JPH06321915A - 新規ピラジニウム塩化合物および重合開始剤 - Google Patents

新規ピラジニウム塩化合物および重合開始剤

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JPH06321915A
JPH06321915A JP5132894A JP13289493A JPH06321915A JP H06321915 A JPH06321915 A JP H06321915A JP 5132894 A JP5132894 A JP 5132894A JP 13289493 A JP13289493 A JP 13289493A JP H06321915 A JPH06321915 A JP H06321915A
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bromide
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新規ピラジニウム塩化合物の重合開始剤を提供
する。 【構成】式化1ピラジニウム塩化合物及びその重合開始
剤。 【化1】 〔式中、R1 は、芳香環で置換されたアルキル基又は芳
香環で置換されていてもよいアルケニル基を表し、
2 ,R3 ,R4 ,R5 は、各々水素原子、アルキル
基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ
基、フェニル基又はアルコキシカルボニル基を表し、R
2 とR3 及びR4 ,R5 はそれぞれ一体となって縮合し
て芳香環を形成しても良く、Xは、SbF6 ,As
6 ,PF6 又はBF4を表す〕 【効果】本発明の重合開始剤は、カチオン重合製化合物
の重合開始剤として有効であり、加熱処理により、極め
て迅速に重合、硬化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規ピラジニウム塩化
合物及びそれを含有するカチオン重合開始剤にに関する
ものである。該重合開始剤を含有するカチオン重合性組
成物は、加熱により短時間で硬化することができ、得ら
れた硬化物は、優れた物性を有しているため成型樹脂、
注型樹脂、塗料、接着剤、インキ等の材料として好適に
用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、エポキシ樹脂の硬化剤として、二
液系で広く利用されている活性なアミン含有化合物、カ
ルボン酸無水物やメルカプト化合物がある。一方、エポ
キシ樹脂を一液系として硬化するのには、フッ化ホウ素
−モノエチルアミンがある。また、熱潜在性カチオン重
合開始剤及びその組成物が記載されているものとして、
特開昭58−37003号、特開昭63−223002
号、特開昭56−152833号、特開平2−1783
19号、特開平3−17119号などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】活性なアミン含有化合
物やカルボン酸無水物により、エポキシ樹脂を硬化する
所謂二液系では、完全に各成分を混合する必要があり、
硬化時間も数時間要する。また、反応が室温でも逐次的
に起こるので、ポットライフが数時間から数日と短く、
取り扱い上問題がある。
【0004】一方、エポキシ樹脂を一液系として硬化す
ることができるフッ化ホウ素−モノエチルアミン系で
は、取り扱い上が便利ではあるが、硬化温度が160℃
以上と高く、しかも完全硬化するのに1〜8時間要する
という問題がある。また、特開昭58−37003号に
記載されているスルホニウム塩系の熱潜在性カチオン重
合開始剤および、特開開平2−178319号に記載さ
れているピリジニウム塩系の熱潜在性カチオン重合開始
剤では、一液系とすることができ、硬化時間も短いとい
う特徴を有しているが、硬化温度が高いという問題点が
ある。
【0005】本発明は、前述した事情からみてなされた
もので、カチオン重合性化合物を加熱により、低温かつ
短時間に硬化させることができる新規なカチオン重合開
始剤を提供し、更に該開始剤を含む貯蔵安定性のある一
液型カチオン重合組成物を得ると共に優れた物性を有す
る硬化物を提供することを目的としている。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、鋭意検討したところ、特定のピラジニ
ウム塩化合物からなる重合開始剤を用いることで、低温
かつ短時間にてカチオン重合性化合物を硬化することが
でき、更にその硬化物特性に優れた性能を与える新規重
合開始剤を見出して本発明を完成するに至った。即ち、
本発明は、下記一般式化2
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、R1 は、芳香環で置換されたアル
