JPH0632429Y2 - 自動車の開閉屋根装置 - Google Patents

自動車の開閉屋根装置

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JPH0632429Y2
JPH0632429Y2 JP1988063910U JP6391088U JPH0632429Y2 JP H0632429 Y2 JPH0632429 Y2 JP H0632429Y2 JP 1988063910 U JP1988063910 U JP 1988063910U JP 6391088 U JP6391088 U JP 6391088U JP H0632429 Y2 JPH0632429 Y2 JP H0632429Y2
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JP
Japan
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opening
roof
storage space
vehicle body
storage cover
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JP1988063910U
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JPH01165716U (ja
Inventor
正俊 手塚
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車室の上部と後部とに形成された車体開口を
覆う使用位置から、車体後部の格納空間へ収納可能な可
動ルーフを有する自動車の開閉屋根装置に関する。
従来技術 自動車の上部を開放してオープンエアモータリングを楽
しめるように、上記形式の開閉屋根装置を設けた自動車
は従来より公知である。この種の自動車は一般にコンバ
ーティブル車とも称せられている。
上記形式の自動車において、可動ルーフ用の格納空間の
上部開口を放置すると、可動ルーフを格納したときも、
或いはこれを使用位置にもたらしたときも格納空間の上
部開口が開放したままとなり、その内部が丸見えとなっ
て大変見苦しい。
そこで、格納空間の上部開口を覆う収納カバーを車体に
回動可能に枢支し、可動ルーフの格納動作時又は装着動
作時以外のときは収納カバーによって格納空間の上部開
口を覆っておく構成が既に提案されている(実願昭62
−140834号)。その際、可動ルーフの後端部にウ
ェザストリップを設けると、可動ルーフを使用位置にも
たらし、かつ収納カバーを閉じたとき、収納カバーの前
端部が可動ルーフのウェザストリップに当接するので、
格納空間内に雨水等の水滴が浸入することを阻止でき
る。
上述のように可動ルーフにウェザストリップを設けるこ
とによって格納空間内のシール性を確保できるのである
が、例えば可動ルーフを使用位置に配置した状態で、収
納カバーを開くと、可動ルーフ上を流下した水滴がウェ
ザストリップを乗り越えて格納空間内に浸入してしま
う。このように収納カバーを開けてしまえば、格納空間
内への水滴の浸入を阻止することはできない。
目的 本考案は上述した新規な認識に基づきなされたものであ
り、その目的とするところは、収納カバーを開いても格
納空間内に雨水等の水が浸入する不具合を阻止した自動
車の開閉屋根装置を提供することである。
構成 本考案は上記目的を達成するため、車室の上部と後部と
に形成された車体開口を覆う使用位置から、車体後部の
格納空間へ収納可能な可動ルーフと、前記格納空間の上
部開口を覆う閉位置と該開口を開放する開位置との間を
回動可能に車体に枢支された収納カバーと、前記可動ル
ーフの後端部に設けられていて、該可動ルーフを使用位
置にもたらし、かつ収納カバーを閉位置にもたらしたと
き、収納カバーの前端部が当接して格納空間をシールす
るウェザストリップと、該ウェザストリップに形成され
ていて、その長手方向に延在するドリップチャンネルと
を具備して成る自動車の開閉屋根装置を提供する。
作用 収納カバーを開いたとき、可動ルーフ上を流下した水滴
はウェザストリップに形成されたドリップチャンネルに
受け止められ、これに案内されて車外に排出される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明し、併せて前
述の格納空間への雨水の浸入に関連した不具合を、図面
