JPH0632173U - シートサスペンション装置のばね端末支持構造 - Google Patents

シートサスペンション装置のばね端末支持構造

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JPH0632173U
JPH0632173U JP7355692U JP7355692U JPH0632173U JP H0632173 U JPH0632173 U JP H0632173U JP 7355692 U JP7355692 U JP 7355692U JP 7355692 U JP7355692 U JP 7355692U JP H0632173 U JPH0632173 U JP H0632173U
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JP
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spring terminal
connecting rod
seat suspension
cap
suspension device
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茂 金井
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートサスペンション装置における、リンク
可動端、圧縮コイルばね端末間の芯ずれを防止する。 【構成】 ばね端末14a に冠着可能なキャップ50が、ば
ね端末、コネクティングロッド26間に介在されている。
キャップ50は、コネクティングロッド26に係合可能な保
持手段52を有して形成され、保持手段での係合、支持に
よって、コネクティングロッドをばね端末14a のほぼ中
央に対応する位置で保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、シートサスペンション装置のサスペンション手段となる圧縮コイ ルばねのばね端末支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、車床等の床面に伝達された衝撃、振動等から着座者を隔離するとと もに、着座者に起因する振動等を減衰させるシートサスペンション装置が、車両 等のシートに装着されている。
【0003】 この種のシートサスペンション装置は、シートの載置された上枠(アッパーフ レーム)と、車床等に固定された下枠(ロアフレーム)とを備え、たとえば、略 X形状の伸縮自在なリンクを介して、上枠が下枠に対して伸縮自在に取付けられ ている。そして、偏倚力をサスペンション力(懸架力)として上枠に付与するサ スペンション手段によって、上枠が下枠に対して懸架、支持されている。
【0004】 いわゆるXリンクは、通常、左右サイドに離反して配設され、略X形状に組み 立てられた一対のリンクアームの前端、後端がフロント、リヤのコネクティング ロッドでそれぞれ連動可能に連結されている。そして、リンクは、一端を基端、 他端を可動端として上枠、下枠にそれぞれ連結され、基端に対する可動端の前後 移動によって、リンクの伸縮が確保されている。
【0005】 ここで、たとえば、圧縮コイルばねをサスペンション手段として可動端のコネ クティングロッド、上枠間に配設したシートサスペンション装置が知られている 。
【0006】 このような構成においては、圧縮コイルばね(サスペンション手段)の一端が 、たとえば、体重調整機構の支持プレート等に固着され、その自由端となる他端 が、リンクの可動端方向に延出されている。そして、圧縮コイルばねの自由端に 、たとえば、リンク可動端のコネクティングロッドが当接され、圧縮コイルばね の圧縮、復元に伴うコネクティングロッドの前後移動によって、上枠、つまりは シートが、圧縮コイルばねの偏倚力のもとで弾性支持されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、公知のシートサスペンション装置においては、通常、リンク可動端 のコネクティングロッドが圧縮コイルばねのほぼ中央に当接するように設計され る。しかしながら、上枠に溶接ひずみが発生したり、ばね端末の固定された体重 調整機構の支持プレートに傾きが生じたりすると、コネクティングロッドに対す る圧縮コイルばね端末の位置がずれ、コネクティングロッドがばね端末のほぼ中 央からずれる、いわゆる芯ずれを生じる虞れがある。
【0008】 コネクティングロッドの当接位置がばね端末の中央からずれると、コネクティ ングロッドは、偏った押力(入力)のもとでばね端末を押圧、つまりは圧縮する ため、圧縮コイルばねは、伸縮方向に直線的に圧縮されない。そのため、圧縮コ イルばねに過剰な変形が生じるとともに、コネクティングロッドからの入力が局 部的に作用し、圧縮コイルばねを破損、損傷する虞れがある。
