JP2003153409A - 地中箱 - Google Patents
地中箱Info
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- JP2003153409A JP2003153409A JP2001348183A JP2001348183A JP2003153409A JP 2003153409 A JP2003153409 A JP 2003153409A JP 2001348183 A JP2001348183 A JP 2001348183A JP 2001348183 A JP2001348183 A JP 2001348183A JP 2003153409 A JP2003153409 A JP 2003153409A
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- JP
- Japan
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- underground box
- main body
- underground
- box
- relay member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Cable Installation (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 アース処理作業及び復旧作業を容易迅速に行
え、防水性や強度低下の問題のない地中箱を提供する点
にある。 【解決手段】 ハンドホールやマンホール等の地中箱の
内部に設けた電気機器14の非接地側のアース用リード
線15と、前記地中箱の外部に埋設されるアース体17
とを、地中箱の内外においてそれぞれ接続可能な接続部
11,11を有する中継部材9を、地中箱に埋設したこ
とを特徴とする。
え、防水性や強度低下の問題のない地中箱を提供する点
にある。 【解決手段】 ハンドホールやマンホール等の地中箱の
内部に設けた電気機器14の非接地側のアース用リード
線15と、前記地中箱の外部に埋設されるアース体17
とを、地中箱の内外においてそれぞれ接続可能な接続部
11,11を有する中継部材9を、地中箱に埋設したこ
とを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハンドホー
ルやマンホール等の地中箱の内部に備えるトランス等の
電気機器に対してアース処理を行えるように構成してな
る地中箱に関する。尚、前記地中箱は、地中に埋設され
る配設方向上手側の地中埋設管と配設方向下手側の地中
埋設管とを連結(接続)するために設けられる接続部の
ことを言い、ハンドホールやマンホールの他、光ファイ
バー等にも利用することができる情報ボックス等も含む
ものである。
ルやマンホール等の地中箱の内部に備えるトランス等の
電気機器に対してアース処理を行えるように構成してな
る地中箱に関する。尚、前記地中箱は、地中に埋設され
る配設方向上手側の地中埋設管と配設方向下手側の地中
埋設管とを連結(接続)するために設けられる接続部の
ことを言い、ハンドホールやマンホールの他、光ファイ
バー等にも利用することができる情報ボックス等も含む
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の地中箱においてアース処理を行う
場合には、ワイヤアダプタを用いる工法が用いられてい
る。これは、地中箱の側壁にワイヤアダプタを挿入する
ことができる大きさの貫通孔を形成し、地中に埋設予定
のアース棒のリード線に接続されたワイヤアダプタを地
中箱の外側から挿入し、外部をセメントで封止してアー
ス処理が完了するのである。
場合には、ワイヤアダプタを用いる工法が用いられてい
る。これは、地中箱の側壁にワイヤアダプタを挿入する
ことができる大きさの貫通孔を形成し、地中に埋設予定
のアース棒のリード線に接続されたワイヤアダプタを地
中箱の外側から挿入し、外部をセメントで封止してアー
ス処理が完了するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ワイヤアダプタを
用いる工法では、所定位置に配置されている地中箱の外
周の土砂を掘削してから地中箱の側壁に貫通孔を形成し
なければならないだけでなく、ワイヤアダプタを貫通孔
に挿入後にセメントで封止する作業を要することから、
アース処理作業が手間のかかる煩わしいものであった。
又、前記セメントで封止する作業の仕上がり精度が作業