キル基又は芳香環置換されていてもよいアルケニル基を
表し、R2 ,R3 ,R4 ,R5 は、各々水素原子、アル
キル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコキ
シ基、置換されていてもよいフェニル基又はアルコキシ
カルボニル基を表し、R2 とR3 又はR4 ,R5 がそれ
ぞれ一体となって縮合して芳香環を形成しても良く、X
は、SbF6 ,AsF6,PF6 又はBF4 を表す〕で
表されるピラジニウム塩化合物及び該化合物を含有する
ことを特徴とするカチオン重合開始剤である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
ピラジニウム塩化合物は、一般式化3で表されるが、
【0010】
【化3】
【0011】かかる式において、R1 は、置換されてい
てもよいベンゼン環、置換されていても良いナフタレン
環、置換されていても良いアントラセン環等の芳香環が
置換したアルキル基又は置換されていてもよいベンゼン
環、置換されていても良いナフタレン環、置換されてい
ても良いアントラセン環等の芳香環で置換されていても
よいアルケニル基の群より選ばれた基であり、例えば、
ベンゼン環がハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、アルコキシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビ
ニル基等で置換されていてもよいベンジル基、ベンゼン
環がハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコ
キシカルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で
置換されていてもよいフェネチル基、ナフタレン環がハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカ
ルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換さ
れていてもよいα−ナフチルメチル基、ナフタレン環が
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換
されていてもよいβ−ナフチルメチル基、ベンゼン環が
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換
されていてもよいα−メチルベンジル基、ベンゼン環が
ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
カルボニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換
されていてもよいベンツヒドリル基、ベンゼン環がハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコシカルボ
ニル基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換されて
いてもよいシンナミル基、アントラセン環がハロゲン原
子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、シアノ基、ビニル基等で置換されていて
もよいアントラセニル基、3位がアルキル基、アルコキ
シカルボニル基、アルコキシ基、ハロゲン原子等で置換
されていてもよいクロチル基等を例示することができ
る。
【0012】R2 ,R3 ,R4 ,R5 は、各々水素原
子、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、t−ブチル基等のアルキル基又はF,C
l,Br,I等のハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、
メトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基等のアルコ
キシ基、置換されていても良いフェニル基またはメトキ
シカルボニル基、エトキシカルボニル基等のアルコキシ
カルボニル基の群より選ばれた基である。
【0013】また、R2 とR3 又はR4 とR5 はそれぞ
れ一体となって縮合して芳香環を形成しても良く、例え
ば、ハロゲン原子、アルキル基、ニトロ基、シアノ基、
ビニル基等で置換されていてもよいキノキサリン環等を
形成することができる。
【0014】Xは、SbF6 、AsF6 、PF6 又はB
4 であり、この内、SbF6 が好んで用いられる。
【0015】本発明のピラジニウム塩化合物は、例え
ば、次の方法で得ることができる。α−フェネチルブロ
