JPH06322B2 - 積層板の製造方法 - Google Patents

積層板の製造方法

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JPH06322B2
JPH06322B2 JP16492185A JP16492185A JPH06322B2 JP H06322 B2 JPH06322 B2 JP H06322B2 JP 16492185 A JP16492185 A JP 16492185A JP 16492185 A JP16492185 A JP 16492185A JP H06322 B2 JPH06322 B2 JP H06322B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、比較的小幅からなる多数の板体を使用して
長尺状の積層板を形成する積層板の製造方法に関する。
[従来技術] 従来、特開昭51−104006号公報に示す積層板の
製造方法は、比較的小幅状の多数の単板を、外力に対抗
し得る所要の角度で傾斜状に積層接着して構成材を形成
した後に、該構成材の表裏面にあらわれる各単板の端部
を切断除去して表裏面が平面状の積層板を形成してい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 然し乍、上記した製造方法にあっては、比較的小幅状の
単板から長尺状の積層板を形成することが可能である
が、各単板の端部を切断除去しなければならず、単板の
材料歩留りを高める上において充分でなかつた。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、従来切断
除去していた板体の端部をも有効に使用して長尺状の積
層板を歩留りよく、かつ高い板強度で形成し得る積層板
の製造方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このため第1の発明は、複数枚の板体を重ねて接合した
構成材であって、表裏の一方の面には前記各々の板体の
端部が所要の間隔で段差部を構成し、他方の面には前記
各々の板体の端面が平面状に連続する連続面を構成する
ように形成された前記構成材に対し、同様に形成された
他の構成材を、各々の段差部が互いに対向する関係で積
層接着することを特徴としている。
また第2発明は、複数板の板体を重ねて接合した構成材
であつて、表裏の一方の面には前記各々の板体の端部が
所要の間隔で段差部を構成し、他方の面には前記各々の
板体の端面が平面状に連続する連続面を構成するように
形成された前記構成材に対し、同様に形成された構成材
を、向かい合う各々の段差部間に他の板体を介して積層
接着することを特徴としている。
[発明の作用] 第1発明は、一方の構成材と他方の構成材とを、夫々の
一方の面に現れる段差部が夫々対向或いは係合する関係
で積層接着することに表裏面が平面状で、所定の板厚か
らなる積層板を形成することができる。
また第2発明は、一方の構成材と他方の構成材とを、夫
々の一方の面に現れる段差部相互間に他の板体を介在さ
せて積層接着することにより第1発明に係る積層板より
板厚が厚く、表裏面が平面状の積層板を形成することが
できる。
[実施例] 以下、本発明を、板体として単板を使用した積層板の一
実施例に従って説明する。
第1の発明は、単板積層材の概略を示す第1図、単板積
層材及び構成材の製造方法を示す第2図、積層板の概略
を示す第3図において、単板積層材1は多数の単板3
が、第1図に示す水平方向に対し所要の角度で傾斜した
状態で積層接着される。この単板3は第1図に示すほぼ
水平方向に繊維を有し、その繊維方向の長さがl1、板
厚がtからなる。そして多数の単板3は一方端部3a及
び他方端部3dが水平方向へ所要の間隔l2づつずれた
所要の傾斜状態に積層接着される。そして板厚がほぼ等
しい単板3を使用し、積層板5の板厚をTとする場合、
前記間隔l2は、概略 l2=(l1・t)/T の関係が成立する。この場合、積層される単板3の長さ
l1は予め決定される場合が多く、前記間隔l2及び板
厚tは積層板5に要求される強度及び板厚Tに応じて決
定するようにしてもよい。
上記単板積層材1は第2図に示すように形成される。
即ち、整列装置7の搬送面には多数の支持段部7aが搬
