JPH06320960A - 自動車ルーフの排水構造 - Google Patents

自動車ルーフの排水構造

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JPH06320960A
JPH06320960A JP5115534A JP11553493A JPH06320960A JP H06320960 A JPH06320960 A JP H06320960A JP 5115534 A JP5115534 A JP 5115534A JP 11553493 A JP11553493 A JP 11553493A JP H06320960 A JPH06320960 A JP H06320960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
roof
sunroof
water
drip rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP5115534A
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English (en)
Inventor
Masao Kobori
昌雄 小堀
Asami Ichida
朝巳 市田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水ホース等の部品を必要とせずに構成が非
常に簡素で安価であり、面倒な組付作業を行わなくても
済み、しかも車体内部への水漏れの危険性がないような
構成の自動車ルーフの排水構造を提供する。 【構成】 自動車ルーフ2の窓用開口部4の周囲部分に
形成されるサンルーフ用溝6と、ルーフ2の側部に形成
されるドリップレール部14とを互いに連通する連通溝
15をルーフ2の上面に設け、サンルーフ用溝6に流れ
込む水を連通溝15を介してドリップレール部14に導
いてこのドリップレール部14から排水するように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルーフに窓用開口部を
有するいわゆるサンルーフ型自動車のルーフにおける排
水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、サンルーフ型自動車のルーフにお
いては、図6に示すような構成の排水構造が一般的に採
用されている。
【0003】この従来の排水構造は、自動車のルーフ2
0に形成された窓用開口部21の周囲のサンルーフ用溝
22に排水ホース23の一端23aを接続すると共に、
この排水ホース23をルーフ20のドリップレール部2
4の下方側の車体内部25を介して車体のサイドアウタ
パネル26とサイドインナパネル27との間に引き込
み、その他端(図示せず)を車外に向けて配置するよう
にしたものである。なお、図6において、28はルーフ
パネル、29は窓用開口部21を覆うサンルーフガラ
ス、30はルーフパネル28とサンルーフガラス29と
の間をシールするシール部材、31はこのシール部材3
0が装着されるルーフパネル28のシールフランジ部分
である。
【0004】しかして、この排水構造によれば、シール
フランジ部分31の外側のサンルーフ用溝22に水が流
れ込んだ場合には、この水が前記排水ホース23を介し
て車外に排水されるようになっている。なお、排水ホー
ス23からの放水は、車体の所定箇所に取付けられた水
落とし用の艤装部品(図示せず)により下方に向けてな
されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き構成の従来の排水構造では、構成部材として排水ホ
ース23や水落とし用の艤装部品を必要とするため部品
点数並びに組付工数が多く構成が複雑となる上に、排水
ホース23の配設作業や水落とし用の艤装部品の組付作
業が面倒であり、従ってコスト高になってしまうという
不具合がある。
【0006】また、上述の如き構成の従来の排水構造で
は、排水ホース23を既述の如く車体内部25(車内
側)に配管するようにしているため、排水ホース23に
水漏れを生じたり或いは排水ホース23の一端23aの
シールが悪くて水が排水ホース23の外周面を伝わって
流れるような事態を生じると、水が車室内に侵入してし
まうおそれがある。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、排水ホース等の部品を必
要とせずに構成が非常に簡素で安価であり、面倒な組付
作業を行わなくても済み、しかも車体内部への水漏れの
危険性がないような構成の自動車ルーフの排水構造を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、自動車ルーフの窓用開口部の周囲部
分に形成されるサンルーフ用溝と、前記ルーフの側部に