マイド、ベンズヒドリルブロマイド等のα置換ベンジル
ハライド、シンナミルブロマイド、クロチルブロマイ
ド、1−ブロモ−3−メチル−2−ブテン等の1−ハロ
−3−置換−2−ブテン又は1−ブロモメチルナフタレ
ン、1−ブロモメチルナフタレン等のハロメチルナフタ
レンとピラジン誘導体又はキノキサリン誘導体等とを等
モルづつ、必要に応じてメタノール、アセトン、アセト
ニトリル等の溶媒存在下にて室温〜80℃で数時間〜3
0日間反応させ、次いで、得られた固形物を水若しくは
水−メタノール系等の水−有機溶媒系に溶解せしめ、六
フッ化アンチモン酸ナトリウム等を加え激しく攪拌し、
析出した液状又は固形物の生成物を分離後、乾燥して得
られる。
【0016】本発明の代表的なピラジニウム塩化合物と
して、次の化4〜化6に示すものを例示することが出来
る。但し、式中のXはSbF6 、AsF6 、PF6 又は
BF4 を示す。
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】本発明において、重合開始剤である前記ピ
ラジニウム塩化合物は、カチオン重合性化合物と配合し
てカチオン重合組成物として用いられる。カチオン重合
性化合物としては、次のような化合物が挙げられる。 (a)エポキシ基を有する化合物として、1,1,3−
テトラデカジエンジオキサイド、リモネンジオキサイ
ド、4−ビニルシクロヘキセンジオキサイド、(3,4
−エポキシシクロヘキシル)メチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレート、ジ(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)アジペート、フェニルグリシジルエ
ーテル、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ハロゲン化
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、o−,m−,p−ク
レゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラ
ック型エポキシ樹脂、多価アルコールのポリグリシジル
エーテル等のエポキシ化合物
【0021】(b)ビニル化合物として、スチレン、α
−メチルスチレン、p−クロロメチルスチレン等のスチ
レン類;n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニル
エーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテル等のアルキルビニルエーテル類;
アリルビニルエーテル、1−オクタヒドロナフチルビニ
ルエーテル等のアルケニルビニルエーテル類;エチニル
ビニルエーテル、1−メチル−2−プロペニルビニルエ
ーテル等のアルキニルビニルエーテル類;フェニルビニ
ルエーテル、p−メトキシフェニルビニルエーテル等の
アリールビニルエーテル類;ブタンジオールジビニルエ
ーテル、トリエチレングリコールビニルエーテル、シク
ロヘキサンジオールジビニルエーテル等のアルキルジビ
ニルエーテル類;1,4−ベンゼンジメタノールジビニ
ルエーテル、N−m−クロロフェニルジエタノールアミ
ンジビニルエーテル、m−フェニレンビス(エチレング
リコール)ジビニルエーテル等のアラルキルジビニルエ
ーテル類;ハイドロキノンジビニルエーテル、レゾルシ
ノールジビニルエーテル等のアリールジビニルエーテル
類;N−ビニルカルバゾール、N−ビニルピロリドン等
のカチオン重合性窒素含有化合物等
【0022】(c)ビシクロオルソエステル化合物とし
て、1−フェニル−4−エチル−2,6,7−トリオキ
サビシクロ〔2,2,2〕オクタン,1−エチル−4−
ヒドロキシメチル−2,6,7−トリオキサビシクロ
〔2,2,2〕オクタン等
【0023】(d)スピロオルソカーボネート化合物と
して、1,5,7,11−テトラオキサスピロ〔5,
5〕ウンデカン、3,9−ジベンジル−1,5,7,1
1−テトラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン等や1,
4,6−トリオキサスピロ〔4,4〕ノナン,2−メチ
ル−1,4,6−トリオキサスピロ〔4,4〕ノナン,
1,4,6−トリオキサスピロ〔4,5〕デカン等のス
ピロオルソエステル化合物等である。
【0024】これらは、単独若しくは2種以上を併用し
て用いても差し支えないが、上記(a)〜(d)の内
で、殊に(a)のエポキシ基を有する化合物が好んで使
用される。
【0025】本発明において、前記ピラジニウム塩化合
物とカチオン重合性化合物との配合割合は、カチオン重
合性化合物100部に対し、ピラジニウム塩化合物0.
