JPH0944151A - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
電子鍵盤楽器Info
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- JPH0944151A JPH0944151A JP7213942A JP21394295A JPH0944151A JP H0944151 A JPH0944151 A JP H0944151A JP 7213942 A JP7213942 A JP 7213942A JP 21394295 A JP21394295 A JP 21394295A JP H0944151 A JPH0944151 A JP H0944151A
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- midi
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 演奏間、機能割当手段による簡単な操作によ
り、連続可変操作子の機能をビブラートやブラスのクレ
ッシェンドなどの連続的な音程変化と、スライド奏法や
レガート等の離散的な音程変化に容易に切換え可能な電
子鍵盤楽器。 【解決手段】 連続可変操作子への機能割当手段と、連
続可変操作子の操作量の検出手段と、該検出の操作量の
リニア変換手段と、該手段がリニア値変換時参照するリ
ニア変換テーブルと、変換したリニア値をベンダーMI
DI出力用のベンダーMIDI変換手段と、ベンダーM
IDI変換手段が、リニア値をベンダーMIDI出力に
変換時、参照するベンダーMIDI変換テーブルと、を
有し、ベンダーMIDI変換テーブルは、機能割当手段
の操作により連続可変操作子に割り当てられる各機能ご
とにベンダーMIDI出力を記憶し、連続可変操作子に
割り当てられた機能に応じベンダーMIDI変換手段に
より読み出すように構成する。
り、連続可変操作子の機能をビブラートやブラスのクレ
ッシェンドなどの連続的な音程変化と、スライド奏法や
レガート等の離散的な音程変化に容易に切換え可能な電
子鍵盤楽器。 【解決手段】 連続可変操作子への機能割当手段と、連
続可変操作子の操作量の検出手段と、該検出の操作量の
リニア変換手段と、該手段がリニア値変換時参照するリ
ニア変換テーブルと、変換したリニア値をベンダーMI
DI出力用のベンダーMIDI変換手段と、ベンダーM
IDI変換手段が、リニア値をベンダーMIDI出力に
変換時、参照するベンダーMIDI変換テーブルと、を
有し、ベンダーMIDI変換テーブルは、機能割当手段
の操作により連続可変操作子に割り当てられる各機能ご
とにベンダーMIDI出力を記憶し、連続可変操作子に
割り当てられた機能に応じベンダーMIDI変換手段に
より読み出すように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンセサイザー、
マザーボード等の電子鍵盤楽器において、バイオリンの
ビブラートのような音程の連続変化と、ギターのフレッ
ト上のスライド奏法やサックスのレガート奏法等の音程
の離散的変化の連続可変操作子への割り当てが容易にで
き、演奏間に切換え可能な電子鍵盤楽器に関する。
マザーボード等の電子鍵盤楽器において、バイオリンの
ビブラートのような音程の連続変化と、ギターのフレッ
ト上のスライド奏法やサックスのレガート奏法等の音程
の離散的変化の連続可変操作子への割り当てが容易にで
き、演奏間に切換え可能な電子鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子鍵盤楽器はピッチベンダーや
鍵盤プレッシャー、モジュレーションホイール、エクス
プレッションペダルなどにより、ギターのチョーキン
グ、バイオリンのビブラート、ブラスのクレッシェンド
など、様々な音の様々な演奏表現をシミュレートしてい
る。
鍵盤プレッシャー、モジュレーションホイール、エクス
プレッションペダルなどにより、ギターのチョーキン
グ、バイオリンのビブラート、ブラスのクレッシェンド
など、様々な音の様々な演奏表現をシミュレートしてい
る。
【0003】しかしながら、ギターのフレットを押さえ
ながら演奏するスライド奏法やサックスによるレガート
奏法のように発音中に半音毎に変化させる演奏は、従来
の電子鍵盤楽器では上手くシミュレートされていない。
ながら演奏するスライド奏法やサックスによるレガート
奏法のように発音中に半音毎に変化させる演奏は、従来
の電子鍵盤楽器では上手くシミュレートされていない。
【0004】これは、従来の電子鍵盤楽器においては、
例えばピッチベンダーの操作によるピッチ変化を半音階
の変化を上限として、操作量に応じて連続した滑らかな
ピッチ変化として検出していることによる。
例えばピッチベンダーの操作によるピッチ変化を半音階
の変化を上限として、操作量に応じて連続した滑らかな
ピッチ変化として検出していることによる。
【0005】図3は、従来の電子鍵盤楽器における連続
可変操作子の操作量に応じて決定されるリニア値と、リ
ニア値に応じて決定されるベンダーMIDI値の関係の
一例を示す図である。
可変操作子の操作量に応じて決定されるリニア値と、リ
ニア値に応じて決定されるベンダーMIDI値の関係の
一例を示す図である。
【0006】図3(a)に示すように、電子鍵盤楽器に
おいては、連続可変操作子の操作量を例えば摺動抵抗で
検出し、検出された電圧に基づきリニア変換テーブルを
参照して、図3(a)に示すようなデジタルなリニア値
に変換する。
おいては、連続可変操作子の操作量を例えば摺動抵抗で
検出し、検出された電圧に基づきリニア変換テーブルを
参照して、図3(a)に示すようなデジタルなリニア値
に変換する。
【0007】次いで、CPUは、決定されたリニア値に
基づき、ベンダーMIDI変換テーブルを参照して図3
(b)に例示するようなベンダーMIDI値に変換す
る。
基づき、ベンダーMIDI変換テーブルを参照して図3
(b)に例示するようなベンダーMIDI値に変換す
る。
【0008】この際、従来の電子鍵盤楽器に用いられて
いるベンダーMIDI変換テーブルは、図に示すように
リニア値の増加にともなってベンダーMIDI値も1:
1の対応をして増加するほぼ連続的な値に設定されてい
る。
いるベンダーMIDI変換テーブルは、図に示すように
リニア値の増加にともなってベンダーMIDI値も1:
1の対応をして増加するほぼ連続的な値に設定されてい
る。
【0009】このため、例えば、ギターのチョーキング
のような連続した音の変化はシミュレートできるが、一
度のキーオンでギターのフレットを押さえて各弦を鳴ら
す半音ごとの離散的なピッチ変化をシミュレートできな
かった。
のような連続した音の変化はシミュレートできるが、一
度のキーオンでギターのフレットを押さえて各弦を鳴ら
す半音ごとの離散的なピッチ変化をシミュレートできな
かった。
【0010】一方、電子鍵盤楽器は鍵を押下することに
より半音階毎の音を発音する機能を有するが、PCM音
源を使用して発音する場合、押鍵された都度、例えばギ
ターの弦の弾き始めや、ラッパの吹き始めの立上がり部
分の高次倍音の混じった音(ヘッド)が先ず発音された
後、定常的な澄んだ音に変化する。
より半音階毎の音を発音する機能を有するが、PCM音
源を使用して発音する場合、押鍵された都度、例えばギ
ターの弦の弾き始めや、ラッパの吹き始めの立上がり部
分の高次倍音の混じった音(ヘッド)が先ず発音された
後、定常的な澄んだ音に変化する。
【0011】従って、定常的な澄んだ音が発音されてい
る状態で、例えば半音階ごとの離散的な音程の変化を与
えることはできなかった。
る状態で、例えば半音階ごとの離散的な音程の変化を与
えることはできなかった。