に即してより具体的に明らかにする。
第1図及び第2図は本考案に係る開閉屋根装置1を備え
た自動車の一例を示す斜視図である。第2図から判るよ
うに車室の上部と後部には車体開口2が形成され、第1
図の状態ではこの開口2が可動ルーフ3によって覆われ
ている。図に一例として示した可動ルーフ3は、車室の
上部の開口を覆うフロントルーフ4と、車室の後部の開
口を覆うリヤルーフ5とから成り、リヤルーフ5はその
前端部がフロントルーフ4の後端部に連結ピン6を介し
て互いに曲折可能に枢着されている。またリヤルーフ5
はその下端部が一対の枢ピン7を介して車体8に回動可
能に支持されている。
フロントルーフ4は硬質合成樹脂板又は鋼板等の剛体よ
り成り、またリヤルーフ5は剛体より成るウインドフレ
ーム9と、これに接着剤10(第3図)を介して固定さ
れたバックウィンドガラス11から構成されている。
車体8の後部には可動ルーフ3を収納するための格納空
間12(第2図)が形成され、この空間12の上部開口
は収納カバー13によって開閉される。即ち、収納カバ
ー13の後部が一対の枢ピン14によって車体8に枢支
され、該カバー13は、第1図に示したように格納空間
12の上部開口を覆う閉位置と、第2図に示したように
該開口を開放する開位置との間を回動可能に支持されて
いる。
第1図は可動ルーフ3が車体開口2を覆った使用位置に
存する状態を示しているが、このとき収納カバー13が
格納空間12の上部開口を閉鎖しているので、該空間1
2が隠され、その外観低下を阻止できる。
車体開口を開放するには、先ず収納カバー13を第2図
に示すように開位置に回動して格納空間12の上部開口
を開放する。次いでリヤルーフ5を第2図に実線及び破
線で示す如くその枢ピン7を中心として矢印A方向に回
動させ、フロントルーフ4を後方に引きながら、これら
を折り畳んで行き、鎖線で示すように両ルーフ4,5を
格納空間12内に折り畳んで収納する。最後に収納カバ
ー13を第1図のように閉じれば、格納された可動ルー
フ3を覆い隠すことができ、車体の外観を美しく保つこ
とができる。逆の操作を行うことにより可動ルーフ3を
再び使用位置にもたらすことができる。可動ルーフ4は
手動又は電動等によって作動させることができ、その際
の特にフロントルーフ4の動作態様は、例えば実願昭6
0−15223号等に詳しく説明されている。
格納空間12の上部開口と、車体開口2のまわりにはオ
ープニングウェザストリップ15(第2図)が取付けら
れ、可動ルーフ3と収納カバー13が第1図のように閉
じられたとき、これらの周縁にウェザストリップ15が
当たり、車室内と格納空間12のシール性が保持され
る。また第3図乃至第5図に示すように可動ルーフ3、
図の例ではリヤルーフ5の後端部にも、例えば軟質合成
樹脂又はゴム等より成るウェザストリップ16が例えば
クリップ25(第4図及び第5図)によって固定され、
可動ルーフ3と収納カバー13を第1図のように閉じた
とき、第4図に明示する如く収納カバー13の前端部1
7がウェザストリップ16に当接し、該ストリップ16
を押圧してこれを弾性変形させる。これにより、リヤル
ーフ5と収納カバー13の間から、雨水等が格納空間1
2内に浸入する不具合を阻止し、格納空間12をシール
することができる。
ところで、上述のように可動ルーフの後端部にウェザス
トリップを設ける際、これを上述したシールの目的だけ
に使用するのであれば、このウェザストリップ16を第
6図のように形成すれば充分である。即ち、収納カバー
13を第6図に実線で示したように閉じたとき、その前
端部17がウェザストリップ16に圧接し、よって、ウ
インドガラス11の上面を雨水等の水滴wが流下してき
ても、この水滴wは、ウェザストリップ16から収納カ
バー13の上面に移行し、したがって下方に流下して格
納空間12に浸入することはない。ところが、収納カバ
ー13を第6図に鎖線で示す如く開くと、ウインドガラ
ス11を流下した水滴w、或いは収納カバー13の先端
に付着した水滴w1が鎖線矢印で示すようにウェザスト
リップ16を乗り越えて格納空間12内に浸入する。
そこで本考案に係る開閉屋根装置においては、第3図乃
至第5図に例示する如く、前述のウェザストリップ16
に、その長手方向に延びるドリップチャンネル20が形
成されている。このため、例えば可動ルーフ3を使用位
置にもたらした状態で収納カバー13を開いても、ウイ
ンドガラス11の表面を流下する水滴wや、収納カバー
13の先端に付着した水滴w1は、ドリップチャンネル