送方向へ前記間隔l2において形成される。そして少な
くとも片面の接着に応じた必要面積に接着剤が塗付され
た単板3の一方端部3aを前記整列装置7の支持段部7
aに順次掛止することにより各単板3の一方端部3a及
び他方端部3bが水平方向へ前記間隔l2づつずれた所
要の傾斜状態で積層される。そしてこのように積層され
た各単板3は圧締装置11の加圧に伴つて各単板3相互
が積層接着される。このときの接着状態としては、後述
する分割切断時に各単板3の積層状態を維持し得る程度
の接着強度、従つて仮接着状態であつてもよく、必ずし
も接着剤の硬化により各単板3相互の完全接着を図る必
要はない。尚、圧締装置11による圧締方法としてはコ
ールドプレス方法或いはホットプレス方法の何れであつ
てもよい。
そして上記圧締により形成された単板積層材1は切断ナ
イフ、丸鋸、帯鋸或いは振動切断装置等の分割切断装置
13によりその厚さの中間部にて厚さとほぼ直交する水
平方向に分割切断され、構成材15・17が形成され
る。この構成材15・17はその一面15a・17aが
分割切断された単板3の一方端部3a及び他方端部3b
が水平方向へ所要の間隔l2づつずれた段差状となると
ともにその他面15b・17bが前記分割切断により平
面状にあらわれる。分割切断装置13による単板積層材
1の分割切断位置は、単板積層材1の表裏面にて各単板
3の一方端部3a及び他方端部3bを残し、形成される
構成材15・17の板厚t1・t2が、形成される積層
板5の板強度に余り影響しない位置に設定される。
上記のように形成された構成材15・17の内、例えば
一方の構成材15の段部のある面15aに接着剤を塗付
した後、該構成材15を反転してその面15aにあらわ
れる一方端部3aと他方の構成材17の一面17aにあ
らわれる他方端部3bとが互いに係合する所要の関係で
これら構成材15・17を積層接着する。これにより表
裏面が平面状からなり、所要の板厚Tからなる積層板5
が形成される。尚、前記構成材15・17は、単板積層
材1を所要の長さに切断した後に分割切断して得る方
法、分割切断後にその水平方向の長さを所要の長さにな
るように切断して得る方法或いは構成材15・17とを
積層接着して積層板5を形成した後に水平方向の長さを
所要の長さに切断する方法の何れであってもよい。
このように本実施例は、構成材15・17を、各単板3
の一方端部3aと他方端部3bとが互いに係合する所要
の関係で積層接着することにより積層板5を形成するた
め、単板3の一方端部3a及び他方端部3bを積層板5
の物理的強度に影響が少ないその中間層に位置させるこ
とが出来る。また、各単板3の一方端部3a及び他方端
部3bを切断除去して積層板を形成する従来の製造方法
に比べこれらを有効に利用して積層板5を形成すること
が可能なため、材料歩留りを向上することが出来る。
本発明は、以下のように変更実施することが可能であ
る。
即ち、第4図に示すように一方端部3aと他方端部3b
との間に間隙21を設けて段差部がある面15a・17
a相互を対向させて構成材15・17相互を積層接着し
て積層板5を形成する方法であってもよい。この場合、
形成される積層板5の板厚T1を間隙21に応じて厚く
することが出来るとともに、該積層板5の比重を低くす
ることができる。また、前記間隙21内に防虫剤等を充
填し、積層板5の付加価値を高めることが出来る。
本実施例は、同一方向に繊維を有する多数の単板3を使
用して積層板5を形成するものとしたが、第5図に示す
ように、多数の単板3を繊維が交互に異なるように配列
して単板積層材(図示せず)を形成した後、該単板積層
材の分割切断に従って形成された構成材15・17にお
ける単板3の一方端部3aと他方端部3bとが互いに対
向する所要の関係で積層接着して積層板5を形成する方
法であってもよい。
また、第6図に示すように単板3を互いに繊維方向が異
なる複数(第4図において2枚)の単板4・6により複
合単板8を形成し、多数の複合単板8を積層接着して単
板積層材(図示せず)を形成した後に、該単板積層材の
分割切断により形成された構成材23・25を、各複合
単板8の一方端部8aと他方端部8bとが互いに係合す
る所要の関係で積層接着して積層板5を形成する方法で
あつてもよい。
次に、第2の発明の実施例は第7図に示すように該構成
材15・17を構成する単板3の一方端部3aと他方端