形成されるドリップレール部とを互いに連通する連通溝
を前記ルーフの上面に設け、前記サンルーフ用溝に流れ
込む水を前記連通溝を介して前記ドリップレール部に導
いて前記ドリップレール部から排水するように構成して
いる。
【0009】
【作用】サンルーフ用溝に流れ込んだ水は、サンルーフ
用溝とドリップレール部とを互いに連通すべくルーフの
上面に形成された連通溝及びドリップレール部を介し
て、車体の内部を経由することなく排水されることとな
るので、車体内部への水漏れが発生するおそれがなくな
る。しかも、サンルーフ用溝とドリップレール部とを互
いに連通する連通溝を設けるだけの極めて簡素で安価な
構成で済むこととなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図5
を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明に係る排水構造を備えたサ
ンルーフ型自動車1を示すものであって、この自動車の
ルーフ2のルーフパネル3にはその前方側の左右中央部
に窓用開口部4が設けられている。そして、図2及び図
3に示すように、窓用開口部4の周部にはシールフラン
ジ5が形成されると共に、このシールフランジ5の外側
であって前記窓用開口部4の周囲部分には、ルーフ2の
上面側において上部が開口された断面ほぼコ字状のサン
ルーフ用溝6が屈曲成形されている。
【0012】さらに、上述の窓用開口部4内には採光用
のサンルーフガラス7が嵌着配置されており、図3に示
すように、このサンルーフガラス7の端縁7aとシール
フランジ5との間には、シールフランジ5に取付けられ
たシール部材8が介在されている。なお、シールフラン
ジ5とその外側周囲のサンルーフ用溝6との間には、上
方へ突出する突出部9が屈曲成形されており、この突出
部9の外側面9aにて前記サンルーフ用溝6の一部が構
成されている。
【0013】また、ルーフ2には、左右方向に沿って延
びるディフレクタ10が取付けられている。すなわち、
図1及び図2に示すように、前記サンルーフ用溝6の前
部の溝部分6aの全域及び側部の溝部分6b,6cの前
方領域の外側近傍に沿ってディフレクタ10が配設さ
れ、このディフレクタ10によってルーフ2の外観性の
向上が図られている。
【0014】一方、上述のサンルーフ用溝6は前記窓用
開口部4の周囲の矩形経路に沿って閉ループ状に延びる
ように形成されている。そして、このサンルーフ用溝6
の前後部の溝部分6a,6d(図1参照)は、図4に示
すように、それらの底面12が左右中央部が最も高くな
るように緩やかに湾曲されており、前方の溝部分6aの
底面12が後部の溝部分6dの底面(図示せず)よりも
低い位置となるように傾斜されている。
【0015】また、サンルーフ用溝6の左右の溝部分6
b,6c(図1参照)は、図5に示すように、それらの
底面13が後方から前方に向かうにつれて下方に緩やか
に傾斜されている。従って、サンルーフ用溝6は、全体
として、中央部分から左右両側部分に向けて下方に湾曲
状に傾斜されると共に、後部から前部に向けて前方に傾
斜されている。
【0016】さらに、本例においては、ルーフ2の上面
(すなわち、ルーフパネル3の上面)の所定箇所に、上
述のサンルーフ用溝6と、前記ルーフ2の左右両側部に
設けられた溝状のドリップレール部14とを互いに連通
する連通溝15が形成されている。具体的には、図2及
び図4に示すように、前記サンルーフ用溝6の前部の溝
部分6aと、左右側部の溝部分6b,6cとの接合部の
角部16に連通溝15の一端が開口されると共に、ドリ
ップレール部14の前端部分17に連通溝15の他端が
開口されている。
【0017】なお、ドリップレール部14は、図示を省
略したが、左右方向の中央部分が最も高くなるように湾
曲成形されており、図6に示すように、前記連通溝15
の底面18はサンルーフ用溝6からドリップレール部1
4に向かうにつれて緩やかに下方に傾斜されている。
【0018】これにより、本例のサンルーフ型自動車1
のルーフ2には、サンルーフ用溝6、連通溝15及びド
リップレール部14から成る一連の排水溝(排水経路)
19が形成されている。しかして、サンルーフ用溝6内
に水が流れ込んだ場合には、この水はサンルーフ用溝6
の角部16に向けて流れ、次いで連通溝15を通ってド
リップレール部14の前端部17に導かれ、そしてこの
ドリップレール部14の前端部17から排水されるよう
になっている。
【0019】このような構成のサンルーフ型自動車1の
ルーフ2における排水構造によれば、既存のサンルーフ
型自動車に設けられるサンルーフ用溝6とドリップレー
ル部14とを互いに連通する連通溝15をルーフパネル
3に付加的に形成するだけの簡単な構成にて、サンルー
フ用溝6内に入り込んだ水を車体内部を介することなく
ドリップレール部14から排水することができる。従っ
