JPH0944150A - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

電子鍵盤楽器

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JPH0944150A
JPH0944150A JP7213941A JP21394195A JPH0944150A JP H0944150 A JPH0944150 A JP H0944150A JP 7213941 A JP7213941 A JP 7213941A JP 21394195 A JP21394195 A JP 21394195A JP H0944150 A JPH0944150 A JP H0944150A
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JP
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midi
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linear
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bender
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JP7213941A
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English (en)
Inventor
Seiji Kushimiya
清路 串宮
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/0033Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments
    • G10H1/0041Recording/reproducing or transmission of music for electrophonic musical instruments in coded form
    • G10H1/0058Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system
    • G10H1/0066Transmission between separate instruments or between individual components of a musical system using a MIDI interface
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H2210/00Aspects or methods of musical processing having intrinsic musical character, i.e. involving musical theory or musical parameters or relying on musical knowledge, as applied in electrophonic musical tools or instruments
    • G10H2210/155Musical effects
    • G10H2210/195Modulation effects, i.e. smooth non-discontinuous variations over a time interval, e.g. within a note, melody or musical transition, of any sound parameter, e.g. amplitude, pitch, spectral response or playback speed
    • G10H2210/221Glissando, i.e. pitch smoothly sliding from one note to another, e.g. gliss, glide, slide, bend, smear or sweep
    • G10H2210/225Portamento, i.e. smooth continuously variable pitch-bend, without emphasis of each chromatic pitch during the pitch change, which only stops at the end of the pitch shift, as obtained, e.g. by a MIDI pitch wheel or trombone

