JPH0631967B2 - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
- Publication number
- JPH0631967B2 JPH0631967B2 JP2409891A JP40989190A JPH0631967B2 JP H0631967 B2 JPH0631967 B2 JP H0631967B2 JP 2409891 A JP2409891 A JP 2409891A JP 40989190 A JP40989190 A JP 40989190A JP H0631967 B2 JPH0631967 B2 JP H0631967B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- musical instrument
- electronic musical
- keyboard
- tone
- player
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器演奏者の指
先の温度またはその変化を演奏音の音色やリズム音等に
反映させるようにした電子楽器に関する。
先の温度またはその変化を演奏音の音色やリズム音等に
反映させるようにした電子楽器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電子楽器は、一般に、音色、リズ
ムテンポ等楽器の持つ機能に対して手足、音声等によっ
てプレーヤー（演奏者）側からのみコントロールするも
のであった（音声により制御するものについては特開昭
５９−８６０９３号参照）。
ムテンポ等楽器の持つ機能に対して手足、音声等によっ
てプレーヤー（演奏者）側からのみコントロールするも
のであった（音声により制御するものについては特開昭
５９−８６０９３号参照）。
【０００３】しかし、これらの入力手段では、予め設定
した機能レベルが１曲中、またはある時間続くことにな
る。また操作に限界もありプレーヤーによってレベルも
異なる。
した機能レベルが１曲中、またはある時間続くことにな
る。また操作に限界もありプレーヤーによってレベルも
異なる。
【０００４】一方、本出願人によれば、人体の筋肉のう
ち互いに関連のある２個所以上の筋肉の収縮に伴なって
発生する筋電圧を検出することによりプレーヤーの動作
を検出し、その動作に応じて演奏される楽音を制御する
ことが提案されている（特公昭５０−４０５４３号）。
ち互いに関連のある２個所以上の筋肉の収縮に伴なって
発生する筋電圧を検出することによりプレーヤーの動作
を検出し、その動作に応じて演奏される楽音を制御する
ことが提案されている（特公昭５０−４０５４３号）。
【０００５】しかしながら、この場合、筋電圧を検出す
るための電極片やリード線をプレーヤーの体に取り付け
る手間を要したり、これらの電極片やリード線等がプレ
ーヤーの演奏動作の妨げになるという不都合があった。
るための電極片やリード線をプレーヤーの体に取り付け
る手間を要したり、これらの電極片やリード線等がプレ
ーヤーの演奏動作の妨げになるという不都合があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来のも
のと較べて更に細かで人間的表現を付加し得るととも
に、演奏操作上や演奏前準備等の点で従来のものに遜色
のない電子楽器を提供することを目的とする。
のと較べて更に細かで人間的表現を付加し得るととも
に、演奏操作上や演奏前準備等の点で従来のものに遜色
のない電子楽器を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、演奏者に演奏操作される複数の鍵から成
る鍵盤と、該鍵盤の鍵操作に応じた楽音を発生する楽音
発生手段とを備えた電子楽器であって、前記鍵盤を構成
する鍵の表面に配置され前記演奏者の指先の温度を検出
する検出手段と、該検出手段の検出結果に基づき前記楽
音を制御する楽音制御手段とを設けている。
この発明では、演奏者に演奏操作される複数の鍵から成
る鍵盤と、該鍵盤の鍵操作に応じた楽音を発生する楽音
発生手段とを備えた電子楽器であって、前記鍵盤を構成
する鍵の表面に配置され前記演奏者の指先の温度を検出
する検出手段と、該検出手段の検出結果に基づき前記楽
音を制御する楽音制御手段とを設けている。
【０００８】
【作用】前記の構成によれば、従来の電子楽器がプレー
ヤー側からの操作によって制御されていたのとは逆に、
電子楽器の側でプレーヤーの変化、すなわちプレーヤー
の指先の温度を時々刻々と検出することによってそこか
ら得たデータを電子楽器における機能の切り換えや楽音
発生のコントロール等にフィードバックしている。
ヤー側からの操作によって制御されていたのとは逆に、
電子楽器の側でプレーヤーの変化、すなわちプレーヤー
の指先の温度を時々刻々と検出することによってそこか
ら得たデータを電子楽器における機能の切り換えや楽音
発生のコントロール等にフィードバックしている。
【０００９】したがって、従来の電子楽器より更に細か
で人間的表現を付加し得る。また、電極片やリード線を
プレーヤーの体に取り付ける必要がないため、従来の電
子楽器と較べて演奏操作がし難かったり、演奏の前準備
