JPH0667563B2 - 積層板 - Google Patents

積層板

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JPH0667563B2
JPH0667563B2 JP2049086A JP2049086A JPH0667563B2 JP H0667563 B2 JPH0667563 B2 JP H0667563B2 JP 2049086 A JP2049086 A JP 2049086A JP 2049086 A JP2049086 A JP 2049086A JP H0667563 B2 JPH0667563 B2 JP H0667563B2
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JP
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JP2049086A
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秀典 長谷川
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Meinan Machinery Works Inc
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Meinan Machinery Works Inc
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  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、比較的小幅状からなるベニヤ単板(以下、
単板という)、石膏ボード、合成樹脂板等の多数の板体
を積層接着した積層板に関する。
[従来技術] 本出願人は、特開昭58−151201号において単板の繊維直
交方向へ所定寸法づつずれた状態で多数の単板を積層接
着した後、各単板が繊維直交方向へずれた寸法毎に合板
の厚さ方向へ段階的に屈曲しては合板の両面に対して平
行に延びるように形成した合板を提案した。これにより
比較的小幅状の単板を使用して長尺状の合板を得てい
る。
[発明が解決しようとする問題点] 然し乍、上記した合板は、中層に位置する各単板が、合
板の表裏面に位置する各単板の端部に応じて厚さ方向へ
屈曲し、この屈曲部が各単板の繊維直交方向へ直線状に
連続している。このため、合板には各単板が屈曲した曲
げ応力が内在し、時間の経過に伴ってこの曲げ応力が合
板の表裏面に顕在化していた。この結果、合板両面にお
ける平面性が悪くなり、合板品質が悪くなる問題を有し
ていた。また、各単板の屈曲部が繊維直交方向へ直線状
に連続しているため、合板に対して外力が作用したと
き、加圧変形により脆弱化した屈曲部分に外力が集中作
用し易く、充分な板強度を得ることが出来なかった。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記した従来の欠点に鑑み、長期に亘
って表裏面の平面性を維持し得るとともに板強度が高い
積層板を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このため本発明は、長さ方向の両端部に凹凸部が互い違
い状に夫々形成された所要の長さからなる多数の板体相
互を、該板体の端部が長さ方向へ所要の間隔をおき、か
つ積層板の一面にあらわれる板体の一方凹凸部と、他面
にあらわれる板体の他方凹凸部とが互いに係合し合う位
置関係にて積層し、各板体をその両面にあらわれる各凹
凸部に応じて厚さ方向へ屈曲変形してその両面がほぼ平
面状に形成された積層板である。
[発明の作用] 本発明は上記のように構成されるため、積層板を構成す
る板体を厚さ方向へ屈曲してその両面を平面状に形成し
たとき、該屈曲部が各板体の両端部に形成された凹凸部
に応じた非直線状に形成され、積層板に作用する外力を
分散させて板強度を高めることが可能である。積層板の
各面にあらわれる凹凸部が互いに係合し合う位置関係に
あるため、各板体の屈曲度を低くして積層板に内在する
曲げ応力を少なくし、長期に亘って両面の平面性を維持
することが可能である。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明に係る積層板の概略を示す略体斜視図、
第2図は積層板を構成する単板の概略を示す斜視図、第
3図は単板積層材の概略を示す略体斜視図であり、積層
板1は板体としての多数の単板3が、第1図及び第2図
に示す水平方向に対し所要の角度で傾斜して積層接着さ
れている。これら各単板3は第1図及び第2図に示す水
平方向へ繊維を有し、その繊維方向の長さが所要の長さ
L、また板厚が厚さtからなり、第2図に示すように繊
維方向の両端部3a・3b(以下、3aを一方端部、3bを他方
端部という)には繊維方向端に向って徐々に面積が少な
くなる三角形の凹凸部5a・5bが互い違いとなるように夫
々形成されている。そして一方端部3aに凹凸部5aが、ま
た他方端部3bに凹凸部5bが夫々形成された各単板3は積
層板1の上面及び下面にあらわれる一方端部3a及び他方
端部3b相互が第3図に示す水平方向へ所要の間隔l1づつ
ずれた傾斜状態でかつ積層板1の上面にあらわれる凹凸
部5aと下面にあらわれる凹凸部5bとが相互に対向して係
合し合う位置関係にて積層接着されている。そして上記
状態及び関係にて単板3相互が積層接着された単板積層
材7は厚さ方向に対する加圧により、各単板が上面側の
凹凸部5a及び下面側の凹凸部5bに応じた箇所にて厚さ方
向へ屈曲し、上下面がほぼ平面状の積層板1に形成され
る。
厚さ方向に対する前記単板積層材7の加圧により単板積
層材7の中間部に位置する各単板3が、凹凸部5a・5bに
応じて箇所にて厚さ方向へ屈曲変形するが、各単板3の
屈曲部は各凹凸部5a・5bに応じた非直線状に形成され
る。また、積層板1上面側の凹凸5aと、下面側の凹凸部
5bとが互いに係合し合う位置関係にあるため、各単板3
の屈曲量を実質的に単板3の一枚分の厚さにすることが
出来る。
そして今、板厚がほぼ等しい単板3を使用し、板厚がT
からなる積層板1を形成するとき、各単板3相互の間隔
l1は、 l1=(L・t)/T の関係が成立する。そして通常、各単板3の長さL及び
形成される積層板1の厚さTが予め決定されている場
合、積層板1に要求される板強度に応じて各両端部3a・
3b相互の間隔l1、及び単板3の板厚tが設定される。
第4図は積層板1の製造方法を示す説明図であり、整列
搬送装置11の搬送面には多数の支持段部11aが、搬送方
向に対し所要の間隔l1をおいて形成されている。そして
少なくとも片面に、例えばフェノール系樹脂の接着剤が
塗付された単板3の他方端部3bを前記整列搬送装置11の
各支持段部11aに順次係止することにより、各単3相互
はその一方端部3a及び他方端部3bが第4図に示す水平方
向へ所要の間隔l1づつずれた所要の傾斜状態でかつ一方
端部3aの凹凸部5aと他方端部3bの凹凸部5bとが上面側と
下面側にて互いに係合し合う位置関係で積層される。前
記整列搬送装置11の搬送方向下手側上方には搬送駆動さ
れるベルトにより加圧する仮圧締装置13が配置され、上
記のように積層された各単板3相互は該仮圧締装置13に
よる加圧に伴って仮接着し、単板積層材7が形成され
る。この仮接着状態としては、各単板3相互の傾斜状態
及び各凹凸部5a・5bとの対向位置関係を保持し得る程度
であれば良い。
前記整列搬送装置11の搬送方向下手には丸のこ等の定尺
切断装置15が配置され、該定尺切断装置15は前記仮圧締
装置13により形成された単板積層材7を、その繊維方向
の長さが所要の長さ毎に定尺切断する。そして定尺切断
された単板積層材7はホットプレス形式或いはコールド
プレス形式の本圧締装置17により本圧締される。この本
圧締により単板積層材7を構成する各単板3は、上面及
び下面にあらわれる凹凸部5a・5bに応じた箇所にて厚さ
方向へ屈曲して上下面がほぼ平面状の積層板1に形成さ
れるとともに接着剤の硬化が図られる。このとき、凹凸
部5a・5bに応じた各単板3の屈曲部は、各凹凸部5a・5b
の形状に対応した非直線状態に形成される。また、各凹
凸部5a・5bは互いに係合し合う位置関係にあるため、各
単板3の屈曲量を単板3のほぼ一枚分の厚さとすること
が出来る。尚、上記説明は単板積層材7を定尺切断した
後に、該単板積層材7を加圧して積層板1を形成する構
成としたが、繊維方向に連続する単板積層材7を連続的
に加圧して連続する積層板1を形成したのちに、該積層
板1を所要の長さ毎に定尺切断する構成であってもよ
い。
本実施例に係る積層板1は上記のように構成されるた
め、積層板1、特に屈曲部に厚さ方向への外力が作用し
たとき、この屈曲部が繊維直交方向に対し非直線状であ
るため、該屈曲部に作用する外力を分散させることが可
能であり、高い板強度を得ている。また、上記作用とと
もに積層板1上面を凹凸部5aと下面の凹凸部5bとが互い
に係合し合う位置関係にあるため、各凹凸部5a・5bに応
じた単板3の屈曲量を単板3の一枚分の厚さにすること
が出来、このため各単板3の脆弱部分を少なくして板強
度を高めることが出来るとともに積層板1に内在する単
板3の曲げ応力を少なくし、長期に亘って積層板1の平
面性を保持することが出来る。
上記説明は、単板3における両端部3a・3bに対し繊維直
交方向へ連がる三角形状からなる多数の凹凸部5a・5bを
互い違い状となるように形成し、各凹凸部5a・5bにおけ
る頂部の圧縮変形量を多くするものとしたが、該凹凸部
5a・5bの形状は、積層された多数の単板3を圧締したと
き、厚さ方向に対する各単板3の屈曲部が非直線状とな
る、例えば四角形状、台形状或いは波形等の何れの形状
であってもよい。また、ほぼ長方形状からなる単板3の
一方端部3a及び他方端部3bに凹凸部5a・5bが夫々形成さ
れた多数の単板3を所要の関係で積層するものとした
が、一方端部3a及び他方端部3bに凹凸部5a・5bを形成す
る際に単板3の一部を切断除去しなければならず、材料
歩留りが悪かった。このため、第5図(A)に示すよう
にほぼ長方形状からなる単板31の繊維方向両端部31a・3
1bに、他の単板33を繊維方向の中間部にて凹凸状に切断
して形成された凹凸部33a・33bを夫々接合することによ
り積層板1を構成する単板35を形成するものであっても
よい。このように積層板1を構成する単板35を形成する
とき、単板31の繊維方向とその端部31a・31bに接合され
る凹凸部33a・33bの繊維方向とを直交させてもよい。こ
の場合、積層板1の上下面側と中層部の繊維方向が直交
するため、積層板1の板強度を高めることが可能であ
る。同様に同図(B)に示すようにほぼ長方形状からな
る単板37の一方端部を繊維直交方向へ凹凸状に切断して
凹凸部37aを形成し、単板37の他方端部にこの凹凸部37a
を接合することにより両端部に凹凸部37a・37bを互い違
い状に有する単板41を形成してもよい。尚、単板31の両
端部31a・31bに凹凸部33a・33bを、また単板37の一方端
部に凹凸部37aを接着剤により接合するものとしたが、
単板31の両端部31a・31bに凹凸部33a・33bを、また単板
37の一方端部に凹凸部37aを非接着で突き合せることに
より単板35・41を形成してもよい。
上記説明は、両端部3a・3bに、繊維直交方向へ向う多数
の凹凸部5a・5bが互い違い状に形成された多数の単板3
を積層接着して積層板1を構成したが、第6図(A)に
示すように一方端部51aに三角形の凹凸部53aを、また他
方端部51bに該凹凸部53aに応じた凹凸部53bを有した第
1の単板51と、一方端部55aにその頂部が前記凹凸部53a
の頂部より位置がずれた凹凸部57aを、また他方端部55b
に前記凹凸部57aに応じた凹凸部57bを有し、前記第1の
単板51と対称形状からなる第2の単板55とを、凹凸部53
aと凹凸部53b及び凹凸部57aと凹凸部57bとが上下面にて
互いに係合し合う所要の位置関係にて積層する。即ち、
第6図(B)に示すように各辺ABとDE、BCとEF、ADとCF
が平行で角度BADと角度BCFが等しい角度θで、A点から
辺ADに対して直角に引いた線とC点から辺CFに対して直
角に引いた線との間隔をaとすると辺ADの長さl2がl2=
2na(nは整数とする)となる形状の第1の単板51と該
第1の単板51の裏がえし形状からなる第2の単板55とに
おいて、先ず第1の単板51でその辺CFに第2の単板55の
辺C′F′を合せた状態で該第2の単板55を重ね合せ、
次いで重ね合せた第2の単板55でその辺A′D′に次ぎ
の第1の単板51の辺ADを合せた状態で該第1の単板51を
重ね合せるように順次第1及び第2の単板51・55とを交
互に重ね合せる。この結果、第1及び第2の単板51・55
は前記間隔aづつずれた状態で積層される。そして同様
にホットプレス装置等により加圧することにより第7図
に示すように上下面がほぼ平面状となるように第1の単
板51及び第2の単板55を厚さ方向へ屈曲させ、凹凸部53
aと凹凸部53b及び凹凸部57aと凹凸部57bとに応じた屈曲
部が非直線状となるように形成した積層板59であっても
よい。
上記説明は、第1図乃至第7図に示すほぼ水平方向に繊
維を有する多数の単板3を所要の関係にて積層接着して
積層板1を形成するものとしたが、積層板1を構成する
単板3としては、第1図乃至第7図に示すほぼ水平方向
と直交する方向に繊維を有するもの或いは繊維方向が異
なる単板3、33、37、51、57を適宜に組合わせたもので
あってもよい。また、上記説明は板体を単板3、33、3
7、51、57により構成したが、本発明は木質系ボード類
(パーティクルボード)、石膏板、合成樹脂板等の何れ
であっても実施可能である。
[発明の効果] このため本発明は、長期に亘って表裏面の平面性を維持
し得るとともに板強度が高い積層板を提供することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る積層板の概略を示す略体斜視図、
第2図は積層板を構成する単板の概略を示す斜視図、第
3図は単板積層材の概略を示す略体斜視図、第4図は、
積層板の製造方法を示す説明図、第5図乃至第7図は本
発明の変更実施例を示す説明図である。 図中1は積層板、3は板体としての単板、5a・5bは凹凸
部、Lは長さ、l1は間隔である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ方向の両端部に凹凸部が互い違い状に
    夫々形成された所要の長さからなる多数の板体相互を、
    該板体の端部が長さ方向へ所要の間隔をおき、かつ積層
    板の一面にあらわれる板体の一方凹凸部と、他面にあら
    われる板体の他方凹凸部とが互いに係合し合う位置関係
    にて積層し、各板体をその両面にあらわれる各凹凸部に
    応じて厚さ方向へ屈曲変形してその両面がほぼ平面状に
    形成されたことを特徴とする積層板。
JP2049086A 1986-02-01 1986-02-01 積層板 Expired - Lifetime JPH0667563B2 (ja)

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