JPH0632141A - 電気自動車用空調装置の突入防止回路 - Google Patents

電気自動車用空調装置の突入防止回路

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JPH0632141A
JPH0632141A JP19182392A JP19182392A JPH0632141A JP H0632141 A JPH0632141 A JP H0632141A JP 19182392 A JP19182392 A JP 19182392A JP 19182392 A JP19182392 A JP 19182392A JP H0632141 A JPH0632141 A JP H0632141A
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JP
Japan
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switch
battery
resistor
inverter
series
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JP19182392A
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English (en)
Inventor
誠 ▲よし▼田
Makoto Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気自動車用空調装置の電源投入時に発生す
る、突入電圧、突入電流を防止する。 【構成】 バッテリー2と、第一の開閉器3と、抵抗5
と、抵抗5と並列に接続される第二の開閉器4と、リア
クタ6と、コンデンサ8を設け、第一の開閉器3がON
してから第二の開閉器4がONするまではインバータ1
に抵抗5を介して電源を供給するように制御する制御部
9をインバータ内部に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリーからの電源
で駆動される電動コンプレッサーを搭載した電気自動車
用空調装置の突入防止回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気自動車用の空調装置として、
バッテリーからの電源で駆動される電動コンプレッサー
を搭載した空調装置が開発されているが、電源投入時の
突入電圧、突入電流に対する考慮は殆どされていない。
また電動コンプレッサーを搭載した空調装置には、従来
から家庭用ルームエアコンがある。図4は家庭用ルーム
エアコンの代表的な電源回路図であるがこれらは全て交
流電源14であり電源投入時の突入対策としては、交流
の電源線にリアクタ12を入れることにより突入電流の
対策がされている。また家庭用ルームエアコンの場合、
ノイズ防止用リアクタは交流の電源線に入れてあるが、
これは交流入力のため直流の電源線を比較的短くするこ
とが可能(30cm程度)で、直流部分の電源線から発
生するノイズを小さくすることが出来るからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気自
動車のような直流電源の場合に、突入電流の対策として
電源線にリアクタを入れると、電源投入時の急激な電圧
印加によって、リアクタとコンデンサが発振現象を起こ
し突入電圧が発生し、電源電圧以上の過大な電圧がコン
デンサとインバータに加わり、最悪の場合には破壊する
という問題があった。また電気自動車の場合、直流の電
源線を短く(30cm程度)することはバッテリーの大
きさや配線の都合上、物理的に無理で、直流の電源線か
ら発生するノイズが大きなものとなり、ノイズ防止の目
的としても直流の電源線には、必ずリアクタは必要とな
っている。その結果やはり突入電圧が発生し、コンデン
サとインバータに過大な電圧が加わり、最悪の場合には
破壊するという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する為
に、本発明の電気自動車用空調装置の突入防止回路は、
バッテリーと、前記バッテリーと直列に接続され前記バ
ッテリーからの電源を開閉する第一の開閉器と、前記バ
ッテリーと前記第一の開閉器に直列に接続される抵抗
と、前記抵抗と並列に接続される第二の開閉器と、前記
バッテリーと前記第一の開閉器と前記抵抗に直列に接続
される単一または複数のリアクタと、前記第一の開閉器
と抵抗とリアクタまたは前記第一の開閉器と第二の開閉
器とリアクタを介して電源を供給され、空調用の電動コ
ンプレッサーを駆動制御するインバータと、前記インバ
ータと並列に接続されるコンデンサを具備し、前記イン
バータには、少なくとも前記電動コンプレッサーが駆動
されているときに前記第二の開閉器を閉じる制御部を設
けるかまたは、前記インバータには、入力電圧を検出す
