JPH0632300Y2 - 合鍵複製機のキーバイス - Google Patents

合鍵複製機のキーバイス

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JPH0632300Y2
JPH0632300Y2 JP5305392U JP5305392U JPH0632300Y2 JP H0632300 Y2 JPH0632300 Y2 JP H0632300Y2 JP 5305392 U JP5305392 U JP 5305392U JP 5305392 U JP5305392 U JP 5305392U JP H0632300 Y2 JPH0632300 Y2 JP H0632300Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
key
vise
holding body
mounting surface
groove
Prior art date
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JP5305392U
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JPH0615968U (ja
Inventor
一 箭内
Original Assignee
有限会社ヤナイ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合鍵複製機のキーバイ
スに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記合鍵複製機として、ベース
上に切削具と倣い具とが所定距離をおいて配設され、こ
の切削具と倣い具に対して往復動するサドル上に、その
移動方向と直交する方向に往復動するスライダを設け、
このスライダ上に、被切削キー及びマスターキーをそれ
ぞれ挟持する一対のキーバイスを、前記切削具と倣い具
との離間距離を同じくして着脱自在に取付けたものが知
られている(実公昭58−52010号公報参照)。
【0003】かかる合鍵複製機に用いるキーバイスは、
正面視左右両側にキーの載置面を有する下挟持体と、こ
の下挟持体に上下方向スライド自在に嵌合されかつ前記
載置面上に載置したキーを上から押圧する押圧面を正面
視左右両側に有する上挟持体とを備えており、これら上
下挟持体の中央を上下方向に貫通する一本の締付ピンで
前記スライダ上に締付け固定されている。
【0004】そして、この上下挟持体に形成された載置
面及び押圧面は、被切削キー又はマスターキーを水平状
態で固定すべく、互いに平行な水平面状に形成されるの
が一般的であった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、最近では、
図7,8に示すように、把持部45から一体に突出するキ
ー本体29が幅方向断面視ほぼW形を呈し、このキー本体
29の表面側に互いに平行な一対の稜部35,35 と一本の中
央溝46とが形成され、かつキー本体29の裏面側に前記稜
部35に対応する一対のキー溝47,47 と前記中央溝47に対
応する中央稜部47とが形成されたキーが市販されてい
る。
【0006】しかし、上記従来のキーバイスでは、その
載置面48と押圧面49とが単なる水平面とされていたの
で、図8に矢印で示すように、上下挟持体50,51 間でか
かるキー本体29を挟持しても上下方向にぐらついてしま
い、キー本体29を確実に保持できない場合があった。ま
た、当該キーバイスで上記キー本体29を挟持できたとし
ても、被切削キーとマスターキーとをキーバイスに対し
て同じ相対位置に装着するのが困難であるため、各キー
をキーバイスに取付けるのに多大な作業手間を要すると
共に、一度複製した合鍵はマスターキーとしては使用で
きない程に精度の悪いものであった。
【0007】本考案は、かかる実情に鑑み、いわゆるW
形の断面を有するキー本体を極めて簡便な作業で確実か
つ精度よく保持できる合鍵複製機のキーバイスを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本考案が講じた技術的手段は、正面視左右両側にキー本
体29の載置面30,31 を有する下挟持体22と、この下挟持
体22に上下方向スライド自在に嵌合されかつ前記載置面
30,31 上に載置したキー本体29を上から押圧する押圧面
33,34 を正面視左右両側に有する上挟持体21とを備え、
前記上下挟持体21,22 の中央を上下方向に貫通する一本
の締付ピン40で合鍵複製機のスライダ16上に着脱自在に
取付けられる合鍵複製機のキーバイスにおいて、 幅方向断面視ほぼW形を呈するキー本体29の幅方向端部
側の稜部35に対応する溝部36を、前記下挟持体22の右載
置面31と前記上挟持体21の左押圧面33とに形成し、前記
稜部35の裏側に形成されたキー溝37に対応する突条部38
を、前記下挟持体22の左載置面30と前記上挟持体21の右
押圧面34とに形成した点にある。
【0009】
【作用】例えば図2に示す如く、キー本体29は、そのキ
ー溝37を上方に向けた状態で、右載置面31と右押圧面34
間に挟持され、キーバイス18,19 に固定される。 また図3に示す如く、キー本体29は、その稜部35を上方
に向けた状態で、左載置面30と左押圧面33間に挟持さ
れ、キーバイス18,19 に固定される。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の一実施例を詳
述する。図6は本考案に係るキーバイスを採用した合鍵
