JPH06323138A - エンジンのオイルクーラ構造 - Google Patents

エンジンのオイルクーラ構造

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Publication number
JPH06323138A
JPH06323138A JP13382093A JP13382093A JPH06323138A JP H06323138 A JPH06323138 A JP H06323138A JP 13382093 A JP13382093 A JP 13382093A JP 13382093 A JP13382093 A JP 13382093A JP H06323138 A JPH06323138 A JP H06323138A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil cooler
engine
cooling water
engine cooling
baffle plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13382093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Osaki
伸也 大崎
Toshikazu Akaha
敏和 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP13382093A priority Critical patent/JPH06323138A/ja
Publication of JPH06323138A publication Critical patent/JPH06323138A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルクーラ室に導入したエンジン冷却水を
有効に活用し、オイルクーラの冷却効率を向上させる。 【構成】 隔壁6とオイルクーラエレメント5との間に
存在するクリアランスをじゃま板9で塞ぐ。じゃま板9
は、連通孔7a,7bのエンジン冷却水流上流側に取付
けられ、隔壁6に沿って流入したエンジン冷却水8が直
接連通孔から流出するのを防止する。これにより、エン
ジン冷却水8のほぼ全量がオイルクーラ室4内を循環す
るようになり、オイルクーラエレメント5の内部を流れ
るエンジンオイルと熱交換して連通孔7a,7bからウ
ォータジャケット2へ流出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン冷却水を利用
した水冷式のエンジンのオイルクーラ構造に係り、特
に、エンジン冷却水の流れを改善して冷却効率を向上さ
せたオイルクーラ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンオイルの冷却をするオイルクー
ラにはエンジン冷却水を利用して熱交換をする水冷式の
ものがあり、該オイルクーラをクランクケースに組込ん
だ構造が一般的である。
【0003】そこで、従来のオイルクーラ構造を図4及
び図5に基づいて簡単に説明する。図中1はクランクケ
ース、2はウォータジャケット、3はオイルクーラ、4
はオイルクーラ室、5はオイルクーラエレメント、6は
クランクケースの隔壁、7は連通孔を各々示している。
【0004】オイルクーラ3は、オイルクーラ室4に配
置されたオイルクーラエレメント5の内部をエンジンオ
イルが流れ、オイルクーラ室4内に導入してオイルクー
ラエレメント5の外部を流れるエンジン冷却水8と熱交
換してエンジンオイルを冷却するように構成されてい
る。なお、エンジン冷却水8は、エンジン前方側からオ
イルクーラ室4に供給されて内部を循環し、連通孔7か
らウォータジャケット2へ流出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のオイルクーラ構造によれば、オイルクーラエレメン
ト8とクランクケース1の隔壁6との間にクリアランス
が存在するため、エンジン冷却水8の一部は、ほとんど
オイルクーラ室4の内部を循環して熱交換することな
く、直接連通孔7からウォータジャケット2へ流出す
る。従って、せっかく導入した冷却水の全量を十分に活
用することができず、冷却効率の面で改善が望まれてい
た。
【0006】そこで、本発明は、オイルクーラ室に導入
した冷却水をできるだけ多く循環させてオイルクーラエ
レメントとの熱交換に活用し、オイルクーラの冷却効率
を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の手段を
解決するもので、オイルクーラエレメントを配置したオ
イルクーラ室にエンジン冷却水を導入して循環させ、前
記オイルクーラエレメントの内部を流れるエンジンオイ
ルと熱交換したエンジン冷却水がクランクケースの隔壁
に設けた連通孔を通ってウォータジャケットへ流出する
エンジンのオイルクーラ構造において、前記連通孔より
エンジン冷却水流上流側に、前記クランクケースの隔壁
と前記オイルクーラエレメントとの間のクリアランスを
塞ぐじゃま板を設けたことを特徴とするエンジンのオイ
ルクーラ構造である。
【0008】また、連通孔を複数設け、じゃま板から遠
い位置程開口面積を小さく設定するとよい。
【0009】
【作用】前述の手段によれば、オイルクーラ室に導入し
たエンジン冷却水が連通孔へ向かって流れる最短距離の
流路がじゃま板によって遮断されるので、エンジン冷却
水はオイルクーラ室内を十分に循環してオイルクーラエ
レメント内のオイルと熱交換するようになる。
【0010】また、じゃま板から遠い位置の連通孔程開
口面積を小さくすることにより、両方の連通孔からの流
出量がほぼ等しくなり、しかも十分な量のエンジン冷却
水をじゃま板の裏側まで循環させることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。なお、図1は従来例の図5に対応するもの
で、同一の部分には同じ符号を付してある。
【0012】オイルクーラ3は、クランクケース1のウ
ォータジャケット2に隣接して設けられており、内部を
エンジンオイルが流れるオイルクーラエレメント5がオ
イルクーラ室4に配置されている。このオイルクーラ室
4には図示省略の冷却水供給口が設けられ、エンジン前
方側から導入したエンジン冷却水8は、オイルクーラエ
