JPH06320821A - シリアルプリンタにおけるキャリッジ移動制御装置 - Google Patents

シリアルプリンタにおけるキャリッジ移動制御装置

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JPH06320821A
JPH06320821A JP5109087A JP10908793A JPH06320821A JP H06320821 A JPH06320821 A JP H06320821A JP 5109087 A JP5109087 A JP 5109087A JP 10908793 A JP10908793 A JP 10908793A JP H06320821 A JPH06320821 A JP H06320821A
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JP
Japan
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carriage
distance
data
acceleration
print
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Pending
Application number
JP5109087A
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English (en)
Inventor
Hideaki Muto
秀昭 武藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャリッジの急激な速度変化が繰り返される
頻度を少なくし、プリンタ全体が振動するのを抑える。 【構成】 先頭印字桁位置P3,P7,P11とフレー
ムの側壁32a,32bとの間の距離を判断して、その
距離が緩加速に必要とする距離L2よりも大きいとき、
ROMから緩加速データを読み出して、キャリッジを緩
加速する。前記距離が小さい(L5)とき、急加速デー
タを読み出して急加速する。減速する場合は、末尾桁位
置P4,P8とフレームの側壁32a,32bとの間の
距離を判断して、その距離が緩加速に必要とする距離L
4よりも大きいとき、緩加速する。距離が小さい(L
6)ときには急減速する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータなどから
のデータを印字出力するプリンタに関し、特に印字ヘッ
ドを搭載したキャリッジを記録用紙に沿って移動制御す
る制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリアルプリンタのキャリッジ
は、停止位置から加速して印字桁に沿って定速移動し、
1行の印字後減速して停止する。この加速及び減速距離
は、一律に規定されている。すなわち、プリンタで印字
可能な最長印字桁を印字する場合、フレーム左壁から印
字桁の左端までの距離内で加速し、印字桁の右端からフ
レー右壁までの距離内で減速しなければならない。印字
行が短い場合にも、この加速及び減速比は同じである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】印字速度を高速化する
ことが求められるのに伴い、上記の限定された距離内
で、高速域まで急激に減速しなければならない。その急
激な速度変化が、繰り返されるとプリンタ全体の振動の
原因になる。
【0004】これを解消するためには、加速及び減速距
離を大きくとって、急激な速度変化を避けることが必要
となるが、フレームの左右両側壁の間隔を大きくしなけ
ればならず、プリンタ全体が大型化する。
【0005】本発明は、上記問題を解消し、プリンタを
大型化することなく、振動を低減することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のシリアルプリンタのキャリッジ移動制御装置
は、印字ヘッドを記録用紙の印字桁方向に沿って往復移
動させるためのキャリッジと、その印字桁の端位置へま
たは端位置から、前記キャリッジを加速または減速させ
る駆動手段と、前記キャリッジが移動可能な最大範囲の
端位置に対する印字桁の端位置を判断する手段と、その
判断手段による印字桁の端位置に応じて、前記駆動手段
による加速および減速比を変える制御手段とを備えるも
のである。
【0007】また好ましくは、前記制御手段は、2種類
以上の加速及び減速データを格納し、前記印字桁の端位
置に応じてそのデータを読み出すものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、キャリッジが移動可能な最
大範囲の端位置に対する印字桁の端位置を判断し、その
端位置に応じてキャリッジの加速及び減速比を変える。
つまり、印字開始位置が、フレームなどによって規定さ
れるキャリッジの最大移動範囲の一方の端位置に近いと
きには、加速距離が短いから加速比を大きくし、また印
字開始位置が遠いときには加速距離を長くとれるから、
加速比を小さくする。同様に印字終了位置が、キャリッ
ジの最大移動範囲の他方の端位置に近いときには、減速
比を大きくし、遠いときには減速比を小さくする。これ
により急激な速度変化が繰り返される頻度を少なくし、