011 〜20部、好ましくは0.1〜10部の割合で配
合する。このピラジニウム塩化合物量が少いと、カチオ
ン重合性化合物の硬化性が低下し、過剰であると硬化物
の特性が低下する。
【0026】本発明のピラジニウム塩化合物を含有する
カチオン重合組成物は、加熱により容易に硬化できる。
熱硬化する場合は、30〜200℃、好ましくは、50
〜180℃の範囲で使用される。
【0027】本発明のピラジニウム塩化合物を含有する
カチオン重合組成物は、α線、β線、γ線、中性子線、
X線、加速電子線のような電離性放射線によっても容易
に短時間で硬化することができる。電離性放射線による
硬化の場合は、通常0.5〜60Mradの線量の範囲
が使用でき、1〜50Mradの範囲が好ましい。な
お、電離性放射線および熱を併用して硬化させることも
可能である。
【0028】本発明のピラジニウム塩化合物は、一般に
単独で使用されるが、他のカチオン重合開始剤と併用し
て用いることもできる。また、前記(a)のエポキシ基
を有する化合物を用いる場合は、エポキシ樹脂の硬化剤
として通常用いられている、フェノール系硬化剤、酸無
水物類硬化剤等の硬化剤を性能が損なわない範囲内で併
用して用いてもよい。
【0029】前記のカチオン重合性化合物に本発明の開
始剤を配合して使用する際に、必要に応じて反応性希釈
剤、硬化促進剤、溶剤、顔料、染料、カップリング剤、
無機充填剤、炭素繊維ガラス繊維、界面活性剤等を添加
して使用される。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により、更に
具体的に説明する。但し、本発明は、これらの実施例に
何等限定されるものではない。
【0031】(実施例1)N−ベンジルピラジニウムヘ
キサフロロアンチモネートの合成 ベンジルブロマイド10.26gとピラジン4.00g
を混合し、室温で10日間反応させた。得られた固形物
をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆体のN
−ベンジルピラジニウムブロマイドを得た。 収率:9
4% N−ベンジルピラジニウムブロマイド2.51gを蒸留
水15gに溶解させ、六フッ化アンチモン酸ナトリウム
3.10gを加え、よく攪拌して冷却した。析出した化
合物を濾別し、40℃で減圧乾燥させた。 収率:92
【0032】得られたN−ベンジルピラジニウムヘキサ
フロロアンチモネートのIRスペクトルデータは以下の
とおりであった。 IR(KBr,cm-1):1494,1445,115
4,804,755,705,655
【0033】(実施例2)N−ベンジル−2,5−ジメ
チルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合成 ベンジルブロマイド10.26gと2,5−ジメチルピ
ラジン5.41gを混合し、50℃で3日間反応させ
た。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧
乾燥し、前駆体のN−ベンジル−2,5−ジメチルピラ
ジニウムブロマイドを得た。 収率:99% N−ベンジル−2,5−ジメチルピラジニウムブロマイ
ド2.79gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アン
チモン酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌して冷
却した。析出した化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥さ
せた。 収率:99%
【0034】得られたN−ベンジル−2,5−ジメチル
ピラジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRスペク
トルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1498,1458,139
0,1165,1113758,706,660
【0035】(実施例3)N−ベンジル−3−メトキシ
カルボニルピラジニウムヘキサフロロアンチンチモネー
トの合成 ベンジルブロマイド10.26gと2−ピラジンカルボ
ン酸メチル6.91gを混合し、50℃で3日間反応さ
せた。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減
圧乾燥し、前駆体のN−ベンジル−3−メトキシカルボ
ニルピラジニウムブロマイドを得た。 収率:97% N−ベンジル−3−メトキシカルボニルピラジニウムブ
ロマイド3.09gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ
化アンチモン酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌
して冷却した。析出した化合物を濾別し、40℃で減圧
乾燥させた。収率:99%
【0036】得られたN−ベンジル−3−メトキシカル
ボニルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートIRの
スペクトルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1750,1460,143
8,1327,1207,1169,772,755,
726,699,657
【0037】(実施例4)N−ベンジル−2,3−ジメ
チルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合成 ベンジルブロマイド5.13gと2,5−ジメチルピラ
ジン3.41gを混合し、50℃で10日間反応させ
