JPS6218346A

JPS6218346A - シ−トサスペンシヨン構造

Info

Publication number: JPS6218346A
Application number: JP15855985A
Authority: JP
Inventors: Seijiro Morikuri; 森栗　清次郎
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1985-07-17
Filing date: 1985-07-17
Publication date: 1987-01-27
Also published as: JPH0561128B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、農用トラクターのシートの弾性支持装置に関
するものである。

（ロ）従来技術従来から農用トラクターのシートの支持装置として、平
行リンクを利用したものは公知とされているのである。

例えば実開昭５５−３６０９６号公報や、実開昭５７−
２４１４２号公報の如くである。しかし、平行リンクに
よりシートを支持した場合には、オペレーターが座って
シートが下降すると、シートの位置が前方へ移動してし
まうと云う不具合いが有ったのである。

また農用トラクターのシート支持装置として、クロスリ
ンクを利用したものも公知とされていたのである。例え
ば、実開ｍ５９−ｔ２ｓ４３ｏ号公報の如（である。

しかし、該従来の技術においてはクロスリンクの下端の
一方がスライドすべ（構成されていたので、オペレータ
ーが座った時にスムーズにクロスリンクが伸縮しないと
云う不具合いが有ったのである。また、クロスリンクの
下端間に介装したシートスプリングの伸縮長さが十分に
取れず、シートの上下幅と適正なバネ緩衝力を得られな
いと云う不具合いが有ったのである。

（ハ）考案が解決しようとする問題点本発明の目的は、従来のクロスリンク式のシートサスペ
ンション構造を改造して、シートの上下に対して、十分
な上下幅を取り、上下振動に対して、適正な緩衝力を与
えるシートサスペンション装置としたものである。

また、従来技術では、クロスリンクの下端は一方を前後
へスライド可能としていたので、スムーズな上下動が出
来無かったので、本発明ではクロスリンクの下端は前後
とも、スライドガイドの上に枢支して回動自在に突出し
た回動アームの先端に枢結したものであり、これにより
、長孔内におけるクロスリンクの下端のスライド移動を
無くしスムーズな上下動を可能としたものである。

また、シートの上下動の下端のストッパーを、従来技術
の如く、長孔と、クロスリンクの下端の係合に寄らず、
前述の回動アームのスライドガイドの上面への接当によ
り、行ったものであり、これにより悪路走行時にオペレ
ーターとシートが激しく上下動した場合にも、確実に下
端のストッパーとして作用すべく構成したものである。

（ニ）問題を解決するための手段本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。

シートを左右のクロスリンクにより支持して、シートの
下降・上昇と共に、シートの直下に配置したシートスプ
リングを伸縮して、ショックを吸収する構成において、
シートの下降により、シートスプリングを折り曲げ伸長
させるべ（構成したものである。

また、クロスリンクにおいて、該クロスリンクの下端を
＋■支する回動アームを、シートを前後スライド調節す
る為のスライドガイド上にて回動すべく、軸受環をスラ
イドガイド上に配設して支持したものである。

また、回動アームが、下方へ回動して、スライドガイド
の上面と接当係止されることにより、シートの下降側の
ストッパーとしたものである。

（ホ）実施例と作用本発明の目的・構成は以上の如くであり、添付の図面に
示した実施例の構成と、併せて本発明の詳細な説明する
と。

第１図は本発明のシートサスペンション装置の側面図、
第２図は同じく前面一部断面図、第３図は後面図、第４
図はシートスプリングのバネ曲線の図面である。

本発明のシートサスペンション構造を下から順を追って
説明して行くと。

農用トラクターにおいてシート１はミッションケースの
上、特に、油圧ケース４１の上に配置されているのであ
る。油圧ケース４１の上にブラケット２７を載置して、
該ブラケット２７の上に左右のスライドレール１９を固
設しているのである。又該ブラケット２７より左右に延
設して、前後のフェンダ−ブラケット３５・３６が突出
されているのである。該フェンダ−ブラケット３５・３
６の左右端には左右のフェンダ−の内面が固設されるの
である。また後部のフェンダ−ブラケット３６の下側に
ブリーザ−装置２６が吊りさげ固定されているのである
。該ブリーザ−装置２６は油圧ケース４１の上端の開口
よりパイピングでミッションケース・油圧ケース４１内
の空気の出入りを行わせているのである。

左右のスライドレール１９に嵌装して、スライドガイド
１７が挿入されている。スライドガイド１７はスライド
レール１９を抱持しているので、上下方向には抜けるこ
とはないのである。該左右のスライドガイド１７には内
向きに連結ブラケット３２・３１が延出されており、該
左右の連結ブラケット３２・３１を重ねて、ボルトで締
結して左右を一体化しているのである。このように左右
のスライドガイド１７を後から一体化すべく構成したの
は、左右のスライドガイド１７０間隔をスライドレール
１９に合致させ易いからである。この構成により、スラ
イドレール１９とスライドガイド１７の間隔が確実に構
成され、スライドが抵抗無くスムーズに行なわれるので
ある。

