JPH0632242Y2 - スライドカバーをもつ主軸台 - Google Patents

スライドカバーをもつ主軸台

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JPH0632242Y2
JPH0632242Y2 JP14515988U JP14515988U JPH0632242Y2 JP H0632242 Y2 JPH0632242 Y2 JP H0632242Y2 JP 14515988 U JP14515988 U JP 14515988U JP 14515988 U JP14515988 U JP 14515988U JP H0632242 Y2 JPH0632242 Y2 JP H0632242Y2
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JP14515988U
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暉 坪井
哲嗣 大阪
幸雄 前田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は工作機械の主軸台、特にスライドカバーをもつ
主軸台に関する。
[従来の技術] 従来、主軸と該主軸を回転駆動する主軸モータをもつ軸
受ハウジングと、該軸受ハウジングを旋回可能に支承す
る基部と、該基部に摺動自在に保持され該軸受ハウジン
グを覆うカバーとを有する工作機械の主軸台が知られて
いる。主軸台の主軸モータは切粉等の侵入を嫌うため、
この主軸台を覆うカバーは軸受ハウジングの旋回に伴な
って主軸の加工時は主軸台を覆い、かつ他の作業をする
ときには作業に支障がないようにカバーを退避させるこ
とが望ましい。このカバーの移動の駆動源は油圧シリン
ダによるものが知られている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように可動カバーの駆動に油圧シリンダを用いた
場合、装置全体が大型化しスペースをとると同時に、油
圧配管を設ける必要性からオイル漏れ等の危険が生ずる
という欠点がある。
本考案は上記欠点に鑑み案出されたもので、簡易な構成
で主軸台を覆うカバーの開閉を行ないうるスライドカバ
ーをもつ工作機械を提供することを技術課題とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のスライドカバーをもつ主軸台は主軸と該主軸を
回転駆動する主軸モータを保持する軸受ハウジングと、
該軸受ハウジングを旋回可能に支承する基部と、該基部
に摺動自在に保持され該軸受ハウジングを覆う可動カバ
ーと、該可動カバーの移動を案内する案内レールと、該
軸受ハウジングに保持され該軸受ハウジングの旋回によ
り可動カバーを押圧移動させ、該カバーを開閉する押圧
杆とを有することを特徴とする。
[作用] 上記構成により、加工中、軸受ハウジングは可動カバー
により覆われている。加工が終了して軸受ハウジングが
旋回すると主軸台の軸受ハウジングに保持された押圧杆
により可動カバーが押圧され、可動カバーは基部を摺動
して移動し、主軸台の主軸が露呈される。
[実施例] 本実施例のスライドカバーをもつ主軸台は、第1図に示
すように、主軸11と主軸11を回転可能に支承する空
気軸受(図示せず)と主軸11を回転駆動する主軸モー
タ12と該空気軸受および主軸モータ12を保持する軸
受ハウジング本体13とからなる軸受ハウジング1と、
軸受ハウジング1を支承する駆動部21(第2図)をも
つ基部2と、軸受ハウジング1を覆う可動カバー3と、
可動カバー3の移動を案内する案内レール5aと、軸受
ハウジング本体13に保持され可動カバー3を開閉する
押圧杆4とを有する。
軸受ハウジング1の軸受ハウジング本体13は略円筒状
で主軸11を支承する空気軸受と主軸モータ12を同軸
上に保持するとともに該軸と垂直でかつ中央の側部に円
柱状の突出部13aをもつ。
基部2が支承する駆動部21は第2図に示すように軸受
ハウジング1の軸受ハウジング本体13と一体的に固定
された旋回軸211と、旋回軸211に固定されたピニ
オン212と、ピニオン212と噛合して旋回軸211
を旋回させるラック213(第5図)を主な構成要素と
する。この旋回軸211は先端部分が軸径の小さい段付
軸である。そしてこの段付部にフランジ部216aをも
つ円筒状のピストン216が嵌入係止され、その後にキ
ーにより回り止めされたピニオン212が嵌挿され、最
後に2個のナット219により旋回軸211に固定され
ている。この旋回軸211は基部2を構成する2つの同
軸上に並列する略円筒状の第1ブロック25と第2ブロ