プリンタ全体が振動するのをできるだけ抑える。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図5はシリアルプリンタの印字機構の主要
部を示す図である。プラテン10は左右一対のフレーム
側壁32a,32bに回転可能に支持されており、記録
用紙12を支持する。プラテン10はギヤ列14を介し
て連結された紙送りモータ34により回転させられて用
紙12に送りを与える。プラテン10に平行に配設され
たガイドロッド16,18によりキャリッジ20がプラ
テン10の軸方向に移動可能に支持されている。このキ
ャリッジ20はタイミングベルト22,タイミングプー
リ24,26を介してキャリッジモータ28に連結され
ている。キャリッジ20上には印字ヘッド30が載置さ
れている。この印字ヘッド30は複数本の印字ワイヤを
備えており、この印字ワイヤがソレノイドの励磁,消磁
により進退させられることによって印字リボン32を介
して用紙12に衝突し、ドットマトリクックス形式で印
字を行う。キャリッジモータ28は、スリット円板およ
びフォトインタプラタからなるエンコーダ36を有す
る。エンコーダ36は同モータの回転に伴う信号を出力
する。
【0011】図1はシリアルプリンタの制御構成を示す
概略構成図である。CPUなどで構成される制御部40
は、外部装置から送られたデータまたは信号を受信バッ
ファ41に受信し、文字データをROM42内の文字発
生器に基づいてドットマトリクス形式のデータに変換
し、また図形データをそれぞれ2行のイメージバッファ
43a,43bに格納する。そして制御部40は1行の
バッファ43aのデータを、インターフェース部44,
駆動部45を通して印字ヘッド30へ出力するととも
に、駆動部46を通してキャリッジモータ28を駆動
し、用紙12上に横方向に1行の印字動作をする。1行
の印字後、駆動部47を通して紙送りモータ34を駆動
し、プラテン10上の用紙に印字行と直交する方向の送
りを与える。その後、他の行のバッファ43bのデータ
を上記と同様に印字するとともに前行のバッファ43a
にさらに次のデータを展開する。
【0012】ROM42は上記制御のためのプログラ
ム、RAM48は制御データなどを格納している。特に
ROM42は、キャリッジ20を停止状態から印字動作
のための定速移動状態へ急あるいは緩加速するための2
種類の電流値のデータを、それぞれ急加速データ格納領
域50,緩加速データ格納領域51に格納し、また定速
駆動状態から停止状態あるいは緩減速するための2種類
の制動(逆転制動)電流値のデータを、それぞれ急減速
データ格納領域52,緩減速格納領域53に格納してい
る。RAM48は、エンコーダ34からの信号に基づい
てキャリッジの現在位置を演算したデータをキャリッジ
位置データ格納領域54に格納し、イメージバッファ4
3a,43bの内の印字データの行方向における両端桁
位置を示すデータを両端桁位置データ格納領域55に格
納する。またROM42は、フレームの左右側壁32
a,32bに近い位置から緩加速するあるいは同位置へ
緩減速することができる最も左端および右端の桁位置を
示す規定位置のデータを、規定位置データ格納領域57
に格納している。つまり、規定位置データは、キャリッ
ジを緩加速または緩減速するだけの加速または減速距離
が十分にあることを示すものである。
【0013】本実施例のシリアルプリンタの動作を説明
する。図2において斜線を引いた長方形61,62,6
3は、印字する行を示す。電源を入れた当初、キャリッ
ジ20はその移動可能な範囲の左端すなわちフレーム左
側壁32aに接近した位置P1へ周知の初期設定動作で
移動する。第1行61の両端の桁位置P3,P4のデー
タを、RAMのそのデータ格納領域55から読み出し
(図3のS1)、キャリッジの現在位置P1と、両端の
桁位置P3,P4とを比較して、行61の印字方向すな
わちキャリッジの移動方向を決定する(S2)。次に、
先頭桁位置P3とROM42内の規定位置データとを比
較する(S3)。この比較は、先頭桁位置P3とフレー
ム左側壁32aとの間の距離L1が、緩加速に必要とす
る距離L2よりも大きいか小さいかを比較するものであ
るが、桁位置は、印字可能な範囲の左端から番号を付し
てあらわされるから、上記先頭桁位置データが所定値よ
りも大きいか小さいかを判断すればよい。
【0014】上記L1がL2と等しいかそれよりも大き
いとき、ROM42から緩加速データを読み出す(S
4)。そして上記S2で決定した移動方向に基づいて、
キャリッジを、先頭桁位置P3から加速距離L2を減じ
た位置P2へゆっくり移動し(S6)、S4で読み出し
た緩加速データに基づいて、キャリッジを加速する(S
7)。その後は周知のとおり、キャリッジを高速移動し
ながら、印字ヘッド30で行61のデータを印字する。
【0015】減速制御は図4のように、まず印字行の末
尾桁位置P4のデータをRAM48のその格納領域56
から読み出し(S11)、ROM42の規定位置データ
と比較する(S12)。つまり末尾桁位置P4とフレー
ム右側壁32bとの間の距離L3が、緩減速に必要とす
る距離L4よりも大きいか小さいかを判断するのである
が、前述の先頭桁位置と同様に。末尾桁位置が所定値よ
りも大きいか小さいかを判断すればよい。