また、スライドガイド１７の上には、前後の回動アーム
軸１４・１５の下端が枢支されるべく、前後の軸受環３
０・４２が固設されており、該軸受環３０・４２の左右
の間に回動アーム軸１４・１５を嵌入する為には、左右
のスライドガイド１７は間隔が拡がる必要があるのであ
る。というのは、回動アーム軸１４・１５には、途中部
に左右の回動アーム１２とバネ支持回動アーム２１・２
０が溶接固定されており、軸受環３０・４２の側面から
挿入は出来ないからである。ゆえに、間に回動アーム軸
１４・１５を配置して、これに左右から軸受環３０・４
２を挿入して組立てるべく構成しているのである。

以上の如（、左右のスライドガイド１７・１７を別体に
構成して、後で連結ブラケット３２・３１により組立一
体化することにより、スライドがスムーズに行えるとい
う効果と、該スライドガイド１７上に回動アーム軸１４
・１５を枢支できるという効果があるのである。

スライドレール１９の上で前後にスライドするスライド
ガイド１７を所望の位置に固定する為に、ロックハンド
ル２８が回動自在に構成されており、該ロックハンドル
２８の先端がスライドガイド１７とスライドレール１９
の両方に段階的に設けられたロック凹部に嵌入すること
により、スライドをロックすべく構成しているのである
。

スライドガイド１７の上の左右の軸受環３０・３０間に
枢支された回動アーム軸１４上には、軸受環３０の直ぐ
内側の回動アーム１２・１２と中央寄りのバネ支持回動
アーム２１・２１が角度を開けて固設されている。同様
に、後の回動アーム軸１５にも、回動アーム１３・１３
とバネ支持回動アーム２０・２０が固設されており、前
部の）〈本支持回動アーム２１而のピン２２と、後部の
ノマネ支持回動アーム２０間のピン２４との間にシート
スプリング６・６が介装されている。本実施例において
はシートスプリング６は２本であるが、実際は何本であ
っても良いものである。

また、前部のバネ支持回動アーム２工の回動アーム軸１
４より上部の位置と、後部の回動アーム軸１５の回動ア
ーム軸１５より下方の延出部との間に、前後の回動アー
ム１２・１３が同調して、同じ程度づつ回動すべく同調
リンク５が介装されている。以上の如く回動アーム１２
・１３を構成して、該回動アーム１２・１３の先端の軸
受環２９・４３にクロスリンク３・４の下端を枢支して
上下動しているのであるが、同調リンク５が前後間に介
装されているので、シート１が前のみ、後のみに傾動す
ることの無いように、同調リンク５により同調されてい
るのである。

クロスリンク３・４は左右の２本づづ併置されているの
である。そして該クロスリンク３・４の交叉部には、ク
ロスピン７が挿入されて、両リンクを枢支しているので
ある。クロスピン７が挿入されたスペーサー筒４７によ
り、左右のクロスリンク３・４の間隔を保っているので
ある。　この構成により、クロスリンク３・４は開拡縮
小しながら、上下動するのである。

しかし、クロスリンク３・４の上端の幅が変化するので
、直接に剛体へ枢結することは出来ないのである。故に
、本シートサスペンション構造においては、クロスリン
ク４の前端はシートフレーム２の一部に枢結して、クロ
スリンク３の後端は回転ローラー１８にて、シートフレ
ーム２との間でスライド自在としたものである。

該構成により、シートフレーム２が下方へオペレーター
の重みにより、下がるとシートフレーム２はクロスリン
ク４と共に前方へわずかに移動して、クロスリンク３は
回転ローラー１８により、シートフレーム２に対して後
方へスライドするのである。又、クロスリンク３・４の
中央枢支部のクロスピン７とスペーサー４７が徐々に下
方へ移動して、前後のバネ支持回動アーム２１・２０の
ピン２２・２４間に架設されたシートスプリング６・６
の中央上面を押し始め、シートスプリング６・６のバネ
長を伸ばすことにより、バネ付勢力を大としているので
ある。　シート１にオペレーターが座っていない場合に
は、クロスリンク３・４のクロスビン７はシートスプリ
ング６・６に接触せず、シートスプリング６・６は縮小
して、回転ローラー１８の軸４４がシートフレーム２の
ストッパ一段部２ａに係合した位置で、シート１の上昇
は停止しているのである。ゆえに、シートスプリング６
・６のバネの中央部が折り曲げられるのは、オペレータ
ーが乗車している時のみであるので、バネの折損等の事
故は発生しないのである。