る入力電圧検出手段と前記入力電圧検出手段で検出され
た入力電圧が所定値を超えたときに前記第二の開閉器を
閉じる制御部を設けるかまたは、前記インバータには、
前記第一の開閉器の開閉状態を検出する開閉状態検出手
段と前記開閉状態検出手段で前記第一の開閉器が閉であ
ることが検出されてから所定時間遅らせて前記第二の開
閉器を閉じる制御部を設けたものである。
【0005】
【作用】本発明は、前記した構成によって、電源投入時
に最初、抵抗を介して電流を流し、序々にコンデンサと
インバータに電圧を印加しているので、直流の電源線に
リアクタがある場合でも突入電圧の発生がなく、コンデ
ンサとインバータに電源電圧以上の過大な電圧が加わり
破壊するのを防止したり、また同時に突入電流の発生も
防止することが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例の電気自動車用空調
装置の突入防止回路について図面を参照しながら説明す
る。
【0007】図1は本発明の電気自動車用空調装置の突
入防止回路の一実施例を示す電気回路図である。インバ
ータ1は、バッテリー2から第一の開閉器3と、第二の
開閉器4または抵抗5と、リアクタ6を介して直流電源
の供給を受け、それを三相疑似交流電圧に変換して、電
動コンプレッサー7に印加して駆動している。またイン
バータ1には並列に電解コンデンサ8が接続されてい
る。第一の開閉器3は車のメインのブレーカとしての役
目をして、車が駐車している時や、負荷に過電流が流れ
たときなどに開状態となる。以下本発明の電気自動車用
空調装置の突入防止回路の作動について説明する。図1
は車が駐車している状態で、第一の開閉器3と第二の開
閉器4はともに開状態である。次に乗員が乗り、例えば
キーSWをONにしたり、またはA/CスイッチをON
にすることによって、それに連動して第一の開閉器3が
閉状態となりインバータ1に電源が供給される。このと
き第二の開閉器4はまだ開状態であり、抵抗5を介して
電解コンデンサ8を序々に充電するので、突入電圧の発
生はない。図2は、その時のインバータ1、電解コンデ
ンサ8に印加される実測電圧波形図(1)で、電源電圧
が250(V)、抵抗5の抵抗値が30(オーム)、リ
アクタ6のリアクタンスが5(mH)、リアクタ6の抵
抗成分が0.11(オーム)、電解コンデンサ8のキャ
パシタンスが100(マイクロF)の場合のものであ
る。次に、電動コンプレッサー7を駆動するときには、
抵抗5があると、負荷電流によって電圧降下が生じるの
でインバータ1内の制御部9で第二の開閉器4を閉状態
にする制御信号を出力し第二の開閉器4を閉状態とし、
抵抗5には、電動コンプレッサー7の負荷電流が流れな
いようにする。また第二の開閉器4を閉状態とするタイ
ミングは、インバータ1内の入力電圧検出手段10で、
入力電圧が所定値を超えたときでも、またはインバータ
1内の開閉状態検出手段11で、第一の開閉器3が閉で
あることが検出されてから所定時間経過した時でもよ
い。図3は、抵抗5がない場合に、第一の開閉器3を閉
状態にしたときのインバータ1、電解コンデンサ8に印
加される実測電圧波形図(2)であり、400(V)以
上の電圧が印加されている。
【0008】
【発明の効果】以上のように本発明の電気自動車用空調
装置の突入防止回路は、バッテリーと、前記バッテリー
と直列に接続され前記バッテリーからの電源を開閉する
第一の開閉器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器に
直列に接続される抵抗と、前記抵抗と並列に接続される
第二の開閉器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器と
前記抵抗に直列に接続される単一または複数のリアクタ
と、前記第一の開閉器と抵抗とリアクタまたは前記第一
の開閉器と第二の開閉器とリアクタを介して電源を供給
され、空調用の電動コンプレッサーを駆動制御するイン
バータと、前記インバータと並列に接続されるコンデン
サを具備し、前記インバータには、少なくとも前記電動
コンプレッサーが駆動されているときに前記第二の開閉
器を閉じる制御部を設けるかまたは、前記インバータに
は、入力電圧を検出する入力電圧検出手段と前記入力電
圧検出手段で検出された入力電圧が所定値を超えたとき
に前記第二の開閉器を閉じる制御部を設けるかまたは、
前記インバータには、前記第一の開閉器の開閉状態を検
出する開閉状態検出手段と前記開閉状態検出手段で前記
第一の開閉器が閉であることが検出されてから所定時間
遅らせて前記第二の開閉器を閉じる制御部を設けている
ので、直流の電源線にリアクタがある場合でも突入電圧
の発生を抑制し、コンデンサとインバータに電源電圧以
上の過大な電圧が加わり破壊するのを防止したり、また
同時に突入電流の発生も防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気回路図
【図2】同実測電圧波形図