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、連続可変操作子の操作によって生
じた操作量の変化を、半音単位の離散的なピッチ変化に
変換することにより、簡単な操作でスライド奏法やレガ
ート奏法がシミュレートできる電子鍵盤楽器を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 本発明は、連続可変操作子を有する電子
鍵盤楽器において、前記連続可変操作子の操作量を検出
する検出手段と、前記検出手段の検出した連続可変操作
子の操作量に応じてリニア値に変換するリニア変換手段
と、前記リニア変換手段により操作量をリニア値に変換
する際に参照されるリニア変換テーブルと、前記リニア
変換手段により変換されたリニア値をベンダーMIDI
値に変換するベンダーMIDI変換手段と、前記ベンダ
ーMIDI変換手段が、リニア値をベンダーMIDI値
に変換する際に参照されるベンダーMIDI変換テーブ
ルと、を有し、前記ベンダーMIDI変換テーブルは、
連続可変操作子の操作量を離散的なデータに変換するよ
うに構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンセサイザー、
マザーボード等の電子鍵盤楽器において、発音中の音
を、例えば半音ごとに変化させるギターのフレット上の
スライド奏法や、サックスのレガート奏法が表現可能な
電子鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子鍵盤楽器はピッチベンダーや
鍵盤プレッシャー、モジュレーションホイール、エクス
プレッションペダルなどにより、ギターのチョーキン
グ、バイオリンのビブラート、ブラスのクレッシェンド
など、様々な音の様々な演奏表現をシミュレートしてい
る。
【0003】しかしながら、ギターのフレットを押さえ
ながら演奏するスライド奏法やサックスによるレガート
奏法のように発音中の音が半音毎に変化する演奏は、従
来の電子鍵盤楽器では上手くシミュレートされていな
い。
【0004】これは、従来の電子鍵盤楽器においては、
例えばピッチベンダーの操作によるピッチ変化の最大
値、即ち、連続可変操作子がMaxに操作された場合の
変化量を例えば半音に設定し、操作量に応じて連続した
滑らかなピッチ変化して検出していることによる。
【0005】図8は、従来の電子鍵盤楽器における連続
可変操作子の操作量に応じて決定されるリニア値と、リ
ニア値に応じて決定されるベンダーMIDI出力値の関
係の一例を示す図である。
【0006】電子鍵盤楽器においては、連続可変操作子
の操作量を例えば摺動抵抗で検出し、検出された電圧に
基づきリニア変換テーブルを参照して、図8(a)に示
すようなデジタルなリニア値に変換する。
【0007】次いで、CPUは、決定されたリニア値に
基づき、ベンダーMIDI変換テーブルを参照して図8
(b)に例示するようなベンダーMIDI値に変換す
る。
【0008】この際、従来の電子鍵盤楽器に用いられて
いるベンダーMIDI変換テーブルは、図8に例示する
ようにリニア値の増加にともなってベンダーMIDI出
力値も1:1の対応をして連続的に増加するように設定
されている。
【0009】このため、例えば、ギターのチョーキング
のような連続した音の変化はシミュレートできるが、サ
ックスの1回のブレスの間にボタンを操作して音程を離
散的に変化させるレガート奏法等の離散的なピッチ変化
をシミュレートできなかった。
【0010】また、電子鍵盤楽器は鍵を押下することに
より半音階毎の音を発音する機能を有するが、PCM音
源を使用する場合、押鍵された都度、例えばギターの弦
の弾き始めや、ラッパの吹き始めの立上がり部分の高次
倍音の混じった音(ヘッド)が発音された後、定常的な
澄んだ音に変化する。
【0011】従って、鍵を押下することによって、定常
的な澄んだ音が発音されている状態で半音階ごとの音の
変化を与えることはできなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するために、連続可変操作子の操作によって生じた操
作量の変化を、半音単位の離散的なピッチ変化に変換す
ることにより、簡単な操作でスライド奏法やレガート奏
法がシミュレートできる電子鍵盤楽器を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続可変操作
子4を有する電子鍵盤楽器において、前記連続可変操作
子4の操作量を検出する検出手段5と、前記検出手段5
の検出した連続可変操作子4の操作量に応じてリニア値
に変換するリニア変換手段12と、前記リニア変換手段
12により操作量をリニア値に変換する際に参照される
リニア変換テーブル14と、前記リニア変換手段12に
より変換されたリニア値をベンダーMIDI値に変換す
るベンダーMIDI変換手段13と、前記ベンダーMI
DI変換手段13が、リニア値をベンダーMIDI値に
変換する際に参照されるベンダーMIDI変換テーブル
15と、を有し、前記ベンダーMIDI変換テーブル1
5は、連続可変操作子4の操作量を離散的なデータに変
換するように構成される。
【0014】また、本発明に係わる前記連続可変操作子
4はピッチベンダーであることを特徴とする。
【0015】更に、本発明に係る前記連続可変操作子4
はエクスプレッションペダルであることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明は、連続可変操作子4の操作により生じ
た変化量を離散的なベンダーMIDI値に変換し、該離
散的なベンダーMIDI値を、鍵の押下により生じたM
IDI出力値に加算することにより、スライド奏法やレ
ガート奏法を可能にするものである。
【0017】このため、検出手段5が検出した連続可変
操作子4の操作量を、リニア変換手段12がリニア変換
テーブル14を参照しながらリニア値に変換する。
【0018】次いで、ベンダーMIDI変換手段13
が、スライド奏法やレガート奏法用に設けられた離散的
なテーブル、即ち、ベンダーMIDI変換テーブル15
を参照しながらリニア値に応じる離散的なベンダーMI
DI値に変換する。
【0019】変換されたベンダーMIDI値はMIDI
出力部8を通じてMIDI装置に送られ、MIDI装置
でMIDI出力値にベンダーMIDI値が加算されて発
音される。
【0020】これにより、MIDI出力中に検出された
ベンダーMIDI値がMIDI出力値に加算されるので
スライド奏法やレガート奏法が可能となる。しかも、本
発明は離散的なベンダーMIDI変換テーブル15を設
ける簡単な構造で、スライド奏法やレガート奏法のシミ
ュレートが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、連続
可変操作子としてピッチベンダーを使用した場合を例
に、本発明の実施例につき説明する。
【0022】図において、1はCPUであり、ROM3
のプログラムメモリ部に記憶されている制御プログラム
に従って当該電子鍵盤楽器の各部を制御するものであ
る。
【0023】12はリニア変換部であり、該リニア変換
部12は、操作されたピッチベンダーの操作量を示すア
ナログ値としての電圧を、リニア変換テーブル14を参
照して図3(a)に例示するデジタルなリニア値に変換
するものである。
【0024】13はベンダーMIDI変換部であり、該
ベンダーMIDI変換部13は、ベンダーMIDI変換
テーブル15を参照して、検出されたリニア値を、図3
(b)に例示するベンダーMIDI値に変換するもので
ある。
【0025】2はRAMであり、該RAM2はCPU1
の作業用領域、当該電子鍵盤楽器を制御するための各種
テーブル、レジスタ、フラグ等が定義されている。ま
た、このRAM2には装置のステータス情報を記憶する
領域が設けられている。
【0026】3はROMであり、該ROM3は当該電子
鍵盤楽器全体を制御するプログラムを格納するものであ
る。さらに、該ROM3には、上記制御プログラムの
他、CPU1が使用する種々の固定データが記憶されて
おり、CPU1により、システムバスを介してアクセス
される。
【0027】なお、該ROM3には、検出値をリニア値
に変換する際に参照されるリニア変換テーブル14、及
び、リニア値をベンダーMIDI値に変換する際に参照
されるベンダーMIDI変換テーブル15が設けられて
いる。
【0028】4は連続可変操作子としてのピッチベンダ
ーであり、該ピッチベンダー4は演奏者の操作により、
スライド奏法やレガート奏法における音程の変化を指示
するものである。該ピッチベンダー4の操作量は、例え
ば可変抵抗器を通じて電圧として検出され、リニア変換
部12に送られリニア値に変換される。
【0029】5は検出部であり、該検出部5はピッチベ
ンダー4の操作量を、例えば摺動抵抗を用いて電圧値と
して検出し、該検出値をCPU1に送る。
【0030】6は鍵盤であり、該鍵盤6は、複数のキー
と、これらキーの押鍵・離鍵に連動して開閉するキース
イッチからなり、鍵盤6の押鍵/離鍵動作は図示しない
鍵スキャン回路で検出される。なお、該鍵盤6上の鍵を