複製機の一例を示す。同図において、1 はベース、2 は
切削具、3 は倣い具で、切削具2 及び倣い具3 は所定間
隔をおいてベース1 上に設置され、切削具2 は回転軸4
及び軸受台5 を介してベース1 に取付けられている。
【0011】回転軸4 端にはベルト車6 が固着され、ベ
ース1 上に固定された減速機付モータ7 の出力軸8 端に
設けたベルト車9 から、伝動ベルト10を介して回転軸4
に動力が伝達される。なお、11は切削具2 のカバー、12
はそのカバー11の脚部である。 13はサドルで、ベース1 上に回転軸4 と平行な摺動案内
棒14を介して回転軸4と平行に取付けられていて、この
サドル13は操作ハンドル15を回すことによって切削具2
へスライド自在に操作される。
【0012】16は板状のスライダであり、サドル13上に
サドル13の移動方向と直交する方向に往復動するように
設けられており、調整つまみ17を回転させることによ
り、切削具2 と倣い具3 間の離間距離を調節できるよう
になっている。 18,19 は一対のキーバイスで、その構造・形状・寸法は
共に全く同一であり、スライダ16上に、それぞれ切削具
2 及び倣い具3 との離間距離を同じくして、かつ切削具
2 と倣い具3 にそれぞれ対峙して着脱自在に装着されて
いる。なお、スライダ16の上面には、前記回転軸4 と平
行なバイス定置溝20が設けられている。
【0013】各キーバイス18,19 は、図1〜図5に示す
ように、上下方向に相対的に進退自在とされた上下挟持
体21,22 と、この両挟持体21,22 をスライダ16上面に共
締めする締付具23と、上挟持体21を常時上方に付勢する
一対の圧縮ばね24とを具備している。 このうち、下挟持体22は、正面視ほぼ凸形を呈しかつ平
面視長方形状の金属塊体で、左右両側に垂直な案内面25
が形成された突部26を中央部に有し、正面視左右両側で
かつ突部26の根本側に、被切削キー27又はマスターキー
28のキー本体29の載置面30,31 を備えている。
【0014】また、上挟持体21は、正面視ほぼ凹形を呈
しかつ平面視長方形状の金属塊体で、中央に前記突部26
がちょうど嵌合しうる凹部32を有し、前記下挟持体22の
突部26に上下方向スライド自在に外嵌して取付けられて
いる。凹部32の左右両側でかつ上挟持体21の下面には、
前記下挟持体21の載置面30,31 上に載置したキー本体29
を上から押圧する押圧面33,34 が設けられている。
【0015】更に、前記下挟持体22の右載置面31と上挟
持体21の左押圧面33には、幅方向断面視ほぼW形を呈す
るキー本体29(図7,8参照)の幅方向端部側の稜部35
に対応する溝部36,36 がキーバイス18,19 の長手方向
(図1紙面貫通方向)に沿って形成されている。一方、
前記下挟持体22の左載置面30と上挟持体21の右押圧面34
には、当該キー本体29の稜部の裏面側に形成したキー溝
37に対応する突条部38,38 が、キーバイス18,19 の長手
方向に沿って形成されている。
【0016】上下挟持体21,22 の中央には、これらを上
下方向に貫通する一つのピン孔39がそれぞれ設けられて
いて、このピン孔39に締付具23の締付ピン40を挿通し、
締付ピン40先端のねじ部41をスライダ16に螺合させるこ
とにより、上下挟持体21,22をスライダ16上に共締めで
きるようになっている。 また、下挟持体22の突部26には、上下方向に延びる有底
のばね孔42が設けられ、このばね孔42内に前記圧縮ばね
24を介装することで、上挟持体21を下挟持体22に対して
常時上方へ付勢している。
【0017】なお、下挟持体22の下面には、前記バイス
定置溝20に嵌合する定置突条43が設けられていて、この
定置突条43を定置溝20に嵌合させてキーバイス18,19 を
スライダ16に取付けると、キーバイス18,19 の長手方向
が前記回転軸4 と平行となるようにキーバイス18,19 を
方向づけられるようになっている。 次に、上記構成に係るキーバイス18,19 を用いて合鍵を
複製する場合の作業手順を説明する。
【0018】先ず、図1及び図6に示す如く、各キーバ
イス18,19 をその右側面が切削具2及び倣い具3 に対峙
するようにしてスライダ16上にセットし、各キーバイス
18,19 の右載置面31に被切削キー27とマスターキー28と
をそれぞれ載置した後、締付具23を回転させてそれら両
キー27,28 をキーバイス18,19 の右載置面31と右押圧面
34間に固定する。
【0019】この際、本実施例によれば、右載置面31に
キー本体29の稜部35に対応する溝部36を設け、かつ右押
圧面34にキー本体29のキー溝37に対応する突条部38を設
けているので、図2に示すように、各キー27,28 を上下
挟持体21,22 間で確実かつ迅速に保持することができ
る。 次いで、減速機付モータ7 を始動して切削具2 を回転さ
せ、調整つまみ17を操作してマスターキー28のキー本体
29の幅方向端面に倣い具3 先端を接当させた後、操作ハ
ンドル15を回転させてサドル13を回転軸4 方向(図6紙
面貫通方向)へ移動させることにより、マスターキー28
をならって被切削キー27のキー本体29の幅方向端面が切
削具2 によって切削される。
【0020】このようにして、幅方向一側の切削が終了
すれば、両キーバイス18,19 の締付具23をゆるめると圧
縮ばね24によって上挟持体21のみが上方に浮上され、両
キー27,28 をキーバイス18,19 より簡単に取出すことが
できる。 次にキー本体29の幅方向他側の切削に移る際には、図2
に示すように、各キー27,28 をその軸心回りに上下反転