者の力量に依存する部分が多いため、その部分での防水
性のトラブルが発生する問題があった。又、貫通孔を形
成する際に、側壁のコンクリートを余分に削ってしまっ
たり、地中箱内に埋設される補強用の鉄筋の一部を切断
する等、コンクリートや鉄筋に欠損部を発生させてしま
い、地中箱の強度低下を招くトラブルが発生していた。
又、貫通孔内でリード線が切断されると、封止したコン
クリートを切削してリード線を接続した後、再度コンク
リートにて封止しなければならず、大掛かりな工事から
なり、費用と手間がかかるものであった。
用いる工法では、所定位置に配置されている地中箱の外
周の土砂を掘削してから地中箱の側壁に貫通孔を形成し
なければならないだけでなく、ワイヤアダプタを貫通孔
に挿入後にセメントで封止する作業を要することから、
アース処理作業が手間のかかる煩わしいものであった。
又、前記セメントで封止する作業の仕上がり精度が作業
者の力量に依存する部分が多いため、その部分での防水
性のトラブルが発生する問題があった。又、貫通孔を形
成する際に、側壁のコンクリートを余分に削ってしまっ
たり、地中箱内に埋設される補強用の鉄筋の一部を切断
する等、コンクリートや鉄筋に欠損部を発生させてしま
い、地中箱の強度低下を招くトラブルが発生していた。
又、貫通孔内でリード線が切断されると、封止したコン
クリートを切削してリード線を接続した後、再度コンク
リートにて封止しなければならず、大掛かりな工事から
なり、費用と手間がかかるものであった。
【0004】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようと
するところは、アース処理作業及び復旧作業を容易迅速
に行え、防水性や強度低下の問題のない地中箱を提供す
る点にある。
するところは、アース処理作業及び復旧作業を容易迅速
に行え、防水性や強度低下の問題のない地中箱を提供す
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の地中箱は、前述
の課題解決のために、ハンドホールやマンホール等の地
中箱の内部に設けた電気機器からの非接地側のアース用
リード線と、前記地中箱の外部に埋設されるアース体と
を、該地中箱の内外においてそれぞれ接続可能な接続部
を有する中継部材を、該地中箱に埋設したことを特徴と
している。従って、電気機器の非接地側のアース用リー
ド線を地中箱の内部から中継部材の接続部に接続し、ア
ース体の接地側のアース用リード線又は直接アース体を
地中箱の外部から中継部材の接続部に接続することによ
って、アース処理作業を完了することができる。しか
も、中継部材が地中箱に埋設されているから、防水性や
強度低下の心配がない。又、アース用リード線が切断さ
れた場合でも、新しいアース用リード線を中継部材の接
続部に再度接続し直すことで迅速に復旧することができ
る。前記アース体とは、棒状に形成されたアース棒の
他、板状に形成されたアース板等どのような形状のもの
でもよい。尚、前記地中箱を形成する場合に、前記中継
部材を型枠内の所定位置に保持した状態で生コンクリー
トを形枠内に流し込み、生コンクリートが固化すること
によって、中継部材が埋設された地中箱を形成すること
ができる。
の課題解決のために、ハンドホールやマンホール等の地
中箱の内部に設けた電気機器からの非接地側のアース用
リード線と、前記地中箱の外部に埋設されるアース体と
を、該地中箱の内外においてそれぞれ接続可能な接続部
を有する中継部材を、該地中箱に埋設したことを特徴と
している。従って、電気機器の非接地側のアース用リー
ド線を地中箱の内部から中継部材の接続部に接続し、ア
ース体の接地側のアース用リード線又は直接アース体を
地中箱の外部から中継部材の接続部に接続することによ
って、アース処理作業を完了することができる。しか
も、中継部材が地中箱に埋設されているから、防水性や
強度低下の心配がない。又、アース用リード線が切断さ
れた場合でも、新しいアース用リード線を中継部材の接
続部に再度接続し直すことで迅速に復旧することができ
る。前記アース体とは、棒状に形成されたアース棒の
他、板状に形成されたアース板等どのような形状のもの
でもよい。尚、前記地中箱を形成する場合に、前記中継
部材を型枠内の所定位置に保持した状態で生コンクリー
トを形枠内に流し込み、生コンクリートが固化すること
によって、中継部材が埋設された地中箱を形成すること
ができる。
【0006】前記中継部材が、両端それぞれから中間部
の壁部に渡って形成した一対の凹部の内面それぞれに螺
子部を備え、かつ、両端面が地中箱の内外に露呈した状