【図3】同実測電圧波形図
【図4】家庭用ルームエアコンの代表的な電源回路図
【符号の説明】
1 インバータ 2 バッテリー 3 第一の開閉器 4 第二の開閉器 5 抵抗 6 リアクタ 7 電動コンプレッサー 8 電解コンデンサ 9 制御部 10 入力電圧検出手段 11 開閉状態検出手段 12 突入防止用リアクタ 13 ノイズフィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッテリーと、前記バッテリーと直列に接
    続され前記バッテリーからの電源を開閉する第一の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器に直列に接続
    される抵抗と、前記抵抗と並列に接続される第二の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器と前記抵抗に
    直列に接続される単一または複数のリアクタと、前記第
    一の開閉器と抵抗とリアクタまたは前記第一の開閉器と
    第二の開閉器とリアクタを介して電源を供給され、空調
    用の電動コンプレッサーを駆動制御するインバータと、
    前記インバータと並列に接続されるコンデンサを具備
    し、前記インバータには、少なくとも前記電動コンプレ
    ッサーが駆動されているときに前記第二の開閉器を閉じ
    る制御部を設けた電気自動車用空調装置の突入防止回
    路。
  2. 【請求項2】バッテリーと、前記バッテリーと直列に接
    続され前記バッテリーからの電源を開閉する第一の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器に直列に接続
    される抵抗と、前記抵抗と並列に接続される第二の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器と前記抵抗に
    直列に接続される単一または複数のリアクタと、前記第
    一の開閉器と抵抗とリアクタまたは前記第一の開閉器と
    第二の開閉器とリアクタを介して電源を供給され、空調
    用の電動コンプレッサーを駆動制御するインバータと、
    前記インバータと並列に接続されるコンデンサを具備
    し、前記インバータには、入力電圧を検出する入力電圧
    検出手段と、前記入力電圧検出手段で検出された入力電
    圧が所定値を超えたときに前記第二の開閉器を閉じる制
    御部を設けた電気自動車用空調装置の突入防止回路。
  3. 【請求項3】バッテリーと、前記バッテリーと直列に接
    続され前記バッテリーからの電源を開閉する第一の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器に直列に接続
    される抵抗と、前記抵抗と並列に接続される第二の開閉
    器と、前記バッテリーと前記第一の開閉器と前記抵抗に
    直列に接続される単一または複数のリアクタと、前記第
    一の開閉器と抵抗とリアクタまたは前記第一の開閉器と
    第二の開閉器とリアクタを介して電源を供給され、少な
    くとも空調用の電動コンプレッサーを駆動制御するイン
    バータと、前記インバータと並列に接続されるコンデン
    サを具備し、前記インバータには、前記第一の開閉器の
    開閉状態を検出する開閉状態検出手段と前記開閉状態検
    出手段で前記第一の開閉器が閉であることが検出されて
    から所定時間遅らせて前記第二の開閉器を閉じる制御部
    を設けた電気自動車用空調装置の突入防止回路。
JP19182392A 1992-07-20 1992-07-20 電気自動車用空調装置の突入防止回路 Pending JPH0632141A (ja)

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JP (1) JPH0632141A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09133412A (ja) * 1995-10-26 1997-05-20 Lg Electronics Inc 空気調和器の起動電流制御装置
US6049185A (en) * 1997-12-10 2000-04-11 Sanden Corporation Power circuit of an air conditioner for electric vehicles

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09133412A (ja) * 1995-10-26 1997-05-20 Lg Electronics Inc 空気調和器の起動電流制御装置
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