させると共に、各キーバイス18,19 を締付ピン40回りに
180 °反転して左右を逆向きとし、図3に示すように、
今度は左載置面30と左押圧面33間でキー本体29を挟持さ
せるようにして、両キー27,28 を各キーバイス18,19 に
それぞれ固定する。
【0021】この際、本実施例によれば、左載置面30に
キー本体29のキー溝37に対応する突条部38を設け、かつ
左押圧面33にキー本体29の稜部35に対応する溝部36を設
けているので、図3に示すように、各キー27,28 を反転
させた状態でもこれを上下挟持体21,22 間で確実かつ迅
速に保持することができる。 その後は、各キー27,28 の反転前と同様の操作により、
被切削キー27のキー本体29幅方向他側をマスターキー28
にならって切削すればよい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
キー本体29の稜部35に対応する溝部36を下挟持体22の右
載置面31と上挟持体21の左押圧面33とに形成し、キー本
体29のキー溝37に対応する突条部38を下挟持体22の左載
置面30と上挟持体21の右押圧面34とに形成したので、キ
ー本体29のキー溝37が上方に向く状態及びキー本体29の
稜部35が上方に向く状態のいずれの状態においてもキー
本体29を確実にキーバイス18,19 に固定させることがで
きると共に、キー本体29幅方向一側の切削作業の終了後
に、同キー本体29を上下反転しかつキーバイス18,19 の
前後を反転させることによってキー本体29の付け替えを
極めて簡便に行うことができ、ひいては、断面W形を呈
するキー本体29の合鍵複製作業の容易化と複製精度の向
上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合鍵複製機のキーバイスの正面断面図である。
【図2】同正面断面図である。
【図3】キーバイスを締付ピン回りに反転した場合の同
正面断面図である。
【図4】同側面断面図である。
【図5】上挟持体と下挟持体の斜視図である。
【図6】合鍵複製機の正面図である。
【図7】被切削キー又はマスターキーの斜視図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
21 上挟持体 22 下挟持体 29 キー本体 30 左載置面 31 右載置面 33 左押圧面 34 右押圧面 35 稜部 36 溝部 37 キー溝 38 突条部 40 締付ピン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面視左右両側にキー本体(29)の載置面
    (30),(31) を有する下挟持体(22)と、この下挟持体(22)
    に上下方向スライド自在に嵌合されかつ前記載置面(3
    0),(31) 上に載置したキー本体(29)を上から押圧する押
    圧面(33),(34)を正面視左右両側に有する上挟持体(21)
    とを備え、前記上下挟持体(21),(22) の中央を上下方向
    に貫通する一本の締付ピン(40)で合鍵複製機のスライダ
    (16)上に着脱自在に取付けられる合鍵複製機のキーバイ
    スにおいて、 幅方向断面視ほぼW形を呈するキー本体(29)の幅方向端
    部側の稜部(35)に対応する溝部(36)を、前記下挟持体(2
    2)の右載置面(31)と前記上挟持体(21)の左押圧面(33)と
    に形成し、前記稜部(35)の裏側に形成されたキー溝(37)
    に対応する突条部(38)を、前記下挟持体(22)の左載置面
    (30)と前記上挟持体(21)の右押圧面(34)とに形成したこ
    とを特徴とする合鍵複製機のキーバイス。
JP5305392U 1992-07-28 1992-07-28 合鍵複製機のキーバイス Expired - Lifetime JPH0632300Y2 (ja)

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JP5305392U JPH0632300Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 合鍵複製機のキーバイス

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JP5305392U JPH0632300Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 合鍵複製機のキーバイス

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JPH0615968U JPH0615968U (ja) 1994-03-01
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JP5305392U Expired - Lifetime JPH0632300Y2 (ja) 1992-07-28 1992-07-28 合鍵複製機のキーバイス

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JP3969608B2 (ja) * 1997-08-15 2007-09-05 三井精機工業株式会社 工具マガジンの工具把持構造

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JPH0615968U (ja) 1994-03-01

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