JPH06322936A - 簡易不陸修正材 - Google Patents
簡易不陸修正材Info
- Publication number
- JPH06322936A JPH06322936A JP11606093A JP11606093A JPH06322936A JP H06322936 A JPH06322936 A JP H06322936A JP 11606093 A JP11606093 A JP 11606093A JP 11606093 A JP11606093 A JP 11606093A JP H06322936 A JPH06322936 A JP H06322936A
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- Japan
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- aggregate
- film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 骨材および/または軽量骨材と湿気硬化型ウ
レタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆したも
のである。 【効果】 下地の不陸修正を熟練技術を要することなく
簡便にかつ短時間に行うことができる。
レタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆したも
のである。 【効果】 下地の不陸修正を熟練技術を要することなく
簡便にかつ短時間に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート、アスフ
ァルト等の下地の上への、直貼り床、置敷き床、樹脂タ
イル、タイル、レンガ、ブロック、人工芝等の各種床
材、体育施設等の施工において下地の不陸を修正するた
めの簡易不陸修正材に関する。
ァルト等の下地の上への、直貼り床、置敷き床、樹脂タ
イル、タイル、レンガ、ブロック、人工芝等の各種床
材、体育施設等の施工において下地の不陸を修正するた
めの簡易不陸修正材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、屋内に使用される各種床材において、コンクリー
ト等の下地の不陸がしばしば大きな問題となっている。
特に木質床貼り床や樹脂タイルの場合、下地に不陸(通
常、深さが3〜10mm程度の凹凸)が存在すると、床材
を下地に密着させることができなくなり、床鳴りや接着
不良によるずれ、浮きなどの原因となっている。
より、屋内に使用される各種床材において、コンクリー
ト等の下地の不陸がしばしば大きな問題となっている。
特に木質床貼り床や樹脂タイルの場合、下地に不陸(通
常、深さが3〜10mm程度の凹凸)が存在すると、床材
を下地に密着させることができなくなり、床鳴りや接着
不良によるずれ、浮きなどの原因となっている。
【0003】一般に、下地の不陸修正は、モルタル等を
用いて行うか、あるいはエポキシ樹脂などの接着剤を厚
塗りして行われている。しかしながら、前者の場合は、
モルタルの硬化に時間がかかる上、不陸がないように平
坦に施工するのは非常に熟練を要する。一方、後者の場
合は、接着剤を厚塗りしても、塗布直後の接着剤は流れ
やすいために、下地と床材との間の空隙に接着剤を充分
に充填できず、そのため床材と下地との間に隙間がで
き、また強度にも劣っているため床鳴りやキシミを起こ
しやすい。
用いて行うか、あるいはエポキシ樹脂などの接着剤を厚
塗りして行われている。しかしながら、前者の場合は、
モルタルの硬化に時間がかかる上、不陸がないように平
坦に施工するのは非常に熟練を要する。一方、後者の場
合は、接着剤を厚塗りしても、塗布直後の接着剤は流れ
やすいために、下地と床材との間の空隙に接着剤を充分
に充填できず、そのため床材と下地との間に隙間がで
き、また強度にも劣っているため床鳴りやキシミを起こ
しやすい。
【0004】また、屋外に施工される各種体育施設、例
えば人工芝テニスコート等においては、下地はアスファ
ルトで施工される場合が多い。このような施設でも不陸
が存在すると表面に凹凸が表れ、運動が快適に行えなく
なるので、不陸修正が必要になる。このような場合の不
陸修正は、一般に、前述のようなモルタルか、アスファ
ルト系ポリマーセメントモルタルで行われているため、
硬化,養生に長時間が必要であった。また、アスファル
