JPH06324575A - 転写装置 - Google Patents
転写装置Info
- Publication number
- JPH06324575A JPH06324575A JP5109359A JP10935993A JPH06324575A JP H06324575 A JPH06324575 A JP H06324575A JP 5109359 A JP5109359 A JP 5109359A JP 10935993 A JP10935993 A JP 10935993A JP H06324575 A JPH06324575 A JP H06324575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transfer
- image carrier
- roll
- image
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】転写入口側での電界を弱くすることにより、転
写材の種類によらず十分な転写性能を得る。 【構成】誘電体からなる転写像担持体10と、転写像担
持体10に接触されバイアスが印加される転写部材12
とを備え、転写像担持体10上のトナー像を転写材Pに
転写または転写像担持体10上の転写材にトナー像を転
写させる方式の転写装置において、前記転写部材12の
転写入口側に配設され、前記転写像担持体10に接触さ
れる補助転写部材16を備え、該補助転写部材16にバ
イアスを印加または補助転写部材16を接地するととも
に、転写材の種類により前記転写部材12または補助転
写部材16のバイアスを変えるように制御する。
写材の種類によらず十分な転写性能を得る。 【構成】誘電体からなる転写像担持体10と、転写像担
持体10に接触されバイアスが印加される転写部材12
とを備え、転写像担持体10上のトナー像を転写材Pに
転写または転写像担持体10上の転写材にトナー像を転
写させる方式の転写装置において、前記転写部材12の
転写入口側に配設され、前記転写像担持体10に接触さ
れる補助転写部材16を備え、該補助転写部材16にバ
イアスを印加または補助転写部材16を接地するととも
に、転写材の種類により前記転写部材12または補助転
写部材16のバイアスを変えるように制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法を用いる複
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係わ
り、とくに、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担
持体に接触されバイアスが印加される転写部材とを備
え、転写像担持体上のトナー像を転写材に転写または転
写像担持体上の転写材にトナー像を転写させる方式の転
写装置に関する。
写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に係わ
り、とくに、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担
持体に接触されバイアスが印加される転写部材とを備
え、転写像担持体上のトナー像を転写材に転写または転
写像担持体上の転写材にトナー像を転写させる方式の転
写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体フィルムからなる転写像担持体を
用い、バイアスが印加される転写ロールによりトナー像
を転写材に転写させる方式の従来の転写装置の例を図1
5により説明する。感光体1の周囲には、帯電装置2、
像書込装置3、回転式現像装置4、転写装置5、クリー
ニング装置6が配置され、感光体1は電動モータにより
図示矢印の如く回転駆動される。回転式現像装置4は、
ブラック用現像器4K、イェロー用現像器4Y、マゼン
ダ用現像器4M、シアン用現像器4Cを有し、各現像器
は回転体4aの周囲に配設され、回転体4aは図示しな
いモータにより回転可能にされている。転写装置5は、
駆動ロール7、従動ロール8および対向ロール9と、こ
れら各ロールに張架され、感光体1に当接可能にされる
誘電体のフィルムからなる転写像担持体10と、転写像
担持体10の内側で感光体1に対向して配設される転写
コロトロン11と、対向ロール9に対向して配設される
転写ロール12とからなり、転写像担持体10は、専用
の電動モータ或いは感光体1と歯車によって連結され、
図示矢印の如く回転駆動される。また、転写ロール12
は可変直流電源13に接続され、対向ロール9は接地さ
れている。
用い、バイアスが印加される転写ロールによりトナー像
を転写材に転写させる方式の従来の転写装置の例を図1
5により説明する。感光体1の周囲には、帯電装置2、
像書込装置3、回転式現像装置4、転写装置5、クリー
ニング装置6が配置され、感光体1は電動モータにより