態で備えられた金属製の本体と、前記本体の両端それぞ
れから螺合可能なボルトとから構成することによって、
アース用リード線の先端をボルトに巻き付ける、又はア
ース用リード線の先端に備えさせた圧着端子をボルトに
支持させた状態でボルトを本体に螺合させることによっ
て、アース用リード線を中継部材の接続部に固定するこ
とができる。又、前記ボルトを緩めることによって、ア
ース用リード線の先端の点検等を行うことができる。
又、前記本体が、それの中間部に壁部を備えた貫通され
ていないものから構成されていることから、本体が防水
部材としての機能を果たすことになる。
の壁部に渡って形成した一対の凹部の内面それぞれに螺
子部を備え、かつ、両端面が地中箱の内外に露呈した状
態で備えられた金属製の本体と、前記本体の両端それぞ
れから螺合可能なボルトとから構成することによって、
アース用リード線の先端をボルトに巻き付ける、又はア
ース用リード線の先端に備えさせた圧着端子をボルトに
支持させた状態でボルトを本体に螺合させることによっ
て、アース用リード線を中継部材の接続部に固定するこ
とができる。又、前記ボルトを緩めることによって、ア
ース用リード線の先端の点検等を行うことができる。
又、前記本体が、それの中間部に壁部を備えた貫通され
ていないものから構成されていることから、本体が防水
部材としての機能を果たすことになる。
【0007】前記本体の長手方向の寸法を前記地中箱の
肉厚よりも短寸法に構成し、前記埋設状態となる本体の
端面周辺の内外面に地中箱の内外面よりも奥まった凹部
を形成し、その凹部の深さを前記本体の両端にねじ込ん
だボルトの頭部の端面が地中箱の内外面から大きく突出
することがないように設定することによって、地中箱の
設置時においてボルトの頭部を他物に接当させることを
回避することができるだけでなく、設置された地中箱の
内部にゴムトランスを設置する設置作業時に、ゴムトラ
ンスをボルトに接当させてゴムトランスを損傷させると
いったトラブルを回避することができる。
肉厚よりも短寸法に構成し、前記埋設状態となる本体の
端面周辺の内外面に地中箱の内外面よりも奥まった凹部
を形成し、その凹部の深さを前記本体の両端にねじ込ん
だボルトの頭部の端面が地中箱の内外面から大きく突出
することがないように設定することによって、地中箱の
設置時においてボルトの頭部を他物に接当させることを
回避することができるだけでなく、設置された地中箱の
内部にゴムトランスを設置する設置作業時に、ゴムトラ
ンスをボルトに接当させてゴムトランスを損傷させると
いったトラブルを回避することができる。
【0008】前記本体の外面に抜け止め用の突起又は凹
部を形成することによって、本体が地中箱から外れてし
まうことを確実に阻止することができる。
部を形成することによって、本体が地中箱から外れてし
まうことを確実に阻止することができる。
【0009】前記地中箱の内部に備えた鉄筋に前記本体
を接触させた状態で備えさせることによって、地中箱周
辺に発生する電磁波等を鉄筋にて受け止め、その受け止
めた電磁波等を本体を介してアース体に伝達し、地中に
放出することができる。
を接触させた状態で備えさせることによって、地中箱周
辺に発生する電磁波等を鉄筋にて受け止め、その受け止
めた電磁波等を本体を介してアース体に伝達し、地中に
放出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(a),(b)に、地中に埋
設される地中埋設管同士を接続するために設けられるコ
ンクリート製(同等以上の強度を有する合成樹脂等でも
よい)のマンホールやハンドホール等の接続部である地
中箱1が示されている。この地中箱1は、ほぼ正方形状
の底板部2と、この底板部2の4つの外周縁から上方に
立ち上げられた4つのほぼ正方形状の側壁部3,4,
5,6と、これら4つの側壁部3,4,5,6の上端部
を覆うと共に点検孔7Aが形成され、該点検孔7Aが蓋
体8にて開閉自在に構成されたほぼ正方形状の上板部7
とから構成しているが、他の形状であってもよい。
設される地中埋設管同士を接続するために設けられるコ
ンクリート製(同等以上の強度を有する合成樹脂等でも
よい)のマンホールやハンドホール等の接続部である地
中箱1が示されている。この地中箱1は、ほぼ正方形状
の底板部2と、この底板部2の4つの外周縁から上方に
立ち上げられた4つのほぼ正方形状の側壁部3,4,
5,6と、これら4つの側壁部3,4,5,6の上端部
を覆うと共に点検孔7Aが形成され、該点検孔7Aが蓋
体8にて開閉自在に構成されたほぼ正方形状の上板部7
とから構成しているが、他の形状であってもよい。