【0012】また、従来の電子鍵盤楽器においては、例
えばビブラートにアサインされているピイチベンダーを
クレッシェンドに切り換えるためには、エディタを操作
してエディタのツリー構造に従って順次セットしなおす
必要があり、操作の複雑さや切り換え時間等の点で演奏
間の切り換えは困難であった。
えばビブラートにアサインされているピイチベンダーを
クレッシェンドに切り換えるためには、エディタを操作
してエディタのツリー構造に従って順次セットしなおす
必要があり、操作の複雑さや切り換え時間等の点で演奏
間の切り換えは困難であった。
【0013】さらに、従来の電子鍵盤楽器はビブラート
やクレッシェンド等の設定状況を示す表示機能が無いた
め、演奏してみなければビブラートやクレッシェンド等
の設定状況が確認できないという問題点があり、改善が
求められていた。
やクレッシェンド等の設定状況を示す表示機能が無いた
め、演奏してみなければビブラートやクレッシェンド等
の設定状況が確認できないという問題点があり、改善が
求められていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる事情
に鑑みなされたものであり、第1の目的は、演奏間、機
能割当手段の簡単な操作により、連続可変操作子の機能
をビブラートやブラスのクレッシェンドなどの連続的な
音程変化と、スライド奏法やレガート奏法等の離散的な
音程変化に容易に切換え可能な電子鍵盤楽器を提供する
ことを目的とする。
に鑑みなされたものであり、第1の目的は、演奏間、機
能割当手段の簡単な操作により、連続可変操作子の機能
をビブラートやブラスのクレッシェンドなどの連続的な
音程変化と、スライド奏法やレガート奏法等の離散的な
音程変化に容易に切換え可能な電子鍵盤楽器を提供する
ことを目的とする。
【0015】また、第2の目的は、上記第1の奏法切換
え機能に加えて、スライド奏法やレガート奏法等の離散
的な音程の変化を表現する際に、機能割当手段の操作に
より半音階、1音階、あるいは1オクターブごとの音程
変化をシミュレート可能な電子鍵盤楽器を提供すること
を目的とする。
え機能に加えて、スライド奏法やレガート奏法等の離散
的な音程の変化を表現する際に、機能割当手段の操作に
より半音階、1音階、あるいは1オクターブごとの音程
変化をシミュレート可能な電子鍵盤楽器を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続可変操作
子4を有する電子鍵盤楽器において、前記連続可変操作
子4への機能割り当てを行う機能割当手段10と、前記
連続可変操作子4の操作量を検出する検出手段5と、前
記検出手段5の検出した連続可変操作子4の操作量をリ
ニア値に変換するリニア変換手段12と、前記リニア変
換手段12が操作量をリニア値に変換する際に参照する
リニア変換テーブル14と、前記リニア変換手段12に
より変換されたリニア値をベンダーMIDI値に変換す
るベンダーMIDI変換手段13と、前記ベンダーMI
DI変換手段13が、リニア値をベンダーMIDI値に
変換する際に参照するベンダーMIDI変換テーブル1
5と、を有し、前記ベンダーMIDI変換テーブル15
は、前記機能割当手段10の操作により連続可変操作子
4に割り当てられる各機能ごとにベンダーMIDI値を
記憶し、連続可変操作子4に割り当てられた機能に応じ
てベンダーMIDI変換手段13により読み出されるこ
とを特徴とする電子鍵盤楽器である。
子4を有する電子鍵盤楽器において、前記連続可変操作
子4への機能割り当てを行う機能割当手段10と、前記
連続可変操作子4の操作量を検出する検出手段5と、前
記検出手段5の検出した連続可変操作子4の操作量をリ
ニア値に変換するリニア変換手段12と、前記リニア変
換手段12が操作量をリニア値に変換する際に参照する
リニア変換テーブル14と、前記リニア変換手段12に
より変換されたリニア値をベンダーMIDI値に変換す
るベンダーMIDI変換手段13と、前記ベンダーMI
DI変換手段13が、リニア値をベンダーMIDI値に
変換する際に参照するベンダーMIDI変換テーブル1
5と、を有し、前記ベンダーMIDI変換テーブル15
は、前記機能割当手段10の操作により連続可変操作子
4に割り当てられる各機能ごとにベンダーMIDI値を
記憶し、連続可変操作子4に割り当てられた機能に応じ
てベンダーMIDI変換手段13により読み出されるこ
とを特徴とする電子鍵盤楽器である。
【0017】前記機能割当手段10は、奏法に応じた切
換え機能を有し、ベンダーMIDI変換テーブル15
は、奏法に応じた連続的変換テーブルと、離散的変換テ
ーブルを有することを特徴とする。
換え機能を有し、ベンダーMIDI変換テーブル15
は、奏法に応じた連続的変換テーブルと、離散的変換テ
ーブルを有することを特徴とする。
【0018】前記機能割当手段10は、奏法に応じた切
換え機能に加えて、該奏法ごとに変換される音程幅を設
定する機能を有し、前記離散的な変換テーブルは、各奏
法において変換される各音程幅ごとの変換テーブルを有
することを特徴とする。
換え機能に加えて、該奏法ごとに変換される音程幅を設
定する機能を有し、前記離散的な変換テーブルは、各奏
法において変換される各音程幅ごとの変換テーブルを有
することを特徴とする。
【0019】前記離散的な変換テーブルは、各奏法にお
いて半音ごとの変換を可能にするように設定されている
ことを特徴とする。
いて半音ごとの変換を可能にするように設定されている
ことを特徴とする。
【0020】前記機能割り当て手段による連続可変操作
子4への機能割り当て状況を表示する表示手段9を有す
ることを特徴とする。
子4への機能割り当て状況を表示する表示手段9を有す
ることを特徴とする。
【0021】前記連続可変操作子4はピッチベンダーで
あることを特徴とする。
あることを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明は、機能割当手段10を操作する簡単な
動作により連続可変操作子4の機能を変更でき、演奏
間、容易にビブラートやブラスのクレッシェンド等の音
程の連続的変化から、ギターのスライド奏法やサックス
のレガート奏法等の離散的変化に切り換えて演奏できる
電子鍵盤楽器を提供するものである。
動作により連続可変操作子4の機能を変更でき、演奏
間、容易にビブラートやブラスのクレッシェンド等の音
程の連続的変化から、ギターのスライド奏法やサックス
のレガート奏法等の離散的変化に切り換えて演奏できる
電子鍵盤楽器を提供するものである。
【0023】このため、演奏者は機能割当手段10を操
作して連続可変操作子4に、例えばビブラートやレガー
ト奏法の機能を割り当てる。
作して連続可変操作子4に、例えばビブラートやレガー
ト奏法の機能を割り当てる。
【0024】これにより、検出手段5が検出した連続可
変操作子4の操作量は、先ずリニア変換手段12により
リニア変換テーブル14を参照しながらリニア値に変換
される。
変操作子4の操作量は、先ずリニア変換手段12により
リニア変換テーブル14を参照しながらリニア値に変換
される。
【0025】次いで、ベンダーMIDI変換手段13
が、機能割当手段10により設定されている機能に基づ
き、ビブラートやレガート奏法用に設けられた専用の変
換テーブル、即ち、ベンダーMIDI変換テーブル15
を参照しながらリニア値に応ずるベンダーMIDI値に
変換する。
が、機能割当手段10により設定されている機能に基づ
き、ビブラートやレガート奏法用に設けられた専用の変
換テーブル、即ち、ベンダーMIDI変換テーブル15
を参照しながらリニア値に応ずるベンダーMIDI値に
変換する。
【0026】変換されたベンダーMIDI値はMIDI
出力部8を通じてMIDI装置に送られ、MIDI装置