図示矢印の如く回転駆動される。回転式現像装置4は、
ブラック用現像器4K、イェロー用現像器4Y、マゼン
ダ用現像器4M、シアン用現像器4Cを有し、各現像器
は回転体4aの周囲に配設され、回転体4aは図示しな
いモータにより回転可能にされている。転写装置5は、
駆動ロール7、従動ロール8および対向ロール9と、こ
れら各ロールに張架され、感光体1に当接可能にされる
誘電体のフィルムからなる転写像担持体10と、転写像
担持体10の内側で感光体1に対向して配設される転写
コロトロン11と、対向ロール9に対向して配設される
転写ロール12とからなり、転写像担持体10は、専用
の電動モータ或いは感光体1と歯車によって連結され、
図示矢印の如く回転駆動される。また、転写ロール12
は可変直流電源13に接続され、対向ロール9は接地さ
れている。
【0003】上記転写装置においては、感光体1上に順
番に各色トナー像が形成され、転写像担持体10が4回
転する毎に順次転写像担持体10に各色トナー像が多重
転写され、バイアスを印加した転写ロール12を転写像
担持体10に圧接し、転写材Pを転写像担持体10と転
写ロール12の間に侵入させることにより転写を行って
いるが、種々の転写材に対して十分な転写効率を得ると
ともに、文字のにじみ或いは白点等の転写抜けのない画
像を得ることは困難であった。これは、転写ロール12
の転写入口側での電界によってトナーが飛散するためで
あり、これを解決するために、特開平3−192278
号公報においては、転写手段に対向して転写像担持体1
0の内側にトナーと逆極性の電圧印加手段を配置するこ
とが示されている。
番に各色トナー像が形成され、転写像担持体10が4回
転する毎に順次転写像担持体10に各色トナー像が多重
転写され、バイアスを印加した転写ロール12を転写像
担持体10に圧接し、転写材Pを転写像担持体10と転
写ロール12の間に侵入させることにより転写を行って
いるが、種々の転写材に対して十分な転写効率を得ると
ともに、文字のにじみ或いは白点等の転写抜けのない画
像を得ることは困難であった。これは、転写ロール12
の転写入口側での電界によってトナーが飛散するためで
あり、これを解決するために、特開平3−192278
号公報においては、転写手段に対向して転写像担持体1
0の内側にトナーと逆極性の電圧印加手段を配置するこ
とが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平3−192
278号公報においては、転写入口側での電界を弱め、
ギャップ転写による文字のまわりのトナー飛散による文
字のにじみを低減させることができるが、転写ロールを
用いる多重転写方式において、樹脂フィルム等の転写材
への転写において、十分な転写を行うために転写ロール
への印加電圧を挙げていくと、転写入口側で放電を発生
するまでに至り、転写材上に放電跡である白点等の画像
欠陥が生じ、十分な転写性能をえることができないとい
う問題を有している。これは、樹脂フィルムなどでは、
実質的な誘電厚みが大きく、転写材が普通紙のときと同
じ電界とするために、高い印加電圧を必要とし転写入口
側での電界が強くなるためである。この問題は、転写像
担持体10上にトナー像を多重転写する方式に限らず、
転写像担持体10に転写材を静電吸着させ転写材上にト
ナー像を多重転写する方式においても同様である。
278号公報においては、転写入口側での電界を弱め、
ギャップ転写による文字のまわりのトナー飛散による文
字のにじみを低減させることができるが、転写ロールを
用いる多重転写方式において、樹脂フィルム等の転写材
への転写において、十分な転写を行うために転写ロール
への印加電圧を挙げていくと、転写入口側で放電を発生
するまでに至り、転写材上に放電跡である白点等の画像
欠陥が生じ、十分な転写性能をえることができないとい
う問題を有している。これは、樹脂フィルムなどでは、
実質的な誘電厚みが大きく、転写材が普通紙のときと同
じ電界とするために、高い印加電圧を必要とし転写入口
側での電界が強くなるためである。この問題は、転写像
担持体10上にトナー像を多重転写する方式に限らず、
転写像担持体10に転写材を静電吸着させ転写材上にト
ナー像を多重転写する方式においても同様である。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担持体に接
触されバイアスが印加される転写部材とを備え、転写像
担持体上のトナー像を転写材に転写または転写像担持体
上の転写材にトナー像を転写させる方式の転写装置にお
いて、転写入口側での電界を弱くすることにより、転写
材の種類によらず十分な転写性能を得ることができる転
写装置を提供することを目的とする。
て、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担持体に接
触されバイアスが印加される転写部材とを備え、転写像