レメント5の外周を通って室内を循環した後、クランク
ケースの隔壁6に設けた連通孔7a,7bからウォータ
ジャケット2へ流出する。
【0013】連通孔7a,7bが設けられた隔壁6とオ
イルクーラエレメント5との間に存在するクリアランス
を塞ぐため、連通孔7aよりエンジン冷却水流の上流側
(本実施例ではエンジン前方側)にじゃま板9を取付け
てある。このじゃま板9は馬蹄形をした部品で、板金製
の基材9aにゴム製のパッキン9bを焼きつけて一体化
されている。
【0014】じゃま板9の取付構造は、たとえば図2に
示した要部拡大断面図の如く、オイルクーラエレメント
5にL字形断面のブラケット10を設けておき、該ブラ
ケット10と基材9aとを係合させる(オイルクーラエ
レメント5とブラケット10との間にじゃま板9を挾み
込む)と共にパッキン9bを隔壁6に押圧して固定する
ようにすればよい。これにより、隔壁6とオイルクーラ
エレメント5との間のクリアランスは連通孔7aより上
流側で塞がれるので、エンジン前方側から隔壁6に沿っ
て流入したエンジン冷却水の流れ方向は、じゃま板9に
当ってオイルクーラエレメント5側へ変化する。
【0015】また、隔壁6には2つの連通孔7a,7b
を設けてあるが、本実施例では、じゃま板9から遠い位
置にある連通孔7bの直径D2を近い位置にある連通孔
7aの直径D1より小さくしてある(D2<D1)。こ
の場合、オイルクーラ室4からウォータジャケット2へ
流出するエンジン冷却水量が連通孔7a,7b共にほぼ
同量となるように、両方の開口面積を設定すればよい。
【0016】上述した構成のオイルクーラ構造とするこ
とにより、オイルクーラ室4に導入されたエンジン冷却
水8はほぼ全量がオイルクーラエレメント5の外部を積
極的に流れるようになり、エンジン冷却水を有効に活用
して効率のよい熱交換が可能となる。そして、オイルク
ーラエレメント5のエンジン後方側端部まで到達した冷
却水はじゃま板9の裏側へ向けて流れ方向を変え、オイ
ルクーラエレメント5と隔壁6との間のクリアランスを
通って連通孔7a,7bからウォータジャケット2へ流
出する。この時、連通孔7a,7bからの流出量はほぼ
同量となるので、気筒間でシリンダ温度にバラツキがで
ることはない。
【0017】なお、じゃま板9にゴム製のパッキン9b
を焼きつけて一体化したことにより、相手部品への追従
性が良好となって高いシール性が得られる。
【0018】
【発明の効果】前述した本発明のエンジンのオイルクー
ラ構造によれば、オイルクーラ室に導入したエンジン冷
却水のほぼ全量を有効に活用し、効率のよいエンジンオ
イルの冷却が可能となる。
【0019】また、オイルクーラ室からウォータジャケ
ットへ流出するエンジン冷却水の流量が各連通孔共ほぼ
同量になるので、気筒間でシリンダ温度に差が生じるこ
ともなく、安定したエンジンの運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオイルクーラ構造の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】じゃま板の構成例を示す斜視図である。
【図4】従来のオイルクーラの概略構造を示す縦断面図
である。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 クランクケース 2 ウォータジャケット 3 オイルクーラ 4 オイルクーラ室 5 オイルクーラエレメント 6 隔壁 7,7a,7b 連通孔 8 エンジン冷却水 9 じゃま板 10 ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルクーラエレメントを配置したオイル
    クーラ室にエンジン冷却水を導入して循環させ、前記オ
    イルクーラエレメントの内部を流れるエンジンオイルと
    熱交換したエンジン冷却水がクランクケースの隔壁に設
    けた連通孔を通ってウォータジャケットへ流出するエン
    ジンのオイルクーラ構造において、前記連通孔よりエン
    ジン冷却水流上流側に、前記クランクケースの隔壁と前
    記オイルクーラエレメントとの間のクリアランスを塞ぐ
    じゃま板を設けたことを特徴とするエンジンのオイルク
    ーラ構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載のオイルクーラ構造におい
    て、前記連通孔を複数設け、前記じゃま板から遠い位置
    の連通孔程開口面積を小さく設定したことを特徴とする
    エンジンのオイルクーラ構造。
JP13382093A 1993-05-12 1993-05-12 エンジンのオイルクーラ構造 Pending JPH06323138A (ja)

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JP13382093A JPH06323138A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 エンジンのオイルクーラ構造

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JPH06323138A true JPH06323138A (ja) 1994-11-22

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ID=15113810

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JP13382093A Pending JPH06323138A (ja) 1993-05-12 1993-05-12 エンジンのオイルクーラ構造

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JP (1) JPH06323138A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012087781A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Man Diesel & Turbo Se 内燃機関

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990310