部3bとの間に、該単板3の繊維と直交する方向或いは
同一方向(第7図は単板3と直交する方向に繊維を有す
るものとする)に繊維を有する一枚状の中板27を設
け、単板3の一方端部3aと他方端部3bとが該中板2
7を介して対向する所要の関係で構成材15・17を積
層接着して積層板5を形成する方法である。また、第8
図に示すように、構成材15・17を構成する単板3の
一方端部3aと他方端部3bとの間に、該単板3の繊維
方向と直交する方向或いは同一方向(第8図は単板3と
直交する方向に繊維を有するものとする)に繊維を有
し、繊維直交方向の長さが間隔l2、板厚がtからなる
中板29を夫々設け、一方端部3aと他方端部3bとが
各中板29を介して夫々対向する所要の関係にて構成材
15・17を積層装着して積層板5を形成する方法であ
ってもよい。第9図に示すように構成材15・17を構
成する単板3の一方端部3aと他方端部3bとの間に、
該単板3の繊維と直交する方向或いは同一方向(第9図
は単板3と直交する方向に繊維を有するものとする)に
繊維有し、繊維直交方向の長さが前記間隔l2、板厚が
2tからなる多数の中板31を設け、これら中板31を
積層板5の中層部にて水平方向へ順次重ね合せるととも
に各一方端部3a・他方端部3bとが中板31の端部3
1a・31bに係合する所要の関係で構成材15・17
を積層装着して積層板5を形成する方法であってもよ
い。第10図に示すように構成材15・17を構成する
単板3の一方端部3aと他方端部3bとの間に、該単板
3の繊維と直交する方向或いは同一方向(第10図は単
板3と直交する方向に繊維を有するものとする)に繊維
を有し、繊維直交方向の長さが長さl3(l2>l
3)、板厚が板厚tからなる中板33を設け、構成材1
5・17の一方端部3aと他方端部3bとが前記中板3
3の各端部33a・33bと係合する所要の関係にて構
成材15・17を積層接着して積層板5を形成する方法
であってもよい。第11図に示すように構成材15・1
7を構成する単板3の一方端部3aと他方端部3bとの
間に、該単板3の繊維と直交すう方向或いは同一方向
(第11図は単板3と直交する方向に繊維を有するもの
とする)に繊維を有し、繊維直交方向の長さがl4(l
4>l2)、板厚がtからなり、その端部35a・35
bが図示する水平方向へ所要の間隔l2づつずれた状態
に積層接着された多数の中板35を設け、一方端部3a
と他方端部3bとが各中板35の端部35a・35bと
係合する所要の関係にて構成材15・17を積層接着し
て積層板5を形成する方法であつてもよい。第12図に
示すように、構成材15・17を構成する単板3の一方
端部3aと他方端部3bとの間に、該単板3の繊維と直
交する方向或いは同一方向(第12図は単板3と直交す
る方向に繊維を有するものとする)に繊維を有し、繊維
直交方向の長さが、l5(l2>l5)、板厚がt5
(t5>t)からなる多数の中板37を設け、該中板3
7の一部端部に前記一方端部3aと他方端部3bとが係
合するとともに空隙39を設けた所要の関係で構成材1
5・17を積層接着することにより積層板5を形成する
方法であってもよい。
第13図に示すように、構成材15・17を構成する単
板3の一方端部3aと他方端部3bとの間に、該単板3
の繊維と直交する方向或いは同一方向(第13図は単板
3と直交する方向に繊維を有するものとする)に繊維を
有し、繊維直交方向の長さがl6(l6>l2)、板厚
がt6(t>t6)からなる第1中板41と、該第1中
板41の繊維と直交する方向に繊維を有し、その一方端
部43aが前記第1中板41の一方端部41aに一致す
るとともに他方端部43bが隣設する第1中板41の他
方端部41bと一致する繊維方向の長さl7(l7>l
6)、板厚がt7(t6+t7=t)からなる第2中板
43とを積層接着した中板群45を設け、一方端部3a
と他方端部3bとが第1中板41・第2中板43の一方
端部41a・43aと他方端部41b・43bとに係合
する所要の関係で構成材15・17を積層接着して積層
板5を形成する方法であってもよい。上記した第8図乃
至第13図に示す積層板5は、構成材15・17を構成
する単板3の一方端部3aと他方端部3bとの間に中板
が所要の関係で介在することにより形成される積層板5
の板厚Tを所要の板厚に変更し得るとともに積層板5を