押下することにより発音を指示された音は、上記ピッチ
ベンダー4が操作されることにより半音毎の音程変化が
加えられる。
【0031】7は操作パネル部であり、該操作パネル部
7には、電源スイッチの他、各種のスイッチが設けられ
ている。なお、本発明に関係するピッチベンダー4は、
該操作パネル部7の操作し易い位置に設けられる。
【0032】8はMIDI出力部であり、該MIDI出
力部8は、キーオンに対応する情報(演奏情報)をMI
DI情報として、MIDIインタフェース回路を介して
MIDI装置に送出するものである。これにより、MI
DI装置で発音あるいは録音等が行われることになる。
【0033】なお、本実施例は連続可変操作子としてピ
ッチベンダー4を使用した場合を例に説明しているが、
該連続可変操作子としては、例えばホイール、スライダ
ー、ボリューム、エクスプレッションペダル等を使用す
るように構成してもよい。
【0034】図2はピッチベンダー4を操作パネル7上
に設けた場合の一例を示す外観図である。
【0035】図において、4はピッチベンダーである。
該ピッチベンダー4とは、ハネ返りのピッチベンドホイ
ールのことであり、鍵を押下した状態で該ピッチベンダ
ー4を操作すると、ピッチベンダー4の操作量に応じて
発音中の音の音程を変化させるものである。
【0036】図3は、本発明のベンダーMIDI変換テ
ーブル15の構成を説明する図である。
【0037】図3は、ベンダーMIDI変換部13が、
リニア値からベンダーMIDI値に変換する際に参照す
るベンダーMIDI変換テーブル15の一例を示してい
る。
【0038】図において、図3(a)は、検出部5がピ
ッチベンダー4の操作量に応じて検出した電圧を、リニ
ア変換手段12がデジタルなリニア値に変換した際のリ
ニア値の一例であり、図3(b)は、リニア値から変換
されるベンダーMIDI値である。
【0039】図8で説明したように、従来の電子鍵盤楽
器では、リニア値をベンダーMIDI値に変換する際
に、リニア値の増加に伴ってベンダーMIDI値も増加
する連続的な値に変換していた。
【0040】しかしながら、本実施例においては、例え
ばリニア値00〜06の範囲のベンダーMIDI値は0
000、リニア値07〜11の範囲のベンダーMIDI
値は0500になるように設定されている。
【0041】これにより、ベンダーMIDI変換部13
から出力されるベンダーMIDI値は離散的となり半音
階毎の変化が可能となる。しかも1つの鍵を押下して発
音中にピッチベンダー4により変更が加えられるので、
音程が変わる毎に高次倍音を含むヘッドの部分が発音さ
れることはなく、スライド奏法やレガート奏法が可能と
なる。
【0042】次に、図4のブロック図を参照しながらピ
ッチベンダー4の操作量の検出に伴うベンダーMIDI
値の生成過程について説明する。
【0043】演奏間、ピッチベンダー4が操作される
と、例えば可変抵抗器22により検出されたピッチベン
ダー4の操作量を示す電圧値がCPU1に送られる。
【0044】CPU1のリニア変換部12は、送られた
電圧値に基づいてリニア変換テーブル14を参照して、
ピッチベンダー4の操作量をリニア値に変換し、これを
ベンダーMIDI変換部13に送る。
【0045】ベンダーMIDI変換部13は、ベンダー
MIDI変換テーブル15を参照して、リニア値をベン
ダーMIDI値に変換する。この際、参照されるベンダ
ーMIDI変換テーブル15には、演奏したい奏法に適
したテーブル、即ち、スライド奏法やレガート奏法のテ
ーブルが用意されている。
【0046】これにより、ベンダーMIDI変換テーブ
ル15が演奏したい奏法に適した半音ごとの離散的なデ
ータテーブルになっているので、スライド奏法やレガー
ト奏法のシミュレートが可能になる。
【0047】変換され出力されたベンダーMIDI値
は、MIDI出力部8を通じて、外部のMIDI装置に
送られる。MIDI装置は、電子鍵盤楽器から送られた
押鍵情報、即ち、MIDI出力値に該ベンダーMIDI
値を加算して発音する。
【0048】これにより、鍵の押下によって発音されて
いる音にピッチベンダー4の操作により生じたベンダー
MIDI値が加算されてMIDI出力値となり、半音ご
との変化が与えられる。
【0049】なお、本実施例は検出部5に可変抵抗器を
用いた場合を例に説明したが、検出手段はこれに限定さ
れるものではなく、操作量を例えばセンサー等で計測す
るように構成してもよい。
【0050】また、本実施例は外部のMIDI装置でM
IDI出力値とベンダーMIDI値を加算する場合を例
に説明しているが、音源を内蔵する電子鍵盤楽器の場合
は、該電子鍵盤楽器内で加算されるように構成される。