【0011】図1〜図3に示すように、前記特定の側壁
部4の角部寄りで、かつ、上方側部位(どこでもよい)
に、金属製のアース端子としての中継部材9が埋設され
ている。前記中継部材9は、地中箱1を形成する際に図
示していない型枠内の所定位置に保持させておき、型枠
内に生コンクリートを充填し、固化することによって、
中継部材9が埋設された地中箱1を容易かつ迅速に得る
ことができるが、中継部材9を挿入することができる貫
通孔を形成される地中箱1に備えさせておき、その貫通
孔に中継部材9を備えたコンクリートブロックをモルタ
ル等を用いて接着して中継部材9が埋設された地中箱1
を得るようにしてもよい。前記中継部材9は、両端それ
ぞれから長手方向ほぼ中央部の壁部12Bに渡って形成
した一対(2つ)の凹部10,10が形成され、それら
凹部10,10の表面(中継部材9の内面)に螺子部1
1がそれぞれ形成され、かつ、両端面12A,12Aが
地中箱1の内外に露呈した状態で備えられた金属製の本
体12と、この本体12の両端それぞれから螺合可能な
ボルト13,13とから構成されている。従って、図4
にも示すように、まず、地中箱1の内部に設置される電
気機器の一例であるゴムトランス14からのアース用リ
ード線15の先端に取り付けられた圧着端子16をボル
ト13を介して地中箱1の内部から中継部材9に締め付
け固定する。次に、アース体の一例であるアース棒17
のアース用リード線18の先端に取り付けられた圧着端
子19をボルト13を介して地中箱1の外部から中継部
材9に締め付け固定して、ゴムトランス14のアース処
理作業を完了することができる。ここでは、前記螺子部
11,11が、アース棒17のアース用リード線18及
びアース用リード線15の接続部に相当するものであ
る。又、前記本体12の外面には、抜け止め用の環状の
突起12Tの多数が形成されており、地中箱1から本体
12が外れることがないようにしている。前記突起12
Tの形状は、図に示されるもの以外であってもよいし、
又、突起12Tに代えて凹部を形成し、その凹部にコン
クリートを入り込ませることによって、地中箱1から本
体12が外れることがないようにしてもよい。尚、図4
に示すAが、地中箱1の外部に相当する土中であり、B
が、地中箱1の内部を示している。
部4の角部寄りで、かつ、上方側部位(どこでもよい)
に、金属製のアース端子としての中継部材9が埋設され
ている。前記中継部材9は、地中箱1を形成する際に図
示していない型枠内の所定位置に保持させておき、型枠
内に生コンクリートを充填し、固化することによって、
中継部材9が埋設された地中箱1を容易かつ迅速に得る
ことができるが、中継部材9を挿入することができる貫
通孔を形成される地中箱1に備えさせておき、その貫通
孔に中継部材9を備えたコンクリートブロックをモルタ
ル等を用いて接着して中継部材9が埋設された地中箱1
を得るようにしてもよい。前記中継部材9は、両端それ
ぞれから長手方向ほぼ中央部の壁部12Bに渡って形成
した一対(2つ)の凹部10,10が形成され、それら
凹部10,10の表面(中継部材9の内面)に螺子部1
1がそれぞれ形成され、かつ、両端面12A,12Aが
地中箱1の内外に露呈した状態で備えられた金属製の本
体12と、この本体12の両端それぞれから螺合可能な
ボルト13,13とから構成されている。従って、図4
にも示すように、まず、地中箱1の内部に設置される電
気機器の一例であるゴムトランス14からのアース用リ
ード線15の先端に取り付けられた圧着端子16をボル
ト13を介して地中箱1の内部から中継部材9に締め付
け固定する。次に、アース体の一例であるアース棒17
のアース用リード線18の先端に取り付けられた圧着端
子19をボルト13を介して地中箱1の外部から中継部
材9に締め付け固定して、ゴムトランス14のアース処
理作業を完了することができる。ここでは、前記螺子部
11,11が、アース棒17のアース用リード線18及
びアース用リード線15の接続部に相当するものであ
る。又、前記本体12の外面には、抜け止め用の環状の
突起12Tの多数が形成されており、地中箱1から本体
12が外れることがないようにしている。前記突起12
Tの形状は、図に示されるもの以外であってもよいし、
又、突起12Tに代えて凹部を形成し、その凹部にコン
クリートを入り込ませることによって、地中箱1から本
体12が外れることがないようにしてもよい。尚、図4
に示すAが、地中箱1の外部に相当する土中であり、B
が、地中箱1の内部を示している。
【0012】前記アース用リード線15,18の先端に