【0009】 そして、圧縮コイルばねが伸縮方向に直線的に圧縮しないと、圧縮コイルばね に偏倚力が十分に発生しないため、サスペンション力の低下は避けられない。
【0010】 この考案は、リンク可動端、圧縮コイルばね端末間の芯ずれを防止するシート サスペンション装置のばね端末支持構造の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、ばね端末に冠着可能なキャッ プが、ばね端末、コネクティングロッド間に介在されている。キャップは、コネ クティングロッドに係合可能な保持手段を有して形成され、保持手段での係合、 支持によって、リンク可動端のコネクティングロッドが、ばね端末のほぼ中央に 対応する位置で保持可能となっている。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。
【0013】 図1、図2に示すように、この考案に係るシートサスペンション装置のばね端 末支持構造10においては、シートサスペンション装置12のサスペンション手段と なる圧縮コイルばね14が、伸縮自在なリンク16を介して、シート18にその偏倚力 を付与可能に配設されている。
【0014】 シートサスペンション装置12では、たとえば、シート18の載置された上枠(ア ッパーフレーム)20が、車床等の床面に固定された下枠(ロアフレーム)22に、 リンク16を介して連結され、リンクの伸縮のもとで、上枠が下枠に対して昇降自 在に構成されている。
【0015】 リンク16は、たとえば、一対の内方リンクアーム16a 、外方リンクアーム16b のほぼ中央を枢支ピン24で枢着して、上下方向に伸縮自在な略X形状に組み立て られている。そして、左右に離反して配設されたリンクアーム16a、16b の前端、 後端間が、たとえば、フロントのコネクティングロッド26、27 、リヤのコネクテ ィングロッド30、31 によって、連動可能にそれぞれ連結されている。
【0016】 ここで、このようなリンク16は、たとえば、上枠20、下枠22にそれぞれ枢着さ れた基端と、基端に対して前後移動可能に各枠に取付けられた可動端とを有して 形成されている。図1、図2に示すように、この実施例においては、リンクの後 端18R が、上枠20、下枠22へのコネクティングロッド30、31 の端末の枢着によっ て、基端として形成されている。
【0017】 また、これに対して、リンクの前端18F は、コネクティングロッド26、27 の端 末に、たとえば、回転自在なローラからなる転動子34を有して形成され、対応す るローラガイド36、37 の内部へのローラの配設によって、上枠20、下枠22にそれ ぞれ取付けられている。
【0018】 なお、下枠22においては、たとえば、断面略コ字形状の枠自体がローラガイド 37として利用されている。
【0019】 このような構成では、リンクの前端18F が、リンクの基端(後端)18R に対す る可動端として形成されている。そして、ローラガイド36、37 の内部における、 ローラ34の転動によって、リンク16の伸縮に伴う、上枠20のコネクティングロッ ド26、31 間、および、下枠22のコネクティングロッド27、30 間の間隔の変化がそ れぞれ保障される。
【0020】 そして、図1、図2を見るとわかるように、圧縮コイルばね(サスペンション 手段)14が、たとえば、上枠20の前端とリンクの可動端16F のコネクティングロ ッド26との間に張設され、偏倚力(サスペンション力)のもとで、リンクの可動 端が弾性支持されている。
【0021】 ここで、圧縮コイルばね14の一端は、たとえば、上枠20の前端部に設けられた 体重調整機構40の支持プレート42に固着されている。支持プレート42は、たとえ ば、リードスクリュー44の端末に枢着され、一体的な調整ダイヤル46の回転操作 に伴う、ナット48に対する軸線方向へのリードスクリューの螺進、螺退によって 、前後移動可能に構成されている。
【0022】 なお、このような体重調整機構40の構成は公知であり、その構成自体はこの考 案の趣旨でないため、詳細に説明しない。
【0023】 ここで、この考案のシートサスペンション装置のばね端末支持構造10において は、圧縮コイルばね14、リンク可動端16F のコネクティングロッド26間に、キャ ップ50が介在されている。図1に加えて図3、図4を見るとわかるように、キャ ップ50は、たとえば、圧縮コイルばね14の端末(ばね端末)14a に冠着可能に鋼 鈑等から成形されている。