でMIDI出力値にベンダーMIDI値が加算されて発
音される。
出力部8を通じてMIDI装置に送られ、MIDI装置
でMIDI出力値にベンダーMIDI値が加算されて発
音される。
【0027】これにより、押鍵により生じたMIDI出
力にベンダーMIDI値が加算されるのでバイオリンの
ビブラートやギターのスライド奏法等による演奏が、機
能割当手段10の切換えにより可能となる。
力にベンダーMIDI値が加算されるのでバイオリンの
ビブラートやギターのスライド奏法等による演奏が、機
能割当手段10の切換えにより可能となる。
【0028】しかも、本発明のビブラートやスライド奏
法は、ベンダーMIDI変換テーブル15にそれぞれの
演奏法に適した専用のテーブルを設けることにより、該
テーブルを読み出す簡単な構造で実現可能となる。
法は、ベンダーMIDI変換テーブル15にそれぞれの
演奏法に適した専用のテーブルを設けることにより、該
テーブルを読み出す簡単な構造で実現可能となる。
【0029】また、離散的テーブルを例えば半音単位に
構成することにより、連続可変操作子4によって半音単
位の離散的なピッチ変化ができるので、ギターのフレッ
ト上のスライド奏法や、サックスなどによるレガート奏
法を可能にすることができる。
構成することにより、連続可変操作子4によって半音単
位の離散的なピッチ変化ができるので、ギターのフレッ
ト上のスライド奏法や、サックスなどによるレガート奏
法を可能にすることができる。
【0030】このように、本発明によれば、演奏間に自
由にビブラートやスライド奏法等に移行可能であり、各
種の演奏法の混在した演奏が可能になる。しかも、従来
のエディタのツリー構造による複雑で時間を要する操作
が回避でき、操用性に優れ、使いやすい電子鍵盤楽器が
提供できる。
由にビブラートやスライド奏法等に移行可能であり、各
種の演奏法の混在した演奏が可能になる。しかも、従来
のエディタのツリー構造による複雑で時間を要する操作
が回避でき、操用性に優れ、使いやすい電子鍵盤楽器が
提供できる。
【0031】さらに、機能割当手段10の近くに表示手
段9を設けて表示することにより、容易に視覚により設
定状態が確認可能になる。
段9を設けて表示することにより、容易に視覚により設
定状態が確認可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付する図面を参照しなが
ら、連続可変操作子としてピッチベンダを使用した場合
を例に、本発明の実施例について説明する。なお、本実
施例のベンダーMIDI変換テーブル15は、音程の連
続的変化としてバイオリンのビブラート、離散的な変化
としてギターのスライド奏法のテーブルを持っているも
のとする。
ら、連続可変操作子としてピッチベンダを使用した場合
を例に、本発明の実施例について説明する。なお、本実
施例のベンダーMIDI変換テーブル15は、音程の連
続的変化としてバイオリンのビブラート、離散的な変化
としてギターのスライド奏法のテーブルを持っているも
のとする。
【0033】図において、1はCPUであり、CPU1
は、ROM3のプログラムメモリ部に記憶されている制
御プログラムに従って当該電子鍵盤楽器の各部を制御す
るものである。
は、ROM3のプログラムメモリ部に記憶されている制
御プログラムに従って当該電子鍵盤楽器の各部を制御す
るものである。
【0034】12はリニア変換部であり、該リニア変換
部12は、操作されたピッチベンダー4の操作量を示す
アナログ値として検出された電圧を、リニア変換テーブ
ル14を参照して図3(a)に例示するデジタルなリニ
ア値に変換するものである。このリニア変換部12で変
換されたデジタル信号はCPU1に供給される。
部12は、操作されたピッチベンダー4の操作量を示す
アナログ値として検出された電圧を、リニア変換テーブ
ル14を参照して図3(a)に例示するデジタルなリニ
ア値に変換するものである。このリニア変換部12で変
換されたデジタル信号はCPU1に供給される。
【0035】13はベンダーMIDI変換部であり、該
ベンダーMIDI変換部13は、CPU1が奏法切換ス
イッチ10や図示しない音程の設定状態をチェックした
結果に基づき、これらの切換スイッチ10の設定状態に
応じたベンダーMIDI変換テーブル15を参照して、
リニア変換部12により変換されたリニア値を、図3
(b)や図4(b)に例示するベンダーMIDI値に変
換するものである。
ベンダーMIDI変換部13は、CPU1が奏法切換ス
イッチ10や図示しない音程の設定状態をチェックした
結果に基づき、これらの切換スイッチ10の設定状態に
応じたベンダーMIDI変換テーブル15を参照して、
リニア変換部12により変換されたリニア値を、図3
(b)や図4(b)に例示するベンダーMIDI値に変
換するものである。
【0036】2はRAMであり、該RAM2はCPU1
の作業用領域、当該電子鍵盤楽器を制御するための各種
テーブル、レジスタ、フラグ等が定義されている。ま
た、このRAM2には各種のステータス情報を記憶する
領域が設けられている。
の作業用領域、当該電子鍵盤楽器を制御するための各種
テーブル、レジスタ、フラグ等が定義されている。ま
た、このRAM2には各種のステータス情報を記憶する
領域が設けられている。
【0037】3はROMであり、該ROM3は当該電子
鍵盤楽器全体を制御するプログラムを格納するものであ
る。さらに、該ROM3には、上記制御プログラムの
他、CPU1が使用する種々の固定データが記憶されて
おり、CPU1により、システムバスを介してアクセス
される。
鍵盤楽器全体を制御するプログラムを格納するものであ
る。さらに、該ROM3には、上記制御プログラムの
他、CPU1が使用する種々の固定データが記憶されて
おり、CPU1により、システムバスを介してアクセス
される。
【0038】なお、該ROM3には、検出値をリニア値
に変換する際に参照されるリニア変換テーブル14、及
び、リニア値を奏法切換スイッチ10の設定状態に応じ
たベンダーMIDI値に変換する際に参照されるベンダ
ーMIDI変換テーブル15が各機能毎に設けられてい
る。
に変換する際に参照されるリニア変換テーブル14、及
び、リニア値を奏法切換スイッチ10の設定状態に応じ
たベンダーMIDI値に変換する際に参照されるベンダ
ーMIDI変換テーブル15が各機能毎に設けられてい
る。
【0039】上記ベンダーMIDI変換テーブル15に
は、奏法切換スイッチ10や音程の設定可能な数に応じ
た数の離散的変換テーブルが用意されている。
は、奏法切換スイッチ10や音程の設定可能な数に応じ
た数の離散的変換テーブルが用意されている。
【0040】4はピッチベンダーであり、該ピッチベン
ダー4は演奏者の操作により、チョーキングやビブラー
ト、あるいはスライド奏法やレガート奏法における変化
を指示するものである。
ダー4は演奏者の操作により、チョーキングやビブラー
ト、あるいはスライド奏法やレガート奏法における変化
を指示するものである。
【0041】なお、奏法と音程の変化の組み合わせによ
る変化値は、各スイッチの組み合わせ毎のテーブルを個
別に設け、各スイッチの組み合わせに応じて該当するテ
ーブルからデータを読み取ることにより設定される。
る変化値は、各スイッチの組み合わせ毎のテーブルを個
別に設け、各スイッチの組み合わせに応じて該当するテ
ーブルからデータを読み取ることにより設定される。
【0042】なお、該ピッチベンダー4の操作量は、例
えば可変抵抗器を通じて電圧として検出されてリニア変
換部12に送られ、リニア変換部12がリニア変換テー
ブル14を読み取ることによりリニア値に変換される。
えば可変抵抗器を通じて電圧として検出されてリニア変
換部12に送られ、リニア変換部12がリニア変換テー