20に受け止められ、格納空間12に落下することはな
い。ドリップチャンネル20に流れ込んだ水滴は第3図
に矢印Xを付して示すように、該チャンネル20に案内
されて車体8の横方向に流れ、車体8に形成されたチャ
ンネル21を流れて車外に排出される。
第4図から判るようにウェザストリップ16にドリップ
チャンネル20を設けても、そのシール機能が低下する
ことはない。むしろチャンネル20を区画するリップ2
2も収納カバー13に密着するため、シール機能が高め
られる。のみならず、ウェザストリップ16が2個所で
収納カバー13に当接するので、自動車の走行時におけ
る風切音の発生を防止できる効果も得られる。
なお、23は収納カバー13のアウタパネル13aとイ
ンナパネル13bの隙間を覆うシーラであり、かかるシ
ーラ23を設けることによって、収納カバー13の開閉
時に、該カバー13に対するリップ22の当接を円滑に
行わせることも可能となる。
本考案は可動ルーフがフロントルーフとリヤルールに分
割されておらず、これらが一体に形成された開閉屋根装
置や、これらのルーフが例えばフレームに張設された可
撓性シートにより構成されている装置等にも広く適用で
きることは当然である。
効果 本考案によれば、収納カバーを開いたときも、水滴が格
納空間に入り込む不具合を阻止することができる。しか
もドリップチャンネルがウェザストリップ自体に形成さ
れているため、独立したチャンネル部材を設ける必要が
なく、部品点数の減少、コストの低減、並びに重量増大
の防止を図ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は開閉屋根装置を有する自動車の外観斜視図、第
2図は第1図に示した可動ルーフを開くときの動作を示
した斜視図、第3図は収納カバーを開いた状態で、リヤ
ルーフの後部と、車体の関係を示した斜視図、第4図は
第1図のIV-IV線断面図、第5図は収納カバーを開き始
めたときの、第4図と同様な断面図、第6図はウェザス
トリップにドリップチャンネルを設けないときの不具合
を説明する断面図である。 1…開閉屋根装置、2…車体開口 3…可動ルーフ、8…車体 12…格納空間、13…収納カバー 16…ウェザストリップ、17…前端部 20…ドリップチャンネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室の上部と後部とに形成された車体開口
    を覆う使用位置から、車体後部の格納空間へ収納可能な
    可動ルーフと、 前記格納空間の上部開口を覆う閉位置と該開口を開放す
    る開位置との間を回動可能に車体に枢支された収納カバ
    ーと、 前記可動ルーフの後端部に設けられていて、該可動ルー
    フを使用位置にもたらし、かつ収納カバーを閉位置にも
    たらしたとき、収納カバーの前端部が当接して格納空間
    をシールするウェザストリップと、 該ウェザストリップに形成されていて、その長手方向に
    延在するドリップチャンネルと、 を具備して成る自動車の開閉屋根装置。
JP1988063910U 1988-05-14 1988-05-14 自動車の開閉屋根装置 Expired - Lifetime JPH0632429Y2 (ja)

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JPH01165716U JPH01165716U (ja) 1989-11-20
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JP4540553B2 (ja) * 2005-06-07 2010-09-08 西川ゴム工業株式会社 コンバーチブル車のリヤピラー下部におけるシール構造
JP2007015518A (ja) * 2005-07-06 2007-01-25 Nishikawa Rubber Co Ltd ウェザーストリップ
FR2966783B1 (fr) * 2010-11-03 2012-11-16 Peugeot Citroen Automobiles Sa Vehicule automobile equipe d'un toit escamotable.
JP6311555B2 (ja) * 2014-09-26 2018-04-18 マツダ株式会社 車両の後部車体構造

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