【0024】 そして、キャップ50は、コネクティングロッド26をばね端末14a のほぼ中央に 保持する保持手段52を有して形成されている。図3、図4に示すように、保持手 段52として、たとえば、コネクティングロッド26の半径に対応する形状の凹部54 が利用でき、凹部は、キャップ50に形成された突出部56に、コネクティングロッ ドの軸線方向に延びて形成されている。
【0025】 そして、キャップ50は、圧縮コイルばね14の偏倚力のもとで、ばね端末14a 、 コネクティングロッド26間に挟持され、ばね端末に対して移動不能となるキャッ プの凹部54によって、コネクティングロッドがばね端末のほぼ中央に対応する位 置で保持される。
【0026】 このような構成によれば、ばね端末14a のほぼ中央から、コネクティングロッ ド26がずれる、いわゆる芯ずれを生じこともなく、コネクティングロッドによる 圧縮コイルばね14の圧縮が、直線的に円滑に行われる。そのため、圧縮コイルば ね14の偏った過剰な変形が発生せず、圧縮コイルばねの破損、損傷が十分に防止 でき、安全性が十分に向上される。
【0027】 そして、圧縮コイルばね14の直線的な圧縮、復元が容易に得られるため、圧縮 コイルばねの偏倚力がコネクティングロッド26、つまりはリンク16に十分に作用 する。そのため、圧縮コイルばね14からの良好なサスペンション力が十分に確保 でき、着座者の快適性が確実に向上される。
【0028】 更に、保持手段52となる凹部54を有するキャップ50をばね端末14a への冠着に よってばね端末、コネクティングロッド26間に介在させればよいため、構成が複 雑化することもなく、作業性を低下させることもない。
【0029】 なお、通常、このようなシートサスペンション装置12においては、車床等に伝 達される衝撃、振動等を緩衝、減衰するショックアブソーバ(図示しない)が上 枠20、下枠22間等に介在される。
【0030】 しかし、ショックアブソーバ自体の構成、動作原理、および、ショックアブソ ーバの装着されたシートサスペンション装置の構成は公知であり、その構成自体 はこの考案の趣旨でないため、ショックアブソーバに関する詳細な説明は、ここ では省略する。
【0031】 ここで、実施例においては、体重調整機構40を有するシートサスペンション装 置12を例示し、体重調整機構の支持プレート42に圧縮コイルばね14の一端を固着 した構成を具体的に説明しているが、これに限定されず、体重調整機構を持たな いシートサスペンション装置に、この考案を応用してもよい。
【0032】 この場合、圧縮コイルばね14の一端は、たとえば、上枠に直接的に固着される 。
【0033】 また、圧縮コイルばね14は、上枠20の前端とコネクティングロッド26との間に 配設されているが、偏倚力をリンク16に伝達可能であれば足りるため、下枠22の 前端とコネクティングロッド27との間に圧縮コイルばねを配設する構成としても よい。
【0034】 更に、実施例においては、リンク16の後端16R を基端、前端16F を可動端とし て例示されているが、リンクの前端を基端、後端を可動端としたシートサスペン ション装置にも、この考案が応用できることはいうまでもない。
【0035】 また、実施例において、キャップ50の保持手段52は、コネクティングロッド26 の軸線方向に延びた凹部54として具体化されている。しかし、コネクティングロ ッド26をばね端末14a のほぼ中央に対応する位置で保持可能であれば足りるため 、保持手段52は凹部54に限定されず、たとえば、図5に示すような一対のエンボ ス58を保持手段としてもよい。
【0036】 図5を見るとわかるように、一対のエンボス58は、たとえば、コネクティング ロッド26を上下で係止可能に、コネクティングロッドの直径方向に離反して形成 されている。実施例において、エンボス58は、コネクティングロッド26の軸線方 向に離反して、2組形成されている。
【0037】 このような構成においても、エンボス58との係合によって、コネクティングロ ッド26がばね端末14a のほぼ中央に対応する位置に保持されるため、上記構成と 同様に、ばね端末、コネクティングロッド間の芯ずれが防止でき、圧縮コイルば ねの安全性が確保される。
【0038】 ここで、上記実施例においては、保持手段52が、いずれもキャップ50と一体的 に形成されているが、これに限定されず、たとえば、図6に示すように、キャッ プと予め別体に形成されたガイドブッシュ60を保持手段とする構成としてもよい 。
【0039】 図6を見るとわかるように、ガイドブッシュ60は、コネクティングロッド26の 半径に対応する形状の凹部62を有して、たとえば、ナイロン等の樹脂材料から成 形されている。そして、ガイドブッシュ60は、取付手段64によって、キャップ50 に固定可能となっている。