等で余分の手間を要することもない。
で人間的表現を付加し得る。また、電極片やリード線を
プレーヤーの体に取り付ける必要がないため、従来の電
子楽器と較べて演奏操作がし難かったり、演奏の前準備
等で余分の手間を要することもない。
【００１０】
【実施例の説明】以下、図面を用いてこの発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【００１１】図１は、この発明の１実施例に係る電子楽
器の構成を示す。
器の構成を示す。
【００１２】同図において、鍵盤１はプレーヤーの押鍵
操作に応じて押下鍵を示す押鍵情報を発生する。この押
鍵情報は楽音形成回路２に供給され、楽音形成回路２に
おいては、この押鍵情報および図示しない楽器種類（音
色種類）選択スイッチの設定情報等に応じて楽音信号を
形成するとともに、図示しないリズム種類選択スイッチ
およびテンポ設定操作子等の設定情報に応じたリズム音
信号を形成する。これらの楽音信号およびリズム音信号
はミキシングされた後、アンプ３およびスピーカ４等を
介して演奏音として発音される。
操作に応じて押下鍵を示す押鍵情報を発生する。この押
鍵情報は楽音形成回路２に供給され、楽音形成回路２に
おいては、この押鍵情報および図示しない楽器種類（音
色種類）選択スイッチの設定情報等に応じて楽音信号を
形成するとともに、図示しないリズム種類選択スイッチ
およびテンポ設定操作子等の設定情報に応じたリズム音
信号を形成する。これらの楽音信号およびリズム音信号
はミキシングされた後、アンプ３およびスピーカ４等を
介して演奏音として発音される。
【００１３】温度（色）検出装置５は温度センサ、色セ
ンサ、または赤外線センサ等のセンサを備える。このよ
うなセンサはプレーヤーの指先の温度を検出するように
鍵盤１を構成する鍵の表面に設けられている。パラメー
タ変換器６−１，６−２，６−３は温度（色）検出装置
５の出力をパラメータに変換する。
ンサ、または赤外線センサ等のセンサを備える。このよ
うなセンサはプレーヤーの指先の温度を検出するように
鍵盤１を構成する鍵の表面に設けられている。パラメー
タ変換器６−１，６−２，６−３は温度（色）検出装置
５の出力をパラメータに変換する。
【００１４】温度（色）変化検出装置７は温度（色）検
出装置５と同様のセンサを備え、プレーヤーの前記体温
または顔色の変化を検出する。パラメータ変換器８−
１，８−２，８−３は温度（色）変化検出装置７の出力
をパラメータ化する。
出装置５と同様のセンサを備え、プレーヤーの前記体温
または顔色の変化を検出する。パラメータ変換器８−
１，８−２，８−３は温度（色）変化検出装置７の出力
をパラメータ化する。
【００１５】音色パラメータ発生器９−１は、パラメー
タ変換器６−１および８−１の出力に基づき（例えば演
算して）所定の音色パラメータを発生する。この音色パ
ラメータは楽音形成回路２に供給され、楽音形成回路２
においては、この音色パラメータに従って楽音信号やリ
ズム音信号の音色が変化される。この音色変化の方法と
しては、ＦＭ音源の演算パラメータを変える方法、フィ
ルタの特性を変える方法等の他、エンベロープ波形を変
えたり、グライド、アタックピッチ、ビブラート、トレ
モロ等の特殊効果を付与する方法等音色を変化させるい
かなる方法を用いてもよい。
タ変換器６−１および８−１の出力に基づき（例えば演
算して）所定の音色パラメータを発生する。この音色パ
ラメータは楽音形成回路２に供給され、楽音形成回路２
においては、この音色パラメータに従って楽音信号やリ
ズム音信号の音色が変化される。この音色変化の方法と
しては、ＦＭ音源の演算パラメータを変える方法、フィ
ルタの特性を変える方法等の他、エンベロープ波形を変
えたり、グライド、アタックピッチ、ビブラート、トレ
モロ等の特殊効果を付与する方法等音色を変化させるい
かなる方法を用いてもよい。
【００１６】リズムパラメータ発生器９−２は、パラメ
ータ変換器６−２および８−２の出力に基づき（例えば
演算して）所定のリズムパラメータを発生する。このリ
ズムパラメータは楽音形成回路２に供給され、楽音形成
回路２においては、このリズムパラメータに従ってリズ
ム音信号が変化される。このリズム音信号の変化の方法
としては、種々のバリエーションを与える他、テンポを
変化させるようにしてもよい。
ータ変換器６−２および８−２の出力に基づき（例えば
演算して）所定のリズムパラメータを発生する。このリ
ズムパラメータは楽音形成回路２に供給され、楽音形成
回路２においては、このリズムパラメータに従ってリズ
ム音信号が変化される。このリズム音信号の変化の方法
としては、種々のバリエーションを与える他、テンポを
変化させるようにしてもよい。
【００１７】鍵盤タッチカーブパラメータ発生器９−３
は、パラメータ変換器６−３および８−３の出力に基づ
き（例えば演算して）所定の鍵盤タッチカーブパラメー
タを発生する。この鍵盤タッチカーブパラメータは楽音
形成回路２に供給され、楽音形成回路２においては、こ
の鍵盤タッチカーブパラメータに従って楽音信号やリズ
ム音信号の状態が変化される。これにより、実際の鍵盤
タッチと鍵盤タッチ信号との関係がリニアな種々の関係
あるいはノンリニアな関係等種々変化し、例えば鍵盤タ
