JPH06321022A - 自動車の室内構造 - Google Patents

自動車の室内構造

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JPH06321022A
JPH06321022A JP11350893A JP11350893A JPH06321022A JP H06321022 A JPH06321022 A JP H06321022A JP 11350893 A JP11350893 A JP 11350893A JP 11350893 A JP11350893 A JP 11350893A JP H06321022 A JPH06321022 A JP H06321022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interior
slit
mounting
groove
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP11350893A
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English (en)
Inventor
Hisashi Tsutsumi
久 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、任意部品を取付ける際の内
装品の孔開け作業が容易となり、かつ任意部品を取付け
ない場合にも従来のようにメクラブタ等を使用する必要
がない自動車の室内構造を提供することにある。 【構成】 本発明に係る自動車の室内構造では、車室内
に配設される成形トリム(内装品)1の任意部品の取付
箇所1aの周囲に凹溝3を設け、凹溝3によって薄肉部
4を形成するとともに、凹溝3にスリット部5を部分的
に設け、スリット部5を介して成形トリム1の室内R側
と室外O側とを連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の室内構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の車室内には、ユーザ
の要望などに応じてスイッチやスピーカ等の任意部品
(オプション品)が設けられており、これら任意部品は
インストルメントパネルや成形トリム等の内装品に取付
けられている。
【0003】しかして、従来の室内構造では、任意部品
を工場ライン以外(例えば、ディーラ等)で取付ける場
合、図8〜図10に示す如く、予め内装品51の成形時
においてスイッチ類の取付箇所51aの周囲に設けた凹
溝52にカッタ53等を押し当て、該カッタ53等で取
付箇所51aを切り落とすことにより任意部品の取付孔
54を形成している。また、他の従来の室内構造では、
図11に示す如く、内装品61の成形時においてスイッ
チ類の取付箇所に取付孔64を設け、該取付孔64を介
して任意部品を取付けるようにしている。しかも、この
取付孔64は、不必要時にはキャップ(又はカバー等)
65が取付けられて閉塞されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8〜
図10に示すような従来の室内構造にあっては、任意部
品をディーラ等で取付ける際に、内装品51の凹溝52
に沿ってカッタ53等を移動させることにより取付箇所
51aを切り落とす必要があるので、孔開け作業にかな
りの力と時間が掛かり、作業性が悪かった。しかも、こ
のような孔開け作業では取付箇所51aなどの切り損じ
を生じるおそれもあった。
【0005】また、図11に示すような従来の室内構造
にあっては、任意部品を取付けないような不必要時には
キャップ65などのメクラブタ等を用いて取付孔64を
閉塞しなければならないので、これにより部品点数が増
えて、コスト高を招来するという不具合を有していた。
【0006】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、任意部品を取付ける際の内
装品の孔開け作業が容易となり、かつ任意部品を取付け
ない場合にも従来のようにメクラブタ等を使用する必要
がない自動車の室内構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、車室内に配設
される内装品の任意部品の取付箇所の周囲に溝を設け、
該溝によって薄肉部を形成するとともに、前記溝にスリ
ット部を部分的に設け、該スリット部を介して前記内装
品の室内側と室外側とを連通している。
【0008】
【作用】本発明に係る自動車の室内構造では、車室内に
配設される内装品の任意部品の取付箇所の周囲に溝を設
け、この溝によって薄肉部を形成するとともに、前記溝
にスリット部を部分的に設け、該スリット部を介して前
記内装品の室内側と室外側とを連通しているため、任意
部品を内装品の取付箇所に取付ける際、当該溝がカッタ
等で切る箇所の目印となり、スリット部が切り落とし作
業の手助けになる上、その切り損じを防ぐことが可能に
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1〜図4は本発明に係る自動車の室内構
造の一実施例を示している。図において、1は本実施例
の室内構造が適用された自動車の車室内に配設される成
形トリムであり、この成形トリム1はサイドボディやド
ア等の室内側を覆う樹脂成形部品たる自動車用内装品と
して構成されている。
【0011】上記成形トリム1の正面部には、図示しな
いスイッチ類やスピーカ等の任意部品(オプション品)