ブル14を読み取ることによりリニア値に変換される。
【0043】5は検出部であり、該検出部5はピッチベ
ンダー4の操作量を、例えば摺動抵抗を用いて電圧値と
して検出するものであり、検出結果はCPU1に送られ
る。
ンダー4の操作量を、例えば摺動抵抗を用いて電圧値と
して検出するものであり、検出結果はCPU1に送られ
る。
【0044】6は鍵盤であり、該鍵盤6は、複数のキー
と、これらキーの押鍵・離鍵に連動して開閉するキース
イッチからなり、鍵盤6の押鍵/離鍵動作は図示しない
鍵スキャン回路で検出される。
と、これらキーの押鍵・離鍵に連動して開閉するキース
イッチからなり、鍵盤6の押鍵/離鍵動作は図示しない
鍵スキャン回路で検出される。
【0045】なお、該鍵盤6上の鍵を押下することによ
り発音を指示された音は、上記ピッチベンダー4が操作
されることにより出力された音程変化が加えられること
により本発明の変化が与えられる。
り発音を指示された音は、上記ピッチベンダー4が操作
されることにより出力された音程変化が加えられること
により本発明の変化が与えられる。
【0046】7は操作パネル部であり、該操作パネル部
7には、電源スイッチの他、各種のスイッチが設けられ
ている。なお、本発明に関係するピッチベンダー4、奏
法切換スイッチ10、表示部9は、当該操作パネル部7
上の操作し易い位置に設けられる。
7には、電源スイッチの他、各種のスイッチが設けられ
ている。なお、本発明に関係するピッチベンダー4、奏
法切換スイッチ10、表示部9は、当該操作パネル部7
上の操作し易い位置に設けられる。
【0047】奏法切換スイッチ10はビブラートやクレ
ッシェンド等の連続的なテーブルを読み出すか、あるい
はスライド奏法やレガート等の離散的なテーブルを読み
出すかを切り換えるスイッチであり、該スイッチの設定
状態はパネルスキャンにより検出され、イベントバッフ
ァに一時記憶される。
ッシェンド等の連続的なテーブルを読み出すか、あるい
はスライド奏法やレガート等の離散的なテーブルを読み
出すかを切り換えるスイッチであり、該スイッチの設定
状態はパネルスキャンにより検出され、イベントバッフ
ァに一時記憶される。
【0048】音程の切換えは、音程の変化幅を、例えば
半音階にするのか1音階にするのか、または1オクター
ブにするのかを設定するものであり、音程切換え用のス
イッチを設ける。あるいは複数のキーの組み合わせで設
定するように構成する等の方法がある。
半音階にするのか1音階にするのか、または1オクター
ブにするのかを設定するものであり、音程切換え用のス
イッチを設ける。あるいは複数のキーの組み合わせで設
定するように構成する等の方法がある。
【0049】本実施例では、複数のキーの組み合わせで
設定するものとし、例えば、奏法切換スイッチ10を押
下しながらAキーを押下すれば半音、Bキーを押下した
場合は1音に設定され、Exitキーにより設定を終了する
ものとする。なお、読み出される変換テーブルは、奏法
スイッチの設定と該音程の設定によって決定される。
設定するものとし、例えば、奏法切換スイッチ10を押
下しながらAキーを押下すれば半音、Bキーを押下した
場合は1音に設定され、Exitキーにより設定を終了する
ものとする。なお、読み出される変換テーブルは、奏法
スイッチの設定と該音程の設定によって決定される。
【0050】8はMIDI出力部であり、該MIDI出
力部8は、キーオンに対応する情報(演奏情報)をMI
DI出力として、MIDIインタフェース回路を介して
外部装置に送出するものである。これにより、外部装置
で発音あるいは録音等が行われることになる。
力部8は、キーオンに対応する情報(演奏情報)をMI
DI出力として、MIDIインタフェース回路を介して
外部装置に送出するものである。これにより、外部装置
で発音あるいは録音等が行われることになる。
【0051】なお、本実施例は連続可変操作子としてピ
ッチベンダー4を使用した場合を例に説明しているが、
該連続可変操作子としてはホイール、スライダー、ボリ
ューム、エクスプレッションペダル、等を使用するよう
に構成してもよい。
ッチベンダー4を使用した場合を例に説明しているが、
該連続可変操作子としてはホイール、スライダー、ボリ
ューム、エクスプレッションペダル、等を使用するよう
に構成してもよい。
【0052】図2は連続可変操作子としてピッチベンダ
ー4を用いた場合の、本発明に係る電子鍵盤楽器の一部
の外観の一例を示す図である。
ー4を用いた場合の、本発明に係る電子鍵盤楽器の一部
の外観の一例を示す図である。
【0053】図において、4はピッチベンダーである。
該ピッチベンダー4とは、ハネ返りのピッチベンドホイ
ールのことであり、鍵を押下した状態で該ピッチベンダ
ー4を操作すると、ピッチベンダー4の操作量に応じて
発音している音の音程を変化させるものである。
該ピッチベンダー4とは、ハネ返りのピッチベンドホイ
ールのことであり、鍵を押下した状態で該ピッチベンダ
ー4を操作すると、ピッチベンダー4の操作量に応じて
発音している音の音程を変化させるものである。
【0054】10は奏法切換スイッチであり、本実施例
では単にオン/オフする簡単な構造でバイオリンのビブ
ラートとギターのスライド奏法を切り換えられる場合を
例に説明している。
では単にオン/オフする簡単な構造でバイオリンのビブ
ラートとギターのスライド奏法を切り換えられる場合を
例に説明している。
【0055】なお、例えば連続的変化としてビブラー
ト、クレッシェンド、チョーキング、離散的変化として
はスライド奏法、レガート奏法等、それぞれ複数の演奏
法を選択可能にするためには、各演奏法毎のテーブルを
用意するとともに、例えばロータリースイッチ、スライ
ドスイッチ等を用いて切換え可能にすればよい。
ト、クレッシェンド、チョーキング、離散的変化として
はスライド奏法、レガート奏法等、それぞれ複数の演奏
法を選択可能にするためには、各演奏法毎のテーブルを
用意するとともに、例えばロータリースイッチ、スライ
ドスイッチ等を用いて切換え可能にすればよい。
【0056】また、変化させる音程の設定は、専用の設
定用スイッチを設け、該専用のスイッチによりベンド幅
を設定するように構成してもよい。
定用スイッチを設け、該専用のスイッチによりベンド幅
を設定するように構成してもよい。
【0057】9は表示ランプであり、奏法切換スイッチ
10の近傍の見やすい位置に設けられ、スイッチの設定
状態を表示するものである。これらの表示ランプは点灯
によって表示する。あるいは照度の切替えによって、ま
たは発色等によって表示するように構成してもよい。
10の近傍の見やすい位置に設けられ、スイッチの設定
状態を表示するものである。これらの表示ランプは点灯
によって表示する。あるいは照度の切替えによって、ま
たは発色等によって表示するように構成してもよい。
【0058】図3は、従来から用いられている連続的な
ベンダーMIDI変換テーブル15を、図4は、離散的
なベンダーMIDI変換テーブル15を説明する図であ
る。図3の連続的なテーブルについては従来技術で説明
したので、図4について説明する。
ベンダーMIDI変換テーブル15を、図4は、離散的
なベンダーMIDI変換テーブル15を説明する図であ
る。図3の連続的なテーブルについては従来技術で説明
したので、図4について説明する。
【0059】図4(a)は、検出部5がピッチベンダー
4の操作量に応じて検出したアナログ値を、リニア変換
部12がデジタルなリニア値に変換した際のデータの一
例である。図4(b)は、ベンダーMIDI変換部13
が、リニア値からベンダーMIDI値に変換する際に参
照するベンダーMIDI変換テーブル15のベンダーM
IDI値の一例である。
4の操作量に応じて検出したアナログ値を、リニア変換
部12がデジタルなリニア値に変換した際のデータの一
