JPH06320662A - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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Publication number
JPH06320662A
JPH06320662A JP11908993A JP11908993A JPH06320662A JP H06320662 A JPH06320662 A JP H06320662A JP 11908993 A JP11908993 A JP 11908993A JP 11908993 A JP11908993 A JP 11908993A JP H06320662 A JPH06320662 A JP H06320662A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
layer
glass
decorative layer
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP11908993A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ishikawa
尭 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by IG Technical Research Inc filed Critical IG Technical Research Inc
Priority to JP11908993A priority Critical patent/JPH06320662A/ja
Publication of JPH06320662A publication Critical patent/JPH06320662A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は例えば建築物、構築物の外装、ある
いは内装等に使用し、従来にない意匠性、耐候性、耐汚
染性、耐薬品性、耐食性、耐火性、強度等を従来に比し
て大きく向上する化粧板に関するものである。 【構成】 金属板1の表面に化粧層2を形成し、化粧層
2の表面にガラス層3を形成して一体化した化粧板Aで
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば建築物、構築物の
外装、あるいは内装等に使用し、従来にない意匠性、耐
候性、耐汚染性、耐薬品性、耐食性、耐火性、強度等を
従来に比して大きく向上する化粧板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、化粧板の表面の意匠性を改善す
る方法としては、特公昭60−18308号公報のよ
うにリシンによる方法、特公昭57−27816号公
報のようにエンボス加工による方法、特公昭59−1
6830号公報等のようにマスチック塗料による方法等
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
方法には種々の欠点があった。すなわち、リシン法では
砂の大きさの関係でフラット面より立体感がある程度で
あり、かつ均一分布が困難であった。また、エンボス加
工による場合は高さ、模様、材質に種々の制限があり、
高さは約0.5mm位、模様は凹凸がバランスのとれた塗
膜の割れないパターン、材質は加工性の良いアルミニウ
ム、カラー鉄板等とされていた。さらに、マスチック塗
料による場合は、模様を均質に製造できにくく、コスト
アップとなり、しかも、模様が剥落する不利があった。
また、これらはゴミが付着し易く清掃が大変困難であ
り、かつ、意匠性、耐候性、耐汚染性、耐薬品性、耐食
性、耐火性、強度等に劣るものであった。さらに、これ
らは意匠的に飽きられて来ており、従来にない新規な外
観を呈する化粧板の出現が期待されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、金属板の表面に化粧層を形成し、化粧
層の表面にガラス層を形成して一体化することにより、
建築物、構築物の外装、あるいは内装の意匠性、耐候
性、耐汚染性、耐薬品性、耐食性、耐火性、強度等を向
上する化粧板を提案するものである。
【0005】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る化粧板の
一実施例について詳細に説明する。図1は本発明に係る
化粧板の一部を拡大して示す断面図であり、Aは化粧
板、1は金属板、2は化粧層、3はガラス層である。
【0006】さらに詳説すると、金属板1は鉄、アルミ
ニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・亜鉛合金メ
ッキ鋼板、ホーロー鋼板、クラッド鋼板、ラミネート鋼
板(塩ビ鋼板等)、サンドイッチ鋼板(制振鋼板等)等
(勿論、これらを各種色調に塗装したカラー金属板を含
む)の一種からなるものであり、必要によってロール成
形、プレス成形、押出成形等によって各種形状に成形し
たものでも良い。
【0007】また、金属板1は後記するガラス層3と一
体化する下地、保護材として機能するものであり、万が
一にガラス層3が外力により破損しても、金属板1と一
体化しているために、一気にガラス層3が落下すること
がなく、危険を防止することができる。このため、化粧
板Aを大型に形成することができるものである。
【0008】化粧層2は金属板1の少なくとも表面にあ
らかじめ塗装して有る塗料、例えば、ビヒクルとなる樹
脂成分と溶剤等からなる組成物であり、固化する樹脂成
分としてはポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、アク
リル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッソ樹脂、
アルキッド樹脂、メラミンアルキッド樹脂、ビニル樹
脂、ポリスチレン樹脂等の1種からなるものである。ま
た、金属板1に化粧層2として釉薬を形成したホウロウ
鋼板でも良い。
【0009】また、化粧層2として前記した塗膜状の他
に、金属板1あるいはガラス層3へ印刷したもの、シー
ト状、板状、あるいはこれらを複合化したもの等、任意
である。
【0010】さらに、化粧層2としてラスター調(虹色
仕上げ)、メタリック調、パール調、あるいは7色のレ
インボーカラー調等の外観を呈するものを使用すると、
後記するガラス層3の屈折率(偏光率)との相乗効果に