を取付ける正面長方形状の取付箇所1aが形成されてお
り、当該取付箇所1aは、ディーラ等で任意部品を取付
ける際に切り落とされるようになっている。このため、
取付箇所1aの周囲には、図1および図2に示す如く、
カッタ2等で切り落とす箇所の目印となる凹溝3が設け
られており、該凹溝3は開口を上向きに配置した断面コ
字状に形成されている。しかして、取付箇所1aの周囲
には、凹溝3によって形成される薄肉部4が設けられる
ことになる。
【0012】また、上記凹溝3には、カッタ2等の挿入
口となり、かつ切り落とし作業を少なくするスリット部
5が部分的に設けられている。このため、スリット部5
は、図3に示す如く、成形トリム1を貫通して複数個設
けられており、当該成形トリム1の室内R側と室外O側
とはスリット部5を介して連通されている。
【0013】また、スリット部5は、図1および図3に
示す如く、凹溝3と同一巾で所定の長さに形成されてお
り、各スリット部5は凹溝3に沿って間隔を置き配設さ
れている。しかも、これらスリット部5は、切り落とし
作業を一層容易にすべく取付箇所1aの角部に配置さ
れ、かつ湾曲した形状に形成されている。したがって、
上記成形トリム1の取付箇所1aの周囲には、薄肉部4
とスリット部5とが凹溝3に沿って交互に設けられてい
ることになる。
【0014】本実施例の成形トリム1に図外の任意部品
をディーラ等で後付けするには、まず、図4に示す如
く、当該成形トリム1の取付箇所1aの周囲に設けられ
たスリット部5にカッタ2等の先端部を挿入する。次い
で、このカッタ2を薄肉部4側に押し付けながら凹溝3
に沿って移動させ、薄肉部4のすべてを切るとともに、
不必要な部分を取除いて取付箇所1aを成形トリム1の
本体から切り落とす。すると、成形トリム1には、任意
部品を取付けるための取付孔(図示せず)が開設され
る。したがって、スピーカ等の任意部品は、当該成形ト
リム1の取付孔を介して挿入配置され、インナパネルな
どに締付けることが可能になる。
【0015】本実施例の室内構造では、成形トリム1の
任意部品の取付箇所1aの周囲にカッタ2で切り落とす
箇所の目印となる凹溝3を設け、この凹溝3によって薄
肉部4を形成し、さらに当該凹溝3にカッタ2の挿入口
となりかつ切る箇所を少なくするスリット部5を設けて
いるため、任意部品を取付けるための取付孔(図示せ
ず)を設ける際にカッタ2で容易に孔開けすることがで
き、ディーラ等でスピーカなどを後付けする場合にその
取付作業が簡単かつ迅速に行える。
【0016】図5〜図7は本発明に係る自動車の室内構
造の他の実施例を示している。成形トリム1の正面部に
は、任意部品の取付箇所1aが上記実施例と同様に形成
されている。このため、取付箇所1aの周囲には、カッ
タ等で切り落とす箇所の目印となる凹溝3が設けられて
いるとともに、該凹溝3によって形成された薄肉部4が
設けられている。そして、凹溝3には、カッタ等の挿入
口となり、かつ切り落とし作業を少なくする上記実施例
と同様のスリット部5が部分的に設けられている。
【0017】また、上記成形トリム1の任意部品の取付
箇所1aであって、凹溝3内の薄肉部4およびスリット
部5によって囲まれた箇所には、当該成形トリム1を貫
通する複数本(本実施例では5本)のスリット6が穿設
されている。これらスリット6は、図5および図6に示
す如く、取付箇所1aの長手方向に沿って延びる長孔形
状にそれぞれ形成されており、各スリット6は上下方向
に一定の間隔を置いて配設されている。なお、図7にお
いて、符号7は車室内Rに装着される任意部品のスピー
カであり、このスピーカ7は、取付箇所1aと対応する
位置のサイドボディやドアのインナパネル8にスクリュ
9およびナット10で締付けて成形トリム1に取付けら
れるように構成されている。その他の構成は上記実施例
とほぼ同様である。
【0018】本実施例の成形トリム1に任意部品のスピ
ーカ7を組立工場などでライン装着する場合には、ま
ず、インナパネル8の所定位置にスピーカ7をスクリュ
9およびナット10で締付ける。次いで、成形トリム1
を持ってサイドボディやドアに取付けると、当該スピー
カ7は、取付箇所1aと対向して配置された状態で成形
トリム1に装着される(図7参照)。この状態では、取
付箇所1aの内側および周囲に位置するスリット6およ
びスリット部5は、スピーカスリットとして構成される
ことになる。
【0019】また、本実施例の成形トリム1にスピーカ
7をディーラなどで取付ける場合には、まず、スピーカ
設置箇所付近のシートや成形トリム1等を取外すととも
に、当該取付箇所1aを上記実施例と同様にカッタ等で
成形トリム1の本体から切り落とし、取付孔(図示せ
ず)を開設する。次いで、この取付孔内にスピーカ7を
入れ、そのカバーをスクリュ又はクリップなどで固定す
れば、スピーカ7は成形トリム1に取付けられる。
【0020】本実施例の室内構造では、成形トリム1の
スピーカ7が取付けられる取付箇所1aであって、凹溝
3内の薄肉部4およびスリット部5により囲まれた箇所
に複数本のスリット6を穿設しているため、上記実施例
と同様の効果が得られる上、工場でスピーカ7をライン
装着する場合にスリット6等がスピーカスリットの役目
を果たし、別工程などでスピーカスリットを設けなくて
も済む。また、上記スピーカ7を取付けない場合には、
取付箇所1aがメクラブタを構成するため、不必要時で
も従来のように取付孔を覆うようなメクラブタが不要と
なる。しかも、上記スリット6等はエア抜きになるた
め、これらをドア閉まりに効果がある箇所に設ければ、
ドア閉まりの向上を図ることができる。