担持体上のトナー像を転写材に転写または転写像担持体
上の転写材にトナー像を転写させる方式の転写装置にお
いて、転写入口側での電界を弱くすることにより、転写
材の種類によらず十分な転写性能を得ることができる転
写装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の転写
装置は、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担持体
に接触されバイアスが印加される転写部材とを備え、転
写像担持体上のトナー像を転写材に転写または転写像担
持体上の転写材にトナー像を転写させる方式の転写装置
において、前記転写部材の転写入口側に配設され、前記
転写像担持体に接触される補助転写部材を備え、該補助
転写部材にバイアスを印加または補助転写部材を接地す
るとともに、転写材の種類により前記転写部材または補
助転写部材のバイアスを変えるように制御することを特
徴とする。
装置は、誘電体からなる転写像担持体と、転写像担持体
に接触されバイアスが印加される転写部材とを備え、転
写像担持体上のトナー像を転写材に転写または転写像担
持体上の転写材にトナー像を転写させる方式の転写装置
において、前記転写部材の転写入口側に配設され、前記
転写像担持体に接触される補助転写部材を備え、該補助
転写部材にバイアスを印加または補助転写部材を接地す
るとともに、転写材の種類により前記転写部材または補
助転写部材のバイアスを変えるように制御することを特
徴とする。
【0007】
【作用】本発明においては、転写材が転写部材と転写像
担持体との間に送りこまれても、転写入口側での電界を
弱く一定に制御できるため、転写部材の印加電圧を上げ
ても、ギャップ転写、放電跡等の2次障害の発生を防止
できる。
担持体との間に送りこまれても、転写入口側での電界を
弱く一定に制御できるため、転写部材の印加電圧を上げ
ても、ギャップ転写、放電跡等の2次障害の発生を防止
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の転写装置の1実施例を示す構成
図である。感光体1の周囲には、帯電装置2、像書込装
置3、回転式現像装置4、転写装置15、クリーニング
装置6が配置され、感光体1は電動モータにより図示矢
印の如く回転駆動される。回転式現像装置4は、ブラッ
ク用現像器4K、イェロー用現像器4Y、マゼンダ用現
像器4M、シアン用現像器4Cを有し、各現像器は回転
体4aの周囲に配設され、回転体4aは図示しないモー
タにより回転可能にされている。
明する。図1は本発明の転写装置の1実施例を示す構成
図である。感光体1の周囲には、帯電装置2、像書込装
置3、回転式現像装置4、転写装置15、クリーニング
装置6が配置され、感光体1は電動モータにより図示矢
印の如く回転駆動される。回転式現像装置4は、ブラッ
ク用現像器4K、イェロー用現像器4Y、マゼンダ用現
像器4M、シアン用現像器4Cを有し、各現像器は回転
体4aの周囲に配設され、回転体4aは図示しないモー
タにより回転可能にされている。
【0009】転写装置15は、駆動ロール7、従動ロー
ル8、対向ロール9および転写補助ロール16と、これ
ら各ロールに張架され、感光体1に当接可能にされる誘
電体のフィルムからなる転写像担持体10と、転写像担
持体10の内側で感光体1に対向して配設される転写コ
ロトロン11と、対向ロール9と転写補助ロール16に
対向して押圧するように配設される転写ロール12とか
らなり、転写像担持体10は、専用の電動モータ或いは
感光体1と歯車によって連結され、図示矢印の如く回転
駆動される。そして、転写ロール12はバイアスロール
としてトナーと逆極性の可変直流電源13に接続され、
対向ロールとして接地され、転写補助ロール16はトナ
ーと逆極性の可変直流電源17に接続されている。
ル8、対向ロール9および転写補助ロール16と、これ
ら各ロールに張架され、感光体1に当接可能にされる誘
電体のフィルムからなる転写像担持体10と、転写像担
持体10の内側で感光体1に対向して配設される転写コ
ロトロン11と、対向ロール9と転写補助ロール16に
対向して押圧するように配設される転写ロール12とか
らなり、転写像担持体10は、専用の電動モータ或いは
感光体1と歯車によって連結され、図示矢印の如く回転
駆動される。そして、転写ロール12はバイアスロール
としてトナーと逆極性の可変直流電源13に接続され、
対向ロールとして接地され、転写補助ロール16はトナ
ーと逆極性の可変直流電源17に接続されている。
【0010】画像形成サイクルについて説明すると、先
ず、帯電装置2により感光体1を一様に帯電した後、像
書込装置3においては、例えばブラックの画像信号を光
信号に変換し、感光体1上に原稿画像に対応した潜像を
形成させ、次に、このブラックの潜像は、図の位置でブ
ラック用現像器4Kにより現像される。転写像担持体1
0は、感光体1と同期して回転されており、ブラックで
現像されたトナー像は、転写コロトロン11により転写
像担持体10に転写される。その後、感光体1は、クリ
ーニング装置6により残留トナーが除去された後、再び
帯電装置2により一様に帯電され、像書込装置3からイ
ェローの画像信号を出力し、感光体1上にイェローの画
像に対応した潜像を形成させる。同時に、回転式現像機
4を回転させて、感光体1に接する位置にイェロー用現
像器4Yを移動させ、イェローの潜像を現像する。この
イェローのトナー像は、転写像担持体10の次の回転
で、転写コロトロン11により転写像担持体10のブラ
ックのトナー像に重ねて転写される。以下同様のプロセ
スを経て、マゼンダ、シアンの各画像の潜像形成、現
像、転写が行われ、転写像担持体10が4回転し4色の
転写が終了すると、転写像担持体10と転写ロール12
の間に転写材Pが搬送され、転写像担持体10上のトナ
ー像は、補助転写ロール16、転写ロール12の作用に
より転写材P上に転写される。この転写材Pは図示しな
い定着器に送られトナー像が溶融定着され、以下、この
一連の画像形成サイクルが繰り返される。
ず、帯電装置2により感光体1を一様に帯電した後、像
書込装置3においては、例えばブラックの画像信号を光
信号に変換し、感光体1上に原稿画像に対応した潜像を
形成させ、次に、このブラックの潜像は、図の位置でブ
ラック用現像器4Kにより現像される。転写像担持体1
0は、感光体1と同期して回転されており、ブラックで
現像されたトナー像は、転写コロトロン11により転写
像担持体10に転写される。その後、感光体1は、クリ
ーニング装置6により残留トナーが除去された後、再び
帯電装置2により一様に帯電され、像書込装置3からイ
ェローの画像信号を出力し、感光体1上にイェローの画
像に対応した潜像を形成させる。同時に、回転式現像機
4を回転させて、感光体1に接する位置にイェロー用現
像器4Yを移動させ、イェローの潜像を現像する。この
イェローのトナー像は、転写像担持体10の次の回転
で、転写コロトロン11により転写像担持体10のブラ
ックのトナー像に重ねて転写される。以下同様のプロセ
スを経て、マゼンダ、シアンの各画像の潜像形成、現
像、転写が行われ、転写像担持体10が4回転し4色の
転写が終了すると、転写像担持体10と転写ロール12
の間に転写材Pが搬送され、転写像担持体10上のトナ
ー像は、補助転写ロール16、転写ロール12の作用に
より転写材P上に転写される。この転写材Pは図示しな
い定着器に送られトナー像が溶融定着され、以下、この
一連の画像形成サイクルが繰り返される。
【0011】具体例としては、転写像担持体10として
PET樹脂フィルムを用い、バイアスロールとしての転
写ロール12は106Ωcm2からなるゴムロールとし、
対向ロール9はステンレス製とし、転写補助ロール16
は、109Ωcm2からなるカーボンブラックを入れたフ
ェノール樹脂ロールを用いた。転写ロール12と転写補
助ロール16には、それぞれ転写材Pと転写像担持体1
0間のエアギャップに強い電界を形成させないような電
圧を500〜3000Vの範囲で印加した。例えば、普
通紙で1000〜2200V、OHPフィルムで230
0〜3000Vに設定した。このようにすることによ
り、転写材Pが転写ロール12と転写像担持体10との
間に送りこまれても、転写入口側での電界を弱く一定に
制御できるため、転写ロール12の印加電圧を上げて
も、ギャップ転写、放電跡等の2次障害の発生を防止で
きることが確認された。
PET樹脂フィルムを用い、バイアスロールとしての転
写ロール12は106Ωcm2からなるゴムロールとし、
対向ロール9はステンレス製とし、転写補助ロール16
は、109Ωcm2からなるカーボンブラックを入れたフ
ェノール樹脂ロールを用いた。転写ロール12と転写補
助ロール16には、それぞれ転写材Pと転写像担持体1
0間のエアギャップに強い電界を形成させないような電
圧を500〜3000Vの範囲で印加した。例えば、普
通紙で1000〜2200V、OHPフィルムで230
0〜3000Vに設定した。このようにすることによ
り、転写材Pが転写ロール12と転写像担持体10との
間に送りこまれても、転写入口側での電界を弱く一定に
制御できるため、転写ロール12の印加電圧を上げて
も、ギャップ転写、放電跡等の2次障害の発生を防止で
きることが確認された。
【0012】図2ないし図6は本発明の他の実施例を示
している。なお、図1の実施例と同一の構成については
同一番号を付けて説明を省略する。図2の実施例におい
ては、転写ロール12と転写補助ロール16を同一電源
にすることにより制御を簡単化している。図3の実施例
においては、転写ロール12と転写補助ロール16を接
地し、対向ロール9にトナーと同極性の可変直流電源1
8を接続している。
している。なお、図1の実施例と同一の構成については
同一番号を付けて説明を省略する。図2の実施例におい
ては、転写ロール12と転写補助ロール16を同一電源
にすることにより制御を簡単化している。図3の実施例
においては、転写ロール12と転写補助ロール16を接
地し、対向ロール9にトナーと同極性の可変直流電源1
8を接続している。
【0013】図4の実施例においては、対向ロール9と
転写補助ロール16に対向してそれぞれ転写ロール12
と転写ロール19を設け、転写補助ロール16と転写ロ
ール、19を接地している。本実施例においては転写ニ
ップの形成が容易になる。図5の実施例においては、転
写像担持体10の内側に対向ロール9のみを配設し、転
写像担持体10の外側に対向ロール9に対向して転写ロ
ール12および転写補助ロール16を配設し、転写ロー
ル12と転写補助ロール16をそれぞれトナーと逆極性
の可変直流電源13、17に接続している。
転写補助ロール16に対向してそれぞれ転写ロール12
と転写ロール19を設け、転写補助ロール16と転写ロ
ール、19を接地している。本実施例においては転写ニ
ップの形成が容易になる。図5の実施例においては、転
写像担持体10の内側に対向ロール9のみを配設し、転
写像担持体10の外側に対向ロール9に対向して転写ロ
ール12および転写補助ロール16を配設し、転写ロー
ル12と転写補助ロール16をそれぞれトナーと逆極性
の可変直流電源13、17に接続している。
【0014】図6の実施例においては、上記各実施例の
転写補助ロール16の代わりに、導電性弾性体からなる
押圧部材20を転写ロール12に圧接するように配設
し、転写入口側での電界を弱めるように制御している。
転写補助ロール16の代わりに、導電性弾性体からなる
押圧部材20を転写ロール12に圧接するように配設
し、転写入口側での電界を弱めるように制御している。
【0015】図7および図8は本発明の転写装置の他の
実施例を示し、転写像担持体を転写ベルトに適用した実
施例である。転写ベルト21は、無端ベルト状の誘電体
シートからなり、駆動ロール22および従動ロール23
に巻回され、矢印方向に回動される。転写ベルト21に
対向して、ブラック用、イェロー用、マゼンタ用、シア
ン用の4組の画像形成ユニットK、Y、M、Cが配設さ
れ、転写ベルト21の1回転で4色のトナー像が次々に
多重転写される方式である。図7の実施例においては、
転写ベルト21の内側で各感光体1に対向してそれぞれ
転写ロール12と転写補助ロール16とを配設し、転写
ロール12を直流可変電源13に接続し、感光体1およ
び転写補助ロール16を接地している。図8の実施例に
おいては、感光体1を電気的にフロートさせ転写補助ロ
ール16とともに直流可変電源17に接続し、転写入口
側での電界発生を弱め、転写は転写ロール12と感光体
1との電位差によって行うようにしている。なお、図7
および図8の実施例においても、図6と同様に転写補助
ロール16の代わりに押圧部材20を配設するようにし
てもよい。
実施例を示し、転写像担持体を転写ベルトに適用した実
施例である。転写ベルト21は、無端ベルト状の誘電体
シートからなり、駆動ロール22および従動ロール23
に巻回され、矢印方向に回動される。転写ベルト21に
対向して、ブラック用、イェロー用、マゼンタ用、シア
ン用の4組の画像形成ユニットK、Y、M、Cが配設さ
れ、転写ベルト21の1回転で4色のトナー像が次々に
多重転写される方式である。図7の実施例においては、
転写ベルト21の内側で各感光体1に対向してそれぞれ
転写ロール12と転写補助ロール16とを配設し、転写
ロール12を直流可変電源13に接続し、感光体1およ
び転写補助ロール16を接地している。図8の実施例に
おいては、感光体1を電気的にフロートさせ転写補助ロ
ール16とともに直流可変電源17に接続し、転写入口
側での電界発生を弱め、転写は転写ロール12と感光体
1との電位差によって行うようにしている。なお、図7
および図8の実施例においても、図6と同様に転写補助
ロール16の代わりに押圧部材20を配設するようにし
てもよい。
【0016】図9および図10は本発明の転写装置の他
の実施例を示し、転写像担持体を転写ベルトに適用し、
かつ、多重転写ではなく単色の転写方式に適用した実施
例である。図10の実施例は、転写ロール12の代わり
に導電性弾性体からなる押圧部材25を配設し、押圧部
材25にバイアスを印加して転写する方式に適用した例
である。なお、前記各実施例においても、転写ロール1
2の代わりに導電性弾性体からなる押圧部材25を配設
するようにしてもよい。
の実施例を示し、転写像担持体を転写ベルトに適用し、
かつ、多重転写ではなく単色の転写方式に適用した実施
例である。図10の実施例は、転写ロール12の代わり
に導電性弾性体からなる押圧部材25を配設し、押圧部
材25にバイアスを印加して転写する方式に適用した例
である。なお、前記各実施例においても、転写ロール1
2の代わりに導電性弾性体からなる押圧部材25を配設
するようにしてもよい。
【0017】前記各実施例は転写入口側での電界を制御
