが概ね電極厚みの60から70パー
セントであった。これをそのまま比較例とした。
【0058】円筒型電池41から44の放電容量測定 各電池5個について100mAで3.9Vまで充電後、
1.8Vまで100mAで放電し、放電容量(mAH)
およびそのばらつき(標準偏差で表現)を求めた。
【0059】
【0060】
【発明の効果】本発明は、負極として遷移金属酸化物を
用いる非水電池において、実施例のように、負極活物質
の焼成ロットによる電池の放電容量の著しいばらつきを
軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池の例
【図2】本発明の電池の別の例
【符号の説明】 1 合成樹脂(ポリプロピレン)製絶縁封口体 2 負極端子を兼ねる負極缶 3 負極 4 セパレーター 5 正極 6 電解液 7 安全弁 8 正極端子を兼ねる正極キャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極、遷移金属酸化物の負極、及び非水
    電解質からなり、該正極および該負極がセパレーターを
    挟んで渦巻型に構成されている電池において、該電池の
    負極の幅が0.2ミリメートル以上5ミリメートル以下
    の範囲で正極の幅より広いことを特徴とする非水電池。
  2. 【請求項2】 該セパレーターの空孔率35パーセント
    から40パーセント、最大孔径0.05ミクロンから
    0.15ミクロンのポリオレフィンベースの多孔質膜で
    あることを特徴とする請求項1に記載の非水電池。
  3. 【請求項3】 該ポリオレフィンベースの多孔質膜を2
    枚貼り合せたものであることを特徴とする請求項2記載
    の非水電池。
  4. 【請求項4】 該正極および又は該負極の切断面のバリ
    の電極厚方向の長さが電極厚の0パーセントから50パ
    ーセントであることを特徴とする請求項1、2又は3に
    記載の非水電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003059481A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Sony Corp 電 池
JP4491075B2 (ja) * 1997-01-16 2010-06-30 三菱製紙株式会社 非水電解液電池用セパレーター並びにそれを用いた非水電解液電池および非水電解液電池用セパレーターの製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4491075B2 (ja) * 1997-01-16 2010-06-30 三菱製紙株式会社 非水電解液電池用セパレーター並びにそれを用いた非水電解液電池および非水電解液電池用セパレーターの製造方法
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