形成するとき、少なくとも介在する中板の表裏面に接着
剤を塗付して構成材15・17相互を積層装着すること
が可能であり、接着剤塗付作業を簡素化し得る。本実施
例は、板厚がほぼ等しい多数の単板3を使用して積層板
5を形成する方法としたが、第14図に示すように、板
厚がt8からなり、図示する単板45の上端部45aが
水平方向へ所要の間隔l8づつすれ、かつ図示する単板
45の下端部45bが前記板厚t8及び間隔l8に応じ
た角度の切断平面からなる第1構成材47と、板厚が2
t8からなり、図示する単板49の下端部49aが水平
方向へ間隔が2l8づつずれ、かつ図示する単板49の
上端部49bが前記板厚2t8及び間隔2l8に応じた
角度で傾斜積層された第2構成材51とを、上端部45
aと下端部49aの一部とが互いに係合し、かつ上端部
45aと下端部49aの一部との間に形成される空隙5
3内に単板45・49と直交する方向に繊維を有する中
板55を介在させた所要の関係で積層接着することによ
り積層板5を形成する方法であってもよい。
更に本発明に係る積層板の応用例を説明する。
第15図に示すように、第3図に示す積層板5の表裏面
に、該積層板5を構成する単板3の繊維と直交する方向
或いは同一方向(第15図は単板3と直交する方向に繊
維を有するものとする)に繊維を有する一枚状の単板6
1・63か、別の積層板(図示せず)を積層接着し、実
質的に3プライ構成の合板65に形成してもよい。同じ
く第16図に示すように、第8図乃至第14図に示す積
層板5(第16図は第10図に示す積層板5とする)を
中板とし、その表裏面に単板3の繊維と直交する方向或
いは同一方向(第16図は単板3と直交する方向に繊維
を有するものとする)に繊維を有する一枚状の単板67
・69か、別の積層板(図示せず)を積層接着して実質
的に5プライ構成の合板71に形成してもよい。更に第
17図に示すように、構成材15・17を構成する単板
3の繊維と直交する方向或いは同一方向(第17図は単
板3と同一方向に繊維を有するものとする)に繊維を有
し、繊維方向が所要の長さl9、板厚がtからなりその
繊維方向の端部73a・73bが水平方向へ所要の間隔
づつずれて傾斜積層された多数の芯板73の表裏面に、
前記芯板73の繊維と直交する方向或いは同一方向(第
17図は芯板73と直交する方向に繊維を有するものと
する)に繊維を有し、繊維直交方向の長さがl10、板
厚がtからなり、その端部75a・75b・、7a・7
7bが水平方向へ所要の間隔l2づつずれて一部が相互
に重なり合う多数の中板75・77を、前記端部73a
に端部75bが、又端部73bに端部77aが互いに係
合するように積層接着した後、積層接着された中板75
・77の上面及び下面に対し端部77bと一方端部3a
及び端部75aと他方端部3bとが係合する所要の間隔
にて積層接着し、実質的に5プライ構成の合板79とし
てもよい。
上記説明は、単板積層材1を2分割切断して構成材15
・17を形成し、該構成材15・17を構成する単板3
の一方端部3aと他方端部3bとが互いに係合する所要
の関係で積層接着して積層板5を形成する方法とした
が、第18図に示すように単板積層材1を比較的厚手状
に形成し、該単板積層材1を、その表裏面にて各単板3
の一方端部3aと他方端部3bとを残した箇所にて厚さ
と直交する方向へ3分割切断して積層板91と一対の構
成材15・17とを形成した後、これら構成材15・1
7を本実施例と同様に積層接着して積層板(図示せず)
を形成することにより2枚の積層板を形成する方法であ
ってもよい。
上記した第1図乃至第18図に示す積層板は、多数の単
板を、その一方端部及び他方端部が所要の間隔l2づつ
ずれた傾斜状態に積層接着して平面状の単板による単板
積層材1を形成した後に、該単板積層材の分割切断によ
り形成された構成材を、各単板の一方端部と他方端部と
が、必要に応じて中板を介して互いに対向する所要の関
係にて積層接着することにより積層板を形成するものと
したが、以下のように変更実施することが可能である。
即ち、第19図に示すように、整列装置101の搬送面
にはその搬送方向と直交する方向に所要の曲率で湾曲
し、多数の掛止段部101aが搬送方向に前記間隔l2
をおいて形成される。そして、搬送方向に繊維を有し、
かつ少なくとも片面の必要面積に接着剤が塗付された多