する例を示しているが、転写出口側での転写オフタイミ
ングについて説明する。像担持体として有機感光体を用
い反転現象方式により顕像化し、静電転写により転写材
に転写を行う方式においては、転写手段により転写材担
持体に付与される電荷の極性は、感光体の感光度を有さ
ない極性であるため、転写工程にて感光体側への転写電
荷の移行により感光体に履歴が残ってしまうことが知ら
れている。例えば、マイナスに帯電特性を有する像担持
体上に潜像が形成され、該潜像を反転現像するべくトナ
ーがマイナスで帯電されている場合には、転写コロトロ
ンの極性はプラスに設定され、そして、転写コロトロン
からのプラスの電荷が誘電体フィルムを介して転写材へ
注入され、このプラス電荷が転写材の後端部の表面領域
に蓄積され、転写材の後端部が像担持体から離れる際に
剥離放電を起こし、プラス電荷がマイナスの電荷を帯び
た像担持体上に移動するため、次のサイクルでコピー上
に筋状の履歴がでてしまう。
する例を示しているが、転写出口側での転写オフタイミ
ングについて説明する。像担持体として有機感光体を用
い反転現象方式により顕像化し、静電転写により転写材
に転写を行う方式においては、転写手段により転写材担
持体に付与される電荷の極性は、感光体の感光度を有さ
ない極性であるため、転写工程にて感光体側への転写電
荷の移行により感光体に履歴が残ってしまうことが知ら
れている。例えば、マイナスに帯電特性を有する像担持
体上に潜像が形成され、該潜像を反転現像するべくトナ
ーがマイナスで帯電されている場合には、転写コロトロ
ンの極性はプラスに設定され、そして、転写コロトロン
からのプラスの電荷が誘電体フィルムを介して転写材へ
注入され、このプラス電荷が転写材の後端部の表面領域
に蓄積され、転写材の後端部が像担持体から離れる際に
剥離放電を起こし、プラス電荷がマイナスの電荷を帯び
た像担持体上に移動するため、次のサイクルでコピー上
に筋状の履歴がでてしまう。
【0018】例えば、図11に示す転写装置において、
感光体1としてマイナス帯電の感材を用い、マイナス帯
電の7μmのトナーを用いて現像を行い、PVdF(ポ
リフッ化ビニリデン)フィルムを転写像担持体26とし
て用い、転写材を静電的に吸着させた後、プラス帯電の
転写ロール12によってトナーを転写したところ、転写
部の下流側の感光体1側に設けた電位計27の出力は、
図12に示すようになり、感光体1の電位は、転写材後
端部での剥離放電による電荷により鋭いプラス電荷を受
ける。そこで、カラー画像を転写する時において、1色
目を転写後の転写材後端部の電位を測定し、その値によ
って2色目以降の転写ロール12のオフタイミングを変
更するようにした。図13に示すように、転写材後端部
での基準電位からのずれ量ΔVに従い、転写オフタイミ
ングを変えるようにしている。転写材後端での転写出力
を前サイクルでの電位データにより更新していくことに
より、安定して転写材後端に筋のない画像が得られた。
なお、図14に示すように、後端部での転写出力値を変
えるようにしてもよい。
感光体1としてマイナス帯電の感材を用い、マイナス帯
電の7μmのトナーを用いて現像を行い、PVdF(ポ
リフッ化ビニリデン)フィルムを転写像担持体26とし
て用い、転写材を静電的に吸着させた後、プラス帯電の
転写ロール12によってトナーを転写したところ、転写
部の下流側の感光体1側に設けた電位計27の出力は、
図12に示すようになり、感光体1の電位は、転写材後
端部での剥離放電による電荷により鋭いプラス電荷を受
ける。そこで、カラー画像を転写する時において、1色
目を転写後の転写材後端部の電位を測定し、その値によ
って2色目以降の転写ロール12のオフタイミングを変
更するようにした。図13に示すように、転写材後端部
での基準電位からのずれ量ΔVに従い、転写オフタイミ
ングを変えるようにしている。転写材後端での転写出力
を前サイクルでの電位データにより更新していくことに
より、安定して転写材後端に筋のない画像が得られた。
なお、図14に示すように、後端部での転写出力値を変
えるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、転写像担持体上のトナー像を転写材に転写また
は転写像担持体上の転写材にトナー像を転写させる方式
の転写装置において、転写入口側での電界を弱くするこ
とにより、転写材の種類によらず十分な転写性能を得る
ことができる。
よれば、転写像担持体上のトナー像を転写材に転写また
は転写像担持体上の転写材にトナー像を転写させる方式
の転写装置において、転写入口側での電界を弱くするこ
とにより、転写材の種類によらず十分な転写性能を得る
ことができる。