【0040】 取付手段64として、たとえば、ガイドブッシュ60に一体的に形成されたフック 66と、フックの挿入、係合を可能にキャップ50に穿設された挿通孔68との組み合 わせが利用でき、挿通孔へのフックの挿入、係合によって、ガイドブッシュがキ ャップに固定される。
【0041】 キャップ50は、たとえば、ガイドブッシュ60の外周の係合可能な一対の係合突 起70の間に配設される。
【0042】 このような構成においても、上記実施例と同様に、ばね端末、コネクティング ロッド間の芯ずれが防止でき、圧縮コイルばねの安全性が確保される。
【0043】 そして、ガイドブッシュ60は、ナイロン等の耐摩耗性の性質を持つ樹脂材料か ら成形できるため、コネクティングロッド26との間の摩擦抵抗が、十分に減少で きる。そのため、リンク16の伸縮に伴ってコネクティングロッド26がキャップ50 に対して回動しても、圧縮コイルばね14、キャップがリンクの伸縮に干渉するこ ともなく、圧縮コイルばね、キャップからの異音の発生が確実に防止できる。
【0044】 従って、着座者、特にドライバーの注意力を散漫化させることもなく、安全運 転が十分に遂行できる。
【0045】 なお、ガイドブッシュ60は、耐摩耗性の樹脂材料から成形されれば足りるため 、ナイロンに限定されず、他の樹脂材料から、ガイドブッシュを所定形状に成形 してもよい。
【0046】 ここで、ガイドブッシュ60を硬質ゴム材料から成形すれば、ガイドブッシュが キャップ50、コネクティングロッド26間の緩衝部材として機能するため、リンク 16の急激な伸縮動作時における異音の発生が確実に防止できる。
【0047】 実施例において、取付手段64はフック66、挿通孔68の組み合わせによって形成 されているが、ガイドブッシュ60をキャップ50に固定可能であれば足りるため、 これに限定されず、他の手段を取付手段とする構成でもよい。
【0048】 しかしながら、取付手段64をフック66、挿通孔68の組み合わせから形成すれば 、キャップ50へのガイドブッシュ60の固定がワンタッチで行えるため、この点に おいても、作業性が向上する。
【0049】 また、キャップの係合突起70は、ガイドブッシュ60に係合可能であれば足りる ため、図示の形状に限定されない。
【0050】 そして、実施例においては、係合突起70がキャップ50に形成されているが、係 合突起を省略する構成としてもよい。
【0051】 しかしながら、係合突起70をキャップ50に設ければ、係合突起がガイドブッシ ュ60の取付けの際の位置決めとして機能するため、作業性の向上が十分にはから れる。
【0052】 そして、係合突起70を設ければ、係合突起との係合によって、取付手段のフッ ク66に作用するせん断方向の力が係合突起に分散されるため、フックにせん断力 が集中することもなく、フックの安全性が確保される。
【0053】 なお、この考案のシートサスペンション装置のばね端末支持構造は、トラック 等の自動車に装着されたシートサスペンション装置に適するとはいえ、圧縮コイ ルばねの設けられたシートサスペンション装置であれば足りるため、これに限定 されず、たとえば、電車、飛行機、船舶等のシートに装着されるシートサスペン ション装置に、この考案を応用してもよい。
【0054】 上述した実施例は、この考案を説明するためのものであり、この考案を何等限 定するものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全て この考案に包含されることはいうまでもない。
【0055】
【考案の効果】
上記のように、この考案に係るシートサスペンション装置のばね端末支持構造 によれば、保持手段を有するキャップによって、ばね端末、コネクティングロッ ド間の芯ずれが確実に防止できるため、ティングロッドによる圧縮コイルばねの 圧縮が、直線的に円滑に行われる。そのため、圧縮コイルばねの偏った過剰な変 形が発生せず、圧縮コイルばねの破損、損傷が十分に防止でき、安全性が十分に 向上される。
【0056】 そして、圧縮コイルばねの直線的な圧縮、復元が容易に得られるため、圧縮コ イルばねの偏倚力がコネクティングロッド、つまりはリンクに十分に作用する。 そのため、圧縮コイルばねからの良好なサスペンション力が十分に確保でき、着 座者の快適性が確実に向上される。
【0057】 更に、保持手段を有するキャップをばね端末への冠着によってばね端末、コネ クティングロッド間に介在させればよいため、構成が複雑化することもなく、作 業性を低下させることもない。
【0058】 そして、保持手段をナイロン等の耐摩耗性の樹脂材料から成形すれば、コネク ティングロッドとの間の摩擦抵抗が十分に減少できるため、キャップに対するコ ネクティングロッドの回動に起因する異音の発生が、十分に防止できる。そのた め、着座者、特にドライバーの注意力を散漫化させることがなく、安全運転の遂 行の妨げとなることもない。