【0051】次に、上記の構成における本発明の実施例
の動作について説明する。図5は本発明の電子鍵盤楽器
の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【0052】電源の投入や図示しないリセットスイッチ
が押下されることにより、先ず初期化処理を行う(ステ
ップS11)。この初期化処理は、電子鍵盤楽器の内部
状態を初期状態に設定して電源投入時に不要な音が発生
されるのを防止したり、RAMの作業用領域をクリアし
たり、レジスタ、フラグ、音量、音色等のデータを初期
設定する処理である。
【0053】次いで、鍵盤スキャン処理を行う(ステッ
プS12)。この鍵盤スキャン処理は、鍵盤6のキーの
押鍵/離鍵に伴なうデータを取り込みRAM2の所定の
領域に記憶される。この記憶されたデータは所定のタイ
ミングになるとMIDI装置に送られ、後に行なわれる
発音処理に用いられる。
【0054】次いで、パネルスキャン処理が行なわれる
(ステップS13)。このパネルスキャン処理は、スイ
ッチスキャン処理でイベントのあったスイッチに対応す
る処理を行うものである。
【0055】例えば、音色選択スイッチ、リズム選択ス
イッチ、音量コントロールスイッチ等の操作に応じて、
それぞれ、音色変更処理、リズム変更処理、音量コント
ロール処理等が行われる。
【0056】なお、ピアノからギターに音色を切り換え
たり、ボリュームを切り換える等の処理は、パネルスイ
ッチの設定にしたがって、該パネルスキャン処理で行わ
れるる。
【0057】次いで、ベンダー処理が行われる(ステッ
プS14)。ベンダー処理は、ピッチベンダー4の操作
により生成されたリニア値をベンダーMIDI値に変換
する処理であり、細部は図6で説明する。
【0058】続いて、その他の処理を行う(ステップS
15)。即ち、上記ステップS12の鍵盤スキャン処理
や、ステップS13のパネルスキャン処理で得られたM
IDI情報、及びベンダー処理の結果がMIDI装置に
送られ、該MIDI情報に基づき楽音データが生成さ
れ、発音または録音等が行われる。
【0059】ステップS15のその他の処理が終了する
とステップS12へ戻り、更に次の処理が繰り返され
る。
【0060】このように、メインルーチンの各ステップ
の動作を繰り返して実行することによりにより、鍵盤6
の操作、並びに操作パネル7の操作に応じて、当該電子
鍵盤楽器で所望の演奏が行われることになる。
【0061】次に、図6を参照しながら、図5のステッ
プS14のベンダー処理について説明する。
【0062】ベンダー処理では、先ずピッチベンダー4
が操作されたか否かが調べられる(ステップS21)。
これはCPU1がRAM2の所定領域のピッチベンダー
4の操作を示すフラグを調べることにより判断される。
なお該フラグについては図7で説明する。
【0063】上記ステップS21でフラグがオフの場合
はピッチベンダー4は操作されていないのでベンダー処
理は必要ない。従って分岐してメインルーチンに戻る。
【0064】一方、ステップS21でフラグがオン、即
ち、ピッチベンダー4が操作されている場合は、リニア
値をベンダーMIDI出力値に変換する(ステップS2
2)。
【0065】即ち、ベンダーMIDI変換部13がRA
M2の所定の領域に記憶されているリニア値に基づき、
ベンダーMIDI変換テーブル15を参照して、ベンダ
ーMIDI出力値に変換する。
【0066】続いて、MIDI出力値を生成する(ステ
ップS23)。これにより、押鍵により発音されている
音は音源において離散的なベンダーMIDI値が加えら
れるので、発音中に、例えば半音ごとの音程変化が加え
られことになる。
【0067】図7は、ピッチベンダー4が操作された際
のタイマー割込みの動作を説明する図である。
【0068】図示しないタイマーが所定時間の計時を行
うとCPU1に割り込み信号が送られ、タイマー割り込
み処理が行われる。タイイマー割り込み処理では、先ず
操作されたピッチベンダー4の操作量のリニア値への変
換が行われる(ステップS31)。
【0069】即ち、操作されたピッチベンダー4の操作
量が例えば電圧で検出され、検出された電圧はCPU1
のリニア変換部12が、リニア変換テーブル14を参照
してリニア値に変換する。
【0070】次いで、前回検出されRAM2の所定の領
域に記憶されている前回のリニア値と今回検出されたリ
ニア値が比較される(ステップS32)。
【0071】比較の結果、前回のリニア値と同じ場合
は、ピッチベンダー4は操作されていないので、RAM
2の所定の領域のイベント発生フラグをオフして(ステ
ップS35)、メインルーチンに戻る。
【0072】一方、比較の結果、値が異なる場合はピッ