【0016】上記L3がL4と等しいかそれよりも大き
いとき、緩減速データをROM42のその格納領域53
から読み出す(S13)。そしてその緩減速データに基
づいてキャリッジを減速し(S15)、減速距離L4を
移動した位置P5で停止する。
【0017】第2行62を印字するために、その行の両
端の桁位置P7,P8をRAMの領域55から読み出し
(S1)、キャリッジの現在位置P5と、両端の桁位置
P7,P8とを比較して、キャリッジの移動方向を決定
する(S2)。次に先頭桁位置P7とROM42内の規
定位置データとを比較する(S3)。先頭桁位置P7と
右側壁32bとの間の距離L5が、緩加速に必要とする
距離よりも小さいとき、ROM42から急加速データを
読み出す(S5)。そして上記S2での決定した移動方
向に基づいて、キャリッジを、先頭桁位置P7に加速距
離を加えた位置すなわち右側壁32bと接近した位置P
6へ移動し(S6)、紙送りデータに基づいて用紙に行
間の送りを与え、S5で読み出した急加速データに基づ
いてキャリッジを加速する(S7)。
【0018】第2行62の印字後の減速のために、末尾
桁位置P8のデータをRAM48から読み出し(S1
1)、ROM42の規定位置データと比較する(S1
2)。末尾桁位置P8とフレーム左側壁32aとの間の
距離L6が、緩減速に必要とする距離よりも小さいと
き、急減速データをROM42のその格納領域から読み
出す(S14)。キャリッジを急減速して(S15)、
左側壁32aに接近した位置P9で停止する。
【0019】第3行63を印字するために、その行の両
端の桁位置P11,P12をRAMの領域55から読み
出し(S1)、キャリッジの現在位置P9と、両端の位
置P11,P12とを比較して、キャリッジの移動方向
を決定する(S2)。次に先頭桁位置P11とROM4
2内の規定位置データとを比較し(S3)、先頭桁位置
P11と左側壁32Bとの間の距離L7が、緩加速に必
要とする距離L2と同じかそれよりも大きいとき、RO
M42から緩加速データを読み出す(S4)。そしてキ
ャリッジを先頭桁位置P11から加速距離を減じた位置
P10へ移動し(S6)、用紙に行間の送りを与え、S
4で読み出した緩加速データに基づいてキャリッジを加
速し(S7)、印字動作に入る。
【0020】上記記載では、加速制御と減速制御を別々
に行っているように説明したが、1行のキャリッジ移動
の前に、加速−高速移動−減速のためのデータ作成をす
べて行うことができる。
【0021】また、実施例では、キャリッジが移動可能
な最大範囲の端位置を、フレームの左右側壁32a,3
2bに接近した位置としたが、キャリッジの移動範囲が
他の要因により制限される場合には、その要因によって
キャリッジの端位置が決定されることは言うまでもな
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、キャリッジが移
動可能な最大範囲の端位置に対する印字桁の端位置を判
断して、加速および減速距離を十分にとれる場合には、
緩加速あるいは緩減速し、その距離が小さい場合のみ急
加速あるいは急減速することができる。したがって、急
激な速度変化が繰り返される頻度が少なくなり、プリン
タ全体が振動するのを抑えることができる。また十分な
加速及びおよび減速距離を確保するためにフレーム側壁
の間隔を大きくする必要がないから、プリンタの大型化
を避けることができる。そしてこの結果、印字速度をよ
り高速化することが可能になったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したプリンタの概略制御構成を
示すブロック図である。
【図2】キャリッジの移動制御を説明する図である。
【図3】キャリッジの加速制御のフローチャート図であ
る。
【図4】キャリッジの減速制御のフローチャート図であ
る。
【図5】印字機構の主要部の平面図である。
【符号の説明】
20 キャリッジ 28 キャリッジモータ 30 印字ヘッド 50 急加速データ格納領域 51 緩加速データ格納領域 52 急減速データ格納領域 53 緩減速データ格納領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを記録用紙の印字桁方向に沿
    って往復移動させるためのキャリッジと、 その印字桁の端位置へまたは端位置から、前記キャリッ
    ジを加速または減速させる駆動手段と、 前記キャリッジが移動可能な最大範囲の端位置に対する
    印字桁の端位置を判断する手段と、 その判断手段による印字桁の端位置に応じて、前記駆動
    手段による加速および減速比を変える制御手段とを備え
    るシリアルプリンタにおけるキャリッジ移動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制御手段は、2
    種類以上の加速及び減速データを格納し、前記印字桁の
    端位置に応じてそのデータを読み出すシリアルプリンタ
    におけるキャリッジ移動制御装置。
JP5109087A 1993-05-11 1993-05-11 シリアルプリンタにおけるキャリッジ移動制御装置 Pending JPH06320821A (ja)

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