た。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧
乾燥し、前駆体のN−ベンジル−2,3−ジメチルピラ
ジニウムブロマイドを得た。 収率:93% N−ベンジル−2,3−ジメチルピラジニウムブロマイ
ド2.79gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アン
チモン酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌して冷
却した。析出した化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥さ
せた。 収率:92%
【0038】得られたN−ベンジル−2,3−ジメチル
ピラジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRスペク
トルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1499,1458,142
9,1387,1163,745,706,660
【0039】(実施例5)N−(4−ニトロベンジル)
ピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合成 4−ニトロベンジルブロマイド10.80gとピラジン
3.20gをアセトニトリル5gに溶解させ、50℃で
27日間反応させた。得られた固形物をエーテルで洗浄
し、40℃で減圧乾燥し、前駆体のN−(4−ニトロベ
ンジル)ピラジニウムブロマイドを得た。 収率:94
% N−(4−ニトロベンジル)ピラジニウムブロマイド
2.96gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アンチ
モン酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌して冷却
した。析出した化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥させ
た。 収率:87%
【0040】得られたN−(4−ニトロベンジル)ピラ
ジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRスペクトル
データは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1526,1441,135
1,1168,1145879,811,745,70
3,660
【0041】(実施例6)N−ビニルベンジルピラジニ
ウムヘキサフロロアンチモネートの合成 クロロメチルスチレン4.58gとピラジン1.60g
を混合し、50℃で7日間反応させた。得られた固形物
をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆体のN
−ビニルベンジルピラジニウムクロライドを得た。 収
率:93% N−ビニルベンジルピラジニウムクロライド2.33g
を蒸留水10gとメチルエチルケトン(以下、MEKと
言う)5gの混合溶液に溶解させ、六フッ化アンチモン
酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌した。この溶
液に蒸留水40gを加え、よく攪拌して冷却した。析出
した化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥させた。 収
率:87%
【0042】得られたN−ビニルベンジルピラジニウム
ヘキサフロロアンチモネートのIRスペクトルデータは
以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1492,1446,92
2,805,705,662
【0043】(実施例7)N−(2−メチルベンジル)
ピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合成 2−メチルベンジルブロマイド5.55gとピラジン
1.60gを混合し、室温で3日間反応させた。得られ
た固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前
駆体のN−(2−メチルベンジル)ピラジニウムブロマ
イドを得た。収率:98% N−(2−メチルベンジル)ピラジニウムブロマイド
2.65gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アンチ
モン酸ナトリウム3.10gを加え、よく攪拌して冷却し
た。析出した化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥させ
た。 収率:93%
【0044】得られたN−(2−メチルベンジル)ピラ
ジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRスペクトル
データは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1495,1462,144
0,1386,1146,832,749,660
【0045】(実施例8)N−ベンズヒドリルピラジニ
ウムヘキサフロロアンチモネートの合成 ベンズヒドリルブロマイド12.36gとピラジン3.
20gを混合し、室温で20日間反応させた。得られた
固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆
体のN−ベンズヒドリルピラジニウムブロマイドを得
た。 収率:99% N−ベンズヒドリルピラジニウムブロマイド3.23g
を蒸留水15gとメタノール1gの混合溶媒に溶解さ
せ、六フッ化アンチモン酸ナリウム3.10gを加え、