例である。図4(b)は、ベンダーMIDI変換部13
が、リニア値からベンダーMIDI値に変換する際に参
照するベンダーMIDI変換テーブル15のベンダーM
IDI値の一例である。
【0060】図3で説明したように、従来の電子鍵盤楽
器ではリニア値をベンダーMIDI値に変換する際に、
リニア値の増加に伴ってベンダーMIDI値も増加する
連続的な値に変換していた。
器ではリニア値をベンダーMIDI値に変換する際に、
リニア値の増加に伴ってベンダーMIDI値も増加する
連続的な値に変換していた。
【0061】しかしながら、離散的な変換テーブルにお
いては、例えば図4に示すように、リニア値00〜06
の範囲のベンダーMIDI値は0000、リニア値07
〜11の範囲のベンダーMIDI値は0500に設定さ
れている。
いては、例えば図4に示すように、リニア値00〜06
の範囲のベンダーMIDI値は0000、リニア値07
〜11の範囲のベンダーMIDI値は0500に設定さ
れている。
【0062】これにより、MIDI出力部8に与えられ
るベンダー値は離散的となり、例えば半音階毎の離散的
な音程変化が可能となる。しかも1つの鍵が押下されて
発音している際にピッチベンダー4により変更が加えら
れるので、音階が変わる毎に高次倍音を含むヘッドの部
分が発音されることはなく、スライド奏法やレガート奏
法が可能となる。
るベンダー値は離散的となり、例えば半音階毎の離散的
な音程変化が可能となる。しかも1つの鍵が押下されて
発音している際にピッチベンダー4により変更が加えら
れるので、音階が変わる毎に高次倍音を含むヘッドの部
分が発音されることはなく、スライド奏法やレガート奏
法が可能となる。
【0063】なお、本発明の音程変化を半音ごとにする
か、1音ごとにするかは、該ベンダーMIDI変換テー
ブル15の階段状のデータのステップを調節することに
より行われる。
か、1音ごとにするかは、該ベンダーMIDI変換テー
ブル15の階段状のデータのステップを調節することに
より行われる。
【0064】次に、図5のブロック図を参照しながらピ
ッチベンダー4の操作量の検出に伴うベンダーMIDI
値生成過程について説明する。
ッチベンダー4の操作量の検出に伴うベンダーMIDI
値生成過程について説明する。
【0065】演奏間、ピッチベンダー4が操作される
と、可変抵抗器22により検出されたピッチベンダー4
の操作量を示す電圧値がCPU1に送られる。
と、可変抵抗器22により検出されたピッチベンダー4
の操作量を示す電圧値がCPU1に送られる。
【0066】CPU1のリニア変換部12は、送られた
電圧値に基づいてリニア変換テーブル14を参照して、
ピッチベンダー4の操作量をリニア値に変換し、これを
CPU1に送る。
電圧値に基づいてリニア変換テーブル14を参照して、
ピッチベンダー4の操作量をリニア値に変換し、これを
CPU1に送る。
【0067】CPU1は、イベントバッファをチェック
して奏法切換スイッチ10及び音程の変化幅を調べ、こ
れをベンダーMIDI変換部13に送る。
して奏法切換スイッチ10及び音程の変化幅を調べ、こ
れをベンダーMIDI変換部13に送る。
【0068】ベンダーMIDI変換部13は、これに基
づきベンダーMIDI変換テーブル15から所定のテー
ブルを選択し、リニア値をベンダーMIDI値に変換す
る。
づきベンダーMIDI変換テーブル15から所定のテー
ブルを選択し、リニア値をベンダーMIDI値に変換す
る。
【0069】この際、参照されるベンダーMIDI変換
テーブル15には、演奏したい奏法や音程に適したテー
ブル、即ち、スライド奏法やレガート奏法に適したテー
ブルが設けられている。
テーブル15には、演奏したい奏法や音程に適したテー
ブル、即ち、スライド奏法やレガート奏法に適したテー
ブルが設けられている。
【0070】変換され出力されたベンダーMIDI値
は、MIDI出力部8を通じて、外部のMIDI装置に
送られる。MIDI装置は、電子鍵盤楽器から送られた
押鍵情報、即ち、MIDI出力値に該ベンダーMIDI
値を増加減して発音する。
は、MIDI出力部8を通じて、外部のMIDI装置に
送られる。MIDI装置は、電子鍵盤楽器から送られた
押鍵情報、即ち、MIDI出力値に該ベンダーMIDI
値を増加減して発音する。
【0071】これにより、鍵の押下によって入力された
MIDI出力値が発音されている間にピッチベンダー4
が操作されると、該ピッチベンダー4の操作量に応じた
ベンダーMIDI値がMIDI出力情報に加算され、半
音ごとの変化が可能となる。
MIDI出力値が発音されている間にピッチベンダー4
が操作されると、該ピッチベンダー4の操作量に応じた
ベンダーMIDI値がMIDI出力情報に加算され、半
音ごとの変化が可能となる。
【0072】なお、本実施例は検出部5に可変抵抗器を
用いた場合を例に説明したが、検出手段はこれに限定さ
れるものではなく、操作量を例えばセンサー等で計測す
るように構成してもよい。
用いた場合を例に説明したが、検出手段はこれに限定さ
れるものではなく、操作量を例えばセンサー等で計測す
るように構成してもよい。
【0073】また、本実施例は半音毎に変化させる場合
を例に説明したが、ベンダーMIDI変換テーブルのデ
ータの構成によっては、1音単位、あるいはオクターブ
単位に変化させるように構成することも可能である。
を例に説明したが、ベンダーMIDI変換テーブルのデ
ータの構成によっては、1音単位、あるいはオクターブ
単位に変化させるように構成することも可能である。
【0074】図6(a)は奏法切換スイッチ10がオフ
の際のMIDI出力の一例を、図6(b)は奏法切換ス
イッチ10がオンの際のMIDI出力の一例を説明する
図である。なお、本実施例ではMIDIアウトが3チャ
ンネルであり、C4がキーオンされたものとする。
の際のMIDI出力の一例を、図6(b)は奏法切換ス
イッチ10がオンの際のMIDI出力の一例を説明する
図である。なお、本実施例ではMIDIアウトが3チャ
ンネルであり、C4がキーオンされたものとする。
【0075】先ず、図6(a)を参照しながら奏法切換
スイッチ10がオフの場合のMIDI出力について説明
する。
スイッチ10がオフの場合のMIDI出力について説明
する。
【0076】図中、「B2 65 02,B2 64
00」における「B」はコントロールチェンジを示すも
のであり「B2」の「2」は使用チャンネルが3チャン
ネルであることを示している。
00」における「B」はコントロールチェンジを示すも
のであり「B2」の「2」は使用チャンネルが3チャン
ネルであることを示している。
【0077】図中、「65」及び「64」はピッチベン
ドを変えることを示しており、「02」は2半音である
ことを示しており、これにより奏法スイッチがオフされ
ることによりベンド幅が2半音に変更されたことを示し
ている。
ドを変えることを示しており、「02」は2半音である
ことを示しており、これにより奏法スイッチがオフされ
ることによりベンド幅が2半音に変更されたことを示し
ている。
【0078】図中、「92 3C 40」における
「9」はノートオンを、「2」は3チャンネルを、「3
C」はノートオンがC4であることを、「40」はベロ
シティ値を示しており、これにより鍵C4がキーオンさ
れたことが伝えられる。
「9」はノートオンを、「2」は3チャンネルを、「3
C」はノートオンがC4であることを、「40」はベロ
シティ値を示しており、これにより鍵C4がキーオンさ
れたことが伝えられる。
【0079】図中、次の「E2 00 44,E2 0
0 48,E2 00 40」における「E」はベンダ
ーであることを示しており、「E2」の「2」は3チャ
ンネルであることを示しており、「44、48、40」
は、連続的なベンダーMIDI値を示している。
0 48,E2 00 40」における「E」はベンダ
ーであることを示しており、「E2」の「2」は3チャ
ンネルであることを示しており、「44、48、40」
は、連続的なベンダーMIDI値を示している。
【0080】図中、次の、「82 3C 40」はキー
オフを示しており、これにより連続的なベンダーMID
I値は連続的な値としてMIDI装置に伝えられる。
オフを示しており、これにより連続的なベンダーMID
I値は連続的な値としてMIDI装置に伝えられる。
【0081】次に、図6(b)を参照しながら奏法切換
スイッチ10がオン、即ち、離散的出力の場合のMID
I出力について説明する。
スイッチ10がオン、即ち、離散的出力の場合のMID
I出力について説明する。
【0082】図中、「B2 65 0C,B2 64
00」における「B」は、連続的変化の場合と同様にコ
ントロールチェンジを示すものであり「B2」の「2」
は使用チャンネルが3であることを示している。
00」における「B」は、連続的変化の場合と同様にコ
ントロールチェンジを示すものであり「B2」の「2」
は使用チャンネルが3であることを示している。
【0083】図中、「65、64」でピッチベンドを変
えることを示しており、「0C」は12半音であること
を示している。これにより奏法切換スイッチ10がオン
されることによりベンド幅が12半音に変更されたこと
を示している。
えることを示しており、「0C」は12半音であること
を示している。これにより奏法切換スイッチ10がオン
されることによりベンド幅が12半音に変更されたこと
を示している。
【0084】図中、「92 3C 40」における
「9」はノートオンを、「2」は3チャンネルを使用す
ることを、「3C」はノートオンが鍵C4であること
を、「40」はベロシティ値を示しており、これにより
C4がキーオンされたことが伝えられる。
「9」はノートオンを、「2」は3チャンネルを使用す
ることを、「3C」はノートオンが鍵C4であること
を、「40」はベロシティ値を示しており、これにより
C4がキーオンされたことが伝えられる。
【0085】図中、次の「E2 00 52,E2 0
0 64,E2 00 40」における「E」はベンダ
ーであることを示しており、「E2」の「2」は3チャ
ンネルであることを示しており、「52、64、40」
は、離散的なベンダーMIDI値を示している。
0 64,E2 00 40」における「E」はベンダ
ーであることを示しており、「E2」の「2」は3チャ
ンネルであることを示しており、「52、64、40」
は、離散的なベンダーMIDI値を示している。
【0086】図中、次の、「82 3C 40」はキー
オフを示しており、これにより離散的なベンダーMID
I出力としてMIDI装置に伝えられる。
オフを示しており、これにより離散的なベンダーMID
I出力としてMIDI装置に伝えられる。
【0087】このようにして、本発明によれば、奏法切
換スイッチ10の操作及びそれにともなうベンダーMI
DI値はMIDI装置に伝えられる。
換スイッチ10の操作及びそれにともなうベンダーMI
DI値はMIDI装置に伝えられる。
【0088】次に、上記の構成における本発明の実施例
の動作について説明する。図7は本発明の電子鍵盤楽器
の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
の動作について説明する。図7は本発明の電子鍵盤楽器
の動作を示すメインルーチンのフローチャートである。
【0089】電源の投入や図示しないリセットスイッチ
が押下されることにより、先ず初期化処理を行う(ステ
ップS11)。この初期化処理は、電子鍵盤楽器の内部
状態を初期状態に設定して電源投入時に不要な音が発生
されるのを防止したり、RAM2の作業用領域をクリア
したり、レジスタ、フラグ、音量、音色等のデータを初
期設定する処理である。
が押下されることにより、先ず初期化処理を行う(ステ
ップS11)。この初期化処理は、電子鍵盤楽器の内部
状態を初期状態に設定して電源投入時に不要な音が発生
されるのを防止したり、RAM2の作業用領域をクリア
したり、レジスタ、フラグ、音量、音色等のデータを初
期設定する処理である。
【0090】なお、例えば、奏法切換スイッチ10を押
下しながらAキーを押下して半音に、また、Bキーを押
下して1音に設定する音程の設定は、該初期化処理の段
階で実施される。
下しながらAキーを押下して半音に、また、Bキーを押
下して1音に設定する音程の設定は、該初期化処理の段
階で実施される。
【0091】次いで、鍵盤スキャン処理を行う(ステッ
プS12)。この鍵盤スキャン処理は、鍵盤6のキーの
押鍵/離鍵に伴なうデータを取り込みRAM2の所定の
領域に記憶させる処理であり、この記憶されたデータは
所定のタイミングになるとMIDI装置に送られ、後に
行なわれる発音処理に用いられる。
プS12)。この鍵盤スキャン処理は、鍵盤6のキーの
押鍵/離鍵に伴なうデータを取り込みRAM2の所定の
領域に記憶させる処理であり、この記憶されたデータは
所定のタイミングになるとMIDI装置に送られ、後に
行なわれる発音処理に用いられる。
【0092】次いで、パネルスキャン処理が行なわれる
(ステップS13)。このパネルスキャン処理は、スイ
ッチスキャン処理でイベントのあったスイッチに対応す
る処理を行うものである。
(ステップS13)。このパネルスキャン処理は、スイ
ッチスキャン処理でイベントのあったスイッチに対応す
る処理を行うものである。
【0093】例えば、音色選択スイッチ、リズム選択ス
イッチ、音量コントロールスイッチ等の操作に応じて、
それぞれ、音色変更処理、リズム変更処理、音量コント
ロール処理等が行われる。
イッチ、音量コントロールスイッチ等の操作に応じて、
それぞれ、音色変更処理、リズム変更処理、音量コント
ロール処理等が行われる。
【0094】次いで、奏法切換スイッチ10の操作が行
われたか否かが調べられる(ステップS14)。操作さ
れていない場合は、何も処理する必要はないので、その
ままスキップして、ステップS18に分岐する。
われたか否かが調べられる(ステップS14)。操作さ
れていない場合は、何も処理する必要はないので、その
ままスキップして、ステップS18に分岐する。
【0095】一方、奏法切換スイッチ10の操作が行わ
れた場合は、次いで、奏法切換スイッチ10はオンか否
かが調べられる(ステップS15)。オンの場合はベン
ド幅の設定が12半音であるので、該12半音の設定に
基づくMIDI値を出力する。
れた場合は、次いで、奏法切換スイッチ10はオンか否
かが調べられる(ステップS15)。オンの場合はベン
ド幅の設定が12半音であるので、該12半音の設定に
基づくMIDI値を出力する。
【0096】一方、奏法切換スイッチ10の設定がオフ
の場合はベンド幅の設定が2半音であるので、該2半音
の設定に基づくMIDI値を出力する。これにより、ピ
ッチベンダー4が操作されていない場合にも、奏法切換
スイッチ10の操作に応じたベンド幅の設定に基づく出
力が行われる。
の場合はベンド幅の設定が2半音であるので、該2半音
の設定に基づくMIDI値を出力する。これにより、ピ
ッチベンダー4が操作されていない場合にも、奏法切換
スイッチ10の操作に応じたベンド幅の設定に基づく出
力が行われる。
【0097】次いで、ベンダー処理が行われる(ステッ
プS18)。ベンダー処理は、ピッチベンダー4の操作
により生成されたリニア値をベンダーMIDI値に変換
する処理であり、細部は図8で説明する。
プS18)。ベンダー処理は、ピッチベンダー4の操作
により生成されたリニア値をベンダーMIDI値に変換
する処理であり、細部は図8で説明する。
【0098】続いて、その他の処理を行う(ステップS