ック26(第2図)に軸承される。第1ブロック25は
内周径が最も小さい貫通孔25aと中央にあり中間の大
きさの内周径をもつ中央軸孔25bと他端側にあり最も
大きな内周径をもつシリンダ孔25cをもつ。また貫通
孔25aを形成する部分は一端側に突出した筒状の突部
251となっている。第2ブロック26は内周径が大き
いピストン孔26aと内周径の小さな貫通孔26bとを
もちピストン216はピストン孔26aに軸方向に摺動
可能に保持される。また第2ブロック26のピストン孔
26a側は第1ブロック25のシリンダ孔25cと嵌合
する筒状の突部261を持ち第1ブロック25に嵌合固
定されている。またピニオン212は貫通孔26b内に
収納されている。上記シリンダ孔25cの作る室がピス
トンのフランジ部216aに仕切られ圧力室216b
(第2図)が形成される。この圧力室216bは図示し
ない油圧源により油圧の供給をうけ旋回軸211を第2
図において右方に付勢する。軸受ハウジング1は第1ブ
ロック25と第2ブロック26に保持されるこの旋回軸
211と、この旋回軸211と同軸上にあり基部2に嵌
合されたフランジ付軸受218(第2図)に保持される
軸受ハウジング本体13の突出部13aとにより旋回可
能に保持される。
旋回軸211の軸受ハウジング1側の端部にはクラッチ
板214が主軸台1と同時に旋回可能に取りつけられ、
第1ブロック25の突部251に案内される内周面21
4aをもつ。そして第1ブロック25のクラッチ板21
4と対向する面に固定されたクラッチ板215と突部2
51を摺動することにより旋回軸211の前進後退によ
って接離する。またピストン216と第1ブロツク25
の突部251との間の中央軸孔25bの作る室にはバネ
217が介在し旋回軸211を第2図において左方に付
勢する。
円柱状で外周面に歯部をもつラック213は第5図に示
すように第2ブロック26内に旋回軸211と直交して
形成され蓋213d,213eにより気密空間となる室
213b,213cをもつシリンダ213a内を往復動
し、ピニオン212と噛合して旋回軸211を旋回させ
る。このラック213の駆動はシリンダ213aとラッ
ク213の両端面により形成される上記室213b、2
13cに図示しない油圧源から油圧が供給されることに
より行なう。
カバーは軸受ハウジング1の後方部分の基部2を覆う第
1固定カバー5と軸受ハウジング1の側方の基部2を覆
う第2固定カバー6と軸受ハウジング1を覆う可動カバ
ー3とからなる。
可動カバー3は略直方体状で軸受ハウジング1の上面を
覆い、下面及び一側面が開口している(第1図)。この
可動カバー3の開口している一側面付近の上部内面には
一対のローラ31が可動カバー3と一体的な枠32に枢
支されている。
第1固定カバー5は第1図、第4図に示すように、その
上部に、床面と平行で相対向する1対の案内レール5a
をもち、この2つの案内レール5aの溝51aにより可
動カバー3のローラ31を載置し可動カバー3の摺動を
案内する。
一方第2図、第4図にその断面を示すように基部2の上
面には可動カバー3を保持する受け台28が2本、可動
カバーの進行方向に並列に固定されている。受け台28
上には可動カバー3を受ける受け座33のそれぞれ2
個、合計4個が固定されている。
押圧杆4は第1図に示すように2本の直角に伸びる腕を
もつ略L字状で一端が軸受ハウジング本体13と一体の
治具131にボルト42で固定され、腕の先端の内側に
はそれぞれピン43が枢支されている。そして可動カバ
ー3の側部の内側に固定され、両側部にピン43の径よ
り大きなピン穴44aをもつ案内板44のピン穴44a
と押圧杆4のピン43が挿通している。
以下本実施例の作用について説明する。
本工作機械の加工中は第1図に示すように軸受ハウジン
グ1は水平に保たれ、可動カバー3により上部を覆われ
ている。このとき第2図において圧力室216bには油
圧は供給されておらず、バネ217の付勢力により旋回
軸211は左方向に位置してクラッチ板214とクラッ
チ板215は噛合して軸受ハウジング1の保持を強固に
している。
加工が終了して軸受ハウジング1を旋回する場合、まず
第2図において圧力室216bに油圧を供給し旋回軸2
11を右方向へ移動させクラッチ板214とクラッチ板
215を離脱させる。そして第5図において室213b
に油圧を供給しラック213を左方向へ移動しピニオン
212を回動させる。この旋回軸211と一体的なピニ
オン212の回動により旋回軸211が回動し、旋回軸
211と一体的な軸受ハウジング1が旋回する。このと
き軸受ハウジング1と一体的な押圧杆4も同時に旋回
し、押圧杆4に枢支されたピン43が案内板44のピン