よく攪拌した。この溶液に蒸留水30gを加え、よく攪
拌して冷却した。析出した固形物をエーテルで洗浄し、
40℃で減圧乾燥した。 収率:81%
【0046】得られたN−ベンズヒドリルピラジニウム
ヘキサフロロアンチモネートのIRスペクトルデータは
以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1496,1446,118
7,1151,757,699,657
【0047】(実施例9)N−ベンズヒドリル−2,5
−ジメチルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの
合成 ベンズヒドリルブロマイド7.14gと2,5−ジメチ
ルピラジン2.16gを混合し、50℃で2日間反応さ
せた。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減
圧乾燥し、前駆体のN−ベンズヒドリル−2,5−ジメ
チルピラジニウムブロマイドを得た。 収率:99% N−ベンズヒドリル−2,5−ジメチルピラジニウムブ
ロマイド3.15gを蒸留水5gとMEK5gの混合溶
媒に溶解させ、六フッ化アンチモン酸ナトリウム3.1
0gを加え、よく攪拌した。この溶液に蒸留水45gを
加え、よく攪拌して冷却した。二層分離した上澄み液を
除去後、残留物を40℃で減圧乾燥させた。 収率:6
5%
【0048】得られたN−ベンズヒドリル−2,5−ジ
メチルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートのIR
スペクトルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1494,1447,138
8,1162,755,741,703,660
【0049】(実施例10)N−シンナミルピラジニウ
ムヘキサフロロアンチモネートの合成 シンナミルブロマイド5.91gとピラジン1.60g
を混合し、50℃で5時間反応させた。得られた固形物
をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆体のN
−シンナミルピラジニウムブロマイドを得た。 収率:
99% N−シンナミルピラジニウムブロマイド2.77gを蒸
留水10gとMEK4gの混合溶媒に溶解させ、六フッ
化アンチモン酸ナリウム3.10gを加え、よく攪拌し
た。この溶液に蒸留水40gを加え、よく攪拌して冷却
した。二層分離した上澄み液を除去後、残留物を40℃
で減圧乾燥した。 収率:83%
【0050】得られた本発明のN−シンナミルピラジニ
ウムヘキサフロロアンチモネートのもののスペクトルデ
ータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1495,1453,117
4,974,756,703,663
【0051】(実施例11)N−シンナミル−3−メト
キシカルボニルピラジニウムヘキサフロロアンチモネー
トの合成 シンナミルブロマイド5.91gと2−ピラジンカルボ
ン酸メチル2.76gをメタノール6gに溶解させ、室
温で5日間反応させた。得られた固形物をエーテルで洗
浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆体のN−シンナミル−
3−メトキシカルボニルピラジニウムブロマイドを得
た。 収率:46% N−シンナミル−3−メトキシカルボニルピラジニウム
ブロマイド1.68gを蒸留水15gとMEK5gの混
合溶媒に溶解させ、六フッ化アンチモン酸ナトリウム
1.55gを加えてよく攪拌した。この溶液に蒸留水4
0gを加えてよく攪拌して冷却した。析出した化合物を
濾別し、40℃で減圧乾燥させた。 収率:93%
【0052】得られたN−シンナミル−3−メトキシカ
ルボニルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートのI
Rのスペクトルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1740,1614,144
6,1388,1345,1279,963,911,
765,693,663
【0053】(実施例12)N−シンナミル−2,5−
ジメチルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合
成 シンナミルブロマイド5.91gと2,5−ジメチルピ
ラジン2.16gを混合し、室温で18時間反応させ
た。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧
乾燥し、前駆体のN−シンナミル−2,5−ジメチルピ
ラジニウムブロマイドを得た。 収率:98% N−シンナミル−2,5−ジメチルピラジニウムブロマ
イド3.05gを蒸留水10gとMEK3gの混合溶媒
に溶解させ、六フッ化アンチモン酸ナトリウム3.10
gを加え、よく攪拌した。この溶液に蒸留水40gを加
え、よく攪拌して冷却した。二層分離した上澄み液を除
去後、残留物を40℃で減圧乾燥させた。 収率:86
【0054】得られたN−シンナミル−2,5−ジメチ
ルピラジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRのス
ペクトルデータは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1496,1452,138
7,1184,1156,978,755,700,6
61
【0055】(実施例13)N−(1−ナフチルメチ
ル)ピラジニウムヘキサフロロアンチモネートの合成 1−クロロメチルナフタレン5.30gとピラジン1.