19)。即ち、上記ステップS12の鍵盤スキャン処理
や、ステップS13のパネルスキャン処理で得られたM
IDI出力、及びベンダー処理の結果がMIDI装置に
送られ、MIDI装置で楽音データが生成され、発音ま
たは録音等が行われる。
19)。即ち、上記ステップS12の鍵盤スキャン処理
や、ステップS13のパネルスキャン処理で得られたM
IDI出力、及びベンダー処理の結果がMIDI装置に
送られ、MIDI装置で楽音データが生成され、発音ま
たは録音等が行われる。
【0099】ステップS15のその他の処理が終了する
とステップS12へ戻り、更に次の処理が繰り返され
る。
とステップS12へ戻り、更に次の処理が繰り返され
る。
【0100】このように、メインルーチンの各ステップ
の動作を繰り返して実行することにより、鍵盤6の操
作、並びに操作パネル7の操作に応じて、当該電子鍵盤
楽器で所望の演奏が行われることになる。
の動作を繰り返して実行することにより、鍵盤6の操
作、並びに操作パネル7の操作に応じて、当該電子鍵盤
楽器で所望の演奏が行われることになる。
【0101】次に、図8を参照しながら、図7のステッ
プS14のベンダー処理について説明する。
プS14のベンダー処理について説明する。
【0102】ベンダー処理では、先ずピッチベンダー4
が操作されたか否かが調べられる(ステップS21)。
これはCPU1がRAM2の所定領域のピッチベンダー
4の操作を示すフラグを調べることにより判断される。
なお該フラグについては図9で説明する。
が操作されたか否かが調べられる(ステップS21)。
これはCPU1がRAM2の所定領域のピッチベンダー
4の操作を示すフラグを調べることにより判断される。
なお該フラグについては図9で説明する。
【0103】上記ステップS21でフラグがオフの場合
はピッチベンダー4は操作されていないのでベンダー処
理は必要ない。従って分岐してメインルーチンに戻る。
はピッチベンダー4は操作されていないのでベンダー処
理は必要ない。従って分岐してメインルーチンに戻る。
【0104】一方、ステップS21でフラグがオン、即
ち、ピッチベンダー4が操作されている場合は、続い
て、奏法切換スイッチ10がオンであるか否かが調べら
れる(ステップS22)。
ち、ピッチベンダー4が操作されている場合は、続い
て、奏法切換スイッチ10がオンであるか否かが調べら
れる(ステップS22)。
【0105】奏法切換スイッチ10がオンの場合はスラ
イド奏法、即ち離散的データによる処理であるので、ベ
ンダーMIDIテーブル15の離散的テーブルよりデー
タを読み出しリニア値をベンダーMIDI値に変換する
(ステップS23)。
イド奏法、即ち離散的データによる処理であるので、ベ
ンダーMIDIテーブル15の離散的テーブルよりデー
タを読み出しリニア値をベンダーMIDI値に変換する
(ステップS23)。
【0106】続いて、ベンダーMIDI値を出力する
(ステップS24)。これにより、押鍵により発音され
ている音に離散的なベンダーMIDI値が加えられるの
で、発音中に、例えば半音ごとの音程変化が加えられこ
とになる。
(ステップS24)。これにより、押鍵により発音され
ている音に離散的なベンダーMIDI値が加えられるの
で、発音中に、例えば半音ごとの音程変化が加えられこ
とになる。
【0107】上記ステップS22で奏法切換スイッチ1
0がオフの場合には、ビブラートによる演奏、即ち連続
的データによる処理であるので、ベンダーMIDIテー
ブル15の連続的テーブルよりデータを読み出しリニア
値をベンダーMIDI値に変換する(ステップS2
5)。
0がオフの場合には、ビブラートによる演奏、即ち連続
的データによる処理であるので、ベンダーMIDIテー
ブル15の連続的テーブルよりデータを読み出しリニア
値をベンダーMIDI値に変換する(ステップS2
5)。
【0108】続いて、ベンダーMIDI値をMIDI出
力する(ステップS26)。これにより、奏法切換スイ
ッチ10の設定に応じた演奏が可能になる。
力する(ステップS26)。これにより、奏法切換スイ
ッチ10の設定に応じた演奏が可能になる。
【0109】図9は、ピッチベンダー4が操作された際
のタイマー割込みの動作を説明する図である。
のタイマー割込みの動作を説明する図である。
【0110】図示しないタイマーが所定時間の計時を行
うとCPU1に割り込み信号が送られ、タイマー割り込
み処理が行われる。タイイマー割り込みでは、先ず操作
されたピッチベンダー4の操作量のリニア値への変換が
行われる(ステップS31)。
うとCPU1に割り込み信号が送られ、タイマー割り込
み処理が行われる。タイイマー割り込みでは、先ず操作
されたピッチベンダー4の操作量のリニア値への変換が
行われる(ステップS31)。
【0111】即ち、操作されたピッチベンダー4の操作
量が例えば電圧で検出され、検出された電圧はCPU1
のリニア変換部12が、リニア変換テーブル14を参照
してリニア値に変換する。
量が例えば電圧で検出され、検出された電圧はCPU1
のリニア変換部12が、リニア変換テーブル14を参照
してリニア値に変換する。
【0112】次いで、前回検出されRAM2の所定の領
域に記憶されている前回のリニア値と今回検出されたリ
ニア値が比較される(ステップS32)。
域に記憶されている前回のリニア値と今回検出されたリ
ニア値が比較される(ステップS32)。
【0113】比較の結果、前回のリニア値と同じである
場合は、ピッチベンダー4は操作されていないので、R
AM2の所定の領域のイベント発生フラグをオフして
(ステップS35)、メインルーチンに戻る。
場合は、ピッチベンダー4は操作されていないので、R
AM2の所定の領域のイベント発生フラグをオフして
(ステップS35)、メインルーチンに戻る。
【0114】一方、比較の結果、値が異なる場合はピッ
チベンダー4が操作されているので、検出されたリニア
値を、前回のリニア値の記憶されている領域に上書きす
る(ステップS33)。
チベンダー4が操作されているので、検出されたリニア
値を、前回のリニア値の記憶されている領域に上書きす
る(ステップS33)。
【0115】次いで、ピッチベンダー4が操作されたこ
とを示すイベント発生フラグをRAM2の所定の領域に
立てて(ステップS34)、メインルーチンに戻り、所
定の処理が行われる。
とを示すイベント発生フラグをRAM2の所定の領域に
立てて(ステップS34)、メインルーチンに戻り、所
定の処理が行われる。
【0116】これにより、ピッチベンダー4の操作状態
は常に更新され、その結果はフラグで表示され、ベンダ
ー処理は該フラグをチェックすることにより行われる。
は常に更新され、その結果はフラグで表示され、ベンダ
ー処理は該フラグをチェックすることにより行われる。
【0117】このように、本発明によれば、奏法切換ス
イッチ10がオンであれば、例えばレガート奏法のよう
な離散的な音程変化が、オフであればビブラートのよう
な連続的な音程変化が演奏でき、しかも演奏間に切り換
え可能であるので、異なる奏法を混在させながら演奏で
きる。
イッチ10がオンであれば、例えばレガート奏法のよう
な離散的な音程変化が、オフであればビブラートのよう
な連続的な音程変化が演奏でき、しかも演奏間に切り換
え可能であるので、異なる奏法を混在させながら演奏で
きる。
【0118】また、図2に例示するように、奏法切換ス
イッチ10の近傍に表示ランプ9を設け、これらのスイ
ッチが押下された際に点灯させることにより、視覚によ
り効果の設定状態を容易に確認可能となる。
イッチ10の近傍に表示ランプ9を設け、これらのスイ
ッチが押下された際に点灯させることにより、視覚によ
り効果の設定状態を容易に確認可能となる。
【0119】なお、本実施例ではピッチベンダー4の操