【0059】 また、取付手段をフック、挿通孔の組み合わせから形成すれば、キャップへの ガイドブッシュの固定がワンタッチで行えるため、作業性が向上する。
【0060】 更に、係合突起をキャップに設ければ、係合突起がガイドブッシュの取付けの 際の位置決めとして機能するため、この点からも、作業性の向上が十分にはから れる。
【0061】 そして、係合突起を設ければ、係合突起との係合によって、取付手段に作用す るせん断方向の力が係合突起に分散されるため、取付手段にせん断力が集中する こともなく、取付手段の安全性が確保される。
【0062】 また、ガイドブッシュを硬質ゴム材料から成形すれば、ガイドブッシュがキャ ップ、コネクティングロッド間の緩衝部材として機能するため、リンクの急激な 伸縮動作時における異音の発生が確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るばね端末支持構造の設けられ
た、シートサスペンション装置の概略斜視図である。
【図2】シートサスペンション装置の概略縦断面図であ
る。
【図3】シートサスペンション装置のばね端末支持構造
の分解斜視図である。
【図4】シートサスペンション装置のばね端末支持構造
の縦断面図である。
【図5】変形例における、シートサスペンション装置の
ばね端末支持構造の分解斜視図である。
【図6】別の変形例における、シートサスペンション装
置のばね端末支持構造の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 シートサスペンション装置のばね端末支持構造 12 シートサスペンション装置 14 圧縮コイルばね(サスペンション手段) 14a ばね端末 16 リンク 20 上枠(アッパーフレーム) 22 下枠(ロアフレーム) 26 コネクティングロッド 50 キャップ 52 保持手段 54 凹部 56 突出部 58 エンボス 60 ガイドブッシュ 62 凹部 64 取付手段 66 フック 68 挿通孔 70 係合突起

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上枠、下枠のいずれかに一端の取付けら
    れた圧縮コイルばねの自由端がリンクの可動端方向に延
    出され、リンク可動端のコネクティングロッドとの当接
    によってばね端末を支持するシートサスペンション装置
    のばね端末支持構造において、 ばね端末のほぼ中央に対応する位置でコネクティングロ
    ッドを保持する保持手段を有するキャップが、ばね端末
    への冠着によってばね端末、コネクティングロッド間に
    介在されたことを特徴とするシートサスペンション装置
    のばね端末支持構造。
  2. 【請求項2】 保持手段が、コネクティングロッドの半
    径に対応した形状で軸線方向に延びた凹部であり、凹部
    が、キャップの突出部に形成された請求項1記載のシー
    トサスペンション装置のばね端末支持構造。
  3. 【請求項3】 保持手段が、コネクティングロッドの直
    径方向に離反して配設された少なくとも一対のエンボス
    である請求項1記載のシートサスペンション装置のばね
    端末支持構造。
  4. 【請求項4】 保持手段が、コネクティングロッドの半
    径に対応した形状で軸線方向に延びた凹部を有して、耐
    摩耗性を有する樹脂材料から、キャップとは別体に成形
    されたガイドブッシュであり、取付手段によって、ガイ
    ドブッシュがキャップに固定された請求項1記載のシー
    トサスペンション装置のばね端末支持構造。
  5. 【請求項5】 取付手段が、ガイドブッシュに一体的に
    成形されたフックと;フックの挿入、係合可能にキャッ
    プに穿設された挿通孔と;の組み合わせから形成された
    請求項4記載のシートサスペンション装置のばね端末支
    持構造。
  6. 【請求項6】 ガイドブッシュ外周に係合可能な係合突
    起が、キャップに形成された請求項4または5記載のシ
    ートサスペンション装置のばね端末支持構造。
  7. 【請求項7】 ガイドブッシュが、ナイロン製である請
    求項4ないし6のいずれか記載のシートサスペンション
    装置のばね端末支持構造。
  8. 【請求項8】 ガイドブッシュが、硬質ゴム製である請
    求項4ないし6のいずれか記載のシートサスペンション
    装置のばね端末支持構造。
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