て、車体の中に水を通さずに済むため、車体内への水漏
れを生じるおそれは全くない。
【0020】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、既述の実施例では連通溝15をサンルーフ
用溝6の角部16に配設するようにしたが、これに限る
ことなく、サンルーフ用溝6内の水が連通溝15に流れ
込むような構成であれば連通溝15の配設箇所は適宜に
変更可能である。また、連通溝15はルーフ2の左右両
側部に設ける必要は必ずしもなく、サンルーフ用溝6内
に入り込んだ水がその1箇所に集まるように構成してそ
の箇所に1つの連通溝15を形成するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、ルーフの窓用開
口部の周囲部分のサンルーフ用溝と、ルーフの側部のド
リップレール部とを互いに連通する連通溝をルーフの上
面に形成し、サンルーフ用溝に流れ込む水を連通溝を介
してドリップレール部に導いてこのドリップレール部か
ら排水するように構成したものであるから、極めて簡素
で安価な構成でありながら、ルーフの排水機能を果たし
得て、しかも、車体内への水漏れをなくすことができ
る。
【0022】すなわち、構成の点では、従来より通常設
けられるサンルーフ用溝とドリップレール部との間に連
通溝を形成するだけの簡単な構成で済み、従来のように
車外へ水を排水するための排水ホース等の細い部品や、
水落とし用の艤装部品を必要としない。そのため、部品
点数を少なくできると共に、面倒な組付作業を行わずに
済むため組付工数の削減を図ることができ、コストダウ
ンが可能となる。
【0023】また、本発明に係る自動車ルーフの排水構
造では、サンルーフ用溝、連通溝及びドリップレール部
にて構成される排水溝(排水経路)の全てがルーフの上
面側に配設されることとなるため、水が車体内部を通る
ことなく車体外方に確実に排水される。従って、排水さ
れるべき水が車体内部に入り込んで水漏れを生じてしま
うようなおそれは全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排水構造を備えたサンルーフ型自
動車の斜視図である。
【図2】前記サンルーフ型自動車の要部を拡大して示す
斜視図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】図2におけるC−C線断面図である。
【図6】サンルーフ型自動車のルーフにおける排水構造
の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 サンルーフ型自動車 2 ルーフ 3 ルーフパネル 3a 上面 4 窓用開口部 5 シールフランジ 6 サンルーフ用溝 12,13,18 底面 14 ドリップレール部 15 連通溝 16 角部 19 排水溝(排水経路)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ルーフの窓用開口部の周囲部分に
    形成されるサンルーフ用溝と、前記ルーフの側部に形成
    されるドリップレール部とを互いに連通する連通溝を前
    記ルーフの上面に設け、前記サンルーフ用溝に流れ込む
    水を前記連通溝を介して前記ドリップレール部に導いて
    前記ドリップレール部から排水するように構成したこと
    を特徴とする自動車ルーフの排水構造。
JP5115534A 1993-05-18 1993-05-18 自動車ルーフの排水構造 Pending JPH06320960A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5115534A JPH06320960A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 自動車ルーフの排水構造

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JP5115534A JPH06320960A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 自動車ルーフの排水構造

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JPH06320960A true JPH06320960A (ja) 1994-11-22

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JP5115534A Pending JPH06320960A (ja) 1993-05-18 1993-05-18 自動車ルーフの排水構造

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