JPH06322749A - 連続地中壁用鋼製エレメントの継手シール - Google Patents

連続地中壁用鋼製エレメントの継手シール

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JPH06322749A
JPH06322749A JP13509393A JP13509393A JPH06322749A JP H06322749 A JPH06322749 A JP H06322749A JP 13509393 A JP13509393 A JP 13509393A JP 13509393 A JP13509393 A JP 13509393A JP H06322749 A JPH06322749 A JP H06322749A
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joint
steel element
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groove
joint seal
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Kunito Sakai
邦登 酒井
Shigehiko Shibusawa
重彦 渋沢
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 鋼製エレメントの継手におけるコンクリート
や固化材の付着を完全に防止できる継手シールを提供す
ること。 【構成】 鋼製エレメント40の継手41とインターロ
ッキングパイプ20との間を遮蔽する断面略台形を呈す
る帯状部材であって、前記帯状部材の薄肉部31の側面
に面して開設し、鋼製エレメントの継手41を収容可能
な収容溝311と、前記帯状部材の厚肉部32の側面を
インターロッキングパイプの形状に合わせて形成した当
接面とを備えてなる連続地中壁用鋼製エレメントの継手
シール30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続地中壁用鋼製エレ
メントの継手シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】連続地中壁の施工は、泥水を充満させな
がら地盤に溝を掘削した後、端部に継手を具備した鋼製
エレメントを溝内に建込み、鋼製エレメント内にコンク
リートを打設し、鋼製エレメント周囲の泥水に固化材を
注入して行われている。また、コンクリート打設につい
ては、鋼製エレメントの内外に打設する場合やコンクリ
ート打設を行わずに鋼製エレメント内外の泥水を固化材
により固化する場合がある。そして、固化材やコンクリ
ートから鋼製エレメントの継手を防護する方法として
は、次のようなものがある。
【0003】図6に示すように、仕切シートFとワイヤ
Gを使用する方法がある。即ち、固化材Aを注入する前
に、予め溝Bと鋼製エレメントDとの隙間に仕切シート
Fを配設すると共に、継手C内にワイヤGを配置してお
く。そして、固化材注入及びコンクリート打設の後にそ
れぞれ仕切シートF及びワイヤGの撤去を行い、鋼製エ
レメントの継手への固化材付着を回避する。
【0004】
【本発明が解決しようとする問題点】従来の鋼製エレメ
ントの継手の防護方法には、次のような問題点がある。
図7に示す様に、溝Bの底面まで鋼製エレメントDを建
込む必要がない場合がある。この場合、鋼製エレメント
D内にコンクリートEを打設すると、仕切シートFを設
置しても、エレメントD下面からコンクリートEが流出
して継手C部分に周り込んでしまう。この為、継手C部
分にコンクリートEが付着してしまう。従って、隣に建
込む鋼製エレメントDと連結することができない。
【0005】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは、鋼製エレメントの継手
におけるコンクリートや固化材の付着を完全に防止でき
る継手シールを提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】即ち本発明は、鋼製エ
レメントの継手とインターロッキングパイプとの間を遮
蔽する断面略台形を呈する帯状部材であって、前記帯状
部材の薄肉部の側面に面して開設し、鋼製エレメントの
継手を収容可能な収容溝と、前記帯状部材の厚肉部の側
面をインターロッキングパイプの形状に合わせて形成し
た当接面とを備えてなる連続地中壁用鋼製エレメントの
継手シールである。
【0007】
【実施例1】以下図面を参照しながら防護材の一実施例
について説明する。
【0008】<イ>全体の構成(図1) 図1に継手シール30を示す。継手シール30は、鋼製
エレメント40の継手41を収容する収容溝311と、
この収容溝の対向面に形成した閉塞体となるインターロ
ッキングパイプ20との当接面321とを備えたシール
部材であり、掘削溝50内の鋼製エレメント40とイン
ターロッキングパイプ20と間に介装して使用される。
以下各部について詳述する。
【0009】<ロ>継手シール(図1) 継手シール30は、鋼製エレメント40の継手41の外
周部分を被覆して、継手41にコンクリート等の固化材
が付着するのを防止するためのものである。強化ゴム製
の継手シール30は、断面略台形を呈していて、その薄
肉部31側の側面に面して継手41を収容する収容溝3
11が縦方向に沿って形成されている。収容溝311
は、継手41を密着して外装できる形状に形成してあ
る。継手シール30の厚肉部32の側面には、当接面3
21が形成される。当接面321は、インターロッキン
グパイプ20の周面形状と対応する形状に形成され、掘
削溝50内に充填される固化材が継手シール30とイン
ターロッキングパイプ20との間に侵入しないようにな
っている。
【0010】<ハ>インターロッキングパイプ(図1) インターロッキングパイプ20は、掘削溝50の端部に
建込み、内部に泥水または砕石を充填して、同じ掘削溝
50内に建込んだ鋼製エレメント40を支持して鋼製エ
レメント40の安定を図るための筒体である。このイン
ターロッキングパイプ20は、掘削溝50を縦方向に仕
切る閉塞体として使用するものである。インターロッキ
ングパイプ20の外径は掘削溝50の幅とほぼ同じ長さ
で形成され、インターロッキングパイプ20の縦方向の
長さは掘削溝50の深度とほぼ同じ深さで形成される。
【0011】<ニ>鋼製エレメント(図1) 鋼製エレメント40は、図1に示す様に、両端に一部切
欠円形断面の継手41を形成する二枚のフランジ板を平
行に配置し、そのフランジ板間にウエブ板を配設したも
のである。
【0012】
【作用】次に継手シールの使用方法について説明する。 <イ>継手シールの取り付け(図2、図3) 先ず、図2に示す様に、鋼製エレメント40に継手シー
ル30を取り付ける。即ち、鋼製エレメント40の継手
41を収容溝32内に収容して、継手41に沿って継手
シール30を外装する。継手シール30下端からのコン
クリート60の侵入を防止するために、図3に示す様
に、継手シール30の下端をキャップ70で閉塞してお
く。
【0013】<ロ>建込み(図1、図2、図3) 連続地中壁の構築予定位置に掘削しておいた掘削溝50
内に、鋼製エレメント40を継手シール30を取り付け
た状態で建込む。次いでインターロッキングパイプ20
を掘削溝50内に建込む。インターロッキングパイプ2
0の建込みは、図1または図3の様に、インターロッキ
ングパイプ20の周面が鋼製エレメント40に取り付け
た継手シール30の当接面321に当接するように行
う。
【0014】<ハ>コンクリートの打設(図4) 鋼製エレメント40内にコンクリート60を打設する。
継手41は継手シール30で覆われているため、継手4
1の内部及び外部にコンクリート60は付着しない。
【0015】<ニ>インターロッキングパイプ及び防護
材の撤去(図5) コンクリート硬化後、掘削溝50からインターロッキン
グパイプ20を引き抜く。次に、図5に示す様に、継手
シール30を掘削溝50の延長方向に引張って鋼製エレ
メント40から取り外す。継手シール30は弾力性を有
しているので、変形することにより鋼製エレメント40
からの離脱が容易である。また、継手シール30の収容
溝311と当接面321とを接続する面は、収容溝31
1に向けて先細りのテーパー状に形成されているので、
継手シール30を鋼製エレメント40及びコンクリート
60から容易に取り外せる。
【0016】<ホ>鋼製エレメントの連結 防護材を取り外したら、掘削溝50を長手方向に掘削し
て延長する。一方側の継手41にのみ継手シール30を
取り付けた鋼製エレメント40を掘削溝50内に建込
む。この建込み時に、継手シール30を取り付けていな
い継手41を掘削溝50内の鋼製エレメント40の継手
41と連結を行う。掘削溝50内の鋼製エレメント40
の継手41にはコンクリート60の付着がないので、連
結作業を容易に行うことができる。そして、上記した様
な、インターロッキングパイプ20の建込み、コンクリ
ート60打設、鋼製エレメント40及び継手シール30
の撤去の各工程を繰り返して、連続地中壁を構築してい
く。
【0017】
【実施例2】インターロッキングパイプ20と継手シー
ル30を一体に設けても良い。この場合、鋼製エレメン
ト40の継手41に継手シール30を取り付けた状態
で、鋼製エレメント40とインターロッキングパイプ2
0とを同時に掘削溝50内に建込み、コンクリート打設
後にインターロッキングパイプ20の引抜きと共に、継
手シール30を継手41から取り外すことになる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> コンクリート打設時に鋼製エレメントの継手を
継手シールで覆うので、継手にコンクリートが付着する
のを完全に防止することができる。
【0019】<ロ> 継手シールは断面略台形に形成さ
れているので、掘削溝内の鋼製エレメント及びコンクリ
ートからの離脱が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 継手シールの説明図
【図2】 継手シールの斜視図
【図3】 継手シールの使用説明図
【図4】 継手シールの使用説明図
【図5】 継手シールの使用説明図
【図6】 従来の防護方法の説明図
【図7】 従来の防護方法の説明図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製エレメントの継手とインターロッキ
    ングパイプとの間を遮蔽する断面略台形を呈する帯状部
    材であって、 前記帯状部材の薄肉部の側面に面して開設し、鋼製エレ
    メントの継手を収容可能な収容溝と、 前記帯状部材の厚肉部の側面をインターロッキングパイ
    プの形状に合わせて形成した当接面とを備えてなる、 連続地中壁用鋼製エレメントの継手シール。
JP13509393A 1993-05-14 1993-05-14 連続地中壁用鋼製エレメントの継手シール Expired - Fee Related JP2863970B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102638704B1 (ko) * 2022-10-26 2024-02-20 주식회사 가우리안 지하공간 구조물 벽체를 위한 강재 지중연속벽 및 이의 시공방법

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KR102638704B1 (ko) * 2022-10-26 2024-02-20 주식회사 가우리안 지하공간 구조물 벽체를 위한 강재 지중연속벽 및 이의 시공방법

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