【0021】以上、本発明の各実施例につき述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0022】例えば、既述の実施例においては、本発明
の室内構造を成形トリム1に適用したが、インストルメ
ントパネル等の他の内装品にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係る自動車の室内
構造は、車室内に配設される内装品の任意部品の取付箇
所の周囲に溝を設け、該溝によって薄肉部を形成すると
ともに、前記溝にスリット部を部分的に設け、該スリッ
ト部を介して前記内装品の室内側と室外側とを連通して
いるので、任意部品を内装品の取付箇所に取付ける際、
溝がカッタ等で切る箇所の目印となるとともに、スリッ
ト部が切る箇所を少なくして切り落とし作業の手助けに
なり、これによって当該内装品の孔開け作業を容易に行
うことができ、作業時間の短縮化が図れる上、切り損じ
を無くすことができる。
【0024】また、本発明の室内構造では、任意部品を
内装品に取付けない場合にも、当該内装品には取付箇所
が存在しているので、従来の室内構造のようにメクラブ
タ等を使用する必要がなく、従来に比べて部品点数や取
付工数を減らすことができ、コストダウンを図ることが
できる。しかも、上記内装品の溝とスリット部に囲まれ
た任意部品の取付箇所に複数本のスリットをさらに配設
すれば、工場で任意部品のスピーカをライン装着する場
合にはこれらスリット等がスピーカスリットの役目をす
るとともに、任意部品を取付けない場合にはスリット等
がエア抜きスリットとなってドア閉まりの向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る室内構造が適用された
自動車における成形トリムの任意部品の取付箇所付近を
示す正面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】上記成形トリムの取付箇所をカッタで切り落と
している状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る室内構造が適用され
た自動車における成形トリムを示す正面図である。
【図6】上記成形トリムの任意部品の取付箇所付近を拡
大して示す正面図である。
【図7】図6におけるC−C線断面図である。
【図8】従来の室内構造が適用された自動車における内
装品の任意部品の取付箇所付近を示す正面図である。
【図9】図8におけるD−D線断面図である。
【図10】図8における内装品の取付箇所をカッタで切
り落としている状態を示す斜視図である。
【図11】他の従来の室内構造が適用された自動車にお
ける内装品の任意部品の取付箇所付近を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 成形トリム 1a 取付箇所 3 凹溝 4 薄肉部 5 スリット部 6 スリット 7 スピーカ R 室内 O 室外

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に配設される内装品の任意部品の
    取付箇所の周囲に溝を設け、該溝によって薄肉部を形成
    するとともに、前記溝にスリット部を部分的に設け、該
    スリット部を介して前記内装品の室内側と室外側とを連
    通したことを特徴とする自動車の室内構造。
  2. 【請求項2】 上記内装品の溝とスリット部に囲まれた
    任意部品の取付箇所には、これを貫通する複数本のスリ
    ットが配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の自動車の室内構造。
JP11350893A 1993-05-17 1993-05-17 自動車の室内構造 Pending JPH06321022A (ja)

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JP11350893A JPH06321022A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 自動車の室内構造

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JP11350893A JPH06321022A (ja) 1993-05-17 1993-05-17 自動車の室内構造

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JP (1) JPH06321022A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095345A1 (ja) 2009-02-18 2010-08-26 本田技研工業株式会社 部品取付構造
JP2011051486A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Honda Motor Co Ltd タイダウンフック取付構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095345A1 (ja) 2009-02-18 2010-08-26 本田技研工業株式会社 部品取付構造
US8821091B2 (en) 2009-02-18 2014-09-02 Honda Motor Co., Ltd. Component part mounting structure
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