圧着端子16,19をそれぞれ備えさせることによっ
て、ボルト13の締め付け作業を迅速に行うことができ
る利点があるが、圧着端子16,19を省略して実施す
ることもできる。
圧着端子16,19をそれぞれ備えさせることによっ
て、ボルト13の締め付け作業を迅速に行うことができ
る利点があるが、圧着端子16,19を省略して実施す
ることもできる。
【0013】前記本体12の長手方向の寸法を、前記地
中箱1の側壁4の肉厚よりも小さな短寸法とし、前記埋
設状態となる本体12の端面12A,12A周辺の内外
面に地中箱1の内外面よりも奥まった凹部4A,4Aを
形成し、その凹部4A,4Aの深さを前記本体12の両
端にねじ込んだボルト13,13の頭部の端面が地中箱
1の内外面から大きく突出することがない、ここでは内
外面よりも内部に引っ込んだ状態に設定しているが、内
外面と面一又は少し突出する状態であってもよい。又、
図では、凹部4Aを内部に位置するほど徐々に直径が小
さくなるテーパー面に形成したが、内外方向同一直径と
なる凹部4Aであってもよい。
中箱1の側壁4の肉厚よりも小さな短寸法とし、前記埋
設状態となる本体12の端面12A,12A周辺の内外
面に地中箱1の内外面よりも奥まった凹部4A,4Aを
形成し、その凹部4A,4Aの深さを前記本体12の両
端にねじ込んだボルト13,13の頭部の端面が地中箱
1の内外面から大きく突出することがない、ここでは内
外面よりも内部に引っ込んだ状態に設定しているが、内
外面と面一又は少し突出する状態であってもよい。又、
図では、凹部4Aを内部に位置するほど徐々に直径が小
さくなるテーパー面に形成したが、内外方向同一直径と
なる凹部4Aであってもよい。
【0014】図5に示すように、前記アース棒17の基
端部に前記本体12の螺子部11に螺合する螺子体17
Aを一体化し、その螺子体17Aを本体12にねじ込ん
で固定することによって、アース棒17を土中Aに埋設
した状態にできるように構成してもよい。
端部に前記本体12の螺子部11に螺合する螺子体17
Aを一体化し、その螺子体17Aを本体12にねじ込ん
で固定することによって、アース棒17を土中Aに埋設
した状態にできるように構成してもよい。
【0015】又、図6に示すように、前記地中箱1内に
備えた縦鉄筋20及び横鉄筋21のいずれか一方の縦鉄
筋20(横鉄筋でもよい)に前記本体12をそれの外面
を接触させた状態で備えさせることによって、地中箱1
の周辺で発生する電磁波等を鉄筋20,21で受け止
め、中継部材9の本体12を介して前記電磁波等を土中
Aに放出することができるようにしてもよい。尚、図6
では、アース棒17を省略し、アース棒17の代わりに
土中Aに埋設状態となるボルト13を利用してアース処
理できるようにしている。前記アース棒17をアース用
リード線を介して取り付けて実施することによって、土
中Aのどのような深さの位置にもアース棒17を位置さ
せることができる利点がある。前記アース線の他、アー
ス板等を用いることもできる。
備えた縦鉄筋20及び横鉄筋21のいずれか一方の縦鉄
筋20(横鉄筋でもよい)に前記本体12をそれの外面
を接触させた状態で備えさせることによって、地中箱1
の周辺で発生する電磁波等を鉄筋20,21で受け止
め、中継部材9の本体12を介して前記電磁波等を土中
Aに放出することができるようにしてもよい。尚、図6
では、アース棒17を省略し、アース棒17の代わりに
土中Aに埋設状態となるボルト13を利用してアース処
理できるようにしている。前記アース棒17をアース用
リード線を介して取り付けて実施することによって、土
中Aのどのような深さの位置にもアース棒17を位置さ
せることができる利点がある。前記アース線の他、アー
ス板等を用いることもできる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、中継部材が予
め埋設された地中箱を用いることによって、従来のよう
な孔開け作業が不要になるだけでなく、セメントで封止
する作業が不要になり、アース処理作業を容易迅速に行
うことができる。又、従来のような封止作業の不要化に
より、防水性の低下や孔開け作業による強度低下等の問
題が全く発生することがなく、作業面及び使用面におい
て有利な地中箱を提供することができる。又、リード線
の切断等のトラブル発生時においても、新しいリード線
を付け替えるだけで済み、復旧作業の迅速化を図ること
ができる。又、地中箱の形成作業時に、中継部材を型枠
内の所定位置に保持させるだけで、中継部材が埋設され
た地中箱を得ることができ、製造作業面においても有利
になる。