作量に応じて所定の機能を選択する場合を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ピッチベ
ンダー4の操作位置あるいは操作速度に応じて機能を選
択するように構成してもよい。
作量に応じて所定の機能を選択する場合を例に説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ピッチベ
ンダー4の操作位置あるいは操作速度に応じて機能を選
択するように構成してもよい。
【0120】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればベ
ンダーMIDI変換テーブルを、スライド奏法やレガー
ト奏法等の各演奏条件に応じて設け、切換スイッチによ
り読み出されるテーブルを切り換える簡単な構造で、自
然楽器に近いスライド奏法やレガート奏法の演奏が可能
になる。
ンダーMIDI変換テーブルを、スライド奏法やレガー
ト奏法等の各演奏条件に応じて設け、切換スイッチによ
り読み出されるテーブルを切り換える簡単な構造で、自
然楽器に近いスライド奏法やレガート奏法の演奏が可能
になる。
【0121】また、スイッチ操作により、演奏間、自由
に奏法や変化させる音階等を切り換えられるので、幅広
い演奏の可能な電子鍵盤楽器を提供できる。
に奏法や変化させる音階等を切り換えられるので、幅広
い演奏の可能な電子鍵盤楽器を提供できる。
【図1】本発明に係る電子鍵盤楽器の全体的な構成を示
す概略ブロック図である。
す概略ブロック図である。
【図2】本発明の電子鍵盤楽器の要部の配置を説明する
外観図である。
外観図である。
【図3】連続的なベンダーMIDI変換テーブルの構成
を説明する図である。
を説明する図である。
【図4】離散的なベンダーMIDI変換テーブルの構成
を説明する図である。
を説明する図である。
【図5】本実施例の電子鍵盤楽器の機能構成を説明する
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】奏法スイッチの設定に応じて送られるデータの
構成を説明する図である。
構成を説明する図である。
【図7】本発明の実施例の動作を説明するメインフロー
チャトである。
チャトである。
【図8】ベンダー処理の動作を説明するフローチャート
である。
である。
【図9】タイマー割り込み処理を説明するフローチャー
トである。
トである。
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 ピッチベンダー(連続可変操作子) 5 検出部(検出手段) 6 鍵盤 7 操作パネル 8 MIDI出力部 9 表示部(表示手段) 10 奏法切換スイッチ(機能割当手段) 12 リニア変換部(リニア変換手段) 13 ベンダーMIDI変換部(ベンダーMIDI変
換手段) 14 リニア変換テーブル 15 ベンダーMIDI変換テーブル
換手段) 14 リニア変換テーブル 15 ベンダーMIDI変換テーブル
Claims (6)
- 【請求項1】 連続可変操作子を有する電子鍵盤楽器に
おいて、 前記連続可変操作子への機能割り当てを行う機能割当手
段と、 前記連続可変操作子の操作量を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出した連続可変操作子の操作量をリニ
ア値に変換するリニア変換手段と、 前記リニア変換手段が操作量をリニア値に変換する際に
参照するリニア変換テーブルと、 前記リニア変換手段により変換されたリニア値をベンダ
ーMIDI値に変換するベンダーMIDI変換手段と、 前記ベンダーMIDI変換手段が、リニア値をベンダー
MIDI値に変換する際に参照するベンダーMIDI変
換テーブルと、を有し、 前記ベンダーMIDI変換テーブルは、前記機能割当手
段の操作により連続可変操作子に割り当てられる各機能
ごとにベンダーMIDI値を記憶し、連続可変操作子に
割り当てられた機能に応じてベンダーMIDI変換手段
により読み出されることを特徴とする電子鍵盤楽器。 - 【請求項2】 前記機能割当手段は、奏法に応じた切換
え機能を有し、ベンダーMIDI変換テーブルは、奏法
に応じた連続的変換テーブルと、離散的変換テーブルを
有することを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器。 - 【請求項3】 前記機能割当手段は、奏法に応じた切換
え機能に加えて、該奏法ごとに変換される音程幅を設定
する機能を有し、前記離散的な変換テーブルは、各奏法
において指定される各音程幅ごとの変換テーブルを有す
ることを特徴とする請求項1乃至2記載の電子鍵盤楽
器。 - 【請求項4】 前記離散的な変換テーブルは、各奏法に
おいて半音ごとの変換を可能にするように設定されてい
ることを特徴とする請求項2乃至3記載の電子鍵盤楽
器。 - 【請求項5】 前記機能割り当て手段による連続可変操
作子への機能割り当て状況を表示する表示手段を有する
ことを特徴とする請求項1乃至4記載の電子鍵盤楽器。 - 【請求項6】 前記連続可変操作子はピッチベンダーで
あることを特徴とする請求項1乃至5記載の電子鍵盤楽
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213942A JPH0944151A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7213942A JPH0944151A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子鍵盤楽器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0944151A true JPH0944151A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16647605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7213942A Pending JPH0944151A (ja) | 1995-08-01 | 1995-08-01 | 電子鍵盤楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0944151A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002140070A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Atr Media Integration & Communications Res Lab | 音楽コミュニケーション装置 |
JP2010231027A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Yamaha Corp | 電子音楽装置 |
-
1995
- 1995-08-01 JP JP7213942A patent/JPH0944151A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002140070A (ja) * | 2000-10-31 | 2002-05-17 | Atr Media Integration & Communications Res Lab | 音楽コミュニケーション装置 |
JP2010231027A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Yamaha Corp | 電子音楽装置 |
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