ト系ポリマーセメントモルタルの場合は、強度にも劣っ
ていた。
えば人工芝テニスコート等においては、下地はアスファ
ルトで施工される場合が多い。このような施設でも不陸
が存在すると表面に凹凸が表れ、運動が快適に行えなく
なるので、不陸修正が必要になる。このような場合の不
陸修正は、一般に、前述のようなモルタルか、アスファ
ルト系ポリマーセメントモルタルで行われているため、
硬化,養生に長時間が必要であった。また、アスファル
ト系ポリマーセメントモルタルの場合は、強度にも劣っ
ていた。
【0005】本発明の主たる目的は、上述の技術的課題
を解決し、屋外や屋内の各種床材の施工における下地の
不陸修正を特別な熟練技術を必要とせずに簡便にかつ短
時間に行うことができる簡易不陸修正材を提供すること
である。
を解決し、屋外や屋内の各種床材の施工における下地の
不陸修正を特別な熟練技術を必要とせずに簡便にかつ短
時間に行うことができる簡易不陸修正材を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の簡易
不陸修正材は、骨材および/または軽量骨材と湿気硬化
型ウレタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆し
たことを特徴とする。かかる本発明の簡易不陸修正材
は、湿気硬化型ウレタン樹脂が未硬化のため簡単に切る
ことができるので、施工現場にてこれを不陸の大きさに
合わせて適当な大きさに切り、ついで下地の不陸箇所に
敷いて放置しておくだけで、前記湿気硬化型ウレタン樹
脂が空気中の湿気と反応して速やかに硬化する。従っ
て、従来使用されていた接着剤のような塗布後の流れの
問題がなく、またモルタルのように敷き均す手間もな
く、簡便にかつ短時間に不陸修正を行うことができる。
また、本発明の簡易不陸修正材は、全体が非透湿性フィ
ルムで被覆されているので、持ち運びや運搬、貯蔵など
の取扱い性にもすぐれている。
不陸修正材は、骨材および/または軽量骨材と湿気硬化
型ウレタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆し
たことを特徴とする。かかる本発明の簡易不陸修正材
は、湿気硬化型ウレタン樹脂が未硬化のため簡単に切る
ことができるので、施工現場にてこれを不陸の大きさに
合わせて適当な大きさに切り、ついで下地の不陸箇所に
敷いて放置しておくだけで、前記湿気硬化型ウレタン樹
脂が空気中の湿気と反応して速やかに硬化する。従っ
て、従来使用されていた接着剤のような塗布後の流れの
問題がなく、またモルタルのように敷き均す手間もな
く、簡便にかつ短時間に不陸修正を行うことができる。
また、本発明の簡易不陸修正材は、全体が非透湿性フィ
ルムで被覆されているので、持ち運びや運搬、貯蔵など
の取扱い性にもすぐれている。
【0007】本発明における骨材としては、例えば砂、
砕石、スラグ、豆砂利などがあげられる。また軽量骨材
としては、例えば炭酸カルシウム、シラスバルーン、珪
砂、ゼオライト、無水シリカ、アエロジルなどがあげら
れる。これらの骨材および軽量骨材は単独または2種以
上を混合して使用される。また、使用する骨材および軽
量骨材は粒径が0.05μm〜5mm程度であるのが好ま
しい。
砕石、スラグ、豆砂利などがあげられる。また軽量骨材
としては、例えば炭酸カルシウム、シラスバルーン、珪
砂、ゼオライト、無水シリカ、アエロジルなどがあげら
れる。これらの骨材および軽量骨材は単独または2種以
上を混合して使用される。また、使用する骨材および軽
量骨材は粒径が0.05μm〜5mm程度であるのが好ま
しい。
【0008】前記湿気硬化型ウレタン樹脂は、ポリオー
ルにジイソシアネートを反応させて得られるプレポリマ
ーを主成分とし、水を硬化剤とするものである。ポリオ
ールとしては、例えばポリエーテル系(ポリオキシプロ
ピレングリコール(PPG)など)、ポリエステル系、
ポリカーボネート系などがいずれも使用可能であり、と
くに限定されるものではないが、耐候性、耐水性、経済
性を考慮すると、PPG系を使用するのが好ましい。ま
た、ジイソシアネートとしては、例えばMDI,TD
I,HDI,XDI,IPDIなどががいずれも使用可
能であり、とくに限定されるものではないが、一般には
反応性、安全性、経済性を考慮してMDIまたはTDI
を使用するのが好ましい。
ルにジイソシアネートを反応させて得られるプレポリマ
ーを主成分とし、水を硬化剤とするものである。ポリオ
ールとしては、例えばポリエーテル系(ポリオキシプロ
ピレングリコール(PPG)など)、ポリエステル系、
ポリカーボネート系などがいずれも使用可能であり、と
くに限定されるものではないが、耐候性、耐水性、経済
性を考慮すると、PPG系を使用するのが好ましい。ま
た、ジイソシアネートとしては、例えばMDI,TD
I,HDI,XDI,IPDIなどががいずれも使用可
能であり、とくに限定されるものではないが、一般には
反応性、安全性、経済性を考慮してMDIまたはTDI
を使用するのが好ましい。
【0009】湿気硬化型ウレタン樹脂の具体例として
は、例えば大日本インキ化学工業(株) 社製の商標「パ
ンデックス」(PANDEX) TP1221, TP1139、三洋化成工業
(株)社製の商標「サンプレン」WE-106, WE-104、出光
石油化学社製の商品名MC-50 、住友ゴム工業(株) 製の
商標「グリップコート」C908A などがあげられる。湿気
硬化型ウレタン樹脂は常温で液体であればとくに粘度が
問題となることはないが、骨材や軽量骨材と混合する作
業性のうえからは20℃における粘度が10000cp
s以下であるのが好ましい。
は、例えば大日本インキ化学工業(株) 社製の商標「パ
ンデックス」(PANDEX) TP1221, TP1139、三洋化成工業
(株)社製の商標「サンプレン」WE-106, WE-104、出光
石油化学社製の商品名MC-50 、住友ゴム工業(株) 製の
商標「グリップコート」C908A などがあげられる。湿気
硬化型ウレタン樹脂は常温で液体であればとくに粘度が
問題となることはないが、骨材や軽量骨材と混合する作
業性のうえからは20℃における粘度が10000cp
s以下であるのが好ましい。
【0010】また、硬化を早めるために、硬化促進剤と
してケチミン(例えばメタキシリレンジアミン系ケチミ
ン、ジエチレントリアミン系ケチミン、イソホロンジア
ミン系ケチミンなど)を添加するとよい。ケチミンの添
加量は湿気硬化型ウレタン樹脂100重量部に対して約
3〜20重量部とするのが適当である。さらに、ポルト
ランドセメントなどのセメントを添加すると、圧縮強度
を向上させることができる。セメントの添加量は湿気硬
化型ウレタン樹脂100重量部に対して約50〜300
重量部とするのが適当である。
してケチミン(例えばメタキシリレンジアミン系ケチミ
ン、ジエチレントリアミン系ケチミン、イソホロンジア
ミン系ケチミンなど)を添加するとよい。ケチミンの添
加量は湿気硬化型ウレタン樹脂100重量部に対して約
3〜20重量部とするのが適当である。さらに、ポルト
ランドセメントなどのセメントを添加すると、圧縮強度
を向上させることができる。セメントの添加量は湿気硬
化型ウレタン樹脂100重量部に対して約50〜300
重量部とするのが適当である。
【0011】湿気硬化型ウレタン樹脂の配合量は骨材お
よび/ または軽量骨材100重量部に対して2〜150
重量部の割合であるのが好ましい。湿気硬化型ウレタン
樹脂の配合量がこの範囲を超えると、硬化時に発泡が起
こり、不陸修正ができなくなるおそれがある。逆に、配
合量が前記範囲を下回る場合は、骨材や軽量骨材を結合
することができなくなるおそれがある。一方、高強度が
要求される工場床などの施工の場合には、骨材および/
または軽量骨材100重量部に対して湿気硬化型ウレタ
ン樹脂を10〜150重量部の割合で配合するのが好ま
しい。
よび/ または軽量骨材100重量部に対して2〜150
重量部の割合であるのが好ましい。湿気硬化型ウレタン
樹脂の配合量がこの範囲を超えると、硬化時に発泡が起
こり、不陸修正ができなくなるおそれがある。逆に、配
合量が前記範囲を下回る場合は、骨材や軽量骨材を結合
することができなくなるおそれがある。一方、高強度が
要求される工場床などの施工の場合には、骨材および/
または軽量骨材100重量部に対して湿気硬化型ウレタ
ン樹脂を10〜150重量部の割合で配合するのが好ま
しい。
【0012】前記非透湿性フィルムとしては、例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリアミドなどの樹脂フィルム、あるいはこれ
らの樹脂フィルムにアルミニウムなどの金属箔をラミネ
ートしたフィルムがあげられる。非透湿性フィルムの厚
さはとくに限定されるものではないが、通常10〜50
0μm程度が適当である。
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ポリアミドなどの樹脂フィルム、あるいはこれ
らの樹脂フィルムにアルミニウムなどの金属箔をラミネ
ートしたフィルムがあげられる。非透湿性フィルムの厚
さはとくに限定されるものではないが、通常10〜50
0μm程度が適当である。
【0013】骨材および/または軽量骨材と湿気硬化型
ウレタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆する
には、被覆時の湿気の混入を防ぐために、真空、乾燥空
気または窒素雰囲気下で被覆するのが好ましい。このよ
うにして得られる簡易不陸修正材を使用して不陸修正を
するにあたっては、施工現場で不陸の大きさに合わせて
はさみやナイフで簡易不陸修正材を適当な大きさに切っ
た後、下地上の修正箇所に載置して放置するだけでよ
い。これにより、湿気硬化型ウレタン樹脂は空気中の湿
気と反応して硬化する。硬化反応は通常12〜24時間
程度で終了し、歩行が可能になる。
ウレタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆する
には、被覆時の湿気の混入を防ぐために、真空、乾燥空
気または窒素雰囲気下で被覆するのが好ましい。このよ
うにして得られる簡易不陸修正材を使用して不陸修正を
するにあたっては、施工現場で不陸の大きさに合わせて
はさみやナイフで簡易不陸修正材を適当な大きさに切っ
た後、下地上の修正箇所に載置して放置するだけでよ
い。これにより、湿気硬化型ウレタン樹脂は空気中の湿
気と反応して硬化する。硬化反応は通常12〜24時間
程度で終了し、歩行が可能になる。
【0014】湿気硬化型ウレタン樹脂の硬化速度を速め
るためには、空気との接触面積を大きくするのが好まし
い。そのために、以下のような方法が採用可能である。 (1) 必要な大きさに切った後、表面の非透湿性フィルム
の全部または一部を除去する。 (2) 必要な大きさに切った後、表面の非透湿性フィルム
の全部または一部に孔を開ける。
るためには、空気との接触面積を大きくするのが好まし
い。そのために、以下のような方法が採用可能である。 (1) 必要な大きさに切った後、表面の非透湿性フィルム
の全部または一部を除去する。 (2) 必要な大きさに切った後、表面の非透湿性フィルム
の全部または一部に孔を開ける。
【0015】(3) 前記(1) のように表面の非透湿性フィ
ルムを除去した後、霧吹き状に水を散布する。 このうち、(3) の方法が、修正材の硬化速度を速めるう
えで、特に有効である。水の散布量は修正材中の湿気硬
化型ウレタン樹脂100重量部に対して5〜100重量
部程度とするのが好ましい。水を散布すると、散布から
5分〜2時間程度で歩行可能となり、次工程に移行する
ことができる。
ルムを除去した後、霧吹き状に水を散布する。 このうち、(3) の方法が、修正材の硬化速度を速めるう
えで、特に有効である。水の散布量は修正材中の湿気硬
化型ウレタン樹脂100重量部に対して5〜100重量
部程度とするのが好ましい。水を散布すると、散布から
5分〜2時間程度で歩行可能となり、次工程に移行する
ことができる。
【0016】本発明の簡易不陸修正材は適当な厚さのも
のを使用することができるが、予め一定厚さ(例えば1
mm)のシート状に形成しておき、不陸の深さに応じて
修正材を必要枚数だけ積層するようにすると、施工性が
一層向上する。このようなシート状物の厚さは通常1〜
30mmの範囲から適宜選択可能である。また、本発明
の簡易不陸修正材の片面または両面に両面粘着テープを
取り付けておくと、不陸部分に修正材を固定できるの
で、施工性の向上に役立つ。また、簡易不陸修正材の下
地への固定が必要な場合は、前記両面粘着テープを使用
するほか、簡易不陸修正材の裏側のフィルム全部または
一部を剥がして下地上に敷くようにしてもよい。
のを使用することができるが、予め一定厚さ(例えば1
mm)のシート状に形成しておき、不陸の深さに応じて
修正材を必要枚数だけ積層するようにすると、施工性が
一層向上する。このようなシート状物の厚さは通常1〜
30mmの範囲から適宜選択可能である。また、本発明
の簡易不陸修正材の片面または両面に両面粘着テープを
取り付けておくと、不陸部分に修正材を固定できるの
で、施工性の向上に役立つ。また、簡易不陸修正材の下
地への固定が必要な場合は、前記両面粘着テープを使用
するほか、簡易不陸修正材の裏側のフィルム全部または
一部を剥がして下地上に敷くようにしてもよい。
【0017】不陸修正後、その表面に直貼り床、置敷き
床、樹脂タイル、タイル、レンガ、ブロック、人工芝等
の各種床材を施工する。また、樹脂を塗布するいわゆる
塗り床や塗料を塗布したものであってもよい。なお、本
発明の簡易不陸修正材は、床材の不陸修正のほかに、壁
材の断面修復などの用途にも適用可能である。
床、樹脂タイル、タイル、レンガ、ブロック、人工芝等
の各種床材を施工する。また、樹脂を塗布するいわゆる
塗り床や塗料を塗布したものであってもよい。なお、本
発明の簡易不陸修正材は、床材の不陸修正のほかに、壁
材の断面修復などの用途にも適用可能である。
【0018】
実施例1〜5 表1に示す組成にて、湿気硬化型ウレタン樹脂と骨材ま
たは軽量骨材とを混合し、得られた混合物を厚さ50μ
mのポリエチレンフィルムの袋に窒素雰囲気下で充填
し、ヒートシールにて密封被覆し、寸法を300×30
0×5mmに調整した簡易不陸修正材を得た。
たは軽量骨材とを混合し、得られた混合物を厚さ50μ
mのポリエチレンフィルムの袋に窒素雰囲気下で充填
し、ヒートシールにて密封被覆し、寸法を300×30
0×5mmに調整した簡易不陸修正材を得た。
【0019】この簡易不陸修正材を、下記条件1〜4に
て養生し、圧縮強度が10kg/cm2 となるまでの時
間をそれぞれ測定した。この時間は歩行可能時間と定義
した。圧縮強度は、インテスコ社製の万能試験機205
0型を用いて、断面積1cm 2 の円柱治具で5mm/分
の速度で圧縮して測定した。その測定結果を表1に併せ
て示す。
て養生し、圧縮強度が10kg/cm2 となるまでの時
間をそれぞれ測定した。この時間は歩行可能時間と定義
した。圧縮強度は、インテスコ社製の万能試験機205
0型を用いて、断面積1cm 2 の円柱治具で5mm/分
の速度で圧縮して測定した。その測定結果を表1に併せ
て示す。
【0020】使用した養生条件は以下のとおりである。 条件1:樹脂を被覆したフィルムの4辺をはさみで切っ
て放置した。 条件2:樹脂を被覆したフィルムのうち表面側のみを取
り除いて放置した。 条件3:樹脂を被覆したフィルムの表面に1cm2 当た
り1個の割合で直径1mmの孔を開けて放置した。
て放置した。 条件2:樹脂を被覆したフィルムのうち表面側のみを取
り除いて放置した。 条件3:樹脂を被覆したフィルムの表面に1cm2 当た
り1個の割合で直径1mmの孔を開けて放置した。
【0021】条件4:樹脂を被覆したフィルムのうち表
面側のみを取り除いた後、霧吹きで水を散布して放置し
た。散布量は修正材中の湿気硬化型ウレタン樹脂の量の
10〜50%程度とした。 放置は、温度20℃、湿度60%の下で行った。表1で
使用した5号珪砂は粒径0.6〜0.3mm、6号珪砂
は粒径0.3〜0.1mm、7号珪砂は粒径0.1〜
0.3mm、重質炭酸カルシウムは粒径0.08μmの
ものである。
面側のみを取り除いた後、霧吹きで水を散布して放置し
た。散布量は修正材中の湿気硬化型ウレタン樹脂の量の
10〜50%程度とした。 放置は、温度20℃、湿度60%の下で行った。表1で
使用した5号珪砂は粒径0.6〜0.3mm、6号珪砂
は粒径0.3〜0.1mm、7号珪砂は粒径0.1〜
0.3mm、重質炭酸カルシウムは粒径0.08μmの
ものである。
【0022】
【表1】
【0023】実施例6〜9 ポルトランドセメントを含む表2に示す組成の混合物を
使用したほかは、実施例1〜5と同様にして簡易不陸修
正材を得た。得られた各修正材を前記と同様に各条件で
養生した場合の歩行可能時間を表2に併せて示す。
使用したほかは、実施例1〜5と同様にして簡易不陸修
正材を得た。得られた各修正材を前記と同様に各条件で
養生した場合の歩行可能時間を表2に併せて示す。
【0024】
【表2】
【0025】実施例10〜14 表3に示す組成の混合物を使用したほかは、実施例1〜
5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得られた各修正
材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩行可能時間
を表3に併せて示す。
5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得られた各修正
材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩行可能時間
を表3に併せて示す。
【0026】
【表3】
【0027】実施例15〜19 ケチミンを含む表4に示す組成の混合を用いたほかは、
実施例1〜5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得ら
れた各修正材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩
行可能時間を表4に併せて示す。
実施例1〜5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得ら
れた各修正材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩
行可能時間を表4に併せて示す。
【0028】
【表4】
【0029】表4から、ケチミンの添加により硬化反応
が促進されているのがわかる。 実施例20〜22 表5に示す組成の混合物を使用したほかは、実施例1〜
5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得られた各修正
材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩行可能時間
を表5に併せて示す。
が促進されているのがわかる。 実施例20〜22 表5に示す組成の混合物を使用したほかは、実施例1〜
5と同様にして簡易不陸修正材を得た。得られた各修正
材を前記と同様に各条件で養生した場合の歩行可能時間
を表5に併せて示す。
【0030】
【表5】
【0031】表1〜表5の結果から、いずれの養生条件
においても、24時間以内に樹脂が硬化しており、とく
に条件4のように水を散布することにより硬化速度が顕
著に改善されていることがわかる。
においても、24時間以内に樹脂が硬化しており、とく
に条件4のように水を散布することにより硬化速度が顕
著に改善されていることがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の簡易不陸修正材
を用いれば、下地の不陸修正を専門の熟練技術を要する
ことなく簡便にかつ短時間に行うことができ、施工に対
するコストの大幅な低減が期待できるという効果があ
る。
を用いれば、下地の不陸修正を専門の熟練技術を要する
ことなく簡便にかつ短時間に行うことができ、施工に対
するコストの大幅な低減が期待できるという効果があ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】骨材および/または軽量骨材と湿気硬化型
ウレタン樹脂との混合物を非透湿性フィルムで被覆した
ことを特徴とする簡易不陸修正材。 - 【請求項2】骨材および/または軽量骨材100重量部
に対して湿気硬化型ウレタン樹脂を2〜150重量部の
割合で混合した請求項1記載の簡易不陸修正材。 - 【請求項3】一定厚さのシート状物である請求項1記載
の簡易不陸修正材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606093A JPH06322936A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 簡易不陸修正材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11606093A JPH06322936A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 簡易不陸修正材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322936A true JPH06322936A (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=14677720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11606093A Pending JPH06322936A (ja) | 1993-05-18 | 1993-05-18 | 簡易不陸修正材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06322936A (ja) |
-
1993
- 1993-05-18 JP JP11606093A patent/JPH06322936A/ja active Pending
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