穴44aと内壁面と当接して案内板44が固定された可
動カバー3を第1図において右方向へ押圧移動させる。
この際可動カバー3はローラ31を介して案内レール3
1aに案内され、受け座33上をわずかに上昇して移動
する。
軸受ハウジング1の旋回が終了すると第2図において圧
力室216bの油圧を解除しバネ217の付勢力により
旋回軸211を左方向に移動させクラッチ板214とク
ラッチ板215を噛合させ軸受ハウジング1を強固に保
持する。
この状態でワークの加工精度の測定等の工程を行なう。
再びワークを加工するために軸受ハウジング1を水平に
するには、まず第2図において圧力室216bに油圧を
供給しクラッチ板214とクラッチ板215を離脱させ
る。そして室213cに油圧を供給し第5図においてラ
ック213を右方向に移動させピニオン212を回動さ
せることにより旋回軸211と一体的な軸受ハウジング
1を水平方向に旋回させる。このとき軸受ハウジング1
と一体的な押圧杆4も同時に旋回し、押圧杆4に枢支さ
れたピン43が第1図において案内板44のピン穴44
aを介して押圧し可動カバー3を左方向へ押圧移動さ
せ、軸受ハウジング1が水平な状態で可動カバー3が軸
受ハウジング1を覆う。この時ピン43はピン穴44a
に体して遊嵌状態になり、ピン43はピン穴44aの内
壁面と非接触となっている。
軸受ハウジング1が水平になると圧力室216bの油圧
を解除してクラッチ214とクラッチ215を噛合させ
主軸台1を強固に保持する。
なお、ピン43の径よりも案内板44のピン穴44aの
径が大きく設定され、ピン43はピン穴44aと非接触
となっているため可動カバー3の静止時つまり、軸受ハ
ウジング1が垂直のときと、水平のときの両状態におい
て可動カバー3の振動等がピン43を介して軸受ハウジ
ング1に伝わって軸受ハウジング1が振動することがな
い。
また上記のようにピン4はピン穴44aに遊嵌されてい
るため、可動カバーの重さは軸受ハウジング1に伝わら
ない。このため軸受ハウジング1は可動カバー3の重さ
で微小変位することがない。
なお上述した実施例は可動カバー3の一端をローラ31
を介して案内レール5aに案内させる例いついて述べた
が可動カバーの両端をローラを介して案内レールに案内
させてもよい。この場合、可動カバーの前端に上下方向
に溝を形成し、この溝に係合するローラを押圧杆に枢支
する。
[効果] 本考案は主軸と該主軸を回転駆動する主軸モータを保持
する軸受ハウジングと、該軸受ハウジングを旋回可能に
支承する基部と、該基部に摺動自在に保持され該軸受ハ
ウジングを覆う可動カバーと、該可動カバーの移動を案
内する案内レールとを有する主軸台で、該軸受ハウジン
グに保持され該軸受ハウジングの旋回により該可動カバ
ーを押圧移動させる押圧杆により可動カバーを開閉する
ことにより油圧シリンダ等の駆動源を用いず、容易に可
動カバーを開閉でき、装置全体の小形化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までは本実施例の主軸台を示す図であ
り、第1図は側面図、第2図は正面から見た一部断面
図、第3図は平面図である。第4図は本実施例のカバー
の様子を示す断面図である。第5図は第2図のI−I断
面図である。 1……軸受ハウジング、11……主軸 12……主軸モータ 13……軸受バウジング本体 2……基部、21……駆動部 3……可動カバー、4……押圧杆 5a……案内レール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸と該主軸を回転駆動する主軸モータと
    を保持する軸受ハウジングと、 該軸受ハウジングを旋回可能に支承する基部と、該基部
    に摺動自在に保持され該軸受ハウジングを覆う可動カバ
    ーと、 該可動カバーの移動を案内する案内レールと、 該軸受ハウジングに保持され該軸受ハウジングの旋回に
    より可動カバーを押圧移動させ、該可動カバーを開閉す
    る押圧杆とを有することを特徴とするスライドカバーを
    もつ主軸台。
JP14515988U 1988-11-07 1988-11-07 スライドカバーをもつ主軸台 Expired - Lifetime JPH0632242Y2 (ja)

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JPH0266902U JPH0266902U (ja) 1990-05-21
JPH0632242Y2 true JPH0632242Y2 (ja) 1994-08-24

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