以上の如くシートスプリング６・６の伸長時にある程度
以上のシートｌの下降により、シートスプリング６・６
の中央上面にクロスピン７が接当係止して、シートスプ
リング６・６を「＜」の詩聖に折り曲げることにより、
シートスプリング６・６の伸長度を太き（することが出
来て、第４図に示すシートスプリング６・６のバネ曲線
に示す如く、荷重と撓みとの関係において、従来にない
関係を得ることができ、狭い場所の短いシートスプリン
グ６・６により、十分な緩衝力を得ることが出来るので
ある。

また、シート１にオペレーターが座って、大きな衝撃に
より、シート１が必要以上に下降した時のストッパーは
、スライドガイド１７上に枢支した回動アーム１２が回
動して、スライドガイド１７の上面と接当することによ
り、それ以上の回動を不能としてストッパーを構成して
いるのである。

また、シートフレーム２に対して、シート１が固定され
ているのである。

固定といっても、完全な固定ではなく、農用トラクター
の非使用時には、日射によりシート１の表面の劣化が発
生しないように回動して伏せることが出来るように前端
のみを枢支しているのである。シート１は前端をピン８
により、シートフレーム２の３個の調節孔に差換え可能
に枢支されている。またシート１の後端とシートフレー
ム２との間には、クッションゴム２５が介装されており
、該クッションゴム２５によっても、シートｉのショッ
クが軽減されているのである。

第２図において、クロスリンク４の前端とシートフレー
ム２との枢支部を説明すると。

左右のクロスリンク４・４の間に枢支筒３５が固設され
ており、またシートフレーム２の内側に枢支筒３３・３
３が固設突出されており、両種支筒３５と３３を同心上
に並べて、枢支ピン２３を挿入枢支しているのである。

そして該枢支ピン２３の抜は止めとして、松葉ピン３４
を挿入しているのである。

（へ）発明の効果本発明は以上の如く構成したので次のような効果を奏す
るものである。

第１にシートの下降と共に左右のクロスリンクの枢支部
を連結したクロスビンを、シートスプリングの外側面に
接当させて、シートスプリングを折り曲げ伸長させるべ
く構成したので、シート１上の小荷重に対しては軟かく
、大荷重に対しては硬いバネ特性を発揮するので、狭い
場所であり小型で弱いバネを使用しても、大きな荷重を
支えることが出来るのである。またクロスビン７は左右
のクロスリンク装置間を連結して、補強している部材を
兼用しているので、コストを安くして、組立の簡易化を
図ることが出来たのである。

第２に、クロスリンクの下端を枢支する回動アームを、
シートを前後スライド調節する為のスライドガイド上に
軸受環を固設して支持したので、クロスリンクはスライ
ドガイドの幅により、左右のスパンをとることが出来て
、従来よりも支持幅が太き（なり、支持強度を大とする
ことが出来たものである。また、回動アーム１２・１２
はスライドガイド１７の上に支持して、クロスリンク３
・４は該スライドガイド１７の内側に枢支したので、シ
ート１に掛かる斜め方向の荷重に対しても、シート１の
捩れ減少が発生しないのである。また左右のスライドガ
イド１７は、連結ブラケット３２・３１と回動アーム軸
１４・１５と枢支軸１１・工２により連結一体化してい
るので、左右一体内に前後動して、シート１の捩れがな
いのである。

第３に、回動アームが、下方へ回動して、スライドガイ
ドの上面と接当係止されることにより、シートの下降側
のストッパーを兼用させたので、悪路や不整地の走行時
に、作業機からの強い衝撃が作用した時にストッパーと
して作用して、シートサスペンション装置の他の部分の
破壊を防ぐのである。また、回動アームとストッパーを
兼用出来たので、部品点数の減少・コストの低下を図る
ことが出来たのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシートサスペンション装置の側面図、
第２図は同じく前面一部断面図、第３図は後面図、第４
図は本発明のシートスプリングのバネ曲線を示す図面で
ある。１・・・シート２・・・シートフレーム３．４・・・クロスリンク５・・・・・同調リンク６・・・・・シートスプリング７・・・・・クロスピン１２・・・・回動アーム１７・・・・スライドガイド３０・・・・軸受環

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、シートを左右のクロスリンクにより支持して、
シートの下降・上昇と共に、シートの直下に配置したシ
ートスプリングを伸縮して、ショックを吸収する構成に
おいて、シートの下降により、シートスプリングを折り
曲げ伸長させるべく構成したことを特徴とするシートサ
スペンション構造。
（２）、特許請求の範囲第１項記載のクロスリンクにお
いて、該クロスリンクの下端を枢支する回動アームを、
シートを前後スライド調節する為のスライドガイド上に
て回動すべく、軸受環をスライドガイド上に配設して支
持したことを特徴とするシートサスペンション構造。
（３）、特許請求の範囲第２項記載の回動アームが、下
方へ回動して、スライドガイドの上面と接当係止される
ことにより、シートの下降側のストッパーとしたことを
特徴とするシートサスペンション構造。