【図1】本発明の転写装置の1実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図4】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図5】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図6】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図7】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図8】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図9】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図で
ある。
ある。
【図10】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図
である。
である。
【図11】本発明の転写装置の他の実施例を示す構成図
である。
である。
【図12】転写後の感光体の電位を示す図である。
【図13】転写オフタイミングを説明するための図であ
る。
る。
【図14】転写制御を説明するための図である。
【図15】従来の転写装置の例を示す構成図である。
1…感光体、9…対向ロール、10…転写像担持体、1
1…転写コロトロン 12…転写ロール、13、17…可変直流電源、15…
転写装置 16…補助転写ロール、P…転写材
1…転写コロトロン 12…転写ロール、13、17…可変直流電源、15…
転写装置 16…補助転写ロール、P…転写材
Claims (1)
- 【請求項1】誘電体からなる転写像担持体と、転写像担
持体に接触されバイアスが印加される転写部材とを備
え、転写像担持体上のトナー像を転写材に転写または転
写像担持体上の転写材にトナー像を転写させる方式の転
写装置において、前記転写部材の転写入口側に配設さ
れ、前記転写像担持体に接触される補助転写部材を備
え、該補助転写部材にバイアスを印加または補助転写部
材を接地するとともに、転写材の種類により前記転写部
材または補助転写部材のバイアスを変えるように制御す
ることを特徴とする転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109359A JPH06324575A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 転写装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109359A JPH06324575A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 転写装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324575A true JPH06324575A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14508234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5109359A Pending JPH06324575A (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 転写装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06324575A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19713964A1 (de) * | 1996-04-04 | 1997-11-20 | Fuji Xerox Co Ltd | Vorrichtung zur Erzeugung beidseitiger Bilder und Verfahren zur Verwendung derselben |
JP2006243031A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008158455A (ja) * | 2006-12-26 | 2008-07-10 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2008268349A (ja) * | 2007-04-17 | 2008-11-06 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
US20100135703A1 (en) * | 2008-11-28 | 2010-06-03 | Seiko Epson Corporation | Transfer Apparatus and Image Forming Apparatus |
JP2010230968A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 中間転写装置、転写装置および画像形成装置 |