ッチの僅かな差によって音量またはエンベロープ波形が
極端に変化する等の特殊効果を付与することができる。
は、パラメータ変換器６−３および８−３の出力に基づ
き（例えば演算して）所定の鍵盤タッチカーブパラメー
タを発生する。この鍵盤タッチカーブパラメータは楽音
形成回路２に供給され、楽音形成回路２においては、こ
の鍵盤タッチカーブパラメータに従って楽音信号やリズ
ム音信号の状態が変化される。これにより、実際の鍵盤
タッチと鍵盤タッチ信号との関係がリニアな種々の関係
あるいはノンリニアな関係等種々変化し、例えば鍵盤タ
ッチの僅かな差によって音量またはエンベロープ波形が
極端に変化する等の特殊効果を付与することができる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、演奏
者の指先の温度を検出し、それをあるパラメータに置き
換え、あるいはこの指先の温度の変化をパラメータ化し
て、電子楽器演奏中の演奏音に何らかの影響すなわち変
化を与えるようにしている。このため、演奏者の指先の
温度またはその変化を反映して電子楽器自らが恰かも興
奮するかのようにエキサイティングな演奏音を発生する
ようにすることができる。
者の指先の温度を検出し、それをあるパラメータに置き
換え、あるいはこの指先の温度の変化をパラメータ化し
て、電子楽器演奏中の演奏音に何らかの影響すなわち変
化を与えるようにしている。このため、演奏者の指先の
温度またはその変化を反映して電子楽器自らが恰かも興
奮するかのようにエキサイティングな演奏音を発生する
ようにすることができる。
【００１９】また、筋電圧を検出する場合のように演奏
前に電極片やリード線をプレーヤーの体に取り付ける等
の余分の手間を要することもなく、かつ電極片やリード
線等がプレーヤーの動作を妨害するおそれもない。
前に電極片やリード線をプレーヤーの体に取り付ける等
の余分の手間を要することもなく、かつ電極片やリード
線等がプレーヤーの動作を妨害するおそれもない。
【図１】この発明の１実施例に係る電子楽器の概略の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
１ 鍵盤 ２ 楽音形成回路 ３ アンプ ４ スピーカ ５ 温度（色）検出装置 ６−１，６−２，６−３，８−１，８−２，８−３ パ
ラメータ変換器 ７ 温度（色）変化検出装置 ９−１，９−２，９−３ パラメータ発生器
ラメータ変換器 ７ 温度（色）変化検出装置 ９−１，９−２，９−３ パラメータ発生器
Claims (1)
- 【請求項１】演奏者に演奏操作される複数の鍵から成る
鍵盤と、 該鍵盤の鍵操作に応じた楽音を発生する楽音発生手段と
を備えた電子楽器であって、 前記演奏者の指先の温度を検出する検出手段を、前記鍵
盤を構成する鍵の表面に設けるとともに、 該検出手段の検出結果に基づき前記楽音を制御する楽音
制御手段を設けたことを特徴とする電子楽器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409891A JPH0631967B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2409891A JPH0631967B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電子楽器 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2283477A Division JPH03163498A (ja) | 1990-10-23 | 1990-10-23 | 電子楽器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04497A JPH04497A (ja) | 1992-01-06 |
| JPH0631967B2 true JPH0631967B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=18519151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2409891A Expired - Fee Related JPH0631967B2 (ja) | 1990-12-12 | 1990-12-12 | 電子楽器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631967B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-12 JP JP2409891A patent/JPH0631967B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「電子楽器と電気楽器のすべて」、誠文堂新光社、（昭和４１年１月１５日）、第１１頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04497A (ja) | 1992-01-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |