JPH06323493A - パイロット式スチ―ムトラップ - Google Patents
パイロット式スチ―ムトラップInfo
- Publication number
- JPH06323493A JPH06323493A JP13644193A JP13644193A JPH06323493A JP H06323493 A JPH06323493 A JP H06323493A JP 13644193 A JP13644193 A JP 13644193A JP 13644193 A JP13644193 A JP 13644193A JP H06323493 A JPH06323493 A JP H06323493A
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- JP
- Japan
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- valve
- pilot
- pressure
- opened
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- Float Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧力応動弁の開弁による出口側でのウォ―タ
ハンマを防止する。 【構成】 パイロットフロ―ト弁１４の浮上降下によっ
てレバ―１６を介してパイロット流路１２を開閉し圧力
室２５の圧力を制御する。これによってピストン２１と
弁体２２とから成る圧力応動弁が弁口１９を開閉し復水
を出口１０に排出する。パイロット流路の開弁に先立っ
てパイロットフロ―ト弁がバイパス流路１３を開け、復
水を直接出口１０に排出する。圧力応動弁の開弁時には
バイパス流路を通して復水を出口へ排出しているので、
圧力応動弁の開弁によって復水が出口側へ急激に排出さ
れてもウォ―タハンマを発生することがない。
ハンマを防止する。 【構成】 パイロットフロ―ト弁１４の浮上降下によっ
てレバ―１６を介してパイロット流路１２を開閉し圧力
室２５の圧力を制御する。これによってピストン２１と
弁体２２とから成る圧力応動弁が弁口１９を開閉し復水
を出口１０に排出する。パイロット流路の開弁に先立っ
てパイロットフロ―ト弁がバイパス流路１３を開け、復
水を直接出口１０に排出する。圧力応動弁の開弁時には
バイパス流路を通して復水を出口へ排出しているので、
圧力応動弁の開弁によって復水が出口側へ急激に排出さ
れてもウォ―タハンマを発生することがない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気配管系に発生する
復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に
入口側の液位をパイロットフロ―ト弁で検出して圧力応
動弁を動作させるようにしたパイロット式スチ―ムトラ
ップに関する。
復水を自動的に排出するスチ―ムトラップに関し、特に
入口側の液位をパイロットフロ―ト弁で検出して圧力応
動弁を動作させるようにしたパイロット式スチ―ムトラ
ップに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のパイロット式スチ―ムトラップを
実開平３−８５７９７号公報を参照して説明する。これ
は、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された圧力室
と、圧力室を入口側に連通するパイロット流路と、圧力
室を出口側に連通する逃がし流路と、パイロット流路を
入口側の液位に応じて開閉し圧力室内の圧力を制御して
圧力応動弁を動作させるパイロットフロ―ト弁とを備え
たものである。
実開平３−８５７９７号公報を参照して説明する。これ
は、圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成された圧力室
と、圧力室を入口側に連通するパイロット流路と、圧力
室を出口側に連通する逃がし流路と、パイロット流路を
入口側の液位に応じて開閉し圧力室内の圧力を制御して
圧力応動弁を動作させるパイロットフロ―ト弁とを備え
たものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、パイ
ロットフロ―ト弁によるパイロット流路の開弁によって
圧力応動弁が開弁すると、出口側へ復水の急激な排出が
開始されるので、出口側でウォ―タハンマが発生する問
題があった。
ロットフロ―ト弁によるパイロット流路の開弁によって
圧力応動弁が開弁すると、出口側へ復水の急激な排出が
開始されるので、出口側でウォ―タハンマが発生する問
題があった。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、圧力応動弁
の開弁による出口側でのウォ―タハンマを防止すること
である。
の開弁による出口側でのウォ―タハンマを防止すること
である。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、圧力応動弁の受
圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入口側
に連通するパイロット流路と、圧力室を出口側に連通す
る逃がし流路と、パイロット流路を入口側の液位に応じ
て開閉し圧力室内の圧力を制御して圧力応動弁を動作さ
せるパイロットフロ―ト弁とを備えたものにおいて、パ
イロットフロ―ト弁によるパイロット流路の開弁よりも
低液位で開弁され入口側を出口側に連通するバイパス流
路を設けたことを特徴とするものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、圧力応動弁の受
圧変位壁で一部を形成された圧力室と、圧力室を入口側
に連通するパイロット流路と、圧力室を出口側に連通す
る逃がし流路と、パイロット流路を入口側の液位に応じ
て開閉し圧力室内の圧力を制御して圧力応動弁を動作さ
せるパイロットフロ―ト弁とを備えたものにおいて、パ
イロットフロ―ト弁によるパイロット流路の開弁よりも
低液位で開弁され入口側を出口側に連通するバイパス流
路を設けたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
パイロット流路の開弁に先立ってバイパス流路が開弁さ
れるので、その後圧力応動弁が開弁するときにはバイパ
ス流路を通して入口側の復水が出口へ排出されている。
従って、圧力応動弁の開弁によって復水が出口側へ急激
に排出されてもウォ―タハンマを発生することがない。
パイロット流路の開弁に先立ってバイパス流路が開弁さ
れるので、その後圧力応動弁が開弁するときにはバイパ
ス流路を通して入口側の復水が出口へ排出されている。
従って、圧力応動弁の開弁によって復水が出口側へ急激
に排出されてもウォ―タハンマを発生することがない。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を図１ないし図３
を参照して説明する。本体１に蓋２、３を固着してトラ
ップケ―シングを形成する。トラップケ―シングの内部
は仕切壁４によって、入口５に連通する復水溜り室６
と、上下連通路７，８を介して復水溜り室６に連通する
パイロットフロ―ト弁収容室９と、出口１０の連通する
圧力応動弁収容室１１に隔てる。入口５は復水溜り室６
の上部に開口し、出口１０は入口５と同一軸上に形成す
る。
を参照して説明する。本体１に蓋２、３を固着してトラ
ップケ―シングを形成する。トラップケ―シングの内部
は仕切壁４によって、入口５に連通する復水溜り室６
と、上下連通路７，８を介して復水溜り室６に連通する
パイロットフロ―ト弁収容室９と、出口１０の連通する
圧力応動弁収容室１１に隔てる。入口５は復水溜り室６
の上部に開口し、出口１０は入口５と同一軸上に形成す
る。
【０００８】パイロッフロ―ト弁収容室９はパイロット
流路１２（図１では２点鎖線で示す）を介して下記の圧
力室２５に連通し、またバイパス流路１３を介して出口
１０に連通する。パイロットフロ―ト弁収容室９内に中
空密閉のパイロットフロ―ト弁１４を自由状態で収容す
る。パイロットフロ―ト弁１４はパイロットフロ―ト弁
収容室９内の液位に応じて浮上降下し、その外表面で直
接バイパス流路１３を開閉すると共に、ピン１５によっ
て回転可能にパイロットフロ―ト弁収容室９に取り付け
たレバ―１６を介してパイロット流路１２を開閉する。
図示のものはバイパス流路１３とパイロット流路１２を
共に閉じた状態を示している。この状態から液位の上昇
によってパイロットフロ―ト弁１４が浮上すると先ずバ
イパス流路１３を開き、更に浮上した位置でレバ―１６
を図２において時計回り方向に回転させてパイロット流
路１２を開く。そして液位の低下によってパイロットフ
ロ―ト弁１４が図示の位置まで降下すると、外表面でバ
イパス流路１３が閉じ、レバ―１６を介してパイロット
流路１２が閉じる。
流路１２（図１では２点鎖線で示す）を介して下記の圧
力室２５に連通し、またバイパス流路１３を介して出口
１０に連通する。パイロットフロ―ト弁収容室９内に中
空密閉のパイロットフロ―ト弁１４を自由状態で収容す
る。パイロットフロ―ト弁１４はパイロットフロ―ト弁
収容室９内の液位に応じて浮上降下し、その外表面で直
接バイパス流路１３を開閉すると共に、ピン１５によっ
て回転可能にパイロットフロ―ト弁収容室９に取り付け
たレバ―１６を介してパイロット流路１２を開閉する。
図示のものはバイパス流路１３とパイロット流路１２を
共に閉じた状態を示している。この状態から液位の上昇
によってパイロットフロ―ト弁１４が浮上すると先ずバ
イパス流路１３を開き、更に浮上した位置でレバ―１６
を図２において時計回り方向に回転させてパイロット流
路１２を開く。そして液位の低下によってパイロットフ
ロ―ト弁１４が図示の位置まで降下すると、外表面でバ
イパス流路１３が閉じ、レバ―１６を介してパイロット
流路１２が閉じる。
【０００９】圧力応動弁収容室１１にシリンダ１７と、
弁座１８を配置する。復水溜り室６と出口１０は弁座１
８に開けられた弁口１９及び流体通過窓２０によって連
通する。シリンダ１７内を気密的に摺動するピストン２
１と、弁口１９を復水溜り室６側から開閉する弁体２２
とで圧力応動弁を形成する。弁体２２は弁棒部２３が弁
座１８の頂壁を貫通し、更にピストン２１を貫通して、
ナット２４によってピストン２１を固定する。ピストン
２１の上方空間が圧力室２５を成し、パイロット流路１
２によって復水溜り室６側に連通する。また圧力室２５
はピストン２１を貫通するパイロット流路１２よりも通
過面積の小さな逃がし流路２６によって弁座１７に開け
た連通路２７を通して出口１０側に連通する。
弁座１８を配置する。復水溜り室６と出口１０は弁座１
８に開けられた弁口１９及び流体通過窓２０によって連
通する。シリンダ１７内を気密的に摺動するピストン２
１と、弁口１９を復水溜り室６側から開閉する弁体２２
とで圧力応動弁を形成する。弁体２２は弁棒部２３が弁
座１８の頂壁を貫通し、更にピストン２１を貫通して、
ナット２４によってピストン２１を固定する。ピストン
２１の上方空間が圧力室２５を成し、パイロット流路１
２によって復水溜り室６側に連通する。また圧力室２５
はピストン２１を貫通するパイロット流路１２よりも通
過面積の小さな逃がし流路２６によって弁座１７に開け
た連通路２７を通して出口１０側に連通する。
【００１０】上記実施例の作動は下記の通りである。入
口５から流入する復水によってパイロットフロ―ト弁収
容室９の液位が上昇すると、パイロットフロ―ト弁１４
が図示の位置から浮上し、バイパス流路１３を開いて復
水を出口１０へ直接排出する。流入復水量が多い場合
は、更にフロ―トが浮上してレバ―１６を介してパイロ
ット流路１２も開く。圧力室２５の圧力がパイロット流
路１２から導入される復水によって上昇するので、ピス
トン２１が下方に変位し、これに伴って弁体２２が弁座
１８から離座して弁口１９を開き、復水を出口１０へ排
出する。復水の排出によってパイロットフロ―ト弁収容
室９の液位が低下すると、パイロットフロ―ト弁１４が
図示の位置まで降下し、外表面でバイパス流路１３を閉
じると共に、レバ―１６を介してパイロット流路１２を
閉じる。圧力室２５の圧力が逃がし流路２６によって低
下するので、弁体２２が弁口１９を閉じる。
口５から流入する復水によってパイロットフロ―ト弁収
容室９の液位が上昇すると、パイロットフロ―ト弁１４
が図示の位置から浮上し、バイパス流路１３を開いて復
水を出口１０へ直接排出する。流入復水量が多い場合
は、更にフロ―トが浮上してレバ―１６を介してパイロ
ット流路１２も開く。圧力室２５の圧力がパイロット流
路１２から導入される復水によって上昇するので、ピス
トン２１が下方に変位し、これに伴って弁体２２が弁座
１８から離座して弁口１９を開き、復水を出口１０へ排
出する。復水の排出によってパイロットフロ―ト弁収容
室９の液位が低下すると、パイロットフロ―ト弁１４が
図示の位置まで降下し、外表面でバイパス流路１３を閉
じると共に、レバ―１６を介してパイロット流路１２を
閉じる。圧力室２５の圧力が逃がし流路２６によって低
下するので、弁体２２が弁口１９を閉じる。
【００１１】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、ウォ―タハンマを発生する
ことがないので、蒸気使用機器が破損したり使用不能に
なることがない。バイパス流路を通して復水を出口へ直
接排出するので、圧力応動弁の作動頻度が少なくなり、
圧力応動弁の耐用寿命を長くすることができる。
記のように本発明によれば、ウォ―タハンマを発生する
ことがないので、蒸気使用機器が破損したり使用不能に
なることがない。バイパス流路を通して復水を出口へ直
接排出するので、圧力応動弁の作動頻度が少なくなり、
圧力応動弁の耐用寿命を長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例のパイロット式スチ―ムトラッ
プの断面図である。
プの断面図である。
【図２】一部を省略した図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】一部を省略した図１の平面図である。
５ 入口 ６ 復水溜り室 ９ パイロットフロ―ト弁収容室 １０ 出口 １１ 圧力応動弁収容室 １２ パイロット流路 １３ バイパス流路 １４ パイロットフロ―ト弁 １６ レバ― １９ 弁口 ２１ ピストン（圧力応動弁） ２２ 弁体（圧力応動弁） ２５ 圧力室 ２６ 逃がし流路
Claims (1)
- 【請求項１】 圧力応動弁の受圧変位壁で一部を形成さ
れた圧力室と、圧力室を入口側に連通するパイロット流
路と、圧力室を出口側に連通する逃がし流路と、パイロ
ット流路を入口側の液位に応じて開閉し圧力室内の圧力
を制御して圧力応動弁を動作させるパイロットフロ―ト
弁とを備えたものにおいて、パイロットフロ―ト弁によ
るパイロット流路の開弁よりも低液位で開弁され入口側
を出口側に連通するバイパス流路を設けたことを特徴と
するパイロット式スチ―ムトラップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13644193A JP2884302B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13644193A JP2884302B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06323493A true JPH06323493A (ja) | 1994-11-25 |
| JP2884302B2 JP2884302B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=15175197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13644193A Expired - Fee Related JP2884302B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | パイロット式スチ―ムトラップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884302B2 (ja) |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP13644193A patent/JP2884302B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2884302B2 (ja) | 1999-04-19 |
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