チベンダー4が操作されているので、検出されたリニア
値を、前回のリニア値の記憶されている領域に上書きす
る(ステップS33)。
【0073】次いで、ピッチベンダー4が操作されたこ
とを示すイベント発生フラグをRAM2の所定の領域に
立てて(ステップS34)、メインルーチンに戻り、所
定の処理が行われる。
【0074】これにより、ピッチベンダー4の操作状態
は常に更新され、その結果はフラグで表示され、ベンダ
ー処理は該フラグをチェックすることにより行われる。
【0075】なお、本実施例は半音毎に変化させる場合
を例に説明したが、ベンダーMIDI変換テーブル15
のデータの構成によっては、1音単位、あるいはオクタ
ーブ単位に変化させるように構成することも可能であ
る。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればベ
ンダーMIDI変換テーブルを、スライド奏法やレガー
ト奏法に適した離散的なテーブルに変更する簡単な構造
で、自然楽器に近いスライド奏法やレガート奏法の演奏
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子鍵盤楽器の全体的な構成を示
す概略ブロック図である。
【図2】本発明に係る電子鍵盤楽器の一部を示す図であ
る。
【図3】ベンダーMIDI変換テーブルの構成を説明す
る図である。
【図4】本発明に係る電子鍵盤楽器の機能構成を説明す
るブロック図である。
【図5】本発明の動作を説明するメインフローチャトで
ある。
【図6】ベンダー処理の動作を説明するフローチャート
である。
【図7】タイマー割り込み処理を説明するフローチャー
トである。
【図8】従来のベンダーMIDI変換テーブルの構成を
説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 ピッチベンダー(連続可変操作子) 5 検出部(検出手段) 6 鍵盤 7 操作パネル 8 MIDI出力部 12 リニア変換部12(リニア変換手段) 13 ベンダーMIDI変換部(ベンダーMIDI変
換手段) 14 リニア変換テーブル 15 ベンダーMIDI変換テーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続可変操作
子4を有する電子鍵盤楽器において、前記連続可変操作
子4の操作量を検出する検出手段5と、前記検出手段5
の検出した連続可変操作子4の操作量に応じてリニア値
に変換するリニア変換手段12と、前記リニア変換手段
12により操作量をリニア値に変換する際に参照される
リニア変換テーブル14と、前記リニア変換手段12に
より変換されたリニア値をベンダーMIDI値に変換す
るベンダーMIDI変換手段13と、前記ベンダーMI
DI変換手段13が、リニア値をベンダーMIDI値に
変換する際に参照されるベンダーMIDI変換テーブル
15と、を有し、前記ベンダーMIDI変換手段13
が、前記ベンダーMIDI変換テーブル15を参照し
て、連続可変操作子4の操作量を離散的なデータに変換
するように構成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続可変操作子を有する電子鍵盤楽器に
    おいて、 前記連続可変操作子の操作量を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出した連続可変操作子の操作量をリニ
    ア値に変換するリニア変換手段と、 前記リニア変換手段により操作量をリニア値に変換する
    際に参照されるリニア変換テーブルと、 前記リニア変換手段により変換されたリニア値をベンダ
    ーMIDI値に変換するベンダーMIDI変換手段と、 前記ベンダーMIDI変換手段が、リニア値をベンダー
    MIDI値に変換する際に参照されるベンダーMIDI
    変換テーブルと、を有し、 前記ベンダーMIDI変換テーブルは、連続可変操作子
    の操作量を離散的なベンダーMIDI値に変換すること
    を特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 【請求項2】 前記連続可変操作子はピッチベンダであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器。
  3. 【請求項3】 前記連続可変操作子はエクスプレッショ
    ンペダルであることを特徴とする請求項1記載の電子鍵
    盤楽器。
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