め埋設された地中箱を用いることによって、従来のよう
な孔開け作業が不要になるだけでなく、セメントで封止
する作業が不要になり、アース処理作業を容易迅速に行
うことができる。又、従来のような封止作業の不要化に
より、防水性の低下や孔開け作業による強度低下等の問
題が全く発生することがなく、作業面及び使用面におい
て有利な地中箱を提供することができる。又、リード線
の切断等のトラブル発生時においても、新しいリード線
を付け替えるだけで済み、復旧作業の迅速化を図ること
ができる。又、地中箱の形成作業時に、中継部材を型枠
内の所定位置に保持させるだけで、中継部材が埋設され
た地中箱を得ることができ、製造作業面においても有利
になる。
【0017】請求項2の発明によれば、中継部材を、両
端それぞれから中間部の壁部に渡って形成した一対の凹
部の内面それぞれに螺子部を備え、かつ、両端面が地中
箱の内外に露呈した状態で備えられた金属製の本体と、
前記本体の両端それぞれから螺合可能なボルトとから構
成することによって、ボルトの締め付け操作又は緩め操
作を行うだけで、リード線を固定及び固定解除操作する
ことができ、操作性の優れたものにすることができる。
又、前記本体自体が、防水部材としての機能を果たすこ
とになり、例えば本体を貫通された貫通孔を備えた筒状
部材から構成した場合に、本体に防水のための機能を特
別に付与する必要があるが、前記本体を用いることによ
って防水機能の付与が不要になり、その分、コストの低
減を図ることができる利点がある。
端それぞれから中間部の壁部に渡って形成した一対の凹
部の内面それぞれに螺子部を備え、かつ、両端面が地中
箱の内外に露呈した状態で備えられた金属製の本体と、
前記本体の両端それぞれから螺合可能なボルトとから構
成することによって、ボルトの締め付け操作又は緩め操
作を行うだけで、リード線を固定及び固定解除操作する
ことができ、操作性の優れたものにすることができる。
又、前記本体自体が、防水部材としての機能を果たすこ
とになり、例えば本体を貫通された貫通孔を備えた筒状
部材から構成した場合に、本体に防水のための機能を特
別に付与する必要があるが、前記本体を用いることによ
って防水機能の付与が不要になり、その分、コストの低
減を図ることができる利点がある。
【0018】請求項3の発明によれば、本体の両端にね
じ込んだボルトの頭部の端面が地中箱の内外面から大き
く突出することがないから、地中箱の設置時においてボ
ルトの頭部を他物に接当させることを回避することがで
きるだけでなく、設置された地中箱の内部にゴムトラン
スを設置する設置作業時に、ゴムトランスをボルトに接
当させてゴムトランスを損傷させるといったトラブルを
回避することができ、トラブルの少ない接続部にするこ
とができる。
じ込んだボルトの頭部の端面が地中箱の内外面から大き
く突出することがないから、地中箱の設置時においてボ
ルトの頭部を他物に接当させることを回避することがで
きるだけでなく、設置された地中箱の内部にゴムトラン
スを設置する設置作業時に、ゴムトランスをボルトに接
当させてゴムトランスを損傷させるといったトラブルを
回避することができ、トラブルの少ない接続部にするこ
とができる。
【0019】請求項4の発明によれば、本体の外面に抜
け止め用の突起又は凹部を形成することによって、本体
が地中箱から外れてしまうことを確実に阻止することが
でき、信頼性の高い地中箱とすることができる。
け止め用の突起又は凹部を形成することによって、本体
が地中箱から外れてしまうことを確実に阻止することが
でき、信頼性の高い地中箱とすることができる。
【0020】請求項5の発明によれば、地中箱周辺に発
生する電磁波等を鉄筋にて受け止め、その受け止めた電
磁波等を本体を介してアース体に伝達し、地中に放出す
ることができるから、電磁波による障害等のトラブル発
生も未然に防ぐことのできる地中箱に構成することがで
きる。
生する電磁波等を鉄筋にて受け止め、その受け止めた電
磁波等を本体を介してアース体に伝達し、地中に放出す
ることができるから、電磁波による障害等のトラブル発
生も未然に防ぐことのできる地中箱に構成することがで
きる。
【図1】地中箱を示し、(a)はそれの平面図、(b)
は(a)におけるI−I線断面図である。
は(a)におけるI−I線断面図である。
【図2】地中箱の取付部を示す断面図である。
【図3】中継部材の分解斜視図である。
【図4】アース処理した状態の要部の縦断面図である。
【図5】アース処理した状態の他の形態を示す要部の縦
断面図である。
断面図である。
【図6】アース処理した状態の他の形態を示す要部の縦
断面図である。