WO2012148008A1 (en) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2012233992A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US10423096B2 (en) | 2015-07-24 | 2019-09-24 | Hp Indigo B.V. | Grounded intermediate transfer members |
US20200174403A1 (en) * | 2018-12-03 | 2020-06-04 | Lexmark International, Inc. | Imaging transfer to intermediate transfer member |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP5109359A patent/JPH06324575A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19713964A1 (de) * | 1996-04-04 | 1997-11-20 | Fuji Xerox Co Ltd | Vorrichtung zur Erzeugung beidseitiger Bilder und Verfahren zur Verwendung derselben |
DE19713964B4 (de) * | 1996-04-04 | 2007-07-19 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung beidseitiger Bilder |
DE19713964B8 (de) * | 1996-04-04 | 2008-01-10 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung beidseitiger Bilder |
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US20100135703A1 (en) * | 2008-11-28 | 2010-06-03 | Seiko Epson Corporation | Transfer Apparatus and Image Forming Apparatus |
US8175494B2 (en) | 2009-03-27 | 2012-05-08 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Intermediate transfer device, transfer device and image forming apparatus for wrinkle suppression |
JP2010230968A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 中間転写装置、転写装置および画像形成装置 |
WO2012148008A1 (en) * | 2011-04-28 | 2012-11-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2012233992A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Canon Inc | 画像形成装置 |
CN103492959A (zh) * | 2011-04-28 | 2014-01-01 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
US9081334B2 (en) | 2011-04-28 | 2015-07-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
US10423096B2 (en) | 2015-07-24 | 2019-09-24 | Hp Indigo B.V. | Grounded intermediate transfer members |
US10642197B2 (en) | 2015-07-24 | 2020-05-05 | Hp Indigo B.V. | Grounded intermediate transfer members |
US20200174403A1 (en) * | 2018-12-03 | 2020-06-04 | Lexmark International, Inc. | Imaging transfer to intermediate transfer member |
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