より、従来にない色彩、質感があり、見た人の印象が大
きく残るものとなる。勿論、化粧層2を金属板1とガラ
ス層3との接着剤として機能するようにしても良い。
【0011】ガラス層3は通常の透明ガラスを主に使用
するものであり、その厚さ、屈折率(偏光率)の違いに
より、化粧層2の見え方が変化するものであると共に、
見る角度によっても化粧層2の見え方が変化し、従来に
ない意匠性を醸し出す化粧板Aとするためものである。
【0012】その素材としては、珪酸塩を主成分として
得られる硬くて脆い透明体であり、一般に酸成分として
珪酸・硼酸等、塩基成分として、ソーダ・カリ・石灰・
酸化鉛等を粉砕混練し、これを炉で1400〜1500
℃で溶融し、この種ガラスから用途に応じた各種ガラス
製品を作るものである。
【0013】ガラス層3としては、普通板ガラス(透明
板、摺板ガラス)、フロート板ガラス、磨き板ガラス、
型板ガラス、網入板ガラス、特殊板ガラス(合わせガラ
ス、強化ガラス)、等よりなるものである。勿論、化粧
板Aの使用目的に合わせてガラス層3を替えて化粧板A
を製品とするものである。
【0014】また、ガラス層3は平面、平滑なために、
ゴミが付着しにくく、その上掃除が簡単である。さら
に、ガラス層3は無機質であるために、耐火性がある。
【0015】勿論、ガラス層3自体に硬度があるため
に、金属板1の素材自体に硬度を持たせる必要がなく、
特に高価な金属板1を使用する必要がない。
【0016】さらに、ガラス層3は耐候性、耐汚染性、
耐薬品性、耐食性、耐火性等の性能があるために、金属
板1が特にこれらの性能を有する高価なものでなくとも
良い。
【0017】このように、従来の金属板1に接着するだ
けでガラスの長所と金属の長所を合わせ持つ、化粧板A
となる。
【0018】また、化粧層2とガラス層3との一体化に
は化粧層2自体に接着性が有れば、これも使用するが、
透明な接着剤(透明クリアー等)を使用して一体化し、
化粧層2が接着剤により隠蔽されるのを防止するもので
ある。
【0019】さらに、ガラス層3面にあらかじめ化粧層
2を一体に形成(印刷等)しておき、金属板1と接着剤
を介して一体化しても良い。
【0020】
【その他の実施例】以上説明したのは、本発明に係る化
粧板Aの一実施例にすぎず、図2(a)〜(c)に示す
ように形成することができる。すなわち、(a)図はガ
ラス層3に印刷により化粧層2を形成し一体化した化粧
板A、(b)図は化粧層2を金属板1あるいは図示しな
いがガラス層3に形成し、クリアー等からなる接着剤4
にて一体化した化粧板A、(c)図は接着剤4にて金属
板1と化粧層2とガラス層3を一体化した化粧板Aであ
る。
【0021】さらに、図3(a)、(b)((a)図の
断面図)は4面をコ字状の枠5にて一体化した化粧板A
である。
【0022】
【発明の効果】上述したように本発明に係る化粧板によ
れば、ガラス層を表面としたために意匠性、耐候性、
耐汚染性、耐薬品性、耐食性、耐火性、強度等を向上す
る化粧板となる。ガラス層の下層に金属板が化粧層を
介して一体化されているために、ガラス層が破損した場
合でも、ガラス層が一気に落下することがないと共に、
強度が向上する。ガラス層の形成により、化粧層の耐
候性が向上する。ガラス層の形成により、見た方向に
より化粧層の色彩が変化し、今までにない外観を呈する
外装、内装になる。化粧層としてラスター調(仕上
げ)、メタリック調、パール調、あるいは7色のレイン
ボーカラー調等を使用した場合には、ガラス層との相乗
効果により、化粧層への光の当たり具合、ガラス層の屈
折率(偏光率)の変化で色相が変化し、今までにない色
彩を醸し出す。今までに無い意匠性を具備するため
に、非常に目立ち、印象が残る。表面がガラスの大型
の化粧板を形成することができる。耐火構造に合格し
得る化粧板となる。ゴミが付着しにくく、清掃が簡単
である。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧板の一例を示す拡大断面図で
ある。
【図2】本発明に係る化粧板のその他の実施例を示す断
面図である。
【図3】本発明に係る化粧板のその他の実施例を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 化粧板 1 金属板 2 化粧層 3 ガラス層 4 接着剤 5 枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の表面に化粧層を形成し、該化粧
    層の表面にガラス層を形成して一体化したことを特徴と
    する化粧板。
JP11908993A 1993-04-21 1993-04-21 化粧板 Pending JPH06320662A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11908993A JPH06320662A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 化粧板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11908993A JPH06320662A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 化粧板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06320662A true JPH06320662A (ja) 1994-11-22

Family

ID=14752625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11908993A Pending JPH06320662A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 化粧板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06320662A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2540345A (en) * 2015-07-07 2017-01-18 A J Wells & Sons Ltd Presentation panel and method of manufacturing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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