数の単板103の一方端部103aを、搬送直交方向に
前記曲率で湾曲させて前記掛止段部101aに順次掛止
しながら搬送することにより多数の単板103が前記間
隔l2及び板厚tに応じた所要の角度でかつ湾曲状態に
傾斜積層される。そしてこれら単板103を圧締装置
(図示せず)により圧締することにより搬送直交方向の
断面が湾曲状の単板積層材(図示せず)が形成される。
次に、この単板積層材を、その表裏面に前記間隔l2を
おいた段差状にあらわれる各単板103の一方端部10
3a及び他方端部103bを残し、かつ形成される積層
板105の板強度を考慮した厚さ方向の中間部にて該単
板積層材を厚さとほぼ直交する方向に分割切断して構成
材107・109が形成される。これら構成材107・
109は、各一面107a・109aに各単板103の
一方端部103a及び他方端部103bが繊維方向へ前
記間隔l2づつずれた段差状でかつ湾曲状にあらわれる
とともに他面107b・109bに各単板103の分割
切断面が図示する水平方向へ連続する平面状にあらわれ
る。
第20図に示すように、例えば一方の構成材107の一
面107aに接着剤を塗付した後に、構成材107の一
面107aにあらわれる一方端部103aと、構成材1
09の一面109aにあらわれる他方端部103bとが
係合する所要の関係、または中板と係合して互いに対向
する所要の関係(図示せず)にて、これら構成材107
・109を積層接着して積層板105が形成される。こ
の積層板105は、その表裏面が前記他面107b・1
09bからなる平面状にあらわれるとともに、前記他面
107b・109b及び繊維方向の木口面が自然木の年
輪模様に似た湾曲状にあらわれるため、積層板105の
付加価値を高めることが可能である。
上記した第1図乃至第18図においては、板体として、
木質系の単板を使用して積層板を形成するものとした
が、板体としては挽き板、木質系ボード、石膏ボード、
合成樹脂板、金属板等或いはこれらの複合構成により積
層板を形成する方法であっても良い。
[発明の効果] このように本発明は、従来切断除去していた板体の端部
をも有効に使用して長尺状の積層板を歩留りよく、かつ
高い板強度で形成し得る積層板の製造方法を提供するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は単板積層材の概略を示す斜視図、第2図は単板
積層材及び構成材の製造方法を示す断面図、第3図は積
層板の概略を示す斜視図、第4図乃至第20図は本発明
の変更実施例を示す説明図である。 図中3は板体としての単板、3a・3bは端部、5は積
層板、15・17は構成材、15a・17aは段差のあ
る面、15b・17bは他面である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の板体を重ねて接合した構成材であ
    って、表裏の一方の面には前記各々の板体の端部が所要
    の間隔で段差部を構成し、他方の面には前記各々の板体
    の端面が平面状に連続する連続面を構成するように形成
    された前記構成材に対し、同様に形成された他の構成材
    を、各々の段差部が互いに対向する関係で積層接着する
    ことを特徴とする積層板の製造方法。
  2. 【請求項2】複数枚の板体を重ねて接合した構成材であ
    って、表裏の一方の面には前記各々の板体の端部が所要
    の間隔で段差部を構成し、他方の面には前記各々の板体
    の端面が平面状に連続する連続面を構成するように形成
    された前記構成材に対し、同様に形成された構成材を、
    向かい合う各々の段差部間に他の板体を介して積層接着
    することを特徴とする積層板の製造方法。
JP16492185A 1985-03-19 1985-07-25 積層板の製造方法 Expired - Lifetime JPH06322B2 (ja)

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JP16492185A JPH06322B2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25 積層板の製造方法
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