断面図である。
1 地中箱 2 底板部
3,4,5,6 側壁部
4A 凹部 7 上板部
7A 点検孔 8 蓋体
9 中継部材 10 凹部
11 螺子部(接続部)
12 本体 12A 端面
12B 壁部 12T 突起
13 ボルト
14 ゴムトランス(電気機器)
15 アース用リード線
16 圧着端子 17 アース棒
17A 螺子体 18アース用リード線
19 圧着端子 20,21 鉄筋
Claims (5)
- 【請求項1】 ハンドホールやマンホール等の地中箱の
内部に設けた電気機器からの非接地側のアース用リード
線と、前記地中箱の外部に埋設されるアース体とを、該
地中箱の内外においてそれぞれ接続可能な接続部を有す
る中継部材を、該地中箱に埋設したことを特徴とする地
中箱。 - 【請求項2】 前記中継部材が、両端それぞれから中間
部の壁部に渡って形成した一対の凹部の内面それぞれに
螺子部を備え、かつ、両端面が地中箱の内外に露呈した
状態で備えられた金属製の本体と、前記本体の両端それ
ぞれから螺合可能なボルトとからなる請求項1記載の地
中箱。 - 【請求項3】 前記本体の長手方向の寸法を前記地中箱
の肉厚よりも短寸法に構成し、前記埋設状態となる本体
の端面周辺の内外面に地中箱の内外面よりも奥まった凹
部を形成し、その凹部の深さを前記本体の両端にねじ込
んだボルトの頭部の端面が地中箱の内外面から大きく突
出することがないように設定してなる請求項2記載の地
中箱。 - 【請求項4】 前記本体の外面に抜け止め用の突起又は
凹部を形成してなる請求項2又は3記載の地中箱。 - 【請求項5】 前記地中箱の内部に備えた鉄筋に前記本
体を接触させた状態で備えさせてなる請求項2〜4のい
ずれかに記載の地中箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001348183A JP2003153409A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 地中箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001348183A JP2003153409A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 地中箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003153409A true JP2003153409A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19161049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001348183A Pending JP2003153409A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | 地中箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003153409A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005203105A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Osaka Hiraishin Kogyo Kk | 導線接続用水切り端子 |
KR101095668B1 (ko) | 2010-05-04 | 2011-12-19 | (주)한성전기 | 맨홀의 외부 접지 구조 |
JP7541489B2 (ja) | 2021-02-09 | 2024-08-28 | 大成建設株式会社 | 貫通電極部材、収容ボックス、車両用ワイヤレス給電システム |
-
2001
- 2001-11-14 JP JP2001348183A patent/JP2003153409A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005203105A (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Osaka Hiraishin Kogyo Kk | 導線接続用水切り端子 |
KR101095668B1 (ko) | 2010-05-04 | 2011-12-19 | (주)한성전기 | 맨홀의 외부 접지 구조 |
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