60gを混合し、50℃で3日間反応させた。得られた
固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆
体のN−(1−ナフチルメチル)ピラジニウムクロライ
ドを得た。収率:73% N−(1−ナフチルメチル)ピラジニウムクロライド
2.57gを蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アンチ
モン酸ナリウム3.10gを加え、よく攪拌して冷却した。
析出した固形物を40℃で減圧乾燥した。 収率:92
【0056】得られたN−(1−ナフチルメチル)ピラ
ジニウムヘキサフロロアンチモネートのIRスペクトル
データは以下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1515,1441,117
9,1143,795,776,658
【0057】(実施例14)N−(1−ナフチルメチ
ル)−2,5−ジメチルピラジニウムヘキサフロロアン
チモネートの合成 クロロメチルナフタレン5.30gと2,5−ジメチル
ピラジン2.16gを混合し、50℃で8日間反応させ
た。得られた固形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧
乾燥し、前駆体のN−(1−ナフチルメチル)−2,5
−ジメチルピラジニウムクロライドを得た。 収率:5
2% N−(1−ナフチルメチル)−2,5−ジメチルピラジ
ニウムクロライド2.85gを蒸留水15gに溶解さ
せ、六フッ化アンチモン酸ナリウム3.10gを加え、
よく攪拌して冷却した。析出した固形物を40℃で減圧
乾燥した。 収率:99%
【0058】得られた本発明のN−(1−ナフチルメチ
ル)− 2,5−ジメチルピラジニウムヘキサフロロアンチ
モネートのIRスペクトルデータは以下のとおりであっ
た。 IR(KBr,cm-1):1514,1469,138
9,1161,800,780,660
【0059】(実施例15)N−ベンジルキノキサリニ
ウムヘキサフロロアンチモネートの合成 ベンジルブロマイド10.26gとキノキサリン6.5
1gを混合し、50℃で3日間反応させた。得られた固
形物をエーテルで洗浄し、40℃で減圧乾燥し、前駆体
のN−ベンジルキキノキサリニウムブロマイドを得た。
収率:78% N−ベンジルキノキサリニウムブロマイド3.10gを
蒸留水15gに溶解させ、六フッ化アンチモン酸ナトリ
ウム3.10gを加え、よく攪拌して冷却した。析出し
た化合物を濾別し、40℃で減圧乾燥させた。 収率:
99%
【0060】得られたN−ベンジルキノキサリニウムヘ
キサフロロアンチモネートのIRスペクトルデータは以
下のとおりであった。 IR(KBr,cm-1):1515,1445,135
9,1224,1163,1074,1016,76
7,726,701,663
【0061】<硬化性テスト>実施例1から15で合成
した化合物をプロピレンカーボネートに溶解させ、ER
L−4221(UCC社製脂環型エポキシ)に純分とし
て2.5部になるようにエポキシ樹脂に添加し、配合物
を調整した。この配合物についてDSC測定を行い、発
熱のピークのトップ温度を求めた。なお、DSCの測定
条件は下記の通りであり、その測定結果を表1に示し
た。 DSC測定機器 : DSC220C(セイコー電子工
業社製) 雰 囲 気 : 窒素ガス気流中 30ml/分 昇温温度 : 10℃/分 サンプル量 : 0.3〜0.8mg
【0062】
【表1】
【0063】(比較例1)比較試料1として、ベンジル
−4−シアノピリジニウムヘキサフロロアンチモネート
を開始剤に用い、実施例と同様にDSC測定を行った。
【0064】(比較例2)比較試料2として、N−(α
−フェネチル)−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニウムヘキサフロロアンチモネート
を開始剤に用い、実施例と同様にしてERL−4221
(UCC社製脂環型エポキシ)に添加して配合物を調整
し、DSC測定を行い、発熱のピークのトップ温度を求
めた。これらの測定結果を纏めて前記の表1に示した。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の新規ピラ
ジニウム塩化合物剤は、カチオン重合性化合物の重合開
始剤として有効であり、表1に示すように、加熱処理に
より、極めて迅速かつ低温で重合、硬化させることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 59/68 NKQ 64/00 NPU C08K 5/3462 KBJ 5/3465 KBJ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の一般式化1で表されるピラジニウム
    塩化合物 【化1】 〔式中、R1 は、芳香環で置換されたアルキル基又は芳
    香環で置換されていてもよいアルケニル基を表し、
    2 ,R3 ,R4 ,R5 は、各々水素原子、アルキル
    基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ
    基、置換されていてもよいフェニル基又はアルコキシカ
    ルボニル基を表し、R2 とR3 又はR4 ,R5 がそれぞ
    れ一体となって縮合して芳香環を形成してもよく、X
    は、SbF6 ,AsF6 ,PF6 又はBF4 を表す〕
  2. 【請求項2】請求項1記載のピラジニウム塩化合物の少
    なくとも一種を含有することを特徴とするカチオン重合
    開始剤。
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